何処を歩いてもソメイヨシノが満開で、散り掛けている処だってあるようです。近頃では梅も桜も随分早く咲きますが、考えて見れば此れは夏の猛暑が早くに到来する予兆であり喜んでばかりも居られません。人類が農薬や化学肥料を使いプラスチックごみを川に捨てては海の魚たちを困らせ貴重な水産資源を失う原因となって居ますが、此のような地球環境への配慮を顧みずに人類が目先の利益を恣(ほしいまま)にした報いが地球温暖化を招き、頻繁となった酷暑や台風や地震は人類に対する地球の怒りではないでしょうか。
毎年登場しますが今年も懲りずに庭に咲くユキヤナギを御覧ください。2月に沢山の堆肥を与えたのでいつもは見窄らしくて恥ずかしかったけど今年は随分豪華な群落となり、欲目でなく近所に咲くユキヤナギを圧倒しています^^。

 

 

 

先日夜NHKのNラジでは大胆にもSexual consent「性的同意」について様々討議されました。何事にも保守的なNHKが突然の変身には民放各社もきっとビックリしたことでしょう。性的同意とは聞き慣れない言葉ですが、イギリスでは義務教育でSexual consentについてしっかりと教えられるそうです。知り合った男女がセックスに至る過程で女性の意思を忖度しない儘に性行為が行われることは好ましくないのでちゃんと相手の同意を得るべきだと学校で教えられるそうですが、婚前の性行為が教育上目隠しされタブー視される我が国とは大違いですね。あちらでは未成年者や婚前のセックスを容認した教育ですが、内容はコンドームの使用要求とかキスをした流れのセックスでもキスは決してセックスの始まりではないとかこと細かです。折角できたボーイフレンドを失いたくない理由だけで不本意なセックスを断れない多くの女性のデリケートな心理を慮った教育です。アダルトビデオの氾濫した昨今セックスは女性の待ち焦がれているものだと言う錯覚が我が国の男性の心の何処かにあるのかも知れませんね。普通の女性は、決して男性が思っているAV女優ではなく、セックスの決断に覚悟やその日の体調やムードが優先するし、断った後の彼の態度が不安で不本意に合意することを男性側が忖度すべきではないかと謂うものでした。中学生でも恋人同士でお互いが合意すればコンドームを付けてセックスしても良いですよと教えるイギリスは、儒教の影響か知らないが我が国の性隠蔽主義とはまるで違っていて、此れが先進国なんだな!と思いました^^。昨今我が国では小学生でもセックスし妊娠までしている事実を文科省は隠蔽するばかりですが、倫理教育ではどうにもならぬ男子の性衝動とその被害者である女生徒を叱るばかりではなく手を延ばして救ってやろうと思わないのかな?此の問題は恋人間だけでなく夫婦間にも言えることであって万事が保守的なNHKにしてはとても斬新にして画期的な番組でしたよ。

 

一方では金曜日の夕刊で「ウソー!」と思う記事が掲げられました。我が国18歳から39歳までの男女の25%性経験がないと東京大学が発表しましたが、23年前の20%から5%も増えたそうです(;;)。昨今草食人間と謂う言葉が闊歩しますが世の中も変わりましたね。セックスは後世に人類を残すための人間の本能である筈なんですがそれが希薄となってきた理由は何に起因するのでしょうか?男性にはその気さえなれば恋人がなくても風俗などその機会は多い筈ですが未経験者に男性の方が多いのは奇異な感じで不思議でなりません。男女の性衝動がなくなったとは考えられませんから恋愛などは性衝動からその目的に至る対人関係の期間が短くないのが煩わしくて近年増加してきた高性能な自慰グッズで男女ともに満足しているのではないかと想像します。セックスは男女の愛情の究極の到達点であり、長い至福の期間を得た後のお互い自然の成り行きだと私は理解していました。少子化の原因は人口の減少ばかりでなく意外なところにもありましたね(;;)。世間体から結婚してもセックスレスで世間体もあり、体外受精で子を儲けようとする夫婦だって居るのではないかしら?困った、困った(;;)。

 

先週の読めそうで読めない字  着物の裾が擦(す)れる

今週の読めそうで読めない字   タオルで背中を(擦)る