ニュース・新聞」カテゴリーアーカイブ

須磨海浜公園駅


春は選抜からと謂いますが、愈々春の高校野球が開幕しましたね。今年は例年になくプロ野球パリーグが高校野球より早くスタートしました。折角春になったと思ったのに先週後半は夜も朝も手が悴(かじか)む程寒かったので、冬物を仕舞われてベソを掻かれた方も少なくなかったことでしょう。(;;)
昨日は東京で昨年より6日早く桜が開花したとか(^^)、此の調子で開花が進むと計算上は13年後にはお正月に桜が見られることとなりますが地球温暖化もここまで来ると北極の氷が溶け出したりするでしょうから不気味ですよね。こうなると環境省辺りの枝葉の問題ではなくなって日本を飛び越え地球全体の問題となりますが、各国が京都議定書の採択から既に10年が経過していながら“笛吹けど踊らず”を今更悔やんでも最早手遅れであることを誰もが分かっていて誰も動かないのは最早進んで行く時計を止める術(すべ)を誰も持ち合わさないことを誰もが知っているためであり、地球自身が沈み行くタイタニック号になっているのを誰も気付きたくないのではないでしょうか。(;;)
今日は神戸の県民会館で父の代からのお得意先であった会社の社長の米寿のお祝いに出席して参りました。最近では冠婚葬祭は葬祭の方ばかり数年続いたために久し振りでもお目出度い席であり勇んで参上致しました。(^^)此の社長とはお知り合いになって丁度50年のお付き合いとなります。88歳にもなって現役の社長にも愕きますが、何度も大病をされ死地を彷徨いながら奇跡的に生還され今日に至って居られる強運の持ち主の方です。身体の方は記憶力が少し衰えた位で今も矍鑠とされて居り、次回白寿のお祝いには私の方が彼岸行きで呼んで頂けなくなっているのではと案じて居ります。(;;)
この社長は尋常小学校を出られて直ぐに小豆島から神戸に丁稚奉公に来られ今日を築き上げられた謂わば立志伝中の方ですが、非常に勝れた頭脳の持ち主であって、何時も春風駘蕩のお人柄で包容力がある反面、仕事では同和やヤクザを相手に一歩も退かない剛胆な方で此の社長を見ていると世の中、学歴なんか糞食らえで人間に必要なものは優秀な頭脳以外に優しい心と大きな肝っ玉と素早い決断力だと謂うことが良く分かり、学校教育なんてものは物事の真贋を見極めるには反って有害なのではないかと謂う思いをこの社長の所作言動から学んだものでありました。
先日15日のダイヤ改正に併せてJR須磨と鷹取の間に新しい駅ができました。“須磨海浜公園”と謂う駅名が付けられ水族館に行くにはいつ来るか分からぬバスに乗らずに済むことなり春休みの来園客も増えることでしょうが、我々税理士にとってもこんな有難いことはなくこれまで車以外なら山陽電車の月見山から徒歩で10分以上掛かっていた須磨税務署が駅頭からたったの2分になりましたから至極便利になりました。(^^)
JRの新駅は我々の確定申告提出時には間に合いませんでしたが、丁度須磨社会保険事務所へ行く用ができたので17日初めて新駅を降りたら社会保険事務所は税務署より新駅にもっと近くて30秒と目と鼻の先であり、此までは税務署より辺鄙な場所にあって、訪問するお年寄りを悩ましていたのですが、今後貰い損ない年金(2階に年金特別便常設会場が設けられていました)のことやご自分の年金のことで訪れる方が急増することと思われ、社保事務所の職員は自分達の通勤が楽になったことを棚に上げて休み明けの此の日から急に不機嫌になって居るようでありました。(;;)それが証拠に提出書類の写しを持参して受付印の押捺を要求したら、昨年から新しい規則で受付印は押せません!と剣もホロロの返事にこちらもムッとして“提出した証拠が残らんではないですか、あんたとこは払った年金をネコババしても受け取っていないとか言うし、どだい信用ならん!”と息巻くと“受領書類をコピーしてお返しします”とのことで担当者がわざわざコピー機までコピーを取りに行ってそれを頂戴しましたのでお陰で持参した写しがムダになりました。(;;)然し如何様に考えても書類の控えに判子を押す方が事務的に短時間でコストも安い筈です。税務署でも労働保険でも職安でも必ず提出書類の後ろに控えがノンカーボンなどで付いていますが不思議にも社会保険事務所に限って、どんな書類にも本書しか送付がなくこちらで写しを作っていたのですが彼等には官公庁への提出書類には控えを取ると謂う習慣が理解できないのでしょうか。それともコピー会社に社保庁の役人が天下りし、全国の社保事務所のコピーの使用頻度を高め買換時期を早める悪巧みをしているのかも知れませんね(^^)
今度試しに一度書類を郵送(OCR用紙なので郵送料が定形外で高く付きます(;;))してコピーを送り返すように書いてやりましょうか。返信封筒がないからと何も帰ってこなかったりして…(;;)
社会保険事務所へ行ったついでに帰所には少し時間があったので、確定申告明けで気分転換の気分もあって昔市電(昭和46年廃止)が走っていた頃須磨税務署へ行った帰りにちょいちょい覗いては心の安らぎを得ていた水族館を思いだし、ちょい久し振りに水族館(2号線の信号待ちを除いて徒歩5分です)まで足を延ばしましたが、私の何より楽しみにしてした“琵琶湖に棲む魚たち”コーナーの雑居水槽が跡形もなく、全てが昔とすっかり様変わりして建物まで変わっており水族館でなく水族園に変身しておりました。(;;)私は海豚ショーや海水魚やアマゾンの魚には全く興味がなくオイカワやニゴイ、カマツカ、オヤニラミなど故郷の川や湖に住む魚たちが見たかったのですが、何も見ることができずにガッカリして早々に引き上げましたが、場内が暗くて足許の段差が恐ろしく入場料が1300円の処を年間パスなら3000円だと言われて大枚(たいまい)を投資(投機か?)したのが大失敗でした。(;;)来年3月一杯有効期限ですが顔写真まで撮られたので友人に貸してやることもできぬことになりましたが、敵も顔写真付きとは考えましたね。(;;)

画像

行き掛けに、JRの垂水駅で海浜公園駅ができたため水族館の割引切符の有無を確かめたら、1270円で買えることが分かり、乗車券は別だと言われ割引率の低さに断りましたが、正解は此の切符を買って行くべきだったのでした。(::)
社保事務所から水族館への途中ピーチクパーチクと何処かの保育園児が数十名保母さんに連れられて歩いていましたから“水族館へ?”と声を掛けると保母さんの一人が“ハイこの度開通した島本駅から来ました”と答えられたので“島本?”と聞き返すと何でも大阪より京都寄りにあって須磨海浜公園と同じ15日に駅ができたので新しい駅の誼(よしみ)で来られたとか(^^)微笑ましい光景でありました。2号線の信号で待っていると西側の信号が赤になっているのに少しも青にならず訝しげに思って園児の傍にある押しボタンを見ると押しボタンが作動して居ず、保母さんは押しボタンを押すのに気付かないでいるようなので、“押しボタンですよ”と後ろから声を掛けて押して貰い“こんな大きい信号なのに如何して押しボタンなの?”などと喧(かまびすし)しく3分遅れで水族館に到着いたしました。聞けば園児も保母さんも無料だとか,老爺一人が3000円なのには落ち込みました。(;;)老人割引がないのはお役所に水族館は子供達のためとの思いこみがあるからでしょうが忙しいお父さんお母さんの代りにお爺さんお婆さんが孫連れだってこともあるでしょうからお役所は思慮が浅くてダメですね。(;;)
今日まで三日間女子プロツアー横浜タイアプロギア杯は高知土佐で行われましたが、橫峯さくら選手は二日目6アンダーと首位に立ちましたが、最終日の今日18番50cmのパットが入れられずにプレーオフとなり昨度韓国の賞金女王(18戦9勝)とかのデブッチョに優勝を攫われ2位とは無念でした。(;;)
前述お得意先の米寿のお祝いから帰宅してTVを見たらまだ時計は未だ5時前なのに2打リードを保ったさくらちゃんがもう18番に来て居るのでさては?と嫌な気持ちがしましたが案の定不吉な予感がズバリと当たってしまいました。(;;)
こんなに毎週ブスやデブッチョの韓国に優勝をさらわれていると、判官贔屓の日本では何れ女子プロも男子プロのように衰頽して行くでしょうから、国内ツアーでもあることだし受入体制としてグレース朴(パク)のようなセクシーな美女に限るとか条件を付けて受入を制限する余地があるのではないでしょうか。グレース朴以外誰も審査が通らなかったりして…(^^)

タンス預金ならぬガレージ預金


先週から急激に暖かくなり待ちに待った春麗(うら)らの時候となりました。(^^)アメリカのサブプラ問題の嵐が世界中に吹き荒れて居る中を大台割れの超円高を受けて狼狽える我が国経済界のお金持ち達を知らぬげに、しょぼくれていた庭の雑草達も急に元気を取り戻し、玄関先では冬の間放っていた数年前に貰い物のシンビジュームが今年も可憐な花を付けました。木枯らしに痛んで黄色くなった葉っぱが痛々しいですね。昔は冬の間家の中に入れてダンボールなどで保温しないと春開花しなかったものですが地球温暖化も悪いことばかりでなく複雑ですね。左横の木瓜(ぼけ)の花も蕾を付け始めました。(^^)コオロギ用のレタスの傍では何処から飛んできたのか紫の花韮(にら)が可憐に咲き揃っていますが写真では後ろのレタスしか写っていませんね(;;)話のついでですがシンビジュームに限らず翌年花を咲かそうと思ったら花を思い切って開花後直ぐに切り花にすることです。母体が早く回復しますからHB101など与えておけば後は戸外でも充分此の通咲きますよ。(^^)

画像

確定申告も漸く済まし今週から法人の1月決算に掛かる予定ですが、昨年の秋以来長い間ご無沙汰の漢字の勉強もしないことにはこれまでの記憶の蓄積?など歳のせいでとっくに忘却の彼方へ飛んで行ってしまい“淘汰”の淘を“淘(よな)げる”で米を水ですすいで選り分けることだからサンズイと分かっていながらでうっかり陶と書いて×だったりして、(;;)又一から出直すことになりましたが、こんなことでは果たして6月22日のテストに間に合うことやら…(;;)
先日ドアを蹴破って侵入したと男性顔負けの罪で地裁の有罪判決を受けた、余り耳慣れないメタボの女優さん(公称28歳実は38歳)小桜セレナ被告とかが、高裁で無罪を言い渡されたのは単純なこの種の事件としては異例なことでありました。東京高裁は模型を使って再現実験をしたそうですが、その結果は蹴破られた幅22cm長さ72cmのドアの穴からバスト102cm(胸の厚さ29cm)であるこのメタボ女優が潜り抜けることは不可能だと断じ、潜(くぐ)ったとの目撃者の証言を否定し、彼女は目出度く二審無罪を言い渡されたものでありましたが、ドアから入ってきたと証言したことで何の得もない人が有りもせぬことを言う道理がなく、彼女は間違いなくドアを蹴破った上で潜って侵入したに相違ありません。如何して裁判官がその辺を誤認したのかその理由は先ず数字による予断や、人間の身体の構造が頭さえ入れば必ず抜けられるようになっていることを失念していたとも思えません。裁判所の模型が何で作られていたか定かでありませんが、22cmの穴は充分にクリアできたに違いありません。TBSではこの高裁判決を不審に思ってか、TV番組で当人を呼んで模型を作って潜らせましたが、潜れば偽証罪に問われる当人が潜る筈もなく、頭だけ出して懸命に潜る努力をする仕草をして只藻掻いているだけでしたから、火事場泥棒の力は欠片(かけら)も見えませんでしたよ。(;;)第一喧嘩の最中にドアの穴から抜けようと藻掻いている様などまるで漫画ですから、潜れないようならさっさと諦めたでしょうし、実際には難なく容易に潜れたのに相違ないことと確信しました。
万一高裁検事が穴潜りのカラクリに疑問を持ったとして上告したくても、胸と穴の問題は我が国の憲法に違反する訳ではありませんから最高裁の出る幕はなく、最早どうすることもできませんから、判事さんの判決は最終結論であって彼女はこの可笑しな事件のお陰で知名度が騰がりTVや新聞に再度出ることができて、ドラマやCMには駆り出されて大忙しとなるのではないでしょうか。(^^)
イージス艦事件を始め嫌な事件ばかり続く変な世の中ですが、バストのお陰で無罪になるなんて高裁の判事さんも結構捌けた方であったのか、彼女の巨乳に魅せられたものか、私の言っている理窟は十分承知の上での判決であったでしょうからも最近にないユーモアに富んだ可笑しな事件でしたね。(^^)
メタボと謂えば最近は胴回りが男性でたった85cm女性が95cmでメタボの危険ラインだとか発表されましたが、身長も体重も考慮せずにウエストだけでメタボ症候群と決めつけるのは早計も甚だしく、男性が85cmは成人の内半数を占めるでしょうから厚労省は一体何を考えているのでしょうね。(;;)血圧はこの間まで150は安全だと謂われていたのが140で危険ラインだとか厚労省はそんなに偽病人を作って医者を儲けさせたいのか!
又々史上最高の相続税28億円脱税事件が大阪生野区で発覚し巷間を賑合わせて居ります。海外への持ち出しなど巧妙で知能的な財産隠しが多い中を姑息にも自宅のガレージの中のダンボール箱に無造作に銀行の帯封の儘60億円もの現金が投げ込まれていたとは誰も気付かなかったでしょうから、或いはまるでそこにありながら誰にも探し当てられない状差しに入れられた “ポーの手紙”のようでしたね。不動産や金融業など8社のグループ会社を経営し一代で76億円もの財産を築いたお父さんは帰化した朝鮮人だったそうですが、娘二人は他の相続人6人には内緒でお父さんが病気に倒れてからの10年間に少し宛預金を引き出しては現金化してガレージに置いてあるダンボールに容れていたそうです。相続税の申告は現金預貯金以外の不動産や関係会社への貸金など16億円しか申告しなかったそうですから税務署が怪しんで当然であり、相続税の申告期限の僅か5ヶ月後の5年11月にマルサが入っていますから、国税局は申告された金額と内容を確認後直ぐに脱税を確信して証拠隠滅を恐れ直ちに内偵や尾行に入ったものと思われます。現金預貯金を全く申告しない相続人の無知にも呆れますが、相続税の申告も同族会社の株式などがあると素人では手に負えるものでなく、きっと税理士の世話になったと思いますが、税理士は一体どうしていたのでしょうね。税理士が逮捕されたとは報道されていませんから、或いは民商のような税理士法違反の朝鮮総連の関係団体が申告書を書いていたのかも知れませんね。(;;)
それにしてもお父さんが病で倒れてから10年間に少し宛60億円も引き出していたそうですが、一日に100万円引き出したとしても土日の関係で一年掛かってやっと2億5千万円ですから10年では25億円しか引き出せず、複数の銀行からも引き出していたのでしょうが、大口預金者ですから銀行もきっと気付いていたでしょうし、税務署も被相続人の生前、他の人の預金調査時に此の事実を察知していたものでしょう。マルサもお金はてっきり縁の下と思っていたでしょうから床下は残らず掘り返したでしょうし、吉良上野介擬きの物置ならぬ物置代わりのガレージには魂消たことでしょうね(^^)
最近の相続税は75%も持って行かれた昔と違って最高で50%ですから払い安くなりましたが、それでも一度申告すると表金となり税引き財産が孫まで三代で7億円にまで減ってしまいますから、それを恐れて隠したものでしょう。それにしても彼女達はマルサや地検特捜より怖い火事の危険をどう考えていたのでしょうか?
今回の事件で罰金を併せて40億円を超える追徴金が課せられますが、後日裁判所からの相続税法違反の罰金もかなりの額に上るでしょうし、聾(つんぼ)桟敷に置かれていた6人の兄弟姉妹からの隠し財産の分割請求も苛烈を極めるでしょうから、この姉妹自業自得とは謂え裸になった上に未だ借金が残るのではないかと思います。今になって北へ送っておけば良かったと臍(ほぞ)を噛んで居ることでしょうが、全ては日本の税務署の恐ろしさを軽視した報いであったでしょう。それにしてもマルサが入ってから2年半も経っての大阪地検特捜の家宅捜索や容疑者の逮捕は姉妹が一部は自分達の金やと懸命に主張したからに相違なく、ガレージの現金が疑いなく被相続人のものであることの証拠固めが終了し全貌が明らかになった後でのセレモニーであって、3月11日はタイミングを見計らって国税局の確定申告時期を踏まえた日本中の納税者への示威行為ではなかったでしょうか。
間もなくアメリカでは相続税が廃止されるそうですが、そうなれば全財産をお金に換えて家族全員でアメリカへ移住するお金持ちの日本人が増えることでしょうね。そしてアメリカで代替わりを済まして再び日本に帰って来られたら国税庁はきっと怒るやろなあ(^^)
宮崎県で行われた女子プロツアー第2戦アコーディアルゴルフレディースは我等が橫峯さくら選手、今週より替えたパターが馴染まず二日目まで1オーバー26位タイから最終日の今日65の好スコアで5位まで浮上しましたが2日目の74が返す返(がえ)すも残念でしたね。彼女の場合指導する師匠が居ないために昔からドライバーからパットまで我流なので一人で解決するしかありませんが、師匠なしの独力で1億円プレーヤーに成れたことは立派だと思います。師匠にフォームを弄られてダメになったプロが沢山いますから、師匠なしも、ま、ええか(^^)

後期高齢者とは何じゃ!


春一番が去って先週後半は暖かく今日も良いお天気でしたね。今年はいかなごの入荷が早く先月29日にはお魚屋さんに長蛇の列でしたから垂水にも春がやってきたことを実感しました。(^^)然し、いかなごの小売価格はキロ当たり1080円と超高値であり、親戚送りに50キロ100キロと炊かれる方には大変なご負担ではないかとお気の毒でなりません(;;)
仕事柄ここんとこ毎週ブログの巻頭は確定申告と医療費控除のボヤキに尽くされています。先週は清徳丸事件で紙面が満杯だったため掲載が1週遅れとなりましたが、2月22日の金曜日は毎年恒例の税理士による確定申告無料相談日への指定派遣日であり、どんよりと曇った寒い中を8時半に事務所を出て垂水漁港の水産会館へ相談税理士の一人として行って参りました。如何して何時もこんなに辺鄙な海岸縁(べり)の寒い場所を相談所にせねばならぬのか納税者をバカにしているのではないかと理解に苦しみますが、どうやら来所者の殆どが還付申告者とあっては納める申告者が稀なことで税務署の態度がでかくなってのものでしょうか。(;;)
神戸市垂水区役所の所在する駅前にあるレバンテには大ホールもあり、相談会場にはうってつけだと思うのですが会場使用料が高いのか、或いは雑踏警備に難があるのでしょうか公の相談会場にはなれません。但し内緒の話ですが明日3月3日から7日まで区役所を訪れた人でないと分からぬよう非公開で我々税理士による無料相談所が開かれますから皆様も須磨税務署管内の方は29日で終了する寒くて遠い水産会館を避けてこの1週間の間に区役所へ行かれたら良いと思います。昨年も同様に催されたので固定資産税課へ行った帰りに覗いてみたら来所者が皆無で当番の税理士が二人所在なげに欠伸などしていましたヨ。(^^)
閑話休題(それはさておき) 私の当番日は申告期間の真っ最中であり午前午後共に大勢の申告者(殆どが納税者ではなく還付希望者)でありましたが、医療費の領収書だけ持参して“さあ還せ!”の方が未だ少なくありません。申告用紙などは用意されていますが、肝腎の税金の記載された年金の源泉徴収票を持参されない方が少なくなく、中には持参されても税額がゼロと気の毒な方が居られますから税務署ももう少し医療費控除の還付金に至る経緯を詳細に周知させるべく広報すべきだと思いました。
税金への無知と謂えば、今から13年前阪神淡路大震災直後の確定申告無料相談会場で、税額ゼロの源泉徴収票を持参され“誰も何十万円も還ってきたと言っているのに、私は家が全壊して子持ちの寡婦(やもめ)暮らしなのにどうして1円も税金が還らないのや?”と激しく詰め寄られた女性が居られましたが、この方も扶養家族も居ずに独身なら幾らか源泉徴収がされて居たでしょうから還付税金があったでしょうが扶養控除や寡婦控除のお陰で課税所得がゼロになっていたことが仇となり、その怨みが偶々相談会場で担当になった私への八つ当たりとなったものでありましたが、自宅がお役所の実地検分の伴わない一部損壊証明書で100万円も還付された高額所得者が少なくなかった処から災害時には行政も支払った税金を還すだけでなく積極的な弱者への援助をする労りに欠けたのではなかったかと痛感したものでした。(;;)
今年も申告のため来所された方は年金などの老人が70%位であり、残りは中途退職や住宅取得借入金控除の若い方でしたが、総じて謂えることは皆様扶養家族や配偶者の生年月日の月日はスラスラ書けるのに生まれた年が思い浮かばない処が共通しており不思議でした。(^^)逆が普通だと思うのですが記憶と謂うものは不思議なものですね。皆様は如何ですか?
それにしても事務所では当たり前のように使っているパソコンの使用できない相談会場の一日は永く、隻眼での電卓使用の計算事務は疲労度が高く帰所したときはくたくたでものを言うのも億劫であり、こんなハードな仕事が後2年(税理士会の相談免除は75歳から(;;))も続くのかと思うと憂鬱でなりません。早く75歳になりたいし、なりたくもないし…(;;)
75歳と謂えば皆様は本年4月より後期高齢者(前期高齢者は居るのか?)と呼ばれる悪しき制度が発足するのをご存じですか? 余り聞き慣れない言葉ですが実は75歳以上の方を後期高齢者と呼んで通常の高齢者と区別し本年4月より家族から独立して別個に国民保険料が徴されるようになりました。(;;)
これまでの国民保険料の仕組みは一家族内の全所得を合算して決められていましたから、一家で一千万円の所得があろうと最高額の56万円位で頭打ちでしたが、今年からは後期高齢者については保険証も新設され、別枠で高額な保険料が徴されることになりました。保険料の金額はその人(後期高齢者)の所得に8.07%を乗じた額に均等割として43924円が加算(最高で50万円頭打ち)された金額を支払わねばならぬことに定められたのでした。(;;)
従って名義だけお年寄りの家賃収入などがある運の悪いご家庭では一家で最高106万円もの保険料の負担を強いられることになって、一家の生計予算再編成を迫られる危機となり、お年寄りは愈々肩身の狭い存在となります。お年寄りは自分の国民年金から払えば食費も残らない勘定になりますから居場所が狭められ姥捨山へ行きたい心境に駆られることでしょう。又この新しい制度の陰湿で恐ろしい処は、国民保険料が住民税を基礎に計算されるのに対し、後期高齢者には所得控除を除いた総所得金額が計算の基礎にされている処です。
通常の国民保険料の計算方法は、皆様ご存じのように神戸市の場合住民税×1.89倍+加入者均等割27950円×加入者数+世帯別平等割29950円で最高56万円止まりとなりますから、保険料の対象が所謂所得控除後の金額であるに対して後期高齢者のそれは総所得金額から住民税の基礎控除(33万円)だけを引いた金額が直接対象とされるために、医療費控除はもとより扶養控除や社会保険料控除などが適用されずにモロに8.07%が襲いかかって参ります。(;;)
従って医療費などが嵩んで所得控除の方が多くなり住民税が掛からない場合でも本人が後期高齢者となれば飛び上がるほどの保険料負担になることになりますが、全ては総所得金額に医療費控除などの所得控除を無視した結果であり、行政がお年寄りに医者に行かせまいと画策しているとしか考えられません。
更に阿漕なことはこの後期高齢者の保険料が自発納付ではなく介護保険のように国民年金から天引きされることです。厚生労働省の意図する真意は恐らく“お年寄り早く死んで下さい、国のため…”ではないでしょうか。(;;)
この新しい法律は単細胞にもお年寄りは世帯主の従属物のように定められていますが、世の中には様々な家族が存在しますから、私の場合だと無職の妻と重度障害の子供の三人家族ですから、生きている限り私が世帯主を勤めねばならず、従って3年後には私が世帯主兼後期高齢者の一人二役を演ずる結果となって最悪の106万円負担組とされるように読み取れますが、74歳なら56万円で75歳になったら106万円に増額されるなど如何様に考えても不条理であって腑に落ちぬものであり、繁忙期の確定申告を済ませ次第、区役所の後期高齢者の係りを訪れてみようと考えています。何分新しい法律ですから当方の期待する明解な回答は得られそうもありませんが…(;;)
先週1週間各紙紙面の1面と3面(最近では31面)ではイージス艦事故に纏わる不祥事に尽くされて居り、27年前の殺人事件三浦和義容疑者のサイパンでの逮捕など本来なら時効や一事不再理の否定など我が国には想像も付かぬ驚嘆すべき事件でありましたが、イージス艦の事件に対しては余りにも影が薄く三浦被告にとっては有難いことであったでしょう。
暗々裡に文字通り水面下で行われたイージス艦事件の様々な隠蔽工作には一国民として愕くばかりであり、清徳丸の父子の生死など何処吹く風かと押しやられて防衛省と海上保安庁が“言った”“否、聞いていない”と事件解決の主導権争いは野党の追及をも招き、縦割り行政の醜い一面を曝け出して居りますが、原因は昨年秋海保第三管区と海事と不法投棄物を巡って諍いがありお互いの間に蟠(わだかま)りがあって関係がぎくしゃくしていた矢先に今回の事件ですが、こんなときにこそ福田総理の決断が望まれますが、 “彼(石破)には彼の考えがあるでショ”などと他人事のような答弁には国民誰しも唖然と致します。
【海上保安庁 主な事件・事故(平成19年7月20日の記事)】
海保も早く省に格上げして貰って防衛省と同じ土俵でものを言いたい処でしょうね。
イージス艦には更には艦内での飲酒問題まで飛び出しています。“火のないところに煙は立たぬ”であり夕食時の飲酒など日常茶飯事であったでしょうが、こんな事件を惹き起こしたばかりに飲酒による注意力散漫が前方不注意や不充分な申し送りの原因になったことは想像に難くありません。
それにしてもあの強面の石破防衛相の詭弁にはほとほと感心しますね。あの難解な石破語録は独特のものであって質疑者の質問に対しての身の躱し方は実に巧妙で、口下手な日本人に対するアメリカ人の詭弁を思わせられますが、彼のように “黒い鴉は白い鷺”と言い遁れる弁論術を身につけないと、いっちょ前の政治家にはなれないようです。福田総理以下閣僚人全員が詐話師の集まりと見ました。(;;)
処が、誰も上手く外国語が喋れないばかりにアメリカや中国の高官にはいいようにあしらわれていますから歯痒いですよね。最近では何でも殺虫剤メタミドホスの混入は中国ではなく日本のせいにされているそうですよ。福田総理も舛添厚労相も怒らないのか!{%怒りwebry%}
先週の答え
【白河夜船】(しらかわよふね)
熟睡して居て前後を知らないことの例えであることは何方もご存じでしょうが、語源についてはご存じない方が多いのではないでしょうか。
昔室町時代に京都を見てきたと偽る者がそれを聞いた人から京都の白河のことを聞かれて困り、川の名だと思って船で夜通ったから知らないと答えた話からこの言葉が生まれました。昔は誰もが善人で平和な時代だったことがよく分かりますね。詰まらない問題だったので今週は骨のある問題にしましょう。
今週の問題
【烏鳥の私情】(うちょうの しじょう)
この格言の意味をお答え下さい

雀の子そこ退けそこ退けお馬が通る


2月も最終週を迎え確定申告も酣(たけなわ)となって参りました。先週にも触れましたが毎年増加する医療費控除のための領収書の膨大な量にはホトホト手を焼いております。医療費控除など昔は滅多になかったことなので我々は無償サービス業務にして居ましたが、最近になって医療費を計算する事務量は所得税ソフトに入力するだけで数秒で税額が得られる年金申告などの数百倍の時間を要しますが、今更医療費控除の代金を追加請求する訳にも行かず困惑して居ります。全てこれらの原因は医療費の高騰と一部負担金の増加に帰するものと恨めしく思っておりますが、一体から誰を怨んだらええのや!{%怒りwebry%}
医療費の高騰で想い出したのですが先週20日水曜日の新聞に一斉に報じられていた大阪泉佐野の市立病院が欠員に伴って、麻酔の先生を年収3500万円で募集を始めた記事でした。病院によればパートの麻酔医の日当が一日12万円(1万2千円ではありません!)だったので、その金額を基準に計算すると3500万円になったそうです。12万円とは暴利ではないか!と考え、昨年春偶々愚息の入院手術時の請求書を捜してきて見て愕きました。手術料5万数千点の下にこっそりと麻酔料14363点と記入してあるではありませんか!1点10円ですから143630円ですよね。大きな病院だと一日2-3件の手術はあるでしょうからパートの麻酔医に12万円払っても病院は損をする処か、しっかりと儲かる仕組みであることが良く分かりました。(;;)全身麻酔などの場合全員異なる患者の体質などの検査が大変ですから、麻酔医の重要な存在は認めますが、それにしても年俸3500万円には魂消てしまいますね。(;;)
前述の請求書の支払い時にはほろ苦い思い出まであります。室料も含めてかなり多額なお金を銀行から振り込んだのですが、窓口の女性が私に領収書を渡しながら“おめでとう御座います”とにっこり宣(のたま)うたのでした。何事か良く分からず一瞬戸惑ったのですが領収先の受取人“神戸大学”を見て、この窓口嬢(小母さん?)は私の子供か孫の入学時の入学金か授業料と勘違いされたもののようでした。咎める気にもならずにっこり笑って帰宅しましたが、あのときはとても複雑な心境に駆られましたよ。(;;)
先週の重大事件は何を置いても房総半島沖で勃発した自衛隊の誇るイージス護衛艦“あたご”があろうことか回避義務を怠って父子の操縦する漁船”清徳丸“に衝突し、哀れ漁船の父子の命を奪った悲惨な事故につきました。7750噸のイージス艦にとっては7.3噸の漁船は芥子(けし)粒のようなもので、自衛艦は歩哨が10人も居たとは謂え一日3交代の8時間勤務では絶えず緊張を持続するのは難しく、トイレや食事でしょっちゅう持ち場を離れていたことは想像に難くないし、早朝4時では目を開けて居ても全員心は眠っていて帰港後家族との家庭団欒(だんらん)や恋人との逢瀬の夢でも見ていたでしょうから、目を凝らしていても見えるかどうかの漁船が発見できる道理がありません。又10人も居たばかりに誰もが他の誰かが見てくれているだろうと心の隙を睡魔が襲ったとしても決して不思議ではなく、見張りは3人が充分で正面と右舷側と左舷側に配置し15分に一回宛次の見張りと交代すれば緊張感を以て歩哨が務まり、こんな無様な事故は回避されたに相違ありませんが、全ては役人によって机上で作成されたマニュアルが事故の原因を招いたに違いないと思います。
乗員達の証言がコロコロと変わってきて“あたご”は衝突12分前に清徳丸らしい船を発見し乍ら其の儘忘れたらしく徒(いたずら)に放置し、船舶銀座と呼ばれる海域を規則で定められた警笛一つ鳴らさずに漫然と衝突1分前まで自動操舵を続けていたなど我々素人でも考えられないことであり、漁業関係者達だけでなく国民全ての不信感を駆り立てています。事故当時に艦長の所在が今日現在未だに公表されずに国民を不快な思いにさせて居ますが、恐らく艦長は自動操縦中でもあり公海上と思ってベッドで熟睡中だったのに違いありませんが、初めから全てを明らかにして土下座して素直に謝って居ればこんな最悪の事態にならなかったものを、恐らく船の仕組みに無知な本省背広組の連中が彼等の口を無理に封じ隠蔽工作に走ったがために話の辻褄が合わなくなり、少し宛ボロが出てきて今となっては修復不能に陥ったのが真相でありましょう。
自衛艦と民間の船舶との事故は88年自衛隊潜水艦”なだしお”以来のものであり、あの事故で学んだ教訓が今回全く生かされていなかったことは真に遺憾です。
この自衛艦にはナントカ次官やナントカ洋行が介在したせいで1400億円もの無駄遣いがされており、高性能の防空レーダーを備え敵のミサイルや攻撃機をコンピュータで識別し、直ちに破壊できる防禦システムが装備されているそうですが、“灯台下(もと)暗し”で眼下の小船すら識別できないのではミサイルを挟撃できるとは到底思えず何がハイテク船じゃ!(;;)
今回の事故ではヤクザの親分のように何時も顔を歪めている(もとが歪んでいる?)石破茂防衛相に情報が伝わったのが事件後1時間半であり、総理に伝わったのが2時間後であったとか…(;;)危機管理危機管理と年中言っていながら、この伝達の遅さには魂消ますが、お役所には名前だけでもそれぞれ直属の長が居ますから、必ず上司の決裁を通すのが規則であり、幕僚長辺りにまで情報が上がるには数箇所の関門があり、事件によっては途中でストップされて行方知れずになるものも少なくないと思います。全てはその上司が情報を上部に上げるか握り潰すかの権限を有していますから、早朝の情報伝達は上司が寝ているために電話が通じないからと飛び越して更なる上部へ情報を伝達することは決して赦されず、上司が目覚めるまで待たねばならぬのはお役人の宿命です。
石破防衛相は情報伝達の遅速の改善に急遽防衛省と自衛隊の連絡体制改善を命じたそうですが、実はその後緊急時には会場幕僚監部より背広組の上司を飛ばして直接防衛相秘書官に報告できる通達が存在することが判明したそうですから、何のための法律やら内規やら分からず、周知されない規則などない方がマシです。この通達の存在を勿論知らなかった石破防衛相は4時過ぎに叩き起こされなかったことを内心一番喜んでいるのではないかと思いますが、伝達方法の不備はさて置き、防衛相への伝達が例え10分後であったとしても、オロオロするだけであの防衛相に救助の智慧があろう訳がなく漁師の父子二人の命が救われたとは到底思えず、寧ろ事故直後の10分間が厳寒時の海温から考えて遭難者の生存を左右する貴重な時間でありますから自衛艦の基地に事故の状況を連絡して説明する暇があれば、自衛艦の全員が海に飛び込んで父子二人の救助に全力を尽くすべきではなかったでしょうか。いやいや、イージス艦員全員にそれ位の気概があるならこんな事故(事件や!)など起こっている筈もなく、衝突は容易に回避されていたことでしょう。(;;)
不運だったのはこの父子のお父さんが心筋梗塞の持病があり23歳の子供が”かなづち“であったことでした。漁師をしていて”かなづち“とは珍しいことですが、操舵室が直撃され真っ二つに切断されての事故ですから、例え水泳の選手でも助からぬ運命(さだめ)であったでしょう。清徳丸の親子二人は操舵室レーダーのモニターから海上衝突予防法の定めた通り右に曲がって行く筈のイージス艦が目の前に現れたのを見て”ウソー“と叫びながら操舵室もろとも海中に投げ出され自分達の状況が何も分からぬ内にあの世へ旅だったと思われますから、この儘では到底成仏できる筈もなく、三途の川を彷徨(さまよ)い、イージス鑑の艦員全員の夢枕に出ては、自分達は今何処に居るのか?と聞いて廻り、上司からの訊問に対して”実は見ていませんでした“と真実を吐露しなかった彼等は真夏でもないのに悪夢と冷や汗に魘(うな)される毎夜を送っていることでしょう。私からのお願いなのですが、何の役立たずの上事件の隠蔽工作に懸命で業者のゴルフ接待に現を抜かし高給を貪っている防衛省の背広組の連中の夢枕にも吉清さん親子に是非出て来て頂きたいですね。(^^)
この事件を考えれば考える程、事件の根幹をなす背景には隠蔽工作以前にイージス護衛艦の艦長以下乗員全員にきっと心の驕りがあり、自分達が通れば海上での船同志の決まりや法規など糞食らえであり、規則で定められている警笛すら鳴らさずに、恰もパトカーが赤色灯だけで緊急自動車でもないのに傍若無人に速度違反で走っている如く、漁船の方が当然避(よ)けるものと信じて疑わなかった処に、事故ではない未必の故意とも謂えるこの事件が惹き起こされたものに相違ないないと考えました。
石破大臣は自衛官の“誇り”が“驕り”に変わったと今日のNHK日曜討論で述べられましたが、“誇り”が真実であれば“驕り”に変わることは決してありません。自衛官の“誇り”は“埃”の間違いでしょうね。(;;)
今回の事件は有名な小林一茶の名句『雀の子 そこ退け そこ退け お馬が通る!』から伝わるユーモアとは無縁のものであり、せっせと働く蟻達を踏み潰すことを容赦しない悪餓鬼を連想するものでありましたが、無学な漁師達を“人”と考えていない本庁の背広組(キャリア組役人)を含めて護衛艦員全員の倫理観について徹底した再教育の必要があると考えました。{%怒りwebry%}
僚友達地元漁協による清徳丸父子の捜索は本日も未だ続いていますが、後日防衛省に請求される莫大な捜索費用と得べかりし漁業利益の損失補償の全額を、私は税金ではなくイージス護衛艦“あたご”の全員と本省背広組の給与や将来の退職金から支弁すべきものであると提言させて下さい。
最後に清徳丸の父子二人のご遺体が一日も早く発見されることを心から祈りたいと思います。合掌
先週の答え
『石に漱(すす)ぎて流れに枕す』
負け惜しみが強くて自分の誤りを認めようとせず強弁すること。
中国の故事であり、孫楚と言う人が『石に枕して流れに漱ぐ』と言うところを言い間違えましたが、“石に漱ぐは、歯を磨くためであり、流れに枕すは耳を洗うため”だと言い張った牽強付会の故事から…
夏目漱石のペンネームはこの故事から取った者だと謂われ、“流石”の言葉もこの故事に由来するそうです。(^^)
今週の問題
【白河夜船】(しらかわよふね)
この意味とその理由をお答え下さい。

夜間早朝加算がたったの500円


先週は寒かったけどお天気の日が多く、冬らしい一週間でしたね。私共の確定申告も愈々佳境に入って参りましたが、事務量として毎年多くなるのが医療費であり一昔前なら医療費の確定申告は保険の効かない金歯位のもので年に数件であり、保険の一部負担金では到底10万円に満たないものでしたが、何時の間にやら薬価などが上がり、更には一部負担金が増加したため老夫婦で入院もしないのに通院だけで一部負担金が10万円を超えるご時世となりました。又一昨年から明細記入が義務付けられて領収書も大きくなり嵩張るために、お年寄りのご夫婦で200枚近い方もあって税務署が考案した医療費控除の袋に入りきれず、三袋にもなる場合がありますが、更に最近の傾向としてデイケアやショートステイを含んだ介護費用との分別が事務的に大変であり、訪問看護は対象内でも訪問介護はダメであり施設からの計算書の内容を充分に確認しないと後日税務署からクレームがつきますが、我々税金屋には介護と看護の区別など見分けられる道理がなく同様に税務署も困ったことでしょう、やっと最近になって施設からの計算書の末尾に医療費の額が明示するようになったので我々も漸く少し楽になりましたがそれでも医療費が200万円近い方には税務署のチェックが入り施設の書いた医療費が否認されることがありますが、専門外の分野で議論をすれば負けるのは我々に決まっていますからこんなときは迷わず施設に税務署との対応させることにしています。そんなやこんなで最近は医療費の計算に要する時間が仕事の半分近くを占める変な時代となりました。(;;)昨今税務署からのETAXへの勧奨が激しく我々も電子申告をすれば税務署へ医療費の領収書を持参せずに済むのですが、そっちの方がもっと大変なので当分は税務署の倉庫を医療費の領収書綴りで満杯にし賑合わしてやろうと努力するつもりで居ます。(^^)
人の噂も75日とか、あの世間を騒がせた古紙問題も誰が損をしたわけでもなく“白い恋人”や“赤福”などと同じように何時とはなく忘れられることになるものと思われますが、古紙配合率が用途によって義務付けられながら現場では単に製紙メーカーと使用業者間で古紙配合率を記した文書を交わすだけで何の手立てもされていないことが実務上一種の慣習化とされていた現状が暴露されて実情は“グリーン調達”と呼ばれる環境配慮を基準に仕入れ先を選別する手法が実際には殆ど形骸化していたことが判明しました。(;;)
古紙が環境に及ぼす影響は謂わば“風が吹けば桶屋が儲かる”式のものであり、一見分かり難いもので、国内的には古紙を中国に売れば益あって害なしのものを原価高を覚悟で古紙配合に拘るのは世界的な環境に配慮したものと高く評価すべきですが、利益追求を一義的に考える製紙メーカーには“何故うちだけが?”と古紙配合に伴う原価高への抵抗が意外と強いのは当然でありましょう。然し世界的に紙の使用量の増加に連れてパルプ材が滅亡の危機に曝されていることは現実であり、パルプ材の需要と供給のバランスがとっくに崩れようとしていることは誰もが周知する処でありますが、古紙配合よりもっと根源的な問題であるパルプ材の植樹等について我が国として積極的に産地国に協力して臨み、棲息する動植物の生態系を崩すことなく彼等が共存できる原始林を保護する手立てをすべきであろうかと考えます。
【紙と森林伐採】
従って我が国の政府は製紙メーカーに一定の古紙使用割合を義務付けるならば、古紙使用に伴う原価高に見合う助成金を製紙メーカーに支払うべきがスジではありませんか。
古紙古紙とこともなげに誰も言っていますが、私が理解できずに不思議でならぬのは古紙の中でもパルプ材を100%使用した純正の紙を使用した古紙と、新聞紙や雑誌など古紙が数十%混入した再生紙と同じ古紙とは思えないのですが、我々自身では判別できませんからどんな紙も混在させて廃品回収に出しますが、製紙メーカーは一体から如何して識別しているのでしょうか。ひょっとしてメーカーには古紙分別機があって、再生紙達はダンボール用にと二度目乃至は三度目のお務めをさせられているのかも知れませんね。(^^)
アメリカ大統領選挙も酣となりましたが、共和党候補のマケイン上院議員がほぼ確定的になったのに反し、民主党では圧倒的優勢と予想されたクリントン候補が球切れ(女だから仕方ないか)となって、ケニア系のオバマ氏に逆転され民主党代表の地位が危うくなりましたが、民主党が勝てば女性大統領、黒人大統領共に奇しくもアメリカ史上初の登場となります。然し如何に自由の国と謂っても、アメリカには保守派も結構多く最後には共和党が引き続き大統領の地位を守ることになると思われますが、万一オバマ氏が選ばれるとなれば南部のKK団など有色人種蔑視の連中が黙っている筈もなく、不運にも彼は間違いなく暗殺される運命にありましょうから、彼にはキング牧師のように自ら次代の捨石となる覚悟ができているのでしょうか。
最近の夜間妊婦や急病人の搬送受入拒否が大阪などで続出し社会問題化していますが、救急車よりの要請に対し各病院が56回拒否とかギネスに申請するためかと思う程の受入拒否頻度には愕くばかりであり、夜間の受話器に断りの音声案内でも録音されているのではないかと思える程です。(;;)これでは何のための救急指定か何のための夜間当直医かと訝しく思いますが、救急指定病院は医療点数が多い特典がありますから、厚労省は消防署より情報を入手して拒否病院の点数加算を打ち切るか、救急指定を剥奪してやればよいのです。処が13日厚労省の諮問機関“中央社会保険医療協議会”は08年度の診療報酬改定案で再診料の値下げが見送られ、逆に妊婦の救急搬送受入体制の問題化に目を付けて“ハイリスク妊娠管理加算”一日1万円を新設し、更に緊急搬送の妊婦受入加算5万円を設け、また勤務医の疲弊を救うためにと開業医の夜間早朝加算を500円新設して一見親切ごかしにカムフラージュし厚労省に答申を行いました。
こう言うのを世に便乗値上げと謂いますが、妊婦救急搬送の5万円は兎も角、開業医の夜間早朝加算の500円には笑ってしまいますね。5000円と10倍にしても先ず開業医が起きてくれるとは考えられませんよね(;;)
又5万円にしても患者が30%を負担せねばならぬし、5万円貰うのは病院であって勤務医ではありませんから、医者が断ればそれまでのことです。それとも病院は5万円を当直の産科の医者達に手当として渡すのであれば、病院の施設や器械の使用料がなくなるので良くて折半か3分の1となりますが、果たして医者と看護婦達で分ければ一人幾許にもなりませんよね。(;;)
先週の漢字の答え
翡翠は(かわせみ)と読みます。難しくて憶えにくい字ですね。
かわせみは、ブッポウソウ目カワセミ科に分類されます。水辺に生息する小鳥で、鮮やかな水色の体色と長いくちばしが特徴ですが、都会の川では見られず鄙びた田舎の清流に行けば稀に見ることができるとか…(^^)この鳥のファンは多くバードウオッチングだけでなくカメラやビデオの撮影に現(うつつ)を抜かせて休日の糧とされている方も少なくないそうです。私はビデオでしか見たことがありませんが、一度見たら忘れられない美しい色をした羽の持ち主で、その羽の色からヒスイと 呼ばれることもあります。
【かわせみ】
翡翠の字は左右どちらの字も訓読みを“かわせみ”と読み、翡は雄で翠は雌だそうです。
麒麟(きりん)と言う字(準一級配当漢字)も左右どちらも訓読みをキリンと読み、麒がキリンの雄で麟が雌です。準一級の教科書からこの話を事務所で皆に話したら女子職員のTさんがショボンとしているので訳を聞くと下の坊やが大人しい子供で“麟”(りん)と言う名前だとか…(^^)名前を付けるときはしっかりその字の意味を調べないとなりませんね。(;;)
漢字は難しいとのお叱りが多く、今週から以前に戻って“格言諺”の問題に戻しましょう。
『石に漱(すす)ぎて流れに枕す』
この格言の意味を答えて下さい。

車買うなら電気屋さん


雨が多くて気分の優れない一週間でしたが、うちの事務所を訪れる雀達にとっても鬱陶しい一週間であったことでしょう。当然とは謂え雨具を持たない彼等にとっては雨の日は木の葉の下でお睡みしたい処でしょうが、腹が減ってはお睡みもできずに朝食を求めて出掛けねばならぬのは家禽と違って野鳥の宿命でありますが、自由があると謂うことは彼等にとって何物にも替え難いものであり、昔うちの鶏小屋に破れた透き間から沢山の雀が鶏の餌を求めて入り込んで居り、私が小屋へ入ると入ってきた場所が思い出せずに逃げ出せず、面白いように捉まるので捉まえて鳥籠に入れて飼っていましたが餌だけ食べて数日で全部死んでしまいましたから、“矢張り野に置け蓮華草”であり、彼等には先祖から遺伝した本能で如何にしても家禽には成れないようでした。雀を馴らすには目の見えない赤ちゃんのときから育てれば雀の子は初めて見た人を母親と思って懐(なつ)くそうです。何時だったかTVで仰向けになってお祖母さんに甘えている雀の姿を信じられない思いで見ましたが、きっと生まれて直ぐに巣から墜ちてお祖母さんに助けられ育てられてきっとこの雀はお祖母さんを母親だと信じていたことでしょう。(^^)
愈々先月末より東京都の杉並区立和田中学校で夜間補修授業「夜スペシャル」が始まりました。この公立中学は校長先生が民間出身者と異色の中学校であり、塾と公立中学の提携した異例の学習プログラムでありましたが、”塾などに頼るとは!“とプライドだけ高い都の教育委員会がイチャモンを付けるなど波瀾万丈の船出であり、報道陣の多数詰めかけた中を先日の土曜日の午前中に大手進学塾の男性講師が教壇に立ち11人の生徒を相手に英語の補修授業が始まったそうです。学校での塾は価格も一般塾の半額程度と廉いせいもあり概ね父兄に好評で、息子は塾に行きたがらなかったが学校でやる授業なら行きたいと意欲を見せていると言う保護者も居て、所謂「夜スペ」によってこれからの中学教育に投じられた一石は全国の公立中学校に大きい波紋を投げかけた如くでありました。校長先生の意図は上位の生徒の力を伸ばして難関高校をクリアさせるためだそうですが、これって自分とこの先生の指導力が塾の先生に劣っていることを世間に喧伝するようなものであり、相当に勇気の要った決断であったことでしょう。
きっと塾の未経験児童も夜スペ体験をしてみれば自分の学校の先生とプロの教師である塾の先生との指導力の大きな能力差に気付き塾へ行く生徒が増加するものと思われます。そしてその結果として公立中学の無気力な先生達が少しでも影響されて児童の指導に熱意が入れば良いのですが果たして「夜スペ」は今後どう言う風に展開して行くのでしょうか。(^^)
今回の事件で一人取り残されて居るのが所謂付いて行けない生徒の扱いです。私は担任の先生の偏見のせいで劣等生に追い遣られた自らの経験からして見れば上位の生徒の成績を伸ばすことよりも、付いて行けない子を引き上げてやる努力の方が大所高所から見て大切ではないかと思うのですが、誰もこの問題に触れたくないようです。“金剛石も磨かずば”であり、成績の良くない生徒でも良い教師に巡り会って勉学の必要性を自覚させてやれば容易に上位グループに入る力を秘めた児童は少なくないと思いますが、今の日教組中心のダメ先生ではこんな願望の実現は到底ムリなんでしょうねえ。(;;)
バスケットとラクビーの混血児のようなゲームで殆ど知る人がなかったハンドボールでありましたが、アジア予選で不可解な審判の判定のために北京行き再予選となったお陰で、一躍脚光を浴びることになりました。然し東京国立競技場で嘗て彼等が想像もできなかった超満員の観客を動員しながら男女とも韓国に敗れ、誰からも忘れ去られ再び忘却の彼方へ消え去って行こうとしています。熱し易く冷め易いのは日本人の常ではありますが、ここ一番で力が発揮できないのは韓国の選手に比べて我が国の選手にハングリー精神が欠如しているせいでありましょう。(;;)それとも所詮選手の誰もが大観衆の下で闘った経験がないので、全員舞い上がってしまって足が地に着かなかったのでしょうか。(;;)マイナーなスポーツの宿命とは謂え悲しいことでありました。
中国製の餃子が国内で多数の中毒者を起こし、その原因が我が国では入手が困難な中国の殺虫剤“メタミドホス”と判明しましたが、高村外務大臣は中国の大使なら兎も角下っ端の次官補に原因の究明を要請したそうですが、彼の返事は“大変に遺憾だ…”と応じたそうです。皆様には次官補の言葉について一見事件の発生のお詫びをしているように聞こえて本当は決してお詫びではないことがお分かりでしょうか。遺憾と言う言葉は中国語でどう言うのか分かりませんが、広辞苑第五版によれば“遺憾”とは残念とか、思い通り行かずに心残りだ、との意味であり、場合によっては相手に対する反対の意見であることもあります。天洋食品の元授業員から工場内にネズミが居るので殺鼠剤を使っているとの情報が伝わりましたが、彼等は非公式な情報は一切認めず、翌日会見した「天洋食品」の工場長からも“厳格な生産体制を敷いており農薬事故は一度もない”と述べられたのみであり、我が国の1000人近い患者に対しても一言も謝罪の言葉が聞けませんでした。“申し訳ありません”と素直に言えないところに含みがあり、それが証拠に中国のネットでは、袋に穴が開いていたとの日本警察の報道を受けて金曜日の夕刻より “悪意ある日本人の犯行だ!”との日本批判の書き込みが始まりました。盗っ人猛々しいと言うか、最早開いた口が塞がりませんね。これが日本と中国と立場が逆なら日本大使館に投石されることはあっても間違ってもこんな書き込みは考えられませんから、如何に彼等が根強い劣等感から日本人を憎んでいるかを垣間見た思いです。表面的には協力関係が円満に続いている如くでありますが、その実北朝鮮を助け、南京大虐殺を捏造して未だ謝罪を求めて居るではありませんか。これまで10兆円以上のODAを受け取りながらお礼の言葉一つもなく、今や中国経済は我が国の経済を遙かに凌駕していますからODAは貧乏人がお金持ちに貢ぎ物をしているようなものであり、即刻廃止すべきであってODAは日本が中国から貰いたい位ですが、事なかれ主義の福田総理ではそんなことは望べくもありませんよね。せめて福田総理は即刻中国からの輸入を全面的に中止せよ!
先週末に届けられた日経ビジネスによれば、あの家電最大手のヤマダ電機が株主総会で定款を変更してナント!自動車の販売を始めました。(^^)車の販売はヤマダ電機の大阪難波店2階のカー用品売り場に登場したそうですが、試乗車も展示車もないのにカタログ販売で車が売れて行くそうです。その秘訣は営業マンの“ディーラー系のお店のお見積もりより15万円程お安くなりますよ”の殺し文句だったそうです。一般的に謂って若者がそれ程の高級車を求めると思えませんから、15万円は購入予定価額の5%を超え10%に迫る額となるでしょうから大きな魅力でしょう。自動車メーカー各社は輸出や国外生産は兎も角国内では若者の車離れに喘いで四面楚歌の状態が続いていますから、売りたいが一心で苦渋の決断を以てヤマダ電機に縋ったものでしょう。考えて見ればメーカーがヤマダ電気向けの卸価額を下げた訳では決してなく、各自動車メーカーのディーラーが如何に暴利を貪っていたのかが良く分かりますね。ご当地にある兵庫トヨタも滝川一族は神戸経済界のトップだし各所に大きな店舗を構えて社長や会長の給与もハンパじゃないでしょうし、30%程度の粗利益がないと遣って行けないでしょう。然し家電安売りのブランドがあれば金額が大きいのでカタログ販売20%の利益で充分以上に採算が合うと思います。その内通販業界までが自動車販売に乗り出してくるのではないでしょうか(^^)。昔は車が壊れたときのことを考えて高くてもディーラーで車を求めていましたが、今や車が一寸やそっとで壊れなくなり、ガソリンスタンドで車検が受けられる時代となりました。何時だったか触れましたが私の従兄弟のように軽トラのエンジンすら載せ替えることなく未だ25年ご機嫌で走っているこの頃ですから、車は何処で買っても安ければ良い時代となったようです。
ヤマダ電機難波店で始まった流通革命がやがては全国数百箇所の店舗に発展するようなことになるは必定ですから、クチコミで忽ちの内に若者の間に広がり、それでなくても国内市場の冷え込みに悲鳴を上げている自動車販売店の大半が倒産するか、或いはヤマダ電機の小売店に変貌するのではないでしょうか。(;;)
先週の問題の答
“束子” たわしと読みます。 江戸時代の束子は棕櫚(しゅろ)や藁(わら)でできていたそうでこんな字が使われていました。現在使われている亀の子束子は明治時代に西尾さんという方が発明されて現在に至っているそうです。
今週の問題
“讒諂面諛”
難しい字ですね。“面”以外の字を書ける方は漢検1級は楽勝でしょう。
読み方と意味をお答え下さい。

値上げして財源不正使用バレ


一月も終わりを迎え愈々我々の日常生活では経済界同様自然界に於いても本格的な寒波が到来して居ります。連日雪がちらついていますが皆様は風邪も引かれずにお元気ですか。私はどんなに体調不良でも確定申告の繁忙期ともなれば不思議に微熱も下がり元気を回復しますが40数年間の悲しい性(さが)と謂うべきでしょうか。{%tohoho_a%}
昨秋以来どんなに寒くても少々の雨でも毎朝早朝から我が家を訪れる雀達が数十羽事務所の前の電線に留まって私が起床し事務所入りするのをじっと待ち焦がれています。勿論目当ては彼等の朝食のパン屑を貰うことですが、昨年までは私がパン屑を庭に撒いて玄関の中に入るのを待ち兼ねて舞い降りていましたが、最近では私の手からパン屑が撒かれる前に私の真横のフェンスに留まります。その内私の手に留まって食べてくれるかも…などと期待していますが、雀はとても賢くて警戒心が強いので先ず私の期待が叶えられることはないでしょう。{%naku_a%}何時だったか、熊野道を散策する名僧の肩に始終小鳥が留まりに来ていたのを見て愕いた方の話を何かで読みましたが、この熊野道の和尚さんには私心も邪念もなかったために小鳥には和尚さんが只の揺れる草木としか映らなかったものでしょう。所詮俗物人間で邪心の権化のような私には望むべくもないことでした。{%gakkari%}
パン屑と謂ってもロールパンを5mm以下に小さく千切るのには目の悪いこともあって簡単ではなくとても時間が掛かります。大き過ぎると雀には食べ難く、反って鵯(ひよどり)の横取りを誘いますから結構手間暇が掛かり、その間も雀達はじっと電線で玄関が開くのを待機しているのです。{%uttori%}私が玄関に入ってパンを毟るのに数分を要しますがその間いつものチッチではなくチュンチュンチュンと鼻に掛かった高い声で鳴きます。きっと”早くご飯を頂戴よ“と催促の言葉ではないでしょうか。{%uttori%}
消費者金融“武富士”の御曹司武井俊樹が亡くなった父武井保雄から1999年に大量の武富士株を所有するオランダ法人の株を贈与されたとして国税当局から相続税法違反に問われていた事件で一審無罪を勝ち取ったものの先日の高裁判決で破れ1330億円と史上類を見ない高額な追徴金課税となり愈々最高裁の判断が注目される事態となりました。
事件は非居住者への非課税規定を悪用し巧妙に法の盲点を突いたものであり多数の税コンサル団の指導に基づくものであったと思われますが、焦点は半年以上日本に在住していなければ非居住者として課税されないが、半年以下だと居住者となって贈与税が課税される(この事件を受けて00年には贈与したもの又は贈与された者が最近5年以内に短期間でも日本に居住した場合は課税されると改正されたためこの種の節税は不可能となった)当時の法律が問われましたが、一審と異なり二審では単純な在外期間計算より生活の質的な部分が重く見られ、自宅での生活に家具の異動がなかったことや武富士の役員会にも出席するなど実質的に生活の本拠は日本にあったと結論付けられましたが、これを実質課税の原則と呼び、こんなことは我々税理士は過去に幾度も税務当局から煮え湯を飲まされてその熱さ加減を充分知っていますから今回の判決も容易に予想されたことでありましたが、法律の解釈中心主義の弁護士が中心となったTAXコンサルタントにはそこまで智慧が廻らなかったものでしょう。{%gakkari%}
オランダの法人と香港を使った方法は誰の目から見ても節税目当てがミエミエでしたから、高裁判事の判断は土井たか子さんではありませんが“ダメなものはダメ!”だったのでしょう{%akkanbe%}
武井さんも不運な方で盗聴事件では有罪とされ06年73歳で逝去されましたが、その頃は消費者金融も既に利息過払訴訟で冬の時代に入っており、姑息な贈与などしなくても株価は半分以上値下がりしていましたから、当時の1650億円の贈与も現在なら株価の時価は800億円にも満たぬ数字となりましたから05年に無申告加算税、延滞税共に納付した1600億円(勿論借金をして…)は一体から何だったのでしょうか、如何にして返済するつもりでしょう。世に謂う格言“雉子も鳴かずば撃たれまい”は将にその通りでありましたね。{%shiranai%}
ガソリンの値上げが巷の物価を押し上げ、異常な物価高が家計を押し潰そうとしていますが今となって道路特定財源として定められていた半世紀以上前に創設された揮発油税が1973年に5年間の暫定予算としてガソリン1リットル当たり24円30銭であったものが48円60銭と急遽倍増されましたが、誰もが忘れている間にガソリン高騰の今になってやっと暫定予算がその儘居座っていたことが注目され、更にはその使途が暴かれて国交省職員宿舎や職員のレクレーション費用に費消されていたことが明るみに出てガソリン税自体を廃止せよ!と国民を憤激させています。そこで一句 “値上げして財源不正使用ばれ”{%gomenne%}
道路特定財源とは
その金額もハンパでなく07年度の住宅資金が25億円とか、役人の官舎の家賃が一般人の20%以下なのはよく知られていますが、住宅を建設するなら道路敷設のため立ち退きを余儀なくされた人達の家でも建てれば良いのに、道路を造ると言って置いて自分達の格安家賃の家を建てるなど論外だと思います。毎日新聞が社説で”道路特定財源の(特定)とは(特定の人達)のための財源だった“と皮肉を込めて述べて居られましたが、法的に適正な支出だったとの当初発表を世間に批判の声が高まっていることから翻し”不適正だった“と、急遽国交省の峰久事務次官が頭を下げましたが、ガソリンの値上げもとんだ処で男をあげましたね。
共犯者の浮上で一番喜んでいるのは社会保険庁の連中でしょう。そして次はうちでは?と脅えている省庁も数多くあることでしょう。{%gakkari%}
その社会保険庁では年金特別便が不評で改めて記載内容を変えて再送するそうですがその費用が又1億8千万円とか…{%gakkari%}ええ加減にさらせ!
再生紙疑惑で紙の大手王子製紙ばかりか殆どの製紙会社のトップが、メディアに頭を下げる事態に発展して参りました。これまで起こった数々の疑惑とは謂わば正反対の性質のものであり、良いものを使って会社が怒られるケースとなりましたから、我々素人には理解に苦しむ処でありましたが、再生紙の製造には古紙の割合が多いほどコスト高になることが原因だと考えられます。資源保護の見地からは頷けるものであっても、古紙使用に関して企業の損益に技術的な面で影響を及ぼすなら国はそれなりの対応が必要なのではないでしょうか。国の言っている“綺麗な紙を作れ、古紙は50%乃至80%使え”などは矛盾した話で古紙の割合が多い程見栄えの悪い紙になることは私如き素人でも分かります。国は資源保護の観点から製紙会社に一定量の古紙使用を義務付けるなら、それに対して起こるコスト高に対して古紙再生製造設備に特別償却を適用するなど何らかの補償を行うべきがスジと謂うものでしょう。鴨下環境相は記者会見で“再生紙と思って年賀葉書を買った消費者を裏切る行為だ!”と憤りましたが、誰が裏切られたのですか?大体国民の何%が年賀葉書に40%以上の古紙を使用した再生紙を求めているのでしょうか。私など世情に疎い者は年賀葉書に一定の古紙使用が義務付けられていることすら知りませんでした。皆様はご存知だったでしょうか?誰も裏切られたと思っていないのに環境相一人が息巻いているのも可笑しな話ですよね。大体古紙に関してはその流通に不透明な箇所が多く、我々が毎月一回無償で出している廃品回収での古紙が回収業者ではなく専門業者に持ち去られ中間業者を経由して中国に輸出されるため国内製紙メーカーは高値で購入せねばならず、消費者と製紙会社の間に介在して古紙の物流に心を配らねばならぬ市町村が傍観して何の手も打てない処などが環境省との横の繋がりを考えないお役所の怠慢であり古紙のコスト高の遠因になっているのでしょう。古紙は家庭や企業から無償で無限に排出されますから古紙の原価は運送費と手間賃だけで充分な処を中間搾取をされない古紙の流れを環境省が構築すべきを怠ったがために現在のような異常な状況に陥ったものと考えます。姿勢を正すべきは製紙会社だけではなく無為無策に終始した環境省ではなかったでしょうか。
鴨下環境相は古紙の流通実態を調査したことがあるのか!
毎年恒例の大阪国際女子マラソンが本日行われ、誰もが注目する我が国中距離界の星福士加代子選手が初めて未知であるマラソンに挑みました。然し不幸にしてペースメーカー不在のレースのため前半2位を670m離す一人旅となったことが災いして30km辺りから力尽きてスピードが落ち38km付近では脱力状態に陥り、何度も転倒しながら本来なら棄権するところを沿道やスタンドの大勢のファンの悲鳴に近い励ましの声を糧にゴールすることができましたが、彼女のゴールに懸ける執念は将に鬼気迫るものでありました。優勝はイギリスの選手でしたが、TV局は福士選手のゴールまで放送時間を延長しましたから本日の主役は疑いもなく19位でゴールした(できた)福士加代子選手であったと思います。(^^)
先週の答え
雪袴は“もんぺ”と読みます。
戦争中は殆どの女性が穿いていましたのでご年配の方はご記憶でしょう。何時空襲警報が発令されるか分からぬために母など就寝時も雪袴の儘睡んでいました。それからも労働用として使われていたため今でも野良に行かれるお年寄りによく見られます。昔女性は着物でしたし、洋装でもズボンを穿く習慣がなくスカートが決まりだったために実用的な雪袴が重宝されました。袴が基本で足首で裾括りされていたので雪の日など重宝された処からこのような名前になったようですが、語源は不明です。
本日の漢字の問題
“束子”
読み方の語源をお答え下さい。難しいと苦情を避けるために今週は易しい問題にしました。(^^)

常用漢字の不思議


招きもしないのに突如阪神淡路間を訪れ多くの傷跡を残して去って行ったあの悪夢のような大震災が未だ昨日のことのように想い出されますが、丁度大震災の1ケ月前に誕生した孫が今ではもう中学一年生の3学期ですからから早や13年も経過したことを実感しない訳には行きません。
今年も大震災で肉親を失った方々にとっては祥月命日に当たる17日には被災各地区で追悼の鎮魂式(レクイエム)が催されて居ましたが、何時も想い出されるのが大震災の翌年である平成7年1月17日に偶々仕事で芦屋の関与先を訪れた折、業平橋南西地区から二号線を跨いで現在のJR甲南山手駅付近付近にかけて、焼け野原のあちこちに無数に手向けられた花束を見て、犠牲者の多きに驚くと共に、此の世の創造主の如くに威張っている人間が、大自然の力の前に如何に脆く無力な存在であるかを知り、所詮人間は根源的な無明と言ってよい孤独の闇に生かされていることも改めて知らされたのでありました。{%orz_a%}
今日は上記芦屋のお得意先であるNさんから先週仕事のメールのお供をして送られてきた白梅の花を先週の万両に続いてご紹介しましょう。梅の開花は普通2月になってからですがこれも温暖化のせいでしょうか{%gakkari%}

画像

白梅と謂えば湯島天神ですが“湯島天神と謂えば懐かしい婦系図(おんなけいず)”のお蔦と早瀬主税の別れの情景が想い出されます。あのとき月の光に白梅が浮き出たとき『切れるの別れるのって、そんなことは芸者のときに言う言葉、私にはいっそ死ねと言って下さい』お蔦のあの有名な名セリフに泣かされたのは何時のことだったでしょうか。現代の女性なら素人娘でも “手切れ金はなんぼ出せんねん!”と男に詰め寄り、気の弱い男性をオロオロさせることでしょうね。{%saiaku%}婦系図(泉鏡花作)は徳冨蘆花作の武夫と浪子の不如帰(ほととぎす)、尾崎紅葉作の貫一お宮の金色夜叉(こんじきやしゃ)と併せて明治時代を代表する三代通俗小説と呼ばれましたが、今の通俗小説と違って昔は読者が帝大出の知識層辺りに多かったせいか、格調が高く現在の純文学より遙かに高度なものであり、只男女間の“ものの哀れ”を主題としているばかりに通俗小説と呼ばれていたようです。この時代は文語体が国語教育の基礎であったために泉鏡花の作品も初期の作品は文語体でしたからその後口語体に転じても、五七五調でフレーズが韻を踏んでいて歯切れのよい文章です。私には難解な漢字熟語の勉強にもなり今も愛読書の中に入っています。{%tyoki%}皆様も未だだったら“高野聖”など一度読まれたら如何ですか。今流行(はやり)のあやかし物の趨りのようですが、今流行(はやり)の畑中恵“しゃばけ”などとは違って格調が高く、読者を全く違った世界に誘(いざな)ってくれる神秘と驚異の物語にきっと驚かれることでしょう。{%ureshii%}
脱線した話を元に戻しましょう、お得意先である芦屋のNさんは大震災で自宅兼本社が全壊となり、翌年建て替えられましたが平成14年には芦屋市から強制的に区画整理(それまでの4mの道路を6mに拡幅)の対象となり、再度取り壊しとなって{%komaru%}翌年建て替えとなりましたが、私より3歳も年長の方にとって5年間に2度の建て替えは莫大なエネルギーを要し更に生活様式の変化による精神的なダメージも大きく、大震災後手を拱(こまぬ)いていた芦屋市の朝令暮改が腹立たしく思われてなりません。区画整理をするなら大震災直後焼け野原になって何処が道やら人家の後やら分からぬ時にどうしてできなかったものでしょうか。これぞ税金の無駄遣いの標本のようなものであり、儲けたのは建築業者と道路工事業者だけでありました。{%ikari%}{%ikari%}
ともあれ、築後三年漸くお庭も昔の佇まいを取り戻し、草木やコオロギ達も帰ってきて四季の草花が色取り取りに咲き誇るようになり、Nさん宅に時折仕事でお伺いするのが季節の楽しみとなって居ります。{%spring%}
常用漢字の見直しを進めている文部科学省文化審議会国語分科会漢字小委員会(舌を噛みそうな何とも長い名前ですが何とかならんのか!)では現行の常用漢字に含まれていない11字を新たに常用漢字に追加することになり、2010年度より実施するそうです。新常用漢字11字は鹿、阪、奈、岡、熊、梨、阜、埼、茨、栃、媛、となっていますが、奇妙な共通点にお気付きでしょうね。そうです全て我が国の府県名の内常用漢字に入れられてなかった字が今回追加されることになりました。常用漢字は学習漢字を含んで中学3年生の義務教育期間までに教えられる漢字ですが、中学校を卒業しても自分の住む県の名前すら教えられていないのではマズイのではないかと謂う処が遅蒔きながら発想の原点と見ました。
処が埼玉の埼は現在準1級の配当漢字ですが音読みが“き”で訓読みは“さき”ですから困りましたね。漢字小委員会では無理矢理訓読みに“さい”を入れるつもりでしょうか?{%tohoho_a%}
常用漢字は今から27年前1981年に制定されて現在に至って居ますが、その出所はそれまで使用されていた当用漢字や教育漢字から移行してきたものと思われ、当時既に殆ど使用されていない漢字や難解な漢字が多数含まれていることから常用漢字が当時の文部省の役人によって充分に精査されることなく第二次世界大戦当時に使用されていた漢字が当用漢字を経由してフリーパスで常用漢字にされたものと思われ法案に盲判を押した文部省役人の怠慢にも驚きますが、民間の有識者も傲慢な役人の前では一言も言えなかったは不甲斐なかったと思いますよ。
例えば陛、爵、璽、詔、勅、謁、閲、慶、陵、など天皇に関する用語と思われ、獄、拷、脅、嚇、虐、虜、などまるで監獄用語ではありませんか。逓、など昔郵政省のことを逓信省と言っていたための用語であり、現在では逓減とか逓増に使われる位で死語に近い字となっています。小委員会はこれら現在使われなくなった漢字と画数の多い繊、遷、薦、繭、髄、麗、などを常用漢字から追放して準一級に格上げすれば漢検2級の合格率が現在の25%から50%に上昇することに違いありません。
小委員会では引き続き約4000の漢字(現在の準1級迄の漢字3000字に1級の漢字を1000字加える)を書籍や新聞で使用頻度を順位付けして上位の漢字を新しい常用漢字と定め下位は個別に検討し、更に読めるだけでよい“準常用漢字表”の制定をも検討するそうですが、書けなくても良い常用漢字なんて可笑しなものであり、実施するとなればセンター試験は言うに及ばず、中学受験、高校受験にも影響が大きく長いスパンで見ないことには、どうかすると浪人に不利になる可能性が大となりますがその辺を愚かな役人達はどう考えているのでしょうか。
高級料亭とは表向き実は偽装のデパートであったあの悪名高い船場吉兆が民事再生法による再建を目指し、この22日から営業を再開することとなりましたが、僅か5名のパート従業員が労働組合を作り、ボンボンでお飾りであった長男に変わって新社長に就任した湯木佐知子女将に造反し、“湯木一族が会社に残る限り体質改善は望めない”と新社長の退陣を強く求めております。幹部社員達も容赦のないリストラで退職を余儀なくされ、残された低賃金のパート達5名だけが失うものは何もないと立ち上がったものですが。この女将謝罪会見の折社長である隣の息子に小声で謝罪の入れ智慧をしてメディアの失笑を誘うなど役職は兎も角、従来から実質的な経営者であったものと思われ、お客に向けた笑顔が振り向けば従業員に対する閻魔顔となる所謂典型的な搾取型の見本のような人だったことが今回のパート従業員の造反となったものでしょう。例え偽装事件があっても経営者が従業員を庇い、上に立つ者として全ての罪を被っていれば此処まで事態は悪化しなかったと思われますが、それすらできずに従業員の心を繋ぎ止めることができなかった経営者など経営者としての資格が全くありません。本来なら会社更生法を適用したかったことでしょうが、兄弟は他人とばかりに同業吉兆にソッポを向かれてスポンサーとなる者がなくて、仕方なしの民事再生法申請でありましたが前途は多難でありこの会社の行く末は三途の川と見ました。{%shiranai%}
立派な会社の経営者は口を揃えてこう言っているではありませんか。
“うちの会社の財産は機械でも技術でもないうちの従業員や”
吉兆の女将聞いているのか!
先週の答え
 幼気ない(いとけない)
読めるようで読めない字ですよね。“幼い”は誰が読んでも“おさない”ですが常用漢字の表外読みでは“いとけない”と読みます。然しそれでは“おさない”か“いとけない”は判読できないところから幼の後ろに“気”をくっつけて“いとけない”と読むようになりました。準1級でよく出される言葉です。送りがなの異なる“幼気な”と謂う言葉もありますが、こちらは“いたいけな”と読みます。{%warai_a%}又、幼稚の“稚”という字に送りがなの“い”をくっつけても“いとけない”と読みます、勿論此も常用漢字の表外読みとなっています。
前回の漢検試験で私に解けなかった常用漢字は“尚ぶ”の仮名付けでした。勿論表外読みなんですが正解は“たっとぶ”だったのです。{%gakkari%}常用漢字と謂ってもバカにできず結構難しいですね。
“漏洩”という熟語は機密などが漏れることを謂い“ろうえい”若しくは“ろうせつ”と読みますが同じ意味でも”洩漏“は”せつろう“の一本読みですから熟語って難しいですね。
今週の漢字の問題
“雪袴”
読み方とその意味をお答え下さい。勿論“ゆきばかま”では正解ではありませんよ。{%ureshii%}

懲役七年半は遣り切れない!


先週は年初の御用初めで多忙な一週間でした。お陰様でやっと年末調整事務も殆ど終了し、今週は11月決算に集中しようと思っていますが早く終わらせないと来週には税務署から確定申告の用紙が届けられるでしょうから年中行事で戦闘状態に追い込まれることになりますが、其の間を縫って市役所への償却資産の申告提出や関与先の従業員住民税特別徴収の申告など繁忙期の到来であり一年で一番忙しい時期が近づいて参りますので健康に留意して頑張りたいと願っております。
お正月にお得意先芦屋のNさんからお正月の縁起物“万両”の写真が送られてきましたのでご一緒に楽しんで下さい。{%heart1_a%}

画像

ゴージャスなお庭に咲く万両は流石に見事なものですね。実が上を向いている”千両“なんてのもありますが、あれは実が小さいですね。”万“は重いから下を向いているのでしょう。{%money%}それから園芸店に行くと”百両”なんてのも売っていますよ。{%money%}うちなんか十両位がお似合いでしょうか{%komaru%}
法律が不備だったのか裁判官が間抜けだったのか、一昨年9月九州福岡で起こった博多湾車輌転落事故での三人の幼児が酔っぱらい運転の若者に殺された事件で8日福岡地裁の川口裁判長は今林被告に危険運転致死傷罪を適用せずに業務上過失致死傷罪として懲役7年6月を言い渡し原告の両親を初め全国の人々を唖然とさせました。三人の幼児を殺されたご両親はきっと遣り切れない思いを駆り立てられたことでありましょう。{%ikari%}
メディアも各紙五段抜きでこの問題を取り上げ、経済紙日経新聞ですら社説“春秋”欄にてこの判決を徹底批判し、“危険運転致死傷罪が年間に立件されるのは業務上過失致死傷罪の1000分の1以下であって法の不備で適用が困難であるが、酒を飲んで運転席に座った段階で『未必の故意』が発生しているのではないか”と結んでいられましたよ。{%shiranai%}
社説“春秋”に書かれたことはホンにその通りであり、判決の根拠となったものは事故後40分後に行われた飲酒検知で呼気アルコール濃度がたったの0.25mlだったことが唯一の証拠として採用され、それ以前の情況証拠は全て否定されたどころか、事故を起こして逃走したことや友人に水を持ってこさせてガブ飲みしたことなどが全て被告に有利な証拠として採用されたのでした。何故なら裁判官は酩酊状態なら被告は現場から逃走しなかっただろうし、水をガブ飲みしたこと自体罪を重くする筈の被告が正気であって罪を免れるための小細工が酩酊状態を否定する皮肉な結果と認定されたもののようですが、そんな巫山戯た論理が世の中に罷り通るなら犯人を庇うために法律があることになり馬鹿馬鹿しくてお話になりません。元凶は酒酔運転の目安が呼気アルコール濃度0.5ml以上と不文律として定められているために、この数値が逆に足枷となって犯人の手助けをしたことになり、事件後40分も車から逃げ去り友人宅まで走り回って水を求めてガブ飲みしたことによる呼気アルコール濃度の低下を何ら考慮に入れなかった裁判官は酩酊度には個人差があるからと判断しましたが、それなら今林被告の酩酊度を再現すれば済むとことではなかったでしょうか、それすら怠っての書類を見ただけでの判決は明らかに職務怠慢であり、犯人が事件を起こした時間と経路を再現し再度ビール350ml焼酎のロック9杯、ブランディー水割り数杯を証人達(幇助罪に問われていますから自分達のためにも積極的に協力が得られる筈です)と共に飲ませて事件現場まで運んでいって呼気アルコール濃度を測定すれば必ずや0.5mlを遙かに超える数値が得られ、喩え法が欠陥法であっても目出度くクリアできたものと思い犯人の懲役25年は確定したに違いありません。更にその場から逃走して友人(これも幇助罪に問われています)持参の水をガブ飲みさせれば必ずや呼気アルコール濃度0.25mlに到達できたと思われ、より確かな酩酊運転の確証が得られたと思慮しますが、1年以上も掛かって徒(いたずら)に事件を放置し真剣に事件に取り組もうとしなかった裁判官達を到底許すことができません。事件後酔いが醒めた後の飲酒検知の数値しか判断材料としなかったこんな無能な裁判官は当然弾劾されるべきでありましょう。
検察側は控訴することになるでしょうが、是非高裁の判事達にはこのブログ上の私の愚考を実践されんことを願って已みません。高裁でやってみたら今林被告は拘置所で酒を断っていたため水を飲んでも〇.5mlを超えていたりして…{%gessori_a%}
正月明けの8日早朝4時前にJR明石駅前大明石町の2号線交差点でパトカーに逐われた軽自動車が3人乗りの軽乗用車に衝突して衝突された車の乗員3名の内一人が重体(一人は軽傷)となったそうです。逐われていた軽自動車の運転者は事故後逃走して行方不明だそうですが、逃げたところからしてこの事故の当事者は飲酒運転の疑いが大です。新聞の記事ではナンバー灯の消えた軽自動車が居たために本町1丁目市道付近で停止を求めた処逃走し、パトが約450m追跡した処で見失い約3分後衝突事故が起こったとされていますが、私が不思議に思ったのは本町1丁目市道は丁度魚の棚商店街の西側又は南側の道路であり2号線大明石町交差点は三井住友銀行の角にありますから丁度距離は450m位のもので軽自動車とパトカー共に浜国道側から2号線に右折したと推定され直線道路のこの僅か一信号の間にV8強力エンジンのパトは相手がフェラーリでもあるまいし、多寡が軽自動車を見失うとは到底考えられず、私の推理では真相はパトカーの警官は衝突した軽自動車の男が車を乗り捨て桜町辺の迷路へ逃げ込んだために追い掛けようとして見失い追跡を断念して車に戻り、事故車の負傷者を発見保護したものと考えました。故に事故の第一原因はパトが軽自動車の被近距離を追走し規則で決められた250m以上の間隔を維持できなかったために交差点での事故を誘発したものであり、3分の時間差は車を見失ったのではなく徒歩で逃げた車の運転手を探し倦ねた時間であったと思慮致しました。でなければ逃走している車は本能的に遠くに行きたいに相違ありませんから3分間も2号線と浜国道との間をぐるぐると周回するなんてことは到底考えられません。パトの警官も貰い事故の負傷者を放置して逃走した男を追っかけるなど本末転倒もよい所です。この事件に限らずパトカーに追跡された車が事故を起こす事件は後を絶ちませんがその多くがパトカーが見失った後で事故が起こったとされていますがこれはどうも怪しいですね。逃走車がゲンチャリならいざ知らずプロドライバーを自認する機動隊の隊員がそう簡単に逃走車を見失う訳がないではありませんか。恐らく警察庁から追跡による貰い事故を起こさぬよう通達が出されているために、点数稼ぎ(減点されぬために)見失った後の事故と発表しているのではないかと考えました。私も数回サイレンを鳴らしたパトに追走されている現場を反対車線から目撃しましたが、車間距離はとても250mどころでなく追突しそうな位接近してマイクで“前の車、左に寄って止まりなさい”などと連呼していましたよ。{%saiaku%}
話のついでですが、貰い事故の相手にも責任がなかったとも言えませんよね。緊急自動車となったパトのサイレンとマイクでの呼び掛けの音はハンパではありませんから、信号は青だったのでしょうが、不用意に交差点に進入してしまったのは車内のラジカセのサウンドが大きすぎてサイレンを聞き落としたのではないでしょうか。{%saiaku%}
先週の解答
“女犯”は“にょぼん”と読みます。
童貞でなければならぬ僧侶が女性と性的な関係に陥ることを“女犯”と謂いますが、“にょはん”と憶えられている方が多いようですね。{%warai_a%}
“犯“は6級の配当漢字で5年生で憶えますが、この字を”ぼん“と読むのは所謂常用漢字の表外読みであり、学校で教わるのは高校生或いは大半が大学生になってからになるでしょうし、それも学校の勉強でなく文学書から学ぶ場合が多く、読めない方もご自分を卑下されなくてもいいですよ。
今週の漢字の問題
“幼気ない”この言葉の意味は容易に分かりますが“読み”はおわかりでしょうか?

逃げ得は立法の過ち


皆様明けましておめでとう御座います。年末からお正月に掛けて最近珍しい霙(みぞ)れに霰(あられ)と寒い日が続きましたが、元日は晴れと久し振りにお正月らしい気分が味わえましたね。{%warai_a%}
お目出度いことに、うちでは元日の夕刻に蟋蟀の赤ちゃんが誕生しました。{%applause_a%}永く生まれなかったので此の儘死に絶えてしまうのではと気が気ではありませんでしたがこれでホッと一安心ですが、これから激寒期に入るためうっかりすると一晩で全滅させてしまうので夜間の保温を忘れないように要注意です。未だ現在はアリンコの赤ちゃんのように小さくそれでも自家栽培のレタスを懸命に食べています。{%heart2_a%}この時期一番注意することは食べ残しのレタスを捨てるときに赤ちゃんが襞に隠れて居ないかを確かめることであり目の悪い小生にはとても過酷な作業ですが、ま、やっと生まれてくれてヤレヤレです。
新春早々いつものEさんから元旦菊水山頂上の御来迎(ごらいごう)の写真が送られてきました。夜明け前から300人を超える人達が待ち構える中をお日様も雲から顔を覗かせるのに恥ずかしげな日の出であったでしょうか。この写真の数分後の感動も又一入(ひとしお)であったことでしょうね。{%ureshii%}きっと“うおー”と言う感激の響動(どよ)めきが辺りの山々に谺(こだま)したことでしょう。{%ureshii%}

画像

10年もっと前になりますが小生が朝霧に事務所を構えていた折、元旦も普段と変わらず早朝に出勤していましたが、朝霧駅前東側JR山側の小高い処にある道路が2号線を避けての穴場で私の通勤道路だったのですが、何時とはなく御来迎観賞にはうってつけの場所であることがクチコミで若者達に浸透し元旦に限って前夜から100台以上の車のアベックで道路が100mに亘って完全に中古車センター化してどうにもならず引き返して明舞団地経由で事務所に行っていたものです。今は昔の懐かしい想い出ですが山登りなどできぬ軟弱な若者共が現在でも近所迷惑を顧みずに騒いでいることでしょう。ボリュームを上げてロックをがなり立てて車の中で日の出を待つ若者達と菊水山頂上を黙々と目指す人達と同じ御来迎が拝めるのも不公平な話ですが感動の内容が段違いに違うことを思えば、楽をして得られたものと労苦の末得られたものとは自ずから異なるでしょうから、後で心に残ったものを比較すれば自明でありましょう。今思えば朝霧東の高台の住民達は元旦の早朝が雨であることを切に願われていたのではないでしょうか。{%tohoho_a%}
08年今年の幕開けは株式市場の暴落から始まりましたが、昔アメリカが嚔(くしゃみ)したら日本は風邪を引くと揶揄された時代がありましたよね。昨年のアメリカは03年から萌芽していたサブプライムローンの影響で風邪どころか肺炎を拗(こじ)らせた状態になり、今年もダメージは増え続けるでしょうから当分はドルの全面安の展開が続くものと予想されその結果が我が国最悪の円高を生みだすのは必然であり、強いドルに対して円が高くなるのとは本質的に異なり、今回の円高が原油高を伴って及ぼす中小企業への影響は計り知れず、賃金の引き下げ雇用の悪化を通じて我々家計を直撃するは必須と思われます。政府や日銀は企業業績の改善が賃金上昇に繋がるなどと能天気なことを言っていますが、日本企業の利益の殆どが国外で得られたものであり、我々中小零細企業の誰が恩恵を被ったのか政府や日銀に教えて貰いたいですね。本年の我が国は官僚に政治家そして経済界が一丸となって国と国民を護る姿勢を打ち出さないことには日本列島崩壊のシナリオが描かれつつあるものと考えます。
サブプライムローンがアメリカの低所得者への住宅ローンであることはよく知られていますが、如何して斯くも全世界に大きな被害が及んだのか、悪い頭で種々と考えてみました。
現在の世界の被害額は数十兆円にも上るそうですが、実際の低所得者への住宅ローンはそんなに多い筈がなく少なくとも一桁以上は少ないのでしょうが、その元凶はユダヤの禿鷹共のファンドであり、我が国にバブルを惹き起こし数十兆円儲けた連中が、今度は舞台を地元に移し03年から20年前の日本を見本にアメリカにバブルを創設し、バブル前の数倍もの高い住宅をローン付きで売りまくり、これを全て長期間の利息を突っ込んで債券化(投資信託化)し更に別の優良投信の中に組み込んだりして枝分かれさせて、どれが尻尾か頭か分からぬようにして全世界に売りまくったものかと考えました。どうせ相手に払えるかどうか分からぬローンですから利率はサラキン以上(アメリカの公定歩合は5%)だったしょうし、債券化された金額は住宅本来の価額の10倍以上にも達したでしょうから、バブルがはじけ飛んだ現在住宅の時価は債権額の10分の1以下になったに違いありません。買った人は担保の家さえ諦めれば良く、最早誰もローンを支払う者がないのも当然でしょう。然し良く考えてみると世界中の金融機関が何十兆円も損をしたと言うことは何処かに何十兆円儲けて口を拭っている奴が居るに違いありませんが、こんな悪い奴を摘発する金融専門のCIAのような特務機関はないものでしょうか。
昨年6月に尼崎で飲酒運転の車が歩道を歩いていた男性を刎ねて即死させ更には直後にタクシーと衝突して運転手と乗客を死亡させた罪で50歳の建設作業員が逮捕された事件で裁判長は先月19日我が国で危険運転致死罪に問われた最高刑である懲役23年を言い渡しました。求刑は二つの事故を併合加重して30年でしたから遺族は“7年も軽いなんて!”とガッカリして肩を落としたと新聞に記されていましたが、この遺族の方々は未だマシであり、来る8日に判決公判を控えた一昨年9月福岡市で起きた追突された車ごと海中に投げ出された母親が海中に潜って沈み行く車中より懸命に子供達3人を引っ張り出して立ち泳ぎしている夫に渡すも子供の命が帰らなかった悲惨な博多湾車輌転落事故死事件を惹き起こした23歳の福岡市の元職員今林大被告23歳が事件直後逃走して友人に身代わりを頼んだり、断られると水を持ってくるように言ってがぶ飲みして飲酒濃度を減らしてから警察に出頭した事件など悪質極まりない人の倫に外れたものでありましたが、逮捕当時は酔いも大方醒めていたために飲酒の量と酔いとは個人差が大きくて事件当時の被告の泥酔状態が不明であるために福岡地裁は無情にも危険運転致死罪の適用にはムリがあると判断した様子であり、検察側に業務上過失致死罪の訴因の追加を命じたそうです。そうなれば8日の判決が懲役7年とされる公算が高くなり、奇しくも尼崎事件で7年も軽くされたと遺族が嘆いた年数しか今林被告は塀の中で務めなくて良いことになり、図らずも法が逃げ得を許す欠陥法であることを露呈しました。
然しこんな不条理なことってあって良いのでしょうか。思うに法律には一定以上の飲酒の量が判明すれば酩酊度に関わりなく危険運転致死罪を適用すべきであると明記すべきであった処を酩酊度に拘ったのが逃げ得を誘発することとなったのは皮肉でしたね。
何かと勇み足発言の多い鳩山法務大臣ですが、司法の上に立つ者としてこんな時にこそ黙って居ないで大臣たる強権を発動して頂けないものでしょうか。{%ikari%}
恒例今年の箱根駅伝は本命駒沢大学が往路優勝の伏兵早稲田を9区で捉え逆転優勝しました。{%cracker_a%}然し今年の箱根駅伝は順天堂大、大東文化大、東海大と3チームが途中棄権と謂う異常な事態となりましたが、その原因は各チーム共に勝利を願う余り選手への期待が過度になり、それに応えるべく選手達もオーバーペースとなったのが原因ではないかと思います。
それにしても最終10区でシード権の確保が確実となった東海大の荒川選手が踏切で捻挫しての中途棄権での失格は不運と謂うも余りにも切ない悪夢のリタイアでしたね。恐らく列車の通らなくなった廃線が補修されない儘放置されていたものと思われますが、何で国道1号線に踏切なんかあるんや?国交省は道路族議員の言いなりに辺鄙な処に高速道路ばかり作っていないでこの踏切をなんとかしたらんかい!{%ikari%}
先週の格言諺の問題
“羮(あつもの)に懲りて膾を吹く”
羮とは熱い汁物のことを謂います。これを呑んで舌に火傷した人が、懲りて今度は酢の物(膾)を食べるときも吹いてから食べることです。
このことから一度の失敗に懲りて必要以上に用心深くなることを“羮(あつもの)に懲りて膾を吹く”と謂います。用心深いのも結構だが程々にしないと人に嗤われるよと言うことでしょうか。{%gakkari%}
本年から装いも新たに漢字の仮名付け問題を出題しようと思います。私自身漢字の勉強になるし一石二鳥です。{%hurrah_a%}
今週の漢字の問題は“女犯”です。仮名を振って意味を答えて下さい。