先々週から牡丹が満開になったが、道行く人の目を楽しませたのも僅か1週間であっという間に全部散ってしまった。落花狼藉と謂う言葉があるが、花弁が散った後葉が出る桜と違って牡丹の木は無惨だから見るのはとても遣る瀬ない。ひと月以上も咲き誇った黄色と白のカタバミもそろそろ終わりが近づいた,来週くらいから花が散って次第に地上部分が消えて行き愈々蛇苺の登場となるだろう。
GWに入り、うちの事務所は6日まで休みになるが、4日を無理矢理休日にして置いてその上水曜日が振替休日だなんてド厚かましいと思う。今日は憲法記念日だが新聞やTVで「そうなんや」と思われる方が多いだろう、大連休が憲法記念日の蔭を薄くして居るんだ。
今年も垂水の街は先週半ばより閑古鳥が啼き今日など普段の日曜日より更に寂れた雰囲気だ。先月末にみずほ銀行の前にあった若者向けの靴屋が店を閉め、又ジャスコ1階の東にあるブティックのシャッターが閉ざされた。「国民の休日」なんて法律は大金持ちとお役人様と観光産業のためにあるのかな?
思えば50年前、垂水の駅から北へ徒歩1キロの丘陵地帯に「旭が丘」と銘打った住宅地が造成され丁度住宅ローンの始まった頃で働き盛りの方が多く建売住宅を購入され入居された。そして10時になると新居となった旭が丘の奥様方が大挙して垂水廉売市場に食料品のお買い物に来られるのが常であって当時はダイエーもコープもジャスコも無かったから商店街は物凄い活気で熱気に溢れていたし、忙しい市場の店舗用地は坪500万円でも売り手が無かった程儲かったが、栄枯盛衰今何処(いずこ)であり、市場は現在で廃墟となって閉まったシャッターの方が圧倒的に多くて見るのが痛々しい。そして旭が丘の方も丘陵地帯のためアップダウンがきつくて今やお年寄りには棲めない場所となってゴースト化している。あの当時誰も人生50年と考えて居たから、人生80年-90年時代を迎えて建て替えも含めて悲劇の幕が千里ニュータウンに明舞団地と全国各地に切って落とされたのだ(;;)。
昨年5月に法律改正で振替休日が更に一日増やされ8月11日が「山の日」になるそうだ。但しカレンダー屋さんが翌年度の作業に入っているため実施は来年からとなる。初めは6月に祭日がないから6月に決まり掛けたが土壇場で8月になったとか…、お盆休みの交通渋滞が一日増えそうだね。ご高齢の天皇陛下が万一崩御されると皇太子の生まれた2月23日が天皇誕生日となる。更に次は秋篠宮悠仁さまの出番だが9月6日が誕生日だ。どんどん祝日が増えるがこんなことで良いのかな?政府は休日ばかり増やして国民に迎合しようとして居るが、休日の増加は諸刃の剣で就業規則をお役所に倣って祝祭日を休日と定めている我々のような零細企業も少なくないし、働きたくても働けない時間給勤務の者だって沢山居ることを政府は忘れて居るんだ!休日だからって家族旅行に出掛けても借家の方は家賃30日分ちゃんと取られて居るし、持ち家の人だって固定資産税はしっかりと365日分だ、働く方は日給か時給計算で、払う方は全て月極計算では割が合わずに凄く不公平だよな(>_<)。
先日妻が蒼い顔をして「スマホが壊れた」と言ってきた(;;)、原因は全く分からず何もしていないと言い張るばかりだ、愛する妻の懇願とあれば多忙だったが詮なく、銀行へ行くついでにドコモへ行った。ブーブー言うばかりで作動しないと妻の言葉どおり伝えると受付の青年がスマホのケースを引っ繰り返し「ケースにスマホを上下反対に入れていますね」と即答した、そうか、妻は裏を見ないからカメラのレンズの存在など気にも留めなかったんだ、スマホカバーに押されてボタンの長押し状態が続いて機械が怪訝しくなったらしい、「データがなくなって居るかも知れませんよ」と言われたが、係員に操作して頂くと無事復元した^^。
買ったときドコモのお姉さんが「何回でも来て下さい」「毎日でも来て下さい」と真剣な顔付きで言われ「冗談ダロ^^」と思っていたが、決して冗談ではなかった(;;)スマホを手にしてから3ケ月以上経つが新しい操作の度に「やれドコモIDを忘れた」とか「パスワードは何だったか」と両手の指で数えきれぬ位ドコモ通いが続いて居る、アナログ人間は恥ずかしいね(;;)。
世界的にマクドナルドの苦戦が続いて居るとか…、日本と中国が悲惨な状況だそうだがアメリカでも利益が1/3も激減して居ると発表された。期限切れ使用や異物混入事件は我が国だけではなかったんだろう。トップが何百億も給与を取るせいもあるに違いない。
「廉かろう悪かろう」とは昔良く言われた言葉だが過当競争激化の昨今余り聞かなかった。でも税込み100円マックなんて究極怖いよね。どんなチキンを使っているのか考えて見れば不思議でならない。
チキンと言えば卵だが、政府の発表する卵の我が国食糧自給率は10%だそうだ。卵を輸入するなんて聞かないしどうしてなのか調べてみたら鶏の食べる飼料が90%輸入物であるため卵の自給率は計算上10%になるそうだ。そうか、卵の自給率は飼料(えさ)自給率が掛けられて計算されて居るんだ。
それなら米や野菜にも同じことが言えて我が国には田畑は沢山あっても作物自給率が40%なのは肥料が輸入されて居るせいなんだ、考えさせられるね、江戸時代の農民が肥料がなくて焼き畑をして居た理由がよく分かった。
古い話では赤尾銅山鉱毒事件を読んで居たら魚が死に絶えた渡良瀬川周辺にある田中正造先生出生の小中村では作物がよくできたが、その原因は時折押し寄せる山津波のせいで土壌が肥沃となって作物のできが良くなったから山津波は歓迎だったと記されて居る、きっと山に堆積された腐葉土が流されてきて田畑を潤したんだろう。田畑を埋め尽くす怖ろしい山津波が農民に歓迎されるなど当時の農民が如何に肥料に飢えて居たか分かるよね。
北海道の釧路へ行けば往事の鯡(にしん)御殿が多数存在して居たが、あの鯡は鯑(かずのこ)を採った後肥料として高額で農家に引き取られていたことは余り知られない。鯡御殿の由来は肥料代金だったんだね^^。鰯(いわし)も人間の食料よりその儘農家の肥料として買い取られて重宝されて居たそうだ。
団塊の世代を含め今の若い人は知らないが戦前は便所の汲み取りに近郷のお百姓が大八車で月一に訪れて居り、年末に野菜などを頂戴して居たのはギブアンドテイクだった。お百姓さんが便壺の臭いからその家の家族にガンに罹った人が居ることを教えてくれたと年寄りから聞いた。検査検査と医者が瑣末なことまでMRIやCTなどの検査器械に頼る昨今だが、医者もお百姓が経験から学んだ癌患者の便の臭いに思慮を巡らすべきだろうが便の臭いを嗅いでも臭(くさ)いばかりで保険点数にならぬものね、最近は背中や胸を指でトントンなんて何処の医者もして呉れないよ(;;)。
余談だが、子どもの頃疎開先では田圃の片隅に必ず肥溜めがあり、誰もが一度は落ちて居た^^。あれは強烈で幾ら洗っても三日は臭いが取れなかったから一人納屋で生活させられていた(;;)。尾籠な話でゴメンm(_ _)m。
先週のフジサンケイレディースは20歳の藤田光理選手が18番でラフからミラクルパットを放り込んで初優勝を飾った。厭味のない清楚な美人で新しいスターの誕生だが韓国や台湾でなく日本人さえ勝ってくれれば私は満足なんだ^^。彼女は中学2年生から北海道女子アマチュアゴルフ選手権を5年も続けて勝っている実力者だ。彼女のパットが入らなければ6人のプレーオフとなる処であり何故かこの日に限って放映時間が3時までの実況中継だった(;;)。3時からは何時もの競馬中継があるからだがゴルフを4時からにできなかったのは幾ら何でも少し無謀だと思ったな、時間切れの場合は5時半からのニュースで…、なんて実況アナが狼狽えて居たがニュースの方はカトマンズの地震の中継でゴルフどころではなかったから彼女のミラクルパットでフジTVは窮地を救われた。賞金賞品贈呈シーンが放映時間に間に合わなかったらスポンサーが賞金を出さぬと言い兼ねないよね。そうか、スポンサーはフジTVだから自前だったんだ。自分で時間を決めたんだから誰にも文句は言えないよね。フジTVは藤田選手に番組功労賞でも渡したのかな?
先週の書けないけど読みたい漢字
寂(せき)として声なし
今週の書けないけど読みたい漢字
彼は身動ぎもしなかった。