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日経新聞広告の怪


梅雨も漸く終わりを告げ本格的な夏の到来を迎えて居るが、関西電力も電気が足りない、足りないと計画停電のリストを再三送り付けて来る:-)。これだけ酷暑が続くのに未だに停電をしないのはきっと原発を認めさせるため我々庶民への陰湿な虐めなんだろうな。
先週午後神戸へ行った際、行きは阪神電車であり弱冷車でエアコンの苦手な小生には快適だったが、1時間後新開地からの帰路は相互乗り入れの山陽電車であり、ギンギンの強冷で震え上がった(;;)。車内の温度設定は恐らく車掌の裁量だと思うが行きと帰りで斯くも温度差が違うのは、会社間の摺り合わせができて居ないのではないかと思った。我々も節電には極力協力したいと思っているが、最も節電に敏感でなければならぬ公共交通機関が此ではどうしようもないぞ!山陽電車鉄道事業本部の橋本さん聞いていますか?

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先週木曜日の日経新聞第5面を読んで居たら、最下欄に週刊誌の広告欄があり、橋下大阪市長の醜聞記事や大津市の自殺事件の真相など盛り沢山の記事の傍らで小さく、「日経新聞喜多恒雄社長は裸の王様だ!本誌の広告掲載を拒否」なんて書いた週刊文春の広告に遭遇した。週刊新潮との併載は何時もの構図だ。拒否?だってちゃんと掲載してるじゃないの?日経と文藝春秋の間でどんなトラブルがあったのか知らないが、此の自分とこの社長を貶める記事を登載した週刊誌の広告をタイトル付きで掲載することに日経の広告担当役員は全く抵抗を感じなかったのかと不思議でならなかった:-)。
此の日経の広告掲載は恰も喧嘩相手から泥靴で足蹴にされ乍ら、その泥靴を舐めさせられている行為ではないのかな?確かに新聞社にとって広告収入は購読料に次ぐドル箱だ。広告スポンサーの言は絶対であり、彼等からのクレームで掲載予定記事が中止になるなど日常茶飯事なのは世人の知る処であるが、此の「広告を拒否すると言う広告」が掲載されて居ることは、日経の社長が社内からもバカにされ真実裸の王様であることを物語って居るのではないかと考えてしまった(;;)。「裸の王様」とはカリスマ的な存在である企業のトップが、実は何の能力も有さない男であることが暴露されることを謂うから、内部造反とも受け取れるこの広告の掲載は意味深長だったな!日経のブランド価値は巷では1500億円と謂われているが、此の広告を掲載したことで日経のブランド価値は大半が失われたのではなかろうか。
喜多恒雄社長は此を見て何も怒らないのか。
介護の世界が大きく揺れている、先日日経ビジネスを読んで愕いた。介護福祉士は仕事がハードで給与は特別廉く若い人でも短期間で辞めてしまう3Kの代名詞のような職業だ。知力より体力の勝負だから希望者が居ないではないが、若く元気な者でないと長続きしない。厚労省もその辺を察して外人の介護士を養成しようと試みて居り、インドネシア辺りから若い女性を多数渡日させているが、担当の役人がアホで能天気なため彼女達が介護士になるために日本人と同じ日本語の壁を乗り越えることが如何に困難であるかについて何の疑問も抱かず、3年間の研修期間の結果国家試験では殆どのインドネシア女性が筆記試験で刎ねられ心ならずも失意のうちに帰国させられて居るそうだ(;;)。彼女達は若いから日常会話位なら3年も居れば喋れるだろうが、漢字を書くテストは日本に来て3年では先ずムリだ!何でも「じょくそう」なんてのが出題されるそうだぞ、床(とこ)擦れの介護用語で、「褥瘡」と書くのだが、江戸時代の杉田玄白辺りからの言葉が化石のように生き残って居るなと思った(;;)。この字が漢字を覚えて3年目、漢字検定で謂えば8級小学校3年生レベルの者に書ける道理がない、こんな字は東大の学生でも医学部以外の連中にはまず書けまいな:-)。まして、来日3年インドネシアの少女に書ける道理がないことを試験問題など外郭団体への外注任せである厚労省はまるで気付いて居ないのだろう(;;)。介護士の仕事は難しい漢字を書くことではなくて、手と足と腰を使っての労働だからペーパーテストより腕立て伏せ100回で介護士或いは看護助手の資格を与えたら良いのと違うのか!厚労省もつまらぬことに拘るのは介護士の資格試験を下請けさせた法人に天下りして甘い汁を吸おうと企んでいるのに違いないぞ!現在我が国の介護保険給付費は7兆円だが、このうち介護士達現場労務者の人件費が幾らなのか?介護施設の役員報酬の方が圧倒的に多いことを厚労省は恥ずかしくて発表できないのではないだろうか:-)。いやいや、彼等はそんなことにはまるで関心も払わず、自分達が天下れる特殊法人を育てるのに一所懸命なんだろうな(;;)。此からの高齢化社会を考えると情けなくて泪がでるぞ(;;)。
ヤンキー上がりで変なタレントの木下優樹菜が先週、歯科助手になるための資格「歯科医療事務管理士」の試験に合格したことが明らかにされたとか…、彼女は高校を出ているのに勉強して居なかったのか字の読めないタレントで有名であり、過去に運転免許証の仮免ペーパーテストに連続26回落ち日本記録を打ち立てた猛者であり結局運転免許を断念しているそうだ。仮免テストも10回に一回は同じ問題に戻るからそれでも受からないのは彼女は漢字が読めないのではないかと思ったが、今回の「歯科助手」試験合格により世の歯科助手達のプライドを完膚無きまでに打ち砕くこととなったようだ(;;)。歯科助手なんて歯科衛生士と違って余り聞かない資格だが、歯医者の台の傍でボーと立って居て診察椅子の上げ下げと嗽(くちすす)ぎのコップに水を入れるボタンを押すだけの仕事だが、何故か歯医者には助手の存在が患者達に医師と手術時にメスを渡す看護婦のような連携関係の錯覚を与えて歯医者のプライドの保持に役立っているに過ぎないと思う、今回仮免連続落ちの記録者木下優樹菜の歯科助手合格が報道されたことにより最早歯科助手のなり手がなくなり、今後歯医者は困るのではないかと思うが、無資格の学生をバイトで立たせておけば良いだろう。なに、歯科助手なんて国家資格でも何でもなく技能認定振興協会とかのテストであり、聞けば試験時のテキスト持ち込み可とか、自宅での受験可とか、テストが年に6回もあるなど、受かりたくない者以外は落ちようのない仕組みの試験なのだ。落ちる者が居ないなんて世の中には怪訝しな資格もあったもんやな:-)。木下優樹菜でも受かる筈や。きっと受験料と国からの補助金を当てにした厚労省の天下り受け皿法人なんやろな。
一体から来日3年目のインドネシアの少女に「褥瘡」と書かせて介護士試験を不合格にしたり、テキストを持ち込んでまで合格させる歯科助手の試験との落差は何処から来たのだろうか?自分の国やけど日本って全く以て怪体な国やなあ:-)。ほとほと愛想が尽きるぞ!
先週の常用漢字表外読みの答え
里芋が(滑る) (ぬめる)でした
今週の常用漢字表外読みの問題
盥(たらい)が(燥ぐ)

東京電力の昇給


本格的な梅雨のシーズンを迎えて居るが、梅雨と謂えば「紫陽花」だ。変わり映えしないけど猫の額程の事務所庭に咲く白い紫陽花をご覧下さい。数年前まではこの花の葉っぱにはカタツムリが留まって風情を醸していたものだが何時とはなく見掛けなくなって寂しいよ。ナメクジは厭になるほど沢山居るのにカタツムリだけどうして淘汰されたのかな?

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今日は日頃の心懸けが良かったせいか天気予報の雨マークも外れ傘も差さずに念願の漢検二階級受験を無事終了し安堵した。テストの時間より自宅から学園都市まで徒歩とバスでの2回往復(片道1時間)がきつい体力勝負であって帰宅後疲労困憊の体であり自己採点をする気力もないが、両方共に何とか合格点だけは確保できたようだ。
二級のテスト受験は6年振りのことであり、大学推薦入学を目指す多くのヤングギャル高校生に混じっての受験であったが、試験問題を見て此までの6年間準一級配当漢字主力の問題で複数あった解答の文字が二級は常用漢字に限られて居ることの縛りがきつくて解答に迷う問題に気遣った。小生の漢字環境があの頃とは随分と色合いを異にして居り、果たして正答できたかどうか疑わしい?
例えば「覆う 蔽う」(おおう) 「恨む 怨む」(うらむ)など、つい無意識に右側の字を書いてしまう。7年前なら常用漢字しか学んでなかったから何も考えずに左の正答を躊躇なく選べたものだが、歳月の経過は私の記憶脳を常用漢字外だった右の字にも移行させて居るのだった(;;)。右の字の「蔽」と「怨」は今回揃って常用漢字に指定されたから使用しても構わんと一見思い勝ちだが、常用漢字になったと言っても実はその字の読みが「蔽」は「へい」「怨」は「えん」の音読みに制限され、「蔽う」 「怨む」の訓読みは所謂常用漢字の表外読みとされ、準一級以上でしか用いられず二級の解答に使用すると×になるのだった(;;)。
午後準一級のテストで初めて私と同年配の方にお目に掛かった。前席だったのでお顔は見えなかったが項(うなじ)の気配でそう察した。帰路漢検四級に挑戦した中二の孫娘(テストが同じ時間だった)とバスを待っていたら、小さいお祖母さんがヒョコヒョコ来られて矢張りバスを待たれるご様子に、上着の模様からどうも準一級検定会場の前席の方と雰囲気が似ているので厚かましくも「アノー漢字検定に行かれて居ました?」と聞くと「ハイ」「準一級?」「ハイ」嬉しくなって四方山話をしながら「失礼ですがお幾つですか?」流石に返答を口籠もられたので「わたしはイノシシで10年生まれです」と言うと「5年ですねん」恥ずかしそうに答が返ってきたのにアット驚くタメゴローだった!この方81歳なのだ。一人暮らしで惚け防止に4級からスタートしてストレートに合格を果たされ、今日の準一級を迎えられたそうだが「参考書全部憶えてきたけど今日はあきませんでした」とがっかりされて居たので「私など今回が13回目ですよ。合否なんか別にして受験することを目標にされたら良いと思いますよ」とかお慰めしたが、計算したら78歳位からのスタートだから私など未だ未だ若輩者の若造だったのだ(;;)。「又10月にお会いしましょうね、お元気で」と途中の駅でお別れしたが、5年生まれのこの方から私は大きな希望と曙光を与えられた。10月再びこの方とお目もじするのを楽しみに頑張ろうと思ったものだ。
何時だったか夕刊に載っていた。今年度から京都府が介護サービスを受けずに元気に暮らして居られる90歳以上の方に地元商店街などで使える商品券を3万3千円プレゼントすると発表したそうだ。商店街も活性化するしとても良いことだと思う。但し、過去10年間に介護サービスを受けて居ず、且つ介護保険料の滞納がないと謂うセコい条件が付いて居るが、商品券の一部を商店街に負担させることで予算額の軽減を図るとか…(^^)、滞納不可の条件は若い世代に介護保険料の納付を奨励しているのであろうが此は大きな間違いで、納付記録の残る過去10年となれば80歳になって健康であればそれから滞納を止めれば済むことであり、アラフォーの世代への滞納解消へ期待はできない浅薄で単細胞な発想だ。ともあれ全国で初めての試みとか…(^^)、是非今後全国各府県に於いても自力で頑張ろうとする人達に対する希望が広がることを希(こいねが)った。
こんな話題に触れたのも一昨日神戸市から介護保険料の通知が来たからだ。年額10万円もの金額にビックリ!生まれてから一度もこの保険の恩恵に浴したことがないことを喜ぶべきだが、介護保険の受給者も健常者も同額の保険料は少し高すぎると思う。自動車保険にも無事故割引があるように、京都府の今回の試みを叩き台として私は今後介護保険料の割引制度の法制化を検討し、90歳と謂わず75歳の後期高齢者から介護対象者とならない人の保険料を5歳位の年齢で刻んで割り引くことで老人の自立心を促すことに資すれば良いと思う。現在90歳以上の方なら79歳から10年以上も介護保険料の負担をされてきたことでもあるし思い切って介護保険料を無料にし、85歳以上であれば75%割引し、以下50%、25%とすれば、愕く程要介護者が減少するのではなかろうか。この年齢層の方々は我々戦前派であって粗食に耐えて足腰は鍛えてあって身体は元来頑健だから、介護保険料を不当に搾取されることに抗議して、要介護者に身を窶(やつ)して居られる方が結構多いと思われる。依って保険料の割引制度が実施されればお年寄りは自立心に芽生え80歳代の要介護人口は急激に減少し、介護保険会計は黒字化するのではないかと考えるが如何であろうか。
一方、現在コーディネーターやケアマネの前だけ立ち上がれないお芝居などして介護の点数を上げて貰おうとする不埒な奴らが結構巷には多いが、コーディネーターやケアマネの一時の判断に任すことなく、介護の現場はヘルパーしか分からないから要介護者の日常の動作をヘルパーに監視させ、彼女達からデータを吸い上げて、こんな不埒な奴らは介護の点数を0点(全額負担)に下げれば似非介護対象者は自ずと自立せざるを得ないのではないかと思うがどうなんだろうか。介護保険料の通知書を受け取っていろいろと考えさせられたものだ。
東京電力が、平成25年度の社員一人当たりの平均年収を571万円と今年度より46万円引き上げることが先日分かったそうな(;;)。リストラ処か昇給とは魂消るな!申請中の家庭向け電気料金値上げのコストに織り込んであるそうだから盗っ人猛々しいと言わねばなるまいぞ。今年度見送った夏の賞与を来年度は復活させる計算で原価を見積もって居るから、この会社の偉い人達には自分達が公的資金の導入を受けて居る謂わば破産会社だと謂う認識にまるで欠けているのではないか(;;)。株価が161円(50円株に換算すれば16円)と潰れた会社同然だからこんな会社が社員に賞与を出すなど嘗て聞いたこともないが、親方日の丸とは役人上がりの経営者感覚を麻痺させる恐ろしいもんやな。
財政が赤字だからと給与をカットされる大阪市の現業職員と東電社員との大きな落差を我々はどう受け止めたらいいのか、東京電力へ橋下さんから厭言の一つでも言って貰わないと市長が吏員達から突き上げを喰って困るのではなかろうか(;;)。
常用漢字の表外読みの答え
水仕事で(亀)ができた。(あかぎれ)でした。
常用漢字の表外読みの問題
 破れた個所を布で(接ぐ) 「つぐ」は常用漢字の読みです。

帝国ホテルのチョコ

愈々先週16日木曜日から確定申告の本番となり我々の仕事も正念場となった。確定申告は1月の4日から受け付けられているが此はあくまで還付申告であって税金納付の申告は2月16日から3月15日までだ。先月中に電子申告された方はもう税金の還付通知が来ていることだろう(^^)。
水島コンビナードに於ける悲惨な海底トンネル事故から10日以上が経過したが横穴が塞がれているために救出は絶望となり遺体の発見すら難航する状況が続いて居り報道すら途絶えた儘だ(;;)、被害に遭遇した工事関係者は何れも下請け企業弘栄建技などに所属する出稼ぎ労働者であり、元請けの鹿島は机の前に座っている事務屋であるため、怪我1つする場所には誰一人居ないことは福島原発に於ける東京電力と少しも変わらず、何時もながらことの不条理に身が震えるぞ:-)。鹿島と出稼ぎの不運な労働者とは雇用関係がないから補償金も如何程貰えることやら労働災害法に定められた日当の1000日分に幾らか色を付けられた程度になると思われ、突如海水に襲い掛かられて無念にも地獄絵のように溺死させられた、イブモンタンの映画ではないが「恐怖の報酬」は到底遺族が納得できる額ではないと思われる(;;)。彼等は下請けや孫請けを協力会社などと呼んでダーティーなイメージから逃れようとして居るが、どんな呼び方をしようとも下請け孫請けには違いない、その証拠に事故現場に鹿島の本社社長が謝罪に来ないのは被害者が受注先や自社の社員ではないからであってその辺は阿吽(あうん)の呼吸だろうな。結局来たのは副社長だったがこれとて来るまでに「大阪支社長で良いのではないか」など本社内で侃々諤々(かんかんがくがく)を経てのものだったのだろう、処が今回の事件の勃発が下請け作業員のミスではなく、鹿島の事務屋達が事前地質調査を怠っていたと謂う初歩的な過ち(誤ちではなく)であったことが発覚し、急遽予定になかった副社長嫌々の登場となったもののようだ(;;)。事故の誘発は自分達は事務屋だから危険地帯に行かなくて良いとの安逸な気持ちの所産であったに違いない(;;)。彼等は小賢く常に斯かる事態に備えて下請けと厳然とした仕切り線を設けて母屋に被弾せぬよう仕組んでいる処など周到なものだが、部下を犬死にさせてどうするか!戦争で連隊長が最後尾に居て、弾の出ない銃を兵士に渡し「進め!」、「進め!」と叱咤した後、自らは防空壕に身を潜めている図だったな:-)。建設会社の工事は元請けが「知恵」を出し、下請けが「力」を出すことで成り立っているが、今回の事故は事前調査のサボリなど元請けの「知恵」が足りなかったことに起因するから、鹿島の責任は大きく、「社員だ」、「」下請けだ」と言って居る場合ではないと思うが、安土桃山時代の戦国時代から続いたこの硬直した我が国の縦割り体質の悪しき因習を何とか打破することは叶わぬものか:-)。
400万円以下の年金受給者が23年度分の確定申告から申告を免除されることになったのはご存知だろうか、先日知り合いの方がお父さんの年金申告に医療費領収書などを持参して税務署へ行かれたら、今年から400万円以下の年金受給者は申告せずとも良くなったと謂われて帰されたそうだ(;;)。又、うちで毎年申告されるお得意先に申告慫慂の電話を差し上げたら、年金が400万円以内やから申告不要と源泉徴収票を破棄されたとか…(;;)。還付申告は義務ではなくても権利だから申告されたら医療費控除を初め各種控除が受けられ還付金以外にも住民税まで少なくなる。例え源泉徴收税額がない人でも保険や医療費など控除されるものがあれば、間違いなく住民税が減額されるから申告はすべきであり、住民税が少なくなることは連動して国民健康保険料(後期高齢者保険料)や介護保険料が減少する。
税務署は本来税金を取るために存在する役所だから、無知な納税者に手間暇掛けて税金を還付するお手伝いなどしたくないに違いない。銀行でも窓口で振り込めば840円も取られる振込料をATMに廻して格安として居るのは偏に経費節減をモットーに経費の中で最も多い人件費の節減に励んで居るためであり、税務署もそれに倣って省力化を図り申告来場者の削減を図っているものと思えるが、来場した人にまで「あんたは年金が400万円以下やから帰れ」とはちと言い過ぎではないかと思ったな:-)。
税務署もこの時期全国5万人の税理士に頭を下げて申告相談の助っ人を頼まないとどうにも3月15日が乗り切れない状態だが、諸悪の根源は一昔前ならカンマ以下だった年金申告者が激増したことだが、何故激増したかその大きな原因は平成17年度から老年者の年金控除が140万円から120万円に減額され、更に老年者控除50万円までがばっさりと全額廃止されたためであり、此の70万円のためにそれまで税金と無縁であった人が急遽年金から所得税が源泉徴収されるようになったからだ。増税のツケを国税庁自らが償はねばならぬことは因果応報であろう:-)。
国税庁ではこの時期多忙だし、申告指導の手間も結構煩雑だから還付申告の件数を減らそうと知恵を出したに違いないが、国税庁には関わりがないとは謂え、数字が連動している住民税や国民保険料の増額に結びつくこの改正?は何とも合点が行かぬ:-)、今流行(はやり)の電子申告なら税務署員を煩わすこともないが、電子申告は年金生活者には難解であり、例えコンピュータに強い方でも税法の理解が必要な処から負担が重く大変だと思う。
従って今回の申告義務免除の改正は朗報だと思う方が居られるなら大きな誤りであってこの恩典?に浴された方で医療費や国保に生保、地震保険、更には東日本本大震災の寄附金などをされた方については今年6月以降過重な住民税や国民健康保険料或いは後期高齢者保険料、更には介護保険に追い打ちされ、真面目に確定申告をされた方に比し不当な負担額を背負わされることをご存じだろうか。
何度も申し上げるが年金の額が少なくて源泉徴収税額が例えゼロであっても、控除されるべきものがあれば確定申告をされれば住民税と国民保険料などが減額されることをお忘れなく、源泉徴収税額のない方は税務署でなく区役所でも申告できるが、区役所の連中は分かったような顔をしているがその実何も分かってないので正確を期されるには税務署か税理士の無料相談所をお訪ね下さい。
先週ふとした縁(えにし)で義理チョコを頂戴する仕儀と相成った。見ると包装紙に「帝国ホテル」と書いてある。聞けば加古川駅前の「ヤマトヤシキ」で売られて居たものとか…、へー?帝国ホテル製造か凄いな!乞食腹の私が食べたら口が腫れるのではないのかな?などと思ったが、値段からして廉くて帝国ホテルに相応しくない、本物なら1万円以上はするだろうから、どう考えても帝国ホテルの売店で売っている商品とも思えない。ホテルの食事のデザートに出されるなら「此は〇〇堂の新製品で御座います」などとウエイターが能書きを宣う一流菓子店のブランド品でないと金が取れないだろう。ホテル内では有名宝飾店などが堂々と店を構えて家賃分だけ街より高い価格で外人達宿泊客をターゲットにして居るが、ホテル業界も最近では経済界の影響を受け不況に喘ぎお金持ちや外人客ばかりでは宿泊客が減るばかりで、新たな金蔓を探さねばならぬ時代に立ち至っているから、帝国ホテル3店(東京、大阪、上高地)の内帝国ホテル大阪ではホテル内に居た「吉兆」も例の事件で閉店したし、セミダブル一泊2390円(宿泊のみ)など出現したので、このホテルのある桜橋はラブホテル林立の場所でもあり若いカップルにでも充分選択の余地がありそうだ(;;)。どうやらこのチョコも帝国ホテルが名前だけ貸して10%のブランド料でも取って業務赤字の補填にしているのだろうと考えたが、それならその内帝国ホテルの「カップ麺」とか帝国ホテルの「炭酸煎餅」まで出てくるのかと考えたが、流石にそれは誰も買わぬだろう(;;)。
アッコちゃんチョコ有難う(^^)
先週の常用漢字の表外読みの答え
天に(坐す)神々 (まします)でした。
今週の常用漢字の表外読みの問題 (今週は問題が長いぞ)
(寿ければ則ち辱)多し 

佐久間良子の不倫

「花の命は短くて苦しきことのみ多かりき…」林芙美子「浮雲」の一節だが、事務所玄関先では咲き始めて先月ご紹介した紅白の梅が触れなば落ちん風情に咲き誇って居る、後幾日の命だろうか?蛇足ながらこの梅は白梅に紅梅を接ぎ木したもので突然変異でも何でもないから愕かれませぬよう…(^^)

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昨日は土曜日で休日であったが建国記念日(昔我々は紀元節と言って学校へ登校し式典があった)で休日の重複となるが、日曜日でもないため明日が振替休日にもならずサラリーマンは少し損をした気分だろう、その分我々雇用者側は得をしたことになるが、無理矢理消費拡大のため何れその内土曜日も振替休日の対象になるのではないか。然し観光地やレジャーランドは兎も角振替休日の出現で客が減って売上が減少して廃業に追い込まれて居る住宅地の商店街が少なくないと思うが、政府は大の虫を助けるために小の虫は死んでも構わないと謂うことなんだろうな(;;)。
今年から晴れて確定申告応援業務が免除(4月1日現在75歳以上)されることとなり、激寒期に寒空を海辺の相談所に行かなくても良くなったが、思えば45年間も続けてきたボランティアのようなものだったからちょっぴり寂しい気分だ(;;)。丁度15年前のことだが明石商工会議所での申告相談(当時私は朝霧駅前に事務所があり管轄は明石税務署管内だった)の折、私より1歳年下の11年生まれの方が年金の申告に来られ、未だ未だ若いと自負していた私にも己が何時の間にか老いと対峙する年金世代に到達して居ることを思い知らされ大きなショックを受けたことを思い出す。でも今から思えばあの時分は未だ未だ充分に若かったなあ(;;)。
先週金曜日の朝刊でバカバカしい記事にお目に掛かった(;;)。ことの起こりは大阪市西成区役所の男性職員が生活保護の相談に来た男性に対し、お役所仕事の常として受給手続きに時間が掛かるため、申請者への同情からポケットマネーで個人的に現金8万円を渡して居たとして大阪市は彼を懲戒処分の上、3ヶ月間10%の減給処分にしたと発表したのだが、その理由はナント!「正規の手続きを踏まないと生活保護の制度が揺らいでしまう」との誠に手前勝手なものであった(;;)。この事件はこの男性職員の尽力などで晴れて生活保護の受給ができることになった男性が面談したケースワーカーに「お世話になって感謝している、是非お金を返したい」と申し出て悪事?が露顕したそうだが、困窮した市民を市職員が自腹を切って助けたのであるから本来なら事の次第が明るみに出たとき、区長から表彰され「公僕たるもの斯くあるべし」と教科書にでも登載されて然るべき話だと思ったが懲戒とは何でや!心優しきが故に罰せられるなど、お天道様が仰天する話だが、きっと市民から抗議の電話や投書、更にはメールが殺到しているに違いないぞ:-)。
この事件の背景には生活保護の認定に早くても三か月も掛かることが重大な問題であることが密かに隠蔽されており、生活保護の手続きが他の一般執務同様に一定期間放置する現在のお役所の制度そのものに大きな欠陥があり、認定を早くしようとすれば揺らぐのは幾人も判子を押すことになっている上司の仕事がなくなるからではないのか。昔から役所に申請された書類は積んだ儘一ヶ月間放置されているのが不文律であることは我々の常識であって、建築申請をするときや道路明示の申請にしても一ヶ月間は誰も何も動かないことは大工さんでも行政書士でもよく知っていることだ。彼等のお役人意識がことを早く処理すれば自分達の面子が潰れるとでも思って勿体を付けているに違いないが、役人の世界がそんな次元の低いものであることには情けなくて涙が出るぞ。橋下市長も人気取り政策ばかりに浮き身を窶(やつ)して居ないで、人間味溢れた一職員の善行に対する懲戒に「マッタ」を掛けられなかったものか!きっと一職員の善行が知れ渡ると今後市民から集(たか)られて困ると考えた程度の低い職員がゴマンと居たのだろうな(;;)。
同じく大阪市で橋下市長に請われて交通局長に京福電鉄の藤本副社長が就任することが決まったとか先週9日発表された。彼は赤字であった京福電鉄を黒字にし、30年振りに復配するなどの手腕が買われたものだが、リストラ恐怖の民間会社と親方日の丸の大阪地下鉄では、従業員の環境や風土がまるで違うから藤本副社長も給与カットなどできずに上から急かされ、下から無視され、早々に退散するのではなかろうか。大体から民間企業の立派な方が公立小学校の校長になど選ばれても首を括るのが精一杯なのを誰も知っているのではなかったのか。役人の世界など穢多とまで言わなくても、或る意味我々民間人に理解できない特殊部落なのではないのか(;;)。
同じく先週金曜、このブログにも古くにはHP時代にも幾度か登場したからご記憶の方も多いと思うが、掲載されてから56年間も続いて居る不滅のベストセラー日経新聞の「私の履歴書」に今月執筆掲載中の女優佐久間良子(72歳)が連載10日目にして50年前22歳だったとき当時東映映画の大スターだった14歳年上で妻子ある鶴田浩二との不倫を激白したのには私はアット愕いた:-)。
現代の節操の欠如したタレントの不倫の告白など人気凋落時によくあることで別に愕かないが、我々純情青年世代のアイドルだった佐久間良子となれば話は別だ。この人は東映のニューフェース入社時に唯一水着審査を拒否し乍ら合格した型破りの強者だったから余程の逸材だったのだろう、その神秘的な処女性に多くのファンが群がったのだと思うが、「ブルータスお前もか!」だったなあ(;;)。
あの頃確かに噂になったことは事実だが吉永小百合同様清純派の見本のような女優さんだったから誰も耳を掩って信用しなかったのだが、当人の口から語られると衝撃は物凄い(;;)。日経新聞社もこの件(くだり)を掲載すべきか社内でも侃々諤々(かんかんがくがく)討論が重ねられたことだろう。ま、50年と謂えば人生の一区切りだから時効で赦されると考えたのかも知れぬが、吉永小百合同様佐久間良子のセックスのことなど考えたくなくて、清純派女優の昔の面影を未だそっくり抱いて封印し時間を止めて居る多くの老ファンには時効など全くないことを彼女も日経も知るべきだったな:-)。
先週の常用漢字の表外読みの答え
恋人に(現)をうかす。(うつつ)でした。
今週の常用漢字の表外読みの問題
天に(坐す)神々

任天堂は立ち直れるか?


愈々冬将軍の訪れで寒い毎日が続いて居るが、あと二日で1月ともお別れ、来月から恒例の確定申告繁忙期を迎えることとなり、その準備に大童(わらわ)の毎日だ。
メル友でお馴染みのEさんが28日ご夫妻で大阪駅-新大阪駅間にて挑戦された「160円一筆書き琵琶湖一周コース」での湖南、湖北の冬景色をご覧頂こう。狭い日本を僅か50kmで斯くも違うのかと愕きだ!湖北の積雪は幼かった遠い昔を思いだすなあ(^^)。蛇足ではあるが「一筆書きコース」は大阪駅から大和路を経て米原を目指し琵琶湖を一周して東海道線にて新大阪着となる。

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先週は卓球の愛ちゃん初優勝の話題をお知らせしたが、今週の話題は同じく東京体育館で行われた卓球全日本選手権・最終日男子シングルス決勝で、高校3年の吉村真晴(山口・野田学園高)がロンドン五輪代表で史上最多の6連覇を狙った日本最強の水谷隼(明大)をフルセットの死闘の末4‐3で下して真逆の初優勝を飾ったことだ(^^)。彼は3‐3で迎えた最終ゲームで7-10のマッチポイントまで追い込まれ乍ら、それから無心の境地に入ったものか5点を連取して大逆転勝利、日本人最高の世界ランク9位で国内無敵だった“絶対王者”を倒した18歳は「最後は開き直った、信じられない、正直嬉しい」と喜びを爆発させたが、よもやの敗戦で肩を落として去って行く水谷の後ろ姿を前に、吉村選手がフロアに仰向けに寝転がって、まるで親鳥に甘える小雀のように両手両足を上げて震わせ、喜びを表現させて居るポーズは幼児のようで何とも頬笑ましく印象的だったな(^^)。
今年の芥川賞の授賞式は愕いた、大体から作家と謂う人類はプライドばかり高くて反社会的で非常識な手合いが多いがそれでも「喋(しゃべ)り」にはシャイな連中が多いから、此まで然程問題はなかったが、今度の受賞者の一人田中慎弥は身の程知らずにも選考委員の一人である石原慎太郎に「此まで4回も候補作に選ばれ乍ら何故落としたか」と言わんがばかりに「都知事閣下と都民のために貰っといてやる」と正面切って噛みついたから「盲(めくら)蛇に怖じず」だった:-)。きっと石原慎太郎が候補作品を「苦労しながら読んでいるが、バカみたいな作品ばかり」と酷評したことが余程頭にカチンと来たらしいが、彼慎太郎の毒舌は昔から定評があり、言葉が過激になるのは何時ものことであり太刀打ちするには役者が違い過ぎたな。此を「痩せ犬の遠吠え」と謂う:-)、黙って頭を下げて居ればよかったものを、一体この人は何様なのかとTVを見ている視聴者に反感を持たせ、更には不作法な受賞者に嫌気がさした都知事が選考委員を辞める決断となって文壇に大きな波紋が広がった。学歴、職歴なしの名もなきニートが漸く手に入れた芥川賞だったが今後出版業界の対応はどうなるだろうか、今回は授賞式での意外性が動機となり受賞作「共喰い」は出版されることとなったようだが、今後彼の作品を取り上げれば文壇の大御所である都知事の逆鱗に触れることになろうから「口は禍の元」彼は身から出た錆で此の儘文壇から干されるだろう(;;)。小説を書くときのエネルギーは大変なものだと思うが、アラフォーともなれば喋る方にも少しは聞き手への十分な配慮をすべきだがそれが足りなかったのは、社会人としての経験が未熟であったことを露呈したな。
芥川賞も慎太郎が貰った時代に比し年一回が年二回となり、それも複数受賞者が多くなった、過去の受賞者の名も忘れられ、読者の本離れも深刻だし賞の値打ちもぐんと下がったようだ、石原慎太郎の不満もその辺に根差して居るのではなかったろうか?
先週田中慎弥ともう一人の受賞者円城塔さんに宛てた「発熱式爆発物在中」と書かれ黒い粉の入った不審な封筒2通が文芸春秋(東京都千代田区)に送り付けられていたそうな…(;;)悪質な悪戯だと思われるが全ては彼田中慎弥の受賞時の挨拶が原因だろう。
麴町署の発表によると宛名は「芥川賞作家 田中慎弥行」などと印字され、裏面の差出人は「赤報隊隊長」となっていたが、きっと犯人は石原慎太郎ファンの右翼に違いない。今頃は田中慎弥も身の程知らずの発言を後悔して身震いしているに違いないが「落花枝に帰らず」「破鏡再び照らさず」だったな(;;)。
世界の任天堂が先週この3月期の連結営業損益が650億円の赤字になりそうだと発表し話題となって居る(;;)。従来予想は10億円の黒字だったが暦年の年末商戦で海外市場が振るわず、ゲーム機の販売が想定を下回って推移し対ユーロで進む円高も響いたものだが、任天堂が通期で営業赤字となるのは1981年に連結業績を公表してから初めてだから31年振りではなかろうか、尤もこの会社は江戸時代花札の製造で発足した温故知新の会社であり戦後トランプなどへ転身し苦節を経た後1979年には世界初の携帯用ゲーム機「ゲーム&ウオッチ」が大ヒットを収め負債ゼロの優良企業に変身し、その後日本経済新聞の優良企業ランキング一位に何度も選ばれ我が国を代表する大企業となったのだが、その原動力は参代目社長の山之内溥(1927年生)の力だったと謂われる。彼は父親である弐代目社長が重圧に耐えかねて出奔したため大学在学中僅か22歳で急遽社長に就任したが卓越した人物でエピソードが多く、世襲制と我欲に拘る経営者の多い中を彼は自社に勤める自分の息子を次期社長には指名せず、HAL研究所から呼び寄せた岩田聡に社長職を譲り、彼が社長に任命する直前一対一でみっちりと経営哲学を教え、この際「異業種には絶対手を出すな」と言い残したそうだが、偉かったのは彼が勇退する05年、会社から提示された退職金12億円を「社業に使え」と受け取らなかったことだ(^^)。又1992年大リーグシアトルマリナーズが経営危機に瀕したとき、「長い間米国任天堂を置かせてくれたシアトルへの恩返し」として大リーグ球団をシアトルに留めるために、山内がポケットマネーでマリナーズ運営会社の株式を購入し、大リーグ史上初の非白人オーナーとなり、今では過半数を買い取りマリナーズは現在任天堂の子会社となっている。彼が社長をしていた当時、マリナーズの日本人大リーガーの佐々木主税を任天堂のコマーシャルに登場させ、イチローが大リーグへ挑戦を表明した時には、「何が何でも獲れ」と厳命を下した。山内がマリナーズに対して口出しをしたのはこれっきりであり、基本的には金だけ出し口を出すことはなく2005年には個人保有していた任天堂の株式5000株をイチローの年間最多安打達成のお祝いとして贈呈しているが当時任天堂の株は5万円位していたから時価にして2億5千万円にも上るが、アメリカでは贈与税がないから良かったものの日本ならきっちり50%税金で取られていたろう(;;)。イチローにしてみれは大した金額じゃないだろうが、一般人の生涯収入を遙かに超える大金だから愕いたな。
経営者にもいろいろあり、会社を運命共同体で自分の身体の一部と考えて居る創業者一族は偉い。彼は現在既に84歳相談役だが、気力さえあればきっと任天堂を立て直してくれると信じている。何時だったか巨額損失の責任を取って退職し、公的資金を返し終えて熱(ほとぼ)りが冷め、黒字になるのを待ち構えて多額の退職金を取って行ったサラリーマン上がり3メガバンクのハイエナのような元頭取達に彼の爪の垢でも嘗めさせたいと思ったものだ:-)。
それにしても世界を席捲するこの優良企業が赤字に転落するなんてことは誰が想像しただろうか、それだけ世の中が我々の常識を超えて目紛(めまぐ)るしく流転しているのだと悟った(;;)。栄枯盛衰世の倣いとは謂え実(げ)に世の移り変わりは恐ろしいと思ったな(;;)。
今日行われた花の大阪国際女子マラソン野口みずみ欠場を受けて期待の福士加代子が4年前の忘れ物を取りに帰って見つからなかったのは無念だったな(;;)。今一度彼女の捲土重来を期したいと願う。
何時も思うのだが選手の側面を撮すのにサイドカーが使われて居るが、あの車はどう見ても違法車で定員3名と記された側車付自動二輪車の検査証があるとは思えない。検査証があればドライバーもカメラマンもヘルメットは義務付けられないからあれは二輪車に勝手に舟を取り付けた違法車であることが分かる。先導している白バイ隊員達もその辺を分かって居て黙認しているに違いない。世のサイドカー愛好家達よ、ツーリング中違法改造で警察に咎められたら「マラソンなら何でええんや?」と言ってやれば彼等は返答に窮して引き下がるに違いないぞ(^^)。
先週の常用漢字の表外読みの答え
花の(顔)(かんばせ)でした。
今週の常用漢字の表外読みの問題
病気に(被けて)欠席する。

日本生命と禿鷹ファンド

暑かった今年の秋も霜月を迎え秋の虫の啼き声も心細くなった(;;)。流石に朝夕寒い日が続き一雨毎に気温が下がり15度にもなる夜明けがきたから冬将軍の到来も間近なんだろうな。寒さに弱い小生には憂鬱な季節だ(;;)。

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馴染みのEさんから昨夜送られてきたご夫婦円満小豆島巡りでの秋酣(たけなわ)の写真をご紹介しよう。有名な寒霞渓の石碑が紅葉を背景にして見事に絵になって居るが、寒霞渓の霞の書体が石碑に多く用いられる篆(てん)書体になっている(霞の叚の左の縦一本が短い)のと渓が旧字体になって居るのが奥床しく古来使われて居たものが史実に忠実にその儘用いられたのだろう。漢字を学ぶ者にとっては有益だ。小生小豆島は中学校の修学旅行で金比羅さんへ行くとき早朝5時頃小豆島港に到着したが上陸はできず寝惚け眼で薄暗い木の桟橋を見たのが最初で最後であった(;;)その後壺井栄の“二十四の瞳が”が上梓され更には高峰秀子の映画で有名になって世の脚光を浴び、今では観光スポットになっているが当時は石材と漁業以外何もない鄙びた村だったと思う。因みに“二十四の瞳”は世人が小豆島だと吹聴しているだけで作者は瀬戸内海にある島とだけしか言ってないから因島でも良かったわけで誰かが便乗したのだろうな。
先日の日米首脳会談で環太平洋パートナーシップ協定(TPP)(或いはTTP)への交渉参加を表明した野田佳彦首相の発言内容を巡り、日米政府の説明が食い違っている問題で、アーネスト米大統領副報道官は14日の記者会見で、日本が「全ての物品、サービスを貿易自由化交渉のテーブルに載せる」と発言したと述べた。
然し野田首相は我が国の立場として全ての物品やサービスについて自由化交渉のテーブルに載せるつもりはないと明言し、米国政府の発表について「会談で一言も言っていない」と述べ、米政府の発表が誤りだったことを強調し乍ら訝しくも首相は副報道官に反論することもせず訂正は求めない考えを示したが、それでは首相は何のために訪米したのか分からぬと思う:-)。アメリカ側の“烏は白い”と断言して憚らぬ何時もの牽強付会には愕かぬが、抗議の姿勢すら示そうとせぬ首相の弱腰には呆れてものが言えぬ。
“TPPは日本を滅ぼす”、“TPP開国論のウソ(平成の黒船は泥船だった)”などTPPを呪詛する書物が先週18日金曜日毎日新聞朝刊第一面の最下段書籍広告欄をずらりと7冊も埋め尽くした。此は或る面農業部門の貿易をアメリカにだけ都合の良いものに作り替え、日本を貿易弱者に突き落とそうとする陰謀に満ちたものであることを糾弾する書物である、保護貿易はその対象産業を脆弱化させ決して正しいとは言えないが、飛行機で種や肥料を撒くアメリカの農産物と国情の異なる我が国の農作物では同列では論じ得ず、数少ない小規模経営の年老いた農民達を救うために輸入関税も已むを得ぬと思われるが、輸出大国だったのが昔の夢となった円高の昨今、貿易関税の撤廃について日本人全てが他人事と思わずに真剣に考えて頂きたいと願って止まない。冒頭の書物“TPPは日本を滅ぼす”は決して本を売らんがための誇大なものではなくアメリカの陰謀に対する警告だと思う。日本政府は全世界に向けて“我が国は全面的にTPPに従えない”と発信して欲しいと願う。中国や韓国がTPPに加入しないのには明白な理由があるのだろうからその辺も分析材料とすればどうだろう。
今人気の前田航基(12)と旺志郎(10)による兄弟漫才コンビ「まえだまえだ」が19日、東京新宿角座で、初の単独ライブを行い、平均年齢11歳でのお笑い単独ライブは史上最年少記録だそうだ(^^)。1時間半のステージの中時事ネタを斬るコーナーでは、TPP問題に旺志郎が「農業、どうなんねん!!」と吼えれば、航基も「関税は乗っけなアカン!もう1回、考え直してほしい」と大人顔負けの訴え。次から次へと変わる日本の総理についても「今の総理は鬼ごっこ。鬼になったら『家に帰るわ』って…責任もって、タッチしてから変われ!」(旺志郎)と絶妙な笑いで鋭いメスを入れたそうだ。
子供達もやるなあ(^^)大人もしっかりせにゃならんぞ!
世界の内視鏡の70%のシェアを誇る天下のオリンパスがバブル時代から20年以上隠し続けてきた有価証券含み損1000億円超の”飛ばし”が発覚して世間を賑わし、東証では株価が2500円から424円まで連日のストップ安が続きオリンパスは上場廃止の危機に瀕したが、会社側が上場廃止を回避するために20年分の有価証券報告書を訂正して提出する非常手段に出て上場が維持できる可能性が高まった途端株価が800円台ストップ高と乱高下し仕手株化しているが、一体からどんな結末になるのだろうか?だけど20年も前の書類って何処から出てくるの?
何れ経営陣は昔の役員を含めて刑事事件の被告として裁かれることになろうが、700億円もの助言料を取締役会に諮らずに支払っていたことや海外の預金を担保として複数の投資ファンドに融資を受けさせる手法を使って”飛ばし”で表面化しなかった損失補填まで新たに暴露されたから旧役員は個人財産を全て吐き出してもどうにもならず民事も大変だろうな。此までの決算に適正意見を出し続けた新日本監査法人からもきっと死人が出ることだろう。
オリンパスの純財産は前期決算(3月末)で1670億円あるから今回過大計上とされた330億円は資産性がないがそれでも債務超過は避けられそうだとの見方が出てきた、然し此の会社の資産には1750億円もの営業権(暖簾代)が計上されており、此の暖簾代は他企業を買収した際将来生み出すであろう利益を予想して支払われたものであるため金銭化できるものでなく、世界経済不透明の昨今この金額は謂わば絵に描いた餅であって、果たして資産性があるか疑わしくオリンパスの将来には暗雲が漂っていると言わねばならない。更に名前だけの助言会社に支払った700億円もの大金についての会計処理についての解明が為されて居らず、此の金はバランスシート上関係会社株式の帳簿価額の中に含まれ全く資産性のないものではないだろうか。
此の事件を契機としてオリンパスが潰れるのは自業自得で已むを得ぬと思うが、懸念されることは優秀な内視鏡の技術を米国や中国など諸外国が今や千載一遇のチャンスとばかり虎視眈々と狙っているから外資からのM&A攻勢には政府も厳重に防禦し、会社が乗っ取られるにしても我が国の純血企業へのバトンタッチを完遂して頂きたいと思う。次欄に述べるように同社の筆頭株主であったニッセイが先週二位に下がり、アメリカの投資ファンドであるサウスイースタン.アセットマネージメントが5%でトップに躍り出たから此は大変だ:-)。
先週17日、日本生命が金融庁に提出した大量保有報告(変更報告)書によると保有するオリンパス株約850万株を売却したそうな(;;)。売却代金は凡そ60億円と見られるが保有比率は8.2%から4.9%に低下し、1か月前の時価と比較するとニッセイは含み損を併せ約360億円損をしたことになる。そんなに損をしても保険加入者の配当金は守れるのだろうか?
又、僅か0.1%であっても筆頭株主の座を外資ファンドに譲ったのは裏で何か作為があったのではないかと思ってしまう。ニッセイも我が国を代表する大企業なら金儲けばかりでなく少しは大所高所から天下の情勢を判断して貰いたかったな(;;)。
一方世界最強の投資ファンドと呼ばれる米ゴールドマン・サックスはオリンパスの株式を外人社長が解任される1日前の10月13日に2500円近くで83万株空売りし更に194万株まで売りを増やしその後190万株を買い戻して僅か一ヶ月で20億円超もの利益を上げたそうな…(;;)、流石は禿鷹ファンドだが、日本生命には禿鷹ファンド程の知恵者が居なかったか!
先週の常用漢字表外読みの答
茶室でお茶を点てる(たてる)でした。
今週の常用漢字表外読みの問題
彼は節制して100歳まで(存えた)

みどり銀行

7月に入っても梅雨が長引いて、事務所の紫陽花も花を閉じることを忘れて咲き続けて居る。そろそろ花を落としてやらないと体力を使い果たし来年咲かなくなる可能性が高いが1年お休みになってもそれはそれでいいかと思っている。下草の“雪の下”もそろそろ咲き疲れて終わりが近づいた。紫陽花は日向(ひなた)の花、“雪の下”は日陰の花と思われて居るが、意外にもどちらもユキノシタ科の植物であるから姉妹のようなものだが、姉は美人で何時も主役、妹は目立たぬ存在で脇役とは何処の家族にもよくあるケースであり花にも同じことがあるとは皮肉な話だ。雪の下は雪が積もっているときでもその下で緑の葉が息づいていることから名付けられたものだが、肉厚の葉は天麩羅やおひたしとして嗜好され、漢方の生薬として有名だ。

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一月位前のことだが夜TVの“ハンチョー神南署安積班シリーズ”を見ていたら、銀行マンが殺人犯だったが、その殺人犯が勤めている銀行の名がナント!“みどり銀行”だったのに魂消た:-)。12年前に経営破綻して阪神銀行に吸収合併されみなと銀行に商号変更し、当時さくら銀行の協力で県民の銀行として県下に100を超える店舗を有し再出発したが此の銀行が“みどり銀行”であったことは知る人も多いと思う。“みどり銀行”は関東には馴染みがなくても紛れもなく兵庫県に実在した銀行だったから、TVドラマが実在した銀行名を、それも行員が殺人犯など不名誉な役回りを演じて居るのでは訴えられたら毎日放送は先ず勝てないと思ったが、その後事件になったとは聞かず一月が経過したからどうやらみなと銀行は“みどり銀行”が潰れた銀行だったため思い出したくなくて事件にしないようだった。でも当時の“みどり銀行”に在職した行員の内若者は殆ど“みなと銀行”に移籍し現在は中堅社員として在職中だろうから彼等にとっては此のドラマは複雑な思いだったろうな。阪神銀行出身の連中に余計頭が上がらず肩身の狭い思いをすることになったのではないかな?
“みどり銀行”で思い出したが、此の銀行は昔“兵庫無尽”と謂って頼母子講だったのが戦後のどさくさ昭和26年その辺のお宮さんやお寺が相続税や固定資産税が免税されるので猫も杓子も新設された宗教法人法に乗っかって宗教法人となった同じ時に相互銀行法ができて日本中の無尽は全て銀行に成り上がり“兵庫無尽”も例外ではなく“兵庫相互銀行”と名を変えて第二地銀となり、我が国が高度成長を遂げる昭和40年代に飛躍的に大きくなったが、彼等の儲け方はあくどいもので小企業主に金を貸すとき担保の不動産に金銭消費貸借契約に措ける王道である抵当権を付けることなく“代物弁済予約”の仮登記を付け、100万円の借金の形(かた)にその後地価が500万円とか値上がりした土地を競売でなく代物弁済の言葉通り100万円の貸し金と土地を相殺して取り込んで儲け、一昔前の女衒のような遣り口だったのをよく憶えて居る(;;)。悪銭身につかずであり、その後バブル崩壊後の平成7年に破綻し預金保険機構預けになって居たが再び“みどり銀行”として再発足するも平成11年に再破綻して阪神銀行に吸収され、さくら銀行に助けられて現“みなと銀行”として甦ったが最後まで芽が“みどり”になることの叶わなかった僅か余命4年の儚い命の銀行だった(;;)。高度成長時には100万円の土地が500万円になったが、バブル崩壊後は500万円の土地が100万円以下に下がったから “代物弁済予約” も諸刃の剣であって競売手続きを経ないため銀行をして400万円の貸倒れの結果を齎らせたのでは破綻も已むを得なかっただろうな(;;)。
今週も又痴漢の話題で恐縮だが、29日の新聞記事に教室内で女子高校生のスカートの中を盗撮したとして、茨城県立高校の教諭が逮捕されたとあった。処が此の教諭の盗撮行為について警察も検察庁も如何様に頭を捻ってもどうにも立件ができないそうな…(;;)、このような行為に対しては一般的に県迷惑防止条例(卑猥な行為の禁止)や軽犯罪法(覘き)が適用されるそうだが、教室という限られた人しか出入りしない特定の場所には適用が困難だとか…(;;)。県迷惑防止条例は公衆に著しく迷惑をかける行為を防ぎ、県民の生活の平穏を保つのが目的であって不特定多数が出入りする公共の場所や電車などの乗り物内で卑猥な行為をした場合に適用されるが、盗撮行為があったとされる教室は、生徒や教諭など限られた人物のみが出入りする場所であり公共の場と判断するのは難しいとか…(;;)。然し不審者が教室に侵入して盗撮を行えば間違いなく罪になろうから教室に入る権限のある先生なら赦されると謂うのも、はて?解せない話だよな。逆に考えると知って居る者同士が特定の場所なら何をしても良いことになるが、それでは教室もラブホテルも一括りにしたものではないか、軽犯罪法にしてもカメラのレンズを介せば”覘き”にならぬなど法と謂うものは作られてしまえば一人歩きして何とも牴牾(もど)かしいもんじゃなあ(;;)。立法者は重々考えて作っているのだろうが笊の目が粗すぎるのだろうな。然し目が細かすぎても窮屈で冤罪の粗製濫造になるだろうから法律とは実(げ)に難しきものであるな(;;)。こんなハレンチ教師は僅かな科料で釈放される罪に問われるより、実名を公表して生涯教職の場に留まることができぬように社会的に抹殺されるべきだが、罪に問われないことには実名が公表されず、将来転任先で同じような事件が起こると思うが教育委員会は何のためにあるのか!勇気ある関係者の何方かインターネットカフェから2チャンネルで実名報道してやれば?
地デジ化まで愈々カウントダウンを迎えている。政府の調査ではあと34万世帯だそうだが、然し此はお役所仕事での杜撰な発表であり、実際には部屋の一部がビルの陰になった共同住宅など無数にあると思われる。きっとXデイになってTVが映らないので狼狽える人が多いことだろう。高齢で世俗のことに無頓着な人は仕方がないとしても準備万端怠りなかった人でも電波障害物の死角に入った人が多く出るのではないかと思う。さあケーブルTVが手薬煉(てぐすね)引いて待って居るぞ!
先週の常用漢字表外読みの答え
紛乱の世に生を(享ける) (うける)でした
今週の常用漢字表外読みの問題
人を(排けて)出世した。

“IFRS”はみずほ銀行を潰すか!

庭では夏の名残である露草が満開です。見れば“セセリ蝶”が沢山乱舞しており、ハテ?露草には蜜がない筈だがとよく見ると、処々にカタバミの中で一番大きいオキザリス/ボウイが花を咲かせ“セセリ蝶”の目的はカタバミと知れました。カタバミはどんな悪環境でも堪え抜く強者でアスファルトの隙間などでも良く咲く不死身のような球根植物ですが、何時も早寝早起きの露草とは対照的に曇ったり雨で太陽が当たらない日は頑なに花弁を綴じて“セセリ蝶”を困らせて居ます(;;)。
秋ともなればそろそろ庭の叢を何とかせねばなりませんが、最近不定愁訴に悩まされて体の調子が悪くてその気にもなれず憂鬱を抱えて居ます(;;)。恐らく漢検の試験勉強が行きつ戻りつで全く捗らないことが原因ではないかと思い、試験を一回パスして心の重荷を取り去れば少しは体調がマシになるのではないかと考えたりして居ます(;;)。

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先日民主党枝野副幹事長はさいたま市で講演し、尖閣諸島沖での中国漁船と海上保安庁の巡視艇との衝突事件に触れ“中国との戦略的互恵関係は外交的な美辞麗句であって、中国は悪しき隣人だ、我が国と政治体制が全く違う”と中国当局の対応を強く批判し、更に“日本と米国のような同盟関係を中国との間で期待することは間違っている”と指摘しました。前者については首肯出来ますが、日米の同盟関係については?であり私は承服できません。
中国が真面目に商売をしているお店(日本)からODAや色んな嫌がらせをしてミカジメ料を取る暴力団とすれば、アメリカは世間の手前良き友人の面(つら)をしていてもその実、裏では甜言蜜語を以て諸外国を惑わし、常に我が国から家賃も払わず“思い遣り予算”などを盗って行き、我が国が円高で苦しんでいても助ける処か、蔭でドル安を慫慂するなど陰湿なところは、はっきりと敵意を表す中国より遙かに狡猾で狡いと思います。
我々は子供時代優等生振って先生の覚えが良くその実、蔭では苛めっ子の親分だった要領の良い奴を多く知って居ますが、先生も手に負えぬ暴力少年の方が例えしょっちゅう殴られて居ても、良い子振った苛めっ子の方に憎悪の念を燃やしたものですが、きっと中国は前者でアメリカは後者ですよね。
表面は良い子振って蔭で日本を虐めるそんなアメリカにおべっかを使いヘイコラする我が国政府首脳には全く愛想が尽きますが、第二次世界大戦の勃発がアメリカの究極の日本苛めが端緒であったことが想い出され情けないですね。今は只の従属国となって昔の気骨も気概もない日本をアメリカも中国も散々甚(いた)振ってそんなに面白いのか!
10数年以前からEUを中心に叫ばれていた国際財務報告基準(国際会計基準)のことを“IFRS(アイファース)”と謂うそうです。一般的は時価会計と謂われていますからお聞きになった方も少なくないと思います。バブル時の後遺症を引き摺った日本では土地や有価証券の取得価額が高くこの時価会計そのものである“IFRS”は至極都合が悪いために徹底して反対してきましたが、日本の企業も海外取引はなくても外国人の株主がどんどん増えてきたしアメリカや中国まで“IFRS”を採用する傾向から遂に多勢に無勢となり、日本は“IFRS”を11年度は任意適用、12年度から強制適用される見通しとなりました(;;)。然らばこの“IFRS”なるものは過去の会計基準とどう違うのか検証すると、此までの会計基準が損益計算書主体であり、その事業年度の利益が中心で、貸借対照表は従属的なものでありましたが“IFRS”はその年度に幾ら儲けたのかは全く問わず、決算期末の財産の時価が総てであって幾ら商売で儲けて居ても決算時の時価総額が前期より下がっていればマイナス評価となります(;;)。
此までも時価評価への移行は幾度も議論されてきたのですが、歴代大蔵省事務次官をトップに据えた銀行達が大きな含み損失の開示ができないために徹底して刃向かい、現財務省も先輩の顔を立てねばならず、種々画策した挙げ句持ち合いの株式については市場に流通させないため原価法で良いと謂う身勝手な理窟を付けて含み損を脚注表示して凌ぐと謂うハメ手を見つけ出し自己資本割合の低下を防ぎましたが、愈々12年にはその手法も通用しなくなるとなれば増資しか方法がなく、みずほ銀行を始め各メガバンクは当てのない増資への対応に追われることになりそうです(;;)。株式市場では300円以下の株は潰れかかった会社だとの認識が常識でありますが、現在みずほ銀行の株価が120円台三井住友も2400円(500円株)台とボロ会社の価格となって居り全ての原因は“IFRS”への移行にあると思われます。3年前に公的資金を完済したみずほ銀行は興銀、第一勧銀、富士の元3頭取に、三井住友銀行は西川頭取に、それぞれ凍結されていた退職金を数十億円支払いましたが、或いはその当時から含み損失を隠して見せかけの利益を装った上での退職金支給ではなかったでしょうか。此の儘ではみずほ銀行は破綻の危機に曝されますが、中身は同じなのに財務諸表の表現の仕方で会社が潰れそうになるなんて何かおかしいですね?
みずほ銀行のバランスシートを見ていると負債の部に“睡眠預金払戻引当金”“債権払戻引当金”など見掛けぬ科目が計上されて居ます。前者は恐らく10年を経て動きのなかった(通帳が無くなった?)預金残高を時効利益とした内、通帳の発見に備え数年分の金額を引き当てたものと思われますが引当金の金額がナント!150億円なのにおっ魂消げました。塵も積もれば山となると謂いますが恐らく無くした一人当たり数百円の通帳残高でも累積されるとこんなに凄い金額になるんですね。更に後者は100億円もあり、きっと昔興銀が発行していたワリコーに違いなく昔は相続税対策で債券現物を内緒で保有していた方が多く、老齢と共にへそくりが忘れられ、何も知らない遺族によって隠し場所と一緒にゴミに出されて焼却された額は過去に遡れば数兆円にも上ると思われます(;;)。興銀の此までの利益はワリコーの時効所得だったのか!
先週の誤字訂正問題の解答
“険粗”は“険阻”でした。
今週の問題
彼は古代哲学の積学と称された。

最低賃金制の矛盾

お彼岸が終わった夜から急に秋の到来となり何ヶ月ぶりかでエアコンも扇風機も要らない夜でしたね。もうあの暑さが帰ってこないことを祈って止みません。
猛暑のお陰で今年は庭の彼岸花の開花が遅れ今朝やっと開花しました(^^)。お彼岸の夜の気温を察して急遽球根から発芽したみたいですが、慌てたせいか何時もより茎が細く花も小さいように感じられます(;;)。
“月に叢雲、花に風”と謂いますが、今日は嘗ての学友であったKさんから送られてきたお彼岸の月をご覧に入れましょう。此処数年お彼岸は常に曇りでよい写真が撮れなかったとか…(;;)猛暑のせいで芒(すすき)が咲かないそうで、芒とは違ってコスモスが代役を務めて居ますが日本画の世界から抜け出して斬新であり結構絵になっていますね(^^)。

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先日厚労省は全国的に最低賃金を平均で17円引き上げました。時代錯誤も甚だしい訝しい姿勢ですが、全国的にデフレが進行し不景気が続き誰もが雇用不安に戦(おのの)く中を、厚労省は何思って経済的弱者である中小零細企業やパート学生苛めをするのでしょうか。最高が東京都の30円で兵庫県は13円上がって734円となりました(;;)。労使がお互い納得づくで労働力の対価を決めるのが自由経済社会の原則ですが、奴隷制度や女工哀史を引き摺ったかの時代錯誤な最低賃金制は即刻廃止されるべきだと思います。
最低賃金を決めるのなら最高賃金も決めたらどうですか。最低があって最高がないのは依怙贔屓ではありませんか。ハイエナの如く我が国の不動産を転売し暴利を得て本国に持ち帰る禿鷹ファンドなどで数億円も給与を食む連中がワンサといますがそんな連中を野放しにしておいて時給730円で働きたい人や雇用したい零細企業の門戸を法の下に閉ざすなど厚労省は自分達の目線でしか物を見ていないとしか思えません。
県境に住む方や企業も戸惑いますよね(;;)、兵庫県の隣に鳥取県がありますが、この県の最低賃金は何故か全国最低である642円と決められましたから、兵庫県との差は時間当たり92円もあり、何故そうなったのか全く分かりません、お役人が何も考えずに総て机上で元の数字に幾らかプラスを付けて適当な数字を入れたに違いありません。兵庫県と謂っても神戸の都心部と日本海側の美方郡(旧城崎郡)香住町辺りとではまるで経済事情が異なるのを同じ金額では後者が可哀想です。如何しても最低賃金を決めなければならないのならその辺りをもう少しきめ細かく調べて市町村単位に設定すべきだと思いますが、弱者の暮らし向きの分からぬキャリア官僚にそんなこと言っても全く通じないことでしょうね(;;)。最低賃金制など止めろ!
先日発表のあった司法試験で合格者が2000名余で合格率が25%とか…高すぎると思ったらそうではなく政府の方針は年間3000名の合格者を予定しており、実は低すぎるそうです(;;)。司法試験は我が国では公務員第一種試験や公認会計士試験を凌駕する最難関とされており以前は年に500人乃至800人程度の合格であったのが、玄関先のプランターに蹴躓いたと莫大な慰藉料を請求される諸外国に倣って小泉さんの発想で我が国でも弁護士の数を30年前の1万人から現在では新しい試験制度を創設して現在では3万人近くにまで膨らんで居りますが、何故か法務省では02年に決めた当初の方針どおり未だ未だ増産する予定だそうです(;;)。外人と違って日本人は狩猟民族ではなく農耕民族であって穏和な性格であり、訴訟は好まれる傾向にはありません。従って政府が意気込んで弁護士を量産しても、量産は弁護士の質的低下を齎すばかりであり、難しい旧司法試験をクリアした人達と膂力の差や訴訟事件の需要と供給のバランスから“イソ弁”にすらなれないのではないでしょうか。
昔は殆どの弁護士が3年乃至10年の長い“イソ弁”生活で充分な実戦経験を経て暖簾分けされた会社からの顧問料などで事務所を運営されており、試験に合格したからと弁護士事務所を開設しても依頼客が訪れる希望はさらさらなく法務省は一体から何を考えているのでしょうね。最近では弁護士も法人化が許されていますから大きな処は外人の弁護士まで入れて国際的な事件に対応し、益々大きくなって行きますが、個人での開業は親が弁護士をされた二代目でもなければ不況も相まって殆ど不可能でありましょう。今更会社勤めをして法務でも担当したくても、我が国の慣習として中会社以上の規模では採ってくれるのは原則として学卒、院卒迄であり、中途入社はヘッドハンティング位であり、これはその方の過去の職務の能力を評価されたものであって資格によるヘッドハンティングなど聞いたこともありません。そのため弁護士資格は得ても就職活動が儘ならず、資格と謂うものはときには就活のマイナス要因となりますから、学卒入社とは無縁の中小零細企業でも怖気を振るって採ってくれる道理もなく、天下の弁護士先生になり乍ら已むなく資格を隠し、コンビニでバイトでもして生計を立てねばならぬ方が多くなるのではないでしょうか(;;)。
尖閣諸島の事件で中国では温家宝首相まで登場しましたね。自らの失地回復を狙ってのジェスチャーでしょうが、日本政府も誰が指図したのか船長の釈放など卑屈な腰抜け振りはまるで負け犬であり無様でしたね(;;)。腹立たしくて身体中にジンマシンが出そうです(>_<)。誰が何をほざこうと毅然とした態度で船長を拘置し、泥棒猫のVTRを世界中に公開して争えなかったのでしょうか!又、釈放を受けて頭に乗ったチャンコロが我が国に謝罪と賠償を要求するとは盗人猛々しく、それはこっちの言うセリフではないか!“仰いで天に愧じず”とは孟子の綸言ですが、孟子も “天を仰いで唾する”(孟子曰く)温首相が金と権力の亡者の化身となった姿を泉下で慟哭して居られることでしょう(;;)。 先週の誤字訂正の解答 彼は賤(嫌)しい身分から出世した。 今週の問題 遂に堤防が決解した

資生堂副社長の年収

先週水曜日参議院選挙を前にして民主党は突然総理と幹事長両名が辞職し、烏合の衆であった民主党も遂に瓦解の危機に直面して居ります。母親から振る舞われた大金を群がる蟻の如き連中に集(たか)られて得た総理の座を、力が伴わないため針の筵となり頼みのアメリカからは見放され、将に四面楚歌に陥っての辞任ですが、彼がしたことはこども手当など詰まらぬ法律だけ残し、我が国の借金を900兆円に増やしたことと、政治家と謂う奴は約束を守らぬものだとの認識を国民に強く植え付けただけでしたから、全ては憂国の政治理念を持たない己が力不足を露呈してのものでありました。新総理には菅副総理が選ばれましたが、最早民主党は羅針盤を持たぬ船の如きであり今後の政局がどうなるのか誰にも予想できません。如何して斯くなる惨状を呈するに至ったのかは、政治家達が保身に汲々とし誰も国民底辺の目線で日本経済を直視できて居ないことに尽きます。これから我等が日本列島は少し宛蟻地獄に陥って行くのではないでしょうか(;;)。
暑い日が続きますが一年で一番昼間の多い月となり、目の悪い小生も一日が長く使えて重宝しています(^^)。漢字検定まで後2週間となり、何時もなら愈々追い込みのラストスパートに入らねばならぬ時期ではありますが、仕事も結構ハードであり、身体を労り疲れが溜まらないように特別の勉強時間を作らず焦らずにマイペースで合格だけを目指し行こうと思って居ます。得点は体調に任せることにしました(^^)。
先日、日経新聞“明日への話題”でお茶の水の名誉教授である外山先生が書かれて居ましたが、先生が病院で診察を受けられた際、アメリカ研修から帰国して間もない担当医から次の受診日についての会話で“リースト.ビジーな日は?”と問われて思わず医師を微笑ましく思われたそうです(^^)。
勿論医師は此の患者が有名大学の名誉教授であることを知っての会話であったと思いますが、何事にも無粋な日本語に対して、相手の気持ちを思い遣るこの優しい英語には私は感心したのでした。
ユーモアと言葉の綾を尚(たっと)ぶ英語に比し、日本人が損をしているのは日本語が単刀直入で直截的な表現力しか有しない処でありますが、“least busy”なる言葉は、直訳すれば“最も少なく、忙しい”と謂う日本語にはない言葉であり、適当な意訳が思い当たりません。“暇な日は?”との質問が少なくとも相手のプライドを害する可能性を慮ってのものに相違ありませんが、こんな謙虚な言葉を持たない日本語が語彙の貧弱さを如実に顕していると言えるのではないでしょうか。
因みに外山先生曰わく“忙しい”とは人に対して言う言葉であって、自分が忙しいと他人(ひと)に言ってはいけないそうです。そうですよね、“お忙しいですか?”は思い遣りのある言葉ですが、”忙しいです”は何かを拒否する言葉ですものね(;;)。
ユーモアと謂えば何時だったか日経新聞の“春秋”欄に載っていましたが、昔モスクワの赤の広場で“フルシチョフは馬鹿だ、フルシチョフは馬鹿だ”と叫んでいる男が居て直ぐに捉えられ懲役20年の刑に処せられたそうです。1年分は最高指揮者を侮辱した罪で19年分は国家の秘密を漏らした罪とか…(^^)KGBが君臨した旧ソ連時代の有名な政治風刺の最高傑作だそうですからご存じの方も多いと思います。KGBの影もない日本で斯様なウイットの効いたジョークがメディアで見られないことは発想の貧困も然ること乍ら、日本人にユーモア精神が欠如しているせいでしょうね(;;)。
先週月曜日毎日新聞“みんなの広場”への投書を読んで考えさせられました。投書の主は以前団地の集積所に紐で括られ堆く積み上げられている教科書を見られて“教科書を捨てないで…”と題して投稿された方に対する家庭の主婦からの反論であり、収納場所の限られている小さい家の何処に教科書を保存するスペースがあるのか?と疑問を投げ掛けられ、捨てたくて捨てて居る訳ではないと書かれ、投書には子供達の教科書より子供達の手による作文や習字、工作物などを残したいと綴られて居たのでした。私は主婦が最後に書かれた一言がとても気に入りました。“我が子達の小中学校時代の教科書はゆとり教育が盛んなときで薄っぺらく残しておく価値のある内容とはとても思えませんでした”
文科省の役人共に是非聞かせてやりたい言葉でしたね(;;)
先週に続いて常用漢字に関する小生の意見ですが、今回の改正では府県名も入れることになり埼玉の埼と岡山の岡などが選ばれています。岡は兎も角,埼玉の埼の訓読みが答申では“さい”とされて居ます。此の字の読みは“さき”であって決して“さい”ではありません。漢検辞典は勿論漢和大辞典に於いても“さき”しか記載されて居らず、発行された全ての辞典を書き直さねば学校では学生から先生が吊し上げられることになろうかと思いますが、埼玉の“さい”は“玉”とセットで“さいたま”と読む慣用読みですから、播磨の国の“播”(はり)同様強いて常用漢字の訓読みを大辞典の“さき”から“さい”に変える必要はなかったと思われ、国語学者達が辞典の改訂で原稿料が貰えることを期待しての訓読み改正だとすれば全く以て笑止です(;;)。
アップル社の多機能携帯電話機I PHONEが世界中を席巻して居ます。14年前MSウインドウズとアップルのマックOSのシェアは実に97対3であり、アップル社は永遠にMS社の2番煎じで終わるものと誰もが疑いませんでしたが、最近になってアップルが開発したデジタル音楽プレーヤーi PAD、多機能携帯電話機i PHONEが全世界で爆発的な売れ行きで急成長を遂げ、あれよあれよと言う間にアップル社の時価総額はマイクロソフト社を超えて情報通信関連事業では世界一に躍り出ることになったとか…(^^)売上高での逆転も時間の問題になって参りましたが、世の中の趨勢と謂うか変化の目まぐるしさは恐ろしいばかりであり、我々年寄りには宇宙の果ての出来事のように感じられます。i PADの開発は各方面に大きな衝撃を与えソフトバンクでは月額450円で30の雑誌屋や新聞と日本TV網の動画ニュースが見放題との配信サービスを発表しましたが、講談社や新潮社でも電子書籍購読システムをi PAD向けに無料で提供するそうです。電子書籍は制作原価や書店流通コストが掛からないため安上がりではありますが、その反面印刷業界や書店流通業界は致命的な痛手を受けることが考えられ、その影響により多くの企業が淘汰されて行くものと考えられますが、我々の世代が終わった後この先孫達の代になって情報産業がどのように人々の生活に関わることになるのか大変興味深いと思います。学校の授業もi PADで好きなときに受けられ、学校に行くのは体操の時間だけだったりして…(;;)。
資生堂の岩田副社長について先週このブログで触れさせて頂きました。偶然にしては出来過ぎですが6月3日資生堂は今期の決算発表を控え株主総会を待たずして社長以下主要役員の報酬を開示致しました。上場企業は此の3月決算より有価証券報告書に年1億円以上の報酬を受ける役員の情報を記載するように義務付けられましたが、総会前に個別開示するのは資生堂が始めてとなります。今回資生堂は1億円の下限にこだわらずに役員の年俸を発表しましたが、それによると開示された岩田副社長の報酬はナント!年6600万円でありました。凄いですね(^^)。彼女が若し厚労省の天下り慫慂を受け入れられていたら、多寡が局長クラスだったし先ず現在の報酬の3分の1以下であったと思われます(;;)。
此を機に世の力ある官僚達が天下りに拘泥せず、自ら民間企業をノックして此まで役人時代に培ったノーハウを大いに民間企業で生かして頂きたいと思いました。
今週の女子プロゴルフリゾートトラストは軽井沢で行われましたが、橫峯さくら選手初日の成績が43位と悪く追い上げも及ばず7位タイと沈みました(;;)。聞いたこともない甲田良美と言う新人が優勝しましたが韓国デブでなかったことが何より良かったですね(^^)。甲田選手明日の朝刊が休刊日であることを一番悔しがったのではないでしょうか(;;)