花・野菜」カテゴリーアーカイブ

オホーツクの泪(なみだ)

愈々おとといからコールデンウィークに入りましたね。人々の往還で気になるのはオミクロン株の感染です。大連休が終わって中頃にその結果が出るものと思われます。その時若し蔓延がなければオミクロン株も終熄に向かって行くのかなと淡い希望を抱いています。
玄関の庭先では何時もならゴールデンウイークが終わってから満開を迎えるヒメウツギが我が世の春と咲き誇って居ます。白い花って清潔感があってとてもいいですね^^。

 

オホーツク悲しい海の出来事に私達は心が悼みます。「暴れる知床に生きる人達は、少しの危険があれば海には乗り出さない」とは嘗て60年前森繁久彌が歌った「しれとこ旅情」で語られる言葉です。荒れ狂う海に投げ出され海水の温度1度は瞬時にして乗客の心臓を突き刺し、乗客乗員は苦しむことなくショックで瞬時に息絶えたであろうと思われますが、溺死を思えばせめてもの救いだったのではないでしょうか?それにしても此の観光会社社長の不誠実さは腹立たしいね。土下座をした社長の赤いネクタイとか、高い保険料を払っておいて良かったと高言し乗客乗員の命よりお金優先の姿勢は、行方不明者を気遣う姿勢が全く窺えず不愉快でなりません。警察は港の不文律に違反した罪で彼を拘束し裁判所は此奴に重罪を課して下さい💢。

 

週イチで掲載される毎日新聞の人生相談には小説家高橋源一郎さん、漫画家の山崎マリさん、詩人の伊藤比呂美さんなどさまざまな人生経験者が回答者として登場されます。先々週でしたが夫と10年前に結婚し、2女を持つ41歳の女性からの女性誌を思わせる赤裸々な質問が登場しました(@@)。「日本人の夫は真面目で温厚で誠実で仕事も育児もちゃんとしてくれ思い遣りがあって申し分ないが娘が生まれてから何年もずっとセックスレスです。私は夫婦関係(セックス)が家族のベースと考えており、幾度も話し合ったのですが今では手を触れることすらありません。何年も悩んでいる自分が惨めでなりません。関係を修復する方法はあるでしょうか?」と此の女性にとっては至極切実な質問のようでした。然し風紀に厳正な日刊新聞に掲載されるにしては余りにもリアル過ぎて多くの読者の嫌悪感を募らせたのではないかと私は危惧しましたが、我々日本人には此の女性の様な思いを持っていてもそれを他人(ひと)に話すことは端(はした)ないと思う倫理観がありますからこの方の勇気を褒めて良いものやらどうなのやら?と私自身眉を潜める複雑な気持でありましたが、文頭の「日本人の夫と…」に酷く拘(こだわ)りを憶え、ひょっとしてこの女性は大和撫子ではなく外国人かも…?我が国には古来「秘すれば花なり」と言う世阿弥の名言があります。投書の質問は「見知らぬ者に対して常識ある日本人が発する言葉」ではなかったと私は思ったのでした。五回結婚し四回離婚経験と人生の地獄の経験者である高橋源一郎さんの解答を興味深く期待したのですが、意外にも修羅場を潜り抜けた彼らしくなく至極簡単で常識的なものであり、斬新で奇抜な解答を期待していた私を甚(いた)く失望させました(::)。私は男なのでこの女性の気持ちが十分に理解できませんが、無理に言い寄って夫に嫌われたくないのなら自身の欲求をご自分で処理されたら?と思います。現在は何事にもオープンな便利な時代ですからネットなど利用して一昔に比べて一段と精巧になったグッズなどを求めるのも一策だと思います。昨今多くの若い人が煩わしい人間関係を嫌って恋愛も結婚もしようとせず独身生活に満足し、男女ともに性的本能は自分の好きなときに自身で処理するのが主流となっています。恋愛するにしても相手が要るし、お金も掛かるし、心変わりや嫌いになった相手のストーカー化など心配の可能性が一杯ありますから、移り気で忍耐心の乏しい今の多くの若者にはみんなでワイワイ騒いでも特定の相手を決めることは絶対にしないのが決まりごとになって居ます。此等は我が国の人口減少原因の大もととなって居ますが、産めよ増やせよと激励されて戦時中に暮らした我々の世界観はとっくに捨て去られました(::)。この様な我が国文化の社会的変貌を理解されて、此の奥様も自身の欲求不満は夫に求めず自助努力で解決され、家庭生活では優しくて良いご主人と何時までも幸せに添い遂げられることをと私は願いました。年齢からしても奥様の辛抱はせいぜい後20年がやっとだろうし、個人差はあるけど性交渉で女性に比べ男が遥かに疲労することをこの奥様だって十分に理解されて居るのではないでしょうか?最後に一言、此の愚昧なシモネタ質問を取り上げた人生相談コラム担当者の記者としての社会常識を私はメチャ疑ったものです💢。

 

オホーツクの海、婚約者二人哀れ(;;)体しっかり結んだね?

 

先週の読めそうで読めない字     悪事を発(あば)く

今週の読めそうで読めない字      人生の(奥義)

ロシヤ人留学生

春爛漫を迎えて、今週後半にもコールデンウイーク到来と言うのに新型コロナ・オミクロン株は一向にその勢いが衰えず、国からの給付金で漸く倒産を免れた観光業界が待ちに待った稼ぎ時が近づいてきましたが、果たしてコロナ患者数の趨勢はどうなることでしょうか。
玄関の庭先ではゴールデンウイークを待ち兼ねてアザレア(西洋ツツジ)が咲き誇って居ますこの花の真紅はホント半端じゃありません(@@)。

 

昨日の毎日新聞朝刊社会面にて「留学生にも経済制裁」のタイトルで日本の大学受験を目指すため専門学校に学ぶロシア人留学生である一人の少女レナさん(仮名)の窮状に付いて七段組の記事が大きく掲げられました。仮名の理由はこの記事から母国のお母さんに迷惑が掛かることをレナさんが恐れてのもので、ロシヤが如何に怖い国であるかが垣間見えます(::)。ウクライナの人は誰も暖かい目で見られているのに、ロシアから留学したと言うだけでお母さんからの僅かな送金も金融期間が欧米の金融制裁のためストップされ手持ちのルーブルは3割も超下落し食事付きの寮費も支払えなくなり、家賃の安いところへ引越さねばならぬ三重苦の中を大学進学を目指して必死で頑張っている此の少女をなんとか助けてあげられる術(すべ)はないものかと心が悼みます。ロシヤ語の語学講師と飲食店でのアルバイトは規則である週28時間の制限付きで現在お金はアルバイトの8万円だけ…(;;)。万(ばん)已むを得ずクレジットカードのキャッシングに頼ったけど此れも何れは自分が追い込まれいつかは高利で返済せねばならず、自らが不幸にしてロシア人であることを深く嘆いて居られますが、そのうち理不尽にも自らの身体を売って借金返済…なんて悲劇が起こらないことを唯々祈るばかりです。プーチンは悪くてもロシヤの一般市民は悪くないのに彼女達まで制裁の巻き添えにするアメリカや欧州の荒っぽい制裁の態度は心配りに欠けメチャ酷いと思いました。

一方、ウクライナ人なら前から居た人も避難された方もミーハーの日本人にヤンヤヤンヤと歓迎され、やれ就職だ宿舎だ、ヤレ語学学校だと至れり尽くせりの中を、ロシアから日本語を取得した上で単身渡日されています。我が国の学問を学ぼうとしたロシアの少女が地球上の同じ人間なのにこんな不幸に遭遇せねばならぬのは至極不条理です。此れは欧米のロシア制裁のとばっちりを受けた気の毒な被害者と言えるでしょう。金融制裁で銀行がストップされてはどうにもなりません。岸田内閣のアメリカ寄りの目の粗い政策では、十把一絡げで細やかな心配りが全くされていないのが常であり、多くを期待できませんが、政治のことと無関係な健全な青少年の希望まで踏み躙る行為は行き過ぎだと思います。此の少女が此れからも帰国してからもずっと日本ファンで居て頂きたいと願うのは私一人ではないのではないでしょうか。

ウクライナ東部では何百と言う墓穴が掘られて何万人ものウクライナ人の死体が埋められていると人工衛星写真の解読が我々に告げられました。ロシア人って死体の尊厳を守るんや(@@)、偉いな!と一瞬考えたけど本当は大量虐殺が世界に知れるのが嫌で死体を隠すようにプーチンから命令されたから埋めただけなんやと推察しました。埋葬されたのでなく隠されただけやったんや!

上記のごとく、ロシアって途方もなく怖い国ですね💢。日本も総理がロシアに対しウクライナの肩を持った発言をし、ウクライナ避難民を喜んで受け入れていますが、一体からこれからのサケ・マスの漁業交渉をどうするつもりでしょうか?毎年2億ドル位払っているけど、来年からお金が数倍に値上げされるか或いは交渉断絶されたりして…(;;)。此のサケ・マスは日本の海で獲れるけど生まれたのがロシアの河川だからとお金を毟られる不条理なものです。北海道の河川で生まれたサケ・マスも多く居ると思うんやけどな…(::)。フイリピン海溝で生まれる鰻は採ってもフイリピンにお金払ってないよね?何処が違うのかな?

 

先週の読めそうで読めない字     注連(しめ)飾り

今週の読めそうで読めない字     悪事を(発く)

映画のエンディング

4月も半ばを迎えて各地のサクラや八重桜が満開を迎えて居ます。それにしても週初めのポカポカ陽気が何処に行ったのかやっと仕舞ったストーブを再び出す寒い昨日今日でしたね、この花冷えには桜も戸惑っていると思います(::)。

 

最近どこかしこでイタリア映画「ひまわり」が放映され、大入り満員が続いています。ヘンリー・マンシーニの音楽がとても素晴らしい作品です。舞台が今全世界注目の渦中にあるウクライナであることが紹介され、リバイバルしたものですがあの広大なひまわり畑はちっぽけな島国に住む我々日本人を圧倒します。処で私はこの作品がジョバンナ役であるソフィアローレン主演であることを百も承知の上で、マーシャの可憐な美しさに惹かれたマルチェロ・マストロヤンニ演じるアントニオの選択肢を選びたいと思いました。マーシャ役の女優リュドミラ・サベーリエワはウクライナ人でバレリ-ナですが、ジョバンニが探して辿り着いたアントニオが暮らす小さなお家は温もりがあり幼い娘のカチューシャとの生活は心地良さげです。ジョバンニの話を聞いたマーシャが不安な面持ちながらも戦争で記憶を失ったアントニオを彼女に逢わせようと決意し、駅舎で列車から降りてきたアントニオの処へ走り寄って話して居るマーシャを見てジョバンナが突然逃げるように動きかけた汽車に飛び乗り、人目を構わず号泣する情景には思わず涙をそそられます。二人の強い絆を目の当たりにした女の鋭い直感で自らの敗北を一瞬にして悟ったに相違ありません。Time and tide wait for no man「歳月人を待たず」でありました。その後ダラダラした幾つかのシーンは全て蛇足であって、別れのあの場面を前奏曲とし、ジョバンナの号泣を以て映画の「FINE(the end)」にすべきだったと私は思ったのです。

 

先週講談社文庫の「同和と銀行」を読みました。1980年当時銀行大手6行の最下位にあった三和銀行がバブルのど真ん中に急成長を遂げるべく、当時被差別部落の出身であった部落解放同盟の小西邦彦との癒着が生んだノンフィクションでありましたが、読んで居て動くお金が桁外れに大きいので魂消ました(@@)。昭和44年に制定され33年も生き続け、悪法の最たる見本であった「同和対策事業特別措置法」により国の財政上の特別措置を設けられ全国展開されましたが、寝て居た子を起こすような此の法律は「穢多」を「新平民」と呼ぶ「穢多廃止令」が明治4年施行に制定されたことで、ひっそりと息を潜めて生きてきた人達が人前に曝され戸惑い逆に棲み難くなった約100年間を償うべく税金から限りなく同和関係者に利益を与え、それまでの身分差別の贖罪にしようと政府が目論んだ忌まわしい法律でありました。そんなこんなで特措法が成立し、特に同和部落の多い関西各府県各市町村では役所の公共事業をほぼ同和関係者が独占することになりましたから、それまでの業者は同和の下請けに成らざるを得ず美味しい上澄みはしっかり同和に取られる有様でした。国税局にもわざわざ同和担当部門が置かれ、所得税や法人税ばかりか更には相続税や贈与税までお目零しされて一般の住民が酷税に悩んでいる最中にも彼等が特別待遇だったことを私は職業柄この目で見て良く知っており、そのあからさまな不平等には歯軋りしたものです(::)。本文では同和関係者が土地を10億円で売ったら税務署が態々(わざわざ)やって来てくれて譲渡収入5千万円での申告書を作って済ませてくれたとはっきり書いてあります(;;)。

「同和と銀行」の舞台は大阪東淀川区にあった三和銀行淡路支店が主要な資金提供役を務めて進行しますが、群がった他の銀行も併せて不良債権の総額は80億円にも上り、バブルが弾けて焦げ付いた貸金が訴訟となって最終的に銀行が回収できたのは僅かに部落解放同盟会長小西邦彦の定期預金1億円のみでありました(::)。

エピソードとしては1980年当時のこの淡路支店にその後俳優になる「竹内力」が2年間ではありましたが大分の高校を卒業して入行し勤務しており、ヤクザ顔に整形する前の彼は半端なくハンサムであって、態々支店にやってくる女性達が多く、近くの柴島高校の女子高生が下校途中に彼の顔を見ようとして行列を作ったそうです(@@)。此の本には三和銀行の慰安旅行時の写真まで掲載されており、あのリーゼント姿は間違いなく「難波の帝王」竹内力その人でありました^^。

 

ウクライナの惨状は見るに堪えない状況だが、米、西欧共にロシアを非難するだけ、傍観して居ないで助けてやろうとウクライナに武器を持って入る国はどうして居ないの?

 

先週の読めそうで読めない字     彼の家を訪(おとな)う

今週の読めそうで読めない字      (注連)飾り

 

故郷を古里と書くな!

寒暖を幾度となく繰り返した3月が漸く終わって花の4月を迎えて居ます。奥庭でひっそりと周囲の雑草に気兼ねしながら懸命に咲いているサルビア・ミクロフィアとは対象的に庭の道路際では春の到来を待ち望んでいた「ゆきやなぎ」が先週後半から満を持して咲き誇って居ます^^。僅か数日の命なんですが、彼女はその日のために一年間営々と根を張って今日に備えてきたのでした。偉いなあ^^。

 

埼玉県のさる高校が生徒達の学校の制服にユニクロを加えたそうです(@@)。此れまで学校の制服について男子は詰め襟で女子はブレザーにプリーツのスカートが定番だったのを見直す新しい試みだそうですが、制服は意外に高く5万円位もして、替着も要るので父兄の負担は半端ではなく、その辺りを見直すためにユニクロの案が出たそうです。でも制服って値段で決めるものなんかなあ…。その上ユニクロは中国の新疆ウイグル自治区で縫製された綿製品がウイグル人の強制労働により生産された疑いがあるとユニクロが国際的に批判されている中を日本の公立高校がユニクロ製品を制服に定めたことには各界から「無神経な行動だ」との批判が起こるのではないでしょうか?

 

「♪春は名のみの風の寒さよ♫」と誰もが口遊んだことがある小学校唱歌「早春賦」(そうしゅんふ)は、東京音楽学校の教授だった吉丸一昌が大正初期に信州の安曇野を訪れ、穂高辺りの雪解け風景の美しさに感銘を受け書かれた詩であったとされています。私はこの歌を聴く度に65年前を思い出します。当時私の好きな人は音楽の先生で岡谷の長地小学校勤務、家は当時南安曇郡三郷村にあって林檎栽培農家でした。丁度穂高山系の麓にあり大糸線の一日市場(ひといちば)夏休みに駅から徒歩で西へ4キロ余り右手に雄大な穂高山系を眺めながらの訪いはとても思い出深いもので脳裏を去ることはありません。今思うに南安曇郡三郷村は丁度飛騨の幼い工女たちが野麦峠を経て松本に出る街道口ではなかったでしょうか…、話が脱線したので引き戻しましょうね、春早々の話題は私の拘(こだわ)りである漢字の話です。「早春賦」と同じ時代の愛唱歌「故郷(ふるさと)」を皆様きっとご存じですね。私が国民学校で習ったこの歌は前の世代の方も後の方も誰も忘れずに何時でもソラで歌える数少ない愛唱歌であり、幾つになってもこの歌を聴くと童心に帰れるから不思議でなりません。

 

北朝鮮による日本人拉致問題の支援者団体が開催する集会では、集会の最後に日本人拉致被害者の早期帰国を願って、参加者全員で「故郷」を熱唱することが慣例となっていることは皆様御存知の通りであり聴く度に涙するこの「故郷」ですが、近年「故郷(ふるさと)」の漢字が当て字であると言い出したのは、あの不埒な国語審議委員会だと思いますが、彼らの企みに国語辞典を編集する辞典発行の各社が微妙に影響されて読みを優先した言葉を採択する傾向が強くなりました。つまり「故郷(こきょう)」を「ふるさと」と読ませない姿勢が強くなり「故郷(ふるさと)」の代替字「古里」が国語審議委員会の推奨する熟語となって参りました💢。不思議に思った私は2000年以降に発行された手持ち8冊の国語辞典を調べた処、「ふるさと」の漢字第一候補はナント!「古里」が7冊で「故郷」は三省堂の新明解国語辞典のみでありました(;;)。そして7冊の辞典にある「ふるさと」の漢字表記トップは「古里」で二番目が「故里」三番が「故郷」でした(;;)。同じ三省堂の辞書であっても三省堂国語辞典は一番目が「古里」であり、新明解国語辞典が「故郷」ですから同じ会社でも部門が変わると対立し金田一京助派の新明解チームが見坊豪紀派の三省堂国語辞典チームに真っ向から立ち向かっている姿勢が窺えます。私は「古里」は易しい漢字を単に優先させただけで情緒がまるでなく人気(ひとけ)のなくなって誰も行きたくない寂しい「古里」なんて書きたくありません。「郷」が画数が多い6年生の配当漢字ではありますが、国語審議委員会は唯々易しい漢字でさえあれば言葉の由来などどうでも良い姿勢を崩さないのは正しい日本語に対する冒涜ではないかと考えます。「故郷」は訓読みを採用しているので決して当て字ではなく「古里」が第一候補に居座り、公式文書や新聞に採用され跋扈しているのはどうにも合点が行かず腹立たしく思います。誰か文句を謂う学者は居ないのでしょうか?何れも常用漢字だし画数の多少で使用を制限するのはどう考えても無理筋だと考えます。

 

お笑いタレントの松本人志が先月27日日曜日放送のフジテレビ「ワイドナショー」に出演、北朝鮮の弾道ミサイル発射に対し、メモを見ながらコメントする岸田文雄首相について苦言を呈しました、つまり「原稿棒読みを止め自分の心を直にマイクに伝えよ」という意味でした、この方お笑いやったのに何時の間にか政治評論家になったみたい…^^。誰も言いたくても言えなかったことだから「いいね」を付けたいけど司会が本業になった浜田はどうするのかな?二人共大物になりすぎて今更お笑いに戻れないみたい…(::)

 

昨日まで私は三日間白内障手術神戸アイセンター病院に缶詰にされて居ました。通常白内障は日帰り手術なんですが、私が両目ともに黄斑変性症であることを理由に前日入院当日手術翌日退院とされました(;;)。見えない方の目まで手術されて何か手術代を損をしたような気持ちでしたが掛かり付けの先生の言葉は絶対で断れば二度とアイセンターに行けなくなるので仕方なくお言葉に従いました。詳細は次週にて…。。

 

多勢に無勢なのにウクライナの人って挫けないで戦っています。女性戦士も多いとか…、強いなあ!偉いなあ!我々も彼らの爪の垢でも煎じて呑まないと…(::)。

 

先週の読めそうで読めない字     紺屋(こうや)の白袴

今週の読めそうで読めない字     花の(顔)

再び「坊ちゃん」

明日は春分の日を迎えますが、待ちに待った春の訪れで日一日と暖かく、庭では春を待ち焦がれていたいろんな花が咲き初め、毎朝「見て!見て!」と、私の起きるのを待っています。今日は久し振りに酢漿草に覆われた奥庭に咲いた紅白のサルヴィア・ミクロファイアを御覧ください。ドコモには未だ行けてないので写真添付は愚息を煩わせました。

 

三年前の東京医科大学の不正入試について調査をしていた第三者委員会(委員長=元最高裁裁判官那須弘平)から一次報告書が公表されました。それによると女子の受験生に対する不利益な得点操作をした結果、2017年度と18年度の一般入試では本来合格していた計55人の女子が何故か不合格にされて居ました💢。報告書は同大が追加合格の判定を行った上で結果を公表し、新たに合格者となった受験生には補償などの対応をするよう求めて居ますが、少女期から成年へ脱皮する貴重な三年間を償う方法など何処にも有りはせず、金銭になど到底換算できないものを東京医科大学は如何に収拾するのでしょうか。女子を合格させなかった理由が「女は仕事を休んで子供を生むから」など極限のセクハラでありましたが、本心は女性医師が増えることで男社会が脅かされることが彼等の気に入らなかったに相違ありません💢。

 

処で先日の報道では2021年度の各大学医学部試験合格者が男女逆転し女性が優位に立ったと正式に発表されました (@@)。2021年度の大学受験医学部の合格者率を全部曝けだすと驚くべきことに女子が13.60%、男子13.51%と僅かですが男女比が逆転して居ます(@@)。医学部志願者は高額な入学金や授業料など女子の受験機会が狭められている中での2021年度での合格者率逆転は若し男女平等の社会慣行への移行と周辺環境の理解更には家族の協力に依り受験機会が十分に与えられたならば女性の合格率は優に60%を超えて行くのではないでしょうか。「女性の方が勉強ができるんや!」2018年に東京医科大学で女性への不正採点が明るみに出たことで世間をアッと驚かせましたが、もともと女性は受験の年齢当時には男と違って青春の煩悩に悩まされることがなく勉学に集中できるため男性に優位であって当然です。先月ご紹介した高3で日本学生陸上競技対校選手権(インカレ)女子三段跳に出場し、翌春東大理科三類に現役合格した(@@)内山咲良さんのように女性が男性に勝るとも劣らぬことが実証されましたから愈々女性上位時代の到来となりました^^。学費の問題や社会環境に両親の財力と理解さえ得られれば今後女子が男子を上回ることに相違ありません。女子校である東京の桜蔭学院が85名と東大合格者の総数で男子校の嘗て東大合格日本一を誇った灘高校79名を上回ったのは確か一昨年でしたし、今年の前期入試でも桜蔭は理科三類にトップで13名を送り込み灘10名開成6名の男子校を見下ろして居ます^^。女性恐るべし!

 

お詫びm(_ _)m。「坊っちゃん」は2013年1月6日に既に発表済でした!ブログ文末にバックナンバーが何故か勝手に数個表示されますが、先月の「坊っちゃん」の文末参照欄にに旧「坊っちゃん」が掲げられました(@@)。此の表示は流動的なものでその時々に応じ変化し、現在は消滅して居ますが上梓して足掛け10年となっては嘗て並の人より記憶力を誇った私も耄碌してすっかり忘れて居ました、申し訳ありませんm(_ _)m。 前回の文章は凡そ今回と変わって居りませんから、10年間私の思考は全く進歩して居なかったようです(::)。念の為下記に10年前の「坊っちゃん」を再掲させて頂きましたのでお読みください、きっと皆様も私の進歩のなさに驚かれることでしょう(;;)。

正月休みのつれづれに十年振りかで漱石の「坊ちゃん」を読んだ。歯切れの良い文体のリズムが躍動し何度読んでも面白い、この小説がいつの時代になっても名作として読まれている原因はこの小説に流れている温もりだと思う。此は漱石の自叙伝だがこの小説の中で一貫して坊ちゃんの心を占めているのは学校でも赤シャツや山嵐やうらなりでもマドンナでもなく、先生になって田舎の松山へ出かけた坊ちゃんの帰りを東京でひたすら待ち侘びて居る女婢のお淸であることに誰もが気付かされる。「坊ちゃん」の真の主人公はお淸ではあるまいか。此の作品から暖かさを感じるのはお淸が存在するからだ。「坊ちゃん」の呼び名も淸の呼び掛けの言葉であり、他に誰も彼を「坊ちゃん」なんて呼びはしない。お淸は年寄りだが「坊ちゃん」には恋人以上の存在だったのだろう、其れが証拠に小説の終わりに至って俄に…俺は淸のことを書くのを忘れて居た…、…おれが東京に着いて下宿へも行かず革鞄を提げたまま「淸や帰ったよ、」と飛び込んだら、あら坊ちゃんよくまあ早く帰ってきて下さった、と涙をぽたぽたと落とした。おれも余り嬉しかったから、もう田舎には行かない東京で淸とうちを持つんだと云った。
恰も長く逢わなかった恋人との再会を彷彿(ほうふつ)させる章(チャプター)だが、漱石の淸への深い愛情があふれ出ている。……淸は玄関付きの家でなくっても至極満足の様子であったが気の毒なことに今年の2月肺炎で死んでしまった。死ぬ前日俺を呼んで「坊ちゃん後生だから淸が死んだら、坊ちゃんのお寺に埋めて下さい。お墓の中で坊ちゃんの来るのを楽しみに待って居ります」と云った。だから淸の墓は小日向の養源寺にある。……此処でこの小説は終わるが、最後「だから」の重い言葉に漱石のこの小説への全ての思いが籠められて居る。恐らく若い頃の彼にはお淸のような女婢が実際に存在し、その女性の死に直面した深い悲しみが心に染みついており、彼女への追慕の念が「坊ちゃん」の作品の背景になったのだと思う。或いは彼が結婚に踏み切ったのもお淸の死であったかも知れない。処で漱石の奥さん鏡子さんの旧姓はキヨであったし、未完の絶筆となった「明暗」の主人公の嘗ての恋人が矢張り清子であったが、漱石には「淸」には深い思い入れがあったのだと思います。漱石は大正5年49歳で早世しましたが、ひょっとしたらお淸が雲の向こうから「坊ちゃん、早くに来て下すった、お待ちして居ましたよ」とハラハラ涙を流したのではあるまいか。

 

先週の読めそうで読めない字       雪洞(ぼんぼり)に灯をともす

今週の読めそうで読めない字      (血脈)とは家の血筋を言います

 

子連れ寡婦の悲劇

暖かかったお正月が済んだら急に寒波が襲ってきて日本列島は雪一色で温暖地方にも積雪が見られたようです。寒くなると庭の植物たちは縮こまってしょぼんとして居ますが、独り奥庭の十両だけは元気に成長しこんなに凛々しく咲いて居ます^^。

 

小笠原諸島の海底火山「福徳岡ノ場」の噴火によって地底から生まれた大量の軽石が世間の注目を集めていますが此の無数の軽石は黒潮に乗って北上して日本の各地に漂着して船舶の入出港を妨げ、更には魚類が食べて死亡するケースなどが続発するため、鹿児島県工業技術センターではこの軽石は漁業などに甚大な被害を与える厄介な漂着物であることは間違いなく憂慮して居ました。処がその後沖縄県環境部から発表された「県内に漂着した軽石の分析結果について」の報告書を読むと、軽石に意外なプラス面もあることがわかってきたようです。
沖縄農業関係者が直観的に思ったことは、軽石が漂着したときに「無料で土壌改良材が手に入る」ということだったとか…^^。粘度の高い沖縄の土壌には軽石のような水捌けのよい素材がどうしても必要だからとのことでした。然し軽石の中に毒性のある砒素やカドミウムに水銀などが入っていては全く使うことができません。そこで種々分析した結論では沖縄県内三か所から採取したサンプルは何れも土壌環境基準を充分に満たしているというものでした。そして厄介者と思われた今回の軽石は土木建築資材や農業用資材等としての活用が見込まれるということになり、一転して資源になる可能性が大きくなりました^^。プランターの底に入れる鉢底石や土壌改良材として水捌けの悪い土地などに用いて湿地の水分を低下させる可能性が充分に考えられるとのことでした。
でも連連(つらつら)考えるに軽石って石綿みたいなもので小さく砕いても何れは空気中を漂い水分と一緒に我々の体内に入って諸病の根源となるのではないかと私はとても恐れています。

 

大阪摂津市の集合住宅で昨年の8月に3歳の嬰児がお母さんと同棲している男から熱湯を掛けられて生命が奪われた事件で母親や知人が数回摂津市に相談していたそうです、その後嬰児が死亡した事件を精査した処、意外な事実が判明したのです💢。事あるごとに母親は複数の知人に松原容疑者の幼児への暴力を話しており、市の担当職員は数回に亘る母親や知人からの相談により虐待の事実を熟知しており、虐待は日常的だったと認識して居たという話を知人は聞いていたそうです。摂津市は計4回の相談・通告を受けましたが子供の保護には消極的な姿勢を変えず、挙げ句担当者全員が引き継ぎを何もしないで他の部署へ転任してしまったのです(;;)。その後間もなく熱湯による痛ましい嬰児虐殺事件が惹き起こされたのでした。
摂津市の弁解ではその後母親との面会時に、暴力がない事を確認していたとのことですが、当然に母親が隠して言えなかった可能性を全く考慮しなかったのは愚かと言うべきです。母親も被害者であった可能性をも充分に考慮すべきでした。男に捨てられないために心ならずも母親の「大丈夫です」という言葉を鵜呑みにして、嬰児は安全だ、などと考えた吏員は愚かでしたね。又、市は児童相談所に報告はしたけれど保護は求めなかったそうです。市は早急な保護を依頼すべきだったし、又彼等が子供から直接話を聞く機会を持たなかったことがポイントだと私は思いました。過去の事件でも同様のことがありましたが、親の意見だけ、大人の意見だけで子供の安全を判断しては駄目であって、3歳だと詳細に具体的な話をすることは出来ないにしても話をすれば「いやや」「怖い」位は言えたと思います。子供の気持ちを置き去りにした儘、子供の安全を判断した未熟な大人が市の吏員であったことが大きな不幸を惹き起こしました。昔から良く言いましたよね、「彼奴(あいつ)は役場くらいしか勤まらんやろ!」。

 

コロナ感染者各地激増を受けて多くの都道府県が「蔓延防止措置」の指定を受けましたが、此れによって飲食業が再び時短に追い込まれて赤字を増やすことになりそうですが、今のオミクロン株は飲食店での接触から発生するだけでなく異なった形で伝播して居るのではないでしょうか?患者の激増から感染は空気感染だってあり得ると私は思いますが…。飲食店を規制してもオミクロン株患者の増加が変わらなければ、きっと飲食店の規制が間違っていたことを誰もが思い知ることでしょう。
ある介護施設では、職員は不織布マスクを一枚しただけでは足らず、二重にし始めたそうです。

文中の「あり得る」は正しく「ありうる」と読むべきですが、昨今NHKも政治家も「ありえる」と読む輩が頓に増加したことが私(わたし)的にはとても嘆かわしいと思います(::)。

 

先週の読めそうで読めない字   昨年の吹雪(こぞのふぶき)

今週の読めそうで読めない字    最近コロナの患者が(頓に)増加した

 

 

連合初の女性会長

休日だらけの松の内もあっという間に過ぎ去って普通の日常がやって参りました。この日常の到来は我々税理士に確定申告期到来を告げるゴングを意味します。3月15日まで日数の少ない2月間で100件以上の申告となりますが、新型コロナウィルス蔓延の影響を踏み越えて無事に申告が完了することを神に祈るばかりです。

 

玄関先の庭のゼラニュームに傍らに見かけぬ黄色い花が開花しました。傍の太い葉はアマリリスだし、街で買ったポット苗とは思えず、よく遊びに来る椋鳥が何処かからタネを運んできて発芽したのではないかと思って居ます^^。名前など分からずとも私好みの清楚で可憐な処がとても気に入っています^^。

年初に岸田総理は労働組合の中央組織である「連合」芳野友子会長から招待された新年交歓会に出席しました(@@)。招待は毎年儀礼的に行われていますが、総理が出席するのは10年位前以来のことだとか…。恐らく夏の参議院選挙を意識しての出席だと思われます。最近では連合と立憲民主党、国民民主党との関係は必ずしも良くなく特に昨秋の衆議院選挙で共産党と組んで国民に見放されて惨敗し、維新に多くの票を奪われた立憲民主党に反共を掲げる連合が強く反発したことは皆様ご承知の通りです。そこで今年総理の思惑は立憲民主党を立てて戦う連合に擦り寄って票のお零れを頂戴するため、連合の何より目標とする賃上げと謂う切り札と男性女性の同一賃金を目指す環境を自民党が提示することでの共闘を持ち掛けたました。自民は女性の賃金格差と同一賃金の政策はうちが実現してきたと強調して共闘を主張していますが、連合の芳野友子会長は「立憲民主党を主軸に国民民主党との関係で戦って行きたい、自民党とは政策に基づいて意見交換をして行く」と述べて警戒心を解かず立憲民主党への支援を強調しています。

この芳野会長55才は女性の初代会長であり、錚々たる学歴戦歴の持ち主かと思ったらそうではなく、都内の商業高校から工業用ミシンメーカーであるJUKI(当時ジューキ)に入社したのは男女雇用均等法施工前であり、結婚まで働こうと思って居たら、1年目に労働組合の人から「組合の専従にならないか?」と誘われて、先輩に相談したら「女が職場を変わる機会は先ずないからやって見れば」と背中を押されて組合専従になった変わった経歴の持ち主です。組合活動では女性の発言が「全て我儘」と周囲に否定されながらも偶(たまたま)更衣室で制服に付けるリボンとベルトが傷むため自前で用意している話を聴いて、会社に貸与するよう申し入れ、バブルが弾けて経費削減に会社が必死になって居たときでありましたが「女性の切実な要求だ」と一歩も引かずに要求を会社に受け入れさせたことや育児休暇導入制度に挑戦し、会社側を1年がかりで説得するなど力をつけたことが彼女の大きな自信となって女子社員の信頼を得て、自らが組合役員になって女性の地位を守ろうと決意し、ある小さな団体の中央執行委員に立候補した処20人にたった1人の女性候補だったのに何故か当選し^^、その後総評系の過激女性軍団に押されながらも、連合にジェンダー平等の視点を…と訴えてJUKI時代にアカの宣伝ばかりする共産党系の組合員を排除して同盟系(当時の民社党派)の組合を育てた経験を生かし、ついには昨年9月55歳と最年少にして700万人の労働者が参加する「連合」の初代女性会長に専任されたからメチャ凄いなあと思いました。
此れまでの会長は新日鉄、東電、松下電器、旭化成と大企業系の労組出身者の指定席であり、今回もトヨタが辞退したためお鉢が回ってきたものです。連合は今や「上級国民の集まり」など揶揄される中を芳野さんが高卒の叩き上げから中小企業の労働運動に携わり今日の連合の基礎を固めてきた力は凄いと思いました^^。写真の如く若い頃からの美貌は荒れ地に咲く一輪の花でありこの方が可成りの美貌であることが連合の大老達の目を晦ませたのではないでしょうか?若し彼女が大企業の組合専従ならとっくに会社に籠絡され手懐けられ高いポストを用意されきっと組合から脱退させられていたに違いありません。芳野会長は中小企業JUKIミシンでよかったね。でも岸田総理が中小企業に入った高卒女性に直接お願いに参上するなんて有り得ないことでありメチャ快感です^^。

 

岸田総理就任後ずっとあらゆる政策に対し前倒し々々と連呼していますが、喫緊の新型コロナワクチン接種3回目は未だ来月以降になるそうです。総理になっても言うばかりで何もせず有言不実行の総理は器が小さくて前の菅総理とタイプこそ違え国民の期待に応えない点では全く等しく期待できません。特に拉致問題から顔を背ける態度が国民を苛立たせます。あの横田早紀江さんも高齢で動けなくなり、もはや解決が望めぬ現状ですが、拉致問題については飛行してくるミサイルに怯えてきっと「地雷を踏むな」と歴代総理の申送りなんでしょうね💢。総理れいわ新選組山本太郎に代わりなさい!

 

コロナ患者激増ですが政府の動きは甚だしく鈍いようです。どうやらオミクロン株インフルエンザと同種のものと政府が判断した様子ですが、それならインフルエンザの死者を教えろ!と言ってもそれはデータなく答えられないからとても良い加減やね(;;)

 

先週の読めそうで読めない字    曜く(かがやく)ような朝日

今週の読めそうで読めない字             (昨年の吹雪)

見捨てられた沖縄

 

 

寒かった年末に比し、お正月は暖かくて特に神戸の3ケ日は小春日和でしたね^^。今日の花は冬から春に咲く花テッセンの一種で準絶滅危惧種カザグルマです。自宅台所出口の右に置かれた10号鉢から伸びた茎が何故か秋に日除けに掛けられた簾の裏に廻ってしまいました(;;)。然し簾のせいや家からの暖気で気温がそれほど下がらなかったせいか見事に元日開花しました。花達は簾の内側で寒気から逃れ隙間からの光線だけでずっと咲いている姿はとても可憐です(;;)。一つは強引に簾の表にすり抜けお日様を浴びながら花を咲かせましたが、可哀相に寒さで夜を越せず枯れてしまいました(;;)。

 

昨年末小平奈緒選手相澤病院所属)は35歳にしてワールドカップ・スピードスケート1000m決勝にて優勝し、北京五輪資格を手に入れました。500mは小平選手の独擅場(どくせんじょう)ですが1000mは年齢的にしんどくて若い選手に勝てなかった数年間でしたから素晴らしいと思いました。是非北京五輪で日の丸の旗を掲げて下さいm(_ _)m。処で競技の練習に遠征に試合に…とお金が一杯掛かるのに信州大学時代からずっと彼女を支える結城コーチ共に二人を包み込んで下さる相沢病院の理事長さんは偉いですね。小平さんが所属でも、所属じゃなくても患者さん一杯来るのにね(^^)。小平さんも結城コーチも練習の合間を縫って病院スタッフの一員としてマメマメしく働いて居るそうですから患者さんも職員も全員彼女達のファンだそうです、偉いですね。話変わるけど小平選手の太腿は男子選手と変わらぬ60センチ以上あるそうです、全部筋肉ですから押しても凹まないとか…凄いなあ(@@)。

 

新聞の記事からですが現在の日本には恋人のいない20~30歳男性が930万人も居てその90%は結婚を目的とした恋人を募集中だそうです。仕事が忙しいと言いながらそれは負け惜しみであり、未だに良妻賢母型を求める奥手な男が多いらしく、実はプライドばかり高くて相手に好意を持っても断られて傷付きたくないし、失敗したくないのが本音のようです。そこで昨年登場したのが婚活アプリ「エール」です。エールは出会いからお付き合いまでAIがナビゲートすることで心理的ハードルを避け、破綻したときの傷を最小限に抑えてくれます。女社長のTさんは大卒後、武田薬品に7年間勤務し企業立案やマーケティングを担当しMBA取得後、婚活アプリを使っての会社を起業し、奥手でプライドばかり高い男性を掘り起こす活動で巷の好評を得ています。「会話ナビゲート」にはチャットにAIが入って居て関係の進展をセットしてくれるそうです^^。そろそろ誘ってみようかと男性が思ってもマッチングアプリでは8割以上の女性がまだ早いと考えているデータがありきっと本音でしょうね。このように両者の間には人間でなくAIが仲人として介在しお互いのコミュニケーションをアシストしデートのタイミングを模索しAIが察知することで男性にGOサインが出せる仕組みであり、好評を博しています。例えお金が掛かっても自分に相応しい配偶者を見つけてくれるアプリなんてとても良いですね。合コンは自分が晒し者になったようで惨めだし、何より紹介者が押し付けがましく断りにくい近所の遣り手婆さんでなくAIなのは噂が密閉されて広まることがなく良いですね^^。お蔭で此れまで路地裏を駆け巡って適齢期の男女を見つけて強引にお見合いを取り持ち、成約後双方から少なくない紹介料を受け取って生活していた海千山千のお見合い婆さんが失業する時代になったようですが、此れもAI時代の取り残され組と謂うべきでしょうか?

 

政府がコロナのせいで苦渋の決断の結果、東京オリンピックを無観客にしましたが、観客を入れていたら収入より経費が多くナント!赤字はメチャ増えることが、分析の計算の結果分かったそうです。ナンデや!理由はきっとパソナやろね…💢💢。

 

「海が赤くにごった日から、私は言葉を失った」沖縄に起こっている現実を見つめた上間陽子さん著「海をあげる」は、美しい珊瑚の海が土砂投入で死んでゆく様を描かれ沖縄での美しく優しい生活が失われてゆくさまを目の当たりにされペンを取られた2021年本屋大賞 のノンフィクション大賞に輝いた作品です。先週金曜日NHKラジオ夜9時から定番の「高橋源一郎の飛ぶ教室」にゲスト出演された作家である上間陽子さんの生々しい語りを聴いて作品を読もうと思いました。観光で著名な沖縄ですが、報道されないだけで裏面では種々米軍兵士とのトラブルが絶えません。思い遣り予算とか貰うんではなく米軍に毎年2000億円も支払っているのに沖縄住民が受ける国難に対し政府が素知らぬ顔をしているのはご承知の通りです。よかったら皆様もどうぞ…。

 

先週の読めそうで読めない字     (遮莫) さもあらばあれ

「不本意ながらそのままにしておこう」の意

今週の読めそうで読めない字    (曜く)ような朝日

遅かった税理士法改正

皆様新年明けまして御目出度う御座います
お正月は如何お過ごしだったでしょうか?私はこの正月でついぞ思いもしなかった88歳の米寿を迎えることになりました。戦時中から戦後の食料難時代に耐えて生き残り、更には60年に亘って税理士として学び且つ戦った年月が感慨無量です。このブログの終焉も何れ遠くないと思いますが、日増しに難解となる税金の仕事をするには柔軟な脳が必要であり、脳を柔軟に操るには日頃の好奇心を決して忘れないことだと信じている私は、あらゆる方面にアンテナを張って躰の続く限りこの仕事を続けて行きたいと願っています。

 

お正月にお送りする花は先月ご紹介した裏庭にひっそり咲く十両です。花じゃないからひっそり生っていると書くべきかもしれません。昨秋に一度登場しましたが寒さが増すに連れて随分大きくなり実も沢山付きました^^。この裏庭には普段太陽を好まない動物や植物が多く住みついて居ます。もう寒いのでオケラやトカゲ(カナヘビ」は冬眠とっくに冬眠していますので見かけませんが、一昨日奥庭掃除の折にヤモリを見かけたので此れもご覧頂きましょう。名前通り家の中に住む悪い虫を食べてくれる益虫です^^、目がクリクリ飛び出し、可愛く私の掌で戯れています^^。

我々の業界機関紙である「税理士会」12月号にて令和4年度税制改正大綱に於いて納税環境整備を掲げて税理士制度の画期的な見直しが明記されました。経済界に於けるウイズコロナの対応も含めてICT化への対応について税理士も「納税者の利便向上及びその業務の改善進歩を図るよう務めるものとする」との規定が設けられ、税理士業会でも電子化を推進し、更には税理士試験科目から受験資格を撤廃するとともに税法科目についても一定の専門課程終了要件を外す画期的なもので受験希望者の門戸が大幅に広がっては大学1年生からどんな学部でも受験が可能となります。既に我々業界では日常業務が帳簿処理、申告書作成共に電子ソフトの使用なくして仕事にならないのが実情であり、改正はむしろ遅きに失した感があります。思えば今を去る30年前大学院博士課程を終了した愚息が、学校での這般の事情により止む無く進路変更を余儀なくされましたが、学歴が嵩高くて同期は大手企業の課長に手が届く地位にまでなっており、それでは受入れ側が難色を示すのは当り前で大学院時代に合格した公務員一種試験合格資格も宝の持ち腐れとなり、止む無く母親の強引な命令を受けて故郷に帰るべく税理士試験を受けようとしましたが、理学部で数学とコンピュータで9年間世界を過ごし、経済学や法学と全く無縁であったため摩訶不思議、税理士の受験資格が何処にも見当たらず、暗中模索の結果、遠回りでありましたが公認会計士に合格し、その資格によって税理士資格を得ることを知ったのですが、税理士試験の受験には大学の経済学部法学部商学部での専門科目の受講単位歴が要件とされるに反し、公認会計士は大学教養課程終了のみであって学部等は問われず、考えれば格が上のはずである会計士の受援資格が緩いなんて摩訶不思議な規則でありました。愚息が公認会計士二次試験に合格して私の事務所に入所した28年前には既に税理士業界はIT化の黎明期にあり、もう生涯神戸に帰ることはないと家を送り出した子供の思わぬ帰神によって、瞬時にして事務所員全員のパソコンがネットワークによって連結され利便性の高い事務所構築がなされたことは文系人間の典型である私には望外の喜びであると自らの幸運に驚き、仕事とは無縁であっても子を想う母親の一心から、彼の学業と私の仕事の大きな乖離を何も分からぬ妻が只管(ひたすら)子を思う故に彼の帰郷を主張したことには心底から感謝したのでありました。

 

昨年末大阪北新地での大量放火殺人事件の犯人が、自らも事件によって死亡したため、捜査本部と多くの遺族が事件の真相に接する機会を失って困惑することとなりましたがコロナ禍により殺伐とした世相の中、これからも他人を巻き込んだこの種の自爆事件が多発するのではないかと憂う毎日です。世の中には自分の不幸を自らのせいにせず世間のせいにする世を拗ねた輩が絶えませんが、早く正義が勝つ無事平穏な日々が我々の許に帰還することを願うばかりですm(_ _)m。

 

元日には多くの方から賀状を頂きました^^。本当に有難うございました。でも何故か今年に限って『本年を持って賀状を終わらせたい』(終活年賀状)とのお便りが数通も届きました。老後資金に対する過剰な社会の風潮でしょうか、何れも私より若い方からであって「切り捨てられたんや!」との思いで私は大きな衝撃を受けています(;;)。ペーパーレス化により会社単位で年賀状を出さない会社も多くなってきたようです。
私は昔は親しくても今は日常の往還がない方であってもお互いの安否を賀状のみで確かめあっている方が数十人居られますが、賀状辞退の理由が手間暇や経済的な理由ではなく、違った処に位置するように思われとても不愉快です。出したくなければ止めれば良く翌年から届かなくなると思いますが「もう賀状出しませんよ!」の宣言には「私がなにか悪いことでもしたのか!」と毎年楽しみにしていた遠い昔からの絆を断ち切られたショックがとても大きいです。皆様は如何お考えでしょうか?

 

先週の読めそうで読めない字    陽炎(かげろう)のように儚(はかな)い

 

今週の読めそうで読めない字    (遮莫)

 

総理と拉致問題

 

とうとう年の瀬がやって参りました。うちの事務所は28日火曜日御用納めにして職員の年末多忙を労い新春は6日に仕事初めの予定です。今日は事務所の2階から眺望するうちの裏庭の風景をご紹介しょう。自宅と事務所と右側をガレージの屋根に囲まれて居ます、日照時間が多くないため植物はどれも庭の花と全く異にするものばかりで陰陽が異なるスタイルですが此れは此れで私の好みです^^。

 

森友問題で自死を遂げた赤木俊夫さんの妻赤木雅子さんに対し国側が一転し「ゴメンナサイ」と原告の要求通り損害賠償金1億6000万円を支払う意思表示を示したことは財務省がこれ以上踏み込まれると役所内から罪人を出すことに苦慮した結論でありましたが、究極国民の税金から賠償金を支払うことで自分たちが安全地帯に逃れるなんて卑劣な遣り口であって国民の納得が得られません。赤木雅子さんは抗議文書を出しましたが、おそらく梨の礫になると思われ、財務省の敗訴受諾は国民の誰もが納得できないところです。私は財務省の犯した咎は当然財務省自身が背負うべきものであり、1億6千万円は財務省に割り当てた予算から支出すべきであって国民の血税によって賄われるべきではないと考えます。国は財務省の勘違いをしっかりと咎めてください。

 

世情では意外にも「菅総理待望論が、じわり…」と浮上しているとか…。前総理が退任して二ヶ月が経過ししようとして居ますが、何故か今になって菅氏待望論が出始めましたが、コロナワクチン摂取を推奨した功労者と称賛する声が高いそうです。全ては後任の岸田総理が国民の期待に応えられず、拉致問題にも関心を示さず心の籠もらぬ空疎な国会答弁に終始することに苛立った人達からも批判の声が強く、原稿に頼って自分の意思が全く語られないことは聴く者にとって、苛立ちが収まりませんが、演説を聴いてこの総理が主義主張を全く有さない政治家であることがよく分かります。人間自らの真心を籠めた言葉は息を継いでもう少しゆっくり抑揚を以って発せられるものではないでしょうか、セカセカと原稿の棒読みを早口に聞かされる私達庶民はウンザリし、菅さんの方が幾らかマシだったと思ったりするようになりました(;;)。

 

拉致被害者の家族達が絶望と怨念を抱えて次々と冥府へ旅立って逝かれますが、北朝鮮拉致問題は総理の苦手なところで20日の参院予算委員会で、北朝鮮による日本人拉致問題に関し、「新しい駐日米大使と緊密に連携していくことも重要だ。バイデン大統領の信頼が大変厚い方だ」と述べ、先に米上院の承認を得たエマニュエル氏の役割に期待を示しました。首相は「あらゆるチャンスを逃さずに全身全霊を傾けて課題に取り組んで行きたい」とも強調しますが、アメリカに下駄を預けても何もしてくれないことを知っての答弁だから全く嘘っぽいですね。具体策を考えもせずにその場限りの逃げ口上に終始しているのは「拉致」から目を背けると民意を失うので仕方なくの答弁ですが、総理が誰になっても全員が同じ姿勢であって、アメリカ頼みなのは拉致被害家族にとって絶望と言うべきではではないでしょうか?

 

東日本大震災の復興事業に絡み、下請け業者から受け取るなどした個人所得約2億2千万円を税務申告せず約8300万円を脱税したとして、所得税法違反罪に問われた大手ゼネコン鹿島建設東北支店の元営業部長宮本卓郎被告55歳に対し仙台地裁は21日、懲役1年、執行猶予3年、罰金2千万円の判決を言い渡しました。競争相手が多い下請けにはリベートを支払う余力などありませんから、鹿島建設東北支店の元営業部長は代金を水増しして還流させたことで、業務上横領にて懲戒解雇されたと思います。共犯とされた下請け業者は今後の取引を停止されたと思いますから、思えば可哀相でしたね。
裏金事件は建設業界によくあることですが、支払った側に証憑書類がないため、下請け業者の税務調査で発覚することが多く、うちでも嘗て大手建設会社の下請けだったT社が所轄署から通常は5年に一回の税務調査を2年一回受けて居ましたが、その原因は新しい建物の建設時には必ずヤクザと同和の訪問を受け挨拶料を各1000万円程度渡さなければ、夜間に基礎工事がバラバラに壊されて再度の工事となるからでありましたが、彼等は現金を持って帰っても決して領収書をくれず止む無く帳簿に架空経費を上げて帳尻を合わせていました。税務署はそれを知っていて追徴金と重加算税を毟りに隔年調査に到来しました。元請けはこの事実を知って居ますから取り下げ金に挨拶料を加算してくれますが、それを貰ったT社が支出を記帳してもヤクザ達から領収書が取れないため税務署に課税されることになる悪循環が続き、あるときはマルサが来たりミニマルサの訪問など年中トラブル続きで私の事務所まで共犯者と疑われて捜索令状を持った国税査察官の訪問を受けたのは今は昔50年も前のことでありました(;;)。

 

国民の不評を買ったあのアベノマスク倉庫料6億円未納で放置されており年内に廃棄処分されるとか…処分費も莫大とか…、安倍さんに負担させないの?

今年も拙いブログにお付き合い下さって有難うございました。どうか皆様良いお正月をお迎えくださいねm(_ _)m。

 

先週の読めそうで読めない字    全員が集う(つどう)

 

今週の読めそうで読めない字    (陽炎)のように儚い