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栄枯盛衰世の倣い


秋も段々深まって参りましたが、朝夕の冷え込みは風邪を誘発し兼ねず、おまけに今年は予防注射の効かない新型インフルエンザの登場とか、(;;)自然破壊による地球環境の悪化に伴って自然現象ばかりでなくあらゆる物が石油製品の残滓に冒されて行くように思えて成りません。世界経済の破綻も元はと謂えば、原油価格の人為的な操作により脆弱となった企業が企業基盤を再構築すべく債券市場へ虎の子の財産を注ぎ込んだ処でアメリカのバブルが弾けてサブプライム事件の登場となりましたから、どんなに大きな企業も一溜まりもありませんね。いいえ大きな企業ほど余裕資金を持っていましたから影響が大きいと思います。
日経平均は1万円台を割って8000円台と低迷し、1ドルも100円前後でうろうろ、其れも強い円なら兎も角弱いドルのせいとあれば日本も周章狼狽の体でありますが、選挙も近いとあって政府は消費者の保護とか小手先の小細工でお茶を濁し、実体経済の根源から目を背けて何もできずに立ち竦むばかりとは情けなくてなりません。自民党も党の行く末などより国の存亡が遙かに大切なことが分からんのか!
禿鷹軍団の一つであったモルガンスタンレーに9000億円出して救済すると侠気を見せた三菱UFJFGでしたが、此処に来て25ドルで取得予定のモルガンの株価が10ドルを割ってきたため慌てて普通株の取得予定を変更し、全額優先株に切り替え先週9000億円を振り込みましたが、幾ら優先株が配当金優先とは謂え、10ドルを割った会社に配当する元気があるとは思えませんし、第一優先株になると議決権が行使できないため役員一人送り込めず経営方針に介入できないため到底傘下に治めるどころではなく、或る意味社債権者のようなものであって社債権者なら決まった利息が得られますから未だマシであり、優先株取得は日本政府が金融機関救済のため大手銀行に対して自己資本比率を高めるために採った手法と少しも変わらず、それならアメリカ政府が採らねばならぬことを三菱UFJが代行したことになり、人助け(国助け?)も良いとこです。若し株価が回復しないと三菱UFJは致命的な含み損失を受けることになるでしょうから株主から高値掴みの責を問われて株主代表訴訟を起こされることになるでしょう。それはそれで三菱UFJ経営陣の自業自得ですが、此まで我が国がモルガンスタンレーから毟り取られた多額な不動産や株式の差益に加えて今回の救援策ですから、三菱UFJは世間から“盗人に追銭”と謂われても致し方がないでしょうが、三菱UFJはきっと経営権を握って彼等から法に触れないボロ儲けの方法を教わりたかったのでしょうね。若しそうだとしたら泉下の岩崎弥太郎氏が嘆いていられると思いますが、彼とて維新政府が通貨発行に際してインサイダー取引の魁(さきがけ)として巨利を得て日本郵船を創設した人物ですから因果は巡るであったと言えるのでしょうか。
神戸市も遂に来月から分別ゴミ有料化となるを受けて、先日事務所のあちこちを整理していたら、噴霧口が壊れたダニ退治の畳フマキラーが出てきました。何時購入したものか記憶になく容器の中は未だ液体が沢山詰まっているようで金属製のゴミにすると爆発の危険があるとか…(;;)処置に困って容器に記載されたお客様相談室に電話してみました。すると先方の係の方はとても丁寧な応対で“その商品は10年前に製造中止となっておりますので代りの商品をお送りさせて頂きます。当方からお送りする封筒で畳フマキラーをご返送下されば結構です。送料は此方で負担します”と言われ、恐縮してしまいましたが、電話を終わってたったの15時間の翌朝商品が届けられお詫びの手紙まで入っていました。ゴミに出せない代物なので畳フマキラーさえ受け取って頂けるなら送料此方負担のつもりで電話したのに、代りの商品の蟻フマキラーとオマケとして下駄箱の脱臭剤まで頂戴してしまったので、幾らお客様は神様ですと謂っても、其れは表向きの飾り言葉に過ぎず実際には消費者の権利の乱用である横暴を苦々しく思っているメーカーが多い中を10年も前の商品を引き取ってくれておまけに代りの商品まで頂戴できるとは日本には立派な会社もあるものだと感激と同時に愕いてしまいました。
此の会社は電池式の蚊取器の売れ行きが好調で殺虫剤業界では第三位に君臨していますが、最近では最大のライバルである業界トップのアース製薬が毒牙を伸ばし、持ち株を買い増し今ではフマキラーの筆頭株主となって自社の傘下に入れようと画策していますが、フマキラーは徹底抗戦の構えです。フマキラーさんどうか負けないで頑張って下さい。私も微力ながら少しですが株を買って応援するつもりです。“TOBが掛かっても売りませんから安心して下さい”と言いたい処ですが僅か1000株買った処で援軍にも何にもなりませんね。こう言うのを称して“田作(ごまめ)の歯軋り”というのでしょう(;;)フマキラーさんご免なさい<(_ _)>

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フマキラーの商品に同封されていた手紙の封書も便箋もB5判でしたから、役所の書類を初め殆どの書類が欧米に倣ってA4サイズにされている今懐かしい郷愁に浸りました。何せ10年前に購入したうちのFAXは既にB5サイズの設定が失われていますから、此の会社余程物持ちの良い会社か或いは“故きを温ねて新しきを知る”今時珍しい反骨の精神の持ち主である会社なんだと納得しました。(^^)
小さい街で起こった大きな出来事をお知らせしましょう。神戸市の端にある垂水の駅前に40年以上も古くからあるパチンコ屋さんがゲーセンなどを経て、今夏店を潰して雑居ビルにでもなるらしき大きな建物の建設着工となり工事は順調に進んで居りました。廃業の原因は其れまで立地条件の悪かった後発のパチンコ屋がどんな伝(つて)を辿ったのか、或いは市の条例で定められた垂水小学校からの距離が幸いしたのか、阪神大震災前の駅前再開発に乗じて上手く一等地であるレバンテ1階の表正面を獲得したせいで立場が逆転し客が取られたためだと思われます。先発の廃業で現在では駅の北側は後発の店1軒だけとなりましたから日曜日など10時開店の一時間前から客の行列ができる盛況振りでパチンコ業界衰頽の噂など何処吹く風の有様です。廃業したパチンコ屋さんの先代A社長(華僑の方)とは大昔2-3度お得意先の方の紹介でゴルフに行ったことがあり、10数年前に亡くなられました、自宅は店から徒歩数分の八幡神社の西隣の豪邸に住まっていられましたが、最近売却され今年分譲マンションとなってしまいました。二代目のAさんは顔も存じ上げませんが、私の家の坂の上に100坪の邸宅を構えられたのは30年ほど前のことですが、入口の大きなガレージには豪奢にもベンツにBMWと当時は高値の花(今でも?)高級車が2台並んで居て、パチンコ屋さんは良く儲かるんだなと感心すると共に、何時もジャンバー姿に自転車で店に来られていた質素なお父さんのAさんと対照し“親辛抱、子楽、孫貧乏”の俗諺を思ったことを今も良く憶えて居ります。
二代目のAさんが此の世界から撤退されたのは競争相手のためばかりではなく、パチンコ業界の趨勢を先読みされての転身であったのでしょうが、不幸の赤い糸(黒い糸か?)など何時何処から飛んでくるか分からず、大事を取って設計施工を依頼した中堅ゼネコン新井組(東証1部上場)がこともあろうに施主の一人である創建ホームズのマンションを建築中に同社が8月倒産し、代金5億5千万円が焦げ付いたために資金繰りに行く詰まり、新井組まで共倒れ倒産となって民事再生法申請となったものですが、全幅の信頼を置いた東証1部上場のゼネコンに建築半ばで工事がストップされ放置されては二代目とすれば将に青天の霹靂であったでしょう。(;;)

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建築中途の建物は新井組のものだし、着工時に支払った数千万円?の建築代金は一般債権となってAさんには先ず1%も返って来ずこの先一体どうなることでしょうか。素人考えでは建築中途の建物をAさんが管財人から買取り、他の工務店に工事費を払って続きの工事をして貰うことにでもせぬことにはどうにもならぬと思いますが、他人の工事の続きなんて5割増し位貰わないと誰だって厭がることでしょう(;;)
それにしても年商700億円の大会社が僅か5億5千万円のお金をメインバンクである三井住友銀行から調達できないなど、きっと新井組は創建ホームズの倒産を理由に虎視眈々と頃合いも見計らっていた三井住友に見捨てられての倒産であったに違いありません。
新井組はバブル最盛期に銀行に上手く乗せられて北摂道場付近でゴルフ場を建設しようとして600億円の赤字を出して当時の株価が16円まで下落したことがありましたが、未だその古傷が癒えて居なかったものと思われます。現在新井組は監理ポストで株価は一株僅か2円となりましたから再建は絶望であり倒産は事実上確定的ですが、一番悪い奴はきっと薄情な銀行でしょうね。
Aさんも二代目ですから苦労が足りなかったのか、その辺りの事情に疎いお坊ちゃんだったのでしょう。(;;)栄枯盛衰世の倣いとは謂えお父さんは泉下でどんな思いをされて居るでしょうか。(;;)
愈来週26日は漢字検定のテスト日となります。何時もの山手短大から会場が長田の村野工業高校に移されたので往復の時間が半分になりました(^^)。今度は果たして何点頂けるでしょうか?前回の点数さえ下回らなければ老人ボケが進行していない証明となりますので、合格不合格など度外視しての必死の挑戦ですが、何せ昨日憶えたことを今日忘れているので少しの進歩も見られません。憶えるには簡単な熟語も等閑(なおざり)にせず只管(ひたすら)漢字を書き続けるしか方法がありませんから、朝夕熟語を500字位書いてやっと20字位が記憶脳に留まって呉れるようです。(;;)“等閑”や“只管”なんて書取には覚え難い熟語ですが、ブログに使用することで記憶脳に留めようなんてさもしい魂胆をお察し下さい。(;;)
富士通レディースは橫峯さくら選手、初日5アンダー4位と好調な出足も2日目で躓き結局18位タイと沈んで優勝とは程遠い結果となり、私の期待を大きく裏切りました。(;;)
今シーズンも終盤を迎え平均ストロークトップで優勝なしとは橫峯選手も不運ですが、春先韓国ブスを相手に18番よもやの50cmを外して優勝を逸したのがトラウマとなったのでしょうか(;;)

一寸違うんじゃない?


夏には来なかった颱風が二つも来て、幸い兵庫県南部地方は久し振りの雨だけで済みましたがお陰で今月に入ってめっきりと秋らしくなりました。(^^)春に続いて蟋蟀の餌と孫のお弁当のおかずにと秋用のレタスを播種し育苗し畑に移植しましたが、春に使用した土を利用したのが悪く、根切虫(甲虫の幼虫)が棲み着いて居て植える端から根を食べられ全滅するので、もう一度土を掘って根切虫を50匹ほど捕獲し池の金魚の蛋白源としましたが、未だ居残っているらしく、更に次は蝶々の卵が孵って青虫となり哀れレタスは葉を食べられて一日にして茎だけとなり、まるでサボテン宛らになりました。自衛策として蝶々の入らないようにネットを張ったら今度はバッタがやって来て私の跫音を聴くだけで10数匹が畑から飛び出す始末であり、無農薬野菜の栽培が如何に困難か農家の方々の苦労を実感しているこの頃です。(;;)

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お馴染みEさんからの菊水山の夜明けです。これを本当の曙光と謂うのでしょう。譬えようもなく美しいですね、言葉は知っていても生を受けてこの方幾度か見ている筈ですが凄く感動したのは矢張り私が人生の終焉を迎える歳を迎えたことに因るのでしょうか。山の稜線を駆け上ってくる太陽を待つのは心躍る思いでしょうね。(^^)
6年振りにノーベル賞が4人も日本人の受賞となりましたから或る意味で我が国の新たなる曙光と謂えるでしょう。然し最近はノーベル賞も些か安売りの感があり、湯川秀樹博士当時の感動が味わえなくなりました。ともあれお目出度いことですが、物理学部門3人化学部門1人であり、それぞれ3人宛選ばれていますが賞金の配分は複雑で日本円にして約1億4千万円の内、物理学部門は南部先生が50%で小林益川先生は各25%宛とか…(;)化学部門は外人が2人同時受賞のため3等分らしくユーロもメチャ高くなってノーベル財団も手許が不如意と成ってきたのでしょう(;;)
俳優の宝田明さんが先日首都高速で124kmで愛車を運転し64kmオーバーでオービスに捕まったそうです。首都高の昼間は駐車場のような混雑ぶりですからきっと深夜の出来事と思われますが、74歳にもなってクネクネした首都高を124kmで疾走とは愕きですね。
90日の免停は仕方がないところですが、この人次の仕事で急いでいたから…と悪びれる風もなく、スピード違反に対する反省が全く見られず、記者会見でも芸能人特有の驕りが感じられました。ひょっとして俳優稼業も落ち目になったので人気を取り戻そうとの意識が働いたものかも知れませんが、交通違反は人身事故さえ起こさなければ犯罪ではなく、不運な出来事だとする風潮が未だ世間から払拭されていませんからから困ったものです。警察庁も免停だけで済ませずに、10日間程度のボランティア活動(駅前の清掃業務など)でも課することにしたら少しは効果が上がるのではないでしょうか。
それにしても首都高にしろ阪神高速にしろ最高時速が60kmなのは解せませんね。解せないのは速度ではなく道路の名称の方です。高速道路の最高速度は原則100kmと決められていますから、60kmなら首都中速とか阪神低速に変えるべきですが其れでは、高い料金が取り難いのでこんな名前を付けたのでしょうが羊質虎皮と言われても仕方ありませんよね。
宝田さんも首都高が本当に高速道路なら青切符で済んだ処でしたからお気の毒でした。
先月のことですがアメリカ大リーグでホームランを打ちながら打った選手の得点にカウントされなかった珍妙な出来事があったそうです。事件は8月に取り入れられたビデオ映像の採用によりホームランかどうかが争われましたが、塁審の判断はフェンスに当たった只の単打でありビデオ映像はフェンス上部に当たっていたためホームランと認められたケースだそうですが、抗議の直前に打った選手には代走が送られており、従って得点は代走の選手にカウントされると謂うおかしな裁定となりました。以為ホームランと認められた時点でボールデッドとなり代走は記録から消去せねばならぬと考えますが、規則規則と何事にも硬直的な我が国ならいざ知らず、ホームランに打点だけ付いて得点が付かぬとはおかしなことをするものだとあらゆることに意外な程柔軟である筈のアメリカですから甚く愕きました。
熟考えるに資力も定職もない者に何れ家屋がもっと値上がりするだろうから、その際売却して返さそうなどと虫の良いことを考えて愚かな銀行達が家屋の購入代金を貸し(所謂サブプライムローン)挙げ句バブルが弾けアメリカ経済全体が瀕死の重態となった莫迦なアメリカですから或いは愕くことは無かったのかも知れません。彼等は20年前の日本のバブルを対岸の火事とまるで見ていなかったのかと考えましたが、あの時日本から何十兆円もの大金を巻き上げていったユダヤ資本は殆どアメリカ発でしたから、或る意味で因果応報でありましたね。
大阪府の橋下知事が月給泥棒であったお飾り名誉職教育委員の再選にあたり、新教育委員に小河式プリントで著名な小河勝氏(大阪樟蔭女子大講師)と百ます計算で名を馳せた陰山英男氏(立命館小学校副校長)を任命しました。私は何故か何処か一寸違うな?と感じましたが、この人達は児童の学力向上の方法に長けた方々でありますが、教育委員が直接児童と接する訳でなし、先生の指導能力まで持ち合わせて居るとは思えず、先生と謂うフイルターを透してどうやって児童の向学心に火を付けることができるのでしょうか、昔から名選手、名監督成らずと謂いますから児童の心理は読めても日教組に洗脳されて、ああ言ったらこう言う海千山千の先生達をどう扱われるつもりなのか不思議でなりません。お二人の先生はきっと隔靴掻痒の思いに駆られることと想像し、橋下府知事の思惑は先ず外れるでしょう。それに在任中の無駄飯を食っている4人の教育委員との力関係をどう調整されるつもりなのでしょうか。多数決なら負けですよね。
八百長事件に端を発し、力士暴行事件を初めとして大麻力士と世間を席捲した日本相撲協会が文字通り重い腰を上げて外部役員の就任を決めましたが、私は矢張り何処か違うな?と感じました。就任した外部理事は早稲田の特命教授に元高検検事長、更には元警視総監と肩書きばかり錚々たる方々でありましたが、果たしてこれらの方々が真剣に相撲協会の在り方を憂いて改革を叫んでいる方とは到底思えず数ある名誉職の一つに過ぎず、理事会の決議事項にイチャモンが付かぬような人を探して議事の承認事項に少し重石を付けるために選ばれたのではないかと感じました。相撲協会も内舘牧子さんなんかに理事になられると敵わぬので、地位が高くて多忙でなるべく出席などしない方で比較的相撲に興味のない方を選ぶのに苦労したことでしょう。(^^)それとも次回不祥事が生じた折には、元高検検事長、元警視総監の肩書きを利用して、立件を揉み消して貰う目論見でしょうか。
文部科学省もこの程度のお茶濁しで世間の風当たりが躱せたものと安堵していることでしょうが、協会内部には収益事業課税とか過大理事報酬や力士の報酬など大きな癌組織が居座っていることを承知した上でのことでしょうから、これ又腫れ物に触らぬ事なかれ主義でありましたね。
新聞記事ですが、丸大食品の商品からメラミンが検出された事件で設けられた大阪府“食の安全推進対策委員会”の会合での会議後の記者会見で取り立てて何も言うことがなかったけれど報酬を貰っている手前何か言わないとアカンと思ったのか、小崎俊司委員長(大阪府立大学教授)は『牛乳を仕入れる際に“感性”を持っていれば防げたと思う』と述べて丸大食品の生産管理に問題があったとの認識を示したそうです。私はちょっと違うな?と此また私のアンテナに不協和音が響きました。
“感性”とは広辞苑に拠れば“外界の刺戟に応じて感覚、知覚を生ずる感覚器官の感受性”などと書かれており、私は五官以外で感じ取る訓練された特殊な能力だと考えていますが、蛋白質の含有量を偽装するために使用されたメラミンが感性で認知できるとは私にはどうしても思えません。或いは委員長は中国からの輸入品については、毒物添加の可能性があるため、“もっと勘を働かせろ”と言いたかったのではないかと思いますが、勘と感では大違いであり、“勘性と”謂う言葉は聞きませんから、矢張り委員長は“感性”と言ったのでしょうが、食品衛生法にも記載されていない毒物だからこそ“感性”なんて右脳に頼る言葉を使ったのではないかと思いましたが予言者でもあるまいし、そんなもの誰に分かるか!
阪神はまさかの優勝を手放して憎っくき巨人の連覇となり、今日サンキョウレディースで橫峯さくら選手は10位タイと低迷し、世界経済はアメリカ金融市場の暴挙によりドルユーロ共に無間地獄へ逆落とし、アメリカには北朝鮮のテロ指定解除と裏切られ、27年前の妻殺しの共謀罪でロスに送られた三浦和義は無念の自殺と波瀾万丈の1週間でしたね。
今日ジャスコで聴いた阪神日本一目指せセール“六甲颪(おろし)”は譬えようもなく寂しいものでしたよ。(;;)

子を産んで大臣の座が…


愈9月も最終週を迎えました。事務所のキリギリスも随分弱り鳴声もしわがれ声となりましたが、それでも一所懸命に玉葱を食べて生き永らえています。一匹など足(手?)が一本になりましたが五体不満足な身体で私の掌に抱かれて玉葱を食べて必死で生きて居り、一口食べてはジジジーと鳴きますからきっと有難うと言っているのでしょう。(^^)生きることへの本能と謂うものの凄さを私は昆虫によってしっかりと学ばされた思いです。自殺者が段々増えて行く昨今、是非人間もキリギリスを見習うべきでしょうね。
二星蟋蟀の方はすっかり成虫(中年)になり、別の容器に入れている閻魔蟋蟀のコロコロの美声に触発されてチリチリと鳴き交わして居り、何故か平安時代古今和歌集の世界にタイムスリップしたような情緒豊かで雅(みやび)な雰囲気に包まれて仕事をして居ますが、風流を解せぬ職員達には雑音としか聞こえぬらしく、五月蝿いとか苦情が出て感性豊か?な小生を唖然とさせ落ち込ませて居ます。(;;)
今回に限ったことではありませんが、餃子を初めとした中国からの輸入食品の質(タチ)の悪さにはホトホト手を焼きますね。今度は牛乳を水で薄めた際に蛋白質が減少したことを隠すためにメラミンなる化学物質を牛乳に混入使用していることが発覚し、丸大食品6品目の乳製品入りの商品を自主回収に入りましたが、32万袋流通し回収は僅かに554袋のみとか…(;;)先日三笠フーズ事件で関係者とされて世間から糺弾され漸く無実の罪が晴れたばかりの日清医療食品が給食用に丸大から購入した菓子パン35000袋がメラミンに汚染されていたことが判明し踏んだり蹴ったり四面楚歌に陥って居ます。このメラミンなるものは既に昨年アメリカで中国より輸入されたペットフードにより多くの犬や猫が死んだために中国で業者が逮捕され、我が国でも今年6月にペット用飼料安全確保法が成立したものの、肝腎の人間様の食品については此を全く怠って居り、中国で粉ミルクによる健康被害が起こった今年になって漸く厚労省が重い腰を上げましたが、日本ではメラミンが食品製造過程で使われる筈のない物質と勝手に極め付けられて食品衛生法上の規制対象に入っていない杜撰さが後手後手に廻らされたものであり、腎臓や膀胱に結石ができる障害が出ると謂うのに放置されていたことは到底赦されることではありません。何処の法律にあろうが無かろうが健康被害が起これば即座に対応せねばならぬを怠った農水省や厚労省の怠慢は大いに責められるべきだと思います。政府も他人事(ひとごと)ではありませんから、中国政府に対し多額の賠償を求めるべきですが、お坊ちゃん育ちばかりの外務省にそんな硬骨漢が居る訳もなく、黙って泣き寝入りは情けない限りです。(;;)
福田政権がサドンデスの終焉を迎え麻生政権に取って代わりましたが、いろんな事があり何とも喧(かまびす)しく遽(あわただ)しい9月でありました。
哀れにも架空事務所費問題に“やかましい”問題、更には汚染米関係業者を調査未了の儘発表する不手際などと満身創痍であった太田農水大臣と、昔は兎も角工業用糊は今では米から作っていないことを糊業界から反駁されて(;;)“私共に責任があるとは全く考えていない!”と断言して世の顰蹙を買い、町村官房長官からは厳しく譴責されて翌日には前言撤回のお詫びをせねばならなくなった白須農水次官が虚言の責任を取って、詰め腹の已むなきに至りましたが、事務次官は実務など一切何も知らぬ只のロボット役人でありますから次官に“工業用糊だとでも言っとけば?”などと進言したノンキャリ役人が居た筈ですが、彼は一体からどんな厳重処分を受けることになったのでしょうか。(;;)瓢箪から駒、思わぬことで農水次官の座が転がり込んできた井出林野庁長官から“愛(う)い奴だ!”と逆に地位を抜擢され栄進したりして…(^^)
元総理の三女小渕優子34歳が最年少大臣として任命されましたが、こともあろうに少子化行政担当大臣とか…31歳で結婚し昨年子供を儲けたばかりですが、此の子を産んでいたお陰で大臣の座が転がり込んできましたから、優子さん此からは一生子供に頭が上がりませんね。でも何故か晩婚を奨励しているようで、少子化大臣とは笑止千万です。然し大臣の職務は子供を育てる環境への啓蒙活動に尽きますから毎夜頑張ってポコポコ出産することだと勘違いなどしないで下さいね。
女性大臣は郵政族の野田聖子と併せ美女二人ですが麻生短命内閣の客寄せパンダと思われます。枯れ木も山の賑わいと謂いますが、矢張り枯れ木ばかりでは華がなく、枯れ木の中に彩りを添えたお飾りのお雛様なのでしょう。(^^)閣僚認証式の際麻生総理両手に花は自分の身長の低さを隠すためではなかったでしょうか、野田聖子が大柄なため自分はハイヒールで女性達はローヒールが命じられていたりして…(^^)
自民党きっての論客石破茂が意外にも農水大臣に任命されましたが、此は或いは泡沫候補が総裁選に臨んだことへの麻生太郎の報復手段であったかも知れませんね。石破茂は将来の総理を狙って多勢に無勢を知っての上での今回無印の総裁選挑戦でしたから、この際農水相にでもしておけば歴代の農水相が不祥事で辞任していることだし、弛みきった農水省の役人達が放っておいても彼の足を引っ張って彼の政治的生命を絶ち切る事件を惹き起こしてくれるものとの読みがしっかりと入っていると見ましたが、強かな農水省役人達も案外強面(こわもて)石破茂の地獄の声に恫喝されて“弱きを挫き、強きを助ける”本性に目覚めて大臣に服従し、意外にも麻生太郎の野望は潰えることになるかも知れません(^^)
とは謂え事故米からメラミン牛乳に至るまで汚染米卵商品が学校給食など327万食とか気の遠くなりそうな数字ですが、崩壊寸前となった我が国の食の問題を石破大臣がどのように裁いて行かれるのかとても興味深いですね。
政府は選挙を控えて今回の事故米事件の収拾に必死であり事実関係を知らずに購入した業者(どうして特定できるのか?)からの回収費用に200億円負担することに決めたそうですが、08年度の予算の予備費で賄うとか…そんなに予備費があるのも初耳ですが、我々の血税であることには変わりはありません。然し回収費用の原資は先ず今回の事件を惹き起こした当事者である白須事務次官を初め農水省の職員から取り立てるのがスジではありませんか。白須次官の退職金だけでも8000万円くらいあるでしょうし、それに職員から事故米が流通した過去数年間の給与の10%返却させれば回収費用の半分位にはなりそうですが、前例になると困るので誰も言い出さないことでしょう。(;;)
何を言い出すのかと思ったら後期高齢者保険を廃止するとか、秋になったのに真夏の夢見たいなことを舛添厚労相が突然言い出し麻生新総裁にゴマを摺って厚労省再任を捥ぎ取りました。この人顔に似合わず寝業が上手いのに愕きます。年齢の制限なし、年金からの控除もなし、全く夢のような話ですが此の手の話は眉唾ものが多くて信用できません。それなら元の白紙に戻せば良いものを“其れはできぬ”と突っぱねていますから、或いは大票田である高齢者を意識した選挙用の発言であり、選挙後に蓋を開ければ今よりもっと酷い法律に化けているやも知れません。年金を一旦手にするとつい使ってしまいますから、年金控除など冷酷なようでもお互いの手間暇を省いた合理的な徴収方法であり、此の方法を廃止すれば必ず未納者が続出し、未納者には保険証の交付が受けられない(全額自己負担)現在の保険の仕組みからしてトクをするのは厚労省であり、無いならないで何とか凌げてもあれば使ってしまうのが弱い人間の心理です。食べるのに事欠いて保険料まで支払えない下層所得の方々は一体からどうすればよいのでしょうか。恐らく後期高齢者制度の廃止公約は自民党今度の選挙の殺し文句として使用されると思いますが綺麗な薔薇には刺があるとの喩えで必ず語られない話の裏がある筈であり、政府は保険収入を減らす積もりは毛頭ありませんから、皆様も決して騙されないようにしましょうね。
ネット通販のアマゾンからポールポッツのCD“ワンチャンス”が漸く届いたので、早速聴いてみました。(^^)
2500円は少し高いかな?と思ったのですが、プッチーニのオペラ“トウーランドット”の中の有名なアリア“誰も寝てはならぬ”の熱唱は将に圧巻であり、到底素人上がりとは思えぬ音程の正確さと圧倒的な声量は息を呑む程であり小技のテクニックも小憎らしい程で、歌唱力は教育で育つものではなく、天性の声の麗質によるものであることを知りました。小生無学にしてイタリア語は全く解せませんが、決して高い買い物ではありませんでした。(^^)
日本向けのCDのためボーナストラックには“アヴェマリア”や“きよしこの夜”など4曲が収められて居りましたよ。(^^)
“トウーランドット”と謂えば北京を舞台としたプッチーニの未完の大作(完成前にプッチーニ死亡)ですが、皆様はきっとトリノ五輪の荒川静香選手の晴れ姿を思い出されることでしょう。歌手は知りませんが良い曲でしたね。荒川選手の金メダルはあの曲のお陰が多分にあったと思います。ポールポッツが歌って居ないのが残念ですが誰が歌っても名曲は名曲です。あの時の感動をもう一度思い起こしましょうか。(^^)
【祝 荒川静香選手金メダル!感動をありがとう! 】
今週の女子プロツアー宮城YV杯は橫峯さくら選手が2日目トップと踏ん張りましたが、最終日の今日終盤崩れて優勝はなりませんでした。それにしても宿敵上田桃子に優勝を攫われたのには腹が立つ!{%怒りwebry%}

リーマンの悲劇


暑さ寒さも彼岸までと謂いますが、そのお彼岸が明後日に近づいて居ます。先週後半の秋雨前線を伴った台風も神戸には期待の雨を齎せて呉れず、少しは秋らしくなったと感じられるのは漸く先週日曜日に芽を出し一昨日から咲きだした曼珠沙華の花でありました。(^^)と言っても日中は未だ未だ暑い夏の日差しが絶えず今日も雨だと謂いながら降らずに湿度ばかり高くて不快な日曜日です。何時になったら本当の秋が来てくれることやら…(;;)
大相撲秋場所の初日流石世間の風評には逆らえず武蔵側新理事長が恒例の協会挨拶に於いてファンに深々と頭を下げました。『度重なる不祥事の責任は全て私共日本相撲協会にあり…心よりお詫び申し上げます』とこれまでの協会挨拶では、裏方がお詫びの一文を原稿に入れても不遜な北の湖前理事長に勝手に塗り潰され、ファンはお詫びの“わ”の字も聞けなかった処、今度の理事長は自分で挨拶の原稿を作成されたとか…(^^)大関から陥落しても挫けず横綱に帰り咲いた苦労人の武蔵川親方(元三重ノ海)らしいですね。
聞くところに拠れば日本相撲協会理事の報酬は月額145万円だとか(;;)賞与も出るでしょうから年に2000万円以上の金額が此から65歳(その頃には70歳まで定年延長になっているかも…(;;))までの10年間乃至15年間何もせずに受け取れるのでは、北の湖が辞任もできずに地位に恋々とするのが良く分かりますね。是非日本相撲協会に外部の監査人を入れて、力士の再教育以外に理事の総数の半減や理事報酬をも60%程度減額して頂きたいですね。更には十両の月額報酬100万円、横綱に対する報酬も年額1億円は多過ぎて精々40%位が妥当な額だと考えます。財務省と国税局がウンとさえ言えば法人税等が課せられますから、税負担に耐えられず40%位が支払える給与の限界にあると思いますよ。現在の報酬の60%は我々庶民の血税が廻り回って力士や理事達の懐に入って行っていると知れば誰もが怒るでしょうね。(;;)
1億円と謂ってもモンゴルでは100倍位の値打ちがあるでしょうから、モンゴル人に限って二桁少ない支給額にできたら良いのですがそうも行かず歯痒い処です。(;;)
昔、南米コロンビアから来たエレラと謂うゴルファーが日本でプロに成り10年位前に数度優勝しましたが、優勝賞金1回2000万円(税抜き1600万円)で母国にアパートが24軒も建ったとか評判になってことがありました。今では母国で大尽暮らしとか…(^^)彼方では材木や大工の日当が廉いにしろ、日本ならアパート1軒が建ち兼ねますから我が国と後進国とではお金の値打ちが違いすぎて想像も付きませんよね。何処へ出稼ぎに行っても得にならんのは日本人だけのようですね。(;;)日本では誰が儲けているんやろ?
北朝鮮の金正日総書記が、たった1年で執務(何をしているの?)もできない位病調が悪化しているとか…(^^)、この人お父さんが心臓疾患で亡くなっていますから、一番怖いのは心筋梗塞や心不全ですが、高血圧による脳卒中の発作が起こったそうです。他に心臓疾患、腎臓病に肝疾患更には視力悪化に腹囲肥満と病気の問屋のようなメタボの最たる症状に陥っているとの情報が、脳卒中の手術のため軍医5名を派遣した中国の信頼すべき関係者から発せられて瞬く間に世界を駆け巡りました。健康な者がこんなに急に病気が悪くなる道理もなく、恐らく大昔からの暴飲暴食に加えて英雄気取りに色好みで手当たり次第に目を付けた美女との荒淫が主たる原因であり自業自得とはこのことかと思いましたが、ワンマン政治のため後継者とて決めて居なく、近い将来金正日総書記亡き後北朝鮮は親辛抱(金日成)、子楽(金正日)、孫貧乏(金?)の格言の典型的な見本が見られるでしょうから、格言の正しかったことが立証されそうです。処で拉致の張本人である犯人金正日が死んでしまうと横田めぐみさん達の捜索は一体からどうなることか案じられてなりませんが、日本政府はどう対応するつもりでしょうか(;;)
心臓疾患といえば我が国民主党の小沢代表が、此の持病を抱えて居ることは顔色を見れば誰にでも分かりますよね。先週日経が行ったアンケートで日経ビジネスオンラインネットの読者に次代の総理は誰が相応しいかに対し、有効回答約7200票の内小沢氏が2000票以上を獲得し2位の麻生太郎の2倍の得票を得たそうです。此は次の選挙が民主党有利と誰もが読んでいる結果を顕しており、愈念願(本人が)の小沢総理の誕生が間近いと思われますが、前回の選挙でも選挙が快勝に終わった翌日何処にも姿を現しませんでしたから、選挙の応援演説で体調に異変を来してのものであったでしょう。首相となれば今とはまるで様変わりの激務となりますが果たして小沢さんには体調管理が維持できるでしょうか。私には小沢一郎が総理になれば北の悪玉より先に冥府に召されるような予感がしてなりません。今のうちに政策力のある岡田克也辺りに代表の座を渡して置いた方が賢明だと思いますが…?
世界有数の証券会社リーマン ブラザースの倒産に対し米政府が素知らぬ顔には誰もがアット愕きましたね、北朝鮮の悪玉の脳卒中などゴミのような事件になりました。(^^)此の会社は野村證券の5倍位の大きな会社ですから此の会社が救えない処にアメリカ経済の重篤を象徴しています。(;;)
“何とかとデンボ(おでき)は大きくなったら潰れる”とは昔からよく謂われた言葉ですが、誰だったか著名な財界人が“出る杭は打たれるが、出過ぎた杭は打たれない”と名言を吐かれましたよね。本来ならリーマンは負債総額が63兆円もあり“出過ぎた杭”であって決して潰されることはなかったのですが、同時に経営破綻が伝えられた米最大の保険会社AIGの資産規模(100兆円強)と取引金融機関が世界中に余りにも多く、アメリカ政府連邦準備理事会(FRB)は両方を助けると自らも共倒れになるリスクを恐れて、大きい方のAIGに9兆円を融資し、哀れにもリーマンは見捨てられることになりました。(;;)こんなことならリーマンももっと早くFRBに縋っていれば良かったと身の不運を嘆いたことでしょうが、死んだ子供の歳を数えても詮ないことであり、リーマンの悲劇はタイミングの悪さと日本へ多くの禿鷹ファンドを送り込んで巨額の暴利を得ていた祟りであったのかも知れませんね(^^)
AIGが国有とされ助かったのは一つには、此の会社が世界的に事業を展開しているために、AIGを潰すと世界恐慌が回避できないとの読みが米政府にあった模様ですが、AIGも保険業に専念していればボロ儲けできずともしっかり利益を確保できた会社であったでしょうに、欲ボケからサブプラ関連債券の保証業務にまで手を出してテラ銭稼ぎをしようとしたことが致命傷となり破綻の原因となったのは皮肉な話です。(;;)1~2%程度の保証料を取って元本100%肩代わりでは幾ら優良企業でもおかしくなりますよね。多角経営は責任の所在が不明確であり、昔から餅は餅屋と謂う言葉がありますが、蓋し名言ですね。
これら世界経済の根幹を揺るがせているサブプライム問題は、アメリカ発で次第にじわりじわりと我が国にも浸透し、愚かにも預金利息の10倍もの高利回りに目の眩んだ多くの外資系金融機関がサブプラの被害者となっていることがほぼ確定しました。それはそれで此又自業自得なのですが、これらの金融機関が春先から日本から撤退することを決めたようであり日本国内での融資姿勢を急に厳しくしだし、貸渋り処か貸金の引き揚げまで強行し、哀れターゲットとされた上場企業数社が黒字決算であるにも関わらず倒産する羽目に陥っています。倒産した会社は何れも不動産関連の会社であって去る8月に民事再生法を申請したアーバンコーポレーションなどは直近決算の純利益が311億円と過去最高であったにも関わらず何故か倒産し、他にも本年の倒産上場企業が12社中6社黒字決算であったことは余りにも異常であり、外資系銀行の唐突な貸金引き揚げが倒産に繋がったものと思われます。彼等の読みは決して間違ってはなく、現在我が国の4月~6月期GDP(国内総生産)成長率は実質名目共にマイナスに転じ、一人当たりGDPは既にシンガポールに追い抜かれ、まさかのアジア1位の座から転落しているというのに国民にその危機感が全くないと竹中平蔵が日経誌で述べていられますが、政治家が真実を述べることを恐れているのは、彼等が国民のことなどどうでも良く、自分達のことや今度の選挙に感(かま)けているせいであり、国民に危機感を抱かせないと我が国は微温湯に浸かったまま藻掻き死するばかりであろうに、誰もが警鐘を乱打しようとしないのは政治家の無責任さと無能のせいかと思われます。責任政党が民主党に変わったとて、GDPが恢復し国民生活が良くなるとは到底思われませんが、流離(さすら)いの日本丸はこれから何処へ行こうとしているのでしょうか?
イチロー選手200本安打おめでとう、何時も無表情で感情を表に出さない彼も今度ばかりは流石に嬉しそうに笑顔が零れましたね。(^^)
橫峯選手の方と謂えば初日雨の中を首位発進でありましたが2日以降崩れ18位タイは惨めでしたね。上田桃子に上位を譲ったことも誠に腹立たしいことでありました。(;;)

『このざまは何だ!』


8月も今日でお終いとなります。暦の上は兎も角暑さだけは当分続くものと思われますが、最近まで全く降らなかった雨が月末になってから急に降り出し各地に大きな被害を齎せて居ます。(;;)うちの庭も久し振りの長雨ですっかり変わりちょっぴりと秋の佇まいを見せて参りました。日の暮れも随分と早くなり、植物たちも気のせいか秋の粧いに余念がないように感じられます。然し暑さが此の儘去ってくれるとはとても思われず、今日など天気予報とまるで違って好天気となりましたから、せめて熱帯夜だけでもおさらばして頂きたいと願って居ります。
『稔るほど頭の垂れる稲穂かな』
この世に生を受けた者は常に斯くありたしと教わった格言でありますが、事務所の池の稲穂も漸く実が入った様子で頭(こうべ)が垂れ始めました(^^)“負うた子に浅瀬を教えられ…”で私も是非見習いたいと思いましたが、この歳ではもう遅いか…(;;)

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農家の田圃の稲に比べて随分稲穂の数が少ないのが気になりますが、根の環境が環境ですから穂が一本も出ないよりマシと思って慈しんで居ます。私は植物が人間の心の言葉を理解するものと信じて居り、栄養剤HB101など与えて毎日労いの声を掛けてやっています。植物はどれも放置されると悲観して枯れてしまいますが、構ってやると元気になりますから不思議ですね。“何時の間にか消えてしまった”など良く聞かれる言葉ですが、決して急に消える訳ではなく根の状態が水を求めているか、肥料を求めているのか、虫が葉を食べているのを放置していたかを忘れられたために枯れてしまうもので、予兆を見落としたのは偏に人間の怠慢です。次回は黄金色にたわわに稔った写真をお届けできればいいなと思っています(^^)
堺市の市立小中学校で生徒から集めた“学校徴収金”なるものを貸し切りタクシー代やコピー紙代に流用していたことが発覚しましたが、そもそも“学校徴収金”なるものの定義が怪しく生徒の進学のための入試問題集や高校一覧などを購入する名目で極論すれば生徒から騙し取ったようなものが段々エスカレートしたものらしく、会計報告もなければ領収書の保存もない杜撰極まりない状況だそうですから、本当は先生達が自分達の飲み会に使ったかも知れず、先生が児童達にどんな風に弁解するのか明日の2学期の始業式が楽しみですが、どう弁明のしようもないからきっと“ダンマリ”戦術で二学期の始業式を強行突破するものと見ました。(;;)
先生は子供達の進路を決めるべく私学の高校を巡って進路指導の交渉をするのに電車バスでは時間が足りぬので已むを得ず貸し切りタクシーにしたとか勝手な理窟をほざいていますが、或る中学校などタクシー3台一日貸し切り8万8000円を“進路関係費”の名目で賄ったとか、名目は何とでも付けられますが、高校の情報など電話かパンフの送付で充分ことが足りると思いますからどうも胡散臭いですね。ゴルフにでも行ったのかと疑われても仕方がないでしょう。
何故ならこの少子化の時代に生徒が欲しいのは私学の高校であり、中学の先生が本当に高校巡りをする必要があったかどうか疑わしく、県立高校なら先生の訪問の有無と受験生の合格に何の因果関係がある訳がなく、受験生を求めて各中学校へお土産戦術など用いて攻勢を掛けているのは私学の高校の方ではないでしょうか。中学校の方では先生は職員室で踏ん反り返って、お土産持参で揉手で児童の勧誘に来る私立高校の先生達に横柄に応対するだけ、お土産の中身によって推薦児童数が決められるのではないかと思われる位ですから、今回の進路対策費とかは強者弱者の本末転倒も甚だしく、所謂“学校徴収金”は究極不透明な悪の温床とも謂うべき裏金だと思われます。父兄も拒否すれば子供達の内申書に響くことを虞れ、お父さんのお小遣いを減らして迄工面されたと思いますが、生徒の中にはどうしても“学校徴収金”が払えない者だって居るでしょうし、その辺を学校はどのように対処したのでしょう。私の地域では総合選抜方式ではなく兵庫方式を採用し成績順で受験志望校が決まりますが、学校で成績が1番でも“学校徴収金”を払わんと内申書を落として長田高校へはやらんぞ!と先生に脅されたりするのでしょうか?(;;)大分県だけでなく先生の質の悪さは誰もが承知する処ですが、義務教育に授業料以外の金銭を取るなど以ての外であり、公金横領よりタチの悪いもので或る意味強者の立場を利用した強要ではなかったでしょうか。
堺市は最近政令指定都市となり、大阪府から分離独立しましたから橋下府知事の干渉から遁れホットしているでしょうが、政令指定都市でなければ大変なことになっていたに違いありません。橋下知事は教育委員会に命じて即刻“学校徴収金”を廃止し、過去に徴収した金は使用内容が何であれ、先生から全額返金させて児童に返却するよう通達されたに違いないからです。然し大阪市と堺市以外の地域の先生は同じ大阪府の職員であり、事件は堺市だけでなく府の他の市町村にもきっと同じことが行われているに違いありませんから橋下知事には是非他の市町村の“学校徴収金”の実態を究明し解明して頂きたいですね。
橋下府知事は先週今回初めて公開された教育委員との懇談会で4年の任期で任命された6人の教育委員が単なる名誉職であって高給を食むばかりであり、府知事の質問にも全く何も答えられず委員会が何の機能もしていないことが分かり唖然とされたようですが、こんな税金泥棒は任期途中であっても委員全員を即刻解任して頂きたいですね。法令により義務付けられた制度であっても全く形骸化した有り姿は教育長や教育監(最近知られてきましたね)の言うが儘であり、欠員であっても委員達は何もして居ないのだから誰も困らないと思いますよ。何時も懇談会の名目でケーキなど食べてお開きとなっていた懇談会が公開となっては委員達もきっと周章狼狽したことでしょうね。(^^)自分達から辞任を申し出たりして…(;;)
又、袖の下の札束を数えるのに忙しい教育長や教育監の許で同じく惰眠を貪っている教育委員会に対して、橋下府知事は29日文部科学省が公表した全国学力学習状況調査で大阪府の児童が全国でワースト10に入れられていることを知って激怒し『府の教育委員会は最悪だ!大阪の教育は違うと胸を張って居ながら、このざまは一体何だ!』と雷を落とし、9月から早速知事の提案する放課後学習を実施することになりましたが、産業もなく農業が多くて貧しい秋田県が全国で平均点トップとなったのですから児童の学力は偏に先生の指導力に依るものと思われ、大阪府のように降給と退職金のことばかりにかまけて児童の教育などまるで等閑(なおざり)では、児童にやる気のなさを見透かされて不登校児童が増えて当然でしょう。子供達は何でも感受性で判断しますから、“心其処にあらず”が先生の目を見てきっと読めることでしょう。学校の先生も4時に帰宅して勤務は6時までと特別扱いしないでちゃんと6時まで(自宅で2時間仕事をしていることになっているとか…)(;;)学校に拘束し、トイレの掃除などさせたらどうですか。
去る26日に王子動物園でジャイアントパンダ“タンタン”と“コウコウ”の間で人工受精の結果目出度く赤ちゃんパンダが出産したそうですが残念にも29日死んでしまったそうです。現在王子動物園のパンダのカップルに対し2010年を期限に日本は中国政府に対して年100万ドルの貸与料を支払う契約ですが、契約書ではレンタルパンダが外国で産んだ子供は中国に帰属すると定められているとか…(;;)自然分娩なら兎も角人工受精までして生ませた子供まで中国の所有物とは随分阿漕な話でが、おまけに赤ちゃん一頭につき毎年60万ドルの養育費を中国から貰うのではなく中国に支払う約束とか…(;;)養育させて頂いているお礼とでも言わせたいのかこれ又魂消た阿漕ヶ浦であり、死んでくれて良かったかも知れません。パンダのレンタル契約は全面的に中国に有利な契約内容になっていますが契約時に外務省の人間が誰一人一言も反論しなかったとは常識では考えられない無茶苦茶な話です(;;)我が国外務省の連中は中国語が読める話せると嘘を吐いて実は読めなかったのではないかと疑いたくなりますよね。(;;)
アメリカは現在中国とパンダのレンタル料の値下げ交渉に懸命ですが、中国もそれは次回の契約時に検討するとかノラリクラリと体を躱していますからブッシュさんも血圧が上がることでしょう。交渉ごとの下手な日本は値下げ交渉などできっこありませんから、こうなったらいっそパンダを全部中国に返すと言ってやればどうでしょうか?彼等はきっと契約違反だから違約金を100万ドル寄越せとでも言ってくることでしょう(;;)
こんなに大阪府の教育委員と変わらぬ無能無策な外務省の連中の中にも一人位“パンダのレンタル料と天洋食品毒入り餃子事件の慰謝料と相殺してチャラにせよ”などと中国に噛み付く正義感を持った武士(もののふ)が居ても良さそうなものですが、乳母日傘温室育ちのお坊ちゃん育ちの集まりでは到底ムリなんでしょうね(;;)
乳母日傘のお坊ちゃんと謂えば今夏甲子園で東京代表の慶応高校が健闘しましたね。文武両道で凄いなあと思っていたら先日散髪屋で時間待ちに週刊誌を読んでいると何のことはない18名の選手中14名が推薦入学組であり、慶応高校では何を思ったのか2003年より全国の中学からスポーツに優秀な人材を集めるようになったそうです。野球だけではなく他のスポーツも所謂一芸主義による筆記試験抜きに変貌したそうですからお受験なしで入学など児童にとっては魅力でしょうね。特にこの学校の場合余程のことがない限り慶応大学に上がれますから他の高校に比べて圧倒的に有利であり、横浜高校や仙台育英から声が掛かっても誰もが見向きもせずに慶応を選ぶでしょうから、僅か一クラス程度の推薦入学でもこんなに強いチームができたものでしょう。然し慶応高校に限って将来少子化の影響で生徒数の不足に悩むなど凡そ考えられませんから、少し欲深いですね。それとも東京六大学野球での覇権の復権を狙っての布石かと見ましたが考え過ぎでしょうか。
ヨネックスレディース橫峯さくら選手3位とは不本意であり再三の短いパットを外し、観客の溜息がTVから聞こえる程でありました。(;;)

何で私がメタボや?


昨日一昨日と久し振りの降雨で地温が下がり熱帯夜から解放されて冷房要らずでぐっすり睡れましたね。8月も愈後一週間となりました。4年生の孫は稲の自由研究ばかりでなく、溜まっている宿題の追い込みに懸命です。何処の家庭もそろそろ宿題コールが始まる頃でしょう。私共の少年時代は宿題もなければ試験もなかった(戦時中紙がなかったので先生もお手上げ(^^))ので、嬉しいような羨ましいような複雑な気分ですが、矢張り宿題や試験が人生の階(きざはし)として必要であったことをこの歳になってつくづくと思い知らされています。(;;)
勉強の基礎は国語に限らず“読書”からと謂われていますが、最近の子供達は読書(特に音読)をしなくなったと言われて久しく、TVの普及した昨今何時ものお気に入り番組に加えて高校野球や今年の夏休みはオリンピックと更に強敵が加わりましたから、子供達もこれらの誘惑に打ち勝つには余程の決心と根性が必要でしょう。昔我々の少年時代は読書も音読中心でありましたから道を歩いていると、子供の居る家庭からは可愛い読書の声が響いてきたものですが、最近ではまるで聞かれることがなくなったのは、エアコンの室外機の音に消されて聞こえないだけではないでしょう。(;;)
宿題と謂えばパソコンの普及した最近では宿題専用のサイトまであり“自由に使える読書感想文”まであるそうですから両親が共犯者となれば先生とて相当な眼力がないと真贋を見誤りかねません。でもサイトのコピペを悪用して良い点を取ったからとて借り物は所詮借り物ですから、後で家賃の高さに後悔するのは自分であり、身分不相応な学校を受験させられる羽目となり、人生の第一歩を挫折で踏み出すことになるでしょうから矢張り宿題は誰の力も借りずに独力で解くものだと思いました。
少し前にお馴染みのEさんから送って頂いた神戸港メリケンオリエンタルホテルと港内遊覧船“シーグレース号”(Eさんの勤務されていた会社の所有船です(^^))の勇姿をご覧頂きましょう。ハーバーランド側からの撮影で向こうに見えるのはポートアイランドです。シーグレース号がもう少し前に進んでいたらもっとコントラストの良い写真になっていたでしょうから残念ですが、白い雲が良い背景となって宛ら一幅の絵になっていますね。真夏の清涼剤にどうぞ。(^^)

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何処の国保組合も組合健保も組合員に病気になられると、医者が儲ける分組合が損をすることになるので、最近うちの税理士国保では返信用封筒付きの検便など至れり尽くせりの事前健康診断に懸命ですが、先日その国保から所謂メタボ検診の書類が届きました。読んでみると無料で何処の医療機関でも受けられるとのことでしたので行き付けのクリニックで検診を受けました。身体測定から心電図に血液検査に尿検査と通常の健康診断とほぼ変わらぬメニューであり、検査の結果もまずまずでありましたが、腹囲が89cm(正常値男性85cm女性90cmとか(;;))が異常値とされており、169cm61kg中肉中背のスタイリッシュ?な私がどうしてメタボと謂われねばならぬのか分からず不愉快でした。また女性なら正常値範囲であって、男であるばかりに異常値なのも頗る気に入りませんね。聞けば何処の国もメタボに腹囲など計って居らず日本だけとか(;;)毎日新聞の記事に依れば英国のグラスボー大学のある教授は“日本が腹囲をメタボ検診に使っていると聞いて愕いた。この基準で心血管疾患の危険度の高い人を見付けようとする方法は医学的に無意味であり、貧弱な治療としか言いようがない”と呆れていられるそうです。メディアも同調し“細いウエストを探し求め膨大な数の人を測る日本”とNYタイムズ紙には皮肉な見出しの記事が掲載されたそうであり“太りすぎが余り居ない日本で一般市民をスリム化するために始まった野心的なキャンペーン”だと更に皮肉を籠めて紹介されて居ます。そして最後に制度の目的が“医療費抑制と謂う政治的問題にある”と解説されていますから、将に正鵠を得た評論と謂えるでしょう。
これを受けてかどうか周章狼狽した日本内科学会など8学会では厚労省も交えて最適な腹位決定の再検討に入ったそうですが、素人考えでも身長も体重も考慮しない腹位など何の意味があるのかと不思議でなりませんね?
それにしても如何して女性が90cmでメタボなのでしょうか。これって女性を莫迦にしているのか、或いは女性に阿(おもね)っているのかどちらでしょうね。
富山県にある射水市民病院の伊藤雅之元外科部長が、先月末に殺人容疑で富山県警に書類送検されたと大きく新聞を賑合わせ居りました。容疑は延命治療の中止であり、此の先生は一貫して“延命治療の中止は犯罪ではない”と信念に基づいて述べて居られますが、80歳代以上の患者に呼吸器取り外しの同意が確認されず、そのために此の先生は罪に問われることになったものですが、病状その他から経験を踏んだ医者もプロなら患者が助からぬ病かどうかは容易に判断できるものであり、苦痛の多寡についても同様であったろうと思います。生命の尊厳は先ず生命の維持を最優先するとした現在の医学の硲(はざま)に対峙されて、先生も苦慮されたことと思いますが、病状恢復の可能性がゼロであって、意思表示すら体力的に困難な患者には家族の同意を得ることなく医師が延命治療の中止を決めることを認めるべきでしょう。此の先生は射水市民病院在職中は週末も出勤されて患者やその家族から慕われ、深夜でも常時病院に駆け付けられたそうですから今時珍しい患者思いの立派な先生であったと思います。そして患者の最期を必ず家族と共に看取られ、葬儀にも必ず列席されていたそうですから、患者を己と同じ目線で見て居られた倫理感溢れた高潔な人物であったに違いありません。その先生が延命装置の取り外しなど患者を苦しみから解放させるべく苦渋の決断だったことが分からないのでは、家族の身心並びに経済的負担を増やし保険点数の増加を図った劣悪な発想だと思われても仕方がありません。何が医師倫理委員会じゃ!
医者で想い出しましたが今から38年前の8月友人のG君が癌よりタチの悪いリンパ性肉腫に罹り、6年間の闘病生活の末、集中治療室で今際(いまわ)を迎えた折、そっと静かに息を引き取ろうとしている彼に対し、酷(むご)いことにK大付属病院の医者達はG君に馬乗りになって胸に強烈な電気ショックを2度3度と与えたのでした。G君の身体は電気ショックで幾度も跳ね上がった挙げ句に息を引き取りましたが、傍で手を握って居た私は此が人間のすることかと唖然としたものでありました。医者にすれば自分達の力で数分間延命させてやったとの自負心があったのでしょうが、死んで行く者にとってその数分間は一体何だったのかと思いました。後で聞けば此はその頃は大学病院ではどの医者もしていたことであり、家族に対する一種のサービスだったとか(;;)数分間でも地獄の苦しみを味合わされた上に電気ショック代も診療代に入って居るに違いなく、こんな延命(治療でない)は嘘だ!クソ食らえだ!と思いました。おまけに医者達はその後でG君のお母さんに解剖させろと執拗に迫り、私がお母さんに“G君は家に帰りたいだろうから早く家に連れて帰りましょう”と強く言ったのですが、先生には義理があるからと渋々解剖を承諾させられましたが、あれだけペコペコと解剖を頼んで身体中切り刻んでおきながら、後は掌を返したように告別式にも来なかったことはご焼香の上位に2人の担当医の名が呼ばれたことで分かりました。彼等は患者を人間と見ずに単なる実験材料(モルモット)としか見ていなかったのでしょう。(;;)
人間の尊厳を無視し延命してやったと嘯く彼等若造二人など親の教育が悪かったのか指導教官が人でなしだったのか医者としての倫理教育がまるで欠けており、資質としては医者より葬儀場の隠亡向きと思えるほど低俗であり、それに引き換え殺人容疑で送検された射水市民病院の伊藤先生の方が遙かに高潔であって、本来なら医者の鏡として厚労相から感謝状の1枚でも手渡して頂いて然るべき方ではなかったかと思いました。それなのに警察は実情も知らずにザル法を斜(はす)に読んで、殺人容疑とはどう謂うことじゃ!
色々な意味で騒々しかったオリンピックのお祭りも漸く今日でお仕舞いとなります。オリンピックでは予選で2回も完敗したアメリカを大一番でやっつけ金メダルに届いたソフトボール上野選手の熱投はまるで“巨人の星”の星飛雄馬でしたね。最高視聴率は47.7%とか…半ば金メダルが予想されていた北島選手のそれをぶっ千切っての高視聴率でしたから、国民が如何にソフトボールに対して最後まで儚い期待を抱いていたかが如実に分かります。それにしても上野選手二日間3試合28回413球の投球は人間の身体能力の限界を超え只精神力によるものと思い心から感動しました。上野選手初めはブスだと思っていましたが、優勝してから見ると普通の女の子に見えましたよ。此を痘痕も靨と謂うのでしょうか、(^^)
女子ゴルフツアーCATレディース前年優勝の横峯さくら選手今年はイマイチ調子が挙がらず9位タイは無念でしたが、あの小憎らしい上田桃子選手と同組同スコアでスタートして彼女を25位と蹴落としましたからまず良しとしましょうか。

稲の花が咲いた!


お盆休みも今日まで5日間仕事は殆どせずに半分は草引きに水遣りやレタスの苗植えなどの畑仕事で半分は漢字の勉強でしたが、愈明日から8月後半戦の仕事始めとなります。
4年生の孫が夏休みの自由研究に稲の生育を選び6月末より日当たりの良い事務所の庭で稲を育てています。水田に代わるものがないのでバケツを6つ買ってきて用土を入れて苗を植え込みました。孫が水遣りをする約束でしたが水運びは重くて孫には重労働であり、大抵私が遣らされています。(;;)毎夕水を10cm近く張るのですが直ぐに根が吸ってしまって元の状態に戻りますから稲の根の吸水力の強さには吃驚してしまいます。田圃の稲もオタマジャクシも孵った頃だし、お盆だしそろそろ水を控えるのかなあと思っていましたら先週花が咲いたのでした(^^)
当初持ち帰った稲が多すぎたので余った苗を、葦に見えるかも…とビオトープに植えて水草の重石にしていた砂袋で根を抑えていたのですが、水を遣る必要もないのですっかり忘れていたら、先週木曜日朝何気なく見るとビオトープの稲だけ籾が生って居るではありませんか(^0^)/孫が生憎留守で愚娘に告げるとやって来て“此は蕾やから此から花が咲くのと違うか知らん?”と写真を撮って帰りましたが、昼前にもう一度見ると蚊細い髭らしいものが蕾の間から出てきたのでもう一度愚娘を呼んだらこの髭が花らしいとのことでありました。稲の花など此まで70年間幾度も見ている筈ですが関心のないものには記憶も余りなく、考えてもまるで浮かんできませんから人間の記憶なんて不確かなもんやなあと情けなく思ったものでした。(;;)
孫が留守の間に稲の花が咲いたのも皮肉なことでしたが、構いもされなかったビオトープの厄介者?が肥料も与えられずに開花したのも更に皮肉な話でありました。根の環境は砂袋の下で最悪でありまししたが水や温度の環境がバケツの中の根のそれに遙かに勝ったことが開花に繋がったものでしょうか。きっとメダカや金魚の糞が肥料になったものでしょう。(^^)
バケツの稲は過保護に育てられましたが、バケツ側面から当たる直射日光が水温を上げて根に悪影響を与えたに違いなく、池の稲との差となったものでしょう。早速バケツの稲はバケツの儘樽プランターに入れて透き間を畑土で埋めましたから少しは根の温度が下がり蕾を付けてくれるのではないかと期待していますが果たしてどうなることやら…(;;)

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高校野球も遂に明日決勝戦となりますが、強打の菊川と大阪桐蔭の対決は打撃戦となることでしょう。無念にも沖縄浦添高校は武運拙く準決勝で花と散りました。沖縄は我が国で唯一戦争末期にアメリカ軍の上陸によって蹂躙され多くの命を失ったばかりか長くアメリカ領土として米軍の縦(ほしいまま)にされ、報道されなかった婦女子への暴行など日常茶飯事であり、金丸信などアメリカ軍に思い遣り予算とか吐かして毎年莫大な上納金を出す(貰うのではなく…)悪弊を作りましたから、沖縄県民のDNAには、過去の悲劇が澱となって染みついているように思えます。観光以外に産業を持たない彼等は現在でも国民の一人当たり所得は我が国最低であり、宮里藍選手の調子が今一つですからせめて甲子園位優勝させて遣りたかったですね。
運の悪いことにメディアでは高校野球とオリンピックが視聴者争いとなりましたが、両方見たい方が多くてTVリモコンの寿命が短くなりそうで、NHKも12チャンネルまで総動員して居ますからどちらにもさほど興味のない私にはニュースの時間など捜すのに戸惑いました。(;;)
オリンピック入場式の革命歌が別の少女の歌う“口パク”だったことや花火で描いた映像が合成映像だったりと案の定中国のアンフェアな遣り口がばれてボロを出し話題となって居りますが、思ったより酷い事件も起こらずに終わりそうな気配ですが閉幕式ではどんなカラクリが飛び出すことやら…(^^)。
我が国のメダルの数は予想通り少なかったけど、北島選手の強さには魂消ましたね。200mは1秒を超える差だったから良かったものの、水泳は柔道のように体重別(水泳の場合身長別)がありませんから、背が低くリーチのない日本人には圧倒的に不利なハンディを背負いながらの優勝は驚異的な価値があると思います。200mは50mプールを3回もターンと最後のタッチでは、腕のリーチを北島選手と他国の選手と比べて最低10cm少なめと見ても40cmは違ってきますから、0.4秒位のハンディキャップを背負っての闘いであったことでしょう。
不可能かも知れませんが此からはターンしない直線プールを作れば400m800mも1500mも全員公平となり、小さい日本人にも勝機が訪れるようなるのではないでしょうか。(^^)
反面柔道男子の多くの選手達の無気力振りには首を傾げました。日経の“千里眼で”嘗ての女子52キロ級メダリストで現筑波大学准教授の山口香さんが男子柔道界に対し苦言を呈して居られたのを読んで成る程と感じ入ったものですが、氏は男子と女子の差は選手と監督やコーチとの距離の問題ではないかと指摘して居られます。監督やコーチの鬼軍曹達に囲まれて懸命に練習している女子選手達とは異なって、男の選手達は監督達より色んな意味で力があり、一般のサラリーマンより遙かに高い俸給を貪っていては、監督やコーチが選手に遠慮してものが言えなくなるは道理であり、一部の例外を除き、選手が増長して驕りオリンピックを目指して死に物狂いの練習ができていたとは到底思えないと極論されています。ハングリー精神から相手の足にしがみついてでも勝とうとする外国選手人に対して“組ませて貰えなかった”とか“あれは柔道ではない”など弁解めいた言葉は“勝ってなんぼ”の世界であり聞きたくありません。次回のロンドンオリンピックでは現在の指導体制を抜本的に見直さないと全階級に出場枠を得ることすら大変なことになると氏は危機感を抱いて居られますが、私は選手達が警察庁や警備保障会社などから厚遇されている現状は決して好ましいものではなく、ボクシングの選手のように土木建設現場の肉体労働で生活の糧を得て貴重な寸暇に練習をすることこそ実の入った真の練習であり、毎日メニューが決められた乳母日傘は惰性となって決して選手を強くするものでないと思います。
お馴染み卓球の福原愛選手がEU No.1オーストリア主将のリュウジャを破ったゲームでは、北京出身中国人のリュウジャより愛ちゃんへの声援が多くサポーターがイエローカードとなるなど珍現象が生じました。福原選手は中国滞在が長かったせいもありますが、男か女か分からぬ色黒の選手と、草原に輝くカモシカのよう色白で華のある美形の対戦では流石の中国人も判官贔屓になるのも已むを得ませんでしたね。顔で負けても力で勝って…と謂いますが、ゲームは3-1で福原選手の圧勝でしたからリュウジャ選手は2回も負けた気分で食事が喉を通らなかったことでしょう。(;;)
それにしても柔道でもレスリングでも最近は女子の選手まで勝利のガッツポーズが男性並みとなり、昔メトロゴールドウィンメーヤー製作映画のタイトルに出て来たライオンの咆哮宛らには愕きます。乙女(おばはんか!)の恥じらいがまるで見られないのは情けないことだと思いました。
昔は勝っても敗者の胸中を慮って喜びの表現を控え、精々味方選手の胸に飛び込んで涙する位でしたが、世の中も随分と変わりました。(;;)喜びも悲しみも相手に分からぬよう心の奥にそっと閉まって置くのが日本女性の雅(みやび)とされて居たのは遠い昔への郷愁でしたね。
イチロー選手の200本安打が気になりますね。ヒットが途切れた現在後43試合に45本のヒットは大きなプレッシャーとなって彼に伸し掛かりました。その重圧に加えて相手の投手陣からもジャップ如きに8年連続200本も打たれて堪るか!との意地があるでしょうから此から一試合一試合が正念場です。イチロー選手も人の子ですから平静では居られずに早く複数安打を連発して安全圈に入りたいでしょうね。(^^)
女子プロゴルフNEC軽井沢は全英出場による疲労が抜けずに体調不良でアマプロを欠場し更に初日36位と出遅れた橫峯さくら選手は必死の猛追で12アンダー3位まで駆け上がりました。本年残るは15試合さくら選手果たして優勝できるでしょうか。

総理は外務官僚の召使?


そろそろお盆が近づきましたが、面妖なことに淡路島や神戸市内に豪雨が降っても垂水辺りはお湿りもない日が続き畑の水遣りに逐われる毎日です。(;;)5リットルの如雨露の使用は結構腰への負担が重く、持病の座骨神経痛が久し振りに復活し、夜痛くて寝られず昨日は痛み止めの神経ブロック注射をして頂く約束でしたが、痛み止めとは謂えブロック注射も結構痛そうだし注射のお陰で車椅子生活になった方が居るとか聞きましたのでの盆休みの間痛み止めの内服薬を飲むことにして、効かなかったときのため座薬も頂いて来ました。(;;)
先週末から北京五輪の開幕となりましたが、本命野口みずき選手の腰のトラブルや柔道谷選手の金ならずなど出足から予想を覆す展開となっています。アンフェアな中国のことですから恐らく日本には幾つも金メダルが期待できず、不愉快な五輪となりそうなのでオリンピックの話題は今週ブログからパスさせて頂こうと思っています(;;)。
連日の炎天下を夏の甲子園の熱戦が続いて居りますが、我等が加古川北高校は一昨日無念にも福島星光学園に敗れ露と消えましたが、私学では県外からの野球留学特待生が幅を利かし、県内の選手が皆無の学校も少なくないとか…(;;)
今年は公立高校の出場は全55校の内僅か17校ですが全国を巡って特待生をかき集めた私立と地元の野球少年だけでの公立の力のハンディキャップは余りにも大きく30%の出場率は驚異的と言わねばなりません。昨夏の県立佐賀北高校の優勝など奇蹟かと言われたものです。30%の内15%位は膂力ではなく知力によるものではないでしょうか。
10年以上前の夏のことですが、仕事で加古川方面へ第二神明道路を走っていたとき豪奢なリムジンバスが追い越して行ったので見ると仙台育英高校と車体に大きく書かれて居りましたから、どうやら夏の甲子園へ出場し、次の試合までの練習に加古川にある神戸製鋼の球場へでも練習に行くものと思われました。公立高校が自前のバスは疎か神姫バスのレンタル料にも事欠いていることは、その後4年前の社高校後援会の悲痛な叫びを聞いていますので、冷房付きリムジンバスでの練習行きなど一体この落差は何だ!と思ったものです。
公立ばかりか私学でも仙台育英のような超弩級は別にして何処の私立校も甲子園行きの費用負担は大変なようです。先日聴いた話で学校名は差し障りがあればいけないので言いませんが、5日一回戦で敗退したある県代表の私立校では、燃料費の高騰もあってバス14台を仕立てるために特待生が殆どの野球部員80名の内甲子園行きの部員10数名は寄付金一人25万円、他の野球部員は一人20万円が割り当てられ、更には部員の家庭には寄付金の納付書が一家庭5枚送られて此を消化せねばならぬそうですから特待生も楽ではなく学校に入れて貰っても、ベンチ入りができなければ甲子園へは20万円のお賽銭を払ってアルプススタンドで応援だけでは涙がチョチョ切れます。(;;)
処で、加古川北高校は寄付金なしその代わりにバス仕立てもなし、在校生もOBも自弁で電車に乗って応援行きと決まったそうですから良かったですね。(^^)
酷暑続きの今日は何時もお馴染みEさんから送られてきた真夏の残雪を見て頂き納涼の気分を味わって頂きましょう。場所は7月23日に登られた中央アルプス甲斐駒ヶ岳の千畳敷駅付近です。気温は最高20度で最低5度とか…(^^)下界の我々には想像もできぬ気温ですが、察するに此の付近は真冬にはプロ中のプロの山男しか闊歩できない処ではないでしょうか。

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できるなら此の残雪が、冬まで消えることなく何時までも“なごり雪”でありたいと思いますが、此の写真の様子だと地球温暖化が進むと一寸心細いですね。(;;)
先週は紙面が足らずお知らせが1週遅れとなりましたが、京都府八幡市の公会堂でコンクリートの割れ目からド根性大根ならぬ直径20cmのド根性西瓜が誕生したと先月末に毎日新聞の雑記帳欄に写真入りで取り上げられました。(^^)何でも昨年の夏祭りで出された西瓜の種が割れ目に落ちて育ったものだそうですが、西瓜を育てるには一般的に謂って四つの要因が不可欠であり、一つは“ぼかし半作”と謂って前の年の秋に作られた西瓜用堆肥“ぼかし”が西瓜の苗を植える土床に入れられることと、西瓜の苗が病気に耐えられるようにカボチャの苗に接ぎ木することと、更には苗への大量の水の補給です。そして最期には雌花が開花したときに別の苗から咲いた雄花の受粉が必要です。公会堂のコンクリートの下の土が昔は肥沃な畑であったものか、偶々地下水の豊富な地域であったのかも知れませんが、不思議なことは近くに西瓜畑があったとも書いてありませんでしたから幸運にも余程マメな蜂や蝶などの昆虫が居て遠路受粉に訪れたものでしょう。(^^)
西瓜作りは恥ずかしながら小生未熟でも経験者でありますから言わせて頂きますが、直径20cmのド根性西瓜は小さいようで決して小さくありません。我々が普段食している西瓜は10キロ以上もありますが接ぎ木のため半分カボチャであり、大きいだけで味は大味であって本当の西瓜の味ではありません。お年を召した方はお存じと思いますが、本当の西瓜は大きさも直径が25cm以内と小振りであり、三日月型に切った頂点が白い粉を噴いて居て口に入れるとシャリシャリと蕩けてなくなりそれは美味しいものです。産地でもきっと美味しい西瓜を作りたいのでしょうが消費者の味覚センスもカボチャ西瓜で固定されましたし、耐病性と大きさの点で随分差が付くため本当の西瓜が淘汰されたのが実情のようです。(;;)この公会堂の正真正銘本物の西瓜は心無い人に悪さをされぬよう毎夜パトロール隊が必要でしょう。(^^)昼間の烏も要注意ですから網を被せる必要があるかも知れませんね。
今年の夏祭りには是非近隣の子供達にこの西瓜を一切れ宛味わって頂き、本物の西瓜が斯くも美味しいものかを知って頂きたいと思いました。(^^)
中央省庁(独立行政法人を含む)が06年度の費消したタクシー代が95億円だったと民主党の調べで明らかになりました。(07年はナンボや!)1000万円とか3000万円なら多いなあと腹立たしく思うのですが、95億円とは余りに多すぎて何だか実感が沸きませんね。敵の狙いが読めたぞ!チケットは142万枚だったとか(;;)1回当たり平均6600円だそうですが、深夜の帰宅ばかりではなくワンメーターの公務だって少なくないでしょうから。恐らく1回当たり1万円は優に超えたと思われます。その上ナント!一回3万円超が1900回もあり、最高額が73000円だったそうですから、霞ヶ関から静岡までになりますがそんな遠距離通勤がある訳なく、実際の料金は3分の1位であり、差額はキャッシュバックと運転手の口止め料だったこと位誰が考えても容易に推測できますが、それ以上追い詰めてしまうと役人に仕事をサボタージュされて、政府が困ることのなるため公表もできないで居るのでしょうが、2ケ月後には現在凍結されているチケットも復活することになるため、誰もが忘れた頃には再び高額な深夜タクシー代が又ゾロゾロ復活することでしょう。(;;)
タクシー代ばかりかゴルフボールなどのレクレーション関連品々も20億円を超すそうであり、年に何回非番でのゴルフ大会があるのか知りませんが、ボールなどは会社であっても私物使用が常識ですから、此は福利厚生に名を借りた完全な公金横領ではありませんか。こんな数字が明るみに出る背景には参議院で野党が過半数を占めたお陰であり、そうでなければ何時までも伏魔殿に巣くう魑魅魍魎共を太らす一方だったと思うと慄然としますね。此等多額なお金は発表されただけで誰も返さないの? 福田さんにもそれが言えないの?
福田さんと言えば日本の存亡を賭ける重大事件なのに1ケ月以上も口を噤んでいたなんて全く以て怪しからん話ですね。昨年末から年初に掛けて我が国各地で中国天洋食品製造の餃子中毒事件が起こり、世間を席捲したことを憶えていられるでしょう。中国側は補償問題が怖くて隠し通そうと“農薬メトミドホスの中国国内での混入の事実はない”と我が国に罪を擦り付けようとしていましたが、我が国では使用していない農薬が混入しているのも訝しく、政府は声を大にして中国当局を糺弾せねばならぬ処を、何時もの優柔不断から “日本国内で混入の可能性は少ない”などと言うだけで事件を大きくしようとせずに有耶無耶にしようと掛かって居り、人の噂も75日で先送り構想が効を奏したと思える先月初旬に、中国当局から事件後の6月中旬に中国国内で天洋食品の餃子により中毒事件が発生したと外交ルートで伝えてきたそうです。恐らく内部告発でもあって隠しきれないとでも思ったのでしょう。此を聞いた福田総理は待ってましたとばかりに中毒事件の真相究明を中国政府に強く申し入れ、中国大使を官邸に呼んで強く詰問するなど、限りなく低下する総理の人気回復に千載一遇のチャンスとばかり八面六臂の活躍をされるかと思いきや、知らぬ顔の半兵衛様で押し通し、情報を入手した記者団からの質問に対して6日広島で記者会見し“先方の捜査当局と情報交換している状況であり、どんな状況か現時点では申し上げられない”とは催眠術に掛かった人のようで、此ではまるで中国国家主席胡錦涛の言葉ではありませんか!恐らく中国政府と事件の概要について打ち合わせ済みであったこと勿れ主義の外務官僚等からの入れ智慧で其の儘頬被りにする予定であり、中毒事件を刺戟すると古くは南京大虐殺などを蒸し返され、謝罪論や和解金に話を擦り替えられることを恐れたものと思いますが、そんな弱腰で一国の総理が務まるのですか! “謝罪しないのなら五輪選手は疎か観客まで一人も参加させないぞ”位は言って欲しかったと思いますが、“安心実現内閣”を掲げる総理である筈が国民の安心より中国への配慮を優先させたことについては官僚達の召使いであるこの人には所詮無理なことなのでしょうね。(;;)“安心実現内閣”はその言葉の前に“中国”と謂う言葉が省略されていたものでしょう。(;;)それにしても餃子事件の出所が中国側であることが分かったにも関わらず、彼等からお詫びの一言も聞かされないのは、如何に日本政府が彼等に莫迦にされているか我々にもよく分かります。負け犬内閣は即刻解散するべきだと考えますが、次が麻生太郎であれ、小沢一郎であれ、日本に腐った官僚制度が存続する限りどうしても負け犬内閣にしかなれないと思うと悲しくて涙が出ますね。(;;)
今週の女子プロゴルフは橫峯さくら選手全英でお疲れのため休場となりましたのでゴルフコーナーはお休みさせて頂きます。

♪赤い夕日に照らされて…♪


今年は梅雨とは名ばかり殆ど雨が降らず、梅雨明け即酷暑の到来となりました。何時もなら週に2回程度夕立が来るものですが、今年はカンカン照りが続く中を突如埋め合わせのように先週月曜日各地で水害続出の被害が相次ぎ、神戸市でも灘の河川で小学生3人を含む5名が鉄砲水に襲われて亡くなられました。水の怖さを学校で良く教えて居なかったことや、水に対する地域の警戒態勢にも不充分な箇所があったのではないかと疑問が残る処です。
灘は雨の多い六甲山系の真南に位置していますから山に降った雨水の逃げ場所と考えられていますが、実はそうではなく六甲山への雨水はその殆どが山土を通して樹木に吸い取られ、永い期間少し宛周囲の河川を潤します。今回の事件の元兇は灘の地形の勾配そのものが大変きつい上に可成り山の方まで宅地造成されて住宅街が蔓延り、舗装道路が多くなって居ることにあると思いました。急勾配の舗装道路や側溝の雨水は、行き場所を失って小さな川に押し寄せるは自然の理(ことわり)であり、住宅地の浸水しか考慮せず、今回のようなケースについての対処法を全く怠っていた市も愚かでありました。此までも大雨の出水で同様な事態が幾度となく繰り返されたに違いありませんが、今回に限って偶々水遊びの季節であり児童の遊ぶ時間帯であったことが、悲劇を生んだものと思います。市は森林を伐採して大規模な宅地造成をする際には必ず調整池(水の逃げ場所)を作るように指導しながら、宅造が完成し雨水の排水路が完成すると調整池自身もその役割を終えて宅地化されて建築用地と化しますが、調整池の役割は実は永遠に終ることのないものであることを我々は今回の事件で学習したのでありました。(;;)
亡父の三回忌とお盆を控えて今月は決算も少なく、久し振りに幼い頃を振り返る余裕が持てそうですが、漢字の勉強も忘れずに消夏法の一つとしたいと思って居ります。
『石川や浜の真砂は尽きるとも世に盗人の種は尽きまじ』ご存じ石川五右衛門の辞世句です。此方は“世にブログの種は尽きまじ”であり毎週不届きにも”殺す相手は誰でも良かった“など小生の血圧を上昇させる巫山戯た事件が数多登場する毎週ではありますが、一週位ネタ切れの週があって欲しいと願ってもそれも叶わず、今週はお盆前でもあるし新聞などのニュースに目を瞑り皆様を遠い昔に誘(いざな)って見たいと思いました。
間もなく終戦記念日を迎えますが、この日が近づくと何時も思い出されるのが幼かった頃(3歳位から?)の儚く懐かしい想い出です。支那事変で傷痍軍人になって帰国した父が、今風に言えば唯一のスキンシップだったのでしょう仕事柄毎夜帰宅が遅くて私が就寝後であったために“御休み”の子守歌の埋め合わせであったと思いますが、朝早く5時か6時頃寝ている私に添い寝して必ず歌ってくれた歌です。聞かされる子守歌?は決まって”♪此処はお国を何百里…♪赤い夕日に照らされて…♪“と軍歌“戦友”でありました。(;;)幼心に分からぬ儘何時とはなく憶えてしまいましたが、軍歌でありながらとてももの悲しい歌であり、戦時中姫路に疎開をした折も姫路城の北側にあった姫路師団四六部隊の兵隊さん達が行進時によく歌っているのを聞いて幼い頃の懐かしい想い出に浸ったことを想い出します。
【戦友】
皆様は此の歌をどんな風にお聴きになられましたか? 聴かれた方の世代に依ってまるで印象が異なったと思いますが、若い方もご年配の方も此の歌が軍歌でありながらまるで軍歌ではないのに気付かれたことでしょう。此の歌は軍歌の最高傑作と謂われていますが、実は反戦歌だったと思います。明治38年日露戦争で乃木希典が旅順203高地陥落に至るまでに数万人の兵士を無駄死にさせたと言われた奉天大会戦の悲惨な体験を後で作詞者真下飛泉の妻の姉婿となった木村直吉からその地獄絵巻を真下飛泉が具(つぶさ)に聴かれて書き下ろされたものであり、その臨場感溢れた生々しさは本人の体験かと思える程であって、スローテンポで哀愁に充ちたメロディーは亡き戦友への鎮魂の詩であり、作者が推敲に推敲を重ねたであろう重厚な歌詞は14連からなるしみじみとした悲しい物語で、“もう戦争は厭だ!”と聴く者の心に訴えかけ迫っています。そして会うことも叶わぬ両親と子の絆を切々と感じさせるこの詩は、親が子を殺し子が親を殺す現代の親子関係を、親子は本来斯くあるべきことを教えて呉れていると感じました。
此の詩(うた)は当時としては珍しい言文一致体で書かれたために一般大衆に受けたと謂われています。此の歌の丁度1年前に与謝野晶子の”君死にたまふことなかれ“が発表され大ヒットしたこともあり、斯うした歌は文語体でなければその歌の荘重さや重厚さが保てないとした既成観念があったのでしょうが、言文一致体で書かれた此の詩は荘厳さを少しも損なうことなく、子供もお年寄りもその感慨に浸れたことが人々の共感に繋がったものと思われます。皆様も14連6分11秒悲しい物語の読後感は如何だったでしたか?
戦時中軍部は厭戦の情が漂っているために此の歌が歌われるのをとても嫌って居たと謂われて居り、兵士が此の歌を歌うことを禁止していたのですが、明治時代から皆に歌い継がれた此の歌は、国民の心の叫びであって軍部の力でもってしてもどうにも止められなかったのでしょう。赤い夕日なんて誰が眺めても悲しいものです。不朽の名曲W Cハンディー作詞作曲のセントルイス ブルースでも”♪I hate see the evening sun go down♪”(私は悲しくなるから夕日を見たくない)と歌っていますから人生の黄昏を思わせる赤い夕日が悲しいのは万国共通のようでしたね。(;;)
それにつけてもこの詩を聴くと今の世代の人間関係の稀薄さをつくづく思い知らされます。友人など煩わしいからと唯部屋に籠もり、親が死んだとて無関心、友達と謂えば何処の誰とも分からぬメル友だけ、魂の慟哭など一生味わうことなく生涯を終えることは果たして幸せと言えるのでしょうか。人間として成長を遂げるには学問や教養に秀でることではなくて、魂の雄叫びを心の糧として自らを叱咤激励し自らの周囲の人間関係を密にすることから始まるのではないかと考えますが、此はこの歳になるまで持って生れた狷介固陋の性格により此の世に生を受けてから落日の今日まで真の友と謂うものを一人も持つことのできなかった自戒の念から生じた小生の何時もの繰り言でありました。どうかお赦し下さい<(_ _)>
一昨年鬼籍に入られた指揮者の岩城宏之氏が生前友人の作曲家林光氏に、一度で良いから軍歌“戦友”を男性合唱曲に編曲して欲しいと何十年も昔からずっと依頼されていたとか…氏が亡くなる直前最期のステージでタクトを振られたのがこの“戦友”だったそうです。(^^)亡くなられたのは永年の念願が叶えられて氏も思い残すことがなくなったからでしょうか。(;;)時代の流れと共に、次第に忘れ去られて行く歌の多い中で亡き友への鎮魂歌“戦友”は、反戦歌としての心情を何時までも次代に語り繋いで行かねばならぬと思いました。明治41年生まれの父も2年前に此の世を去り、今は昔70年前幼き頃の私の郷愁を語らせて頂きました。<(_ _)>
領有権を主張しながら教科書の記述でも日本の領土と書けずに子供達を騙し、韓国の顔色ばかり見ている日本政府には唯唯呆れる “竹島”の話題ですが、今回何の関係もないアメリカの国家安全保障会議までが韓国政府の阿りを受けて乗りだし“竹島”を韓国のものと決定したとか…(;;)米の地名委員会のHPの表記を韓国に変更されたと先日新聞で報道されたことは皆様ご存じの通りです。韓国は”流石ブッシュ大統領は偉い“などと喜んでいますが、どんな密約があったのか、どうしてこんな処にまでアメリカがクビを突っ込んできたのか良く分かりません。日本としてはアメリカに対して内政干渉は止めろ!と声を大にして謂うべきでありましたが、何処でどうなったのか、町村官房長官は『米政府の一機関がすることに過度に反応すべきではない』と述べて竹島問題から大きく視線を逸らす姿勢を示しましたから此の弱腰は一体何としたことでしょうか。そんなことだから何時も韓国ばかりか中国にも北朝鮮にもバカにされて居るのが分からないのか。日米協力の言葉は嘘だったのか!最近では対馬にまで乗り込んで来て此処は韓国領土だと言われても何も反論もできない我が国政府のアホさ加減には将に隔靴掻痒の思いですが、官僚の事なかれ主義も此処まで来れば韓国を図に乗らせるばかりであり、日本は過去の経緯について充分な資料を用意した上で世界国際司法裁判所に敢然と訴えて領有権を争うべきです。何もしないで負けるのでは負け犬であり、どう考えても我が国官僚の悪しき弊風である”物事先送り“を無能な閣僚達が鵜呑みにさせられているとしか思えません。
福田総理が一昨日解散を視野に入れた内閣改造を発表しましたが、新閣僚達は斬新さの感じられない人ばかりあり、期待などしていない国民を余計失望させるものでありました。(;;)
新閣僚の誰かが“儂は独りでも竹島を日本領土として護ってみせる”とか1リットル200円に迫っているガソリン代に対し“ガソリン税は儂が命を賭けて下げて見せる”とでも言える豪傑は居なかったのでしょうか? 例え実現できなくても渾身の努力さえ尽くしてくれれば国民は納得するでしょうにね…(^^)
え?そんなこと言うたら閣僚処か自民党にも居れなくなりますよ…ですって? 己が懐を潤すことだけに懸命で国民の困窮に手を差し伸べることさえできない政府なんてまるで後進国並みであり困ったものですね。そうです、日本はアメリカの属国であり立派な倫理的人道的後進国に落ちぶれて居ます。(;;)
今週は女子プロゴルフ唯一1週のみの夏休みですが、目下調子の悪い橫峯さくら選手は可哀想に今週全英オープンにまで駆り出されています。疲れが溜まらぬ内予選落ちして帰国されることを願っていましたが、どうやら小生の願望も届かなかったようで漸く予選を通過し、不動や宮里選手のお引き立て役に甘んじることになったようです。(;;)
不動選手は田舎の小母さんタイプで個人的には好きではありませんが日本人には違いありません。どうか4日目も首位を維持して31年振りに日本人として世界一になって欲しいと願っていますが、ハングリー精神の乏しい日本人は斯うした時には勝てないとしたものですから先ずダメでしょうね(;;)

音響効果は演奏家の腕で


“光陰矢の如し”“烏飛兎走”とか謂われますが、月日の経つのは早いもので私共のHP(現在のブログ)を開設し、世相に対する拙(つたな)いオピニオンなどに手を染めてからから早や10年が経過致しました。(^^)その10年間自らに如何なる進歩があったのかと振り返ってみると自説を曲げない拙い文章に自己主張の強い牽強付会は10年間少しも変わらず、退歩はあっても僅かの進歩も見られない処は、歳のせいばかりでなく自らが持って生れた頑迷な性格によるものだと反省しておりますが、雀百までと謂いますから最早癒えることもなく三途の川まで同伴する運命でありましょうか。(;;)
先週泥棒が消火器を撒いて逃げ帰ったことをお伝えしましたが、何時かのブログを飾った昼咲き桃色月見草が枯れて半分以上が全滅しました。可哀想なことをしたと憎っくき泥棒を怨みましたが、今後此の畑の土壌がどうなるのかと気になり、ネットで調べた消火器屋さんに聞いてみると、うちは販売しているだけで粉末の成分はメーカーに聞いて下さいと言われ、教えて頂いた八田と云うメーカーさんに電話して事情を話したら、消火器の粉末は人畜無害であって畑の肥料にも使われる材質とか聞かされホッとしましたが、それなら如何して月見草が枯れてしまったのかと追い詰めると『“肥料焼け”とか言いますし…』とか誤魔化されてしまいました。(;;)取り敢えず両隣のピーナッツは何とか元気なようですし、月見草も周囲から恢復しているようなので安心することに致しました。(;;)

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下の方に咲いている黄色いのがピーナッツの花です。何れ花が終わったら果実が地面に入って行って土の中でピーナッツになりますから入り易いように根元近くで花が咲き、決して上では咲きませんから生活の知恵とは言え賢いものですね。(^^)又土の中で果実が大きくなるのも烏など天敵から身を護る術(すべ)だそうですから益々賢いですね。豆科の植物は根粒菌とかのせいとかで地力が付くため後に植える作物や花にはとても良いそうですよ。
今日から大相撲名古屋場所が始まりました。嘗ては土俵の鬼と謳われた初代若の花の花田勝治氏80歳が協会を離れてから15年間の長い沈黙を破って、この度毎日新聞の単独インタービュに応えて現在の相撲界について激しく論評されました。
“こんなに相撲が変わるとは思っても見なかった、まるでレスリングだ、立ち合いの叩(はた)きや引きが多くなっているが何であんなもので負けるのか不思議でならぬ。稽古不足と言えばそれまでだが、叩(はた)いて手をついて終りでは相撲ではない、相撲の目的を忘れて目先の勝ち負けに拘り、それを咎めない親方が悪い、更には学生相撲の出身者が駆け引きで待ったをし、仕切りで相手を焦らすなどプロになってから頭の切り替えができていない、それを外人に真似られている”などと現在の相撲界をボロクソに総括されたものでありました。
又、日本人横綱の誕生については、一番心配だ!外国人とハングリー精神が違うから此の儘だと日本人の横綱は出ないのではないかと憂慮されて居りました(;;)
日本の国技とされた相撲が外人に無惨にも席捲されたことに対して、元相撲協会の理事長としてさぞ隔靴掻痒の思いをされていることと思います。師匠が悪い、師匠の指導が悪い、と繰り返し述べられた言葉には現在の相撲協会の部屋頭が指導力に乏しく、後継者が指導者としての資質ではなく單なる年功序列と自己の到達した最高位の地位によって安易に決められていることへの憤りが籠められて居たように感じられました。
若の花元理事長ならずとも相撲界の現状を憂いて居る方は各界に多く居られると思いますが、古くには水泳、卓球、バスケ、更には囲碁と世界無敵だった日本が、現在の相撲界同様諸外国の後塵を拝して居ることは紛れもない事実であり、全ての原因は我が国の高度成長と飽食時代の到来によるハングリー精神の欠如によるものであろうかと思われ情けなくてならず、残るのは将棋位になりましたが、此方は囲碁に比べて手数が短いためにコンピュータと謂う思わぬ大敵が現れ、最近では渡邉棋王が平手であわやとまで追い詰められ冷や汗ものでしたからチェスと同様の運命を辿る可能性が高くなって参りました。人間も自分の作ったロボットに負けるようでは何をか言わんや…ですね。(;;)
先週毎日新聞夕刊の『音楽評』を読んでいて、えっ!と愕きました。何時もなら『音楽評』は読者を演奏会場に誘(いざな)う役目を担っていますから、演奏者に阿(おもね)る提灯記事が多い中を今回のそれは世界的に著名なピアニストであるロハン デ シルヴァと、競演した神尾真由子(昨年度チャイコフスキー国際コンクール第一位のバイオリニスト)が、この6月に日本縦断ツアー16回の内12回目を評者が聴かれて、此をけちょんけちょんに貶されたものであったからです。ピアニストに対しては明澄感に乏しい響きでバイオリンがしっかり響いていてもピアノが覆い分断してしまうなどと不満が溢れており、神尾真由子に対しても音色が単一に近く、バイオリンの高音に出せる優艶な表情がまだしであり音楽産業の脚光を浴びているだけに自分の音と演奏とは何かを考えて欲しいと手厳しく締め括られていました。(;;)
アーチストを通り越し既に芸術家の域に入られた演奏者二人に対してこの痛快極まる批評をものにされた方は大阪大学文学研究課音楽学の教授である根岸一美と仰る先生でありましたが、私がウーンと唸(うな)ったのは、更に此の先生が聴きに行かれた演奏会場である大阪の“いずみホール”の音響特性を演奏者達が確かめる余裕がなかったのだろうかと記された箇所でありました。音楽の演奏ホールは建物自体の構造上似ていても何処か異なった作りであるため音響が異なるのは当然でしょうが、私が感じたことは演奏者がその会場の音響効果にまで神経を巡らせてあるときは強く、あるときは弱く、鍵盤を叩き又は絃を弾くことができるのか?の驚愕でありました。勿論本番に備えてリハーサルなどは入念にされたものと思いますが、音響とはスピーカーを何処に置くとかの問題ではなくてエコーの世界でしょうから、強いてならピアノ位置とバイオリニストの位置を動かすことで幾らか音響効果が変えられるかも知れませんが、そこまでの配慮を経て楽器を操ることは殆ど不可能に近いのではないかと素人考えに思ったものでありました。
然しプロの耳とは実(げ)に恐るべきものですね。神尾真由子さんも16歳にして天才少女と謳われて早や6年が経過し、世界のトップに立っての上でのこの批評はずっしりと堪(こた)えたことでしょう。音痴の私にとやかく言える次元の話ではありませんが、芸の道に到達点はありませんから芸道の厳しいことだけは骨の髄までよく分かりました。阪大の根岸先生もよくぞそこまで書いて下さいました。きっと神尾真由子さんもこの『音楽評』を人伝(ひとづて)に聞かれて更に一から初心に返って練習に励む決心をされたのではないでしょうか。(^^)
ロハン デ シルヴァの方はどうかって?エリザベス女王の晩餐会で演奏される程の大物ですから、きっと“こんな小娘如きに…”と云った気持ちがなかったとは言えませんよね。(;;)
今週の女子プロゴルフ明治チョコレートカップは横峯さくら選手全米の疲労が未だ癒えず13位タイと惨めな成績に終り自己の持つパーオン率パーセーブ率を落とすに留まりました。(;;)