寒い日と温かい日が交錯しながらお正月が終わりましたが、何故か雨が殆ど振らず漸く金曜日の夜に一雨あって庭の雑草が息を吹き返しました。これから寒さが少し宛身体に沁むようになり本格的な冬が到来することでしょう。皆様もインフルエンザと新型コロナに罹らぬよう頑張って下さいね。この時期になると庭には見るべき花がありませんが、探せば見つかるもので、裏庭の一隅に山茶花が一輪寂しげに咲いて居ました。寒さでたった3日の儚い命でした(;;)。
「発達障害者」は昔からいたのですが、名前がついていませんでした。今ではそういう人達が世に多く存在します。昔は「馬鹿」「引き籠もり」と蔑まれて仕事をなかなか与えられなかったのですが、最近彼らが持つ特殊な能力が評価され普通の人より多く給与を貰っている記事が新聞に搭載されました。世の中も随分変わりました^^。その記事は「発達障害者の就労支援」に取り組むNPO法人からの情報でした。或る女性は極度の潔癖症であリ、且つ周囲とのコミュニケーションが苦手なため何処に就職しても永続きせず転職続きでしたが、さるNPO法人が紹介した高級外車を取り扱う自動車販売会社では彼女が潔癖症故髪の毛一本見逃さない「高感度ごみセンサー」とも言えるの特性を見込まれ納車係として働くようになりましたが、車が綺麗になるために口コミで指名客が急増し障害者枠で入社にも関わらず通常よりも高い給与を得るようになったそうです^^。これってメチャ凄いことですよね。
発達障害者と謂えば朝鮮事変が終わろうとする高校1年生の夏休みのことでしたが厳しい父の命令で授業料の足しに鷹取にある縫製工場に臨時工(今で言うアルバイト)として働きに行かされました。そこで僅かの期間でしたが正式工員である3歳年上の聾唖の青年と仲良くなり、私は手話などできないので紙に字を書いて昼休みなどに話し?て居ましたが趣味を聞くと「外国映画」でした。洋画は会話が字幕に出るのでストーリーがよく分かると答えてくれたのです。喋れないより耳が聞こえないほうが辛いそうでした。夏休みが終わり彼ともそれっきりになりました。その後彼がどうしているのかずっと気になっていましたが、何時しか「out of sight out of mind(去る者日々に疎し)」でありました。今思えばあの貴重な機会を糧(かて)として手話を習っておくべきだったのに、漸く覚え始めた囲碁の方に心を盗られてしまったのは不覚でした、晩年になって大いに後悔したものです(::)。洋画もその後吹き替えとなって字幕がなくなりナレーションが日本語に置き換わり彼も映画フアンを止めざるを得なくなったかと思うと「文化の発展も聾唖者にはどうなんやろ?」と思ったものです。何時の世も弱者は必ず敗者になる運命なんや!と五体満足の人達のことばかりに心を配り発達障害者のことなど上辺の綺麗ごとだけで済ませて目を背け世の中を根っこから変えようとしない世の為政者達を恨めしく思ったものです。
昨年度のタイトル獲得者が争う将棋日本シリーズJTプロ公式戦にて藤井聡太五冠が初優勝しました。日本シリーズ優勝は羽生九段の持つ21歳2ケ月を更新する弱冠20歳4ケ月であって、又もや最年少記録でありました^^。彼の戦績は此れまで290勝して勝率8割3分だそうですが、近年タイトル経験者ばかりが相手だし100局指して83局も勝つなんてとても信じられません(@@)。その藤井五冠(現王将)に対して長く続いた踵(かかと)の激痛から回復した、現在99個のタイトルホルダーである羽生九段(元王将)が王将戦七番勝負に挑んでいます。通算優勝回数152回、公式戦優勝回数144回、タイトル獲得99期、タイトル戦登場138回、同一タイトル戦26回連続登場(王座)、同一タイトル獲得通算24期(王座)、一般棋戦優勝回数45回は歴代ダントツの1位記録であり、又非タイトル戦優勝回数53回、非公式戦優勝回数8回、最優秀棋士賞22回、獲得賞金・対局料ランキング首位23回と歴代1位の輝かしい前人未到の成績を誇る国民栄誉賞受賞者です。
先週9日月曜日から王将戦七番勝負第一局が静岡県掛川市で行われファンの注目を集めましたが、先番の藤井五冠が91手で勝ちました^^。祝日でもあり私はYOUTUBEで夕刻四時頃まで観戦して居ましたが所用で席を離れたため、勝敗が気になり夜NHKラジオのニュースに気をつけて聴いて居たところ7時8時9時と報道がなく火曜日の朝刊で漸く藤井五冠の勝利を知り、今ではあの羽生さんも過去の人であり藤井五冠が負けなければニュース素材にならないことを知ったのでした。つい数年前まで羽生さんが負ければニュースになったのに…(::)、「栄枯盛衰世の倣い」とは蓋し名言でありました。
春闘を前にして政労使が賃上げの大合唱!5兆円増税で岸田総理支持率20%に…(;;)、岸田政権は3月までもたないのではないでしょうか❣
菅前首相がベトナムを訪問して、国家主席と会談し貿易の促進や人的交流の拡大に向けて協力関係の強化を確認しました。然し彼の地にて無派閥の岸田総理に対し「総理大臣というのは、国民全体の先頭に立って汗を流す立場にあるから歴代の総理大臣の多くの政治家も派閥から出て総理を務めておられたのではないかな」と批判したのは不思議に感じました。此処に来て岸田総理への菅氏の反撃が始まったのかな?
今週の読めそうで読めない字 注連縄
先週の読めそうで読めない字 可成(なるべく)来てください