愈9月も最終週を迎えました。事務所のキリギリスも随分弱り鳴声もしわがれ声となりましたが、それでも一所懸命に玉葱を食べて生き永らえています。一匹など足(手?)が一本になりましたが五体不満足な身体で私の掌に抱かれて玉葱を食べて必死で生きて居り、一口食べてはジジジーと鳴きますからきっと有難うと言っているのでしょう。(^^)生きることへの本能と謂うものの凄さを私は昆虫によってしっかりと学ばされた思いです。自殺者が段々増えて行く昨今、是非人間もキリギリスを見習うべきでしょうね。
二星蟋蟀の方はすっかり成虫(中年)になり、別の容器に入れている閻魔蟋蟀のコロコロの美声に触発されてチリチリと鳴き交わして居り、何故か平安時代古今和歌集の世界にタイムスリップしたような情緒豊かで雅(みやび)な雰囲気に包まれて仕事をして居ますが、風流を解せぬ職員達には雑音としか聞こえぬらしく、五月蝿いとか苦情が出て感性豊か?な小生を唖然とさせ落ち込ませて居ます。(;;)
今回に限ったことではありませんが、餃子を初めとした中国からの輸入食品の質(タチ)の悪さにはホトホト手を焼きますね。今度は牛乳を水で薄めた際に蛋白質が減少したことを隠すためにメラミンなる化学物質を牛乳に混入使用していることが発覚し、丸大食品6品目の乳製品入りの商品を自主回収に入りましたが、32万袋流通し回収は僅かに554袋のみとか…(;;)先日三笠フーズ事件で関係者とされて世間から糺弾され漸く無実の罪が晴れたばかりの日清医療食品が給食用に丸大から購入した菓子パン35000袋がメラミンに汚染されていたことが判明し踏んだり蹴ったり四面楚歌に陥って居ます。このメラミンなるものは既に昨年アメリカで中国より輸入されたペットフードにより多くの犬や猫が死んだために中国で業者が逮捕され、我が国でも今年6月にペット用飼料安全確保法が成立したものの、肝腎の人間様の食品については此を全く怠って居り、中国で粉ミルクによる健康被害が起こった今年になって漸く厚労省が重い腰を上げましたが、日本ではメラミンが食品製造過程で使われる筈のない物質と勝手に極め付けられて食品衛生法上の規制対象に入っていない杜撰さが後手後手に廻らされたものであり、腎臓や膀胱に結石ができる障害が出ると謂うのに放置されていたことは到底赦されることではありません。何処の法律にあろうが無かろうが健康被害が起これば即座に対応せねばならぬを怠った農水省や厚労省の怠慢は大いに責められるべきだと思います。政府も他人事(ひとごと)ではありませんから、中国政府に対し多額の賠償を求めるべきですが、お坊ちゃん育ちばかりの外務省にそんな硬骨漢が居る訳もなく、黙って泣き寝入りは情けない限りです。(;;)
福田政権がサドンデスの終焉を迎え麻生政権に取って代わりましたが、いろんな事があり何とも喧(かまびす)しく遽(あわただ)しい9月でありました。
哀れにも架空事務所費問題に“やかましい”問題、更には汚染米関係業者を調査未了の儘発表する不手際などと満身創痍であった太田農水大臣と、昔は兎も角工業用糊は今では米から作っていないことを糊業界から反駁されて(;;)“私共に責任があるとは全く考えていない!”と断言して世の顰蹙を買い、町村官房長官からは厳しく譴責されて翌日には前言撤回のお詫びをせねばならなくなった白須農水次官が虚言の責任を取って、詰め腹の已むなきに至りましたが、事務次官は実務など一切何も知らぬ只のロボット役人でありますから次官に“工業用糊だとでも言っとけば?”などと進言したノンキャリ役人が居た筈ですが、彼は一体からどんな厳重処分を受けることになったのでしょうか。(;;)瓢箪から駒、思わぬことで農水次官の座が転がり込んできた井出林野庁長官から“愛(う)い奴だ!”と逆に地位を抜擢され栄進したりして…(^^)
元総理の三女小渕優子34歳が最年少大臣として任命されましたが、こともあろうに少子化行政担当大臣とか…31歳で結婚し昨年子供を儲けたばかりですが、此の子を産んでいたお陰で大臣の座が転がり込んできましたから、優子さん此からは一生子供に頭が上がりませんね。でも何故か晩婚を奨励しているようで、少子化大臣とは笑止千万です。然し大臣の職務は子供を育てる環境への啓蒙活動に尽きますから毎夜頑張ってポコポコ出産することだと勘違いなどしないで下さいね。
女性大臣は郵政族の野田聖子と併せ美女二人ですが麻生短命内閣の客寄せパンダと思われます。枯れ木も山の賑わいと謂いますが、矢張り枯れ木ばかりでは華がなく、枯れ木の中に彩りを添えたお飾りのお雛様なのでしょう。(^^)閣僚認証式の際麻生総理両手に花は自分の身長の低さを隠すためではなかったでしょうか、野田聖子が大柄なため自分はハイヒールで女性達はローヒールが命じられていたりして…(^^)
自民党きっての論客石破茂が意外にも農水大臣に任命されましたが、此は或いは泡沫候補が総裁選に臨んだことへの麻生太郎の報復手段であったかも知れませんね。石破茂は将来の総理を狙って多勢に無勢を知っての上での今回無印の総裁選挑戦でしたから、この際農水相にでもしておけば歴代の農水相が不祥事で辞任していることだし、弛みきった農水省の役人達が放っておいても彼の足を引っ張って彼の政治的生命を絶ち切る事件を惹き起こしてくれるものとの読みがしっかりと入っていると見ましたが、強かな農水省役人達も案外強面(こわもて)石破茂の地獄の声に恫喝されて“弱きを挫き、強きを助ける”本性に目覚めて大臣に服従し、意外にも麻生太郎の野望は潰えることになるかも知れません(^^)
とは謂え事故米からメラミン牛乳に至るまで汚染米卵商品が学校給食など327万食とか気の遠くなりそうな数字ですが、崩壊寸前となった我が国の食の問題を石破大臣がどのように裁いて行かれるのかとても興味深いですね。
政府は選挙を控えて今回の事故米事件の収拾に必死であり事実関係を知らずに購入した業者(どうして特定できるのか?)からの回収費用に200億円負担することに決めたそうですが、08年度の予算の予備費で賄うとか…そんなに予備費があるのも初耳ですが、我々の血税であることには変わりはありません。然し回収費用の原資は先ず今回の事件を惹き起こした当事者である白須事務次官を初め農水省の職員から取り立てるのがスジではありませんか。白須次官の退職金だけでも8000万円くらいあるでしょうし、それに職員から事故米が流通した過去数年間の給与の10%返却させれば回収費用の半分位にはなりそうですが、前例になると困るので誰も言い出さないことでしょう。(;;)
何を言い出すのかと思ったら後期高齢者保険を廃止するとか、秋になったのに真夏の夢見たいなことを舛添厚労相が突然言い出し麻生新総裁にゴマを摺って厚労省再任を捥ぎ取りました。この人顔に似合わず寝業が上手いのに愕きます。年齢の制限なし、年金からの控除もなし、全く夢のような話ですが此の手の話は眉唾ものが多くて信用できません。それなら元の白紙に戻せば良いものを“其れはできぬ”と突っぱねていますから、或いは大票田である高齢者を意識した選挙用の発言であり、選挙後に蓋を開ければ今よりもっと酷い法律に化けているやも知れません。年金を一旦手にするとつい使ってしまいますから、年金控除など冷酷なようでもお互いの手間暇を省いた合理的な徴収方法であり、此の方法を廃止すれば必ず未納者が続出し、未納者には保険証の交付が受けられない(全額自己負担)現在の保険の仕組みからしてトクをするのは厚労省であり、無いならないで何とか凌げてもあれば使ってしまうのが弱い人間の心理です。食べるのに事欠いて保険料まで支払えない下層所得の方々は一体からどうすればよいのでしょうか。恐らく後期高齢者制度の廃止公約は自民党今度の選挙の殺し文句として使用されると思いますが綺麗な薔薇には刺があるとの喩えで必ず語られない話の裏がある筈であり、政府は保険収入を減らす積もりは毛頭ありませんから、皆様も決して騙されないようにしましょうね。
ネット通販のアマゾンからポールポッツのCD“ワンチャンス”が漸く届いたので、早速聴いてみました。(^^)
2500円は少し高いかな?と思ったのですが、プッチーニのオペラ“トウーランドット”の中の有名なアリア“誰も寝てはならぬ”の熱唱は将に圧巻であり、到底素人上がりとは思えぬ音程の正確さと圧倒的な声量は息を呑む程であり小技のテクニックも小憎らしい程で、歌唱力は教育で育つものではなく、天性の声の麗質によるものであることを知りました。小生無学にしてイタリア語は全く解せませんが、決して高い買い物ではありませんでした。(^^)
日本向けのCDのためボーナストラックには“アヴェマリア”や“きよしこの夜”など4曲が収められて居りましたよ。(^^)
“トウーランドット”と謂えば北京を舞台としたプッチーニの未完の大作(完成前にプッチーニ死亡)ですが、皆様はきっとトリノ五輪の荒川静香選手の晴れ姿を思い出されることでしょう。歌手は知りませんが良い曲でしたね。荒川選手の金メダルはあの曲のお陰が多分にあったと思います。ポールポッツが歌って居ないのが残念ですが誰が歌っても名曲は名曲です。あの時の感動をもう一度思い起こしましょうか。(^^)
【祝 荒川静香選手金メダル!感動をありがとう! 】
今週の女子プロツアー宮城YV杯は橫峯さくら選手が2日目トップと踏ん張りましたが、最終日の今日終盤崩れて優勝はなりませんでした。それにしても宿敵上田桃子に優勝を攫われたのには腹が立つ!{%怒りwebry%}