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秋も深まり愈々師走となって紅葉のシーズンを迎えたが今年の紅葉は何処も夏の猛暑のせいでさっぱりだそうな-)、そんな中お馴染みのEさんが奥様の提案で万博記念公園に散策に行かれ紅葉撮影され持ち帰られたのでご紹介しよう。
此のご夫婦は新婚時代からとても仲が良かった^^。Eさんは新婚当時の数年を無情にも東京に単身赴任の転勤をさせられお互い寂しかったことが70歳台の今となって新鮮で濃密な時間を過ごして居られるのではないかと思う。今思えば単身赴任は前々社長の恩情だったなと気が付いた。怖かったけど後の二人の社長と違って凄く気配りの細やかな社長だったな^^。

今日は日経新聞から3件ご紹介しよう。始めに11月の「私の履歴書」は積水ハウスの会長兼CEO和田勇氏だった。私より幾らか若い方で誰もプレハブの言葉を知らない時代に積水に入社され、名前が世間に知られるまで建築の協力者であるべき大工さんに商売敵にされ辛酸を極められた方であり、毎朝興味深く読ませて頂いた^^。
住宅建築には地盤調査が欠かせないが、40年前は未だ地盤調査が十分とは言えず家が陥没するなどトラブルが絶えなかったそうだ…(;;)、やむなく基礎工事と家の骨組みを作る建方専門の協力会社が必要となって設立した会社に多くの腕達者な実に個性的で頼もしい人材が集まってくれたそうだが、その中の建方の職人さんに子どもが16人居てその内男である8人の子ども全員がお父さんの会社に職人として入社したことにとても愕いた、嬉しかった、と書かれて居た^^。そうだよね、お父さんが社長をしている会社なら肯けなくもないが一介の職人であるお父さんの勤める会社だからビックリするよね^^。
一体16人もの子どもをどのようにして育てられたのか経済的にも凄く大変だったと思うが全員がお父さんの背中を見て家族それぞれの役割分担を弁え、兄弟姉妹が一所懸命助け合って大きくなったんだろうな…、とお父さんの偉大さに感動した。きっとお父さんは何時も誇りを持って自らが仕事に取り組む姿と愛社精神を子供達に語りかけて居られたんだろう、だけどもう一人偉かったのは自ら生んだ16人の子供達を育て上げたお母さんだったと思う。食事風景などその生活の実態は現代の人々がどのように想像しても想像しきれない程凄まじいものだったろう、幼い頃家族が多くて押し入れに兄弟4人が上下に寝ていた友人を知って居るが、少子化時代の現代の人達には到底考えの及ばぬ桁違いな話だろうね。
和田勇さんには悪いけど此の箇所が「私の履歴書」の中で私が一番感動した部分だった^^。今も日本中に貧しくても一所懸命に働く父さん母さんと沢山の子ども達と恐いお祖父ちゃんと優しいおお祖母ちゃんが一緒にご飯を食べてる家庭があれば我が国はきっと良い国になれるように思うが、夢の又夢だろうな:-)。

2件目は日経新聞夕刊から「人間発見」漫画家のやくみつるさんの登場だ。漫画家の他クイズ番組の解答者やコメンテーターとして政治経済からスポーツ全般に亘って幅広い分野で活躍中だが、彼の奥さんは彼が4コマ漫画誌で写真入りのファンレターを募集し、その中から選ばれたそうだ^^。そしてその理由は柔道五輪金メダリスト山下泰裕さんが写真同封のファンレターを送ってきた女性と結婚されたと聞いて真似られたとか…^^,有名人になると周囲が五月蠅く義理が絡んでくるので見合いをしても紹介者の手前断り難く、不本意な相手と生涯を共にする可能性が少なくなく、又顔が売れ過ぎているので街で好きなタイプをナンパもできず、山下さんも苦肉の発想だったんだろうな、そして山下さんの発想に便乗したやくみつるさんも正解だったのではなかろうか。今も年数回夫婦で世界旅行とか…頬笑ましいね^^。

三つ目は同じく夕刊の「こころの玉手箱」記述は南こうせつだった。彼が高校を出て四畳半一間のアパートで食うや食わずの生活の中、高校の同級生だった伊勢正三達と「かぐや姫」を誕生させオリコン100位内を目指していたとき、ある曲のB面に入れた「神田川」を何気なく深夜放送でかけたら翌日からダンボール箱二つ分のリクエスト葉書が届き、あっという間にオリコンチャート1位まで駆け上ったそうな^^、生活は何も変わらない筈だったのに周囲がどんどん変わって行き、「これは嘘だよな」「勘違いしないようにしような」と3人が唯戸惑っている内に「神田川」映画化の話まで出て主人公は武田鉄矢のようなダメ男のイメージの筈が草刈正雄だったりして全然違って居たそうな:-)。斯くして周囲の大人達が「かぐや姫」を使って勝手にどんどんお金儲けを始めて行くのに耐えられずに彼南こうせつは人気絶頂の「かぐや姫」の解散を決意されたそうだ、人生お金じゃないモンね。ロマンだモンね。

奈良の桜井で58歳の副市長と病院看護課長50歳が路上で口論の末殴り合いの喧嘩をして警察に二人とも暴行容疑で書類送検されたと先週報道された。副市長は氏名を公表されたが、課長の名は伏せられたから不公平だった。副市長は直ぐ辞表を出したそうだが看護課長はダンマリだ:-)。ナント!この課長は女だった:-)、此方も送検されたから殴り合いは良い勝負だったのだろう、女だからと匿名なのは如何なものかと思うが、少し前なら男に殴られて女がヨヨと泣き崩れるのが世の倣いだったから女も強くなったモンだな:-)。「亭主の顔が見てみたいよ」とはこんなときに言うセリフかな?亭主がかわいそう…(;;)。

先週の誤字訂正の答え
米文化を紹介する啓盲書が氾濫した、(啓蒙書)でした

今週の誤字訂正の問題
多忙とは怠慢者の頓辞である

御教訓カレンダー 
 「金に糸目は付けない」→「金に糸は付けない 」銭形平次