鬱陶しい梅雨が漸く開けたら、クマゼミが姦しい暑い夏がやって来ました。庭では何時生まれたのか三角バッタがピョンピョン飛び交って夏の到来を喜び合って居ます^^。ヒルガオも咲き始めました。この花は宿根でも群生せずに毎年思わぬ箇所から芽吹き淡いピンク色が私の心を和ませて呉れます^^。大雨が去って眠っていた雑草が一挙に元気を盛り返したので、今年も例年の如くシルバーセンターに盆明けの庭木の剪定と草引きを依頼することに致しました。

 

高齢化の昨今ですが、老老介護の数を厚労省が調べたら高齢者である65歳以上の身内である介護者が59.7%も居るそうですが、もっと深く調べるたらナント!75歳以上の介護者も33%とか…(;;)。人生100年時代であり、二十歳で子供を産めば95歳で子の歳は75歳になりますから介護する配偶者も含めれば33%の数字は決して不思議でも何でもありません。大変な時代となりました。私も早く死なんとアカンような焦燥感に駆られて居ます(;;)。

 

先週金曜日土曜日と連日新聞は京都での51歳ALSに冒された女性安楽死事件に占拠され事件の重さは読者に大きな衝撃を与え、我々は軈て我が身である此の問題から目を逸らすことなく早急な決断を迫られました。安楽死の定義は各国によって異なって居り、万事が事勿(なか)れ主義に徹する我が国は不幸にして安楽死に対し傍観姿勢のため今回安楽死に協力した医師(うち一人は免許不十分)二人は逮捕されました。事情を考慮し執行猶予は付くにしても医師免許は剥奪と成るのは確実であり不惑に至ったばかりの有為の医師二人の将来が絶たれたのでした。オランダ、ベルギー、カナダ、スイス、アメリカと豪州の一部では安楽死を積極的に認めていますから、我が国も自殺ができるまでの体力を持ち合わさず、助かる希望もなく回復することのあり得ない難病に付いては本人の意思を確認して安楽死を認めるべきだと思いますが、苦しみながら生きているだけで何の希望もない患者の気持ちなど少しも考えようとしない愚かな厚労省の役人は自分達が悪者にならぬためどうしても認めようとしません。今回の事件を契機として彼等も倫理委員会などを立ち上げ安楽死に前向きに対峙して頂きたいと思います。法律さえ緩和されれば助かる希望がない上に死を望みながら叶えられず唯苦しむだけの患者に対し笑みを浮かべ乍ら死に就ける薬を与えてやりたいと願う肉親や医師はゴマンと居るに違いありません。難病の薬はすべて高価です。本人の意思に反して生かされた上多額の医療費は全く無駄遣いでもあることだし助かる希望のない難病患者の苦しい心の裡を厚労省は何卒斟酌して遣って下さいねm(_ _)m。

 

患者数激増の中を政府が経済再生計画の一環として僅か4200万円の献金を受けて「ツーリズム産業経済ナントカ団体」に1895億円の交付金を支出して無謀にも先週22日から華々しく実施した国交省主導の旅行需要喚起策「GoTo トラベル」は都心でのコロナ急増を受けて急遽東京を対象外としたものの見事にズッコケ、数多の世論に慌てて当初の方針を変え「GoTo トラベル」キャンセル料の保障を行うと発表したことは笑止です。「GoTo トラベル」はあれほど皆が恐れていたコロナの第二波を誘発するに違いなく、朝令暮改を繰り返すアホな総理と菅官房長官と観光産業を束ねる二階幹事長は一体から何を考えているのか!米国への媚び諂いと我が身の保全以外国民のことなど何も考えてないんやろね💢。

 

未だ患者数ゼロの岩手県民がコロナ第一号感染を厭って県民間に異様な疑心暗鬼が高まって居ます。県外の家族に「絶対に帰るな!第一号になればうちは生きていけない!」と苦しい心情を述べる方ばかり…(;;)、患者を出せば家に火でも付けられる雰囲気だそうです(;;)。達増知事は事態の険悪なことに対し5月には「第一号の人が出ても責めないで…」6月には「第一号を咎めない、決して後ろめたく思わないで…」と県民に懇願しましたが、県民すべてがコロナを憎んで息を潜めた生活して居る様が瞼に浮かびます(;;)。仕事で他府県へ往還する方も居る筈ですが、誰もが周囲を警戒して居る感じで息苦しい。早く県外から来た見知らぬ患者が発症して欲しいと私は岩手県民のために願って居ます。

 

先週の読めそうで読めない字     玄関の三和土(たたき)に下りる

今週の読めそうで読めない字    (現身)は所詮幻だ