早くも2月半端が到来しました。玄関先の庭で今年も春を感じて可愛い白梅が一輪咲きました^^。幾つか蕾が傍らにありますが彼女達も間もなく咲いてくれそうです^^。


先週のビッグニュースは我が国囲碁界の花である13歳中学2年生の仲邑菫三段が女性棋士きっての豪腕上野愛咲美女流棋聖への挑戦手合での第一戦を落としながらしぶとく食いついて見事2勝1敗と逆転勝ちし、史上最年少のタイトル保持者となり、年令による色々な日本記録が塗り替えました^^。凄いね!

 


唐突ですが、皆様は「鹽」(しお)の字をご存知でしょうか?80年位前私が小学校(当時は国民学校)3年生当時2年前に太平洋戦争勃発の危機感から垂水より姫路の呉服町に疎開した折のことですが、日曜日には1里(4キロ)程離れた当時飾磨郡安室村御立(現姫路市御立)にある母の実家に祖父の日本文学全集を初めとする蔵書を読ませて貰うため独りで歩いて行きました。交通手段はバスがあるのですがお金がなく何処へ行くのも歩いていました。道は四角形の2辺に歩かないとならないので、時間がかかるため近道をして田の畦伝いに謂わば三角形の斜辺を往還していたことを何時だったかお伝えしましたよね。
小学校の校長を務めた祖父の家の姓は「置鹽(おきしお)」と謂いました。郷士であり飾磨郡では由緒ある姓であって200坪位の大きな屋敷には秋になると沢山のお百姓さんが大八車で米を沢山蔵に運びこんで居ましたから大地主だったようです。今思えばどうして大地主の娘である母が飾西(飾磨郡余部村実法寺)の田んぼも貰えない水呑百姓の次男に嫁ぐ縁があったのか不思議でなりません。母は姉妹が6人も居たし、何でも余部に苦学して学校の先生になった男が居るとの情報が祖父に伝わったとか…^^。不幸にして祖父は大地主だったばかりに戦後GHQの命令で小作人に大半の田畑を取られ失意のうちに死にました(::)。
話を「鹽」に戻しましょう。私は母の旧姓である「鹽」がとんでもなく難しい字でしたが母の旧姓のため一所懸命此の字を覚えました。三年生にはメチャ大変な苦労でしたよ(;;)。先週ふと「旧字体の本」(題名)を読んでいたらふと此の「鹽」が出てきたので懐かしくて早速此の字をブログに登場させることとなりました^^。24画もある字は可成り難しい字で容易に覚えられず漸く覚えた頃、戦後GHQの命令で旧字体の字が当用漢字に書き換えられる際に「鹽」が人間の生存に欠かせぬものである処から当用漢字に採用され晴れて「塩」として再登場することとなりましたが、本来の塩を表す「旁(つくり)」の部分が表されることなく無味乾燥な字にされてしまって居るのはとても無念に思ったものです(::)。常用漢字への変換作業は、子供心にもまるでテキトーなぶっつけ仕事だったように感じ腹立たしく思いました💢。


岸田総理は、先週来日したフィリピンのマルコス大統領との会談でフィリピンに対する年間2000億円を超える支援を表明する方向である旨報じられ、これを受けてネットを中心に激しい批判の嵐が巻き起こりました。それもその筈、国内ではエネルギーや食糧原料の国際的な価格高騰を受けた輸入価格の上昇により、電気料金にガス料金、そして多くの物資が値上がりして多くの国民が困窮しているのに対して、岸田政権は何の有効な対策をするつもりがなく、おまけに防衛費増額や子ども政策関連予算の倍増を大義名分にして増税に踏み切ろうとしているし、社会保険料も引き上げられる。これではまるで自国民は見捨てて、外国に奉仕しますと言っているようにしか見えないではありませんか❣。しかもこの支援は今後5年間が想定されているようで総額1兆円以上であり到底正気の沙汰とは思えません。「殿、乱心めされたか!」特殊詐欺の悪党4人を強制召喚してくれたお礼としてはゼロの桁がメチャ多いぞ(@_@;)。


愈々、卒業シーズンですね。皆様は、卒業式や紅白歌合戦で歌っていた「蛍の光」と百貨店の閉店時に流れた「別れのワルツ」の違いってお分かりですか? メロディが似ている二曲ですが、「蛍の光」は4拍子、「別れのワルツ」はワルツなので3拍子で構成されています。 商業施設の閉店時間で耳にした際には「1・2・3・4」とリズムを刻んでいました。ブンチャッチャ、 ブンチャッチャのリズムなら蛍の光でなく別れのワルツです。
両曲には歴史的な違いもありますよ。「 蛍の光」は、スコットランドの準国歌「オールド・ラング・ザイン」(4拍子)に稲垣千穎(いながきちかい)が日本語歌詞を付けたしたものです。昔の海軍兵学校卒業式や士官の離任式で使われたことから別れのイメージが定着しました。 その後、全国の小中学校の卒業式でも使われるようになり、日本人の間で「蛍の光=別れの曲」というイメージが浸透していきました。

一方の「別れのワルツ」は、ビビアン・リーとロバート・テイラーが主演したマービン・ルロイ監督のアメリカ映画「哀愁」が戦後日本でも大ヒットし、その劇中曲として流された「オールド・ラング・ザイン」を朝ドラ「エール」で現代の若者にも知られる大作曲家古関裕而3拍子に編曲したものです。数多くの商業施設で閉店時のBGMとして流され、ラジオやテレビの停波放送でも掛かっていましたから面白いですね^^。


今週の読めそうで読めない字         彼女と(理無い)仲となった

先週の読めそうで読めない字          不束者(ふつつかもの)