人工授精の嫡出子


師走も半分過ぎて気持ちだけ忙しくなってきた。今年は何時もの税金に加えて復興特別税が2.1%付加されることになっている:-)。お得意先の年末調整をして居て気が付いたのだが、昨年までなら10万円の所得税だった人の場合は今年102100円になる。処が所得税90000円以下(課税所得180万円位)だった人は切捨計算(税金は全て100円未満切捨)が働いて91800円となるから0.1%に当たる90円はカットされ大勢の納税者は救済される^^、つまり0.1%を払わないで済む納税者が一杯出る訳だ。そんなことなら消費税ではないんだから2%にしておいてはダメだったのかなと思ってしまう。予算に合わせて逆算したのだろうが切り捨てられる額の多いことと0.1%の計算事務の煩雑さを金銭に置き換えて考慮しなかった官僚の硬直した頭には参るよな:-)。

先週10日に人工授精「嫡出子」に関する劃期的な最高裁の決定が出た、奇しくも11月10日小生ブログにて司法の判断の誤りを糾弾した処であった。事件は性転換した男性の父親が第三者提供の精子によって子どもを得たことに対し法務省がマッタを掛け、1審2審共に原告敗訴であった事件だが、我が国には既に15000人もの第三者提供の精子による子どもが存在し、毎年100人宛増加する傾向であるときにこの時代錯誤な司法判断に対し小生が警鐘を乱打したが、今回最高裁の決定によって目出度く15000人(夫婦で3万人)が安堵した。性転換であろうとなかろうと人工授精は他人の精子あることに変わりはなく、性転換の男性だけボイコットすることは明らかに憲法違反だと最高裁は考えたに違いないが、此は当たり前のことで1審2審の判事は余りにも思考の視野が狭くアホだったな:-)。

昔から時折(10年に一回位)足の親指が巻き爪で瘭疽(ひょうそ)になる。下駄や雪駄などを履かなくなったからだろう。腰に悪いので足にしっかりフィットした靴ばかり履き、グスグスの靴が履けないことが巻き爪や胼胝(たこ)を作る原因のようだ。先月の或る夜親指に違和感があり触ってみると明らかに瘭疽になりそうな兆候があり痛くなる前に治しておこうと考えたが、以前治して頂いた外科のS先生は他界されたし、そこらの看板は整形外科ばかりで外科なんて見当たらず、行き付けの調剤薬局で相談したら瘭疽の治療は形成外科なんだそうな、何処にあるの?と聞いたら垂水小学校の横につい先月オープンされたそうで早速訪ねてみた^^。昔は麻酔して爪を2mm位縦に切り取り化膿しないように風呂にも浸けずに毎日ガーゼの取替に10日も通っていたが、今では医学の進歩なのか症状が初期だったせいか、軽い麻酔はしたけど接着材でピアノ線を爪の真ん中に張って横に引っ張り、爪の横腹に鉤状に差し込んで爪が巻かないようにして終了した^^。これなら風呂には浸けてもいいそうでホットした^^足だけ浴槽から出すアクロバットのような格好で風呂に入るのはこの歳になっては大変やもんな(;;)、一月後に診察に来るように言われたが爪が伸びたらピアノ線を切って貰えそうだった。医学も進歩したんだな^^と思い、ついでに同じ足の薬指を突き指して一月になるのに靴を履くと痛いと先生に訴えると、「ひょっとして骨折しているのかなあ」と言われるので、それもついでに看て下さいと言ったら「それは整形外科へ行って下さい」と言われてしまった:-)。形成外科と整形外科と何処が違うんだろうかよく分からんので調べてみたら整形は骨や中身の治療で形成は躰の表面の治療のようだった、皮膚科や美容整形の商売敵だろうか「脱毛もします」なんてパンフも張ってあったよ^^。

先月運転免許の書換えに初めて元町県警本部の横にできた免許更新センターに行った。もうトシだから更新したくなかったが愚娘に「惚け防止や」と言われて渋々行ってきた。税金の無駄遣いと思われる新しい建物である免許センターの正面には「運転者が乗っていても駐車違反です」と書いた看板が立っていた。免許書換高齢者を送迎する家族の車の駐車が煩わしくての看板だろうがそんな規則は誰が作ったの?客待ちタクシーが数台並んで居たが、それだったら此のタクシーも駐車違反に問わなければ不公平だよね。此って明らかに警察の横暴だと思うが誰も怒らないのかな:-)。それとも客待ちタクシーから不法駐車で商売にならんと抗議されて仕方なくの看板かな?
更新センターに入るとエレベーターガールならぬエレベーター担当のガードマンが駆け寄ってきて7階ですと親切だ。見ると1階と6階と7階しか開閉しないエレベーターだった。会場は人影もまばらで案内嬢(小母さん)らしきコンパニオンも多く快適に1番から6番まで短時間で終了した。高齢者専用だと聞いていたが中にちらほら若い人も居たのでコンパニオンに聞いたらゴールド(優良運転者)の方も来られますと言ったからゴールドの方は雑踏の明石試験場での更新を避けて是非免許センターがお薦めだ。
免許証受領前に何故か今回もコンピュータに8桁の暗証番号を入力させられた。「何でこんなんするの?」と係員に聞いたら将来何かの役に立つかと思っていますが今は何もありません、と答えられた:-)。税金の無駄遣いの標本だな、きっと天下り官僚が棲息している機構の仕業だろう:-)。

先週の誤字訂正の答え
岩礁に打ち寄せる怒騰は凄い迫力だ、(怒濤)でした。

今週の誤字訂正の問題
相手を奔弄し疲弊させる作戦にでた。

御教訓カレンダー 
「弘法も筆の誤り」→「ほうぼうに筆の誤り」 国語ダメ男

パソコン眼鏡の隆盛


年の瀬が迫り早くも年末調整の時期が到来した。愈々戦闘開始だ、バブルの熾火がすっかり消え去ったのが平成16年であり、以来の不景気が続く昨今小規模企業では慣例だった賞与の支給がなくなった処が多くなり、我々も事務量が減ったものの此は決して喜ばしい傾向ではない。盆前と暮れにそれぞれ給与の2月分宛賞与を貰って居た昔が夢のようだ:-)。銀行などボーナスが3回あり、給与の総額より賞与の総額の方が多かったのだ^^。今、役所は何処も財政赤字で喘いでいるが公務員の賞与は昔通り4.2ケ月なのかな?不公平だな:-)。

先日散髪に行った。髪の多い中高生より料金が高い理不尽に耐えて残り僅かな頭髪を刈って貰って居たら隣の席に幼稚園児か小学校低学年の男の子が母親らしい女性に連れられて来た。この子は散髪をされている間、一度も鏡の方を見ることなく切った髪の毛が手に掛かるのにも頓着せず一心不乱に俯いて両手でゲーム機を操作して居た。職人は仕事が仕難いのに母親は何も言わず素知らぬ顔だ。此では家でもきっとゲーム機から離れられないことだろう、大切な幼児成長期にモニターばかり見ているときっと目を悪くするに違いなく母親は無知で子どもの視力の低下について何も考えて居ないんだろうな:-)、勉強で目を悪くするのは已むを得ぬとしても、できるだけ遠くを眺めて凝(こ)った眼球を休める時間を与えてやらないと此の儘では間違いなく眼鏡組となりコンタクトなどに憂き身を窶し、自業自得とは謂え不自由な一生を過ごすことになる。最近パソコン眼鏡の安売り(3990円)で全国大展開「JINS」の創業者田中仁が持株の極一部を売り出して27億円を手に入れたと報道された。此などゲーム世代の連中と無知な母親達が彼を大金持ちに仕立て上げるお手伝いをしたことになったんやろね:-)。

何時だったか紹介しましたね、日経新聞夕刊のエッセイ「プロムナード」本年下半期週一回執筆者火曜日の担当は唯一作家である辻村深月さんだが、先月半ばに「東京會舘の思い出」を記された。彼女は29歳で結婚、意識的に結婚式を直木賞授賞記者会見の行われる会場に決められている丸の内の東京會舘で挙げられ、席上大胆にもウェディングプランナーに「何れ直木賞のときに帰ってきます」と公言し(本人曰く軽口を叩いたそうだが)実際4年後の昨24年公約通り33歳で直木賞を受賞して東京會舘へ帰ってきたと書かれて居る。60歳で授賞の佐々木譲さん52歳授賞の白石一郎さんなど直木賞に到達するため作家人生の殆どを費やした人達が多い中で作家になって8年での彼女は物凄い実力者だったんだ、筆力がある人は自分のレベルが察知できるのかな、此までも2回直木賞候補に上がったが、それは何れも結婚後であったから結婚式場での「直木賞で帰ってくる」発言は大衆文学作家として一流になるべく自己暗示を掛けて不退転の覚悟で天下に示し自らの退路を断ったものであったろう、偉いな^^、この言葉を吐いて居なければ彼女は未だ直木賞には届いて居なかったのでは…と私はつくづく思った。直木賞授賞の記者会見では東京會舘の支配人もプランナーも4年前の彼女の言葉をしっかり覚えて居てくれて「お帰りをお待ちして居ました」と祝福してくれたそうだ^^。「故郷へ錦を飾る」とはよく謂われる成句だが、彼女にはある意味東京會舘は故郷だったんだ、彼女は感慨に胸が迫ったろうな^^、「為せば成る」やなあ^^。
彼女の作品はミステリー風だが作品の根幹が紛いもなくホラーであり、どの作品も原点から抜け出せず恐がりの私はどうしても好きになれない、登場人物の心理描写が巧みで筆致がとても素晴らしいから恋愛小説を書かれたら小池真理子に少しは近づくと思うが「三つ子の魂百まで」と謂うから先ずムリだろうね:-)残念だな。

この間玄関先で雑草に水撒きして居たら中学生位の可愛い女の子が彼女に相応しい可愛い子犬を連れて家の前を散歩されていた。見ると子犬のリードを持つ反対の手に大きいペットポトルを持って居る。「なんでペットボトルやろ?」と眺めていたら、角の電柱に子犬が片足を上げてピッとオシッコを掛け、犬が片足を降ろすや間髪を入れず少女がペットボトルの水を電柱にバシャとぶっ掛けた。そうなんや、此が本当の手動水洗トイレやったんや^^、犬のウンチもうちの玄関前に放置して憚らない手合いが多い昨今とても気持ちの良い晩秋の光景だった^^。

先週の誤字訂正の答え
多忙とは怠慢者の頓辞である、(遁辞)でした

今週の誤字訂正の問題
岩礁に打ち寄せる怒騰は凄い迫力だ、

御教訓カレンダー 
「打ちっぱなし」→「打ちっぱなし」安藤忠雄の設計のゴルフ練習場

「かぐや姫」の神田川

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秋も深まり愈々師走となって紅葉のシーズンを迎えたが今年の紅葉は何処も夏の猛暑のせいでさっぱりだそうな-)、そんな中お馴染みのEさんが奥様の提案で万博記念公園に散策に行かれ紅葉撮影され持ち帰られたのでご紹介しよう。
此のご夫婦は新婚時代からとても仲が良かった^^。Eさんは新婚当時の数年を無情にも東京に単身赴任の転勤をさせられお互い寂しかったことが70歳台の今となって新鮮で濃密な時間を過ごして居られるのではないかと思う。今思えば単身赴任は前々社長の恩情だったなと気が付いた。怖かったけど後の二人の社長と違って凄く気配りの細やかな社長だったな^^。

今日は日経新聞から3件ご紹介しよう。始めに11月の「私の履歴書」は積水ハウスの会長兼CEO和田勇氏だった。私より幾らか若い方で誰もプレハブの言葉を知らない時代に積水に入社され、名前が世間に知られるまで建築の協力者であるべき大工さんに商売敵にされ辛酸を極められた方であり、毎朝興味深く読ませて頂いた^^。
住宅建築には地盤調査が欠かせないが、40年前は未だ地盤調査が十分とは言えず家が陥没するなどトラブルが絶えなかったそうだ…(;;)、やむなく基礎工事と家の骨組みを作る建方専門の協力会社が必要となって設立した会社に多くの腕達者な実に個性的で頼もしい人材が集まってくれたそうだが、その中の建方の職人さんに子どもが16人居てその内男である8人の子ども全員がお父さんの会社に職人として入社したことにとても愕いた、嬉しかった、と書かれて居た^^。そうだよね、お父さんが社長をしている会社なら肯けなくもないが一介の職人であるお父さんの勤める会社だからビックリするよね^^。
一体16人もの子どもをどのようにして育てられたのか経済的にも凄く大変だったと思うが全員がお父さんの背中を見て家族それぞれの役割分担を弁え、兄弟姉妹が一所懸命助け合って大きくなったんだろうな…、とお父さんの偉大さに感動した。きっとお父さんは何時も誇りを持って自らが仕事に取り組む姿と愛社精神を子供達に語りかけて居られたんだろう、だけどもう一人偉かったのは自ら生んだ16人の子供達を育て上げたお母さんだったと思う。食事風景などその生活の実態は現代の人々がどのように想像しても想像しきれない程凄まじいものだったろう、幼い頃家族が多くて押し入れに兄弟4人が上下に寝ていた友人を知って居るが、少子化時代の現代の人達には到底考えの及ばぬ桁違いな話だろうね。
和田勇さんには悪いけど此の箇所が「私の履歴書」の中で私が一番感動した部分だった^^。今も日本中に貧しくても一所懸命に働く父さん母さんと沢山の子ども達と恐いお祖父ちゃんと優しいおお祖母ちゃんが一緒にご飯を食べてる家庭があれば我が国はきっと良い国になれるように思うが、夢の又夢だろうな:-)。

2件目は日経新聞夕刊から「人間発見」漫画家のやくみつるさんの登場だ。漫画家の他クイズ番組の解答者やコメンテーターとして政治経済からスポーツ全般に亘って幅広い分野で活躍中だが、彼の奥さんは彼が4コマ漫画誌で写真入りのファンレターを募集し、その中から選ばれたそうだ^^。そしてその理由は柔道五輪金メダリスト山下泰裕さんが写真同封のファンレターを送ってきた女性と結婚されたと聞いて真似られたとか…^^,有名人になると周囲が五月蠅く義理が絡んでくるので見合いをしても紹介者の手前断り難く、不本意な相手と生涯を共にする可能性が少なくなく、又顔が売れ過ぎているので街で好きなタイプをナンパもできず、山下さんも苦肉の発想だったんだろうな、そして山下さんの発想に便乗したやくみつるさんも正解だったのではなかろうか。今も年数回夫婦で世界旅行とか…頬笑ましいね^^。

三つ目は同じく夕刊の「こころの玉手箱」記述は南こうせつだった。彼が高校を出て四畳半一間のアパートで食うや食わずの生活の中、高校の同級生だった伊勢正三達と「かぐや姫」を誕生させオリコン100位内を目指していたとき、ある曲のB面に入れた「神田川」を何気なく深夜放送でかけたら翌日からダンボール箱二つ分のリクエスト葉書が届き、あっという間にオリコンチャート1位まで駆け上ったそうな^^、生活は何も変わらない筈だったのに周囲がどんどん変わって行き、「これは嘘だよな」「勘違いしないようにしような」と3人が唯戸惑っている内に「神田川」映画化の話まで出て主人公は武田鉄矢のようなダメ男のイメージの筈が草刈正雄だったりして全然違って居たそうな:-)。斯くして周囲の大人達が「かぐや姫」を使って勝手にどんどんお金儲けを始めて行くのに耐えられずに彼南こうせつは人気絶頂の「かぐや姫」の解散を決意されたそうだ、人生お金じゃないモンね。ロマンだモンね。

奈良の桜井で58歳の副市長と病院看護課長50歳が路上で口論の末殴り合いの喧嘩をして警察に二人とも暴行容疑で書類送検されたと先週報道された。副市長は氏名を公表されたが、課長の名は伏せられたから不公平だった。副市長は直ぐ辞表を出したそうだが看護課長はダンマリだ:-)。ナント!この課長は女だった:-)、此方も送検されたから殴り合いは良い勝負だったのだろう、女だからと匿名なのは如何なものかと思うが、少し前なら男に殴られて女がヨヨと泣き崩れるのが世の倣いだったから女も強くなったモンだな:-)。「亭主の顔が見てみたいよ」とはこんなときに言うセリフかな?亭主がかわいそう…(;;)。

先週の誤字訂正の答え
米文化を紹介する啓盲書が氾濫した、(啓蒙書)でした

今週の誤字訂正の問題
多忙とは怠慢者の頓辞である

御教訓カレンダー 
 「金に糸目は付けない」→「金に糸は付けない 」銭形平次

百貨店の食堂に思う

昨日は勤労感謝の日(新嘗祭)で祝日だった、昔のことだがこの日ゴルフ場では何処も使用クラブを7本に制限されて居たが最高14本が7本では勤労になるのかな?余り関係ないようにも思えるね、ゴルフを止めて50年にもなるが今はどうなんだろう。或いは当時キャディーがバッグを担いでいたから彼女達への労りだったのかな?
今回の祝日は生憎土曜日だったので連休だ、殆どの公務員やサラリーマンは休日だから振替休日がないのが不満だろうね、その内きっと土曜休日も振替休日の対象にされることだろうが、そんなに休んでいて日本経済は世界に遅れを取らないのかな?中国や韓国はどうしてるの?

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先週何処からかヤマト便で大きいダンボール箱が送られてきた。送り主を見ると「県立西脇工業高校後援会」とある、中を開けると礼状と決算報告と一緒に甲子園出場を祝って作られた17頁もあるアルバムが5冊とスポーツタオルが10本に西脇工業の野球帽まで入って居た^^。すっかり忘れて居たが公立高校の甲子園出場を祝ってお盆前に寄附をさせて頂いたお礼だったんだ。私は公立高校が出場する度に甲子園行き応援団のバス代の補助になればと幾許かの寄附をさせて頂いて居るが、前回の加古川北はタオルが一本(その前の社高校はアルバム1冊と寄附金決算報告だった)送られてきただけだったから違いすぎる豪華なお返しに愕いた。決算報告によると収入7300万円に対し支出が記念品関係670万円を含んで6300万円であり1000万円の余剰金が生じ後援会の会計に繰り込まれて居たから先ずは目出度し目出度しだったな^^。寄附は同じ金額だったのに加古川北高校と記念品がこうまで違う落差は何だろうと考えた。住んでいる人達の郷土を愛する心の違いかも知れないね。加古川は「隣家に住む人の名も知らぬ街」で西脇は「人情豊かな故里」なのかな?

大手百貨店レストランでの食品偽造事件発覚は止まるところを知らぬげに蔓延し、何れもが食材や産地表示の意識的な捏造が発覚している。偽造や捏造をして居なければ一流レストランの仲間入りができないかのように我も我もと名乗りを上げているから可笑しいね^^、私は幼い頃偶に連れて行って貰った元町にある大丸の最上階の食堂で食券を買って貰い六甲山の緑を眺め乍らオムライスを食べることとその後屋上での遊戯施設がとても楽しみだった^^。陳列には玉子丼、ライスカレーなど子どもでもよく分かるサンプル見本があり字が読めなくても母にそれを指差せば良かった^^、新聞に出ているようなごてごてした難しい料理名のものなど全くなかった。あの当時のデパートのターゲットは子どもを介しての親であり子どもが食堂行きをせがんで親達を慫慂し、衣服家具などの販売を目的にしたのがデパートの商法であり、食堂のオムライスは謂わば鯛を釣るエビだったのだが、時代も変わって食堂がレストランと名前を変えて「鯛」になって居たんだ:-)。「鯛」になったのが間違いだった、エビはあくまで百貨店の客寄せ手段に徹するべきだったな。エビが鯛になるためムリに怪しい食材名を付けて身を滅ぼしたんだろうね:-)。芝エビと名付けられたエビが実はエビだったんだね^^。判じ物だな:-)。
マスメディアは「食材改ざん」などとデカデカと書きたてるが、此では意味が分からない方が多いと思う、「改竄」が正しく、「竄」は「かくれる」の意で此の漢字は「鼠が穴に隠れて居る」姿だから容易に理解できると思う、常用漢字以外は原則として使用しないのがマスメディアの約束ごとだが、振り仮名さえ振れば凌げる話だからどうして正しい字を書いて漢字に対する興味を国民に啓蒙しないのか訝しいね。此のブログを読まれた方は今日から「改竄」がすらすら書けますよね。え?「鼠」が書けないって…、そうか、今は常用漢字で「鼠」は「鼡」にされて居るんだよな(;;)。白川静先生が「常用漢字が漢字を駄目にした」と述懐されたのが分かるよね。

今度ユネスコの無形文化遺産に我が国の一汁三菜料理が登録されるそうだ^^、素朴でいいね^^、聞けば昨年韓国が候補として出品した王族が召し上がる豪華絢爛の宮中料理が一般的でないと落選したので急遽懐石料理から庶民的なものに変更したのが上手く行ったとか…^^、世界には食に飢えた人達が数億人も居るから一汁一菜でも充分良かったんではないの、此は「クローズアップ現代」の特集だったが議題が和食とあってコメンテーター外国育ちの国谷裕子さんが珍しく和服に正座で登場されたが、リハーサルを含めての1時間は大変だったと思う、足痺れ防止のパッドをお尻に入れて居られるのが座った姿勢から微かに垣間見えた、幼い頃から外国育ちの女性には短時間でも正座は先ずムリなんだろうな^^。足痺れ防止パッドも長時間は効果なく収録終了後国谷さんはスタッフの誰かに縋ってヨタヨタと立たれたことだろうね^^。NHKも惨いことするなあ:-)。

先週横須賀の海岸で末端価格48億円ものコカインを拾って警察に届けた人が居た。落とした悪い奴等は絶対に名乗り出ないと思うが遺失物法では3月後のネットでの公告で反応がなければ拾った人は全部貰えるのではなかったの?国のものになったとしても2割もダメなの?

先週の誤字訂正の答え
…彼は寛爾として笑った。(莞爾)でした、

今週の誤字訂正の問題
米文化を紹介する啓盲書が氾濫した(此も先月漢検の出題です)

御教訓カレンダー 
「扶養家族」→「不要家族」 独りぽっちが良い

再診料一日に2回!

あれだけ暑かった夏も何時とはなく遠くに去り11月も半端に入ると野外の風景をめっきりと秋の佇まいに変貌する。事務所玄関のプランターも石蕗に南天が満開でススキまで一本咲いている。此等は何れも私の植えたものではなく他所から種が飛んできた。私が植えたのは8年前近くの公園から拾ってきた橡の実だが、未だごわごわと堅い緑の葉っぱが低く繁ったままだ。プランターは底が浅いから根が張れず結実には至らない、もうプランターを壊さないと根はどうにもならぬ状態だがどうしたものか。

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先日「囲碁」を繋ぐ日中合作の映画「東京に来たばかり」が劇場公開されたそうだ^^。主役は倍賞千恵子で元女流棋士役、窪塚俊介が孫役でアマの強豪という設定だが、囲碁には石を盤上に打つ動作がどうしても欠かせない、処が出演する者が碁を知らないと碁石を盤に置く動作がみっともなくてとても見て居られない。丸い碁石を人差し指と中指に挟んで盤に接触する直前に碁石を中指の下に付けた儘人差し指を抜き、ピシリと盤に石音高く打ち下ろす動作が作法なんだが此は年季が入らないと先ずできない、大体からものを抓むのに親指を用いないなんて将棋と囲碁位であとは思い付かないからムリないけどね、普段映画の場面では碁を打つとき親指と人差し指組や親指と中指組が多く、打つというより置く方なので正しく打つ場面など先ず出会さなく石音もせず対局の迫力がない、昔から「手付き初段」なんて謂われる人も中には居るが、大体手付きで棋力の強弱が分かるものだ。倍賞千恵子と窪塚俊介がどんな手付きで石を捌くのか見て見たいけど幻滅するのが分かって居るので止めとこう。「首振り3年ころ8年」此は尺八で音の加減に3年、コロコロと良い音が出るのに8年掛かると謂う比喩だが囲碁の石の扱いも同じようなものだろう。此の映画は囲碁愛好家が多数鑑賞すると思うが、誰も対局で手付きが怪しく石音が聞こえないことを牴牾(もど)かしく身を捩(よじ)る不愉快な思いをされ、碁を全く知らない人の方が却って楽しめるのではなかろうか。

近年奥歯が虫歯になり2年ほど月二回治療に通ったが少しも良くならないので、違う歯医者で思い切って抜き入れ歯にすることにした。約束の日10時に歯科に行ったら取り敢えず歯を抜かれたが、入れ歯を運んでいるヤマトの宅急便が約束の10時に来ず遅れているからもう一度4時に来るようにと申し渡され渋々午後再度行って麻酔が切れて痛い痛い歯茎に入れ歯を装着されて少し泣いた(;;)。
多忙の中、二回も行かされ午前午後共に多額な治療費が掛かったが、領収書を見るとどちらも再診料を取られている。保険の扱いは1日一回が原則であり、以前足を骨折したとき、医者に朝晩通ったが夜の方はタダだった、聞けば1日は1分でも24時間でも保険は1回だと言われたのを思い出して文句を言おうと思ったが、苦情を根に持たれて治療時に歯を痛くされたら敵わないので我慢することにしたがとても複雑な心境だ。向こうの都合で2度になったがヤマトが時間通り持ってきて呉れて居たら一度で済んだし、大体10時の予約でその時間丁度に荷物到着を期待する歯医者の考えが甘く、当然前日までに取り寄せる手配をすべきだったろうな。入れた入れ歯も上手く噛み合わず気分の悪い毎日だが此も永年歯の手入れを怠っていた報いだと後悔頻りだ:-)。
話変わるが歯科医から貰った麻酔後の説明書に「咬む」という言葉があり、漢字にちょっと五月蠅い私は「咬む」は犬が咬む場合などに使うからアレ?歯だったら「噛む」ではダメなんかな?と思った。よく読んでみると「食事の際頬を咬んで…」と書いてあったので辞書を引いたら噛む(上下の歯を併せてものを砕く)と咬む(歯を立てて傷つける)は少し意味が違って居り「咬む」は正しかったんだ。でも噛み合わせのことを「咬合」なんて謂うから漢字の使い方ってメチャ難しいよね。

東京の女子中学生誘拐事件のお粗末さには呆れるね、田園調布なら金持ちだろうとは犯人も単細胞な…:-)。田園調布は大田区にあるがお金持ちの住んで居るのは3丁目と4丁目だけであり、1丁目2丁目そして5丁目から7丁目までは名前だけ便乗組で貧乏人も沢山居る、だから田園調布を歩いて居たからってお金持ちの子どもとは限らないよね。田園調布に住んでいると威張る知り合いが居たら何丁目に住んで居るか確かめた方が良いですよ^^。

先週の誤字訂正の答え
政治に無感心な大衆 (無関心)でした

今週の誤字訂正の問題
…彼は寛爾として笑った。(先月の漢検出題問題です)

御教訓カレンダー 
「人生とは航海である」→「人生とは後悔である」拙作

あの世の花となって


不肖私今日で馬齢78歳を数えるに至った。生来蒲柳の質で可愛げのないモヤシのような子どもだったが、この歳まで命存え現役で働けるとは夢にも思わなかった。戦争を挟んだ10年間に亘る粗食の賜物ではなかろうか、食べ盛りにろくなものを食べさせて呉れなかった亡き両親にちょっぴり怨みつつ心から感謝したいと思う。

先月初めのブログにて非嫡出子について最高裁の決定について触れたが、自分の子か誰の子か分からぬ時代になって居ると先日「クローズアップ現代」にて提起されたことから私はことの重大さに愕いた。既に判決となって確定しているが、父親が自分の子だと言っているのに裁判所が違うと否定した例の事件に言及する。
民法では妻が婚姻中に懐胎した子は夫の子だと定められて居るから、不倫の子どもでも何でも妻の産んだ子どもは亭主の子にするのが法の定めなのに何故役所が出生届を受理せず頑な態度を取ったのか、此の事件の発端は偶々子どもの出生を受け付けた役場が父親である夫が性同一性障害者(躰と心が異性)であり、戸籍上女性から男性に転換した後結婚したことを知ってお節介にも法務省に問い合わせ、頭の堅い法務省の役人が明らかに他人から精子提供を受けて妻が子を作ったことから子どもの入籍を拒否したことに因る。役所の言い分は心は男でも肉体が男でないから妻に精子を提供できる道理がない、だから父親とは認めないだそうだが民法も嘗められたもんや、母親が産んだことに相違ないから母子家庭としてシングルマザー扱いならできても彼女には取り敢えず夫が居り、戸籍上夫ありのシングルマザー扱いは不可能だ。自分の腹を痛めた子だから戸籍上認知扱いするのも変だしそれや此やで不受理とされたのだろう。結局戸籍上その子がどう扱われたのかとても興味深いが謎は解けない。然しその夫は法律に基づいて女性から男性になって居るから過去はどうあれ現在男性だから父親で法的に不都合はなく、法の定めでは父親にならざるを得ぬと考えるが此の事件は法務省が何を考えて居るのかよく分からない不思議な判決だった。
此の男性は已むなく判決を受け止めたそうだが、そうなると世の中には身体の欠陥や病いから精子がなく他人から妻に精子提供を受け子どもを儲けた家庭が現在我が国には15000世帯も居り、此からも毎年100世帯以上増加して行くことだ。裁判では夫がもと女であったことから夫の子と認められなかったが、精子提供を受けて妻が子を産んだ事実には全く変わらない、さすれば無精子症で已むなく他人から精子提供を受けて妻に子どもを生ませた夫と前述の性同一性障害者の夫と何処が異なるのか、そして自分達夫婦の精子と卵子を用いながら畑が違ったばかりに最高裁まで駆け上って敗訴した高田向井事件などどう考えたら良いんだろうな、此の事件に対して裁判所が出した判断は「生んだ人が母親」であり、雄蕊と雌蕊が誰のものだったかについては目を背けて、「畑」が全てだと言ったのだ。
此は精子は常に夫のものであり、卵子は固有に畑と共にあるものだとする此までの常識を根拠にしたものだが、畑は別だと謂う「生殖補助装置」なる言葉までできた昨今、法務省も早急にこの言葉を受け入れて民法改正を急ぐべきではないのか。
犯罪の捜査に用いられるDNA鑑定で真実の親子関係がはっきりすると私は思う、高田向井事件でも最高裁は誰の腹から生まれたかに拘ったが、精子卵子共に高田向井自身のものを用いていることはDNA鑑定で容易に分かるが、借り腹の卵子が向井のものとは裁判所も想定外だったようだ、然し法律の不備や未成熟な部分を柔軟に裁くのが裁判所の本来の役目ではないのかな、裁判官は殺人事件などにだけDNAを証拠として採用しても親子の判定に冷淡なのは何故なんだろう、此はきっと代理妻には腎臓移植同様、金銭の授受が伴うことを法が嫌悪して居るからだろうが、此の少子化の時代でも石油製品の摂取を控えた生活をし、畑が肥沃で子どもができ過ぎ経済的に困窮している夫婦だって少なくなく、実際に性行為をする訳ではないから他人の精子卵子を受け入れて畑を貸すに吝かでない人も多数居ると思われ、法が赦せば500万円位なら喜んで出す希望者や家計を満たすため受け入れる希望者夫婦も少なくないだろう。政府も少子化打開の対策として法の扱いをもう少し柔軟にできないものか、ともあれ精子と卵子と畑の問題は倫理的な要素も強く、精子と卵子が全てで代理妻の畑が「生殖補助装置」だと万人が認めるには未だ未だ年月が掛かりそうだね:-)。

「オトコってオンナのおかげね」
上記の畑に託(かこつ)けたものではなかろうが、何処かでこんなキャッチコピーを見付けた。成る程その通りだと納得するが、「オンナってオトコのおかげね」と言われても合点が行かぬがどうしてだろうね?

島倉千代子が75歳で一昨日亡くなった。彼女はヒット曲の通り「人生いろいろ」だったね。男運の悪い典型的な女性であり、2度に渉り信頼する人に騙されて背負わされた20億円の借金は返しきれて居ないが、彼女も「この世の花」から「あの世の花」となった今、もう借金に心を痛めることもなくなった。良かったね、お千代ちゃん^^。

先週の誤字訂正の答え
百姓達が鋤鍬をとって代官達に鋒起した、(蜂起)でした

今週の誤字訂正の問題
政治に無感心な大衆

御教訓カレンダー 
「子は鎹(かすがい)」→「子は歌手がいい」 金の成る木

私の青空(マイブルーヘブン)


今日は文化の日だが我々が子どもの頃「明治節」と言って明治天皇の誕生日であり生誕を祝って学校の校庭で明治節の歌を唱って居た。祝日は旗日と言って門柱に何処の家も斑の旗棒に括り付けた日の丸の旗を掲げて居たが、明治大正生まれの年寄りが居なくなっては何処の家庭も日の丸に関心を失ったようで、今ではオリンピックなどの競技でしかお目に掛かれなくなった:-)。国旗のある家も随分減ったね、又この頃の子どもは日の丸弁当(おかずは梅干し一つ)なんて知らないだろう:-)。何故か老人の回想は段々悲しい方に移って行くのが嫌だね。

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久し振りにEさんからご夫妻能登一周ツアーの便りと沢山の写真を頂戴したのでその中から「白米(しらよね)の千枚田」をご紹介しましょう。
この無数の小さい棚田は石川県輪島市にあり数が多いので千枚田と呼ばれるが、本当は「狭い田」だからだそうだ^^。最も小さい田の面積は僅かに0.2㎡とか…(゚ロ゚)ティッシュの箱二つ分だから稲が一束しか植えられんと思うがきっと水路の方が広くて畦道は10倍もあるんだろうな^^。毎年2万円払って会員になればマイ田圃ができてその田圃に名札が立ち、コシヒカリを送って貰えるそうですよ、夢があっていいな^^、皆様もどうですか。

「私の青空(マイブルーヘブン)」はエノケンさんが唱って居り私の幼い頃良く聞いた懐かしい曲だ。1927年(昭和2年)にレコードが発売されると忽ちベストセラーになり、その後グレン・ミラー楽団、フランク・シナトラなどが演奏したり、歌ったりしてスタンダードナンバーとしての地位を確立し我が国に上陸したのでご年配の方はご存じの方も多いと思う。
先日「BSニッポンこころの歌」(毎週月曜日夜9時から)で著名な合唱グループ「フォレスタ」が此の曲を唱って居るのを懐かしく聞いたが、歌詞の「灯影(ほかげ)」を「ひかげ」と唱って居り愕いた。「ひかげ」だったら「日影」だよね、武蔵野音楽大学大学院出の穎才達がどうして日本語の熟語を正しく読めないのか呆れたな:-)。他に伊東ゆかりもこの歌を唱っており矢張り「ひかげ」と唱って居るが、ま、この辺の国語力では仕方ないとしても「フォレスタ」の間違いには唖然とするな…、「青空」だからって日影になったのかなあ、音楽大学は大学院になっても国語は教えないのかな?振り仮名が振ってないからって、此の熟語の読みって高校レベルの話でないの?
「二木紘三のうた物語」にある「私の青空」の書き込みに「フォレスタ」のことをぼやいたら、早速反応があり、「ひかげ」と唱っているのは二村定一、天野喜久代、松島詩子、高田渡、石川さゆりであり、「ほかげ」と唱っているのはエノケンと藤山一郎だとコメントが入って居た:-)、そうか正しく唱う方が小数派だったんだ(;;)、「灯」の訓読みは「ひ」だと学校で習うが「灯影」の熟語読みに限って「ほかげ」だ、此の熟語は本来なら「火影(ほかげ)」なのだがこの歌の訳者堀内敬三が原曲の「a little white light」のフレーズを叙情的に「灯影」と意識的に造語されたのだと思った。幼い頃座敷での団欒時に点いていた5燭(しょく)の裸電球を彷彿したよ、あれは仄かな灯だったから「灯影」だよね、歌う者は誰も訳者や作詞家の心の裡をしっかりと酌み取って歌わなきゃだめだね…:-)。
『堀内敬三が「ほかげ」に「火」ではなく「灯」の字を当てたのは、あくまでも推測だがもう当時「電気、電灯」の普及が進んでいたことも多分あったからでは…、我が家の「あかり」という意味では、「灯」のほうが相応しいような気がする。作詞家吉川静夫は「灯影(ほかげ)もさみし 蛍光灯の…」(落ち葉しぐれ)、「暗い暗い暗い灯影(ほかげ)の…」(女のためいき)と作詞している。」堀内敬三は「ほかげ」と唄って欲しかったんじゃないかなぁ…』なんてコメントがその後Kさんから「二木紘三のうた物語」に入れられてましたよ^^。
http://duarbo.air-nifty.com/songs/2008/06/post_9f18.html

レストランなどを星の数で評価する「ミシュランガイド」の旅館として3年連続で掲載された「奈良万葉若草の宿三笠」が阪神阪急ホテル食品偽装のとばっちりを受けて他の多くのホテル同様に糾弾されている。原価キロ8200円の和牛をケチって3200円の豪州成形肉だったとか…ケチり方が凄まじいな:-)、ま、食品偽装など何処もして居ることで少しも愕かないが、此の「三笠」が此まで数多くの中学生修学旅行生を受け入れていることには愕いた。此って観光旅行じゃないの?積立をする親も大変だな。何が修学や!私が中学生の修学旅行は琴平の金比羅さんで行きは船内泊と二日目は襖をぶち抜いた大部屋に歩くスペースのない雑魚寝であり食事など普段食べて居るものと変わらぬ粗末なもので苦行以外何の記憶も残って居ない:-)。何しろ夜に中突堤を出発し朝4時半に船室から叩き起こされて社会勉強だと仄暗い小豆島の港を歩かされたもんな:-)。世の中変わったな!

先週の誤字訂正の答え
僻遠の湯治場に暫く到留することとなった。(逗留)でした

今週の誤字訂正の問題
百姓達が鋤鍬をとって代官達に鋒起した、

御教訓カレンダー 
「父の敵」  「父の肩叩き」 偶には親孝行を…

あぶない化粧品その2


今日は私にとって本年2回目の漢検テストであり会場が流通科学大学となって足がとても不便だったが好天に恵まれたので文句は言わない、無事に検定終了帰宅できてホッとしている^^。受験も指折り数えれば平成5年の秋が初挑戦だったから8年にも亘り都合17回目となる。今回も体調不良で集中力に欠け合格点の確保が危ぶまれたが何とか凌げたようだ、この歳になると分かって居ても思い出せなくて書けない字が多くなってきた(::)、最早前回の点数を超えることは難しく牴牾(もど)かしさに身が捩(よじ)れるが何とか合格だけは続けたいと希う。今日試験終了2分前に思い出せた^^書き取りは「嘲罵」の「嘲」で常用漢字だったのだ:-)。

先日群ようこさんの昔のエッセイを読んで笑って居たら、笑えない記事にお目に掛かった。4半世紀も前に発行された新書「あぶない化粧品」には恐ろしいことが書かれて居るそうだ:-)、何でも化粧品は油脂、顔料、防腐剤、界面活性剤、酸化防止剤、香料などの化学薬品の固まりで食品には禁止されている色素が此方では使用許可されているとか…(;;)、症状が出るのに数十年掛かるのまであるそうだから,発症したときには原因が特定できなくなっている仕組みなんだろうね、此のエッセイは1990年に書かれたものだから、今世間を騒がしている「白斑病」も中高年の女性にしたら原因は遠い昔にあったのかもしれないな。食べたらダメなものを顔に塗って良い訳がないよね:-)、アマゾンで調べたら「あぶない化粧品」の類いの図書は当時から現在まで30冊で数えきれぬほど発行されている。きっと多くの女性は危険と知りつつも美に対する淡い憧れを捨てきれずに化粧品に縋っているものと思われる。
危険と言えば大昔歌手で美人女優のドロシーラムーアがボブホープ「珍道中シリーズ」でビングクロスビーに「you are dangerous(貴方は危険「怖いひと」ね)」と歌って恋を囁くシーンが記憶にあるが、女性は誰も「危険」なものに何故かワクワクするものを感じるのではないだろうか^^。

処で先日第三者委員会弁護士の中込秀樹元名古屋高裁長官が述べていられたが、カネボーの白斑事件は外部ばかりでなくカネボー内部の顧客美容カウンセラー3名からも手や顔に白抜けができたと報告が入ったのに皮膚科へ行くように指示しただけで当社製品が原因だなんてあり得ないと断言して憚らずその儘放置したそうだ:-)。そして山口県と岡山県の医師からロドデノールが白斑の原因である可能性が高いので学会で報告すると謂うメールを受け乍らカネボーは厚顔にも社名と商品名を伏せるように要請しただけで、上層部に報告を挙げず何もせず手を拱いていたことが判明したが5月になって岡山大学の医師からのメールが届くに至って漸く重い腰を上げ調査を始めたが自主回収の発表は7月だったから調査開始から商品回収まで2か月も掛かっている、白斑の原因は化粧品に関わりのない別の病気であり使用した人の固有のものだと謂う先入観に強く囚われていたものだった、思い込みって恐ろしいよね:-)。
中込氏は健全な会社であるためにはTVドラマ「半沢直樹」のようなしっかりモノが言える社員が育つて居る会社でなければならぬと言って居られるが、「半沢直樹」だってあれほど銀行に巣くう白蟻どもをバッタバッタと退治しながら最後は子会社の株屋へ島流しではなかったのかな:-)、原因は我が国の企業風土には「上にモノ申す」姿勢が決して好まれず、「周囲に波風立てず万事こと勿れ」が求められている処にあり、日本がどんな技術力があっても諸外国との競争に勝てない最大の理由だろう。又我が国では上にモノを申して叩き潰された事件は数知れない、卑近な例では10位年前牛肉BSE問題で告発された雪印食品が解散に追い込まれたが、正義の味方として不正を告発した西宮冷蔵が農水省から不正に荷担したと言いがかりを付けられ業務停止を言い渡され破綻に瀕したことは水谷洋一社長を主人公にした再現ドラマ、「たった一人の反乱(食品偽装告発)さきがけとなった男」が放送され「2008年ATP賞 情報部門・優秀賞」を受賞したのでご存じだろう。我が国の企業や役所は全て「出る杭は打たれる」システムが定着し、「見ざる」「言わざる」「聞かざる」を美徳としているが、こんな悪弊では国際競争に於いて他国に勝てる道理がないよね。
阪神阪急ホテルの食材偽装だって上層部は知らなかったと惚けているが、世間の誰もが、知らない訳がなく知って居たに違いないと思って居るよ!食材偽装は何処でも行われていることで内部告発されたお店だけが叩かれるシナリオだ。食べる客だってメニューと値段を見て分かって居るが信じた振りをしているだけだもんね。ホテル阪急での「霧島ポークの上海醤油煮込み」が1年間に311人に提供された」には笑ってしまうよな。1日に一つしかでないものをメニューに加えている方がおかしいのと違うかな、きっと食材にはカビが生えていると思うよ^^。

女子プロゴルフ横峰さくら選手マスターズゴルフで今期3勝目を獲得し2度目の賞金女王にあと一歩と迫った^^。チャンコやチョーセンに負けてなるものかと二日目中国、韓国、台湾の2位グループ3人を突き放しての優勝だったから素晴らしい、現在賞金トップの森田理香子は春先物凄いスパートだったが所詮逃げ馬だからさくらちゃんの追い込みには敵わないだろうな。

先週の誤字訂正の答え
間違えて激薬を飲んでしまった、(劇薬)でした

今週の誤字訂正の問題
僻遠の湯治場に暫く到留することとなった。

御教訓カレンダー 
「寝た振りをする男」→「寝たい振りをする男」 どっちも嫌だわ

合唱部は運動部なんや!


「秋の日は釣瓶落とし」と謂うが10月も終盤を迎え夜の帳が随分と早くなった。この言葉は太陽の傾いて行く様を水汲みで井戸へ釣瓶を投げ入れ落ちて行くスピードに擬えたものだが、最近の若い人は井戸や釣瓶を知らない者も多いし、何れ死語になることだろう。とても良い言葉なんだがな:-)。それにしても先週末は気温が急激に下がり先日までの猛暑がウソのようだ。本当の秋が来たんだ^^。

武庫川女子大学と謂えば学生数7700人と女子大では日本一の数を誇る名門女子校だ。此の大学には附属中学と附属高校が併設されている、先日のNHK合唱コンクール近畿大会に於いて此処の附属高校と附属中学が共にそれぞれダントツの力で他校を圧倒し金賞を獲得全国大会に進んだ^^。指揮者の先生が中高共に同じだったから中高生が一緒に練習していると思われる。歌唱は課題曲と自由曲の2曲であり、最後に会場に集った参加校全員で課題曲を合唱するが、此の指揮者には金賞を獲得した学校が選ばれるから武庫女の先生は都合6回タクトを振ることになり、疲労困憊されたと思うが自分の教えた生徒達が中学も高校も金賞で嬉しかったろうな^^、きっと疲れも吹っ飛んだことだろう。然し乍ら先週の全国大会では流石に此の学校の歌唱力をもってしても届かず今年も金銀銅に及ばなかった。昨年今年と連覇を達成した千葉県幕張総合高校の勝因はメンバーの半数近くが男子であり、此の年齢層になると混成合唱に勝るものはなくバリトンやバスの存在が如何に合唱に不可欠であるかをつくづく痛感させられた:-)。武庫女の敗因は女子校だったことだろう。
歌唱前に紹介される各代表校の練習風景を見ておっ魂消た。どの学校も基礎体力作りが物凄く腹筋から始まり重たいペットボトルを持って坂道走りなど練習が運動部より余程ハードなのではないかと思ったがきっと躰が楽器だからなんだろうな、安定した発声には強靱な身体機能が不可欠であることをつくづくと思い知った。そう言えば近畿地区の予選で滋賀県代表の学校は合唱部がないため色んな運動部から選手を掻き集めて県代表に勝ち上がってきたと紹介されて居たが、躰各所の筋肉が鍛えられ運動機能が発達すると発声の音程が安定するのだろうな。何処の代表校の選手も真っ黒に日焼けしていたのには感動したよ、しっかり歌が唱えるのはアスリートやからなんや^^。

「百姓」が差別言葉なんて私は聞き始めだが灰谷先生が作品で書いて居られるので、国語辞典を繙(ひもと)くと「百姓」とは差別用語だと書いてあった:-)。
「百姓」=田舎者を罵って言う言葉、「百姓読み」=漢字の読み方を偏又は旁(つくり)によって我流に読むこと、以上広辞苑より…、我々の食べるお米をお百姓さんが作られることに感謝せよと小さい頃学校で習ったが、あれは何だったのか、前に「お」を後ろに「さん」を付いているから蔑称だなんて思えんが、「馬鹿」と「お馬鹿さん」も余り変わらないよな、きっと「どん百姓」なんて言葉からの連想だろうが、お百姓さんも気の毒だ。戦争前は収穫した米の70%を地主に取られ幼(いとけな)い娘を女衒に渡して家族の糊口を凌ぎ、農地改革の終戦後は今でも5反(1500坪=5000㎡)コメを造って年間100万円も現金収入がないことから、子どもに嫁の来てもなく街へ出稼ぎに行く羽目となって農村の休耕田が増加する一方だが、何時の世もお百姓は住み辛く、職業まで差別用語にされては堪らないな、一度休耕田にすると土壌の恢復にしっかり10年掛かるそうだが全てはアメリカから半強制的に米や小麦や大豆なんか買わされている政府がアホなんやろうな:-)。我が国も韓国のように徴兵?制度を作り、男女の差別なく若者に鉄砲の代わりに鍬を持たせて朝4時に起床させ2年間農作業を義務付けたらどうだろうか?里山の自然に接し、植物の生育を体感することから食べ物の有り難みが身に沁みて、食事を半分残して立ち去る不作法を恥じることを知り、且つモヤシのように軟弱な子女がこの世から消え去り、子どもをポコポコ生める健康な女性が巷に溢れるのではなかろうか:-)。
農業や漁業の一次産業を故意に切り捨てて次代の若者の育成を怠り、アメリカに諂い、商社を肥やすために輸入に頼ろうとする政府の遣り方は到底許せないと思う。食糧自給率の乏しい我が国が此の儘手を拱いていたら,我々の児孫にどんな悲惨な未来が待ち受けているのか誰もが分かっている筈なんだがな:-)。

先週の誤字訂正の答え
容疑者には黙否権が認められる (黙秘権でした)

今週の誤字訂正の問題
間違えて激薬を飲んでしまった

御教訓カレンダー 
「おーいお茶」→「おーい落ちた」 屋根修理の亭主
緑茶「おーいお茶」のラベルには、折々の伊藤園俳句大賞が掲載されている。先日目にした「いつの間に知らぬ顔ある焚火かな」
ちょっと季節は早いけど幼かった昔を思いだし心が和んだよ^^、

寡婦とシングルマザー

「運動会少女の腿の百聖(きよ)し」
爽やかな風が吹いて愈々運動会のシーズンがやってきた。先日日経夕刊プロムナードにて歌人の小高賢さんが秋元不死男の俳句を紹介された。有名な句だと思うが私は俳句には全く不案内だ、そして此の俳句を読んでとても戸惑った。「百」は「白」の印刷誤りではないかと思い調べてみたら誤りではなくちゃんと「百」だった、自分流に種々考えて「百」は「ひゃく」で「沢山の少女の数」を比喩されたのではないかと思い、更に「百」にはその字に含まれた「足の白さ」も含まれているかなと考えたが愚昧の私にはまるで難解だった:-)。何方か正しい解釈をご存じの方は教えて下さい。

先月初め婚外子(結婚していない母親から生まれた子どもで父親から認知された者)差別は違憲だとの決定を最高裁が下したと報じられた。政府は急遽今秋の国会にて民法900条を改正する意向を固めたそうだが、私は民法改正には絶対反対だ。婚外子と謂っても様々であり、遊びの浮気で偶々できてしまった子どもを相手の女性から迫られて渋々認知してしまったケースや、妻が嫉妬に狂ったり他に男を作ったりしながら離婚に応じないため已むなく別居し他の女性と長く生活を共にして生まれた子どものケースでは全く事情が違うから、子どもに罪はないとは謂え一夫一婦制の許で前者に嫡出子と同じ権利を与えるのは疑問だと思う。何故なら婚外子は法的に父親の意思(遺言や生前贈与)によって全財産の半分を貰うことができるから、父親にその意思さえあればそれに従えば良く、現行法の「婚外子の相続分は嫡出子の2分の1」とする規定が決して違憲だとは思わない。全ては財産を有して居る父親が諸般の事情を判断して自身で決定することだと思う。今回の裁判の場合偶々後者のケースであって、同居の女性と子どもに財産を遺贈する手続きのため弁護士と会うその日に亡くなった不運な人であり、最高裁の決定は亡くなった父親の遺志をその儘引き継いだものとなったが、世間一般には斯くなるは稀とまで行かなくても数少ないケースであろうし、法制化まですべきものとは思わない。此の「一斑を見て全豹を卜(ぼく)す」如き民法改正について政府は思い留まり、裁判の都度個別事情を見極めて判断すべきが正鵠と言うべきではないのか、中には非嫡出子が嫡出子の半分貰うのだって多すぎるケースがあると思う。それにしても昨今未婚の母なんて連中が跋扈する時代となり、妻の座が段々影薄くなってきたのは時代の流れとは謂え情けないな:-)。
話はちょっと飛んで行く、数年前お得意先の年末調整でパート従業員に扶養の子が居て配偶者が居ないため「寡婦控除」を適用したら「私は未婚です」と怒られた:-)、税金を廉くしてあげて怒られたのでは世話ないよな^^。だけどシングルマザーの凛とした矜持は立派だった。此は「寡婦」と謂う言葉が今の時代にそぐわず瞎(めくら)や唖(おし)のような差別語であって暗いイメージが強く、シングルマザーを想定しない大昔の産物であり、時代錯誤の言葉を何時までも使っている政府が悪いと思う、現に自分の腹を痛めた子どもを扶養していれば自分の過去に戸籍上の亭主が居ようが居まいが、差別なく一定の控除は与えるべきだろう、それをシングルマザーだけマリア様に仕立てて控除対象から完全排除し、更に亭主との離別を死別と離婚で控除額に差まで付ける国税庁はメチャクチャせこいぜ。

漢検のテストまで後2週間だ、そろそろラストスパートと言いたいが、前回の問題の答を見てすっかり忘れて居る始末に歳は取りたくなく暗澹とした心境だ。今朝の毎日新聞万能川柳の欄に「今生の別れが“あんた足掻いて”」とある、昨日「(あがき)がとれない」の書き取り練習問題を解いたばかりだ。字足らずの変な川柳やなと思ったが、よく読んで見たら「あしかいて」やった^^、そうや、この場合は「あがいて」では×になる。日本語は難しいな:-)。

副頭取止まりと謂われた暴力団融資事件を受けてみずほ銀行の佐藤頭取が問題発覚後先週初めて記者会見を開き、「知りうる立場にあったが、問題の本質を認識するには至らなかった」と難解な釈明をしたが、原稿はきっと広報の担当者が作文したものだろう、上手く躱したつもりだろうが全く釈明になって居ない。「立場上知ってはいけないことなのでムリに耳を塞いで聞かないで居た」と言って謝罪すべきだったろうな。歴代の頭取が全員知って居る事実であり、全てはヤクザが怖くて公人としての立場を失念したものだが、頭取ともなれば自らの命と差し違えても銀行を護るべきではなかったか、 20年前融資を断りヤクザに射殺された住友銀行名古屋支店長の胸の内が分かるのか!

先週の誤字訂正の答え
親味になって忠告する相棒 (親身)でした

今週の誤字訂正の問題
容疑者には黙否権が認められる

御教訓カレンダー 
地獄の電話番号教えます、 (478) 0259