囲碁将棋」カテゴリーアーカイブ

「親鸞」が読めない若者

鯉のぼり

最近は子どもの節句になっても鯉のぼりなど見掛けることが久しく寂しいな…、など思っていたが先週5日の早朝翡翠(かわせみ)の訪れる福田川の川縁(べり)を散策して居たら大町公園付近にあった、あった^^、百個ではきかぬ無数の鯉のぼりに願い事短冊などが川べりの対岸まで10数本の縄を渡して吊してあった。前の日に仕上げられたんだろう^^。洗濯物じゃ無かったんだ^^。風が吹かなかったのが残念だったがそれにしても両岸渡しの工夫には相当な労力が必要だったに違いない。福田川の鯉もビックリしたろうね。
♪屋根より低い鯉のぼり♬ だったな^^。

キリギリス

ジャーン、今年もうちの庭にキリギリスが多数誕生した。叢(くさむら)をピョンピョン跳び刎ねている、50匹以上は居るようだ、悪い目を凝らし乍ら何とか近寄り撮影に成功した^^。もう生まれて半月以上経っている様子、何を食べて居るのかしら?カラス豌豆の近くに沢山居るから豌豆でもたべているのかな?でも此奴は雑食性なので共食いが心配だ(;;)。

長い連休が終わってうちの前は何時ものように何時もの人の通勤路に戻った。この道は土地勘のない人には分かり難いし曲がりくねった路(うちを訪ねてくる人で間違わずにちゃんと来れた人が居ない)だが、対向車が躱(かわ)し難いために車が少ない処を好んで誰もが通勤路に利用されているようだ。几帳面に毎日1分と違わず通られる方が結構多いのは庭先に居ると跫音のリズムで大体その人の見当が付く、7時20分決まってピンヒールで全速力のお嬢さんも居る^^。転けたらどうするんダロ(>_<)、煙草を吸いながらの人は減ったがそれでも早朝6時台の10人に一人は煙草族だ、うちから駅まで7分あるから道端か側溝にポイだろうな、年配者も結構多いから肺癌が怖くても今更止められないんだろう。私は44歳で止めることができたのは好運だった^^。 或る雑誌に五木寛之さんがエッセイを書かれて居た。彼が「親鸞」を新聞連載した折、是非題名に振り仮名を付けて欲しいと頼んで新聞社の編集者に怪訝な顔をされたそうだ。仕方なく新聞連載の「親鸞」には大きな「しんらん」のルビが書き添えられることになったが、五木さんにはご自身で苦い思い出があり、書店で親鸞の「歎異抄」の帯に若いカップルが「これなんて読むの?」「おやどりだろ?」と話すのを聞いていてガッカリしながらも最近の若者の国語力の低さから「親鸞」に仮名付けの必要性を感じられたそうだ(;;)。「親鸞」の「鸞」は鳳凰の一種で神鳥の名だが誰も識らず書けない字で「親鸞」以外に使われて居るのを見たことがない。だから「親鸞」って読めるけど書けない字だと思っていたが、最近の若者の教養が低下しこの言葉も読めなくなったようだ(;;)。「歎異抄」など読まないのかな?「善人なおもて、往生をとぐ、況んや、悪人をや…」など万人が周知している言葉だと思っていたがそうじゃなかったんだね。五木寛之がルビを振りたくなる気持ちがよく分かった。

先月だったか将棋の話題に触れた。私は将棋は指せないし銀が横に行けぬこと位をやっと知って居る程度の超初心者だ。でも勝負の呼吸だけは心得て居るつもりで新聞二紙の将棋の観戦記は全て読んでいる。概して観戦記者はアドバイザーであるプロ棋士の着手への読みをその儘筆にするので棋力のある方には面白くても私のような超初心者にはチンプンカンプンだ。その点プロ棋士自身が観戦記を書かれる場合は、当然乍ら余り着手に拘らずに対局者の心理描写などを主として筆にされ読み物になっているから気持ち良く勝負の場の雰囲気に浸れる。特に島朗9段が観戦記を書かれる場合はプロ跣足(はだし)の筆達者だから、対局場の臨場感にどんどん引き込まれてしまう。私のように将棋を知らなくても観戦記を読んでいる者が居るんだから新聞社も一度将棋を知らない色んなエッセイストに観戦記を書かせたらどうかなと思う。阿川佐和子さんなんかどうだろうか。

詰将棋

その阿川佐和子さんだが先日週間文春で羽生名人と対談されたのを読んで居たら二人の息がぴったりで面白くその上阿川さんが私と同じ位初心者なのが分かった^^。羽生さん曰く「相手が長考していたので対戦相手がその間に散髪に行った」など、阿川さんでないととても聴けない面白い話ばかりだった。阿川さんは最後に羽生名人に超初心者向けの詰将棋を2つ出題されて苦心の末やっと解けた。3手詰めと5手詰めだが、阿川さんが解けるならと私も頑張ったら解けた、詰将棋など解いたことがないし解けると思ってなかったから嬉しかったね^^。

来週の17日は大阪市で愈々住民投票だ。公明党が反対で創価学会が中立と良く分からない戦いだが、都構想を愁いて居る連中が決して少なくないことを橋下さんは忘れなさんなよ。都構想と言っても決して大阪都になるわけでなく大阪市内の区が直接大阪府北区や南区になるだけだが、現在の24区が5区に減らされるのは経費削減の行政改革なんだろうがそれなら行政のサービス低下は避けられないし、現在各区が使用中の施設をどうするのか区の減少に伴い廃止されると思うが大阪市民にしてみれば不安でならないと思う。先ず600億円の庁舎の財源を何処から調達するかだが、税金しかないよね?特区にしても西成区を抱えこむ新中央区は迷惑だし、貧乏区と金持区の差が激しく区民の受けるサービスが大きく違って来るから道一つ隔ててゴミの日が減ったりと不満の声が大きくなるのではなかろうか(;;)。将来の構想も曖昧模糊として居り、賢い市民は間違いなく反対票を入れるだろう、その実、橋下さんも将来の構図など何もできていないのと違うのかな?
特区になれば住所の変更に伴う登記不動産の書換や会社の本店所在地の変更登記などが必要になるが申請書を書いたり法務局の手続きが素人には煩わしいので司法書士会だけは大歓迎だろうね。わたし的には橋下さんの都構想は時期尚早であり、経済界の中心が東京主導で動いている以上大阪は百年経っても東京都になれないことを察するべきだと思う。

先月29日米議会での安倍総理の演説を受けて、米のハーバード大学等教授多数が旧日本軍の従軍慰安婦問題に触れ、過去の侵略の過ちの清算を求めて総理に対し4日声明を送付したと報じた、戦後70年に際して日本が世界の祝福を受けるには歴史解釈への謝罪が必要だそうだ、今更何を…?韓国にでも乗せられたか!
日本人は黙して誰も語らないが、終戦後我が国に上陸した低俗なアメリカ兵達が我が国の多くの子女に対して働いた無体な凌辱の数々を彼等が知らないとは言わせないぞ、女性の尊厳を奪い去ったのはお前達の同胞じゃないのか!金を貰って身体を委せたプロとは大違いだ!謝罪すべきは安倍総理ではなく従軍慰安婦を帯同せずに日本に来たお前達アメリカ兵ダロ(>_<)。「戦後日本の歩みは祝福に値する」だと?「祝福を受けるには歴史解釈が障碍になっている」だと?巫山戯るな!要するに日本が戦後GHQの横暴にも屈せず瓦礫の中から這い上がって今日を築き上げたことが妬ましくてならないんだろうな。そんなことより、原爆投下を一度位「ゴメンナサイ」と言ったらどうだ!

先週の書けないけど読みたい漢字
彼は身動(じろ)ぎもしなかった。

今週の書けないけど読みたい漢字
(遽)しい朝のひととき

6年生がプロを相手に優勝!

牡丹

先月の二輪草は東の庭だったが、南の庭にも春が来て樽プランターから露地に移した牡丹が満開となって居る、今年は植え替えのショックで根が傷み花が随分小さくなった。
そろそろビオトープも水温(ぬる)み、もうすぐ池のメダカが水面(みなも)に姿を現すことだろう^^。そしてキリギリスの赤ちゃんがカタバミの下から孵化する予定だ、そのためにカラス豌豆などの雑草はできるだけ高く生やして鳥などの天敵からキリギリスを護ってやろうと思っている。道行く人からは庭の雑草の手入れもしない不精な奴だなと思われて居るだろうが、そんなことは一切意に介さない私なんだ^^。

ゴールデンウイークが其処まで来ている、此の月末から道路も電車も飛行機も日本民族大移動だが、垂水など小さい住宅地では商店街や市場が閑古鳥となる(;;)。政府は富める者を助け貧しい者が生きて行き難い世の中にしようとして居るように思えてならないが、そんなことで良いのか?

昨日悪夢のあの日と同じように抜けるような青空の下をJR福知山線の衝突現場では犠牲者への追悼の祈りが捧げられ、通過する電車は時速25kmに徐行し警笛を鳴らし、沢山の乗客が席を立って合掌した、あれからもう10年が経ったんだ。夫を失った妻や、子を失った親が献花台で何を祈ったのか。
当時輸送現場の苦労など何も考えずJR西日本本社の豪奢な役員室にふんぞり返って将来の天下り先の待遇など模索して居たに相違ないあのエリート3悪人は此の日何をしていたのだろう?能天気にTVのバラエティー番組でも見て笑って居たに違いないと思う(>_<)。加害者となったあの運転手だって苛酷なノルマの被害者だったから可哀想だったなあ。

括られた子ども

相変わらず保育園では幼児への虐待、介護ホームでは老人への虐待が報道されない日がない毎日だ(;;)。先日も宇都宮市で認可外の保育所に預けられた幼児が紐で括られているとの通報が宇都宮市にされ、立ち入り調査したらそのような形跡が全くなかったそうだが、実は立ち入り捜査が前もって予告されたものだったことが判明した。「縛られているかどうか明日調べに行きますよ」と通告すれば保育所だって括った紐を解(ほど)くに決まって居るが、要するに行政は括られている幼児の姿なんか見たくなくて問題など起こしたくないんだな。仕事を増やしたくないんだろう (>_<)。如何して行政ってこんなに揉み消し型の事勿れ主義なんだろうね、認可保育園なら分からぬでもないが認可外は謂わば市からみれば違法だし商売敵みたいなものだからこの時とばかり排除し摘発すると思ったら全く違ったから愕いた。要するに行政は認可外とか何とかは別にして煩わしい仕事をしたくないし、マスメディアから保育所への関与度を聞かれるのがイヤなんだろう。普段何もして居ないモンね。幼児が殺されさえしなければ縛られようがどうされようが見て見ぬ振りをするのが行政の姿勢なんだ。でもこの認可外保育所では前科があり昨年9ケ月の幼児が亡くなり、現在両親が経営者達を過失致死などで刑事告訴しているから宇都宮市は知らなかった筈がないよね。写真は被害者の両親に施設の関係者から極秘で送付されたものだ、保育所の職員にも呵責の念に耐えられぬ者が居たんだろうな。

先日愚妻が介護保険証がなくなったと言いだした。何でも妻は要支援1を得てヘルパーさんに来て貰うつもりらしくケアマネさんに保険証を提示せねばならぬとか…、そう言われて気付いたのだが私の介護保険証も見当たらない。何時か貰った記憶があるが使ったことがないから何処に仕舞ったか忘れて居る。序でだから妻の分も一緒に区役所に再発行を申請したら、判子もなしに簡単に貰えたが、平成18年に交付を受けて以来保険証の更新は全くされて居ないそうだ。健康保険証は毎年交付だし病院に行けば毎月提示を要求されるから大切に保管しているが、介護保険料だけは年金からきっちり差引かれながら保険証は9年間も更新しないなんて杜撰極まりない、紛失して当然だろう。それなら要支援か要介護認定を受けた者だけに保険証を交付すれば良いと思うが、お役所って無駄なことをするね、再発行に行った折、区役所の窓口で「永く保険料だけ取られて損してる」とぼやいたら「損をされてる方が何よりですよ」と窓口の小母さんに慰められた、多くの方から同じ言葉を受けて用意された回答なんだろう、そうだよね^^。

諫早干拓事業の開門事件が泥沼化し、工事着工から四半世紀が過ぎた。全ては当時の建設省が工事の利権を餌に天に唾した行為だ(>_<)。現在敗訴した国が原告漁業者一日一人当たり1万円(総額1億3500万円)の制裁金を一括して弁護団団長の口座に振り込んでいるが、福岡国税局が原告漁業者にこの制裁金に対し税金を払えと言ってきた、国の嫌がらせだが弁護団も多額の報酬を期待しての預かりだから税金を取るなら弁護士の支払を必要経費とすべきだし、そうなると弁護士の方にも所得が発生するからそっちも考慮しないのは片手落ちだ。そもそも制裁金は法律に基づかない罰金のことだから所得税法上の収入金額に該当するのか甚だ疑わしい。開けたり閉めたりと政争の具とされ汚染された諫早湾が可哀想だな。
こんな瑣末なことで騒ぐのは国も漁業者も干拓農民も全員どうかしている、早く止(や)めなさい。皆が一丸となってやらねばならぬことは諫早湾を元の綺麗な海に戻すことではないのか!有明海を護ることではないのか!

先月末に小学6年生藤井聡太くん(奨励会2段)が現在名人戦挑戦者である行方9段などプロ強豪を抑えて詰め将棋解答選手権で優勝したと報道された、史上最年少だ^^。少年は中学生の間に4段(プロ)になりたいと語って居るが過去に中学生で4段に登ったのは加藤一二三、谷川浩司、羽生名人、渡辺明とわずか4人全てタイトル保持者だ。将に終盤の鬼と謂われた天才村山聖(29歳で夭折)の再来だ、10年後が待ち遠しいな^^。

先週仕事で三木の志染に行った。カーナビが第二神明から175号線を上がれと言ったのでその通りに走ったが、帰宅してから道路地図を見ると有料道路経由はわざわざ三角形の二辺を通るのであって、斜辺である押部谷経由を行く方が距離的には遥かに短いと思ったのだが、ナビは到着時間を優先して有料道路を使うように組込まれているようだ、ゆっくりと田園の風景など眺め乍ら行きたいと思ったがナビには私の感傷など全く通じないんだな(;;)。

ネパール首都をM7.8が直撃し死者が1000人を超えた。又南米チリでは対岸でもない1万キロ離れたオーストラリアからも見えた程の物凄い大噴火だったそうだが、此等は人類が石油発掘など自然破壊の極みに対する神の無言の怒りではあるまいか?人類は地球を甘く見すぎていないか。

先週の書けないけど読みたい漢字
大事件が出来(しゅったい)した

今週の書けないけど読みたい漢字
(寂)として声なし

イタドリは昭和の味

いたどり

近くの土手ではイタドリが生えてきた。竹のように見えるこの茶色い植物は真ん中が空洞で我々幼年期にはポキッと折ってこの若い茎の皮を剥いておやつとして食べて居た、ちょっと酸っぱいけど齧って食べ少しは腹の足しにしていたからとても懐かしい^^、スカンポとも言っていたね。早朝通行人が誰も居なかったので一本失敬して皮を剥いて食べてみたら塩辛くてしょっぱくて不味くちょっぴり昭和の味だった。幼年時こんなものを食べて空腹の足しにして居たのかと思うと切なかったなあ(;;)。

土手っていいね、茣蓙(ござ)に乗って日中(ひなか)滑って転んで遊んでいた幼い頃を思い出す、あの頃は至る所に土手があった。誰もが半ズボンのお尻がすり切れるのでズボンに当て布をしていたのを思い出す。今はそんな子どもを見掛けなくなったが、きっと親が「危ない」とか言ってさせないに違いない(;;)。結果子ども達は幼児期に大切な筋力や反射神経を身に付けていないから何でもないことで怪我をすることになるんだろう(;;)。

先週昼食時にTVを見ていたら黒柳徹子の「徹子の部屋」でNHK朝ドラ「マッサン」の妻役エリーさんがゲスト出演して居た。彼女は小学校を退学させられたと言った、「フーン小学校でも退学があるんや…」と思って何気に聞いて居るとその原因はパンツを穿いて居ないことが3回も発覚したからだそうだ、パンツを穿かないのは生活が苦しいとかではなくて気持ちが良いので学校に行ってから脱いで居たとか…(;;)、パンツを穿いてなくても見られなければ分からないことだし退学は酷いんと違うかな?と思ったが彼女はパンツを穿かない儘逆立ちして歩いて居たそうだ^^。スカートだろうし此では退学させられて当然だろ(>_<)、随分変わった子どもだったようだが我が国の倫理からして幼い頃のことであっても此はシモネタだ、決して口にすべきことではないと思う、本人は視聴者のウケを狙って話したのだろうが、言って良いことと悪いことの区別がアメリカと日本ではこうも違うのはどうしてなのかよく分からない、我が国ではこんなことを話せば「下品な奴や」と軽蔑されるだけだが、アメリカ人って倫理観が欠如しているのかな?でもTV朝日のプロジューサーや黒柳さんも録画の段階でパンツの部分をカットすべきだと主張しなかったの?
相続

先週の日経夕刊一面に「ワンパック相続」の広告が出ていた、最近ときどき見掛ける広告だ。広告主は東京の大手総合会計事務所だった。新聞一面の右上段だから広告料は300万円は下るまいな、相続に際して公共料金の名義変更手続きから相続税の申告まであらゆる手続きを50万円で請け負う相続一括引き受けプランであり、廉いなと思ったがよく読むと平成27年以降の相続で遺産の総額5000万円迄と書いてあり、今度は「エー、高いな」と思った。ご承知の通り本年度から相続税が増税となり、相続税は標準家庭(夫婦+子供二人)で4800万円が免税点となるが、此だけの資産がある方はマイホームに住んで居られるだろうから「小規模住宅の特例」で配偶者が自宅を相続されたら遺産が5千万円を超えても申告さえ済ませば相続税が掛からないケースが多い、特に東京方面では地価が高いから例えば自宅敷地が100㎡として1㎡当たり路線価が30万円ならば評価額は3千万円だが配偶者が相続すれば無条件に2400万円が控除されるので総財産が7200万円以下だと相続税は無税だ、然しこうなると遺産が5000万円を超えているから別料金になり、究極「50万円ワンパック相続」の広告は客寄せパンダの類いだろうと思ったがそれにしても東京は高いね。

相続税申告義務者の割合は全国的には4%だったのが今年度の改正で6%に上がったそうだが、都心部に限れば近年地価が高くなっているので申告義務者は10%を超えると先日セミナーで講師が話していた。無税であってもあくまで申告書を提出した上での無税だ。無申告だと課税されるから取り敢えず申告せねばならぬが、都内の港区で確定申告所得の平均が1267万円にもなるそうだから沢山の人が相続税申告の対象になるだろう、きっと年に500人は下らないと思うから所轄の麻布税務署も資産税部門の人員を大幅に増やさなければならない、だからこのワンパック相続広告の効果は大きく直ぐに広告料のモトが取れるに違いない、フリーダイヤルは話し中で繋がらないかもね…^^。

でも5000万円以下の財産なら相続税が無税だったり、だから税務署も調査などしないだろうし、取り敢えず大雑把な計算でも各種控除の要件さえ満たした書類であればそれでOKだから相続税申告費用や諸般の代行手数料込みでも我々なら10万円で充分に請け負えると思うから矢張り東京の相場は高いんだな。

将棋のプログラマー山下宏さんが先日新聞に意外なことを書かれて居た。先週まで行われていた将棋電王戦の人類(将棋のプロ)5人対コンピュータソフトの対戦は2年間惨敗の後を受けて人類が全敗かと思われたが3年目にして初めて3勝2敗と勝ち越したが、最後の勝利はソフトのバグを利用されてたった21手で決まったから人類が勝ったなんて威張れるものではなかった。勝った棋士もその内情は実にウソっぽいものでプロが対戦するソフトを事前に借りてその癖を見抜き対策をしっかり練ってこの結果だそうだ、アマチュアの使う嵌め手を用いたり、成れる角をムリに成らなかったりとソフトのバグを誘発するために形(なり)振り構わぬ様は本当に恥ずかしいと思う。5人目の阿久津8段などこの3月までA級(全棋士の上位10名)で3月にB級に陥落したが原因は対戦を控えたコンピュータソフトのバグを捜すのに必死で順位戦を降級したとまで謂われて居る。現在普通に対局した場合ソフトが強くてプロの勝率は1割がやっとだからバグでも捜さないと勝てないんだろう。
山下さん曰く「ソフトの性質など無視して自分の力でコンピュータに勝つ可能性があるのは最早羽生さんしか居ない」そうだ、然し日本将棋連盟は面子が潰されるのを恐れて絶対に羽生さんを出さないだろうね。此の数年が羽生さんの全盛期だから最強のコンピュータを負かす最後のチャンスだのに面子なんかに拘る将棋連盟は情けないな!

先週の桜花賞「ココロノアイ」は10着と惨敗し万札が消えた(;;)。

先週の書けないけど読みたい漢字
髪の容(かたち)を理(おさ)める

今週の書けないけど読みたい漢字
大事件が出来した

そうやったんか、散髪屋さんを理容業と呼ぶのは…、

バブルの頃を思い出して…

アジアンタム2

お彼岸を迎えて今も一番花の少ない時期だ。今日は事務所2階の主(ぬし)であるアジアンタムをご紹介しよう。何の変哲もないこの鉢は平成2年に私が神戸から事務所を朝霧に移したとき、お得意先からお祝いで頂戴したものでこの5月でナント!25年になる^^。ウソ-!本当なんだ。その間10年に一回くらい土を入れ替えただけで鉢は四半世紀同じものだからすっかり鉢は色褪せてしまって居る(;;)。
此奴をダメにしないコツは耐えず周囲の水分を絶やさないこと(1日に2回程度霧吹きをしてやり足許に水の入った盥などを置いてやれば良い)だ、此奴は水が好きなのでなく水気(みずけ)が好きなんだ。勘違いして水を沢山遣り過ぎて枯らしてしまう人が結構多いね。三月(みつき)も経つと葉っぱに粒々の胞子が一杯になり色褪せて見苦しくなるから老齢化した証拠だ、放って置かずに全部茎を2-3cm(此は大切)残して散髪(剪定)して霧吹きだけ続けておけば軈て一ヶ月半で元通りのふさふさになるから不思議だ。散髪しないで放置して置けばその儘枯れてしまうことは誰も知って居るが散髪での復元を知って居る人は多くない。
アジアンタムは見掛けより根が浅くて、植え替え時には細心の注意が必要です、10年に一度しか用土を変えないのは枯らすのが怖いからだ。この春の連休には赤玉土で植え替えてやろうと思っている。観葉植物だから多肥は禁物でHB101の栄養剤で充分です。

アジアンタムを頂戴した25年前は丁度バブルの終焉時だった。あのときバブルで笑った人、泣いた人が多く居たことも、泣いた人の方が圧倒的に多かったことも良く憶えているが、私は何をして居たのだろうと振り返ってみるとお得意先の業績拡大に伴い本業の仕事がメチャ忙しくてバブルに感(かま)けて居る暇が全くなかった、日経の夕刊で何処のゴルフ場も会員権が毎週100万円宛上がって居ることを知って居たが大阪まで買いに行く時間もなく買いそびれたから売りそびれることもなかった。募集しても零細企業の安月給では来てきてくれる者とてなく「貧乏暇なし」の言葉通り唯只管(ひたすら)齷齪(あくせく)と働いて居たお陰でバブル崩壊の粉塵を身に被ることがなかったことを本当に幸運だと思っている、でも一回だけバブルの夢に酔ったことがあった。
それは自宅の近くに10年位前に1000万円余りで買って居た50坪の中古住宅が一軒あり、家が傷まないように社宅としてうちの従業員を住まわせて居たが、或るとき不動産屋が2億円で買いたいと言ってきた。2億には流石にときめいたが、税金屋の本能としてバブル時の特別累進税だった40%の譲渡税に拒絶反応が起こり断ったことだ、ひょっとしてもっと値上がりすると欲惚けていたのかも知れないね^^。売っていれば税金を払って残ったお金で何か買っていたことは充分考えられるし、その買ったものが文字通りバブル(泡)になって居たんだろうと思う。そう考えると今は駐車場として幾らかお小遣いが入るから何もしなかった私は正解だったのだろうね。一寸負け惜しみだけど…。

そうそう、あの頃一番困ったことは神戸の事務所(4階建てビルの2階部分20坪)を家主である父から出て行けと言われたことだ。ある日或る弁護士から電話があり「立ち退きのことで話したい」と言ってきた。寝耳の水の私は立ち退きなら父から直接聞かせて欲しいと会談を断ると数日して父に呼ばれ「このビルはK(姉婿)にやるからお前は出て行け」と言われた。開業以来20年以上無事平穏に過ごしてきた月額5万円の家賃をその半年位前に「もう払わんでもええ」と言われて単純に父の好意だと喜んで居た私がアホだった(;;)、きっと立退料を払わないための辯護士の入れ知恵なんだろうよ、仕方なく慌てて近くの貸ビルを捜したが当時はバブルの絶頂とあって中古ビルでも安くても坪当たり家賃が2万円とメチャ高いので途方に暮れたが運良くお得意先の持ちビルが朝霧駅前にあり、40歳のときから私が道場主として仕事の終わった夜6時からと土日にはフルタイム日参して弟子の指導をしてきた朝霧囲碁道場が仕事の多忙で終熄して空き家になって居たのを月額20万円余で借り受けて新しい事務所を開設することにした。立ち退き騒動が起こった原因は、どうやら私が若い頃から親に逆らって言うことを一切聞かず、女のことやら家出などあらゆる親不孝の限りを尽くし両親に多大の迷惑を掛けた極道息子であったせいかと思ったが、改心して30年も経って、誰もが忘れた頃に塞がった筈の過去の傷口を押し広げに来られたことには心底困惑したが、恐らく何処かから私の足を引っ張ろうとする力が年老いた父に働き掛けたんだろうと思っている。だから遺産相続の時は何も言わずに判子を付いた。
しょっぱい想い出だが父が死んで今年が10回忌だ。そんなこんなを考えるのはそろそろ私にもお迎えが近づいてるんだろうね^^。

将棋の名人戦で先週青森県出身行方尚史9段が4人の挑戦者争いを制し羽生名人と対戦することとなった。40代での初挑戦は灘9段以来44年ぶり大器晩成颯爽の登場だ。此の人の名前は「なめかた」と読む、茨城県に「行方(なめがた)市」があるが「か」が濁るから一寸違うのかな?でも「行」を「なめ」とは難しい読みだね。漢和辞典を引いたら「行」の字自体が存在せず「何で?」と慌ててたら此の字は「ぎょうにんべん」ではなく「ぎょうがまえ」だったのだ、詰まらぬ処で無学を曝してしまったな(;;)。
此の挑戦者争いで世の「行方さん」は元気になったろうな、「ゆきかたさん」と呼ばれて誰も困って居たのと違うかしら、でも将棋はマイナーな世界だから行方さんは名人にならないと挑戦者くらいでは世間に名前の読みを周知して貰えないだろうね。名人になってもダメか?

将棋と謂えば囲碁だ。先週日曜日のNHK杯囲碁トーナメントは弱冠20歳伊田篤史8段が初出場で優勝した。相手の同じく初出場17歳の一力遼7段も立派だった。30歳までのタイトル獲得はあり得ないと豪語した23世本因坊坂田栄男(年間記録30勝2敗の保持者)があの世でズッコケて居るのではないか。凄いね^^

橋下市長のお友達であるため畑違いから転職した大阪の中原教育長がパワハラで辞職に追い込まれた。一児の母であり一般から公募して合格した立川さおり委員が発言したら彼は「それは目立ちたいからだ」とか「知事を後ろから刺すのか」とか無茶苦茶な議論を吹っかけて立川委員が泣き出すまで高圧的な態度を崩さなかったそうだが、この何にでも上から目線の教育長の発言は不愉快だったな。話し合うべきは子どもの教育にどう向かい合うのかではなかったか!今回の騒動で世の教育委員会が真に教育を憂いている者の居場所がない如何に形骸化した無益な存在であるかを露呈したな。喝!

三っちゃん 結婚されたとか同級生のNさんから聞きました。お目出度う、良かったね^^。

先週の書けないけど読みたい漢字
暗がりを歩いて居たら遠くに榾火(ほたび)が見えた

今週の書けないけど読みたい漢字
彼は用足し(旁)町に出掛けた。

榾(ほた)とは木切れのことです。昔木切れを燃やした焚き火を榾火と言った。子どもにとって焚き火には幻想的な夢があったから焚き火禁止の今の子ども達はかわいそうだ(;;)。

ふるさと納税

IMG_20150206_071354

お花の少ない時期です。一月間咲き続けた木瓜(ぼけ)の花も漸く色褪せてきたので初のお披露目をさせましょう。

何年振りの体調不良を凌いで漸く確定申告が完了した^^。先月末に風邪による高熱で1週間寝込んだのが祟って申告事務の流れが淀んでアップアップの終盤戦だったがスタッフ全員のバックアップで漸く乗り切ることができたことを神に心から感謝したい。そして私の風邪を肩代わりして呉れて未だ寒い毎日をゼイゼイヒーヒー言っている愚妻にも心からお詫びしたいm(_ _)m。

例年の確定申告で顕著な傾向は「ふるさと納税」が今年も増えて来たことだった。各地方自治体も寄附金に対する特典を競う傾向が強くなって、総務省がその過熱ぶりを見兼ねて抑制に乗り出す騒ぎとなって居る。この制度は元来国民が自分の出身地や応援したい自治体に寄附をするものだが、実際にはネット検索や雑誌に掲載された特典品によって寄附先を選定されることが多く、特産品がある地域は産地業者と連携して共存共栄できるが嗜好品が何もない自治体は困って居る(;;)。香川県東かがわ市など何もないから「一日市長」をさせて貰えるとか…^^、京都府宮津市で「市所有の土地」を貰えるなんてものまで登場しているよ。
標準家族(4名)で550万円年収のサラリーマンが3万円寄附すれば少なくとも2万8千円相当額の税額(所得税と住民税併せて)が免除されるから2千円の特産品を貰えばモトが取れるが、実際には5千円近い特産品が交付されることも多い、特典のお土産を貰った納税者と寄附を受けた自治体は大喜びだし特典を提供した産地業者も商品の知名度が上がりリピーターの注文やら口コミで売上が倍増するから笑いが止まらないそうだ^^。でも寄附をした者の居住する自治体と国は何の恩恵も受けずに税収が減少することになるから涙が止まらないだろうね。この「ふるさと納税」も来年からは法改正で寄附金の上限(その年の総所得金額等40%相当額)が倍増される予定だから、大口の寄付が見込まれそうだ。
私は何処かの一日市長にでもなって当日の写真を仏壇の遺影に使うなんてのも悪くないね…、なんて情けないことも考えて居る。
皆様も「ふるさと納税」を一度試されては如何ですか?わたし的には特典の条件を1万円から3万円くらい数カ所に選別される方法がいろいろ貰えて良いのではないかと考えて居ます。

多忙になる確定申告に集中するため雑念を去り年初に購入した株式の値動きに仕事の気を散らされないように申告事務開始の2月初旬に僅かな儲けで全ての株を売却処分して確定申告に臨んだが漸く申告期を終えて株式市況を見ると日経平均は19000円と400円も値上がりしていた。若し今まで一ヶ月半、株を保有して居て売ったら490万円くらい儲かっていた勘定だった(;;)、確定申告で苦労して稼ぐ収入の2倍以上だ!こう謂うのを「死んだ子の歳を数える」と言うんだろうね(;;)。「若し」とか「たら」は女々しいから言いたくないが、少し悔しいな。

昨日の14日東京までの230kmを僅か2時間28分で紡ぐ日本国民待望の北陸新幹線が開通し金沢駅では6時始発の「かがやき」に5000人が集ったそうだ。1日10往復が決まりだし1車輌の座席は1323席だから、凄い待ちだね^^、今回走る「かがやき」には専任の客室乗務員から軽食等のサービスの付くグランクラスと謂うのがあって料金も2万7000円だそうだが全部満席とか昔で謂う一等車だろう^^。でも、日本人って誰もが経済的にも精神的にもゆとりのあるお金持ちで平和なんだと実感するね。
でも此でいいんだろうか…、148名もタリバンに殺されたパキスタン人の子ども達のことなんか地球の反対側のことだから誰も気に掛けないんだろうね(>_<)。
然し私は他人事(ひとごと)と思ってはいけないと考えて居る。誰もマララさんの言葉を忘れてしまったのか。

NHKのEテレで囲碁NHK杯の決勝戦が本日正午過ぎに放映される。この大会はラジオ時代から62年も続いた由緒あるもので毎年年間対局による賞金ランキング上位50名が選抜され3月末より1年間掛かってトーナメント方式で勝ち上がって勝者が決まる。そして毎日曜日正午に一局宛放映される決まりだ。優勝賞金は僅か500万円で名人戦や棋聖戦の4000万円に比し桁外れに少ないがそこはNHKが日本薄謝協会と揶揄される所以であり、お金よりこの大会に出場することがプロ棋士の何よりの悲願なのだ、親兄弟妻子はもとより親戚から友人知人と囲碁の縁(ゆかり)のない方にまで全国津々浦々自分の姿を1時間20分も撮して貰える唯一の番組だ。棋士にとっては対局料なんかより出場することが自分が一流である証(あかし)を世間に知らしめるとても誇らしい番組だ。
この由緒あるNHK杯が何時もなら重厚なベテラン同士の対決となる筈なのが今年に限って若手の代表である伊田篤史八段20歳対一力遼七段17歳対決となった。数年前まで20歳までの棋士では経験と力不足から先ず予選リーグに届かず出場すらできなかったが最近のパソコンの普及により情報の伝達が早く、急激に若手が成長しつつある、将棋では殆ど人間が勝てないと謂われるコンピュータの成長は囲碁界をもじわじわと脅かして居り、それに対抗するためにもコンピュータの計算では測れない囲碁独特の感性を必要とする不思議な力を研ぎ澄ます必要があるからNHK杯での若手の台頭はとても好ましい傾向だ^^。
60年前のラジオ時代には「白16の14、一間飛び」などと女流のプロが1手毎に読み上げて私はラジオの前で正座して読み上げ通りに碁盤に石を置いて次の一手を考えて居た、1手聞き損なうと全てオジャンだしあの頃はトイレも行けず朝から斎戒沐浴お茶も断って臨んでたんだ、一寸大袈裟かな?でもアナログ時代って時間がゆっくり流れて人も落ち着いて居たが、現代は何もかもがデジタル化し、歩いて居る間もスマホから目が離せないなんて味気ない世の中になったね。

淡路の引き籠もりが何故か5人を殺害して弁護士を呼んで黙秘権だそうだ。殺した数が数だから死刑は間違いない処だがどうかすると精神鑑定で病院入りし10年もしたら帰ってくるのではなかろうか、裁判所の判事さん、精神鑑定だけはしないでね。

川崎の13歳の少年の酷い顔のアザを見て「親は何をしているんだ」と週刊文春で林真理子が怒った。私は林真理子が嫌いだがこの言葉にはしっかり同感できる。夫と離婚して都会に出なければこの少年は出雲の小さな島でノビノビと暮らせていたのに離婚が不幸にして少年の運命を変えた。「母親は子どもが中学を卒業するまで女を棄てなさい!」と書かれた林真理子の言葉は重い。
自分本位に生きる男女は結婚しても子どもを作るな!

先週の書けないけど読みたい漢字
彼は直ぐに辯疏(いいわけ)をする

今週の書けないけど読みたい漢字
暗がりを歩いて居たら遠くに(榾火)が見えた

「辯疏」は夏目漱石が愛用した言葉です。何となく分かるよね^^。

中卒が東大法卒を破った!

バーベナ

1月もあっという間に終わり愈々26年度確定申告の宣戦布告だ。此から3月15日まで私を始めスタッフ全員身体に気をつけて総力で峠を乗り越えて行こうと思う。
処で確定申告時に何時も思うのだが、電子申告ソフトの所得の内訳書入力時に昭和と平成のどちらかを選択する必要がありサボるとエラーとなって電子申告が受け付けられない(;;)昭和が逝って四半世紀になるが時効だし昭和の所得を申告する者が居るとは全く思えないがこのソフト会社は杜撰だな、当然平成と空白欄の2行に訂正されるべきだろう、空白欄は勿論高齢の天皇が逝去されて年号が改元されることを想定すべきだが其れをしないのは改元時に新しいソフトをもう一枚購入させる意図が見え見えだ、世知辛い世の中だね。

昨年年末に紹介した庭のバーベナは年末遂に枯れたがその当時大きな蕾だったのがお正月の寒さを乗り越え一月半ばに蕾を開きこの寒空に耐えて咲き誇って居る^^。全く信じられない(゚ロ゚)、人に話すと「嘘や」と言われるのでスマホの写真を見せている。捏造でない証拠に29日の日経朝刊も一緒に写している、合成写真と疑われても仕方がないが、私にはそんな技術を持ち合わせないから信じられない方は見に来て下さい。傍で威張っているのは鴉豌豆と呼ばれる「ヤハズエンドウ」だ^^。此奴は春に咲く雑草で空豆の仲間であり子どもの頃はよく野原で食べて空腹の足しにしたものだ。食べた後は莢(さや)の両端を切って「ピー」と豆笛にして遊んでいたね^^良く肥えている奴が音色が低くて強い音で、細いのは音が高く蚊細かった。此奴までよもや咲くとは思えないが毎日目を配っておこう。
調べて見るとバーベナは宿根草だってあっても決して寒さに強い訳ではないが霜には全く叶わないそうだ、此処の処毎夜1度程度まで気温が下がっているが霜が降りないから花が枯れないで居るんだろう、今朝も無事だった^^。もう少しガンバレ!

クローズアップ現代で意外なことが話題となって居た、此また全く信じられない。最近各地で保育園の建設に近隣住民が反対活動をして居るんだとか…、何でも園庭で幼児達の遊ぶ声が五月蠅いんだそうだ、騒音だと非難された保育園では園庭に柵をしたり園庭での運動時間を制限して室内で遊ばす対策を講じているそうだが何処かおかしいね、幼児達の弾ける声は聴いていてとても心地良いし、少子化の昨今幼児達の声を聴けるだけでも仕合わせだと思うが、どうしてこんなにトゲトゲした世の中になったのかな。音の質も考えずに唯々フォン数だけで騒音条例を適用するなんて全くバカげていると思う(><)。酒を飲んで夜中に前の道を歩き乍ら喚き合う若者達の方が音は低くてもずっと喧しい、家の前を騒ぐ若者には怖くて注意もできぬくせに相手が保育園だと急に居丈高になるなんて卑怯だね!子どもが日中(ひなか)太陽の下で思い切り遊べないなんて歪(いびつ)な社会になった、そのくせ近所で親に虐待されて泣き叫ぶ子どもの声に誰もが後難を恐れ関わりを避けて耳を塞ぎ、警察へ通報もせず放置されるのが常だ、昨年6月茨木市で3歳の幼女が衰弱死した事件でも近所の住民は誰もが知って居たが警察にも児相にも連絡が入らず、僅かに匿名での通報があったが今度は児相が動かなかったそうだ。自己チューの家族ばかりで隣家は他国なんだろうね、そうだよな、自分とこの子だって可愛くないのに他所の子が可愛い訳ないよね、此また世も末だ (><)。

久し振りで囲碁界のビッグニュースを2本お届けします。囲碁をご存じない方でもきっと魂消るに違いない。先週、中学校を卒業しただけの17歳の少女藤沢里奈2段が、東京大学法学部卒で日本興業銀行入行を蹴ってプロ棋士になり現在東京大学客員教授でもある石倉昇9段を棋聖戦の予選で破った^^。同じく棋聖戦予選で20歳の新進気鋭の日本棋院外柳是聞初段が74歳年上の杉内雅夫9段に半目敗れた、半目でも負けは負けだ。感性を培って居る左脳の働きが17歳でも94歳でも年齢に関係ないことを目の当たりに見せつけられて唯々感無量だった。感性は「こころ」だし心は肉体と違って生まれてから死ぬまで進化はしても少しも衰えないんだろう、凄いね。

20150131k0000e050207000p_size8

大相撲初場所で全勝した白鵬が千秋楽翌日記者会見で、13日目取り直しとなった稀勢の里との一番を録画映像から明らかに勝っていたと審判団の判定に不満をぶち撒けたが、写真を見ると明らかに白鵬は負けている(手前が稀勢の里)。取り直しの方が彼は儲けて居たんだ(>_<)、相撲規則では「足の裏以外の躰の一部が早く砂についた者を負けとする」と謳われて居り、写真では明らかに白鵬の足の甲が砂につき、稀勢の里は死に体ではあるが未だ残っている、白鵬は日本語が読めないから規則など知らなかったんだね、知らなかったでは済まないよ、此まで土俵際での微妙な一瞬を横綱であるばかりにお目零しされ多くの白星を貰って居たことを忘れて居るんだな? 傲慢だ!

ノーベル賞の栄誉に輝く名古屋大学からリケジョ19歳女子学生の信じられない殺人事件だ。この生徒は学業を司る脳は正常でも小さい時から自己と他者との関わりについて前頭葉の一部が異常で精神を病み内に秘めた狂気の持主だったと思う。大学の入学試験に倫理学を科しても合格点で潜り抜けただろうから、こんな人達が我々の周囲に何食わぬ顔をしてワンサと居るのかと思うと怖いね。世の中死にたいと思う人と同じ位人を殺して見たいと考えている奴が居るんだろうな。学校が超難関校だから当分週刊誌はネタに困らず名古屋大学の学生や先生はTVクルー達に追い掛けられて大変だろう、彼女の犯行は恐らく幼い頃に経験した出来事が齎(もた)らした心の病いの後遺症だろうと思う、この女性は此から一生精神病院の牢獄で暮らすことになると思うから、起訴する警察や検察庁も瀬がないよな、人間って怖い、龍之介の「蜘蛛の糸」だね。

先週の書けないけど読みたい漢字
雪洞(ぼんぼり)に灯りを点(つ)ける 
ぼんぼりは紙張りの覆いのある小さくて背の高い行灯です。

今週の書けないけど読みたい漢字
♬(鞐)が光るよ、ちょいとご覧♪

大学院生が新竜王に!

CIMG6982

繁多な年末調整も昨日までに漸く済ませ、今朝はジョン・デンバーの「カントリーロード」なんか聴きながら、何故か僕の故郷って何処だろう?など考えたりしたりし乍ら今年最後のブログを発信します。毎週決まった更新はホームページ時代からだから何年になるんだろう、平成10年にはその頃事務所だった朝霧駅前のことを書いた記憶があり15年以上にはなるのかな、その間入院したこともあり日曜日には外出届けを出して帰宅して原稿を仕上げたりと休みなくしぶとく頑張ったから感無量だ。
写真はお馴染みのEさんが先週奥様共々に一日掛かりでJR大阪駅から大和路経由一筆書き乗車160円に挑戦された帰路琵琶湖湖北の山々(花の百名山の一つ)です。神々しく荘厳な自然の佇まいは人間が如何にちっぽけな存在であるかを諭(さと)されて心が引き締まるね。

今月初旬に阪大の大学院生糸谷哲朗さんが強豪の永世名人森内俊之竜王を破って将棋の新竜王となった。此の人は名人間違いなしと謂われ乍ら29歳で夭逝した村山聖9段と同じ広島将棋センター出身で17歳のとき奨励会三段リーグにて14勝4敗とトップでプロ入りしその翌年現役で大阪大学に入学した異色の人だ、将棋も囲碁もプロになるのは東大医学部に入るより難しいと謂われるが彼は将棋プロテストの際、翌年阪大合格の余力を充分に蓄えて居たのだから将に怪物だな、そうなんだ、彼はプロ入り後のデビュー戦で橋本崇載に勝つた際、橋本が「強すぎる、怪物だ!」と叫んだことから、ニックネームは「怪物くん」になった^^。現在大学院にて西洋哲学を学ぶが、緻密な計算の将棋と感性の哲学の両立は到底人間業と思えない、物凄い人が現れた。羽生四冠や渡辺明二冠もウカウカして居られないね^^。
将棋と謂えば囲碁だが囲碁界には彼のような両刀遣いは居ず、過去のタイトルホルダーは全て小卒又は中卒で、今最多タイトル保持者の井山名人本因坊も中学卒だから糸谷哲朗が如何に天賦の才を有しているか分かるね。「天は二物を与えず」の格言があるが例外だってあるんだね^^。凄いな、世界の糸谷だね。

もう一つの将棋ビッグニュースは戦後の将棋史上最年長のプロ入りを目指していた朝日アマ名人今泉健司さん41歳が今月8日プロ編入試験五番勝負第4局で石井健太郎四段に勝ち、シリーズ通算3勝1敗で念願のプロ入りを決めた^^。この人は14歳でプロ入りを目指しながら年齢制限により26歳で奨励会(唯一の将棋のプロ登竜門)の退会を余儀なくされ、以後アマチュア棋戦で幾度も優勝し、その勝者に与えられるプロ棋戦対局のチャンスを掴んで今回遂に対プロ棋戦10勝以上で且勝率6割五分以上の条件をクリアしてプロ編入試験の受験資格を獲得したものだが26年の歳月は長かったと思う、執念だったね、糸谷さんも凄いが26年間気持ちが折れなかった今泉さんはある意味もっと凄いと思う。それにしても将棋連盟のバリケードは余りにも堅牢だ。彼等の作戦は対プロ10勝以上で勝率6割5分以上なんて絶対に起こり得ないし、万一突破されても5番勝負で若手のバリバリの4段が負け越すなんて絶対に想定できない鉄格子作戦だったに違いない。受験料50万円も余り知られて居ないがちょっと蘞(えぐ)いよな、谷川将棋連盟会長は「アマチュアの気持ちがよく分かっている人だからアマの指導に力を注いでもらいた」と白々しいコメントだが、トーナメントプロにはなれないと見越した差別発言だ、今泉さんは一度も自分がアマチュアだなんて思ったことがないと思うよ。ドンドン勝ってA級入りし谷川会長をアッと言わせたら?

小学校1年生の少年が数検2級に合格したと先日新聞が報じた、過去になかった最年少記録だそうだ、2級は高校三年生のレベル以上だから大検の数学受験が免除されるとか…。この坊やは更に一級を目指すそうだが、近年学生の数学力が低下して40年前小学校で習った計算を今では高校生ですらできない時代だなんて野暮を言うのは止めておこう。
処で数学の上位級を目指すのなら是非文学書をたっぷりと読んで欲しいね^^。「数学の力を伸ばすには国語力が絶対に必要だ」とはベストセラー「国家の品格」の著者お茶の水大学教授藤原正彦の持論だぞ。
パンドラ

先週太宰治の「パンドラの匣(はこ)」を60年振りに読んだ、太宰治には珍しい青春小説だ^^。「パンドラの匣」はギリシャ神話に出てくる誰もが知って居る開けてはならない箱のことだが、普通に読む「パンドラの箱」じゃなかったんだ。調べてみたら「匣」は蓋の付いた小さい手箱で宝石などを入れる箱を言い、我々が普段使っている「箱」は単に物を入れる器であって特定の形を意味せず荷物を入れるものを総称しているのだった、宝石箱と言っても宝石匣なんて聞いたこともないが太宰治は明治生まれで私の親父世代だから漢字に拘ったんだね、他にも丸い竹製の箱を「筥」と書き、四角い竹製の箱が「筺」で、食糧や衣類を入れるそうだ、同じものでも長方形になると「篋」だからややこしいね。函館の「函」は手紙を入れる箱だって…、「ノアの方舟」なんてあるよね、この「方(はこ)」は四角形を表す意味だから正確には箱ではないが漢字を数えると気が遠くなりそうだ、でも明治時代の人達は此等の字を自在に書き分けていたんだ、偉いね、そして日本語って面白い^^、日本人は持ち運びに軽い竹を好んで用いてたんだな、だから「はこ」は殆どが「竹かんむり」なんだ、boxとかcaseが日本語で箱と訳されるが、隙間の方が多いこんなソフトな竹製の「筥」や「筺」は英語ではどう言うんだろうな。
話の序でだが皆さんは「パンドラの匣」に何が入って居るかご存じでしょうね?開けてはならないこの匣を開けてしまうと「病苦」「悲哀」「嫉妬」「貪欲」「猜疑」「陰険」「飢餓」「憎悪」などあらゆる不幸の虫が這い出てきて飛び回り人間達は永遠に不幸に悶えねばならなくなるが、その匣の隅にけし粒ほどの小さい光る石が残っていて、その石に幽かに「希望」と言う字が書かれているそうな…^^、神様が人間に何を言いたいのか皆さんは分かって居ますよね?人間ってどんな悲しいことに遭っても、どんなに苦しく辛いことがあっても何処かで明日への希望に縋って居る、だから人は生きて居れるんだ。

政府は26日来年度の税制改正の大枠を固め発表した。増やす方は伏せておいて子や孫への住宅取得資金贈与の非課税枠を15年から1500万円16年から3000万円にするとドーンと大きく発表した。これぞ金持ち減税の最たるものだ、今後多くの親は子や孫から「家を建てるから金を寄越せ」と迫られるが、子等の期待に応えられる者は僅少だ、多くは子等から「甲斐性なしの親父や爺や」と悪態を吐かれることだろう(;;)。政府も親子の中を裂くような無神経な法律など作るな!

昨夜大学生の孫が東京から帰省し、うちに立寄った。孫を出迎えた妻は相好を崩し、得も言われぬ菩薩のような優しい笑顔で幸せ一杯、私が何時も見ている笑顔とは全く異質なものだった。この歳になっても焼餅なのかな^^。

先週の仮名付けの答え
勉強が疎(おろ)そかになる 彼を疎(うと)ましく思う 人通りが疎(まば)らだ

今週の仮名付けの問題
向こうに(灯)が見える マッチで火を(灯)す (灯影)が揺れている

1年間仮名付け問題に苦労されたことでしょう。来春から「書けなくても読みたい漢字」にリニューアルしてスタートしたいと思っています、乞ご期待^^。
皆様どうか良いお年を…m(_ _)m。

放送大学が日本一

本来今日は敬老の日だが2003年から振替休日制度のため明日となる。昨年は17日だったが、たった一日二日のために祝って貰えず死んで行くお年寄りが全国100人では利かぬだろう可哀想だな、15日は何の理由もなく付けられた記念日だから1週間繰り上げられぬものか?政府は第三月曜日を敬老の日に替えるについて高齢者団体から反発が相次いだため、已むなく老人福祉法を改正して9月15日を「老人の日」とした、誰も知らぬが15日のカレンダーには小っちゃく「老人の日」と書かれて居るのに気付かれただろうか:-)、敬老の日は若者が泊まりがけで遊びに行きお年寄りが寂しく留守番させられる日ではないのかな、それにしても先週来猛暑の蒸し返しには参ったな:-)、颱風の到来も暑さが凌げるなら歓迎だ。

画像

  
今年も玄関先に彼岸花の芽が出てきた。猛暑やら旱魃や豪雨など素知らぬ顔で毎年この時期になると此奴は律儀に発芽し、お彼岸にはしっかり開花するが、どんな体内時計を持っているのか不思議だな?蕾を愚妻に見せて名前を問うたら「つくつくぼうし」と宣った^^。きっと「土筆(つくし)の坊や」と言うつもりだったのではないかな?

画像

  
先々週「週刊囲碁」に掲載されて居た。本年度の女子学生本因坊戦で昨年度の優勝者であり一芸主義での推薦入学があるため全国制覇を続ける立命館大学の囲碁部の主将を斃し優勝したのは放送大学の木本有香選手だった^^。放送大学とは聞き慣れぬ学校名であり、ネットで調べたらキャンパスを持たない通信教育専門の大学で全国に57拠点もある大きな学校だ、大学院まであり4半世紀も前に創られている。仕事も持った人でも夜のケーブルTVや衛星放送で受講できるから、有職者でも学位が取れ国立でもあるから此から少し宛脚光を浴びるのではないだろうか。
そしてタイミング良く先々週日経夕刊のコラム「人間発見」に放送大学の高橋和夫教授が登場された。此の先生は大阪外大でペルシャ語を専攻され、民間の奨学金制度を利用してコロンビア大学に留学し中東の国際政治を学ばれた異色の徒であり、我が国では中東研究の第一人者として日本人で唯一イラク大統領サダム フセインに面会された方だ。先週などシリア問題で「クローズアップ現代」にまで出演され国谷裕子さんと対談されたから此の先生も一流人の仲間入りだろう^^。どうやら放送大学は閉鎖的な国内の学閥から門戸を閉ざされアウトローとなった有能な穎才が隠れ住んで居るのだろうか^^。通信教育など一般的に全日制の大学から見下されているから、此処の学生が女子学生囲碁日本一になったのはえらいな、一見ハーフとも思える美貌は芸能界でも通用しそうだ^^、放送大学は学校を日本一に高めた木本さんを是非表彰すべきだろうな。

大阪国税局管内で脱税事件の調査途中に税務署の極秘資料が脱税事件の被告の手許に流出していることが判明して先月地検特捜部が動き出し脱税だけでなくヤミ金融など数々の容疑が浮上しているが、此の被告は元々神戸税務署の調査官であったが98年不祥事により懲戒免職処分されてその後は税理士として活動していたと書かれて居た。税務署を懲戒免職されても3年すれば税理士にはなれるそうだが、そもそも税理士会が合格率3%の一般試験合格者に税理士資格が付与する審査は厳正を極めて容易に入会を認めず、過去にニセ税理士行為の有無について職歴のなかった期間など特に厳しく幾度も呼び出しては重箱の隅まで穿り経歴をチェックされ登録に到るエネルギーは半端ではないが、税務署員は20年ほど勤めたら試験もなく研修のみで税理士になれることにされ、その入会についても簡易な書類審査のみで終わるため、一般試験組に比し圧倒的に容易だ。然し税務署を懲戒免職された税務署員が何時の間にか入会を許される現在の仕組みは不条理だが税理士会は国税局の監督下にあることを利用したお役所の横車だろう:-)。一般試験合格者は合格後も2年間の実務経験を必要とされるから勤務していた会計事務所を懲戒解雇されていたら、登録に要件される勤務先だった税理士の印鑑証明書が貰えず税理士会は永久に入会させないからとても怪訝しいと思う。此のタチの悪い元署員に税理士資格を与えなければ今回の事件は起こらなかったろうし国税局も身内にばかり有利な裁量を見直して我々税理士全体の品位を損ねることにならぬよう資格付与や登録審査方法の大きな落差を是非見直して欲しいものだ:-)。

先週の誤字訂正の答え
巨漢と互格に渡り合う、(互角)でした

今週の誤字訂正の問題
空に飛んでいるのが魄で躰に留まって居るのが魂つまり肉体だ、

ご教訓カレンダー
「幸福」→「口福」 食べることだけが楽しみな奴

女流王座戦

月日の経つのは何故か早くて今年も年の瀬を迎え、東日本大震災から1年9か月も経ったのには愕くなあ、寒くなると夜空に輝く星が美しい。何時だったか福島の方が述懐されていたが、あの大震災の夜には三陸の夜空には零れ落ちそうな星が燦めいて、満天の星とはこのことかと思う程、それはそれは美しかったそうだ。多くの方々が眠れないので夜中に空を眺められ星が余りに美しいのに気付かれたのだが、どうしてそんなに星が美しかったのか考えて見た。その訳は震災と津波のせいで東北地方全ての電気が消えていたためだったのではなかろうか。さすれば今から100年以上も昔は夜の電気も殆どなく大気中の二酸化炭素も少なかったろうから星はもっともっと美しかっただろうな。星は我々人間の生活の希望であり潤いであり救いであったに違いない。聞いた話では今でも沖縄の周辺に鏤められた孤島で夜を過ごすと雲さえなければ満天の星に浸れるそうだよ^^。
処が米宇宙ベンチャー・スペースX社のCEOのイーロン・マスク氏は先月27日、地球から火星に8万人を移住させる将来構想を明らかにしたそうだ。今世紀前半の実現を目指しているとか…、 火星への飛行費用は1人50万ドル(約4000万円)要るそうだが、到着できたとしても空気も食べるものもあるとは思えないし、向こうでどうして生活するのだろうか?人気取りの詐話師だろうと思うが、世の中には変な奴も居るもんだな、星は星として遠くから眺め愛でてやれないものか-)。
先週の「ど根性菊」の写真は好評だった^^。普通秋咲きの寒菊は11月の終わり頃か12月の初旬に決まって蕾を付けるそうだが、その律儀な性格を地温の低下を察知することに拠るものだと思い込んでいた私は、地球温暖化の昨今どうして開花が遅れないのか不思議で仕方がなかったが、岡山県笠岡の北木島辺りでは10月になると「夕暮れ時、菊の花畑に一斉に電灯が灯され軈(やが)て消灯し、毎日消灯時間を少し宛早める」と書いてあるのを本で読んだ。そうすれば菊達は電気が灯ったのを日照時間と勘違いして冬が未だ未だ先なんだなと安心し開花をサボるそうだ。誰もが開花を待っている筈だし花も咲きたがっているのに、どうしてそんな無駄なことをするのかと思ったらその理由は、他の土地で花がなくなる冬に咲いて欲しいからなんだって…、市場での花の数が少なくなれば値が高くなる、そうだったのか、菊の開花は温度ではなく日照時間だったのだ。なるほどな^^。そう言えば朝顔の苗に夕方早めにダンボールを被せるとか読んだ記憶があるよ。
毎夜日経夕刊の囲碁欄を見るのが倣わしだが、プロの対局譜は我々アマチュアには難解でなため、局面はちらっと見るだけで何時も観戦記だけ読んでいる。囲碁欄は将棋欄と並んで何時も12面辺りの最下段にあるが、隣の将棋欄の解説も序でに読む、将棋は全く分からず門外漢だが勝負の世界とあって観戦記者の筆次第で結構面白い。先週は女流王座戦で弱冠17歳の加藤桃子王座と挑戦者の本田小百合三段異色の対局だった。此の組み合わせはとても面白く加藤桃子王座は未だ奨励会1級だが、昨年16歳で王座になりたての防衛戦であり、挑戦者の本田小百合三段は14歳で棋士になり、今回常勝将軍里見香奈女流四冠を下して21年目にして悲願のタイトル初挑戦を果たしたのだ^^。結果は武運拙く桃子王座に三連敗し挑戦者のタイトル奪取は叶わなかったが、将棋は体力勝負だからできれば先のない35歳の本田三段に勝たしてやりたかったな。
此の対局の観戦記の担当は、第一期竜王で通算600勝の棋士島朗九段だったが、この方の筆致が又素晴らしく、過去観戦記を書かれた文壇の多くの有名作家(菊池寛、佐々木茂索、里見弴、永井竜男、大岡昇平などなど)に決して劣るものではなかった。「相手の作戦は決して得ではない筈だが…そうだ、勝負は理屈じゃないんだ、私を負かしに来て居るんだと桃子は思った。」…など対局者の心理描写が絶妙であり、「きょうの着手の応酬は地味に見えても衝動の抑制が随所に利いて居る。真のトップをきめるに相応しく、煩雑さを厭わず結論を急いでいない。其れは素晴らしくすてきなラリーだった」島九段と女流棋士の棋力の差は香車一枚以上あるから対局者の胸の内は手に取るように分かるのだろうと思ったが、将棋指しであり乍らプロの観戦記者顔負けの筆力とその静謐な叙情詩のような観戦記には夢とリズムがあり詩歌を詠んでいるように楽しい^^、他の棋士が書かれた観戦記が全て評論のような堅苦しい手駒の手段に尽きたものに終始して読み辛いのに比べ、その余りの落差に唯々舌を巻き驚いた。この人小説でも書けるのではないかとネットを調べたら将棋の本ばかりでなく河出書房から文庫本まで出して居られた^^。
囲碁の方は川端康成が本因坊秀哉引退碁の観戦記を書かれた位で、文壇の先生の観戦記も殆どなく、棋士にも島九段のような筆達者な棋士が居ないので詰まらないな。
尼崎の連続殺人事件の加害者と見なされ拘置中だった角田被告が獄中で横になった儘Tシャツの袖を首に巻いて自殺したが、引っ掛けるべきものもなしに本能に逆らって息を詰め縊れ死ぬのは容易な業ではなくとても驚いた(゚ロ゚)。こんなことで簡単に死ねるとなれば自殺願望の多い我が国だから同調者が続出するのではあるまいか:-)、警察も其処までばらすことはなかったと思うが、そう言わないと管理の不届きを糾弾されることを恐れたのだろうな:-)。
今月11日兵庫県西宮市立の8保育所で、職員がその日休んだ子供の給食を食べて居たことが市の調査で分かったそうだ。誰かが密告したに違いないが、恐らくお零れに預からなかった同僚からだろうな。捨てるのは勿体ないと謂うのが理由だが、市は「公費で買ったものなので廃棄すべきだった」とし、食べた職員を処分するかどうかを検討しているそうな…(;;)、何だ!廃棄して捨てるゴミを増やして平然としている西宮市の態度には魂消るな。如何に廃棄ゴミを少なくするか腐心する役所の人間の言葉とは到底思えない、常識が疑われるぞ!こう謂うのを「建前論」と言う。コンビニでも最近は賞味期限切れ直前の食品を値引きして販売しているではないか、処分されるとすれば食べた職員が特定の者であって公平を欠いた点であり、保母さんなども含めて全員が抽選にでもされていたら良かったと思うし、市は廃棄せずに処理できたことを大いに賞賛すべきだった。廃棄されるべき食品など絶対にあってはならないと思う。我々は飯粒一つ零しても拾って食べないと目が潰れると親に叱られた。役人と言う連中は規則々々と根性悪だな:-)。こんな連中に限って役得だとほざいて自宅の固定資産税など滞納しているに違いないと思う:-)。「休まず、遅れず、働かず」は役人の定義であり有姿だが、もう一つ「非常識」も加えないとならないな:-)。
先週も点滴に行ったが、終って抜針時に針跡を消毒した際、看護婦さんから「お酒弱い?」と聞かれた、その通りなので「うん」と言ったら、「弱い人は消毒の跡が赤くなるんよ」と言われて驚いた(゚ロ゚)。長く生きているがそんなこと言われたのは生まれて初めてだ。お酒は好きだが少ししか飲めないので知人と飲みに行くことがない。沢山飲めてカラオケなんか唄える人が羨ましい、私は直ぐに心臓がどきどきして眠くなってしまうからだ(;;)。皮肉なことに、うちの妻はお酒を全く飲まないが、昔、血管のカテーテル手術をしたとき先生から「貴女はお酒が強いでしょう」と言われたのでとても妬ましく思ったものだ。持って生まれた体質だろうが、お酒を飲みたい者が飲めないで、お酒を飲まない者が飲めるなんて世の中不公平だな:-)。
先週の常用漢字の表外読みの答
世界に(普く)知られて居る。(あまねく)でした
今週の常用漢字の表外読みの問題
それは人倫に(戻る)行為だ

天敵は大切にしよう


神戸でも東部は六甲山の関係で偶に夕立が降っていたようだが、西部地区のこの辺はお盆前に僅かに降っただけで先月から一月以上まるで雨がない、炎天が続くので高温でもあり庭の池の水もどんどん蒸発して毎日バケツ一杯の水を補給しないとならず、水道水では塩素が入って居るため前夜から汲み水をして日中炎天下に晒しカルキを抜いてから夕方池に放流する作業が欠かせない(;;)。水道料金の計算書を見ると今月は前年同月より5㎥も多く使っていた、基本料金以下なので実害はないが撒水の労力は大変だ。

画像

お馴染みのEさんが先日「青春18切符(鈍行で何処まで行っても一日2300円」で安芸の宮島を訪れられた際の写真です。大鳥居の背景にある聳える森林と紺碧の海が「夏だ!」と叫んでいるのが聞こえそうだな^^。琵琶湖西岸より60mに経つ大鳥居とどちらが大きいんだろうな?
オリンピックが閉幕して約2週間になる、日本の獲得したメダル数が38と史上最多であったそうだが金メダルは僅かに7個だった:-)。先日将棋の先崎学八段が「オリンピックは銀メダルや銅メダルがあるからいいな」と毎日新聞にコメントされていた。将棋や囲碁など勝負の世界では準優勝など何の値打ちもなく、優勝あるのみで一回戦で負けるのも決勝で負けるのも同じことであって決勝で破れる方の精神的ショックが大きいと書かれていた。先崎八段は自身20年前に某棋戦で優勝したことがあり、今でもその話をファンの方から良くされるそうだが同じ棋戦で10年前に準優勝したことは誰も話題にしてくれないそうだ(;;)。そりゃ、そうだろう、オリンピックはお祭りであり、銀メダル銅メダルは敗者への労りの贈り物であって内実喜ぶべきものではない。女子サッカー「なでしこ」の彼女達も間違いなく敗者であり、銀メダルなど決して喜んで貰ったのではなくメディアやサポーターの手前、已むなく作られた笑顔であったに違いないと思う。オープンバスの乗っての銀座パレード本当は慟哭張り裂ける思いを胸の内に無理矢理隠しての笑顔は辛かったろうな。日本人は人種的に身体能力に措いて白人や黒人に比して可成り劣位にあるから、其れを考慮すれば女子サッカーの銀メダルは立派だと思うが、体重別のハンディキャップがないのが不運だったな。
私ごとだが50年前神戸新聞社の主催で行われた兵庫県囲碁名人戦で二年連続神戸地区の名人になった勢いで私は県名人戦の決勝戦まで一気に勝ち上がったが最後の寄せを誤り僅差で敗れ、名人位を獲得することができず悔しかった(;;)。然し私はその悔しさを試験勉強にぶつけることができ、翌年税理士試験4科目に合格(関西地区1位)して目出度く税理士になれたから、ひょっとして県名人になって居たら、全国大会などを目指して更に棋力の向上に努力を尽くして居ただろうし、税理士試験の方はポシャっていた可能性が大であり、優勝しなかったことが私の幸運を招いたから人生なんて何が仕合わせするか分からない。「なでしこ」の皆さんも此から人生行路を歩んで行くために敗者が得たものは勝者より遙かに大きいものがあることを知るだろう。
先日宗教家のひろさちやさんが新聞に書いて居られた。この方が仏教者であるかどうかについて世間では兎角の風評があるが、ともあれこの方の話は聞いていて楽しい。楽しいところがまやかしだと言う人もあるが受け止め方は人それぞれでいいんじゃないのかな?ひろさちやさんの書かれたことは現在我が国の鰻は殆どがカナダから稚魚を空輸しているそうだが、輸送に半日以上掛かるため神経の繊細な鰻は環境の変化に耐えられず90%がストレスで死んでしまうそうだ。そんなに死んだら元も子もないから、試行錯誤の結果考えられたのが生き物の本能を利用した手段であって、天敵のナマズを鰻の稚魚の中に入れて共に輸送すると謂うハチャメチャな方法だったのだ(゚ロ゚)。一緒に輸送すると間違いなく稚魚の2割はナマズに食べられてしまうが後の8割は何故かピンピンしているそうだ^^。どうしてなら住環境の変化でしょぼくれてなど居られず、何より黄昏れているより先ず天敵から逃れることに必死となり、逃げ回っているうちに環境の変化に慣れしょぼくれて居たことまで忘れ元気になるのだそうだ^^。先週洪水に遭遇した川の魚達について触れたが、彼等も此の鰻の稚魚と同じことが言えるのではないのかな。
ひろさちやさんは若い人の味方で日本の若いお嫁さんもお姑さんをいびらない方が良いと言って居られる^^。藪から棒に話が突然明後日へ飛んで行くようだがスト-リーの本質は鰻の場合と少しも変わらない。何故なら姑はいびられればいびられる程嫁に反抗して生き甲斐を感じ何時までも不貞不貞しくピンピン長生きするが、逆に至れり尽くせりで大事にされると姑は戸惑ってすることがないため、ナマズと同居させずに空輸される鰻のように退屈でストレスが溜まり嫁への欲求不満から黄昏れてコロッと逝って呉れるんだとか…^^、昔嫁のときは長幼の序が厳しい時代であったから姑に甲斐甲斐しく尽くし、自らが姑になった今では時代が変わり、息子を尻に敷く嫁にいびられるなんて熟年世代の女性にはまるで割が合わぬ話のようだが、昔嫁に尽くされて姑が早くに他界し、自らが姑になってからは嫁にいびられて元気になり長生きできるのでは嫁の意図とは反するが先ず嫁に感謝せねばなるまいな、ま、長生きして仕合わせかどうかは又別の話だが…(;;)。
県会議員の和田有一朗が尖閣に上陸した10人に入って居たと先週月曜日歯医者さんの待合室で読んだ神戸新聞にデカデカと書かれていた。第一面3段抜きは県会議員としての宣伝効果は抜群であり、彼も船から飛び込んで泳いだ甲斐があったろうな、此で次の選挙は先ず安泰だろう^^。世間では余り知られて居ないが彼は垂水から出馬して居り、ついこの間もお盆にうちの前を「和田有一朗です、ご挨拶に参りました」とマイクの声が聞こえたから忙しい人や。この人何の仕事をしていたのか知らないが近くの霞ヶ丘の人らしい、10数年位前早朝垂水駅信号の角で「和田有一朗」の襷(たすき)掛けで通勤の人達に懸命に頭を下げていたから何れ選挙に出る人だなとは思っていたが、次の市議選挙に出てナント!1万票(4千票で当選できる)も取ってダントツのトップ当選に魂消たものだ。沢山の人が名前だけ覚えていたものだろう。人間何事も普段の種蒔きが大切だと痛感した。その後県議の補欠選挙で格上げされて現在に至って居るが、尖閣上陸とは彼も男を上げたなあ、未だ50歳前だから次は国会議員を狙っているのではなかろうか。顔が少し「卑」だが此は親のせいだから仕方ないにして拉致問題に熱心な右翼だし、垂水からの代議士なら此は応援せねばなるまいな。頑張れ、和田有一朗!
夏の高校野球も大阪桐蔭の春夏連覇で終わりを告げもうすぐ秋がやって来る。処で桐光学園の松井浩樹投手4試合で68個の三振奪取数は凄かったな^^。此の記録は今後先ず破られることがないと思われるが其れよりもっと凄いのは、彼が投げたボールに対し誰一人三塁方面へ打てなかったことだ!つまり桐光学園のサード中野速人は4試合共に守備機会が全くなく手持ち無沙汰だったのだ:-)。68奪三振という記録よりも、ある意味こっちの方が奇跡的な「記録」だったと謂えような。それなら監督も予めサードを三遊間に配し、二塁ベースにショートを、1ー2塁間セカンドを配せば光星に打たれることはなかったのではないかと考えたが、そうなると敵もサード側にバンドなどしてくるだろうし世の中上手く行かぬもんじゃのう。 
今週の常用漢字表外読みの答
(凝っと)考え込む。 (じっと)でした。
今週の常用漢字表外読みの問題
十干の8番目は(辛)だ。