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父の選挙出馬

アジアンタム_ 溝のアジアンタム

秋晴れの日が続き暑い夏に草臥れて居た草木も元気を取り戻して生き生きしてきた^^。先月家の前の溝に地下水が流れ蟹が棲んで居るとお知らせしたが、実はこの溝には観葉植物のアジアンタムまで繁茂して居る^^。此の写真をご覧になって驚かれたと思うが、うちの事務所のアジアンタムの胞子が窓から飛んでいったものか溝で自生し更に又胞子が他の溝に飛んでいったようだ。地下水の温度が18度と一定なのも彼等の好感を得ているのだろう。居間の鉢植えを溝の観葉植物で間に合わされたらホ-ムセンターも商売あがったり迷惑だろうね。
垂水には地名からして瑞ヶ丘、瑞穂通等水に纏わるものが多いがそれは昔は池だらけだって湧き水の多い所だった。近隣にはマンション建設のため地上げした土地が湧き水が多くてどうにもならず建て売り住宅にせざるを得なかった処も少なくない。うちの事務所など崖下で水が押し寄せるとこだし、池の上に浮いているようなもので基礎にはビニールを敷き詰めて建てたから地震が来てもゆらゆらとボートのようなもので倒れ難いのではないかと思って居る^^。

三日前の10月8日は亡き父のの誕生日だった。先週お約束した我が家の選挙のことだが、68年も前になる終戦後初めての選挙が昭和22年に行われ、私の父は得意先である神姫自動車の推薦で国民協同党の公認候補として県会議員に打って出て敗北した。此は父が死ぬまで唯一後悔し続けたことであったが、その原因は直前に戦後初の姫路市会議員選挙が行われ、疎開先であった姫路市白国の村長が立候補し、父は弁論の原稿を作ったり応援演説などをして彼を当選させたことが、堅実をモットーにした父の人生行路を狂わせた。あのドン百姓が市会議員なら自分は県議に成れない筈がないと思い込んだのが大きな誤りで、選挙は教養でも知識でも品性でもなく、カネさえあれば良いことを承知しなかったことだ、金を使わない選挙であっても選挙に要した資金は父の財産の大半である18万円もの巨額であり、当時大型トラック1台の値段だったと聞いたが物資のないときだったし、サラリーマンの給与が500円もしなかった頃(大工さんが日当25円だと威張っていた)だから現在の価値にして5000万円位ではなかったかと思う。
選挙事務所の東呉服町は自宅の花影町から近かったので小学生の私など事務所の人達には邪魔者なのを気付かず何か役に立とうと学校帰りにずっと通って居た、其処でいろいろな社会勉強をした。
事務所は昼と夜二回米を大釜で炊いて塩味のオムスビを作るが幾ら作っても直ぐ無くなってしまう、見ていると知らない人が一杯来てオムスビを食べて居る。咎めると運動員の誰それの従兄弟だとか言ってしらばっくれるが貴重な一票だから怒りもできずに父は困って居た。追い返しても次の日にもきてチャンと食べて居る。当時は食糧難でヤミ米が買えずに誰も日なか飢えている時代だったからオムスビの値打ちは現在と全く異なる異次元での価値の高いものだったのだ。
選挙の看板は白くて分厚い布製だったが触るとトゲトゲした繊維が指に幾つも刺さって不快だったが今思うとあれが悪名高いアスベストだったんだと思う。又、事務所へ知らない人が来て入口で倒れて泡を噴いた、テンカンだと誰かが言って額に草履を裏返して載せたり、泡に触れるとテンカンが移るとか大騒ぎで一時事務所の人が居なくなってしまったこともあった。
国民協同党なんて知らない人が多いと思うが、此の党は中道政党として昭和22年に発足し後の首相三木武夫が書記長(のちに中央委員長)で同年4月の選挙で衆議院31名参議院10名を当選させて、民主自由党(当時は自由民主党とは言わなかった)及び社会党と連立内閣を組み片山哲内閣、芦田均内閣を続いて発足させそれぞれに二人の大臣を出し連立内閣の一翼を担ったのだが、今思うに終戦後の混乱当時の姫路市民は新聞など読まず政党意識など全くなく、地域の長(おさ)の言いなりだったから国民協同党の公認候補と言ってもお金が出るわけでも無し勿論組織票など一票も貰えなかったから父の思惑は外れ落選して当然だったんだ。68年前の出来事だったが、人間の名誉欲は麻疹(はしか)のようなものだから、名誉欲の権化だった父が財産の少ない早い時期に選挙と金について気が付いてくれて良かったと思う。

日経新聞「こころの玉手箱」で84年五輪金メダリスト山下泰裕が書かれて居た。彼は現役を引退したとき指導者としてゼロからのスタートだったが、一指導者としての山下を見て貰いたいとの思いは悉く裏切られ、常に彼には五輪優勝と国民栄誉賞が付きまとって離れず極めて不本意だったそうだ。そうだよね、若い頃に一度栄光に輝いた人はそれ以上の栄光を求めるのは無理なんだ。頂点に立てば後は下りしかないのが人生だ。何時まで経っても過去の有名人としてしか生きて行けないのは山下さんも辛いだろうがそれが世の倣いだ、99.9%の人が一度だって栄光に輝いたことがないんだから山下さんも我慢しないと…、世間では現在山下さんが東海大学の副学長になれたのは本人以外は誰もが五輪優勝と国民栄誉賞のお陰だと思って居るのではないだろうか。

川内原発再稼働については「トイレのないマンション」と謂われているそうだ(^^)。そうだよね、核廃棄物の処分地も決まっていないのに平然と稼働したんだもんな(>_<)。
地震学者は関東地方の地震については全く予知できないと謂っているが東京電力は「予知できる」と言い切った。東京電力は何時から地震学者になったの?

ノーベル賞を受賞された大村智さんって私と同じ歳だから同じ世代を生きてきた人だ、此までのノーベル賞受賞者と全く違って、通り過ぎて来たた時代のせいもあるけど世間に名もない地元の大学を出て夜間高校の先生をしながら私学である東京理科大の大学院生として勉強して研究者になられたなんて雑草のような逞しい人でメチャ偉いね^^。
我が国の受賞者の殆どが東京大学乃至京都大学或いは名古屋大学に属して居るから大村さんのような方は希有だ^^。
処でノーベル賞も基金が涸渇したとか聞くが、賞が二人三人と小分けされる賞金も一人当たり少なくなるようだが、ダイナマイトができて150年が経つがもうお金がないのと違うかしら?

南京大虐殺なんて荒唐無稽なでっち上げが中国の陰謀でユネスコの文化遺産に登録されるとか…(>_<)。ユネスコとはUnited Nations Educational, Scientific & Cultural Organization だがこれでは余りにも uncultural だ。南京大虐殺が載るのならヒロシマが載らない理由を言って見ろよ、どうなんだ!

先週の書けないけど読みたい漢字
湖畔の道を漫(そぞ)ろに歩く

今週の書けないけど読みたい漢字
貴重な時間を(漫)りに過ごすな

マイナンバーの功罪

彼岸花 彼岸花2

お彼岸が近づきうちの庭でも恒例の彼岸花が忘れないで蕾をつけた。植物は季節を絶対に忘れないから偉い、温暖化でも酷暑でも冷夏でもお彼岸を憶えているのは地中の温度ではなく体内時計のせいだろうね。毎年この時季同じ書き出しと同じ写真でゴメンm(_ _)m。お詫びにもう一つご近所の白い(クリーム色)の彼岸花もご紹介しましょう。「他所の花はキレイ…」だから、うちの花が貧弱で気が引けるけど花はさり気なく咲かすもので、「いっぱい咲かしてるう…」は私の性に合わぬとは負け惜しみだろうね。

カレンダーを眺めて驚いて居る。何時決まったのか今週は昨日を初日とする5連休だ(゚ロ゚)、休日の名称も種切れで国民の休日とか昔5月にあったのが今年から9月に鞍替えしたようだ(;;)、名前まで付いて居てシルバーウイークだなんて、寐たっきりや足腰弱くて外出も儘ならぬお年寄りを置き去りにして若者達が西から東に東から西にと大移動する敬老の日を小馬鹿にした名称だ!こんなに休みばかり作って政府は何が目的なんだろう、きっと国内の消費を活性化させるため観光地などに人を送り込みお金を沢山使って貰う算段だろうが、お金のない連中や遊びに行く人達の日常の生活用品を扱っている地元の商店街はどうなるのか政府は何も考えて居ない。我々貧乏人や地域に密着した小さなお店屋さんは税金を少ししか払って居ないから国民の数の内に入って居ないんだろう、お年寄りが医者に行きたくても全部休みだから緊急診療の病院名を新聞の片隅で捜すことになるし、たどり着けてもどこも超満員で余計躰の具合が悪くなりそうだ(;;)。うちのようなチッポケな事務所も就業規則には土日祝祭日は休みと書いてあるからモロにシルバーウイークの被害者となり愚息と親子二人だけで仕事を頑張ることになる。でも休みが多くなったからって今更60年前の日給月給(勤務日数×日給)にも戻れないよね。

57年も前のことになるが、加古川から通って来るMと言う女子職員が居た。彼女に1月の給料を渡したら「うち、家にお金入れなあかんし、小遣いあらへん」とぼやかれた(;;)、その頃高校卒業の女子の給与は20日〆の日額税込みの200円であり、1月は年末年始の休日があり勤務日数が20日しかなかったんだ。当時はエアコンもなかったし寒い冬も臭い石油ストーブが一つだけ、8時始まりで毎日9時10時の残業が常態だったから、お役所以外日本中の事業所がブラック企業だった。今の若い人達には考えられない就労環境だが何処もそうだったから誰も文句は言わず力を併せて懸命に働いた。だけどあの時労使が力を合わせて一所懸命頑張ったからこそその後我が国は高度成長期を迎えることができたのではないかと思う。

こうろぎ

二階の私の寝室と北側の崖との間に大根畑があり、その横に枯れ草が積み上げられている、どうやらその中で先月後半より夜な夜なエンマコオロギが良い声を聞かせてくれる。尾籠な話で恐縮だが夜小用に起きてもトイレの放水にコオロギが驚いて鳴くのを止めるので気を遣いトイレを流さないで一階からバケツに水を汲んできて音の出ないように流している(;;)。
先月のお盆頃50m位離れた近くの土手の上の叢(くさむら)でコオロギが沢山鳴いて居たのを知って居たが、近所から苦情が出て先月綺麗に草刈りが行われた。其処の残党だと思われるが遠路うちの畑の堆肥用の枯れ草を見付けて住処として夜な夜な鳴き続けているんだ。雨の中でも鳴いて居る、2週間以上棲みついているが鳴き続けているのは雌達が絶壁を下ってこの場所に辿り着くのを待って居るためだろうと思って居たら、先週ランタナの枝が延びて大根畑を浸蝕しているので少し刈り取って枯れ草の上に放ったらその音にビックリして枯れ草の下からエンマコオロギがカップルで飛び出した。夫婦が居ったんや。良かった^^、捉まえてバケツに入れスマホを取りに帰って撮影し元の枯れ草に帰してやった。それからも雄は毎日鳴き続けているが、ひょっとして相性が合わなかったか知らんと私は今日も少し不安に駆られている。

自然界では動物でも虫でも雄が雌に求愛するのが種族保存の本能だ、先日の日経夕刊「明日への話題」でホタルの求愛方法が書いてあった、雄は気に入った雌の傍に行ってピカピカと強い光を送り2分ほど繰り返すそうだ。雌はOKの場合は1回だけ光るが、気に入らない相手だと光を出さずにその儘歩いて他所へ行ってしまうとか…、飛んで行かないで歩いて行くところが面白い^^、ひょっとしたらもう一度来てくれたらピカしても良いよと焦らせて居るのかも…^^、振られたホタルの雄は仕方なく別の雌を捜すことになるようだが、雌は常に受動態であってもプロポーズの主役は間違いなく雌なんだ。

話は飛んで行くが、ホタルに限らず一度拒否するのは人間でも女性の良く取るポーズだが、最近の男達は一回断られると女が次を期待して待って居るのに気付かないで二度とノックしなくなったそうだ。女も安く見られたくないため一度位断った方が値打ちかあると思ったらそれきり男が言ってこなくなって失意し、もう一回アタックしてくれたらウンと言おうと思って居ても一回のノックで去って行くのではまるで宅配便だ。然も男は誰も歩かずに怯えたように走って逃げて行くばかりだそうだ。どうしてこんな変な世の中になったのだろう?
此まで女性がずっと主役で男が振られ続けてきた。此までは女は男が言い寄るのを待って居たのだがそのうち男が躊躇(ためら)って言わなくなったので今では仕方なく女から告白する時代になった。此は今の男が小さい時からTVゲームなど孤独と親しんだ結果人との触れ合いがなかったことが大きな原因で積極的に人に関わって来なかった結果微妙な女心が読めなくなったのだろう、♪イヤヨイヤヨは好きの内♪なんて都々逸があったが、今では野暮な草食男には微妙な女心は全く読めないんだな。少子化が進むのは人口減少ばかりかこんな処にまで原因が潜んで居たんだね(;;)。

食料品の増税を非課税にする消費税10%の導入は実務的に煩雑で経産省もそっぽを向いていたから先ず不可能だと思って居たが、政府は還付金なる奇策を持ち出して反撃に出た。実際還付を受けるには買い物時にマイナンバーカードを翳してポイントを取得し、インターネット等で税務署に申請して後日還付を受けることになるから実務的にお年寄りには可成りの難行苦行だろう。うちの近くにぼろっちい八百屋さんがあって時たま昔から知り合いのお年寄りが買い物に立ち寄っているのを見掛けるが、このお店だってカードを読み取る端末がないとお年寄りだって近づかなくなるだろうしこのお店に端末を買う余裕があるとも思えず還付金実現の前途はまだまだ厳しいと思う。
還付金と謂えば「振り込み詐欺」が連想されるから4000円返して貰おうと虎の子の年金を根刮ぎ騙し取られるお年寄りが続出するに違いないが政府は弁償しないよね(>_<)。

又、財務省の還付金には大きな策略が秘められていると謂われる。それは現在国税庁は小売店や料理店の正確な売上高が把握できずに数千億円の課税洩れが生じているため還付金を奇貨としてマイナンバーで正確な売上高を補足しようとして居るそうだ、財務省は税務署に届くのは軽減税額だけだと主張するが、端末には販売された全商品のデータが無差別に入力されるから小売店の帳簿は来客にマイナンバーを翳されることで全てが国税庁に知る処となろう。財務省って怖いよね、賢いよね、4000円の還付金を利用してもっと多額な脱税を摘発し元を取ろうとしているんだ(゚ロ゚)。

安保関連法案が無事?成立したが、この危険な法律に刃向かおうとしないこの頃の若者の不甲斐なさには心底泪が零れる。60年安保で迸った若者達のエネルギーは何処へ行ったのか?男性の草食化は女性に対してのみかと思って居たら、権力に対してもそうだった。60年安保の樺美智子さんが草場の蔭できっと啼いているぜ(>_<)。

先週の書けないけど読みたい漢字
疲れたので暫く息(やす)む

今週の書けないけど読みたい漢字
昔人足や馬は(駅)に居た

昆虫はすごい!

もう9月だと言うのにセプテンバーソングなど聞きたくない程暑い毎日だ、少しは涼しくなってきたが未だ室内は30度だからエアコンと縁が切れない。この暑さで儲けて居るのは己の不手際を棚の上げて二回も値上げした関西電力だ。セブンイレブンのように関西地方出店の電気だけ値段の廉い東京電力に変更するなんて離れ業のできぬ憐れな庶民達は原油安の中を黙って高い電気代を払うしかないのは情けないよね。関電も値上げするより一般企業に比しメチャ高い役員報酬や従業員給与の盗り過ぎを何とかしろよ(><)。
政府系金融機関の日本興業銀行が昔倒産寸前に追い込まれ一勧と富士と政府に助けて貰った原因は一に給与ベースが高すぎたことだった。何せ幹部になると他の銀行と卒業同期で年収が1000万円も違ったそうだから無茶苦茶やな(>
<)。関電さん聞いて居るか!

大きな朝顔 小さい朝顔

7月に3株植えた朝顔が漸く先月末にやっと一つ咲いた、ま、小さいのが沢山咲くより大きい方がいいか。大きさとスカイブルーの色が道行く人にも評判が良いらしいのでスマホの待ち受け画面に採用した^^。対照的にもう一つ宿根草のように毎年零れ種が勝手に芽を出して咲く小さい朝顔もご紹介しよう、10年位前孫と散歩の途中五色塚で採取した種が発端だ。大きいのと小さいのは事務所の門の両サイドをしっかりとガードして呉れて居る。

先週事務所庭の水遣りをしていると中学高校以来ずっと同級生達の幹事をずっとして呉れているM君が通りかかったので友達の近況などを聞いて居ると先日傘寿会の写真と手紙を送ってくれたI君がその後急に物忘れが激しくなり、約束の時間に来なくなり、時間をメモに書いたことも忘れるそうだ。その上お金の勘定までできなくなったとか…(;;)、此って大変だ!先ずアルツハイマーか痴呆症に違いなく一度掛かると進行するしかない病だからとても怖ろしいし、死ぬより怖ろしい。明日は我が身だから他人事ではない、私は今の処仕事もどうにかできて居るし、土日の午後1局だけ知力と精力を搾ってネットで闘う囲碁も最近23勝5敗と勝ち越して居るが、齢だから何時惚けるか分からないからとても怖い。惚けるのと病いは違うと思うが、緊張感を持続した生活を続けることで少しでも発病を遅らせることができるのではないかと思う。

先日光文社出版の「昆虫はすごい」を読んで居て脳が退化しないように自身が頭を使って努力するしかないのではないかと考えるようになった。この本は丸山宗利と言う九州大学の先生の書かれたもので此の方は教授室で文献ばかりを読んでいる先生ではなく世界中を虫探しに飛び回っている変わった先生だ^^。昆虫の中でもアリが専門らしいが理学博士かと思ったら農学博士だった、昆虫の研究は地球の動物や植物が生き残れるかどうか資源の問題に究極到達するので農学部なんだ。例えばオーストラリアに家畜が持ち込まれた折、この国には羊や牛などに対するコガネムシの仲間である糞虫(ふんころがし、ダイコクコガネの類)が居なかったため糞がその儘残り数々の問題を引き起こしたが、外国から糞虫を輸入することでこの問題が解決されたそうだ。糞虫は誰もが嫌がる昆虫だが、動物の糞を食べたり幼虫を育てる過程で糞を飼料にするなど地球に欠かせないもので此奴が居なかったら森や草原は糞だらけになり動物も植物も生きて行けなくなるのだって…(゚ロ゚)、又シロアリは家を食う悪い虫として我々に認識されているが、熱帯地方のシロアリは木材を主とした植物遺骸の分解者として有益な働きを示し此奴が居ないと熱帯地方は分解されない倒木や落ち葉で森は僅かな期間で埋まってしまい多くの動植物が死滅することになるそうだからシロアリは地球の救世主なんだ^^。

我々人類は何気に昆虫と共存しているが、愕くべきことに世界には生活態度に於いてヒトより賢い昆虫がめちゃ多く、ヒトが行っている文化的な行動は大抵昆虫が先んじて実践して居るし昆虫の行動は秩序正しく、ヒトの行動が多分に食欲や性欲等本能に支配されているのと異なり生きられる量しか食べずに残ったものは仲間に与え、更には禁欲的であり、昆虫の生態を研究するにつれ、ヒトが昆虫よりも下等動物ではないかと思われる部分が多い。私は根っからの虫好きだからこの本はメチャ面白かった^^。昆虫の分類を見るとカメムシと蝉が同じカメムシ目(もく)で、ゴキブリとシロアリとカマキリが同じゴキブリ目なんて愕いてしまう^^。農業はヒト社会を支える不可欠な営みだがヒトが農業を編み出したのはたかだか1万年前なのに昆虫は8千万年も以前から農業を営んでいたそうだ(゚ロ゚)。代表的なものはキノコシロアリで朽ち木や枯木を食べその糞に菌糸を植え付け茸畑を作りその菌を食べて朽ち木では得られない蛋白質を得て居るそうだから凄いね^^。

昆虫には他の虫に寄生して生きている怠惰な奴が多いそうだが、寄生することで食べ物や外敵に気を配らなくても良いため頭を使うことがなく少し宛様々な機能が失われ軈て脳などの中枢神経が退化してしまうとか…(;;)。「ブタは家畜化された動物でイノシシを祖先とするが長く人類の家畜をして居た結果、脳の体積が極めて小さくなってしまった」と丸山先生は書かれて居る。天敵を見付ける神経も要らないし、食べ物だって捜さなくても与えられるからだ。此を知ってハッとさせられるのがヒトではないか?ヒトも乳母日傘で食べ物も捜さなくて良いのではブタと同じだ、少しは飢餓的生活を経験しないと今のままでは脳の体積が少し宛退化し、ヒトは何れ今よりもっとバカになるのではなかろうか?そして痴呆症やアルツハイマーの発症者もドンドン増えてくるのではないかと思う。ヒトも昔はボロを纏い狼など外敵に襲われないよう神経を配り、更には飢えないために食べる物を探して居た時代には毎日が極度の緊張感と使命感の持続から痴呆症やアルツハイマーなどになる余裕なんかなかったのではないかしら?考えさせられるよな。今でも貧しいアフリカの小国などでは痴呆症やアルツハイマーになる者は極く少ないのではないだろうかと思う。
その後I君のことで写真仲間である旧友のさんちゃんにメールしたらI君の症状は年相応のものであってそれ程悪くものではないとの返事を頂戴し安堵した^^。

バーガー屋

写真は先週銀行へ行った折ジャスコと三井住友銀行の角で近くにあるモスバーガーのイメキャラ「モツサン」の街頭宣伝に出会(くわ)したときのものだ。うちの孫に似た若いお姉さんに連れられた「モツサン」は幼い子を見付けたらよちよちと近づこうとする、驚いたことに「モツサン」に近づかれて子どもは喜ぶかと思ったら泣き出す子どもが多かった(;;)、触りに行く処か泣く子を見て又べそを掻き出す子も少なくない。本来子どもって好奇心の塊だから珍しいものを見掛けて目を輝かせ駆け寄って行くものだが最近の子どもって過保護になったせいか、殻に閉じこもり自分の周囲にアンテナを張る子どもが少なくなったようだ、いろんな知識を吸収する大切な時期なのに惜しいなと思う。好奇心は勉学の第一歩なのだ。それにしても「モツサン」のぬいぐるみを着たアルバイト青年が可哀想だった、時給幾ら貰って居るのか知らないが、ぬいぐるみの中は炎天下メチャ暑いと思うよ(;;)。

ジェイコム株、61万株を1円で売りと誤入力し、懸命の取消訂正が叶わなかった東証事件から10年が経過し、最高裁は東証に107億円の賠償を命じたが、この瞬間みずほ証券は300億円の損失が確定した。
然し、システムの不具合に便乗してジェイコム株を1円で買ってボロ儲けした買い主には全くお咎めがないのが何故か釈然としない。落ちていたお金をネコババしたら罪になるんじゃなかったの(>_<)。

先週の書けないけど読みたい漢字
着物の裾が解(ほつ)れる

今週の書けないけど読みたい漢字
(捩)れた紐が(解)ける

ジャンケンをさせる散髪屋

コスモス

お盆も済んで雨も降って朝夕少しは灼熱の峠を越したかに思うが、それでも暑いね。
先月の颱風で被害甚大のコスモスも漸く立ち直ってもう綺麗な花を付けている、桜色のコスモスらしくない変わった色だ、中には颱風から立ち直れない儘咲いている健気なのが居る。この花壇はうちの裏の土手の上にあって水遣りが大変だ。ホースを伸ばしての水遣りとなるが夕刻の水遣りはホースの中の水が20m位直射日光に照らされてお湯状態になって居り、却って花の根に害を与えるため仕方なく早朝6時までに水遣りを変更したりと苦心惨憺だ。先週初めの雨は何日振りだったかこれぞ旱天の慈雨と言うんだろうね。庭の草花が急に生き生きと艶(つや)やかになってきたよ^^。

先週何時も行き付けである商店街の理髪店「かんさい」で散髪して居たら面白い光景にお目に掛かった。散髪の終わった客が精算時に「かんさい」に初めての客だと分かると、何故か店の人からジャンケンを挑まれていた^^。耳を澄ませて聞いていると、客がジャンケンに勝ったら料金が300円廉くなり、アイコの場合は200円引き、客が負けても100円引きになる仕組みだそうだ。トクになることだから誰もジャンケンするよね^^、
此の理容院は時間が短くて値が安いので重宝し、最近10年位月一で通っているが私はジャンケンした記憶がないからその後オーナーが考えついたものだろう、とても良いアイデアだ。何気に散髪屋に入った人もジャンケンしたことは忘れないだろうし料金の安くなったことも記憶に残り次回も行こうと思うだろうね、知人にも話すに違いないからクチコミも期待できるよね。尚希望者には次回からのスタンプカードが渡されて料金が割引される仕組みだ、その割引もひと月以内なら200円引き5回行けば500円引きとダブルにポイントが得られるし、ポイントカードが満杯(80回)になると特別ポイントの葉書が送られてくるそうだから楽しみだ^^。「かんさい」はチェーン店だから皆様の近くにもあるかも知れないね^^。

昔近鉄では見たことがあるが、今では新幹線も二階建ての列車ができて東北新幹線で用いられ居るとか、二階部分はグリーン車になって居り螺旋状の階段を上がって行くそうだ。処で此の二階にも当然にワゴンを運ぶ売り子さんが来るが、彼女達は何処からワゴンを二階に持ち上げているのだろう?螺旋階段からは先ずムリだ。実は螺旋階段の裏に乗客に内緒でエレベーターが隠されているんだって…、設計者は賢いな、よく其処まで考えるね、ワゴンは新幹線の車両の一部ではないから出来上がってから「あ、しもた!」では遅いもんな。一階の乗客達もエレベーター制作費の償却の一部をワゴン商品代に附加されて支払わされているのだ、本当は二階の乗客が割増商品代金を払うのがスジだが、それでは売り子の勘定計算が難しくなるし、一階で買って二階に持ち帰るセコイ客だって出てくるから一階二階同一料金に成らざるを得なかったのだろう^^。ワゴンはJRのサービスなのか商売なのかよく分からなかったが、エレベーターまで作られているのでは矢っ張り商売だろう^^。
でも新幹線のワゴン商品はメチャ高いし定番商品だし少しも妙趣がない。私の若かった頃は車内販売などなく窓が開閉できたので専ら窓越しに駅弁と御茶を買っていたが、何処の駅弁もその地の特産物だったから風情があり楽しみだった^^。60年も前のこと、お小遣いを貯めては月一で信州の恋人に逢いに行っていた頃、多治見の駅で稲荷寿司だけ売りに来る小父さんが居てよく買っていたことを憶えている。メチャ美味しかった、どうやら自家製だったよ。

先月末の日曜日愚妻を御ミサに車で教会まで送迎する途中にひと月振りに古本市場に行った、暑い盛りで客より店員の方が多かった。文庫本の値段は前と同じ93円だったが棚が増えていたから文庫本の大部分が93円に変えられている。物凄い冷房の中を作者を選んでテキトーに文庫本をレジに持って行ったら価格と冊数を数えてレジを打ち「12冊で1205円です」とレシートを差し出された。ウソ!一冊税込み100円やなかったん?と問うと、「前は内税でしたが今は外税になって居ます」と澄まし顔、レジをワンタッチで切り捨て計算から切り上げ計算に変えたんだ!「おかしいと思わへんか?2冊買ったら200円のものが12冊でなんで5円増えるんや、ようけ買うた方が高くなるなんて経済法則に逆ろうてるやないか、2冊ずつレジ通したら1200円やろ?」と追い込むと「そうですね」とバイトの女の子は新人らしく素直でしおらしい、早速レジをクリアして2冊分レジ打ちして「200円です」と言ったので2000円渡したら1800円お釣りを呉れた、「あんたねえ、レジだけ6回打ってお釣りは800円呉れたらええんと違う?」と言うと、彼女は素直に納得して黙々とレジを操作しあと5枚レシートを呉れて清算したが、本を袋に入れて渡しながらポツンとひと言「あのう、10冊以上買って頂いた方には来月からの割引券があるんですけど、今回は2冊なので…」それを先に言え!5円に拘って大損こいた、暑さが倍増した真夏のできごとだった(;;)。

先週の週刊文春を読んで居たら道路信号を全て青にさせて目的地へ到着した話が2件も掲載されていた。一つは安倍首相が公用での美術館からの帰り便意を催し「官邸までの全ての信号を青にするよう調整した」との記事で、もう一つはジャニーズの布川敏和の「家の履歴書」で昔歳末のレコード大賞最優秀新人賞を受賞してNHKホールの紅白歌合戦に駆けつける際ハイヤーに乗ったら警察が途中の信号を全部青になるよう配慮してくれたと書かれて居た。前者の警察もある意味職権乱用だが、後者の芸能人は何様のつもりだ!

高槻市の少女殺害事件が世間の危惧通り変質者の殺人事件に発展した、死亡を知らされた凌斗くんのお母さんの慟哭「いやや!」が我々の胸を搏(う)つ。9日を経て漸く容疑者が逮捕されたが二人の命はもう帰らない、本庁から責められていた大阪府警本部長も漸くクビが繋がった。寝屋川、高槻の警察官は朝から晩まで暑さと草熱(いき)れのなかを河川敷や雑木林の捜索で大変だったと思う。最近は小学生も中学生も然したる目的もなく塾通いが当たり前の風潮だが、夜間外出する習慣の延長がコンビニで屯(たむろ)などの弊習を育てたのかも知れない、勉強は自宅で充分だが塾通いは世間体がそうさせるのだろう、悪しき習慣だ。深夜帰宅しなくても親が心配もしないのでは外泊も日常茶飯事なんだ!我々の少年期は6時に帰宅しないとご飯を食べさせて貰ええなかったし、電気代が勿体ないので8時には就寝させられた(朝は4時起きだったけど…)。此の事件を汐に許可証のない児童の夜間外出にペナルティーを課してはどうだろうか。

年金機構のサイバー攻撃を受けて外部検証委員会は「事件は起こるべくして起こった」と厳しく批判した。厚生労働省には3万人もの役人が巣くっているが、ナント!情報セキュリティーを担当しているのは此の12月から発足するマイナンバー制度担当を兼務する情報政策担当参事官室の係長一人だけだ(゚ロ゚)。大切なことをする部署には人を欠き無駄な部署には人が溢れかえるお役所独特の構図だね。5月8日に最初の標的型メ-ルで機構のパソコンが感染した際、厚労省は機構側に全く何も伝えなかったそうだ(;;)。厚労省は機構になんか怨みがあるのか?そうだよな!国民を愚弄した杜撰窮まる社会保険庁の年金欠落事件のとき厚労省は世間から散々監督不行届を叩かれたもんな^^。総理が無能だから仕方ないか!
何故か土井晩翠作詞「星落(ほしおつ)秋風五丈原」が思い出される。「丞相(じょうしょう)病(やまい)篤かりきだ。我が国に諸葛亮孔明は居ないのか!

先週の書けないけど読みたい漢字
彼女の寝姿を見て気も坐(そぞろ)になる 

今週の書けないけど読みたい漢字
(坐)らにして天下の情勢を知る

「さおだけ屋」の復活

ホトトギス

今日までお盆休みだったが行く処とてなく何時ものように終日事務所で過ごし午前中は仕事を、午後はネット碁で涼を取ったが負けると暑さが増すので勝たなければ消夏法にならず必死だった。
秋に咲くホトトギスがお盆に咲いた^^。南天と紫陽花の木陰に鉢を置いて涼風を誘ったのが良かったんだろう、でもそのせいか花が徒長気味で見映えが良くない。
ホトトギスの語源はホトトギスの口の中が赤く、この花に似ているので付けられたそうだ。尚ホトトギスの漢字は杜鵑、子規、時鳥、不如帰など多数あるが、肺結核で赤い血を吐いて死んだ正岡子規が有名だ。「不如帰」の浪子と武雄も有名だったね、「千年も万年も生きたいわ」結核を患った浪子の悲痛な叫び声を描いた徳富蘆花の作品は満都の紅涙を誘った。パスもペニシリンもない時代、結核は死病だったから多くの名作を生んだんだね。

さおだけ屋

さおだけ屋はなぜ潰れないか」この本は10年程前ベストセラーになった公認会計士の書いた会計入門書だ、ヒットしてコミック本にまでなった。何故会計学の入門書が「さおだけ屋…」なのか?理解に苦しむが、その理由は本の冒頭に書かれて居り、ニーズもなければメリットもない移動式「さおだけ屋」の決算書を一度見てみたいと書かれただけで、要は読者の注意を惹くために需要と供給が合致しそうもないサンプル事業として「さおだけ屋」を登場させたので、「さおだけ屋」に興味を抱いて本を買った読者はバカだった。そしてこの本が世に蔓延る悪徳さおだけ屋をのさばらす一因となったのではないと私は思う(><)。
先日新聞にて写真のように移動販売さおだけ屋の悪しき所業が各地消費者センターから報告され国民生活センターは急遽移動販売のさおだけ屋からの購入に注意を呼び掛けた。
移動販売のさおだけ屋への苦情は偶然か「さおだけ屋…」がベストセラーだった頃の2007年は年500件前後あり、国民生活センターが注意喚起した結果被害は急速に減少して居たが最近になって少し宛復活し14年には465件と復興の兆しだ(>
<)。この数字は苦情があった分だけだから泣き寝入りの人も少なくないに違いなく、氷山の一角だろうね。
竿竹はホームセンターで1本千円以下で買えるが、長くて持ち運びが大変だから、そこへ移動販売が目を付けて2本1000円などとマイクで放送し、呼び止めたら1本5万円だと言われたり、更には庭に台まで設置されて90万円払わされたお年寄りまで居るから怖ろしい、お金がないと言ったら、ATM迄同道されて支払わされたケースまであったそうだ。平均購入額は1本42,000円だから凄いよね。一日一本売れれば大儲けだ。一本千円の移動式「焼き芋屋」の比ではない!
「さおだけ屋…」の著者である会計士が此等詐欺商法の実体を知らず無意識に手を貸すことになったのだろうが、あの当時新聞一面下部に「さおだけ屋…」の書籍広告が絶えなかったからお年寄りの目がついそちらに行ったことも原因かも知れないね(;;)。本って中身は扨置き題名だけで売れるなんて不思議だ。でも読者は中身が分からんから題名で購入する本を決めるんだ、売れてナンボの世界だから編集者が中身より題名に拘るのがよく分かる^^。

霞ヶ関の鬼と言われた香川俊介58歳が先週9日ガンで壮絶死した。先月財務事務次官を退官し僅か一ヶ月だった(;;)。杖を突き、車椅子での仕事の激務が命を蝕んだのだろう。木下康司、田中一穂と財務省同期入省組が3人とも次官になったのは希有なできごとだったが、背景には彼が25年6月主計局長就任の前年に食道癌を手術し、体調不良の中を消費税法10%施行に向けて文字通り死力を振り絞り、26年7月事務次官就任時には杖を突いて歩くのがやっとであり、政府が病人を次官にしたには何か理由があったに違いない、香川氏がガンであることはネット上誰も知って居たが、死亡原因について財務省からは死亡したとしか発表されず報道管制を敷かれたことは甚だ面妖だった。此では病死以外に交通事故なのか自殺なのかを疑われる発表だ。昨今ガン死は少なくなく、最早人には恥ずかしくて言えぬ病気ではないからガン患者を2年間も扱(こ)き使って殺したと国民から誹謗されるのを嫌ったものなのか?歩けぬ病人を主計局長、更には事務次官にまでせねばならぬ程我が国のお役人が人不足だったとも思えぬし、本人の意思以外に何か理由があった筈だ、国民としては是非真相が知りたいと思う。
彼が東京オリンピックへの不明資金捻出に関わっていたとも噂されるから、お盆明けの週刊誌がきっと私の疑問に答えてくれるだろう^^。

先週13日都内虎ノ門のオフイスビルで早朝、42歳の弁護士が相談相手の男から顔を殴られ意識朦朧となった間にズボンを脱がされ下腹部を20cmの枝切り鋏でちょん切られる事件が発生した。平成の阿部貞事件だ!切断されたものはトイレに流されたそうだから最早接合不能だ(;;)。容疑者(元プロボクサー24歳)の妻がこの法律事務所に勤務していることから妻の不倫が原因に違いなかろうが、口では敵わぬ相手だから手が出たにしても枝切り鋏持参とは尋常ではない。夫婦して弁護士志望だとか…、きっと不倫の発覚時に妻から「先生の方が上手よ」など言われたんだろうか。資格で差を付けられた上、夫のプライドを考えず更に言ってはならないことを口走った不倫妻が断然悪い(>_<)。
「弁護士だから人妻突ついて揉めても裁判や金でなんとかなると思ったんだろ、こういう奴に圧倒的な暴力の前には小理屈や法律など全て無意味であることを叩き込んだ容疑者の行動に感動して震えた」なんて早速2チャンネルで容疑者礼賛が流されている^^、ネットは常に弱者の味方なんだ。容疑者の方は離婚もやむを得ぬだろうが、妻子持ち(子ども4人)である被害者の方はどうなるんだろう?名前も写真もネットで暴かれているし、自宅は取材メディアクルーの雑踏で知らない者まで知らされる状況に違いないから、居たたまれない奥さんも慰謝料ふんだくって逃げるよね。
新聞が匿名にしたら、必ずネットで暴かれる怖ろしい時代だ。此の弁護士は新聞が被害者42歳弁護士と書いただけなのに法律事務所の所在地(虎ノ門のオフイスビル)から手繰られて自分のホームページまで嗅ぎつけられ辿り着かれ、世間の視線から死ぬより辛い生き地獄に突き落とされた。此からどう生きて行ったら良いのだろう?被害者のホームページへ仕事でないアクセスが殺到するなんて怖ろしい世の中になったよな(;;)。個人情報秘匿なんてネットの社会ではクソ喰らえなんだね。新聞に掲載される場合も匿名は却ってネットの好奇心を煽ってヤブヘビだ。私もホームページを開いているから今後できる限り醜聞に曝されることのないよう身を律することにしよう。

お詫び歴代3首相は村山、小泉そして安倍の三悪人だ(><)。何が「痛切な反省とお詫び」や!我々の祖先はアメリカに嗾(そそのか)されて、万止むを得ず立ち上がったのだ。謂わば苛められっ子なのにどうして「お詫び」や!後先考えずに簡単に詫びるな!苛められっ子が詫びたら又「金寄越せ」と言われるのが世間の常識なのは誰もが知って居ることだ、此まで中国や韓国などに支払った賠償金はODAを含めて67兆円を超えるそうだ(><)。それでももっと寄越せとは理不尽な!

先週の書けないけど読みたい漢字
天に坐(ましま)す神よ、我を助け給え

今週の書けないけど読みたい漢字
彼女の寝姿を見て気も(坐)になる 

役立たずの公園

ふうらん ねじばな

とうとう我が家にも猛夏がやってきた!私の納涼方法は夏の花を愛でることです^^。
玄関の鉢植えでは風蘭(ふうらん)が、表のミニプランターではネジバナが咲いている^^、どちらも夏を代表する花だ。蘭と謂えば舶来のイメージが強いが、彼等はどちらも我が国固有のラン科の植物です。風蘭など和式の部屋の彩りに相応しい花で、お茶室などに置けば一幅の清涼剤だ。一方ネジバナ(捩花)は本名もじずり(捩摺り)と謂う、字の通り茎が捩れて居るのが特徴だ。何故か芝生など他の草が同居していないと咲けない不思議な花で、うちでは芝生がないので溝から苔を拾ってきて敷いて居る^^。苔は見映えは悪いが水遣りが省力化できるのが利点だよ。ダンゴムシが苔の下で居心地よく矢鱈と蕃殖しているが草花には無害だろう。
公園と砂場

何時だったか自宅近くの小さな公園で犬のウンチだけ残された砂場のことに触れたことがあったね。丁度北側に愛垂児童館があり幼児達が日夜大勢詰めかける所なのに隣にあるこの公園は誰にも見向きもされず、先日通りかかると公園は無人で砂場を見ると雑草が生い茂っていた。ひと月位前の雨から生えだしたらしくとても逞しい。今回の台風で益々元気になっていた^^。犬のウンチも肥料になったことだろう、此では砂場でなく草場だね^^。
近年はこのすべり台で遊ぶ子どもを見掛けないし、藤棚に覆われたベンチ(すべり台の左で草場の向こう)は歩き疲れた営業マンの昼寝の場だ、夜になるとホームレスの寝床になる(;;)。朝夕は散歩時にワンちゃんのオシッコに利用されること位だが、酷い公園もあったモンや(>_<)。
草場になれば「虫が居るから止めとき」と母親達から余計公園は敬遠される。虫達は生命について学習するため幼児達の貴重な生きた教材なんだけどな…(;;)。
最近の家庭では変質者とかを怖がって子どもを戸外で遊ばせなくなったね、夕暮れには訪れて居た学生のカップルも来なくなったし、機能しない公園って何のためにあるんだろう?

子どもを戸外で遊ばせなくなった弊害はこの子達が大きくなってから顕れる。先ず自然と融け込んで昆虫や草花に親しくする機会を奪った結果、子ども達が彼等に対する興味を失い野辺に咲く花を愛でる情緒も感性も持たず、昆虫など見ても唯気持ち悪いだけの存在となる。私などは子ども達が何時も遊んでいるゲームソフトの怪獣の方が遥かに気持ち悪く、空高く飛ぶ銀やんまを追い掛け、近くの川で雑魚掬いに興じ、あるときは四つ葉のクローバを無心に捜した、クローバは人に良く踏まれた個所から四つ葉が多く生まれることも経験則で学んだ。小学校5年生のとき学校の校庭で五つ葉を見付けた感動は今も忘れないよ^^。此のように私達が自然から得た美しいものへの感動や憧憬や色んな生き物が一所懸命生きていることの生命の尊さは実際に経験し実感しないことには得られないものだ。そんな貴重な機会を親が摘み取る世の中になったことは悲しいね。苛めっ子も苛められっ子も家庭に閉じ込められたこんな生活環境から自然に生まれてきたんだろう。昔は足は遅くて小さくても蛇を摑んで動じない子どもは一目置かれたし、何もできなくても私のようにトカゲを口に入れて勉強のできることを鼻に掛ける女の子の前でちょこっと口を開けトカゲを出して見せてギャッと愕かせる得意芸もそれなりに認められた^^。子どもが子どもらしく生きられなくなったのは矢張り親の責任だろうね。

大阪市が昨年10月に「客引き防止条例」を設けて繁華街での客引きを規制してきたが最近再び客引きが復活してきたそうだ。指導員の勤務時間が9時半までなのを知られてその後で出没するらしい、そこらの時間から夜の街が書き入れどきになるのにお役所のすることは分からんね。指導員の勤務時間をフリーにし、給与を罰金の歩合制にすれば容易に解決するのと違うのかな。橋下さんも大まかな処ばかり見て居ないで細部に目が届かなければ名宰相とは言えないよ。

安保法案が衆議院を可決し参議院に向かったが参議院は形式的な通過個所だからこの法案が成立することは間違いなさそうだ。昔大騒動になった60年安保とは少し事情が違ってもあの時あれほど頑強に抵抗した若者だったのに今回は何処からも全く反応がなかったが何故だろう、僅かに衆議院通過後に線香花火のような抗議行動が一部で起こり有識者から憤りの声が上がっただけであり、此は今の若者があらゆることに無関心になったせいだと思う。
72年前ドイツの大学構内で反戦ビラを撒いた21歳の女学生ソフィーはヒトラーに逮捕され断頭台の露と消えた、更に1969年ベトナム戦争反対ナイジェリアの飢餓を訴えてパリの路上で焼身自殺したフランシーヌ、そして我が国では60年安保にてデモ隊が国会に突入した際警官によって殺された樺美智子さん達が辿ったあの紅き血潮は何だったのか、彼女達はあの世で今の若者の不甲斐なさに哭いていると思う。若し安保法案に引き続いて徴兵制度が採決されても今の若者はどうするんだろうか。無反応だろうな…(;;)。

先日の日経夕刊「明日への話題」で面白いことが語られていた。筆者は奈良の考古学研究所の所長をされて居る方だったが始終新幹線を利用されていて、仕事が終わり東京から帰路の東海道新幹線が憂鬱だと書かれた、それは品川駅で駅弁を買って食べ新横浜辺りで眠気が差すが睡れないのはこの電車だけ未だに根良く車内検札が廻ってくるからだそうだ。それでもついうとうとしかけてふと気配を感じ目を開けると車掌さんが無言で私の顔を見ている。其処で切符を提示することになる訳だが折角の眠気が覚めたりして面白くないと書かれて居る。何故なら山陽新幹線も東北新幹線も乗務員が携帯端末で指定席の発行記録を確認しており検札をしなくなったからだが、何故かJR東海だけが車内検札制度を止めないでアナログ方式に固執しているのが解せないと疑問を投げ掛けられた。携帯端末は持っている筈なんだが規則だけ以前と変えられていないんだね。そうだよね、何処も教えてくれないよな、電車は行き交(か)っていてもJR東海とJR西日本やJR東日本とは完全な競争相手の敵だ。昔愚息がJR東海に乗って網棚から自転車が落ちてきて怪我をしたときも東京駅では誰も助けてくれなかった。だって東京駅の駅員は全員JR東日本だもんな(;;)。

先週の書けないけど読みたい漢字
慎(つつま)しい暮し

今週の書けないけど読みたい漢字
(灰汁)の強い奴だ

賽の河原地蔵和讃

カラー カラー2

放ったらかしのうちの庭は鬱蒼として小さなビオトープなど雑草に覆われすっかり分からなくなってしまった、うっかり庭に入るとビオトープに嵌まることになるからメダカやエビ達を阿修羅の地獄に追い落とすことになるし、暑くなって先週から鳴きだしたキリギリス共を愕かすので控えているので益々雑草の天下となって道行く人の顰蹙(ひんしゅく)を買っているが、私はそんなことは一向に意に介さない。
ビオトープの横に大きなハーブの株が威張っているがその葉蔭に3年前に植えたカラーが今月初めてひっそりと咲いた。葉の先っちょが丸まって色づいたような不思議な花弁で水芭蕉に似た清楚な花だ。黄色い花の方が葉っぱに斑が入って可愛いね^^。

4月から始まったTBSドラマ「天皇の料理番」が今日で最終回を迎えるが、各局が競った異色の番組の中を15.8%と高視聴率を稼ぎ、キムタクの「アイムホーム」に迫ったのは大健闘だったね。特に際立った個所もなく時代考証も杜撰で凡作だと思ったが、何故か視聴率が高かったのはどうやら主役である料理人秋山篤蔵を演ずる佐藤健のせいではなく妻を演じた黒木華の人気だそうだ。彼女は平成生まれだが顔立ちは全く昭和の顔だ。恋人の顔ではなく昭和の妻の典型である凹凸に乏しい一重瞼のお多福顔だった。荷物を持つのが似合う顔と謂われているのは玄妙だ^^、荷物も鞄ではなく背中に負ぶった風呂敷だろうね、大正の匂いまでする処が適役と謂われ、その辺が目新しくて普段絶世美人ばかり見慣れている視聴者に受けたんだろう。着物姿で荷物や子どもを負ぶった女性の顔は恋人の顔では似合わない。彼女は篤蔵と離縁してから子持ちの中年男と再婚するなど汚れ役まで務め演技力ががしっかりして居るから、此から強力な助演者として主役を食ってしまうのではなかろうか。
ドラマのエンディングソングさだまさしの「夢見る人」は心に沁みる良い曲だったね^^。

お地蔵さん

近年幼い子どもが親に殺される事件が各地で後を絶たず毎日のように新聞を賑わして居るが痛ましい限りだ。夜泣きが止まないとか、親の言うことを聞かないなど瑣末な原因が多いのに愕いてしまう、堪え性のない親の苛立ちが生んだ愚行だ、子どもが怪我を負っての児童相談所行きまで数えれば果てしない数字となりそうだ。父親ばかりか最近は母親の加害者も多いから嘆かわしいが、此は教育とかの問題ではなく人間が固有に有する本能である倫理の問題だ、親たるべき者が親になる資格もなければ覚悟もない儘子どもを儲けた結果であり子育ての自覚もなしに生じた悲劇だろう。自分達も嘗ては子どもであり両親に慈しんで育てられたのに、成人に達する間に何時の間にか親への感謝の念も忘れ去り自分独りで大きくなったと錯覚したのだろうか。
本来なら本能として当然に有せねばならぬものが欠如した人間が多くなって居るのは、幼い子どもの間に家族を思い遣る心を教える周囲の人が居なくなったことに原因するのではないかと思う、生活環境が核家族化し、子どもが両親だけでなく祖父に祖母に更に近所の年寄りからも叱られなくなって物の道理を弁えない儘躰だけ大人になり親の資格もないのに親となった理不尽な連中が増え続けたのだ。
私は幼い頃「一つや二つや三つや四つ十よりうちの幼子がひとつ積んでは父のため、ふたつ積んでは母のため、みっつ積んでは西を向き…」と子守歌のような唄を聴かされたが誰から聴かされたのか定かでない、その後は「樒(しきみ)程なる掌を合せ…」と続くそううだが、いつしかそ部分以後は忘れ彼処だけは今でも憶えて居る。この唄は幼くしてこの世を去った子どもが親に孝行ができなかったことを詫び賽の河原で石を積もうとするもので、鬼がやってきては積んだ石を崩し、再び積んでは鬼に崩される無間地獄を語った御詠歌「賽の河原地蔵和讃」として世に知られ、何故かこの部分だけ我々世代の子どもは数え歌として誰もが憶えて居たし、他に唄は幾らも知らなかったのでよく口遊みながらメンコなどして遊んでいたものだ。
話は戻るが、幼い子を殺した親に対し裁判官が殺された子どもが賽の河原で親に孝行できなかったことを詫びて石を積む「地蔵和讃」を聞かせて諭(さと)したことが嘗てあっただろうか、なかったよね、又刑期中この歌を獄舎にて朝夕唱えさせば子を殺めた親は本能に芽生えて気が狂(ふ)れるほど動転し自らの過ちを悔やみ、真人間に戻ろうと懸命に努力するのではないかと私は思うがどうなんだろう。

今の小学校では性教育をするそうだ、性風俗の乱れた昨今性教育も大切だろうが、私は学校が此の「地蔵和讃」こそ子ども達に教えるべきではないかと思って居る。そうすれば子どもが親を慕い親に孝を尽くすことなく死んで行く無念さについて理解でき、軈て成人し儲けた子どもが泣いても聞き分けがなくても殺したりなどせず優しく慈悲深い寛容な心の持主になれるのではなかろうか。

昔は道端に鄙びたお地蔵さんが点在し、お供え物が欠かさずあり、道行く人が道中の無事を祈り、家族の安穏をお祈りしたものだが、車社会となって人々が道端のお地蔵さんを忘れ去ったのが子どもを虐待したり殺したりする遠因となったのかも知れないね。
私の住む垂水の街のど真ん中にに奇特な方が所有される立派な地蔵尊があって多くの方が始終お詣りされお花が絶えない。お年寄りがお詣りできるように4段の階段に手摺まで付いているし、それでも上り難いお年寄りのために平坦な勝手口まで付けてあるからどんなに身体の不自由な方もお地蔵さんの温顔に拝することができる仕組みだ^^。今は商店街になって車輌通行禁止になったが昔はバスが通っていて「地蔵前」の名のバス停まであったんだ。地価の高いところだが聞けば今では区役所が固定資産税まで免除して呉れて居るそうな…粋な計らいだね^^。相続税はどうなんだろうな、税務署が仏具や墓地と見なして呉れると非課税なんだが…。
そして私の住む隣町の西舞子近辺は戦争で焼かれなかったせいか今も車の通れない露地が沢山あってお地蔵さんも彼方此方に沢山祀られ近くのお年寄りの方々の心の拠り処になって居り此処も私の好きな場所だ。
もう少し西に行くと、うちのお得意先のYさん(85歳)は朝霧川の傍らに貸駐車場を所有されて居られるがその駐車場の真ん中に昔からお地蔵さんが可愛い小屋に祀られて鎮座して居る。お地蔵さんのために車3台位のスペースを失って居るが信心深いYさんは撤去されようとされないから偉いなと思う。私が市役所に掛け合ったが民有地だからと固定資産税の免除も受けられなかった(>_<)。罰当たりな明石市役所め!

岩手県矢巾町の中学生が自死の直前に必死の思いで縋ったのはクラスの担任だったが、此の先生どんな悩みに対しても話題を変えスルリと体を躱して居たのは見事な技だったね。此方の質問に対し違う話にすり替えるのを得意とした友人が居たがこの担任は全く上手いよね、担任に縋り乍ら最後まで「柳に風」とスルーされた少年の無念は遣り切れなかったと思う(;;)、担任の方が同級生より酷い苛めじゃなかったの…(>_<)。

先週の書けないけど読みたい漢字
倹(つま)しい生活をする

今週の書けないけど読みたい漢字
(約)まやかな生活

小学校卒94歳の前頭葉、学卒って何だろう?

梅花藻2

梅雨も終わりが近づいた、先月から庭のビオトープでは梅花藻が一斉に咲き誇って居る、と謂ってもそれ程目立つ華やかな花ではないが清楚な白梅のようだ。此の藻がどんどん蕃殖するお陰でメダカやカワエビが卵を産み付け、その卵が仲間に食べられずに孵化し成長できるんだ。試みに杓子で梅花藻の中をザブンと掬ってみたら沢山のメダカとカワエビの赤ちゃんがうじゃうじゃと入って居た、メチャちっちゃいのに食べられずに居るのは偏に密生した梅花藻のお陰だろう^^。

先週の漢検の検定は休日ダイヤと平日ダイヤをネットで見誤って10分遅い山陽電車に乗ったミスや、到着駅の西新町が前日に高架化して居り、未完成の張りぼてを巡らした出口に迷って反対の方に出たりして教室に駆け込んだのが検定開始の直前であり、全員に所定の説明が終わって受験者達が問題用紙をペリペリと捲っているときだった(;;)、私が自分の席を捜し当てて座るなり試験官補助の女性が後ろから飛んできたが私のオジン顔を見て「初めてではないですよね」と言った上に「お分かりですよね」と念押ししてその儘行ってしまった。それなら来るな!全部分かって居ることやけど、相手が棺桶に近づいた年寄りやから名前の振り仮名のことや性別のマ-クシート位教えてくれたら良いんじゃないの?と半分不貞腐れて一人問題用紙のミシン目を外し(これって目が悪い者には苦労です)少し宛心を問題用紙の中身に滑り込ませていったが、教室到着までの駆け足の動悸を鎮めるのに数分を要したため何時ものペースに乗れずにモタモタし、開始30分経過と言われたとき、何時もなら一通り問題に目が通り、70%は答が記入済みであり、確信が持てずにまだ書いてない後の30%のも半分は大凡答えの見当がついて居るのだが、今回は未だ最終の第10問にも至って居らず可成り慌てた。然もその10問の書き取りに「オモムロに」が出てきて居るのを見て頭が真っ白になった。常用漢字だのに思い出せぬ(;;)、漸く全部見終わって他の未記入解答の確認作業に没頭しながらも実は頭の中90%は「オモムロに」に傾いているから「二兎を追う者は…」と虻蜂取らずになりそうで可成り狼狽した。書き取りは一つ2点だから1問位然程気にすることはないのだが、私自身常用漢字如きが書けずに白紙で出すことの屈辱感は自身のプライドがズタズタになる。
終了5分前に神のご加護か仏のお慈悲か忽然と記憶が甦った^^、「徐(おもむろ)に」が思い出せたんだ^^、良かった(^^)、ちっぽけなことだけど自分にとっては大切なプライドが保ててホッとした^^。でも誤字訂正の「ご多聞に洩れず」が分からずメチャ情けなかった(;;)。
以上漢検ジャスト20回目のお粗末体験記でした。尚、予想点数は私のミミズの金釘流を読み取り器械が何処まで判読してくれるかにより全く不明です。

今年の2月1日のブログを憶えて居ますか?94歳杉内雅男九段(小学卒)が日の出の勢い若手代表の20歳日本棋院外柳初段を棋聖戦予選で負かした事件と、中学卒の16歳少女藤沢里奈二段が東大法学部卒石倉昇九段(日本興業銀行入社後プロ棋士に華麗なる転身、現在現役棋士に加えて東京大学の客員教授を務める)を同じく棋聖戦予選で負かした痛快な話題二つに触れましたよね。
処が先週再び同じような奇跡が再び起こったのだ!奇しくもと謂うべきか皮肉にもと謂うべきか前述の94歳杉内雅男九段東大卒石倉昇九段が天元戦予選で対局した結果ナント!94歳杉内九段が勝ったんだ(^0^)。
此れで石倉九段は今年小学卒と中学卒に続けて破れたことになるが、東大法卒で現役のプロ九段が未だヒヨッコである16歳の女の子に敗れ更に94歳の老人に敗れるなんてメチャメチャ痛快だね(^^)。石倉九段の今回の二つの敗北は人には言えない低学歴故に世を斜目で見て歩んで居る人達や、高齢で人並みのことができないと思い込んでいる人達に大きな夢と希望と無限の可能性を与えてくれた。人生って学歴でも年齢でもなく一所懸命真摯に生きて行く処に結果が実を結ぶんだと悟ったね。
石倉昇九段も敗れたことは本意ではなかったに違いないが、世の底辺や日陰を歩む多くの人達に点してくれた谷間の灯は帝国ホテルのシャンデリアより明るかったと思う、
だけど斯くも人類の学校教育と知能の発達の乖離に関する重大なニュースであっても囲碁はニッチな世界だから「週刊碁」を購読して居る人(配達してくれる日経朝日販売店の集金の小母ちゃんに聴いたら垂水地区で5人だけだそうだ(;;)、)以外誰にも知らされて居ないのは残念だと思う。
苛めや学内暴力や引き籠もりニートなどに関連し、過去現在共に学校教育には一定の枠内に納まらない人間を無理矢理排除しようとするが、枠に納まらない人の中には世人の能力を超脱した素晴らしい人材が埋もれていることを文科省が知らないからだろう。そうだよね、自分が一番賢いと思って居る高学歴の人には自分達より優れた人のことは理解できないよな、今回のできごとで学校教育と自己研鑽のあり方について何処かの新聞が取り上げるかと思ったが、矢張り世の中には東大を貶めるニュースはタブーなんだろう(;;)何処にも何にも出なかった(;;)。何も東大出を貶めている訳ではなく94歳の前頭葉の柔軟さを保つには学校教育など何の役にも立たず「自らの自己研鑽と努力あるのみ」と言いたかっただけなんだけどな。

先週の日経電子版に拠れば、孫正義社長に乞われてソフトバンクへ昨年9月に入社し今度の株主総会で副社長になったニケシュ.アローラ氏(インド人)47歳に対し19日財務省に提出された有価証券報告書には今年3月末決算までの半年間に165億5600万円の報酬が支払われたと発表した(゚ロ゚)。売上が上がらないのに下請けを搾って巨額の利益を出したあの強欲な日産社長カルロス.ローンの年額報酬が世間をアッと愕かせた10億3500万円だから、月に慣らせば此の人は30倍だ!魂消るね。カレーじゃないがインド人もビックリだ!日本人平均年収約4000倍にあたるからメチャクチャ腹が立つ(>_<)、半分税金にせよ、こんなに多額なお金が国外に持ち出されるなんて日本人も情けないよな(;;)。ソフトバンクってIT企業の旗頭だがITってホリエモン以来虚業のイメージが強いが本当に儲かっているの?垂水の商店街にもソフトバンクのお店があってスマホなど売っているようだがお客の入って居るのを見たことがなく店員の青年が表で背伸びや欠伸をしているのをよく見掛ける^^。商店街同じ並びのドコモには私などを初め千客万来だからその落差は大きく間もなく店仕舞いするのだろうか?などと思ってしまう。単細胞に考えれば半年に165億円もあればスマホの料金が半分に下げられるだろうし、その結果、他社に追い付き追い抜けると思うけど…?孫さんって一体から何を考えて居るんだろうね?

関西電力の株主総会が25日神戸ワールド記念ホールで開催され筆頭株主である大阪市(9%)を初め「脱原発」や高額な役員報酬の引き下げなどを求める反対派の株主提案は全て否決された。大阪市は筆頭株主でも関電側には自社株や日本生命に銀行そして従業員持株会などの味方の持株が50%以上あるから狼狽えるところなく、社長以下高給を貪ることに羞じる様子もなく橋下さんの完敗だったね(;;)。銀行や保険会社も役員報酬の値下げくらい同調したかったと思うが、それを言うと自分達の報酬が多すぎるため「あんた等はどうなんや」と関電に返されそうで言えなかったのと違うかな?

昨日札幌で行われた女子ゴルフアマ選手権で勝みなみ(昨春15歳でプロツアー優勝)が同じく16歳中国人学生を6&5とぶっ飛ばして圧勝した^^。矢張り日本人の優勝が気持ちが良いね^^。此で10代の優勝は16年連続とか…、50年前の女子アマは180ヤードしか飛ばない有閑マダムが確かプラス12くらいで優勝していたから隔世の段だ。日本も裕福になったんだね。後は世界だが、何故かゴルフに限って朝鮮が強いのは何故だろう?それもズングリムックリ160cm70kg級が多いのが不思議でならぬ。アンソンジュなど彼女達を見てから、筋肉質の男性のような成田美寿々選手(167cm60kg)を見ると痩身のモデルのように見えるから不思議だね^^。

今朝の「なでしこ」は僅差乍ら前試合と違って圧勝だったね、金メダル制覇に希望が点ったよ^^。

先週の書けないけど読みたい漢字
愕いて後(しり)込みした

今週の書けないけど読みたい漢字
木々の色づく(比)

「NISA」で蓄財しよう

紫陽花

今日は8ケ月振りに漢字検定日だ、早朝より東にある福田川の川べりを散策して公園の紫陽花などを愛でて気持ちを落ち着け体調を確かめた。少し風邪気味だが語りかけてくれる様々な紫陽花の花に励まされて何とか頑張れそうだ^^。此の処降り続いた雨も今日は何とか持ち堪えそうで10年間一度も傘を持参した記憶がないから僕は晴れ男だ^^。受験票に写真を貼って鉛筆に消しゴム眼鏡にルーペなど受験の七つ道具を確認して午後2時半にリュックで家を出よう、帰宅は5時半位になるだろう。今回も交通に不便な神戸市(学園都市)の会場を避けて会場が薄暗く問題が読み難いけど家から近い明石市の明庚殿にした、此処だと山陽電車の日新町駅から徒歩5分なんだ。写真は今朝近くの瑞穂公園のフェンスに植わっている数ある紫陽花から私の好きな白を選びました。花言葉は「寛容」です。

今日は久し振りで(でもないけど…)読書の話です。先日古市で買った湯本香樹実さん20年前の処女作である「夏の庭」を読んだ、愚娘に聞けばとても有名な作品だそうだ。三人の少年と戦争帰りの独り暮らしの老人との交流を描く心暖まるとても爽やかな作品だった、日本児童文学者協会新人賞を獲得して映画化され舞台化され更に10ケ国以上で刊行された作品だそうだが、戦争の悲劇が織り込まれて居り、私はこの小説の底辺に横たわるとても暗い影が私自身幼年時の戦争体験を思い出し深く考えさせられた。いい作家だな、と思って湯本さんの「西日の町」も買って読んだ。お母さんとお爺さんと一人称である少年の物語だ、これも良かった^^。此の作品は芥川賞の候補に挙がったが審査員の目が曇っていたのか選ばれなかった。その原因はどうやら「夏の庭」が日本児童文学者協会新人賞に選ばれて居たため、此の作者が児童文学畑の人だと審査員達の先入観があってロクに読まれもせずに芥川賞は畑違いだと蹴飛ばされたのだと思う。登場人物に子どもが居るからとて「夏の庭」も「西日の町」も決して児童文学ではない、我々高齢者の心の底を剔(えぐ)ったとても奥深い作品だ。日本児童文学者協会新人賞の方が勘違いじゃないかと思う。どちらの作品も貧しい時代を生き抜いてきた老人が主役で戦争の体験による人生の希望と絶望が織り綯(な)って居る。きっと絶望があるから希望が燦めくんだろう。この小説の深い部分は稚拙な私の筆ではとても表現できないから是非一度お読み下さい。作家であり精神科医でもある解説者のなだいなだ氏が「老人のことが此処まで分かる湯本香樹実はただものではない」と結ばれたのが印象深かったな、作品の題名が「夏の庭」とか「西日の町」なんてジミ過ぎて今風でないが、此の題名に納得された編集者もきっと「ただもの」ではないと思った。

証券会社のラップ口座が今年の3月末の一年間で3倍に膨らみ4月末には4兆円に達したと先日日経が報じた。「ラップ」とは包むことだから一紮(から)げに顧客のお金を証券会社が株式や投資信託に運用してくれる処から呼ばれている。最近では最低額が300万円から500万円程度にまで引き下げられたので富裕層だった顧客がゼロ金利時代にウンザリした投資の初心者である一般の人にまで客層が延びてきているが、ラップ口座の運用は証券会社委せになり、基本手数料と管理手数料が約2%掛かるし、此の手数料は大手銀行の大口定期預金金利である0.025%に比し篦棒に高い、此の手数料の額を凌ぐにはそれ以上の利回りや売却差益が必要だから私は薦めようと思わない。
又、証券会社と顧客との間に設定する目標利回りが高ければ必ずリスクの割合も高くなるから良いことばかりではなく損が出ても自己責任だし証券会社は投資元本の2%を取って少しもリスクを負わないから不公平だ。そんなことならラップ口座など止めてご自分でネット口座を開設して上場株式にでも投資されたらどうだろうか。自分で此と決めた銘柄なら損をしても納得だしね、特にNISA(少額投資非課税制度)などお薦めだ、NISAはネット証券なら手数料もタダだし配当金から譲渡益まで非課税だからとても魅力的ですよ。私ごとだが先月配当利回りがそのとき一番高かった(4%)三井物産をNISAの限度額である100万円ぎりぎりで600株買ったら一時は10万円以上も値上がりしていた^^。皆さんもどうですか?

私は毎夜眠る前に必ず蒲団の中で小一時間本を読む。仰向けだから重い単行本は腕が辛く、文庫本は片手で持てるからラクチンだ^^。読むものはホラーとSFとコミック以外は何でも御座れだ^^。
文庫本の難(なん)は文字が小さいことだが最近の文庫は昔の岩波より3倍も字が大きくなって行間も広く読み易くなっている。文庫本は作者の究極の終大成なのだが、単行本に拘って文庫本を二流に位置づける輩(やから)は最早時代遅れで、最近は何処の書店でも文庫本が横帯付きで華麗な装幀装画のカバーまで付いているから昔の岩波文庫しか知らない年配者は愕きだろう、傾向としては昔はあり得なかった書き下ろし文庫本などが増えてきたし本屋さんの店頭では文庫の平積みが圧倒し、重たいハードカバーが淘汰されて居る、重い本の時代は最早専門書以外去ったようだ。
文庫本は普通初版本より数年遅れるが、値段も単行本の半分以下と廉価だし持ち運びに困らないし何より作者が出版以来表現に長く悩んでいた校正ミスの個所がしっかりと匡(ただ)されており、オマケに必ず加筆訂正までされて「文庫のためのあとがき」まで書いてあるから単行本より良質な文章が期待できるのでお薦めだ。当初の単行本とは話の筋書きから登場人物まで変わるのがあるから愕きだ。
それは薬丸岳の「逃走」だった、文末にある大矢博子さんの解説を読んで愕いた、此の文庫は出版時のストーリーと記憶がまるで違うと書かれて居る。当初「逃走」は新聞小説でスタートしたが単行本に纏められる際に大きく改稿されたそうだから文庫化で2回目の大改稿になるそうだ、解説者が慌てて2年前の単行本を取り出して読んだら登場人物から筋書きまでガラリと変わって居たそうだ、全面改訂どころか「此では書き下ろしの新作だ」と書かれて居た。
「推敲を重ねる」とは良く言われる言葉だが、著者は絶えず自分の作品に対して思い入れがあり、読み返して居たら堪らなくなるのだろう。批評家の意見だって胸に刺さることがあるだろうし人生経験や心境の変化で書き直したい個所が出てくることは素人ブロガーの私にもよく分かるね、その意味では文庫本は著者に書き直し絶好の機会が与えられたことになる。私は「逃走」の単行本も読みたくてアマゾンを検索したが見付からなかった(;;)。
此の作品は殺人犯とその逃走が描かれているが、実はとても優しく心温まる小説だ、読後感はとても清々しい。皆様も一度「薬丸岳」の作品をお読み下さい、どの作品も圧倒的な筆力に魅せられ夜などに読み始めると眠りに落ちる機会を逸するから注意してね。

女子サッカー「なでしこ」は辛勝を重ねて決勝リーグに進出した、くじ運が好かったせいだろうな、でも初出場2試合で16点も取られたエクアドルに対し「1-0」だなんて何か寒いよね。予選リーグを通じて感じたが、か弱い日本人には連覇なんて到底ムリなように思う。前回はよくよく好運の女神が味方してくれたせいだろう。
「なでしこ」の彼女達は年収数億円の男子サッカー選手と相反して沢選手でやっと500万円しかなく同世代大手総合職女性の年収を下回るから信じられない。菅沢坂崎選手など嘱望される殆どの若手選手が月収20万円程度のパートで糊口を凌ぎ夕方から練習に参加して居る状態だから野麦峠ならぬ、ああ「なでしこ峠」なんだ、海外強化選手にシーズン中支給される1日1万円の滞在費もその少なさにも悲しくなるね、我が国にもきっとFIFAのような亡者が居て税金から支払われる女子サッカー強化資金の大半をなでしこ本部費用とかの名目でくすねて居るのじゃないの?

先週の書けないけど読みたい漢字
少(わか)くして学べば壮にしてなすあり

今週の書けないけど読みたい漢字
愕いて(後)込みした

年金機構とマイナンバー

笹百合

今年も梅雨がやってきた。此の時季晴れの日と雨の日と寒暖の差が大きく30度にもなり半袖だったのが、翌日は雨で20度に下がる天候不順は再び抽斗(ひきだし)からカーディガンを取り出さねばならず耐寒性の衰えた年寄りにはとても辛い。
今年も昨日Eさんから菊水山に自生する「笹百合」の映像を頂戴した^^。この花は何時もながら神々しい。写真からも気高い香りが匂ってくるような気がするね^^。

日経夕刊の「明日への話題」には歌人の永田和宏さんが週一で執筆されている。先週は目に入れても痛くない可愛い2歳のお孫さんが熱を出して娘さんである母親と一緒に緊急外来へ連れて行かれたときのお話だった。「点滴をしましょう」とお孫さんだけ診察室に入れられて大きな泣き声が断続して待つこと30分、やっと部屋に招き入れられて孫を見ると涙を一杯溜めながら私達を見て精一杯笑顔を浮かべるのがいじらしい、見ると手の甲には刺し傷が何ヶ所も残って居た。そこへ若い医者がひと言「上手く入りませんでした」何と言うことだ!もっと練習してから医者になれ!と大声で叫びたくなった。わかる、わかる、永田さんの気持ちが…、最近の医者はパソコン処理のデータ解析にかまけて患者に接する応対や基本的な技術が欠如している輩が多い。大体から患者の躰を触ろうとしない手合いが多いこと、「手当て」の言葉の意味が病を癒す本家本元だと知らぬ医者が多いんだろう(;;)。永田さんは当分降圧剤の処方が必要だったのではないだろうか^^。
永田さんは京都大学の学生時代から歌人であり乍ら、京都大学の教授(生体機能学研究部門 細胞機能調節学分野)迄務められた異色の徒で、研究者のときは血液細胞が必要なとき研究者同士が互いの血を取り合ったり自身で自分の血を採って実験に使ったりされていたから軈て採血に熟練して10cmに満たぬ小さなマウスの尾静脈に百発百中針を刺すことまで出来るそうだ。だから2歳のお孫さんの血管が見付けられなかった医者が全く赦せなかったんだ(>_<)。
この方は長く細胞生物学者だが紫綬褒章を受けられたのは歌人としてであり20数年間毎年歌集を出して居られるから本職は歌人なんだろう。でもこの方の所得が大学で得る報酬と短歌集とどちらが多かったか興味深いね、私は所得の多かった方が本職だと思うが、税法的には税務署が短歌集の所得を事業所得と見なしているか雑所得として居るかで決まる。でもこの方は雑所得であっても間違いなく短歌が本職だと言われると思うね。
以前日経夕刊のプロムナードで執筆された著名な歌人である栗木京子さんも京都大学理学部卒だった、歌人と言うと文系人間の見本のように思うが理学部出身の方が多いのは何故だろう、不思議だね。そうなると文学部出の歌人は世間知らずのNEATのようで立場がないよね^^。
ユング研究家で文化庁長官まで務められた河合隼雄さんは京都大学理学部卒だが大学院は文学研究科であり博士号は教育学だ。良く考えて見ると優れた人はどの道へ進んでも大成されるのは基礎が数学で固められているせいだろうと思う。「砂上の楼閣」なんて言葉があるが、基礎さえしっかりしていれば上にはどんなものでも建つんだよね。私のように基礎の全くない者は…、後は言うべき言葉がない(;;)。

日本円に換算して132億円もの巨額の賄賂が乱れ飛んだFIFA(国際サッカー連盟)でブラッター会長が再選されたが4日後突如辞任した。サッカーの放映権を巡る賄賂だが幹部が14人も逮捕されて会長が無傷だなんてあり得ない話だから何処かで事件が堰き止められているんだろう、此の会長は協会の商業化路線を推し進めた元締めだからひとつ穴の狢(むじな)に違いないが、彼は捜査当局に賄賂を渡して身の安全を図る構図が出来て居たのに思わぬ処から堤の土手が破れたんだろうね。我々日本人には先ず考えられないことだと思うが、ひょっとしたら我が国のアマチュアスポーツ界にも既に同じようなことが起こって居るような気がしてならないね。

日本年金機構の加入者データが125万件も流出した事件で職員が開いたメールがウイルスだと分かりながら三週間もインターネットに接続し続けていた事実が公表され、そのうえ機構サイト自体の脆弱性まで指摘されて急遽6日午後サイトを閉鎖する態(ざま)と相成った。年金機構は先月初めに不審メールを確認しながら座視して職員に注意を喚起することを怠ったのは普段からぬるま湯に浸かった仕事をし自分達の職務に対する真摯さが欠如した結果だろう。年金データをデスクトップにコピーして作業することを禁止するだけで充分情報漏洩は防げたのではないか。
ハッカーは常に存在し進歩している、問題なのは年金機構が年金データの重大性を認識せず最低価格で入札した業者にシステムを設計させたため当然にローコストの見返りとしてセキュリティーに欠陥があったとの意見も多い。セキュリティーはいつも最後に試されるのだ。
此から当分は年金が貰えなくなるとお年寄りを揺さぶる振り込め詐欺団の口実が出来た。何時もお役人の怠慢で損をするのは国民と決まっている(><)。今回のデータ流出が原因で年金がパクられたらお年寄りには機構の連中の給与から返済せよ。
マイナンバー制度だって案じられてならない、中国の振り込め詐欺団のハッカー達がマイナンバー制度に侵入して個人預金を掠め取る手段を模索中とか…(;;)、国税庁の完璧なシステムに年金機構の不安定なそれを合体させることは賢い男に愚かな女を妻(めあ)わす愚であり上手く機能する確証がないし、愚かな女に賢い男を誑(たら)し込むウイルスなど仕込まれていたら目も当てられないね。政府はマイナンバー制度の実施に当たってシステム面を更に十二分に検討し、国民の合意を得べきがスジと謂うものではないか?政府の遣り口は余りにも性急だ、まるで橋下流だね(>
<)。

92歳米国人女性のフルマラソン完走(7時間24分)には脱帽m(_ _)mした。でも先月100歳で1500m自由形を1時間15分で完泳した山口県のお婆ちゃんとどっちが偉いかな?当然山口県のお婆ちゃんだろうね^^。

オムスビという名の馬が走ります」先週毎日新聞万能川柳の入選句だ^^。ググったら北海道で「オムスビ」と謂う馬が走っている。どう見ても勝ちそうにない名だが既に2勝して居るそうな^^。お父さんは06年に中京高松宮杯を制した「オレハマッテルゼ」だ、此のお父さんの名は裕次郎の「俺は待ってるぜ」ではなく、「俺填まってるぜ」だそうだが巫山戯た名前だ。子どもはもっと巫山戯ているよね。馬主の顔が見たい、「オムスビ」のような顔だったりして…^^。

中国長江の客船転覆事故は400人もの死者を出した、300人を失った昨年の韓国のフェリー転覆同様の犠牲者だったし、船長は両方ちゃんと助かっている。船長は如何なる場合でも船と運命を共にすると言う我が国の不文律は儒学の教えの筈だった。閉塞船福井丸にて部下(杉野一等兵)を捜してロシア軍の砲弾に斃れ船と運命を共にした軍神広瀬武夫中佐を彼等はどう考えて居るのか?
70年前国民学校で歌った「軍神広瀬中佐の歌」
♪轟く砲音(つつおと)、飛来る弾丸。荒波洗ふデッキの上に、闇を貫く中佐の叫び。「杉野は何処(いずこ)、杉野は居ずや」船内隈なく尋ぬる三度呼べど答へず、捜せど見へず、船は次第に波間に沈み、敵弾愈々あたりに繁し、今はとボートに移れる中佐、飛来る弾丸(たま)に忽ち失せて、旅順港外 恨みぞ深き♬

先週の書けないけど読みたい漢字
歴(れっき)とした証拠

今週の書けないけど読みたい漢字
ヒヨコを掌に(包)む