暑かったお彼岸を見送り今日10月の声を聞いたら夜に少し雨が降ったらしくて気温が下がって秋の香りが漂ってきましたが、きっと一時的なもので本当の秋は未だ未だ遠くのように感じられます。「暑さ寒さも彼岸まで…」、昔の人の言葉ですが近頃その格言もCO2のせいで随分怪しくなって参りました(;;)。近年いつの間にか夏が四季の約50%を専有し、残る50%を秋と冬と春が肩身狭く分け合って居るのが現実の悲しい姿となって居り、全ては夏の言いなりとなって居ますが今後も夏のスペースが少し宛増大して秋と冬と春の領域が益々狭くなると思いますが、お互い「同病相憐れむ」であってぎゅうぎゅうと身を寄せ合って生きてゆくしか術(すべ)がありません。此等は全て我々人間の犯した罪の報いであって何処へも文句を言ってゆく先がないのが情けない現実です🤬。

 

東の庭ではお彼岸にきっちり咲いた彼岸花が満開となり10月を迎えました^^。「花の命は短くて…」あれから一週間、彼女は健気にも最後の力を振り絞って今日も懸命に咲いています^^。

 

交通事故を巡る裁判で無罪判決が確定したのに理不尽にも何故か取り消された運転免許が戻ってこないため福岡市の女性運転免許取消処分の無効確認を求めて訴訟を起こしました(;;)。
6年も昔、福岡市で真冬の深夜に此の女性が仕事で軽トラックを運転していた際、少年が乗るバイクと衝突し彼が重傷を負う事件があり、「大きい方が悪い」の常識通りに女性は免許を取り消され、更に過失傷害罪にまで問われました(;;)。
然し裁判では福岡地裁が「バイクが急加速して車線変更した可能性があり、女性の過失を認めるには疑いが残る」とし「疑わしきは罰せず」を適用して此の女性に無罪を言い渡したのですが、何故か事件直後に取り消された運転免許は回復されず彼女は運送の仕事を奪われて生活できなくなりました🤬。運転免許は他の法律との連携がなく特殊なものであり、免許の取り戻しには運転免許取消処分から三月以内に不服申立てをする、処分から6ヶ月以内に取消訴訟を起こす、処分の無効確認訴訟を起こす、の三通りしかなくて彼女の場合は1と2は既に期限切れで3の場合も「重大且つ明白な違法性」の立証が必要とあって彼女はどれにも該当しないのでした🤬/。免許証の再交付申請に対し福岡県は無罪の確定を知っても「刑事処分と行政処分は全然別物だ」と主張して、母子の生活が掛かっている彼女の免許証の回復に同意しませんでしたが、行政の判断には何かしら陰湿で執拗な拘(こだわ)りが感じられてなりません🤬。
此れって「法律のプライド」とでも謂うものではないでしょうか?彼女は生活のため止むを得ず福岡県を相手に運転免許取消処分の無効確認の訴訟を起こさねばならぬことになり、訴訟を起こす仕儀と成りました。
結果は、福岡高裁が先月26日処分を無効とした一審の福岡地裁判決を支持し県側の控訴を棄却したため、6年を経て漸く女性の免許証が回復されました。此の女性の6年間の空白は誰にも埋められず彼女の生活を破綻に追い詰め、心に大きな傷跡だけ残したものだと私は思いました(;;)。法律って血が通ってなくて不条理やなあ🤬。

 

先週木曜日からスタートした全日本女子オープンゴルフ選手権にて、ツアー通算25勝の全美貞(韓国)と、プロテスト合格を目指す24歳の木村円が大会初日に距離計測器(注1)を複数回使用したことにより失格となりました(;;)。これは日本ゴルフ協会(JGA)の規則違反であり、そこには「ラウンド中、プレーヤーは電子的な距離計測器を使用して距離情報を得てはならない」と…、日本女子プロゴルフ協会が管轄する一般の国内女子ツアーでは距離計測器の使用は認められているが、上位団体である日本ゴルフ協会(JGA)の規則はややこしく、JGAが主催の今大会では計測器1回の使用でペナルティが科され2回以上で失格となります。それって試合開始前選手全員にしっかり伝えられていたの?二人も失格って可怪(おか)しくない?ひょっとしてパンフレットの片隅に小さく載っているだけじゃないの?

 

好評だった読売テレビの深夜ドラマ「彼女たちの犯罪」(原作横関大)が先週終わりました。2019年に発売された同名の原作を読んでいた私は、犯人も殺された女性も違うドラマの展開に大いに戸惑い「なんで…?」と訝りましたが、原作者はお金さえ貰えばストーリーなどどう変えられても良いのでしょうか?それでは作家の矜持が保たれないと思いますが…🤬。「と書き」(注2)を入れるだけのシナリオライターが話の結末まで変えるなんて! 原作者のプライドはどうなるの?

 

先週の読めそうで読めない字     道を斜交い(はすかい)に横切る

 

今週の読めそうで読めない字     (荒んだ)生活

 

(注1) 距離計測器とはビデオカメラのようなもので、着地したボールを覗くと横に距離が表示されます。

(注2)「と書き」は舞台用語で、たとえば脚本の台詞の後に()書きで

さようなら(言って下手から歩み去る)

と役者の動作や周囲の情報を示します。