道路一筋向こうの古い共同住宅には華やかな樹木や花がぎっしりと植わった庭がありますが昨日前を通ったらこんなにも大きい芍薬が一輪だけ咲いていました^^。私と目が合うと花は「大きいよ!綺麗よ!見て!」と言っているようです^^。「秘すれば花なり、秘せずは花なるべからず」と世阿弥は言いましたね。「秘めるからこそ花になる、秘めねば花の価値は失せてしまう」と言う意味ですが、私など花は人に見られてこそその美しさの発露だと思って居ます。
先週火曜日朝刊にて中学生の家族ケアがトップ記事として一面二面を賑わせました。ケアの対象は両親、祖父母、兄弟と多岐に渉りますが、中でも弟妹の世話が際立って多く、彼等ヤングケアラーの存在に焦点が当てられ「親は子供が弟妹の世話をすることを当然のように思っている」ことへの批判が記されて居ましたが、「家族の助け合い」を一義的に教えられてきた私世代にはこの言葉に強い反発と違和感を憶えました。家族は子供が巣立つまで全員で一体として成り立つもので、戦前戦中戦後を通じ、家族が助け合って生きて行くことを家族全員の喜びだと強く信じて居た私は学校から帰ると母から歳の離れた弟を背中に括り付けられることに全く違和感も抵抗もなく、父から何時も「穀潰し」とか「ムダ飯食い」と罵られて居ましたから弟の世話が少しでも家族のためになることに寧ろ喜びを憶えて居ました。好きでして居た訳ではないけれど家族の互助精神なのだと思って居ましたが、今の子供たちは「自由時間がない」とか「勉強に差し支える」とか自分本位で勝手な言い種(いいぐさ)だと思います。親には子の扶養義務がありますが、子供も親に大きくして貰ったのだから進んで親の希望に応えるべきでしょう。昔の当然が今では親のエゴと言われるなんて厭な時代となりましたね。
厚生労働省は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に資するよう、新型コロナウイルス感染症対策チームと連携して、新型コロナウイルス接触確認アプリ「ココア」を開発し国民のスマホにインストールし利用されることにしましたが、厚労省に全く仕事をする気がないため、ココアの不具合が相次ぎ痺れを切らした政府は4月から運用の委託先であるテンプスタッフ関連会社から変更しました。テンプスタッフは業務をMTIに再委託し、再委託先は再々委託先へとどんどん広がり、彼らはそれぞれ国民の血税である巨額のマージンを手に入れて居る何時ものパターンですが関係する企業は7社にまで増えていたそうです。当然あの電通だってきっと紛れ込んでいると思われ、これまでも数知れずあった何時もの税金詐取パターンです、我々の血税がペーパーマージンで合法的に民間企業に詐取されるなんて、東南アジアなど後進国並みではありませんか!厚労省はココアの運用について、4月1日付でIT企業MTIと約3億1400万円で随意契約し、MTI社は計約7500万円で再委託しましたが、政府は業務体制を見直しもせず、民間下請けが国民の個人情報を垂れ流している危険に気付かない筈がなく、差額のお金は役人達が己の天下り先への手土産に相違ありませんがどうして国民は何も言わないのか!
先週夕刊での訂正記事ですが笑止です^^。恐らく購読者からの指摘と思いますが、「墓」と「暮」とは紛らわしい字です。此の字は音読みが同じでも「墓準」では熟語としてワードにないため熟語入力は考えられず不思議でなりません。何時も原稿のアラを探すことが唯一の仕事である新聞社の校閲者は一体から何を見ていたのでしょうか?慌てて老眼鏡の買い換えに行ったことでしょう^^。見つけた読者は偉かったね^^。
賭け麻雀の黒川元検事長に検察庁は罰金10万円を命じましたが、東京簡易裁判所所長は硬骨にも罰金20万円を求刑し、黒川氏は全額納付してこの事件は終了しました。通常検察の求刑に対し裁判官は弁護側の主張をも考慮して量刑を若干下げるとしたものですが裁判所にも検察の判断を快く思わない硬骨漢が居たんやね^^。
政府が福島第一原発汚染水の海洋放出を決定しました(;;)。「関係者の理解なしには如何なる処分も行わない」と約束したのを総理は忘れたの?
二階幹事長の「オリンピック中止」発言は内心NHKを除く日本中の誰もが思っていたことでした。失言の多い幹事長にしては上出来の一言でしたね。
先週の読めそうで読めない字 曲尺(かねじゃく)は直角に曲がった物差しです
今週の読めそうで読めない字 米を(炊ぐ)