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女性は強いなあ


師走を目前に控え、街角では年賀状の売子アルバイトが客もなく寒空の中を震えています。年賀状の発売を皮切りにあちこちから喪中のお知らせが届きますが、我が家では今年も恙(つつが)なく賀状が出せることを喜びたいと思って居ります(^^)。
先週23日暖かい月曜日の午後何処かからレタス畑を訪れて居た長寿の三角バッタを見付けカマキリの食膳に供しましたが、コオロギを食べて一所懸命生き延びていたカマキリも遂に天命を迎えたのか大好物のバッタを食することもなく火曜日の夜帰天しました(;;)。カマキリは月見草の苗を植えたプランターに手厚く埋葬(肥料か?)してやりましたが、残ったバッタが寒空に哀れでカマキリの代りにアクリル水槽でコオロギ達と暮らすこととなり仲良くレタスを食べて居ります(^^)。コオロギも襲われる心配がなくなって安心したのか心なし鳴き声のトーンが上がっているようです(^^)。

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9月の初旬にお馴染みのEさんから菊水山の登山途中で見付けて送って頂いた大待宵草(大きい月見草)の種を播種し、先月畑に移植したのがこんなに大きくなりました。全部で20株程植えましたが写真の苗が一番大きく来年夏の夕刻には大輪の花が見られそうです(^^)。一見タンポポのようですが、冬越しの野草は皆斯うしてロゼット状になって寒さを凌ぎ春を待って上に伸びて参ります。“俺は日陰の月見草”とは昔野村監督が選手時代に王長嶋との比較に於いて自虐的に述べた名セリフですが、この花は決して日陰では育ちません。夕方に開花して朝窄むのでイメージとして日陰の印象を受けるのでしょう。私の好きな花の一つです。
自民党の河村官房長官が8月30日の衆議院選挙で敗北が決定した二日後の9月1日それまで毎月1億円宛獲っていた官房機密費を一挙に2億5千万円も獲っていたことが発覚し、社民党や共産党から非難の声が上がっています。総選挙の店仕舞い費用だったと推量されるそうです(どうだか?)が、河村前官房長官は頑として使途には触れず、闇から闇へ流されようとして居ます。従来も議員の渡米時の餞別などの使われていたことが発覚して居り、本来なら国際間のスパイ活動やアラブ諸国との石油を巡る利権の獲得リベートなど我が国の国益に関することに使用されるべき機密費が、政権与党の経費として使われるなど言語道断でありますが、鳩山政権も既に6000万円宛2回獲ったとか…(;;)機密費は内閣官房局からは小切手で支払われるそうですから、官房長官が黙秘しても検察なり金融庁が小切手の流れを辿れば誰の何処に行き着いたか容易に判明しますから、恐らく小切手は首相官邸へ銀行から警備員付きで全額現金が届けられた上金庫に収納されて、支出は全て現金で為される仕組みと思われます(;;)。官房長官サイドも自己防衛上あらぬ疑いを避けるために出納帳を付け領収書の取れるものは入手しているに違いありませんが、所詮使途の公表できるレベルのお金でないため知らぬ存ぜぬで通さざるを得ないものと見ました。然し民主党は2001年に機密費の透明性を高める法案を提出した経緯もあり、平野官房長官は過去は兎も角せめて自分の請求した二度の6000万円機密費について内容と使途を国民に開示すべきではありませんか。
ブルータスお前もか!
政府の菅副総理は又児童手当金について、支給範囲に所得制限すべきでないと明言して居ますが、95兆円の予算を如何に減らすか仕分け人の皆さんが知恵を搾って苦しんでいるときにこの言葉は違和感に充ち溢れています。納税者番号云々は言い訳に過ぎず、自分のお金でないからそんなことが軽々しく言えるのでしょうね。
昔の政治家には電灯代が勿体なくて月の光で勉学に励んだ貧しい方が少なくなかったのですが、今や政治家は溢れるばかりの2世3世議員と潤沢な選挙資金のお陰でなった金権議員ばかりとなり貧しい家庭のことは、幼い頃お祖母さんに読んで貰った“マッチ売りの少女”位の知識しか持ち合わさず、貧乏人は努力が足りなかったせいだと切って捨てられて居ますが、こんな世情の分からぬ政治家ばかりでは我々も愈々”ノアの方舟“を用意しないとならないのでしょうか(;;)。
先週兵庫県警40代の巡査部長が自分の運転免許証に記載されている生年月日の3月を8月に書き換えて郵便局に提出して新たな通帳を作成した罪が発覚し、減給3ケ月30%の処分を受けました。原因は振り込め詐欺用でも何でもなく、自分の起こしたバイク自損事故の保険金拾数万円を貰うのに奥様に内緒で綜麻繰(へそくり)にするのが目的だったとか…(;;)。夫婦間のお金の帰属問題であり、検察庁も呆れて不起訴処分となりましたが、此の事件を知って世の夫婦間の力関係が如何様にも女性優位であることが窺い知れ唖然と致しました。恐らく預金通帳から判子にカードまで奥様の管理下に置かれ、屈強の強盗をも捩じ伏せる逮捕術を学んだご亭主も奥様を押さえ込む術すら知らず手も足も出ない有様は笑い事ではなく、この巡査部長さん哀れにも一日1000円亭主だったのでは…(;;)と思われますが、自分が受け取れる保険金まで儘ならぬとは実(げ)に恐ろしき時代となりました。減給の3ケ月間は小遣いすら与えられず、その後も500円亭主に格下げになることでしょうが(;;)、こんなことならいっそ懲戒免職にでもなっていたら奥様から去り状が貰えて、残る余生を経済的には兎も角精神的には安寧の日々が得られたのではなかったでしょうか。いろいろと考えさせられる事件でありました(;;)。ほんに女性は強くなりましたね。
『三つ指を ついてた妻は 角(つの)三本』先週のサラリーマン川柳の秀逸句でした(;;)。
8月下旬から先月まで行われた日本音楽コンクールのトランペットの部でナント!数ある男性を押さえて女性が第一位となったと先週報道されました。肺活量などの関係で先ず女性には無理だと思われていたトランペットで女性が男子選手を圧倒して一位とは審査員もビックリしたそうですが、短距離競走で女子が男子を負かしたようなものであり、男女の力の差が此処まで縮まったかと思うと脅威です。女性も強くなったものですね。
私など高校生時代友人に誘われてブラスバンド部に居たことがありましたが、クラリネットやトロンボーンと違ってペットは音を出すだけがやっとでとてもドレミファまで行かず、“お前は太鼓でも叩いて居ろ”と小太鼓に回されて居ました(;;)から余計愕いてしまいます。
郵便不正疑惑で5ヶ月余りも拘置されていた厚労省の元局長村木厚子被告が徹頭徹尾頑として口を割らず、検察側が根負けして先週保釈されました(;;)。大臣まで務めた民主党のさる議員からの働きかけで巨額割引事案を部下に“議員案件だから早くして!”と発破を掛けて稟議書を作らせて於いて自身が決済したものを憶えていない道理がありませんが半年近くも検事の訊問に耐え続けることができたのは、恐らく強烈な意志で自身に自己催眠を掛けていたものでしょう。保釈翌日の記者会見では窶れた俤(おもかげ)など微塵もなく笑顔を浮かべて溌剌として居り、血色も良く逮捕前よりふっくらした顔付きでしたから魂消ました。
実(げ)に女は強いものですね、足利事件の菅家さんに彼女の爪の垢でも煎じて呑んで頂きたかったと心底思いました(;;)。
処で彼女の場合5ケ月余りの拘置期間中厚労省に出勤していなかった訳ですから、給与を貰っていたと謂うことはないでしょうね?公務出張扱いになっていたりして…(;;)
熱き女性の戦いツアー最終戦LPGA女子プロ選手権は宮崎県の宮崎CCで行われましたが、橫峯さくら選手は最終日69で廻って諸見里選手を突き放し、念願の賞金女王と優勝(今期6勝目)を引っ攫いました。優勝が決まったときの彼女の可愛い顔はとても印象的でしたよ(^^)。彼女今年の賞金獲得額は1億7千500万円で女子プロゴルフ史上最高額となったそうです。
さくら選手本当にお目出度う(^0^)/。

銀行は狡いぞ!


愈々年の瀬を控えて慌ただしく、師走と云うのは何故か昔からおかしな言葉であって走り回っているのは未だ内定の取れぬ学生とよもやの内定取り消しの学生達であり、先生は学校がお休みとあってはのんびり自宅で寛がれ、我々零細企業達が月末支払いの資金繰りに逐われ東奔西走の大晦日を迎えようとして居ますから全く割が合いませんよね。(;;)
100年に1回と謂われた地震が私達の住む神戸や周辺地域を悪夢のように訪れたのは確か14年前でしたが、今年は世界中が100年に1度の津波と謂われる経済恐慌に襲われることになりました。(;;)
昔アメリカが嚔(くしゃみ)をしたら日本は風邪を引くと揶揄されたことがありましたが、今や自動車大手ビッグ3の破綻を迎えてアメリカが肺炎になって死地を彷徨(さまよ)うが如くであり、その結果日本は90円を割ろうとする凄まじい円高に追い込まれる羽目となって我が国を支える輸出産業は致命的なダメージを受けていますが、愚かな政府は第二次補正予算案の国会提出を見送り、怒濤の如く我が国を襲おうとしている景気と雇用の不安に対し、狼狽える術(すべ)しか知らぬのは痛恨の極みと言わねばなりません。それ故国民の全てが物価高による生活苦、そして派遣切りによる自殺者や食べて行くための犯罪者の急増と三重苦が年末から新春に掛けて延々と続きそうです。比較的貧富の差が少なかった我が国ですが、お正月には年末年始を家族連れ海外旅行の楽しげな人達と会社を解雇されて路頭に迷い家族一家心中など暗いニュースの両極端が明暗併せて報道されると思われます。何処でボタンを掛け違ったのか突然起こった此の深刻な社会不安に対して一体我々はどう対処して行けばよいのでしょうか?他人事(ひとごと)と思っていた不幸も明日は我が身かも知れません。こんな時代に貧しい人の心根も察せられないお金持ちの御曹司が総理大臣だなんて世の中皮肉です(;;)♪どう咲きゃいいのさこの私、夢は夜開く♪と藤圭子のナツメロ演歌でも捨て鉢に歌ってふて腐れるしかありませんよね。(;;)

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1年前コープの片隅で売られ枯れ掛けていた小さなセントポーリアを値引価額120円で買い求め、冬は昼間窓辺で暖を取り激寒の夜は蟋蟀の電気座布団にお相伴し、春に葉挿しして事務所の玄関のカウンターで育てた苗が大きくなり、お正月を前に見事に花盛りを迎えましたのでご覧頂きましょう。(^^)僅か巾横8cm縦が4cmのミニ鉢ですが現在花が7つと蕾が6つ付いています。こんなに花を付けると株(根)が負担に耐えかねてダメになりそうですが、葉挿しで幾らでも増殖できますので、此の儘咲き続けさせて行こうと思っています。(^^)
二つ目の写真は葉挿しをして新芽が出たものです。新芽がもう少し大きくなると葉挿しの葉は我が身を削って子に尽くし、新しい新芽に蓄えていた栄養を全て与え終わると満足気に軈(やが)ては枯れて行きます。子を虐待したり殺したりが日常茶飯事となっている昨今ではありますが、世の中の親達もセントポーリアを倣って斯くありたいですね。
20年前に亡くなった鶴田浩二の“傷だらけの人生”の歌の文句ではありませんが、右を見ても左を見ても希望のない真っ暗闇の世の中じゃありませんか。せめて可憐な花でも愛でて暗い浮世を暫し忘れることに致しましょうか。(^^)
師走の或る日、みずほ銀行に置いていた半年定期が満期となったので、三井住友に移しました。理由はみずほ銀行の株価が20万円(50円株として200円)台と低調であり、株価300円以下の会社は一般的にボロ会社と謂われているし、一株30万円を超え40万円に達している三井住友の方が少しはマシかと思ったものですが、三井住友で定期にしようと利率を聴いたらナント0.17%と篦棒に低く世界的な金融恐慌の結果が何処の銀行もこんな数字になったようです。(;;)
余りに酷い数字だし普通預金の金利を聞いたら0.12%と余り大差なく、腹が立ち“それなら普通預金に置いときます”と言ったら女子行員の態度が急に掌を返したように変わってパソコンの画面を見ながら“お客様はみずほの預金からで御座いますね、他行からの預金を定期にされる時は当行では特別優遇金利が適用されることになって居りますので0.7%の6ケ月定期が御座います”と宣われました。“それならそうと早く言わんかい!”と内心思いましたが、こんな時代でも定期預金を増やすことで行員にも若干の成績が付くらしく、私から普通預金云々の言葉を出さなかったら定期の金利を0.17%にされる処でした。銀行ってメチャ狡いぞ(;;)
後でみずほ銀行に聞いたら矢張り他行からの預金振替に対しては優遇金利が適用されるとか…(;;)此からは少し煩雑ではありますが、半年ごとに三井住友とみずほの定期を交代させることで我が家の恒常的な経済不況を少しでも補って行きたいと思いました。それにしても他行の預金で優遇金利など金融機関の他行を蹴落とそうとする足の引っ張り合いはせこくて見苦しいですね。我々も他行の預金を振り替えた証拠になる手数料840円の支出もバカにならず、結局銀行だけ儲けているのではないのか!(;;)
先々週の金曜日将棋の渡邉明竜王24歳が竜王タイトル戦で天下の羽生善治4冠(名人棋聖王座王将)38歳に3連敗後4連勝と将棋界では初の快挙を収め、史上初となる永世7冠に王手を掛けた羽生善治の野望を挫くと共に自身5連覇で永世竜王の資格を獲得致しました。
渡邉明竜王は昨年史上最強のコンピュータソフトと公開対局を行い苦戦の末辛勝しましたが、此の勝利によりプロ棋士の意地を見せたことで有名になりました。彼はコンピュータソフトとの対局に際し誰と指すより遥かに緊張したことであろうと思います。将棋の場合囲碁と違って狭い81路ですから何れはソフトがチェス同様プロと対等に戦える日が来ると予想されていましたが、ソフトを作っているのは羽生名人ではなくアマチュアですから、本来ならソフトの勝てる道理がないのにどうしてそんなことが可能なのかと熟(つらつら)考えてみるとプロの負ける原因は人間の持つ煩悩にあると思いました。ソフトは常に局面に応じて無機質に最善手を指しますが、棋士の方はどんな聖人君子であっても家庭の問題や金銭問題、健康問題など幾つかの煩悩を抱えて居ますから、それらが無意識に着手に対する判断に影響を与えて煩悩のないソフトが互角に戦えるのではないでしょうか。然し人間独特の感性である右脳の働きがコンピュータソフトには全くありませんから、勝負の分かれ目はプロが自己の煩悩を押さえて余りある右脳の働きが発揮できれば勝ち、さもなくばコンピュータソフトの勝ちとなると考えられましょうか。
芸事も学問もどの世界でも似通ったものですが、音楽で身を立てるにはそれなりの音楽大学に入りそれなりの先生に師事して門下生となる処からスタートしないことには本場所の土俵に上がれない封鎖社会であることは世間の常識であり、以前お知らせしたワンチャンスのポールポッツの様な方は例外とされている特殊な社会でありますが、今回『合格者はニューヨークのカーネギーホールで一流演奏家と競演ができる!』と銘打った斬新な試みが発表されました。主催者は米検索エンジン最大手のグーグル傘下で動画投稿サイトを運営する当ブログでお馴染みの“you tube”でありネットを通じて世界の逸材を発掘する試みとなりました。
応募資格は満14歳以上であれば、学歴など問われずに誰でも良くて参加希望者はバイオリンやフルートなどの管弦楽器を用いて中国の現代音楽家タン.ドウン氏の書き下ろした交響曲の楽器指定パートと課題曲に関する単独演奏風景を各5分間録画して専用サイトで投稿するだけでOKとされています。
第一次選考はニューヨーク フイルハーモニックやロンドン交響楽団が担当し、世界で3億人を超す“you tube”利用者の投票を加えて80名の合格者が決定する運びとなっているとか…(^^)此まで独学で学んだ音楽家がどうしても開けることができなかった扉が今回“you tube”の大英断でこじ開けるチャンスが到来しましたから素晴らしい試みですよね。最終審査委員長のサンフランシスコ交響楽団を率いるテイルソン トーマス氏は”ネットを使った捜索環境に注目したい“と今回の実験的取り組みに大きな期待を寄せられたそうです。
皆様の中で興味のある方は応募或いは審査に参加されたら如何でしょうか。第二第三のポールポッツの誕生が待ち遠しいですね。(^^)
先々週の解答
胄(よつぎ)と冑(かぶと) この二つの字は部首が違って居り、世継ぎの胄は部首が月(にくづき)であって、兜の冑は(どうがまえ)で円の中の鍋蓋がない字が部首なのです。違う人が作った字が偶々同じ文字になったものかと思われますが、厳密に謂えば此の二つの字は細部が異なって居り、胄(よつぎ)の(にくづき)が中の二本線が縦棒に接しているに反し、冑(かぶと)の(どうがまえ)の中の二本線は横の(どうがまえ)の縦棒に接していません。漢検のテストでは引っ付いている字と少し突き出た字(例えば浄と隠など)は採点機が容易に判別するでしょうが、はたして此の僅かな接点の有無を判読できるのでしょうか?又こんな字は前後の文章がないと仮名付けもできません。漢字って難しいですね。麻生さんには想像を絶する話であろうかと思慮致しました(^^)
今週の問題
柿(かき)と柿(こけら)“材木を削っできた木片(削り屑)のこと”
此の二つの字は胄同様違う字なのです。胄と違って部首はどちらも木偏です。胄と違って引っ付いている処も離れている処も全く同じです。それではどこが違っているのでしょうか。どう見ても同じに見えますよね?
今年のブログは今週が最終回となります。どうぞ皆様良いお年をお迎え下さい。来春は4日新春号を更新する予定ですので、宜しくご愛読下さい。

“グー”の小母さん


明日から12月だと謂うに暖かい日射しの日曜日です。そろそろ畑の冬拵えのシーズンとなりました。ピーナツを収穫して土壌が豆科の根粒菌のために肥沃となったので、今年はイチゴの苗を植えて見ました。露地栽培のため収穫は5月頃となりますが、定植してからたったの1週間で可憐な花が一輪咲いて居ます。(^^)きっと先週暖かかったので春が来たと勘違いして咲いたものと思われますが、此の儘放っておいても寒くて不憫だし、苗にも負担が掛かるので花を千切ろうと思ったのですが、多感な年頃でもある4年生孫娘の頑強な抵抗に遭って、乙女心を傷つけるのも不本意だし其の儘咲き続けさせることとなりました。(;;)果たして春には大きいイチゴが生って呉れるでしょうか。(^^)写真は咲いているイチゴの苗です。土手の東斜面で日当たりだけは抜群ですが、その分水遣りが大変です。(;;)

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先週日経のコラムにて紹介されて居ましたが、この前破綻したアメリカ保険大手のAIG(American International group inc)の役員達が政府の救済を受け会社が助かることが決まった直後にカリフォルニアの高級リゾートで5泊6日もの豪遊をしていたことが明るみに出たそうですが、アメリカ政府は負債総額に拘らずこんな節操のない幹部が経営する会社など潰しておけば良かったですね。此の事件が日本なら首脳陣は国会喚問事件で吊るし挙げられたでしょうに、アメリカは不思議な国であり役員の給与は日本の役員の10倍以上も取った上にストックオプションまで半端な額ではなく、アメリカ国民が如何して貧富の格差に激怒しないのかその無関心さを訝しく思いますが、アメリカの確定申告が電子申告に限られていることから考えるに、アメリカ人の大半が中流家庭のない黒人を初めとする貧困層で占められ税金などとは無縁の存在であるため富裕層のしていることは他人事(ひとごと)と全く関心を持たないからではないでしょうか。(;;)
アメリカ自動車大手ビッグスリーGMを初めフォード、クライスラーの首脳達が政府の公的支援を求めてナント!ワシントンへ自家用(勿論会社所有)ジェットで来たそうですが見ている誰も何も咎めなかったそうです。毎日新聞は”タキシード姿で貧困者の給食施設に現れたもの“と、どぎつい風刺を籠めて揶揄しましたが、GMなどは破産法の申請を検討している程業績が悪化していますが、仮にそうなっても彼等経営陣は自分達の蓄財を債権者に差し出すことなどは決してしないでサブプライムのせいだと我関せずの態度を貫くことでしょう。
米紙ウオールストリートジャーナルによればフォードが支援条件の一つであるフォードCEO(社長兼最高経営責任者)であるムラーリー氏が報酬カットに抵抗しているため自動車大手の支援法案が暗礁に乗りあげているとしています。フォードは07年度に27億7千ドル(2600億円)の赤字を出しながらムラーリー氏は2167万ドル(20億7千万円)もの巨額の報酬を受取っていたと謂われていますから赤字も此処まで大きくなると社長の給与など1%以下で霞んでしまうのでしょうか?
又、大手銀行ワコビアが経営不振で同業のウエルズファーゴに吸収合併されるについて、同銀行の経営陣10名が報酬の2.99倍に当たる93億円を退職金として受け取ることが米証券取引委員会への提出資料で明らかになったそうですが、ま、赤字の数百億ドルからすればどうでも良い数字かも知れませんが、経営陣の年俸を退職金から逆算すれば一人3億円以上にもなり日本とは一桁違いますね。アメリカではサブプライムは天災のようなものであって会社や銀行に大きな赤字を背負わせても自身の責任ではないと多額な報酬と退職金を取っても良心が尤(とが)めることがないのでしょう。
我が国では何かあれば、例え原因が100%中国の責任に帰するものであっても会長社長以下記者団を前にペコペコと謝罪し、私財を全て差し出して償っているのとのギャップは一体何処にあるのでしょう。アメリカの経営者は会社を潰しても自分は最善を尽くしたので単に不運であっただけで自分は決して悪くないなどと牽強付会に終始し、少しも罪悪感など持たないのは偽善者の最たるものであり、日曜日に家族で正装して教会を訪れるキリスト教徒たる所以だと思います。これって終戦後アメリカに都合良くお膳立てされ、その通りに終結した極東国際軍事裁判の結果と少しも変わりませんね。富裕層がユダヤ人を中心とするアメリカ人って本当に狡い人種だと思いました。
然し、明治4年穢多非人廃止令後も根強く生き残り決してなくなることはなかった我が国の部落民以上に蔑視され、トイレまで差別されていた黒人が大統領になったりするなどアメリカも大きく変貌しましたね。よく”時代が動いた“と謂われますが、アメリカは想像もしなかったサブプライムの登場をエポックメーキングとして大きく時代が動こうとしているのではないかと思います。皮肉にもサブプライムはアメリカのメシア(救世主)となるのか、それとも住宅バブルを創設し世界恐慌を惹き起こしたユダヤ人の懐に巨万(兆)の財を膨らませただけなのか、結果が待たれる処です。
話題は急に変わりますが、グーのおばさんことエド.はるみと謂われる少し太めの女性が最近忽然と現れてアッと言う間にTV画面のCMにドラマにとお茶の間を賑わすようになりましたが皆様もよくご存じでしょうね。
芸能界の事情に極く々々疎い小生ではありましたが、先日フジテレビで“金曜プレステージ エド.はるみ物語”と銘打った自叙伝が放映され本人自身が主役出演すると謂う意外性もあって、それまで聴いたことも見たこともなかった小母さん(失礼<(_ _)>)が如何にして生存競争の激しい芸能界で突如として活躍できるようになったのか不思議に思って居りましたのでその経緯(いきさつ)を知りたくて、ドラマなど先ず見ない私ですが生憎時間帯が私の夜漢字勉強時間帯であったためビデオ録画しておいて、休日の食事時間に数週掛けて拝聴しました。
ネットでの情報によると彼女は約20年前に明治大学文学部を卒業後演芸研究所に入所し、卒業後舞台女優を目指し、一方ではマナー教室の講師そしてマイクロソフトのオフイシャルトレーナーの資格を取った異色の人でありましたが、才能が分化されたために女優として大成するに至らず、人生の半分を経た40歳を前にして初心に帰って御笑いの世界で生きて行く決心を固め、吉本の訓練学校NSC11期生の最年長者となって息子ほど年の違う連中から“クソ婆”などと嘲(あざけ)られ辛酸の日夜を過ごし乍ら遂に本年2月には56組が競う真芸人スペシャル番組で優勝しこの厳しい世界で栄光の座を獲得した苦労人タレントであったそうです。(^^)
然し、デビューして1年にもならぬ一介の御笑い芸人が、自叙伝をTV放映されるなど前例のないことであり、この大スター並みの扱いは全く異例のものでしたが、如何に彼女の御笑い芸がこれまでの先達のワザを超えていたかを物語るものではなかったかと思いました。
夢に向かっての苦難の道程を自身が演ずる“エド.はるみ物語”は、結構面白いドラマに仕上がっており、本人の頭の回転の良さに加えて礼儀正しさと、御笑いの世界での先輩に対する挨拶など人間の出会いでの基礎が嘗て“マナー教室の先生”であったことが格別に上下の “けじめ”の厳しい芸能の世界では直接的間接的に大きな助け船となり、回り道をした甲斐が報いられ鬼の吉本の上司にも可愛がられて遂に今日の栄光を得たものだと思いました。
体質かと思いますが、此の女優さんハードなグーグー体操の割には少しメタボ傾向にあり、体力勝負の芸能界で長く生き残って行くには、食事制限などしてもう少し痩せないことには息切れするのではないでしょうか。此の身体で今年夏の24時間TVチャリティーマラソンランナーに昨年の走者萩本欽一さんから選ばれ女性として過去最長の113kmを完走した人であるとは到底思えませんから人間なんて見掛けによらぬものですね。(^^)
これからも中年女性の星として活躍して頂きたいと思いますが、“グー”だけでは先が見えているし、新しいネタを目指して大ブレークして下さい。
先週21日の金曜日毎日新聞朝刊全国版“万能川柳”に久し振りで投稿した愚作が登載されました。(^^)ちっとも載らないので1年以上も投句を諦めていましたが、先々月何気なく閃いて2句送ったら片方が選者の目に止まったようです。紙面の都合でお知らせが1週遅れとなりました、ご免なさい。

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女子プロツアー本年最終のリコーカップが宮崎で行われましたが一昨年の覇者さくら選手は先週の優勝と1億円達成で気が緩んだのか、精彩を欠き11位タイと沈み賞金女王の夢は破れました。来年の更なる健闘を期待することに致しましょう。小さい細い身体で外国派遣を挿んで本年はご苦労様でした。
それにしても最終ホール不動選手バーディーチャンスから一転しての3パットは自分の優勝より何より日本人である妹弟子古閑美保に賞金女王の座を与えてやりたかったからだと思いました。そして誰よりも念願の初賞金女王間違いなしと信じて疑わなかった韓国の李知姫がガックリと肩を落として会場を去って行ったのが印象的でしたね。(^^)

稲の花が咲いた!


お盆休みも今日まで5日間仕事は殆どせずに半分は草引きに水遣りやレタスの苗植えなどの畑仕事で半分は漢字の勉強でしたが、愈明日から8月後半戦の仕事始めとなります。
4年生の孫が夏休みの自由研究に稲の生育を選び6月末より日当たりの良い事務所の庭で稲を育てています。水田に代わるものがないのでバケツを6つ買ってきて用土を入れて苗を植え込みました。孫が水遣りをする約束でしたが水運びは重くて孫には重労働であり、大抵私が遣らされています。(;;)毎夕水を10cm近く張るのですが直ぐに根が吸ってしまって元の状態に戻りますから稲の根の吸水力の強さには吃驚してしまいます。田圃の稲もオタマジャクシも孵った頃だし、お盆だしそろそろ水を控えるのかなあと思っていましたら先週花が咲いたのでした(^^)
当初持ち帰った稲が多すぎたので余った苗を、葦に見えるかも…とビオトープに植えて水草の重石にしていた砂袋で根を抑えていたのですが、水を遣る必要もないのですっかり忘れていたら、先週木曜日朝何気なく見るとビオトープの稲だけ籾が生って居るではありませんか(^0^)/孫が生憎留守で愚娘に告げるとやって来て“此は蕾やから此から花が咲くのと違うか知らん?”と写真を撮って帰りましたが、昼前にもう一度見ると蚊細い髭らしいものが蕾の間から出てきたのでもう一度愚娘を呼んだらこの髭が花らしいとのことでありました。稲の花など此まで70年間幾度も見ている筈ですが関心のないものには記憶も余りなく、考えてもまるで浮かんできませんから人間の記憶なんて不確かなもんやなあと情けなく思ったものでした。(;;)
孫が留守の間に稲の花が咲いたのも皮肉なことでしたが、構いもされなかったビオトープの厄介者?が肥料も与えられずに開花したのも更に皮肉な話でありました。根の環境は砂袋の下で最悪でありまししたが水や温度の環境がバケツの中の根のそれに遙かに勝ったことが開花に繋がったものでしょうか。きっとメダカや金魚の糞が肥料になったものでしょう。(^^)
バケツの稲は過保護に育てられましたが、バケツ側面から当たる直射日光が水温を上げて根に悪影響を与えたに違いなく、池の稲との差となったものでしょう。早速バケツの稲はバケツの儘樽プランターに入れて透き間を畑土で埋めましたから少しは根の温度が下がり蕾を付けてくれるのではないかと期待していますが果たしてどうなることやら…(;;)

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高校野球も遂に明日決勝戦となりますが、強打の菊川と大阪桐蔭の対決は打撃戦となることでしょう。無念にも沖縄浦添高校は武運拙く準決勝で花と散りました。沖縄は我が国で唯一戦争末期にアメリカ軍の上陸によって蹂躙され多くの命を失ったばかりか長くアメリカ領土として米軍の縦(ほしいまま)にされ、報道されなかった婦女子への暴行など日常茶飯事であり、金丸信などアメリカ軍に思い遣り予算とか吐かして毎年莫大な上納金を出す(貰うのではなく…)悪弊を作りましたから、沖縄県民のDNAには、過去の悲劇が澱となって染みついているように思えます。観光以外に産業を持たない彼等は現在でも国民の一人当たり所得は我が国最低であり、宮里藍選手の調子が今一つですからせめて甲子園位優勝させて遣りたかったですね。
運の悪いことにメディアでは高校野球とオリンピックが視聴者争いとなりましたが、両方見たい方が多くてTVリモコンの寿命が短くなりそうで、NHKも12チャンネルまで総動員して居ますからどちらにもさほど興味のない私にはニュースの時間など捜すのに戸惑いました。(;;)
オリンピック入場式の革命歌が別の少女の歌う“口パク”だったことや花火で描いた映像が合成映像だったりと案の定中国のアンフェアな遣り口がばれてボロを出し話題となって居りますが、思ったより酷い事件も起こらずに終わりそうな気配ですが閉幕式ではどんなカラクリが飛び出すことやら…(^^)。
我が国のメダルの数は予想通り少なかったけど、北島選手の強さには魂消ましたね。200mは1秒を超える差だったから良かったものの、水泳は柔道のように体重別(水泳の場合身長別)がありませんから、背が低くリーチのない日本人には圧倒的に不利なハンディを背負いながらの優勝は驚異的な価値があると思います。200mは50mプールを3回もターンと最後のタッチでは、腕のリーチを北島選手と他国の選手と比べて最低10cm少なめと見ても40cmは違ってきますから、0.4秒位のハンディキャップを背負っての闘いであったことでしょう。
不可能かも知れませんが此からはターンしない直線プールを作れば400m800mも1500mも全員公平となり、小さい日本人にも勝機が訪れるようなるのではないでしょうか。(^^)
反面柔道男子の多くの選手達の無気力振りには首を傾げました。日経の“千里眼で”嘗ての女子52キロ級メダリストで現筑波大学准教授の山口香さんが男子柔道界に対し苦言を呈して居られたのを読んで成る程と感じ入ったものですが、氏は男子と女子の差は選手と監督やコーチとの距離の問題ではないかと指摘して居られます。監督やコーチの鬼軍曹達に囲まれて懸命に練習している女子選手達とは異なって、男の選手達は監督達より色んな意味で力があり、一般のサラリーマンより遙かに高い俸給を貪っていては、監督やコーチが選手に遠慮してものが言えなくなるは道理であり、一部の例外を除き、選手が増長して驕りオリンピックを目指して死に物狂いの練習ができていたとは到底思えないと極論されています。ハングリー精神から相手の足にしがみついてでも勝とうとする外国選手人に対して“組ませて貰えなかった”とか“あれは柔道ではない”など弁解めいた言葉は“勝ってなんぼ”の世界であり聞きたくありません。次回のロンドンオリンピックでは現在の指導体制を抜本的に見直さないと全階級に出場枠を得ることすら大変なことになると氏は危機感を抱いて居られますが、私は選手達が警察庁や警備保障会社などから厚遇されている現状は決して好ましいものではなく、ボクシングの選手のように土木建設現場の肉体労働で生活の糧を得て貴重な寸暇に練習をすることこそ実の入った真の練習であり、毎日メニューが決められた乳母日傘は惰性となって決して選手を強くするものでないと思います。
お馴染み卓球の福原愛選手がEU No.1オーストリア主将のリュウジャを破ったゲームでは、北京出身中国人のリュウジャより愛ちゃんへの声援が多くサポーターがイエローカードとなるなど珍現象が生じました。福原選手は中国滞在が長かったせいもありますが、男か女か分からぬ色黒の選手と、草原に輝くカモシカのよう色白で華のある美形の対戦では流石の中国人も判官贔屓になるのも已むを得ませんでしたね。顔で負けても力で勝って…と謂いますが、ゲームは3-1で福原選手の圧勝でしたからリュウジャ選手は2回も負けた気分で食事が喉を通らなかったことでしょう。(;;)
それにしても柔道でもレスリングでも最近は女子の選手まで勝利のガッツポーズが男性並みとなり、昔メトロゴールドウィンメーヤー製作映画のタイトルに出て来たライオンの咆哮宛らには愕きます。乙女(おばはんか!)の恥じらいがまるで見られないのは情けないことだと思いました。
昔は勝っても敗者の胸中を慮って喜びの表現を控え、精々味方選手の胸に飛び込んで涙する位でしたが、世の中も随分と変わりました。(;;)喜びも悲しみも相手に分からぬよう心の奥にそっと閉まって置くのが日本女性の雅(みやび)とされて居たのは遠い昔への郷愁でしたね。
イチロー選手の200本安打が気になりますね。ヒットが途切れた現在後43試合に45本のヒットは大きなプレッシャーとなって彼に伸し掛かりました。その重圧に加えて相手の投手陣からもジャップ如きに8年連続200本も打たれて堪るか!との意地があるでしょうから此から一試合一試合が正念場です。イチロー選手も人の子ですから平静では居られずに早く複数安打を連発して安全圈に入りたいでしょうね。(^^)
女子プロゴルフNEC軽井沢は全英出場による疲労が抜けずに体調不良でアマプロを欠場し更に初日36位と出遅れた橫峯さくら選手は必死の猛追で12アンダー3位まで駆け上がりました。本年残るは15試合さくら選手果たして優勝できるでしょうか。

先生に適性考査を…


梅雨が去って遂には茹だるような酷暑の到来となりました。(;;)先週の17日に今年初めて聞いた熊蝉の声もあの日だけでそれ以後余り聞くことなかったのに先週後半に入って爆発的な発生となり、昨日など夕刻潅木と間違えて玄関先の縁台で涼を取っている私の腕に止まる始末、色黒もここまでくると本物でしょう。(;;)
庭のビオトープ(先週来全く雨が降らないため幾ら補充しても随分水位が下がっています(;;))の水草アナカリスに花が咲きました。(^^)

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小さい小さい花で傍らの緋メダカがとても大きく見えますね。カメラが安物なのと腕が未熟で焦点が惚けていますが実物はとても可憐な花で春に咲く“一輪草”と良く似て居ますが、違うところは花期が大変短く午前中だけ半日の儚い命です。”花の命は短くて、苦しきことのみ多かりき“と詠ったのは林芙美子でしたね。花の命が儚く短いのも又情緒があって桜が散りゆくのを愛でる日本人好みと謂えるでしょうか。
花の命と謂えば忠臣蔵淺野内匠頭の辞世の句『風さそう花よりもなお我は又、春の名残を如何にとやせん』は桜を指していますが、兎角日本人(昔の)が命より名誉を重んじる人種であるのは、桜を己が姿に置き換えている処からよく分かりますね。けれどもうそんな日本人も少なく(居なく)なったなあ!
今話題の人大阪府知事橋下徹氏の資産公開が先日行われましたが、花形タレント弁護士年収3億円にしては思ったより資産が少なく、此の資産公開には普通預金が対象外であるため、実際の資産を反映しているとは言えず、手許現金は扨措いても預金類は定期、普通を問わずに家族も含めて全てが公開されないと余り意味もなく、何のための公開やら単に誰も関心を持たないセレモニーと化しているように感じられます。
普通預金よりも私が気に掛かったのが自宅マンションのローンでありました。05年3月に1億1千万円のローンを組んで購入されたとのことですが奥様の持分が40%あり、然も現在は全額完済されてしまっているとか…(^^)それはそれで結構なことなのですが計算上3年間で奥様の借金が4000万円余りも消滅させられている処が、税務当局の関心を惹くことになりはしないかと謂う懸念でありました。7人の子供を育てる奥様に4000万円の借金を返済する収入源があったとは思えませんし、1億1000万円の借金は名義の如何を問わずに当時年収3億円と囃されたタレント兼弁護士の橋下知事が独力で返済されたものと思われますから。奥様名義の借金だけ消滅して持分だけ残ったのでは夫から妻への贈与になります。その辺は弁護士ですからご存じない訳はないと思いますが、我々税理士にすればとても恐ろしくて顧客にお勧めできないシナリオです。大阪国税局も相手が府知事では贈与税の調査はし難いと思いますが、世間の口に戸は立てられず、今回ローンの全額返済や持分40%の事実が世間に知られたことでもあるし、放っても置けず一体からどうされるおつもりでしょうか。(;;)
一般的に言って住宅ローンは夫婦共働きの場合持分を共有にして行われるのが合理的ですよね。処が中途で奥様が子育てから専業主婦になられるケースも結構多く、その場合後のローンは奥様連帯債務分も併せてご主人一人の負担となりますが、余り税務署が追求したとは聞いたことがなく多分奥様の持分への返済元利負担額が贈与税の基礎控除である年110万円を上回ることが殆どないためでありましょう。然し橋下府知事の場合明らかに年110万円は疎か1000万円を遙かに超えている計算ですから少しヤバイとは思いますがね。(;;)縮小予算が難産の末漸く府議会を通過しましたが、知事さんも一難去って又一難ではないでしょうか。
大分県の採用汚職事件は元参事の長女が居たたまれずに辞職第1号を申し出るなど愈その全貌が露わにされようとしていますが、浅はかな親心が子供に与えた心の傷は一生涯癒えないと思われますから、悲しい事件が此からも続きそうです。親の過保護の被害者となって自殺者など出ないことを祈るばかりです。10年保管が義務付けられている過去の採用試験データが意図的に消去されて居ましたが、大分県警の懸命の努力の結果、復元に成功し本来合格者であった方まで判明することになったとか…(^^)不正採用の教員は既にクビを洗って待機していることでしょうでが、親が子に内緒で裏口採用の小細工をしたのであれば本人に不正合格の認識がなく職権での処分は難しく退職勧奨に留まるのではないかと考えますが、この教師にとっては悪夢の数年間であったことでしょう。児童に対して児童達全員が人間不信に陥るような『実は先生は偉い人達に頼んで試験の点数を誤魔化して先生になったことがばれたので今回先生を辞めることになりました』などとヌケヌケと言えるでしょうか。(;;)
これ等は大分県だけの問題ではなく全国的に同様な土壌が存在しているに違いありません。今後文科省は早急に全国津々浦々まで採用試験の見直しを進めるべきですが、各市町村の教育委員会では現在も夜間残業土日出勤で不正採用のデータの消去(大分県警の結果それも叶わず鉄のハンマーでハードの破壊)に逐われていることでしょう。そして文科省はデータの破壊の終了迄時間稼ぎをした上で調査に乗り出す予定でありましょう。(;;)そもそも不正採用の発端は不正でも何でもなく、其の昔我々の幼い頃は低賃金故に食って行けないために学校の先生の成り手が少なく何時も募集人員に欠員が生じていたのが実状でありました。そのために先生になる人はできが悪くて他に就職する処とてなく何の取り柄もない人ばかりであり、世間では“デモシカ先生”と呼ばれ、就職先がないのなら“先生にデモさせようか…(;;)”とか“先生シカ仕方がないなあ…(;;)”などと巷間呟かれて居ましたから、コネなどと仰々しく言わなくても成り手のない社会だったので、頼めばホイホイと採用して頂いた名残が合格率が難関となった今日の採用汚職へと繋がって行ったものと想像しますが、如何して急に“デモシカ先生“が斯くなる豹変を遂げることになったのかその理由はお給料の問題であり、彼の田中角栄が総理大臣に就任したとき『次代の有為な人材を育てる先生が“デモシカ先生“とは以ての外だ!有能な先生を採用するために先生の給与を上げろ!』と角栄節が飛び出し、鶴の一声で世の“デモシカ先生“も便乗することとなり、どの先生も休みばかり多い高給取りとなり現在に至ったのが真相です。(^^)その後は確かに先生の給与が高くなったため能力を備えた優秀な人材が教育界に導入されたとは思いますが、子供が好きだから安月給も厭わずに先生になった人と、沢山給与が貰えてお休みが多いから先生を選んだ人と子供達にとってどちらが良いでしょうか。勿論前者に決まっていますよね。一度文科省は小中学校の先生の給与をばっさりと70%位に下げてみたらどうですか? 本当に子供が好きな先生なら辞めずに残ると思いますよ。お金目当ての者が辞めて行った後再び元の給与水準に戻すことで不純物?が淘汰されて大きな効果があるのではないでしょうか。又不幸にも採用合格点に達していながら不正合格者のために落とされた不運な方が沢山居られるようですが、昨日は最早帰りません。データが復元されても当人は別の世界を歩んで居られる可能性も高く、ムリに引き戻しもできませんから希望者だけ受け入れて、別の世界に行かれた方を含めて全員に不正入学の謝礼金に見合う100万円程度の慰謝料を支払うべきがスジだと考えます。此までの事件は済んだしまったことであり、私は教育監や不正を持ちかけた連中(後者の方が圧倒的に悪い!)を厳罰に処することで幕を引くべきだと思いました。
更には先日なくなったグルメ杵屋の社長椋本之氏が経営破綻した初芝学園の理事長を引き受けるに際して、5年に1回先生の適性を見直し、考査を行って合格に至らなかった者にはうどんや修行(杵屋の場合)をさせると謂うユニークな発想を打ち出され(京都大学の森毅教授は”先生が勤まらん者にうどん屋が勤まる訳ないやろ!“と激白された)ましたが、各市町村も3年か5年に1回程度適正考査を実施して一定得点に達しない先生には生活の問題もありクビは可哀想ですから用務員としてトイレの掃除や校門付近の警備でもさせれば良いと思います。さすればデータの復元不能から不問に付された不正合格者達は余程頑張らないと3年目5年目がクリアできませんから正規合格者の先生共々研修を怠らずに立派な先生へと育って行くのではないでしょうか。校長先生が落ちて用務員になったりして…(;;)
アメリカの大手証券会社メリルリンチが先週発表した処によると、同社のサブプライム関連の損失が97億ドル(1兆円)に達したとデカデカと五段抜きで先週日経夕刊の巻頭を飾りました。また次の日には米金融大手シティーグループの損失が6兆2千億円とか…(;;)米大手8社のサブプラ関連損失は此までに判明しただけで16兆円にのぼるそうですからまるで底なし沼に引きずり込まれたような落ち込み様です。一方朝刊の“春秋”欄では小さく小さく日本の民間金融機関が抱える米住宅公社債は10兆円を超す(実際は15兆円以上ある)と書かれてありましたから、本当なら五段抜きは日本の銀行が保有するサブプライム関連債券の方だったのかも知れませんが、それでは国民誰もがパニックになるのを恐れて他所の方から小出しにしているのかも知れません。悪の元凶と思われる米の政府系住宅金融会社2社による住宅ローン担保債券は実に5.2兆ドル(550兆円)と米住宅ローンの50%近くを占める巨額であり、格付け会社の評価が住宅金融会社が政府系なるが故に未だ“トリプルA”であるところに我が国の金融機関が高利を餌に飛び付いたものかと思われますが、15兆円の債券の中身は何処までが虫食いなのか債券を発行した米住宅金融会社にもまるで分からず、米の住宅相場は今尚下がり続けている処から、本当は欲目に見て30%以下しか値打ちがないかも知れずそうなると日本経済は一体どうなることでしょうか。
カゴメLPGA女子プロゴルフは橫峯さくら選手が全く不調だったせいではないでしょうがTV放映が取り止め(夏の高校野球南大阪大会が延長となった)となりましたが、夏の甲子園とは謂え多寡が地方大会に放逐されるとは女子プロゴルフも嘗められたものですね。(;;)
夏の甲子園と謂えば一昨日の西兵庫大会加古川北高の優勝は素晴らしかったですね。誰もが実績のある洲本の優勝を信じて疑っていませんでしたからサプライズでした。(^^)学校のすぐ傍にあって昔お得意先であったN電気さんを思いだし早速にお電話したら、奥様が幸い憶えて居てくださって話が弾みました。不景気続きの加古川の商店街も北高の優勝で経済効果が数億円以上に上ったらいいですね。(^^)

続柄は“ぞくがら”と読むの?


昨日夏至を迎えました。今日から冬至に向かって少し宛昼間が少なくなるのかと思うと目の悪い私にとってはちょっぴり悲しい気持ちです。(;;)
今日は8ケ月振りの漢字検定の試験日であり午後試験場である山手短大に行って参りました。風邪が治らずに微熱続きで体調もイマイチであり、熱冷ましに額に“冷えピタ”を張っての形振り構わぬ挑戦でありました。知っている字が書けなかったりともどかしく、まるで知らない四字熟語の出題など悪戦苦闘でありましたが、今回から模範解答が後日送付となりましたから定かではありませんが自己採点では180点を僅かに超えたかな?の感触であり少し不満に思っています。(;;)
今週は裏庭のレタス畑に咲いた狂い咲きの秋桜(コスモス)をご紹介しましょう。文字通り秋の花が今月初旬に咲きました。秋植え春用のレタスが食べ頃になった頃にスギナのような雑草が一本が生えているので気にも留めて居なかったのですが、レタスの収穫が終わると同時に風通しがよくなったせいか、ぐんぐん成長し今では沢山花を付けています。(^^)

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傍らのレタスは秋用であり5月に種蒔きし先日移植しました。秋桜とレタスなんて風変わりな取り合わせですね。(^^)
梅雨も今週位でそろそろ上がってくれたら良いのですが、そうなると愈々真夏の到来となりますが、孟夏(夏の初め)となると何時も想い出されるのが1900年生まれの異端の俳人西東三鬼の名句『恐るべき 君等の乳房 夏来たる』です。衝撃的な俳句ですよね。戦争前それまでは同性に対しても異性に対しても乳房の大小を意識させることの少ない作りであった洋服や着物姿から、終戦後一転して女性達が姿態を露わにしノースリーブ姿での肉体を誇示する様に驚愕して詠ったものであったでしょうが、女性が長い忍従の世界から男女同権に漸く目覚め、やがては女性主導の時代の萌芽期が到来したことを意味した句であり、俳句の世界では何故か川柳との対比に於いて性のテーマはタブー視されていましたから、とても斬新な句に感じられたことを今もよく憶えております。
西東三鬼は昭和15年に新興俳句が治安維持法に触れているとかで特高に検挙され70日余の獄中生活を余儀なくされていますから、『おい、地獄へ行(え)ぐんだな…』の書き出しで始まる“蟹工船”の小林多喜二と変わらぬ経験の持ち主でありましたが、多喜二が拷問の末獄死したのに対し、生きて監獄を出られた西東三鬼が終戦後上記の句を発表の後、人が変わったように徐々に虚しさと寂しさに代表された句に変わっていったのは、戦前での獄中の体験が大いに影響していたのではないかと考えています。
北島選手の世界新記録を初め多くの水泳選手が英スピード社のレーザーレーサーなる水着を着用して日本新を叩きだしましたね。元々スピード社は我が国のミズノと提携して共同開発した“鮫肌水着”で00年シドニー五輪を席捲したことは我々の記憶に新しい処です。それがどうして今回ミズノが蚊帳の外に置かれたのか、陸上のシューズだけでなく水着でも日本の技術力は世界で図抜けていますから、何故だ!と不思議でならぬ処でありましたが、先日嘗てミズノで素材開発を担当された方が毎日新聞で述べて居られた処によれば、このLRなる水着は浮力が高くてまるでビート板の上で泳ぐようなものであり、“国際連盟のルールで水着に”浮力を付けてはいけない“と定められているためにミズノには違反水着だとの認識があって手が出せずに、英スピード社に名を為さしめたものであったらしく、連盟に浮力についての数値設定が明記されて居ない不透明な処を英スピード社に上手く突かれた如くでありましたが、兎角何処でも連盟とかの世界は伏魔殿のような処でありますから、英スピード社はその辺をしっかりと四方八方足固めと根回しをした上で生産工程に乗せたに違いありません。日本は技術力は格段に優れていても交渉事と外国語は大の苦手であり詰まらぬことで訴えられても勝った試しがありませんからもう少し政治家の権謀術数を見習うべきだったでしょうね。高い金を払って契約傘下にした北島選手にLRを着用して五輪に出ると公言されて世間の批判が怖くて反論もできぬのでは天下のミズノも嘗められたものです。(;;)と謂って日本がLRを開発し北島選手などが着用すれば直ちに浮力が付いていると国際連盟からイチャモンが突いて着用不可になったことは想像に難くありません。全ては正直者が馬鹿を見る裏社会のテクニックの巧拙が明暗を分かったものでしょう。
このLRなる代物は日本製の水着が着心地の良い編み物式であるに対して、縦糸緯糸(ぬきいと)を使った伸縮性の乏しい織物式である点が大きく異なっており、着心地の良いものは泳ぎ易いものだとの先入観が日本のメーカーを織物素材への参入を逡巡させたことも疑いのない事実です。実際このLRなる水着は締め付けがきつくて窮屈であり、着用に20分以上を要し、着ているだけで苦しくなるそうで弾力性がないため時折締め付けすぎて脇の下がベリッと破れてしまうことがあるようです。女子選手だと破れた拍子に何かがポロリ(水泳選手だからチロリ位?)と零れて写真週刊誌を賑合わせたりして…(^^)
先日住民票謄本を入手の必要があって垂水区役所の戸籍係に参りましたら、係員の女性から戸籍の記載の有無以外にも“ぞくがら”は要りますか?と聞かれ、“ぞくがら?はて?”と考えて続柄(つづきがら)だと察し、“つづきがら”もお願いします、と言ったら、再び “ぞくがらを入れますね”と念を押されてしまいました。我々の世代は60年も前に学校で“つづきがら”と教えられ漢検の試験でも“ぞくがら”は×の筈ですが、狭き門高学歴の地方公務員がこの程度の言葉を間違える筈もないでしょうから、今では“つづきがら”は読み辛いので重箱読みの“ぞくがら”でも良いことになったのではないかと思い、帰宅後広辞苑を紐解くと案の定続柄(ぞくがら)は”→続柄“つづきがら”へと書かれており、このパソコンのエイトクでも“ぞくがら”を続柄と変換できますから漢字の読みも柔軟になり時代も変わったもんやなあと愕いたものです。ついでに辞典を調べてみると昔は重複(じゅうふく)と読んで先生に怒られた重複(ちょうふく)も、今では重複(じゅうふく)が一人前になって居り魂消ました。(;;)重複は重複(ちょうふく)が呉音読みで重複(じゅうふく)が漢音読みとなります。明らかに漢音読みは誤りなのですが、そこまで生徒を追い詰めると誰も国語を勉強しなくなるのを恐れて文科省が少し宛手を緩めて慣用読みの世界を広げて居るのかも知れませんが、パソコンの変換ソフトも悪く、どんな読みでも変換できれば良いと言うものではなく、これ以上日本語を乱れさせないためにも文科省も日本語ソフトも誤読には毅然とした態度を貫いて頂きたいと思いました。
何時だったかNHKの土曜ホットリクエストで中学しか出ていない元漫才師の海原さおりさんが“風情”を“ふうじょう”と読んで佐藤誠アナに”ふぜい”だと訂正されて恥を掻いて居たことがあり、中学出の方には原稿にカナ位振って遣れないのかいな可哀想に…と本欄で取り上げたことがありましたが、念のために新潮国語辞典を見るとナント!はっきりと”風情“(ふうじょう)と書かれ(ふぜい)と同じ意味だと注釈まで付いており、広辞苑でも風情“(ふうじょう)は”景色、おもむき、ふぜい、と書かれておりぶっ魂消ました。佐藤アナは私同様“ふうじょう”は誤読だと信じていたからこそ、本人のためそして番組終了後殺到するであろう視聴者からの抗議に備えて敢えて生放送上で窘(たしな)められたものでしょうが、実は“ふうじょう“も慣用読みでどっちでも正解だなんて洒落にもならず漢検協会もこんなことでは採点に収拾が付かず困ってしまうでしょうね。
我々の小学生時代3.1416だった円周率を3(最近やっと3.14に戻った)にしたのは阿呆な文科省の方針でしたが、誤読を慣用読みとかこじつけて正解に取る込む現在の教育手法は少し行き過ぎの感があり正しい日本語は一体何処へ行ったのかと訝しく思います。大臣や国家議員が国会答弁で必ず間違える早急(さっきゅう)を(そうきゅう)くらいは世間の風潮だから仕方がないとしても、その内悪役(あくやく)まで“ワル役”で正解となる日が近いのではないでしょうか。”漢字もそこまで落ちぶれたか“と泉下の白川静先生の歎きのお声が聞こえてきそうです。(;;)
処が熟語についてその昔に定められた正式読みについては我々も知らずに居たものが圧倒的に多く正式読みだと信じて疑わなかった熟語の読みが実は慣用読みだったことを下記のネットをご覧になってきっと“目から鱗”の思いをされた方が多いのではないでしょうか(^^)
【慣用読み一覧】
大昔の正式読みと謂っても戦前辺りではなく、明治は基より平安室町江戸時代の大古のことでしょうから、時の移り変わりで我々の知らぬ内に今では漢検テストで×にされる正式読みが少なくないように思います。どうしてって漢字検定協会発行の漢検辞典に慣用読みしか記載されていない熟語が殆どですから、慣用読みを正解にしないとおかしいですものね。いやはや漢字は難しい!!
今日の女子プロゴルフは横峯さくら選手来週開催の全米オープンのためにお休みでした。(;;)さくらちゃんの出ない試合なんて見る気もしないのでこちらもお休み致します。それより復調の兆しの見える宮里藍選手は上位に食い込めたでしょうか?

どじょうが出てきてコンニチワ


風薫る五月も終わり、漸く花粉症からは遁れたようですが梅雨の趨りで蒸し暑い六月がやって来たので憂鬱な気分です。昔から気力は目に出る、生活は膚に出る、教養は声に出ると云うそうですから6月は萎える気持ちを引き締めて生活は規則正しく仕事と勉学に勤しんで緊張感を以て迎えたいと願っておりますが、世間では成人の百日咳が大流行の兆しとか…うちの事務所の職員が先週からお多福風邪になったりしてそのせいか私も微熱が引かず体調がイマイチなのでどうなることやら…(;;)。
今日ご紹介するのは余り人の出入りのない開かずの玄関の隅で恵まれない不幸な1年半を過ごした哀れなシンビジュームです。確か一昨年の暮れに何方かに頂戴した鉢花でしたが、花が終わってから玄関脇のシンビの棚に置く筈が満杯で置けないために其の儘棚の下の隅に放置され忘れ去れていたものです(;;)。先日見付けたのですが葉の陰に隠れ、いじけて壁を向き俯いて分からぬように咲いていたので蕾が出ても花が咲いても永く気付かなかったのは不覚でした。花を愛でる者の風上にも置けぬ自分に無性に腹が立ちましたが、せめてもの罪滅ぼしにと切り花にして事務所の玄関を飾ることになりました。可愛い卵色の花は春蘭のようでとてもシンビとは思えず、来年も再度咲いて頂こうと鉢を私の目の届く事務所の玄関に移動させ早速HB101とお礼肥のハイポネックスを与えてやりました。(^^)

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茎は俯きながら花だけ懸命にお日様の方を向いているのがいじらしいですね(;;)
和歌山県湯浅町と云う処で水道から泥鰌(どじょう)が出てきて住民をビックリさせたとか…(^^)毎日新聞昨日の朝刊の記事でしたが、何でも同町の新しい造成地の新築住宅に水道を供給するために町が水道管を接続したところ、誤って防火用の配水管に接続されたらしく水道管から生きた泥鰌(どじょう)がニュルニュルと出てきたり、夏も近くなった27日には色や匂いがおかしいなどの苦情を受けて町が調べた処不思議なことに入れた筈の塩素が全く検出されず(::)調査の結果水道の水は実は水源地の水ではなくて近くの溜池の水だった事実が発覚したそうです。可哀想に住宅住民の幼児一人が腸炎に罹って通院中だとか(;;)お気の毒で不謹慎ではありましたが久し振りに長閑で微笑ましい田園風景を見るが如き楽しい話題に触れた思いでありました。此の事件で一番愕いたのは泥鰌さんだったのではなかったでしょうか。(^^)
先週紙数の関係で触れることができませんでしたが、日本の大相撲は最早国技と言えなくなったのではないかと最近私は疑わしく思うようになりました。先場所は琴欧州が優勝してモンゴル勢から優勝旗を奪い取りましたが、考えて見れば最近14場所連続して外人が優勝しており、06年初場所で栃東が優勝して以来朝青龍と白鵬が交互に優勝し今回の5月場所でも琴欧州初優勝と2年半も日本人が優勝できずに居り、今後も当分は日本人に優勝の可能性が乏しいと思われる処から何が日本の国技かいなと呆れます。政府も税収不足を貧乏人から乾いた手拭いを絞るが如く税金を取り立てる前に早急に財団法人日本相撲協会から国技だからと例外的に認めていた非課税の特権を取り上げて所得に対する法人税や事業税住民税の申告納税義務を課して頂きたいと思います。税法上での解釈ではプロレスやボクシング同様興行業として課税されるべきものであり明らかに収益事業なのですが、相撲協会のみ監督官庁の文科省が国技だからと特別扱いしての非課税の特例は何処の法律に出ているものでもありませんから、現状では一般大衆への説得力がなく最早世間に通用しなくなったと考えます。最近のように外人にばかり優勝され多額の賞金を攫われて少なくない外人力士に貴重なドルをどんどん自国に持ち帰られるのでは堪ったものではありません。今年発表された日本相撲協会の19年末現在の財務諸表によれば事業収入が年間1100億円と大企業並みであり、流動負債に載せられている未払法人税等7万円(赤字でも払わねばならぬ公益法人の均等割です)を見て思わず嗤ってしまいました。(;;)
損益計算書を見ても役員退職引当金など多額に繰り込んで損益を赤字にしていますが、法人税法に則った税務会計に従えば大幅な黒字になるは必定であり、多額な税負担となるでしょうから北の湖理事長も思惑の退職金が泡沫(うたかた)の陽炎となり、退職金規程改定の已むなきに至ることになるでしょう。(^^)
税務署は中小零細企業を甚(いた)振っては少なくない酷税を取り立てていますが、貧乏人の後期老齢者泣かせの新設保険料にしても、550万円以上の所得者は並(な)べて保険料が6万円下がったとホクホクされていますから、保険料収入増加を目指した手前、その分貧乏人に過重請求されているものと思われ可笑しいと思います。物事と謂うものはもっと大所高所から見て判断すべきものではないでしょうか。税金にしても保険料にしても総じて上に薄く下に厚くが既成路線となっていますが此は本末転倒であり、これらの租税公課は必ず上に厚く下に薄くするのが施政者の為すべきことではありませんか。福田総理、聞いているのか!
大阪府の橋下知事が府立体育館売却の方針に相撲協会北の湖理事長が慌てて28日春場所のための存続要望書を知事宛に持参しました。知事とてあの大きい身体には圧倒されて“重く受け止める”と要望書を受け取ったそうですが、逆に賃料を10倍位値上げする要望書を渡してやればよかったですね。そして”日本人が優勝するまで事業税も払って下さいね“と言ってやったらどうだったでしょうか(^^)
中国は世界各国にパンダを貸し出して相手国から喜ばれるため、友好の象徴とかでパンダ外交なんて言われているけれど実態はパンダの貸与料が篦棒に高く中国の外貨獲得に大きく貢献しているとか…(;;)先日新聞記事で見ました。
世界各国の動物園に居る中国のパンダは昨年末現在世界中に242頭だそうです。貸与料は各国によって違うでしょうが、神戸の王子動物園では2頭で年間100万ドル(;;)だそうですから、中国は世界中から年間1億ドル(円に換算すれば100億円)以上ものレンタル料をせしめていることになります。王子動物園の年間収入は現在約6億円だそうですが、支出がパンダのレンタル料を含めて約7億8千万円もあり毎年2億円近い赤字(市の負担)は00年パンダ登場前と少しも変わらぬそうです。お役所は予算制であって諸経費は収入を度外視したものですから1億円支払って赤字が変わらぬのも訝しく、パンダの来た00年もパンダ人気の薄らいだ現在も同じ赤字なのはもっと可笑しいですよね。役所は損益の増減で翌年度の支出予算を加減されますから、恐らく収入の増減に見合う経費を市の一般職員の入替や増員などで粉飾していることでしょう。私の以前の知り合いにも一人居ましたが3年間王子動物園でした仕事は判子捺す仕事だけだったとか…(;;)
愈々後2年に到来するパンダの貸与期限をどうするのか、上野動物園ジャイアントパンダ“リンリン”の死を受けて胡錦涛中国国家主席から次のパンダ貸与の打診を受けて石原東京都知事の“レンタル料は法外な値段だから、居なくてもいいのじゃないの?”の発言に見る如く、神戸市もパンダに固執することを再考する時期が来たのかも知れませんね。大阪の橋下知事なら“今すぐ返せ”と言うことでしょう。(^^)
王子動物園もパンダを返したからとて黒字になる訳もなく矢張り2億円近い赤字が続くと思いますが、中国に渡すことを思えば判子を付く職員が増えても良いんじゃないですか?他の部門の人件費が減ることは間違いありませんしね。
それにしても中国の商売上手には魂消ますね。今度大震災のあった四川省はパンダの棲息地だそうですが、自然蕃殖かと思ったら四川パンダ蕃殖センターまで設けて居るそうで幸い職員共々殆ど無事だったとか(^^)中国政府にしてみればチベット族の安否などどうでも良くて、ドル箱であるパンダの方がずっと気掛かりだったのではないでしょうか。温家宝首相がいち早く被災地に駆け付けたのはパンダ達の安否を確かめたかったのでしょうね。
王子動物園も10年3月のパンダ貸与期限までに動物園を訪れる方々に毎年貴重な外貨を100万ドルも払ってパンダを見たいのかどうか一度アンケートを採られたら如何でしょうか。そんなに高いのなら直ちに中国へパンダを返してその分市民税や国民保険料を安くしてくれと言う回答ばかりでアンケートの結果発表ができなかったりして…(;;)
豪州から来ているコアラも幾らか貸与料を取られているのか少し気になりますね。(;;)
日本政府は中国政府から自衛隊機による四川被災地への救援物資の搬入を断られて面子を潰され民間機による屈辱の輸送となりました。アメリカはとっくに軍用機で支援物資を四川に空輸し中国軍関係者からの出迎えまで受けているのに我が国の好意だけ蚊帳の外は甚だ心外です。中国側の意向は日本政府が中国侵略を本当に謝罪するまでは自衛隊機を受け入れるべきでないとの民間サイトの意見を取り入れてのものだそうですが、決着の付いた大昔のことを穿(ほじく)っての中国政府のこの態度は何様かと実に腹だたしいですね。いっそ“うちは自衛隊機しか災害救助物資を運ぶ手段がないので、今回はパスさせて頂きます”と公然と言ってやれば中国は慌てて自衛隊機でどうぞ…と言うに決まって居ますから、今度は“中国侵略の謝罪をせよと謂う中国人の態度に我が国の国民の同意が得られないからダメだ!”と言ってやれば良いのですが、政府の外交下手と謂うか駆け引きの拙さには唯々呆れ果てるばかりであり、外務大臣並びに外務官僚の弱腰にも困ったもんじゃのう。(;;)
今週の女子プロゴルフはさくら選手休養のためお休みします。あの細い身体で痛々しくて早く休んで欲しいと願っていましたが実際にお休みされると、とても寂しい週末となりました。(;;)

常用漢字の不思議


招きもしないのに突如阪神淡路間を訪れ多くの傷跡を残して去って行ったあの悪夢のような大震災が未だ昨日のことのように想い出されますが、丁度大震災の1ケ月前に誕生した孫が今ではもう中学一年生の3学期ですからから早や13年も経過したことを実感しない訳には行きません。
今年も大震災で肉親を失った方々にとっては祥月命日に当たる17日には被災各地区で追悼の鎮魂式(レクイエム)が催されて居ましたが、何時も想い出されるのが大震災の翌年である平成7年1月17日に偶々仕事で芦屋の関与先を訪れた折、業平橋南西地区から二号線を跨いで現在のJR甲南山手駅付近付近にかけて、焼け野原のあちこちに無数に手向けられた花束を見て、犠牲者の多きに驚くと共に、此の世の創造主の如くに威張っている人間が、大自然の力の前に如何に脆く無力な存在であるかを知り、所詮人間は根源的な無明と言ってよい孤独の闇に生かされていることも改めて知らされたのでありました。{%orz_a%}
今日は上記芦屋のお得意先であるNさんから先週仕事のメールのお供をして送られてきた白梅の花を先週の万両に続いてご紹介しましょう。梅の開花は普通2月になってからですがこれも温暖化のせいでしょうか{%gakkari%}

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白梅と謂えば湯島天神ですが“湯島天神と謂えば懐かしい婦系図(おんなけいず)”のお蔦と早瀬主税の別れの情景が想い出されます。あのとき月の光に白梅が浮き出たとき『切れるの別れるのって、そんなことは芸者のときに言う言葉、私にはいっそ死ねと言って下さい』お蔦のあの有名な名セリフに泣かされたのは何時のことだったでしょうか。現代の女性なら素人娘でも “手切れ金はなんぼ出せんねん!”と男に詰め寄り、気の弱い男性をオロオロさせることでしょうね。{%saiaku%}婦系図(泉鏡花作)は徳冨蘆花作の武夫と浪子の不如帰(ほととぎす)、尾崎紅葉作の貫一お宮の金色夜叉(こんじきやしゃ)と併せて明治時代を代表する三代通俗小説と呼ばれましたが、今の通俗小説と違って昔は読者が帝大出の知識層辺りに多かったせいか、格調が高く現在の純文学より遙かに高度なものであり、只男女間の“ものの哀れ”を主題としているばかりに通俗小説と呼ばれていたようです。この時代は文語体が国語教育の基礎であったために泉鏡花の作品も初期の作品は文語体でしたからその後口語体に転じても、五七五調でフレーズが韻を踏んでいて歯切れのよい文章です。私には難解な漢字熟語の勉強にもなり今も愛読書の中に入っています。{%tyoki%}皆様も未だだったら“高野聖”など一度読まれたら如何ですか。今流行(はやり)のあやかし物の趨りのようですが、今流行(はやり)の畑中恵“しゃばけ”などとは違って格調が高く、読者を全く違った世界に誘(いざな)ってくれる神秘と驚異の物語にきっと驚かれることでしょう。{%ureshii%}
脱線した話を元に戻しましょう、お得意先である芦屋のNさんは大震災で自宅兼本社が全壊となり、翌年建て替えられましたが平成14年には芦屋市から強制的に区画整理(それまでの4mの道路を6mに拡幅)の対象となり、再度取り壊しとなって{%komaru%}翌年建て替えとなりましたが、私より3歳も年長の方にとって5年間に2度の建て替えは莫大なエネルギーを要し更に生活様式の変化による精神的なダメージも大きく、大震災後手を拱(こまぬ)いていた芦屋市の朝令暮改が腹立たしく思われてなりません。区画整理をするなら大震災直後焼け野原になって何処が道やら人家の後やら分からぬ時にどうしてできなかったものでしょうか。これぞ税金の無駄遣いの標本のようなものであり、儲けたのは建築業者と道路工事業者だけでありました。{%ikari%}{%ikari%}
ともあれ、築後三年漸くお庭も昔の佇まいを取り戻し、草木やコオロギ達も帰ってきて四季の草花が色取り取りに咲き誇るようになり、Nさん宅に時折仕事でお伺いするのが季節の楽しみとなって居ります。{%spring%}
常用漢字の見直しを進めている文部科学省文化審議会国語分科会漢字小委員会(舌を噛みそうな何とも長い名前ですが何とかならんのか!)では現行の常用漢字に含まれていない11字を新たに常用漢字に追加することになり、2010年度より実施するそうです。新常用漢字11字は鹿、阪、奈、岡、熊、梨、阜、埼、茨、栃、媛、となっていますが、奇妙な共通点にお気付きでしょうね。そうです全て我が国の府県名の内常用漢字に入れられてなかった字が今回追加されることになりました。常用漢字は学習漢字を含んで中学3年生の義務教育期間までに教えられる漢字ですが、中学校を卒業しても自分の住む県の名前すら教えられていないのではマズイのではないかと謂う処が遅蒔きながら発想の原点と見ました。
処が埼玉の埼は現在準1級の配当漢字ですが音読みが“き”で訓読みは“さき”ですから困りましたね。漢字小委員会では無理矢理訓読みに“さい”を入れるつもりでしょうか?{%tohoho_a%}
常用漢字は今から27年前1981年に制定されて現在に至って居ますが、その出所はそれまで使用されていた当用漢字や教育漢字から移行してきたものと思われ、当時既に殆ど使用されていない漢字や難解な漢字が多数含まれていることから常用漢字が当時の文部省の役人によって充分に精査されることなく第二次世界大戦当時に使用されていた漢字が当用漢字を経由してフリーパスで常用漢字にされたものと思われ法案に盲判を押した文部省役人の怠慢にも驚きますが、民間の有識者も傲慢な役人の前では一言も言えなかったは不甲斐なかったと思いますよ。
例えば陛、爵、璽、詔、勅、謁、閲、慶、陵、など天皇に関する用語と思われ、獄、拷、脅、嚇、虐、虜、などまるで監獄用語ではありませんか。逓、など昔郵政省のことを逓信省と言っていたための用語であり、現在では逓減とか逓増に使われる位で死語に近い字となっています。小委員会はこれら現在使われなくなった漢字と画数の多い繊、遷、薦、繭、髄、麗、などを常用漢字から追放して準一級に格上げすれば漢検2級の合格率が現在の25%から50%に上昇することに違いありません。
小委員会では引き続き約4000の漢字(現在の準1級迄の漢字3000字に1級の漢字を1000字加える)を書籍や新聞で使用頻度を順位付けして上位の漢字を新しい常用漢字と定め下位は個別に検討し、更に読めるだけでよい“準常用漢字表”の制定をも検討するそうですが、書けなくても良い常用漢字なんて可笑しなものであり、実施するとなればセンター試験は言うに及ばず、中学受験、高校受験にも影響が大きく長いスパンで見ないことには、どうかすると浪人に不利になる可能性が大となりますがその辺を愚かな役人達はどう考えているのでしょうか。
高級料亭とは表向き実は偽装のデパートであったあの悪名高い船場吉兆が民事再生法による再建を目指し、この22日から営業を再開することとなりましたが、僅か5名のパート従業員が労働組合を作り、ボンボンでお飾りであった長男に変わって新社長に就任した湯木佐知子女将に造反し、“湯木一族が会社に残る限り体質改善は望めない”と新社長の退陣を強く求めております。幹部社員達も容赦のないリストラで退職を余儀なくされ、残された低賃金のパート達5名だけが失うものは何もないと立ち上がったものですが。この女将謝罪会見の折社長である隣の息子に小声で謝罪の入れ智慧をしてメディアの失笑を誘うなど役職は兎も角、従来から実質的な経営者であったものと思われ、お客に向けた笑顔が振り向けば従業員に対する閻魔顔となる所謂典型的な搾取型の見本のような人だったことが今回のパート従業員の造反となったものでしょう。例え偽装事件があっても経営者が従業員を庇い、上に立つ者として全ての罪を被っていれば此処まで事態は悪化しなかったと思われますが、それすらできずに従業員の心を繋ぎ止めることができなかった経営者など経営者としての資格が全くありません。本来なら会社更生法を適用したかったことでしょうが、兄弟は他人とばかりに同業吉兆にソッポを向かれてスポンサーとなる者がなくて、仕方なしの民事再生法申請でありましたが前途は多難でありこの会社の行く末は三途の川と見ました。{%shiranai%}
立派な会社の経営者は口を揃えてこう言っているではありませんか。
“うちの会社の財産は機械でも技術でもないうちの従業員や”
吉兆の女将聞いているのか!
先週の答え
 幼気ない(いとけない)
読めるようで読めない字ですよね。“幼い”は誰が読んでも“おさない”ですが常用漢字の表外読みでは“いとけない”と読みます。然しそれでは“おさない”か“いとけない”は判読できないところから幼の後ろに“気”をくっつけて“いとけない”と読むようになりました。準1級でよく出される言葉です。送りがなの異なる“幼気な”と謂う言葉もありますが、こちらは“いたいけな”と読みます。{%warai_a%}又、幼稚の“稚”という字に送りがなの“い”をくっつけても“いとけない”と読みます、勿論此も常用漢字の表外読みとなっています。
前回の漢検試験で私に解けなかった常用漢字は“尚ぶ”の仮名付けでした。勿論表外読みなんですが正解は“たっとぶ”だったのです。{%gakkari%}常用漢字と謂ってもバカにできず結構難しいですね。
“漏洩”という熟語は機密などが漏れることを謂い“ろうえい”若しくは“ろうせつ”と読みますが同じ意味でも”洩漏“は”せつろう“の一本読みですから熟語って難しいですね。
今週の漢字の問題
“雪袴”
読み方とその意味をお答え下さい。勿論“ゆきばかま”では正解ではありませんよ。{%ureshii%}

懲役七年半は遣り切れない!


先週は年初の御用初めで多忙な一週間でした。お陰様でやっと年末調整事務も殆ど終了し、今週は11月決算に集中しようと思っていますが早く終わらせないと来週には税務署から確定申告の用紙が届けられるでしょうから年中行事で戦闘状態に追い込まれることになりますが、其の間を縫って市役所への償却資産の申告提出や関与先の従業員住民税特別徴収の申告など繁忙期の到来であり一年で一番忙しい時期が近づいて参りますので健康に留意して頑張りたいと願っております。
お正月にお得意先芦屋のNさんからお正月の縁起物“万両”の写真が送られてきましたのでご一緒に楽しんで下さい。{%heart1_a%}

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ゴージャスなお庭に咲く万両は流石に見事なものですね。実が上を向いている”千両“なんてのもありますが、あれは実が小さいですね。”万“は重いから下を向いているのでしょう。{%money%}それから園芸店に行くと”百両”なんてのも売っていますよ。{%money%}うちなんか十両位がお似合いでしょうか{%komaru%}
法律が不備だったのか裁判官が間抜けだったのか、一昨年9月九州福岡で起こった博多湾車輌転落事故での三人の幼児が酔っぱらい運転の若者に殺された事件で8日福岡地裁の川口裁判長は今林被告に危険運転致死傷罪を適用せずに業務上過失致死傷罪として懲役7年6月を言い渡し原告の両親を初め全国の人々を唖然とさせました。三人の幼児を殺されたご両親はきっと遣り切れない思いを駆り立てられたことでありましょう。{%ikari%}
メディアも各紙五段抜きでこの問題を取り上げ、経済紙日経新聞ですら社説“春秋”欄にてこの判決を徹底批判し、“危険運転致死傷罪が年間に立件されるのは業務上過失致死傷罪の1000分の1以下であって法の不備で適用が困難であるが、酒を飲んで運転席に座った段階で『未必の故意』が発生しているのではないか”と結んでいられましたよ。{%shiranai%}
社説“春秋”に書かれたことはホンにその通りであり、判決の根拠となったものは事故後40分後に行われた飲酒検知で呼気アルコール濃度がたったの0.25mlだったことが唯一の証拠として採用され、それ以前の情況証拠は全て否定されたどころか、事故を起こして逃走したことや友人に水を持ってこさせてガブ飲みしたことなどが全て被告に有利な証拠として採用されたのでした。何故なら裁判官は酩酊状態なら被告は現場から逃走しなかっただろうし、水をガブ飲みしたこと自体罪を重くする筈の被告が正気であって罪を免れるための小細工が酩酊状態を否定する皮肉な結果と認定されたもののようですが、そんな巫山戯た論理が世の中に罷り通るなら犯人を庇うために法律があることになり馬鹿馬鹿しくてお話になりません。元凶は酒酔運転の目安が呼気アルコール濃度0.5ml以上と不文律として定められているために、この数値が逆に足枷となって犯人の手助けをしたことになり、事件後40分も車から逃げ去り友人宅まで走り回って水を求めてガブ飲みしたことによる呼気アルコール濃度の低下を何ら考慮に入れなかった裁判官は酩酊度には個人差があるからと判断しましたが、それなら今林被告の酩酊度を再現すれば済むとことではなかったでしょうか、それすら怠っての書類を見ただけでの判決は明らかに職務怠慢であり、犯人が事件を起こした時間と経路を再現し再度ビール350ml焼酎のロック9杯、ブランディー水割り数杯を証人達(幇助罪に問われていますから自分達のためにも積極的に協力が得られる筈です)と共に飲ませて事件現場まで運んでいって呼気アルコール濃度を測定すれば必ずや0.5mlを遙かに超える数値が得られ、喩え法が欠陥法であっても目出度くクリアできたものと思い犯人の懲役25年は確定したに違いありません。更にその場から逃走して友人(これも幇助罪に問われています)持参の水をガブ飲みさせれば必ずや呼気アルコール濃度0.25mlに到達できたと思われ、より確かな酩酊運転の確証が得られたと思慮しますが、1年以上も掛かって徒(いたずら)に事件を放置し真剣に事件に取り組もうとしなかった裁判官達を到底許すことができません。事件後酔いが醒めた後の飲酒検知の数値しか判断材料としなかったこんな無能な裁判官は当然弾劾されるべきでありましょう。
検察側は控訴することになるでしょうが、是非高裁の判事達にはこのブログ上の私の愚考を実践されんことを願って已みません。高裁でやってみたら今林被告は拘置所で酒を断っていたため水を飲んでも〇.5mlを超えていたりして…{%gessori_a%}
正月明けの8日早朝4時前にJR明石駅前大明石町の2号線交差点でパトカーに逐われた軽自動車が3人乗りの軽乗用車に衝突して衝突された車の乗員3名の内一人が重体(一人は軽傷)となったそうです。逐われていた軽自動車の運転者は事故後逃走して行方不明だそうですが、逃げたところからしてこの事故の当事者は飲酒運転の疑いが大です。新聞の記事ではナンバー灯の消えた軽自動車が居たために本町1丁目市道付近で停止を求めた処逃走し、パトが約450m追跡した処で見失い約3分後衝突事故が起こったとされていますが、私が不思議に思ったのは本町1丁目市道は丁度魚の棚商店街の西側又は南側の道路であり2号線大明石町交差点は三井住友銀行の角にありますから丁度距離は450m位のもので軽自動車とパトカー共に浜国道側から2号線に右折したと推定され直線道路のこの僅か一信号の間にV8強力エンジンのパトは相手がフェラーリでもあるまいし、多寡が軽自動車を見失うとは到底考えられず、私の推理では真相はパトカーの警官は衝突した軽自動車の男が車を乗り捨て桜町辺の迷路へ逃げ込んだために追い掛けようとして見失い追跡を断念して車に戻り、事故車の負傷者を発見保護したものと考えました。故に事故の第一原因はパトが軽自動車の被近距離を追走し規則で決められた250m以上の間隔を維持できなかったために交差点での事故を誘発したものであり、3分の時間差は車を見失ったのではなく徒歩で逃げた車の運転手を探し倦ねた時間であったと思慮致しました。でなければ逃走している車は本能的に遠くに行きたいに相違ありませんから3分間も2号線と浜国道との間をぐるぐると周回するなんてことは到底考えられません。パトの警官も貰い事故の負傷者を放置して逃走した男を追っかけるなど本末転倒もよい所です。この事件に限らずパトカーに追跡された車が事故を起こす事件は後を絶ちませんがその多くがパトカーが見失った後で事故が起こったとされていますがこれはどうも怪しいですね。逃走車がゲンチャリならいざ知らずプロドライバーを自認する機動隊の隊員がそう簡単に逃走車を見失う訳がないではありませんか。恐らく警察庁から追跡による貰い事故を起こさぬよう通達が出されているために、点数稼ぎ(減点されぬために)見失った後の事故と発表しているのではないかと考えました。私も数回サイレンを鳴らしたパトに追走されている現場を反対車線から目撃しましたが、車間距離はとても250mどころでなく追突しそうな位接近してマイクで“前の車、左に寄って止まりなさい”などと連呼していましたよ。{%saiaku%}
話のついでですが、貰い事故の相手にも責任がなかったとも言えませんよね。緊急自動車となったパトのサイレンとマイクでの呼び掛けの音はハンパではありませんから、信号は青だったのでしょうが、不用意に交差点に進入してしまったのは車内のラジカセのサウンドが大きすぎてサイレンを聞き落としたのではないでしょうか。{%saiaku%}
先週の解答
“女犯”は“にょぼん”と読みます。
童貞でなければならぬ僧侶が女性と性的な関係に陥ることを“女犯”と謂いますが、“にょはん”と憶えられている方が多いようですね。{%warai_a%}
“犯“は6級の配当漢字で5年生で憶えますが、この字を”ぼん“と読むのは所謂常用漢字の表外読みであり、学校で教わるのは高校生或いは大半が大学生になってからになるでしょうし、それも学校の勉強でなく文学書から学ぶ場合が多く、読めない方もご自分を卑下されなくてもいいですよ。
今週の漢字の問題
“幼気ない”この言葉の意味は容易に分かりますが“読み”はおわかりでしょうか?

馬鹿を見たくば親を見よ


雑草でごった返しの事務所の庭は蛇でも出そうで愚娘から“余りにも酷すぎる”と苦情が出たため週末少しだけ草抜きをしましたが、腰が痛いばかりで幾らも抜けず今週に持ち越しになりました。原因は蛙が冬眠から醒めたときに叢があった方がヤブ蚊など餌があっていいかと単細胞に考えたものでしたが、3日で30cmも伸びる雑草には蛙もおっ魂消たことでしょう。 {%uttori%}
姿は見えませんが時折叢の何処かで“ゲゲゲ”と可愛いくない声が聞こえます。 {%gakkari%}

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雑草の中には写真のような昔懐かしい“烏の豌豆”も沢山生えており、何時もは早くに刈ってしまうのですが今回は冬眠蛙のせいで良く育ったために太った豌豆が沢山実を付けたので遠い昔を想い出し豌豆笛を作って吹いてみました。数十年振りのことで最初は上手く吹けませんでしたが、やがて♪ピー♪と良い音で吹けるようになり早速小学三年生の孫達に披露すると、流石子供達は飲み込みが早くすぐに上手に吹けるようになり、明日は学校へクラス全員の数だけ“烏の豌豆”を持って行くと意気込んで先刻豌豆を沢山もいで帰りました。今時(どき)の若い先生に果たして知って頂けるやらと案じております。
先生だけ吹けなかったりして… {%tohoho_a%}
この豌豆は放っておくと真っ黒になるところから“烏の豌豆”と呼ばれますが、私の小さい頃はこの豆を干してお茶っ葉にしていました。少し苦いのですが利尿剤としても効果的とか…腎臓の弱かった私は母から“烏の豌豆”採取役を仰せつかって何時も飲まされていたものです。 {%gomenne%} 60年前の懐かしい想い出でした。 {%uttori%}
先週の“白黒つけます”は『大学生はバカになったか?』でありました。 {%shiranai%}
答は見るまでもなく3000名近いアンケート回答者の70%以上が“大学生はバカになった”と答えましたが、ある学生寮の管理人が勉強のことなどより日常生活に於いて今の学生の幼稚化を歎いて居られるのが注意を惹きました。“トイレは汚しっぱなし、水は出しっぱなし、食べ物は捨てっぱなし、食事の仕方など最低”だとか、これって勉強以前のことですから、バカ以前の問題と謂うべきでしょうか。親の教育や学校の先生の指導がなっていなかったことを意味しますよね。大学生になって急に生活が乱れた訳ではなく中学生高校生の生活を引き摺っての大学生生活に違いありませんから、ずっと以前から親や先生の無放任と本人の無自覚が続いていたものと思われます。男子高校生が電車内で腰パンとか謂われるズボンを腰まで下げてシャツを出し靴の後ろを踏んでいる姿や、女子高生が電車内で尻座して菓子パンを食べたり化粧したりする姿を見るにつけ、我々世代の人間には自分達の恥部を晒された思いでありますが、彼等が次代の大学生になるのですから、バカ以前の問題まで論じるべきではなかったかと思いました。これら全ては子供に人間の為すべきことの善悪を教えられなかった親や学校の先生である新世代の人達が責任を負うべきでありましょう。昔からの諺“馬鹿を見たくば親を見よ”と言うではありませんか。つらつら考えるにその新世代の親たちも又バカであったとすれば、彼等を育てた我々より一回り年長の大東亜戦争を闘ってきた人達も同じくバカであり子弟の教育に反省すべき処が多々あったと感じました。要するに大学生がバカなのは我々が皆バカだったのです。 {%komaru%}
今期の阪神は親会社が宿敵阪急に買収されたせいかメチャ弱いですね。鉄人金本もそろそろトシだし今期は多くは期待できないのではないでしょうか。ほくそ笑んでいるのは“阪神優勝なら一人5万円の商品券を1万名に進呈します”との謳い文句で4月までの僅か3ケ月で2700億円もの定期預金をかき集めた尼崎信用金庫でありました。この信金は嘗て“阪神優勝は金利7.7倍!”で有名となり人気を集めたことをご記憶でしょう。今回もオマケ付きなので本来の利率は最低に設定してありますから、2700億円も売れれば5億円の商品券代など全体の0.18%にしか過ぎず7.7倍のときは尼信の経営が案じられましたから今度は神戸信用の0.6%の1年定期や日新信用のタコ定期0.7%に比べると地均ししてダントツに低いものであり前より圧倒的に少ない出費で済みそうです。50%以上が経費として差引かれる宝くじがあれだけ売れることから日本人が射幸心が強い人種であることがよく分かりますね。どうやら5億円は泡沫の夢になる公算が大であり、全てはダメ虎と化した阪神のお陰で尼信は巨利を得ることになりそうです。
多額の商品券購入を期待していた阪急阪神百貨店もガッカリしていることでしょう。 {%gessori_a%}
昨年の秋、大阪府の中学生陸上中距離走(1500m)ラスト200mでトップ争いの二人の選手の一人が転倒して優勝を逃し更には膝の損傷から重傷となり、先週裁判沙汰となりました。訴えたのは転けて優勝を逸した選手側かと思ったら、ナント!優勝した選手側からの裁判であり被告は泉大津市だとか、何とも面妖な事件となりました。何でも転けた選手側の学校関係者が保護者のビデオから“あの子は後ろから押されて転けたんや!”と抗議していたそうですが、優勝した選手の家族も黙って居ずに、さる民間機関に140万円も支払ってビデオの解析を依頼し、あれは単独転倒であって走路妨害はないと反論し、損害賠償の民事訴訟が提起されました。解析屋さんも140万円も貰えば依頼者に有利な証言はすることでしょうが、ビデオは遠距離からの撮影では立体画面でないため接触の有無の判断は難しいでしょう。でもこの人達はビデオビデオと騒がないでどうして走っていた本人に聞かないのでしょうね。“押されたから転けた”と言わせば全ては解決できるのではありませんか。子供は正直だから当人は“押されていない”と言っているため口封じを命じられたかな…?
沢山の病院が勤務医や従業員の給与から天引きした社会保険料長期間滞納していることが厚生労働省の発表で明らかになりました。営業不振の会社ではよくあることですが、社会保険のお陰で食べている病院が社会保険料滞納とは厚生労働省も嘗められたものですね。2009年度より罰則を設けて長期滞納者を保険医指定から外すとか生温いことを言って厚労省は息捲いて居りますが、そんな邪魔臭いことをしなくても先月分から病院に支払う社会保険診療報酬の振込金額から未納の社会保険料を天引きすれば済むことではありませんか。税務署を見てご覧なさい。還付申告をすれば先ず彼等は申告者に未納税金がないかどうかをチェックして未納があればさっさと差し引いて残額のみが還付されますから経費も掛からずお互いが納得です。それに保険医指定を取り消せばその病院は患者が居なくなって潰れるよりなく、周辺の患者さん何よりは困るし、厚生労働省は余計に社会保険料の取りはぐれが増える一方だと思うのですが… {%gakkari%}
厚生労働省も国税庁から数人出向して貰ってその辺のノーハウを伝授して頂いたら如何ですか?何時もながら厚労省や社保庁のムダさ加減には呆れます。最近又もや年金の加入期間の記録喪失が巷を賑わせて居ますが、最近の半年で実にその数179万件にも上るそうです。団塊の世代が定年を迎えての履歴紹介を受けてのものでしょうが、文句を言ったら“40年前の領収書を持って来い”ですって…良い加減にして欲しいですね。原因が分かった幾つかは入力時に性別誤りや振り仮名をよく見ずに姓名の“読み”をうっかりと誤って勝手な“読み”(例えば角田をかくだ、とか、すみだ、に…)にミスした類のものが多いらしく担当者の注意力散漫さは目を逐うばかりです。其の社会保険庁が今回非公務員型の日本年金機構に改組する法案が提出されようとしていますが、非公務員型に変わったとて中身は同じ保険料と税金の無駄遣いが継続しますから何も変わらないのですが、この法案が可決すると変わることは機構は天下り法人の枠から外れ公務員規制対象外となるので天上がりお役人が幾人雪崩れ込もうと自由であり誤魔化した保険料を食い荒らそうと目論んでいる狡い官僚の深慮遠謀が漸く見えてきましたよね。早く社保庁を国税庁にM&Aでもされて社保庁を解体せよ! {%ikari%}
女子プロゴルフツアーヴアーナルレディース横峯さくら選手は初日81の大叩きで遣る気をなくし“ジンマシン”の診断書で棄権しました。“ジンマシン”はゴルフのプレーにさほど影響はないと思うのですが、人気ゴルファーの欠場はギャラリーや視聴者が激減しますから、協会への手前表向き何らかの診断書が必要だったことでしょう。そのため今日は故事諺格言コーナーに変更します。
『黄昏(こうこん)』と書いて何故か“たそがれ”と読みますよね。夕闇が迫る頃を指しますが、その語源をお考え下さい。
ご存じの方には雑学博士をお贈りしましょう。 {%applause_a%} {%trophy%}
因みに今日のブログの題名“馬鹿を見たくば親を見よ”とはどう謂う意味かお分かりですか?