愈々先週16日木曜日から確定申告の本番となり我々の仕事も正念場となった。確定申告は1月の4日から受け付けられているが此はあくまで還付申告であって税金納付の申告は2月16日から3月15日までだ。先月中に電子申告された方はもう税金の還付通知が来ていることだろう(^^)。
水島コンビナードに於ける悲惨な海底トンネル事故から10日以上が経過したが横穴が塞がれているために救出は絶望となり遺体の発見すら難航する状況が続いて居り報道すら途絶えた儘だ(;;)、被害に遭遇した工事関係者は何れも下請け企業弘栄建技などに所属する出稼ぎ労働者であり、元請けの鹿島は机の前に座っている事務屋であるため、怪我1つする場所には誰一人居ないことは福島原発に於ける東京電力と少しも変わらず、何時もながらことの不条理に身が震えるぞ:-)。鹿島と出稼ぎの不運な労働者とは雇用関係がないから補償金も如何程貰えることやら労働災害法に定められた日当の1000日分に幾らか色を付けられた程度になると思われ、突如海水に襲い掛かられて無念にも地獄絵のように溺死させられた、イブモンタンの映画ではないが「恐怖の報酬」は到底遺族が納得できる額ではないと思われる(;;)。彼等は下請けや孫請けを協力会社などと呼んでダーティーなイメージから逃れようとして居るが、どんな呼び方をしようとも下請け孫請けには違いない、その証拠に事故現場に鹿島の本社社長が謝罪に来ないのは被害者が受注先や自社の社員ではないからであってその辺は阿吽(あうん)の呼吸だろうな。結局来たのは副社長だったがこれとて来るまでに「大阪支社長で良いのではないか」など本社内で侃々諤々(かんかんがくがく)を経てのものだったのだろう、処が今回の事件の勃発が下請け作業員のミスではなく、鹿島の事務屋達が事前地質調査を怠っていたと謂う初歩的な過ち(誤ちではなく)であったことが発覚し、急遽予定になかった副社長嫌々の登場となったもののようだ(;;)。事故の誘発は自分達は事務屋だから危険地帯に行かなくて良いとの安逸な気持ちの所産であったに違いない(;;)。彼等は小賢く常に斯かる事態に備えて下請けと厳然とした仕切り線を設けて母屋に被弾せぬよう仕組んでいる処など周到なものだが、部下を犬死にさせてどうするか!戦争で連隊長が最後尾に居て、弾の出ない銃を兵士に渡し「進め!」、「進め!」と叱咤した後、自らは防空壕に身を潜めている図だったな:-)。建設会社の工事は元請けが「知恵」を出し、下請けが「力」を出すことで成り立っているが、今回の事故は事前調査のサボリなど元請けの「知恵」が足りなかったことに起因するから、鹿島の責任は大きく、「社員だ」、「」下請けだ」と言って居る場合ではないと思うが、安土桃山時代の戦国時代から続いたこの硬直した我が国の縦割り体質の悪しき因習を何とか打破することは叶わぬものか:-)。
400万円以下の年金受給者が23年度分の確定申告から申告を免除されることになったのはご存知だろうか、先日知り合いの方がお父さんの年金申告に医療費領収書などを持参して税務署へ行かれたら、今年から400万円以下の年金受給者は申告せずとも良くなったと謂われて帰されたそうだ(;;)。又、うちで毎年申告されるお得意先に申告慫慂の電話を差し上げたら、年金が400万円以内やから申告不要と源泉徴収票を破棄されたとか…(;;)。還付申告は義務ではなくても権利だから申告されたら医療費控除を初め各種控除が受けられ還付金以外にも住民税まで少なくなる。例え源泉徴收税額がない人でも保険や医療費など控除されるものがあれば、間違いなく住民税が減額されるから申告はすべきであり、住民税が少なくなることは連動して国民健康保険料(後期高齢者保険料)や介護保険料が減少する。
税務署は本来税金を取るために存在する役所だから、無知な納税者に手間暇掛けて税金を還付するお手伝いなどしたくないに違いない。銀行でも窓口で振り込めば840円も取られる振込料をATMに廻して格安として居るのは偏に経費節減をモットーに経費の中で最も多い人件費の節減に励んで居るためであり、税務署もそれに倣って省力化を図り申告来場者の削減を図っているものと思えるが、来場した人にまで「あんたは年金が400万円以下やから帰れ」とはちと言い過ぎではないかと思ったな:-)。
税務署もこの時期全国5万人の税理士に頭を下げて申告相談の助っ人を頼まないとどうにも3月15日が乗り切れない状態だが、諸悪の根源は一昔前ならカンマ以下だった年金申告者が激増したことだが、何故激増したかその大きな原因は平成17年度から老年者の年金控除が140万円から120万円に減額され、更に老年者控除50万円までがばっさりと全額廃止されたためであり、此の70万円のためにそれまで税金と無縁であった人が急遽年金から所得税が源泉徴収されるようになったからだ。増税のツケを国税庁自らが償はねばならぬことは因果応報であろう:-)。
国税庁ではこの時期多忙だし、申告指導の手間も結構煩雑だから還付申告の件数を減らそうと知恵を出したに違いないが、国税庁には関わりがないとは謂え、数字が連動している住民税や国民保険料の増額に結びつくこの改正?は何とも合点が行かぬ:-)、今流行(はやり)の電子申告なら税務署員を煩わすこともないが、電子申告は年金生活者には難解であり、例えコンピュータに強い方でも税法の理解が必要な処から負担が重く大変だと思う。
従って今回の申告義務免除の改正は朗報だと思う方が居られるなら大きな誤りであってこの恩典?に浴された方で医療費や国保に生保、地震保険、更には東日本本大震災の寄附金などをされた方については今年6月以降過重な住民税や国民健康保険料或いは後期高齢者保険料、更には介護保険に追い打ちされ、真面目に確定申告をされた方に比し不当な負担額を背負わされることをご存じだろうか。
何度も申し上げるが年金の額が少なくて源泉徴収税額が例えゼロであっても、控除されるべきものがあれば確定申告をされれば住民税と国民保険料などが減額されることをお忘れなく、源泉徴収税額のない方は税務署でなく区役所でも申告できるが、区役所の連中は分かったような顔をしているがその実何も分かってないので正確を期されるには税務署か税理士の無料相談所をお訪ね下さい。
先週ふとした縁(えにし)で義理チョコを頂戴する仕儀と相成った。見ると包装紙に「帝国ホテル」と書いてある。聞けば加古川駅前の「ヤマトヤシキ」で売られて居たものとか…、へー?帝国ホテル製造か凄いな!乞食腹の私が食べたら口が腫れるのではないのかな?などと思ったが、値段からして廉くて帝国ホテルに相応しくない、本物なら1万円以上はするだろうから、どう考えても帝国ホテルの売店で売っている商品とも思えない。ホテルの食事のデザートに出されるなら「此は〇〇堂の新製品で御座います」などとウエイターが能書きを宣う一流菓子店のブランド品でないと金が取れないだろう。ホテル内では有名宝飾店などが堂々と店を構えて家賃分だけ街より高い価格で外人達宿泊客をターゲットにして居るが、ホテル業界も最近では経済界の影響を受け不況に喘ぎお金持ちや外人客ばかりでは宿泊客が減るばかりで、新たな金蔓を探さねばならぬ時代に立ち至っているから、帝国ホテル3店(東京、大阪、上高地)の内帝国ホテル大阪ではホテル内に居た「吉兆」も例の事件で閉店したし、セミダブル一泊2390円(宿泊のみ)など出現したので、このホテルのある桜橋はラブホテル林立の場所でもあり若いカップルにでも充分選択の余地がありそうだ(;;)。どうやらこのチョコも帝国ホテルが名前だけ貸して10%のブランド料でも取って業務赤字の補填にしているのだろうと考えたが、それならその内帝国ホテルの「カップ麺」とか帝国ホテルの「炭酸煎餅」まで出てくるのかと考えたが、流石にそれは誰も買わぬだろう(;;)。
アッコちゃんチョコ有難う(^^)
先週の常用漢字の表外読みの答え
天に(坐す)神々 (まします)でした。
今週の常用漢字の表外読みの問題 (今週は問題が長いぞ)
(寿ければ則ち辱)多し
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