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舛岡の(ます)は何処から?


池作りの畑の端に先月植えたトマトの幹がすくすくと順調に育っていましたが10日ほど前から葉っぱが巻いて茶色くなり成長が止まりました、おかしいなあと思っていたら一昨日ニュースで長雨と日照不足で大きくなったトマトの実が色付く前に落果するために兵庫県のトマト生産業者が歎いていると報道され合点が行きました。トマトは古来“照り草”と呼ばれ水を遣らなくても良い見本のように謂われて来ましたからこの長雨はトマトの生育に致命的でありうちのトマトも天候の犠牲になったものと分かりホットしました。葉っぱは見るも無惨な状態ですが、実が子供の拳くらいに成長していますので此からの日照如何で葉っぱが恢復すれば収穫の可能性があり、孫の期待を裏切らないように祈って居ります。(^^)

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ハリポタの翻訳者が3年間に35億円の申告納税漏れとは驚きましたね。先週水曜日の新聞記事ですが翻訳者は01年からスイスに住民票を移しあちらで納税していたそうですから強(あなが)ち脱税ではなく二国間の税率の差を考えての節税工作かと考えられますが、翻訳料を支払っているのは自分の経営する出版社であり、支払時には原稿料や講演料などと同じく源泉徴収がなされて居り、通常は10%ですが非居住者であるために20%天引きされています。日本の所得税の最高税率は37%ですから35億円は天引き納税の20%を控除した17%相当額に該当し、逆算すればこの翻訳者の3年間の所得金額は200億円を超えることになりますが、如何にハリポタが売れたとは謂え200億円の翻訳料は凄いですよね。この出版社が取得した翻訳出版権の金額だって少なくないでしょうし紙代や装幀代も馬鹿にならないし、一体我が国でのハリポタの売上は幾らあったのでしょう。東京国税局は住民票は兎も角日本を生活の本拠としているから実質課税の原則に則り、譬えスイスで永住権を獲得(税金を沢山払ったから手に入った?)したからと言って非居住者扱いはできないと主張していますが、スイスだって税金が欲しいのに違いなく両方から税金を取られては翻訳者も堪ったものではありませんから、国同士の争いに委ねることになりそうですが、内弁慶で評判の日本の国税局のことだし20%は貰っていることだから、きっとスイスに粘り負けすることでしょう。(;;)2005年の追徴税額のことは新聞に何も記載がありませんでしたから、どうやら05年は翻訳者に居住者扱いを納得(本年立法化しました)させて10%の源泉所得税にして申告を日本でさせたように思われます。
税金逃れと謂えば郵政民営化総務大臣竹中平蔵が90年代に毎年年末になるとアメリカに住民票を移しお正月が済んでから日本に転入する手口で1月1日現在の住所地に課税すると定めた欠陥地方税法の盲点を突いて毎年住民税を免れていたことが発覚し、国会で追及され窮地に陥ったことがありましたよね。そのことと比較すればハリポタの翻訳者の節税など可愛いものではありませんか。でも本当に国内で税金が取られるとなれば住民税(13%)と個人事業税(5%)で更に36億円追徴されますし、加算税や延滞税も少なくありませんから、スイスから税金を返して貰わないと到底払えない税金でありこの翻訳者の方本当に大変でしょうね。小賢しいことをしないで、一昨年投信の運用で会社から100億円給与を貰い税金NO1になった清原さんのように翻訳料を給与で貰って5億円給与所得控除を享受していた方が賢明だったでしょうね。
先週の裁判で元東芝の社員現東北大学電気通信研究所舛岡富士雄教授がフラッシュメモリーの特許を巡って500万円の報奨金が不服として11億円の支払いを要求し結局8700万円で和解が成立しました。
今から3年位前でしたか青色ダイオード日亜化学VS中村修二氏の地裁600億円判決を思い出しますよね。彼は結局高裁で6億円に値切られ上告を断念しましたが、私は常々思うのですが彼等は企業に働く者として一番大切なことを忘れているのではないかと思っています。何故なら会社に禄を食(は)む者は売上歩合の者を除き全て時給乃至月給の固定給であり、社内の功績などに対しては賞与などで報いられるものであり、会社が調達した材料や機器類を使用して新発明に至っても譬え発明が個人の智恵を発想の原点としたものであったとしても同僚の助力も得たことであろうし、如何ような事情が存しようとも全ては会社に帰属するものと考えます。会社は何のために給与を払っているのですか。若しも何の発明もできなかった者はそれまでに貰った給与賞与の全額を会社に返還して解雇される約定でもあれば別ですが、現在の企業は月給泥棒のような奴にでも取り敢えず定年まで働く権利を与えていますから、逆に言えばどんな功労発明があってもそれは全て給与賞与に含められているものであり、もし訴訟を起こすなら儂の賞与は少なすぎると申し立てるべきですが、それでは幾ら何でも判事が納得しませんから特許権の利益をよこせなどと筋違いな戯(たわ)けたことほざいているのです。年に250日しか働かない者に365日分の高い給与を払ってまで自分を育ててくれた会社に対し叛旗を翻すような奴は人間の風上にも置けませんよね。その点島津製作所の田中さんは自らの分(ぶん)を心得て居られて偉いですよね。舛岡富士雄も中村修二も田中さんの爪の垢でも有難く頂いて煎じて呑めば己の過ちに気付き、居た堪れない悔恨に苛まれることになるのではないでしょうか。所詮人間の教養と品性が違うから無理ヤロ!
話は変わりますが舛岡の姓は誰も無意識に“ますおか”と読みますよね、処がこの舛の字は漢検準一級の配当漢字なのですが何処にも“ます”の読みの記載がなく音読みは“セン”であり訓読みは“そむく”“あやまる”“いりまじる”なのです。一体“ます”は何処から来たのか調べてみたのですが私の貧弱な語彙では正解するに至らず僅かに“桝(ます)”が枡の俗字であると書いてある処からどうやら桝の木偏が忘れられて“ます”と読まれるに至った如くでありますが釈然としません。パソコンのATOKUでは“ます”で出ますが辞書では先ず無理で若しご存じの方は是非お教え頂きたいと思います。<(_ _)>
毎週木曜発売の週刊新潮と週刊文春の広告が何時も各新聞朝刊に並んで掲げられますよね。先週の広告で記事の内容を見ていたら両紙共に欽ちゃん野球チームの不祥事を取り上げていましたが、面白いことに新潮の方は“極楽とんぼの相方が援交少女だった”と書き、文春は“17歳少女怒りの告発”と極楽とんぼ以外にも加害者が居たようにまるで正反対の記事になっている如くでした。雑誌は読んでいないので詳細は不明ですが、どうやら真相は援交に纏わるお金の多寡で揉めたようでどっちもどっちの良い勝負ですが、譬え人気タレントとは謂え未成年者買春は明らかに犯罪であり、タレントの知名度を利用した非行は許せない行為です。又少女の方もタレントの人気と謂うアキレス腱を利用して金にしようとしたものでしょう。この頃の子供は怖いですね。欽ちゃんもこんな程度の低い連中と野球などしないでもう少しマシな奴を集められんのか!
全英オープンを来週に控えフランスエビアンマスターズでの横峯選手は最終日1番2番ダボダボとビギナー並みの出だしでどうなるのかと気遣いましたが、9番のイーグルなどで踏ん張ってライバル宮里藍選手を抑えて通算イーブンパー日本勢トップの28位はまずまずでした。(^^)

1円の還付金


愈々GWに突入しました。何時もと違って若干円安のため海外旅行が割高となっていますがそんなことは何のその、昨日海外に飛び立った日本人は至上初めて36万人に達したそうであり、貴重なドルの大量消費をすることになり円安に拍車を掛けることになるのでしょうか。幸い好天気に恵まれそうなGWですが皆様のご予定は如何でしょうか。

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この処お得意様借り物の写真ばかりで気が引けていました。今週は久し振りに庭のケマン草をご紹介しましょう。園芸屋さんで花が釣り糸のエビに見える処から俗名鯛釣り草などの名前で売られていますが本当の名前はケマン草と謂います。宿根草で事務所開設時に鉢から露地に下ろしたのがその儘毎年咲いて呉れます。もう一つ白花があったのですが、いつか雑草と一緒に刈られて消滅してしまいました(;;)
今日はお休みだし久し振りに税の申告現場が直面する税金の矛盾について触れてみたいと思います。ややこしい税金に興味のない方は次の章までパスして下さい。
先月初旬に確定申告時の税務署など申告会場での混乱振りをご紹介しましたよね、先週届いた我々の業界紙で紹介がありましたが、全国税労組の機関誌“全国税”4月10日号によれば、確定申告の繁忙期に税務署員の中で過労からの脳梗塞やクモ膜下出血など多数の犠牲者が出たと報じています。
普段は机上での執務が殆どですが、確定申告会場では立ちっ放しの荒業となり、それが連日の激務であり、更に今年は小泉増税のお陰で申告人口が何時もより300万人も多くなりましたから、我々税理士だけでなく税務署員の方々も増税の被害者であったものと思われます。それでも本家である財務省は仕事の楽チンな省内の人員はしっかりと確保しておいて税務署員の数だけを減らそうとしていますからその内百姓一揆ならぬ税務署員一揆が起こるのではないでしょうか。
同じ国家公務員でも暇で困っている処が幾らでもあるのに、既得権だからと人員数の削減を放置して歳入の第一線部隊である税務署員を申告人口の増加に反比例して減らすなんて一体財務省は何を考えているのでしょうか。昔植民地時代に奴隷に一日中扱(こ)き使って飯は半分しか与えなかった荘園の主のようですね。(>_<)
財務省は税務署員の人員を減らすより署の無駄な仕事を減らしてやるように配慮してやれば、随分と事務量だけでなく経費も効率化出来ると思うのですが、財務省は税務署の仕事のことなんかまるで分かってなくて法律だけ作って置いて執行面については素知らぬ顔であり、全ては税務署任せにしていますから実務を指導する国税庁も大変だと思います。
我々税理士が常々ムダの標本ではないかと痛感するのは赤字法人(全法人の40%)が申告に際して還付請求する預金利息の源泉所得税です。昨今ではこの不景気で多額な定期預金を有する赤字会社など殆どなく、普通預金の利率は10万分の1であり、10万円以上ないと1円の利息も付きませんから源泉所得税は7円で初めて1円発生する仕組みです。普通預金が常時100万円あると仮定すれば、半期の利息10円に対する源泉所得税(15%)は1円であり、私が声を大にして言いたいことは、この1円は法人が黒字の場合支払う法人税から控除されますが、赤字であれば請求に応じて還付される仕組みとされていることです。
ところが源泉所得税たった1円の還付であっても、税務署は台帳記入等はせねばならず、納税者?への還付通知書の印刷代や郵送代金に加えて納税者?から指定した銀行への振込手数料まで税務署の負担となりますから一体1円を納税者?に返すのにどれだけ経費が掛かっていることやら計り知りませんが、こんなことは財務省の御役人の全く与り知らぬ処であり、納付すべき法人税は100円未満を切り捨てられる(所得税も同様です)ことになっていますが、還付金についての端数処理の規定がないばかりにこんなにムダな血税の無駄遣いがされています。還付に関わる事務費や諸費用の総額は100円未満の還付金だけでも数億円を遙かに超えていると思われます。
所得税なら医療費控除しても還付金が百円しか期待できないのなら貴重な時間と煩わしい申告手続きなどを勘案して誰も申告に行きませんよね。法人の場合は赤字であっても申告が要件となっているためにこんな問題が起こります。
支払う方が100円未満切り捨てなら、返す方も同じく100円未満切り捨てても何処からも文句は出ないと思うのですが、偉いお役人は円単位であっても万単位であっても事務量や経費のことまで少しも気が回らないのでしょうか、一度エリート役人に税務署の管理部門の煩雑さを経験させたら、この低金利時代に無茶苦茶なムダに気付くと思うのですが、不幸にして財務省のエリート役人は入省6-7年目で“民(たみ)の暮らしを見てこい”と一度税務署勤務をしますが、たった1年間だけであり、それも署長室で判子を付くだけの仕事ですから民(たみ)の暮らしどころか税務署内部のことにも何も気付く道理がないのが実情です。
新米署長のお守り役を仰せつかる総務課長も厭言の一つでも言って署長の気を悪くさせ、自分の出世に影響してはならじ!と絶対に余分なことは口にしませんから、エリート署長は結局何も知ることも得ることなく貴重な1年をムダに過ごして本庁にご帰還されるのでした。(^^)
閑話休題(それはさておき)
愈々来月申告の3月決算で源泉所得税が1円しかない欠損会社が一件私共に登場します。税務署程ではありませんが、我々税理士も還付のための手続きで余分な用紙や印字が必要となりますからお得意先にお願いして還付請求を止めようと考えております。全く1円損する訳でもなく赤字が1円増えることで救済されますから、将来的には1000円の所得が999円(所得は1000円単位です)になって法人税が220円助かることだってそれこそ千に一つの可能性があることなのです。
私のような怠け者の税理士が沢山出てくれば税務署も1円還付をしなくても良くなり、そうなればムダな事務や経費が節約できますから少しでも血税のムダ遣いが抑えられその内塵も積もればで我が国の抱える860兆円の赤字が消える…そんなことはあり得ませんよね(;;)
昨日の万能川柳で”通帳に恥ずかしそうな利子2円“が入選していました(^^)
2円の利息はこの方の預金残高が常時20万円位あることを意味しますから立派なものですよね。私など利息が付いていない通帳があったので窓口で文句を垂れたら、“お客様の預金利息は1円未満なので切り捨てになっております、申し訳御座いません”と慇懃無礼にシラッと言われて通帳を突き返されました。(;;)
警視庁も罪ですね、もっと早くに逮捕していればよかったのに、姉歯さんを今頃逮捕だなんて奥さんは自殺するし自宅は売り払ったし逮捕を待ち焦がれていたでしょうにホテル暮らしで所持金も使い果たし保釈金の捻出にも苦慮するのではないでしょうか。(;;)
木村建設の社長や支店長そしてイーホームズの藤田社長まで同時に逮捕されましたが、それにしても諸悪の根源である総研の内河所長など未だ素知らぬ顔でHP上で営業案内などしておりますからド厚かましいにも程があり、この所長を捕まえる手段がないのでは日本の検察も舐められたものですね。こいつが欠陥ビルの発案者ですから謂わば主犯格ではありませんか、内河を逮捕せぬことには事の真相が明るみに出ずトカゲのしっぽ切りに終わるは必定ですが、世の中はどんなに悪いことをしても法の目を潜れば罰せられぬなど到底赦せることではありませんが、法と謂うものは網の目が大きく直接手を下した者と命じた者位しか罪に問えず、示唆した人間にまで罪が及ばぬ如くであり暴力団がいつもこの手で幹部等首脳部の安泰を謀っていますが真に悪い奴は最初に計画なり案を立てた奴に決まっています。耐震度の少ない欠陥マンションの住民達は法律になど頼らずにこんな時にこそ皆が結束してお金を出し合い、藤田まこと必殺仕事人かゴルゴ13でも是非招聘させて頂きたいですね。世に“お白州で裁てぬ悪を断つ”というではありませんか。
私のGWは仕事と野草ウオッチングに漢字検定の勉強の予定です。漢検の勉強は毎夜就寝前に1時間程度日課としていますが、昨日正解だった問題を今日解いたら×だったりで記憶力の儚さに加齢への嘆きは尽きません。然し漢字を勉強することは小中高と9年間を無為に過ごし、砂上の楼閣である大学受験以外まるで勉強と無縁であった無学な私がこれまで私だけ知らなかった新しい知識を身に付けることができるので斬新でとても楽しいものです。譬えば皆様は“画竜点睛”(がりょうてんせい)という言葉をご存知でしょうね、新聞などでは常用漢字外のため“画竜点晴”と書かれているのでうっかり誤って覚えていましたが、正しくは晴れではなく睛(ひとみ)なのですね。中国の偉い画家がお寺の壁に4頭の竜を描いてその内の2頭に睛(ひとみ)を入れたら本物の竜になって大空高く天に昇っていったと謂う故事ですが、殆どの方が旁(つくり)を正しく書けても偏が日になります。昨日6年生の孫と食事に行ってこの四字熟語を書かせてみたら旁(つくり)は合っていましたが偏は矢張り日偏になっていたので、故事の由来を説明してやり目偏でなければならないことを納得させましたから、もう彼は一生この四字熟語を間違えることはないと思います。そして幾ら忘れっぽい私でも自分のブログに記載しましたから先ず忘れることはないでしょう(^^)
女子プロツアー第7戦カトキチクイーンはさくらちゃんショットパットに苦しみ10位タイと不本意な成績でした。何せラウンド中は大半のギャラリーと多くのメディアのカメラが執拗に付きまとい、トイレに行くにも気を遣うでしょうから、そろそろ疲れが蓄積される頃です。1週位お休みしてリフレッシュの時間が必要ではないでしょうか。と言ってもさくらちゃんで持っているようなツアーですから、お休みとなると来場客やTV観戦者がガタッと減るので中々スポンサーがウンと言わないことでしょう。人気者は辛いですね。(;;)仮病という手がありますよ、さくらちゃん
ディープインパクトが飛びました。第三コーナー手前まで集団後尾に付け、そこから一気に大外を駆け抜けて、あの早かったリンカーンを寄せ付けずに圧勝しました。ディープ自身の記録を塗り替える3分13秒4は正にディープならではでありましたね。いつもの出遅れも出口を塞がれたくない武豊の作戦だったかも知れません。オッズ110円は当然でありましたが限りなく100円に近い110円だったと思います。愚息に10万円購入を頼みましたが、10円では恐いからあかんと断られて買って貰えず1万円儲け損ないました。
因みに私は“馬は単勝”との信念を40年来未だ捨てきれずにいる古い男です。(;;)

親の背を見て子は育つ


確定申告も後半戦を迎えて愈々勝負処を迎えていますが、先々週と同じように先週も寒い日と暖かい日が断続し体調の維持に四苦八苦でありました。申告の方は漸く峠を越えた如くであり、件数では約80%は仕上がり既に一部が提出済みとなりましたが、残る20%は難解な特定譲渡の損益通算や医者(12月分の診療報酬が2月末でないと判明しないのでそれまで待機となります)の高額申告が残りましたから件数では残り20%でも量的には30%位になるものと思われ、これからの10日間は息が抜けぬ正念場となりそうです。
芦屋のお得意先から陣中見舞に見事な梅の写真が届けられました。是非皆様にもお相伴して頂きたいと思います。梅の薫りが聴こえるようですね。(^^)

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防衛施設庁の建設土木工事を巡る官製談合事件も漸くその終焉を迎えようとしていますが、最近の2年間だけで施設庁が天下り役人の就職先の確保のために費やした不正支出金額は166億円にも達し、これまで過去30年間に亘って悪しき慣習が踏襲されていたことが確認されましたから総額でゼネコン共の不当利得の総額はナント!数千億円に達するとか…。
談合配分額が天下りOBの年収80倍に連動固定利率になっていることは先々週お知らせしましたがその計算によると過去2年間での落札総額は900億円でありましたから、談合で得た収入は落札額の18%にも上がり、通常の工事利益が22%ありますから総額で40%も儲けていたことが分かります。そして天下り役員の得た報酬は10億円を超えることも小学生低学年の簡単な割り算で算出できます。仮に天下り役人を20名とすると一人当たり報酬額が年に2500万円超となりますから凄いですよね。捕まった審議官達は先輩たちの申し送りに従って悪に手を染めざるを得なかったのでしょうが、将来それが我が懐を潤すものとなると本職(本来の仕事は一体何をしているのやら!)そっちのけで力が入ったものでしょう。
ところが事件発覚で自分達の将来の夢は泡沫(うたかた)の如く消え失せ、懲戒免職の上監獄暮らしとなったのでは“何でわしらだけが!”と栄華の暮らしをした先輩達を恨み我が身の不運を嘆きますよね。全ては天下りの風習が齎した弊害ですから、政府は2年を5年に延長しようとしている再就職を全面禁止せねばなりません。禁止となれば審議官も余得がなくなるため談合などの考慮の余地がなくなり公正な入札が出来る道理ですが、それでは儲けが減って困るのがゼネコンであり政治献金を増やしてまで別ルートを探ることになりますから、鼬(いたち)ごっこは永遠に続くものと思われます。
防衛施設庁は取り敢えず世間の目を一時的に誤魔化すため本年一杯天下りの在籍する企業178社(こんなにあったのか!)を入札停止にすると発表しましたが、これを裏返せば“来年からは入札をどうぞ”と言うことではありませんか。どうせなら“天下りを馘にすれば何時でも入札資格が得られますよ”と言えないのでしょうか。天下り元役人は馘になってもノーパンシャブシャブや銀座のタダ酒が飲めなくなっただけで高額な共済年金があるので生活の心配は全くなく、かえって健康的な生活が過せて長生きできると思うのですが、改革改革と声高に謳いながら天下り一つ廃止できない小泉さんもお零れを頂戴してきた口でしょうから已むを得ぬとは謂え不甲斐ないですね。(;;)
最近の報道の中でこの頃は耐震偽装、偽証罪、虚偽記載から偽装メールまでお出ましであり”偽“の字ばかりが溢れていると書かれていましたがホンにその通りであり、“人が為す”ことが偽だなんて人間の悪の本性を言い表しているようで厭な字ですね。決して信じたくありませんが、人間性善説なんてのは嘘だったのかも知れません。(;;)
昨年を象徴する言葉は“愛”だと発表されましたが、これはあくまで建前でありダントツトップに選ばれたのは“偽”ではなかったかと思いますが“偽”では余りにもイメージが悪いので急遽“愛”に変更されたのではないかと思っています。(;;)
最近ベネッセ教育開発センターが東京都の公立中学生数千人を対象に実施した国語のテストで1学年前に覚えた漢字を対象に出題した処、2年生で覚える“弔う”と漸くの“漸”に推薦の“薦”の字が誰にも書けず正答率がゼロだったそうです。推薦の“薦”は少し難しい字ですが後の二つは小学生でも書ける易しい字の筈であり到底信じられません。ゼロには魂消ましたがもっと魂消たのは全体の正答率がわずか27%であったことと、”国語がとても得意だ“と答えた生徒でも正答率は50%に満たなかったことです。殆どのテストが60点を最低合格ラインとしていますから、これでは全員が不合格ではありませんか。どうしてこんな風に子供達の学力が低下したのか考えてみると、最近の子供たちにはゆとり教育のせいばかりではなく、促成栽培目的の塾通いやゲームやTVに忙しくて読書の風習が廃れたことが大きな要因だと考えます。回答者を成績順に三層に分けて意識調査をしたら“親から本を読むように勧められている”と答えた生徒が上位層に多く、“親が家でよく本を読んでいる”との回答も上位層から多く出たそうであり、教育環境に恵まれているのは明らかに親が読書の模範となっている家庭であることが窺えます。そうそう私が言いたかったことは、中学生の彼らに“偽計罪”や”耐震偽装“などの“偽”の字を書かせたらかなりの正答率が得られたのではなかろうかと言うことでありましたが、考えてみれば読書もせぬ中学生が新聞を読む筈もありませんから、“偽”とどんなに大きな字で新聞の表紙を飾ろうと見ないものは所詮無理だったでしょうね。(;;)
親の背を見て子は育つと昔から謂いますが、最近の親達は自分のことは棚に上げて子供に勉強せよと叱りながら自分達はTVのバカ番組などを観て“ガハハハ…”と笑いながらスナック菓子など食べている光景しか我々には想像できませんから子の模範となれる道理がありません。酷い母親など“勉強をしないとお父ちゃんのようになるよ”など、天に唾するようなことしか言えないのではお父ちゃんの子供でもある子が読書しようとする気になどなれぬことは自明でありましょう。
今の子供達の親達は団塊の世代の次の新世代となりますが、団塊の親達は企業戦士として子供たちの教育にまで手が廻らず、放任された挙句がこのような愚かな親達を作り上げ更には読書もせぬ子供たちが横行するようになったのではないでしょうか。
国語が如何に大切であるかについては藤原正彦氏(お茶の水大学教授で世界的な数学者)は学問の原点は数学だと仰らずに国語だと言って居られます。数学を解くにも理科を解くにも先ず国語の力が必要だと力説されています。そして国語の力を付けるには一にも二にも読書だと断言して居られるのです。読書からは答えを求めるのではなくて、読解力が高められ考える力が養われます。今の子供達は答えのみを求めてその過程を放棄していますから食事で謂えば噛めば噛むほど味の出る一番美味しいところを捨てて軟らかくなったところだけを食べている如くではないでしょうか。自分で考えることもせずに四段活用すら覚えられずして何が英文法ですか、英語を理解するためにも絶対に必要なものが日本語の読解力であることを知って下さい。
最近ある機会に灘中学の国語の04年度入試問題に遭遇しました。大正の中期に生まれ高等小学校を卒業後、当時としては考えも付かぬことであったでしょうが今の日本興業銀行に定年まで勤め女傑であった詩人”石垣りん“の詩集よりの出題でありましたが、内容は昭和初期の下町家族の生活が題材とされた”詩“であり母親に体(からだ)付きが似てきたことを夕まずめ己の影で知り、アルマイトの容器を持って豆腐を買いに行っていた亡き母親に妹と共に思いを馳せる幻想的な”詩”はその時代背景と共に、現代の子供達にはとても難解であり優れた読解力と豊かな感性の持ち主でなければ到底解答できないと思われるものでありましたが、5択やマークシートなど採点方法の容易な試験が罷り通る昨今解答者の読解力や感性を探るためにこのような問題に手間隙(ひま)掛ける学校があることをとても嬉しく思いました。流石は天下の灘中ですね。(^^)
私など幼い頃から芥川龍之介の”蜜柑“を読んでは奉公に出される少女がトンネルを出た列車の窓から田圃で待ち受ける弟達に蜜柑を投げるシーンに至る経緯が未だに不可解で60年間模索しつつ答えを得るに至っていませんが、大切なことは答えではなく考えることでしょうから私は答えが得られなくても良いと思っています。然し彼女はどうしてあの蜜柑を手にすることが出来たのでしょうか、ご存知の方は是非教えてください。数年前龍之介研究会にメールで質問しましたが、答えは返ってきませんでした。(;;)ひょっとしたら車中の傍観者であった筆者の龍之介には蜜柑の入手先などどうでも良いことだったのかも知れませんね。(^^)
またまた巨額脱税事件が発覚しましたね。相続財産82億円の内50億円をスイスの銀行に隠していたとか、斜陽産業の最たるタクシー会社大阪のトモエタクシーの創業者西井理一の財産だそうですから驚きますよね。事件は2002年に創業者が死亡する直前に相続税に配慮して長男良夫が財産隠しを謀ったものですが、元々国内にあったものは何処へ移そうと日本の国税局は金融資産に対しては世界一優秀な情報源(日本の銀行は財務省命令で国税局の奴隷です)を有していますから到底逃げることは出来ません。況して預金をスイスに移したのが相続の直前ですからバレない方が不思議ですよね。
おまけに日本の税務署では大口資産家については資産税所得税共に特別調査部門を設けて、長期に亘って一般の納税者とは別個に監理していますから、資金が移動すれば直ちに金融機関より税務署に通知が行くようになっています。そして過年度所得の脱税などが発覚して時効所得など出ることがあっても税務署では“何れ相続税で払って貰えるからいいんじゃないの?”などと笑っています。昔お得意先だった資産家のFさんは生前幾度も受けた税務調査から”わしの財産がどんだけあるかはわしより税務署の方がよう知っとるわい“とよく言っていられたことが印象深く心に残っております。そんな大口資産家の海外送金を税務署が見逃す訳もなくこの長男も世間知らずのアホボン(と謂っても61歳)でしたね。
ちゃんと申告すれば受けられた配偶者控除50%なども不正所得では受けられず、重加算税と延滞税に相続税法違反の裁判所の罰金をトータルすると40億円を超すと思われますから、このアホボン悪知恵を働かした結果が正しく申告していれば控除が受けられた配偶者控除20億円を加えて60億円ほど余分にお国に奉公したことになります因果応報と云った処でしょうか。皆様も金融資産の脱税は我が国では絶対に報われないものであることを知ってください。それが嫌なら全財産を持ってタックスヘイブンのケイマン諸島にでも移住されたら如何ですか。法人税や所得税は無税でも相続税だけ日本の2倍取られたりして…(;;)
日大苫小牧の暴力事件隠し得(どく)で返さずに済んだ夏の優勝旗には甲子園にまで行きながら試合の直前に無情にも四国に追い帰された明徳義塾の怨念が籠っていましたよね。今回の日大苫小牧高校卒業式終了後の二次会の居酒屋で3年生の野球部員達が繰り広げた飲酒喫煙騒ぎの発覚は騒ぎを見兼ねた来客の通報だと謂うことですが、私には昨年の事件に負い目を感じていた心ある人々が彼等の掌を反したような様変わりへの義憤から起こされた行動であったと考えています。高野連も昨年夏の結論には賛否両論であったでしょうし、世論も大きく揺れましたから、高野連も名誉挽回で今度こそ全会一致で同校に引導が渡されたものと思います。学校も高野連に変に楯突くと夏の大会まで出場停止の藪蛇となりますから、ここは大人しく高野連の言い成りに辞退届の提出となったものでしょう。全ては昨夏の事件が惹き起こしたものでありました。明徳義塾も怨念が僅かでも晴れたでしょうが、本当は自校が選ばれて決勝戦で日苫を遣っ付けたかったでしょうね。
少し早目でしたが卒業式が終わったら3年生でなくなるのでは?と不思議に思いましたがどうなんでしょうね。私達の時代では卒業式は3月25日頃で卒業証書を貰って学校とさようならしていたと思いましたが、今は“蛍の光”や“仰げば尊し”を歌ってもまだ次の日も学校へ行っているのでしょうか、それとも今では12月の早くから推薦の大学受験などあるし、ゆとり教育の影響で3月は勉強はお休みで先生は3年間に1回の安息月なのでしょうね。(^^)
日本女子プロ開幕戦ダイキンオーキッドは若手プロの台頭に発奮したプロ12年目34歳のベテラン西塚選手が初優勝し、さくらちゃんは無念にも1打及ばず2位タイに終わりましたが、ハワイから帰国して風邪を引いた中をキャディーのお父さんと喧嘩をしながらも7アンダーは見事なスコアで立派でしたね。(^^)

国民保険料の恐怖

暖かかったお正月でしたが2月に入って急に寒くなったり雪が降ったりと天候不順が続いていますが、気候が急変すると体調を崩す方が多くてインフルエンザが蔓延し、小学校も学級閉鎖の処が多いそうです。小生も愈々確定申告の真っ只中に突入し、沢山の書類に埋もれて日夜踠(もが)いて居り、何時もの風邪引きから疲労が蓄積していますが、風邪だけは酷くならないようにと心に念じております。どんなに寒くても1輪車に縄跳びと戸外が大好きな1年生の孫がダウンし先週初めからインフルエンザに罹って高熱を出していましたが、感染するとかでお見舞いにも行ってやれず不憫でしたが週末漸く良くなったと思ったら今度は5年生の孫が調子悪く医者通いとなって、確定申告の戦力である愚娘も仕事どころではなく右往左往していますから事務所も弱り目に祟り目です。(;;)
今年から年金控除や老年者控除の廃止減額などによりお年寄りの税金が大幅にアップすることは先々週お知らせしましたが、この増税には意外な副産物が二つも隠されていることにお気付きでしょうか。
それは収入が昨年と変わらなくても控除額が大きく減ったことにより課税所得(税金の対象とされる所得で、総所得金額から所得控除を引いた金額)だけが増加することになりましたから、厚生労働省の定める窓口負担金免除の所得限度額(課税所得145万円)がクリアできなくなり10%の自己負担であった人が今年4月から20%(10月から30%)と3倍に跳ね上がる人が一挙に80万人も出てくることが分かったそうです(とっくに計算済みだったのか!)。これには厚生労働省も国税庁様々であり棚からボタ餅でしょうね。
尤も課税所得145万円といっても我々事業者なら食べて行けるには心許ない金額ですが、年金に換算すれば独身で350万円程度の金額となりますから、厚生年金と年金基金の両方貰っているようなリッチな人でないとまず対象となりません。従って一般の年金生活者はひとまず安心ですが、課税所得145万円が1000円でも跳ね上ると医療費負担がいっぺんに2倍や3倍になるなんて法律というものは不条理なものですね。せめて3%か5%刻みにでも段階的に上げればよいものを、お役人のすることは自分達の利害に関係ないことに限って細かい配慮や情けが全くありませんね。医療費の一人当たりの10%負担額が年5万円と仮定して試算すれば30%で800億円の増収となりますが、こんな年寄り苛めをする位なら年収1000万円を超える人達の自己負担額を僅か5%でも上げれば800億円をはるかに超える数字が得られると思いますが、そうすればお役人達が退職後自分達の懐に影響するので素知らぬ顔をしていることでしょう。
副産物のもうひとつは課税所得が増加したことにより年金受給者の住民税が自動的にアップすることによる国民保険料の負担増です。国民保険料は市町村によって異なっていますが、我が神戸市では下記のように定められています。
神戸市国民健康保険のご案内
住民税は家計を脅かすと言ってもそれ程でもありませんが、国民保険料が住民税の5倍以上であり且均等割や平等割と名付けた不平等なものまで付いています。(;;)更に介護保険もおまけとして付いてきますから、住民税を5万円(課税所得にして50万円)払っている方で年に30万円を超える負担を強いられて更に病気での自己負担30%ですから毎月の生活費は一体幾ら遣えることでしょうか?30%負担を含めて月額8万円がやっとでは霞(かすみ)でも食って行かねばならず仙人にでもならないことにはどうにも堪りませんよね。
神戸市はまだましな方であり、明石市や三木市のように固定資産割まで取る市町村や、国保の赤字が49億円もあるからと冗費節減もしないで料率を住民税の8倍も取るような福岡市など神戸市よりもっと高い市町村が少なくありません。
福岡市保険年金課|国民健康保険制度-保険料について
市町村は“国保の収支は赤字や”と宣(のたま)っていますが、判子を付くだけで高給を貪っているお役人達をリストラするか環境局へ配転してごみ収集させるかしてムダな経費を節減し、片や医者や調剤薬局の儲け過ぎに対し無関心で居ないで、全国市町村長会で製薬会社や医師会と厚生省の癒着を暴き、薬価や薬剤費の値下げを慫慂(しょうよう)して国保料を下げる努力を尽くして頂きたいと思います。
お正月4日のM新聞の一面トップ5段抜き記事は“国保30万世帯が無保険”と衝撃的なものでありその数は4年で3倍にも増加したものであり、如何に国保料が高いかを物語っているものでありました。国保は国民年金と違って生活に必要なものであり、30万世帯は保険を不必要としている人達ではなく資格証明書なるものの交付を受けている国保料の長期滞納者の数なのです。この証明書があっても30%ではなく100%の診療費や薬剤費を取られますが、証明書がなければ保険に適用される1点10円でなく、自費診療となり昔の交通事故のように1点30円とか50円の世界に入りますから、医者通いは蟻地獄と化します。
皆様は武田薬品が1兆円を超える売上に対し40%もの経常利益を上げていることをご存知でしょうか。薬九層倍と謂いますが、ただで作ったものを売っても人件費や広告宣伝費に多額な費用を要しますから40%の経常利益は只者ではありません。我々庶民は原価が殆んどゼロに近いものに多額なお金を払って居ることになります。不景気な昨今雨後の筍のように一等地に出現するお店は調剤薬局かドコモが定番となりました。それ程彼等は美味しい商売をしている訳ですが、その利益が我々庶民の国保料に負っていることを気付かねばなりません。又、昨秋発表された “開業医の黒字228万円”3段抜きの大きな見出しを見てびっくり、私はこの記事を読んで228万円が年額でなく月額であることを知り更に驚きました。恥ずかしながら年額と早合点していたのでした(;;)何でも厚生労働省が2年に1度実施しているアンケートでの集計結果だそうですが、高額所得の医者は回答を保留したしたでしょうから、回答した底辺の医者だけで年間収入2700万円にも達することになります。医大への投下資本が幾ら高く付くとは言え、どう考えても年収入はこの金額の半分以下が妥当なとこではないでしょうか。
書いていると段々腹が立ってきますよね。我が国の現在の実情は女衒に娘を売らねば餓死を待たねばならなかった江戸時代悪家老悪代官の百姓泣かせと少しも変らんではありませんか!
大地震を待ち焦がれる耐震偽装のヒューザーといい、庶民の利息をネコババして7兆円も利益を出す銀行や政府、自浄努力も尽くさないで保険の赤字を保険料の値上げで補う福岡市等々数えてみれば弱者が虐げられるばかりとなったこの世の中随分と歪んで参りましたが、飼い馴らされた猫みたいに大人しくどうして誰も文句も言わないのでしょうか。これから益々国民の貧富の差が大きくなって行くように思えてならないのですが…。平成の西郷南洲翁は最早現れないのか!
紀子さま久し振り(12年?)の“おめでた”は本当にお目出度いですね(^^)心からお祝いを申し上げたいと思います。小泉首相も意気込んでいた皇室典範改正案も紀子さまの“おめでた”で急遽見送りとなりました。皇室内のアンチ雅子派の密命を秘かに受けて紀子さまも“私は皇太后になるぞ!”と意気込んで40歳を間近に控えながら秋篠宮さま共々奮励努力を重ねられた結果でありましょうが、私は残念ながら今の皇太子や秋篠宮がお生まれになったこと自身突然変異であり、天皇家は女腹(おんなばら)の家系だと考えていますから今度のお子さんも間違いなく女の子だと思っています。
4月にはエコーで分かるそうですが、紀子さまも落胆されてどんな顔をされることでしょう。
顔と謂えば紀子さまはTV画面で見る限りでは何時も目を細めて微笑みを絶やさぬ観音菩薩のようなお顔をされていますが、あれはきっと営業上のお顔なのでしょうね。でも人間と謂う者はそうそう外面(そとずら)ばかりではストレスが溜まって生きて行けませんから、きっと紀子さまもお家ではいつも…(;;)
ホリエモン事件が一服したら今度は九州の福岡や熊本で耐震偽装事件が再発しています。耐震偽装は何れ全国的な展開となり日本中のビルの半分以上が耐震基準を充たしていないことが判明すると思いますが、これらは全てお役所の審査能力の不足(欠如か!)を業者に読まれてのものでありお役人がメクラ判を押した結果なのです。鉄筋のミリ数なら兎も角構造計算書で16戸になっているマンションの部屋が21戸もあったなど素人が見ても明らかですからお役所があきメクラで何も見ていないことが良く分かりますね。耐震偽装は起こるべくして起こった事件でありました。自社ビル120戸の半数以上について身障者用の客室や駐車場を他目的に流用するなどセコイことをしていたビジネスホテル東横インも耐震偽装事件のお陰で随分と世間の風当たりが弱くなっていますが、こんなセコイことをする会社ですから耐震基準も再調査した方がよいのではないでしょうか。一般的に欠陥ホテルやビルのオーナーは被害者であり悲劇の人とされて巷の同情を買っていますが、東横インに限ってホテル建設に総研やヒューザーなどが関与していたらどんなにか世間が喜ぶことでしょうにね(^^)
富山県の若夫婦に20枚来た年賀状のうち1等が2枚も当たっていたと新聞が報道していました。1等の当選確率は50万分の1だそうですから、M銀行垂水支店の3億円や2億円の宝籤など傍へも寄れませんね。(^^)私なんか毎年200枚近く賀状を頂戴しますが毎回切手シートが数枚当たるのみでしたが、よく考えてみたら何時しか私は3等4等の番号しか調べていませんでしたからひょっとして1等が当たっていたのかも知れませんね(^^)。宝籤と同じで当たっていても気付かずに取りに来ない人の方が多いのではないでしょうか。郵政公社でも過去の当選者からデータをとればきっと1等を取りに来た人は圧倒的に年賀状の受領枚数20枚以下の方になると思いますよ(^^)
久し振りの日朝間協議に際して北朝鮮の次官らしい柄(がら)の悪い男が拉致について記者団の質問に対して“拉致問題については我々にも言いたいことがある”などと思わせ振りな言葉を吐いたので何を言い出すかと思ったら“横田めぐみさんの遺骨を返せ”ですって、取り返せば遺骨のDNA云々は証拠がなくなると浅墓に考えてことでしょうが、弱腰で軟弱な日本代表も“めぐみさん本人さえ連れてくれば今すぐにも何処の馬の骨とも分からぬ遺骨は返してやる”位のことが言い返せなかったのでしょうか。こんな盗人猛々しい人の倫を知らぬ連中には面と向かって“めぐみさんを連れてこないとすぐさま経済制裁に踏み切るぞ!”と喚いてやれば良いのです。そんなことすら出来ないでいて、昨日武部幹事長が富山県での講演で息子ホリエモンの弁解の後で拉致問題が長引けば経済制裁も視野に入ってくるなどとほざいていましたが、こう謂うのを“痩せ犬の遠吠え”と謂うのでしょう。日本政府は彼等の報復など怖がって居ないで即刻北朝鮮に経済制裁を通告すべきです。報復が怖くて何時も彼等の言いなりになって来ましたが、それが彼等の思う壺であり計算済の処ですから、この際意表をついて”男は度胸“で臨むべきです。そのために“思い遣り予算”とか訳の分からぬ莫大なお金を払って沖縄で婦女に悪さをするだけしかの能のない用心棒兼居候(米軍海兵隊)を養っているのではないのですか。
トリノ五輪が開幕しましたが、体形の悪い日本人には不利な種目が多く、私は唯一自転車の女王スピードスケート500m大菅小百合選手に金メダルを期待しておりますがどうなることでしょうか。

今度は2億円!

“芋の子を洗うような…”と謂う表現がありますが、私に割り当てられた先週木曜日2月2日垂水漁港水産会館での確定申告無料相談会場の様子は正にそれであり、当日の担当税理士5人に対し還付申告(一部には納付も)会場には未だ本来の申告開始日(2月16日)が始まらないのに9時開始の処を朝8時40分に到着したら既に50名以上の申告希望者が押し寄せて居られました。前日から始まったばかりの申告相談会場ですが2日目にしてこの状況では申告期限終盤はどんな修羅場になることでしょうか。早い時期に当たった幸運に安堵の思いでした。与えられたカウンター席の内側へ入っていったらカウンターの外に座った申告者から口々に“アカン、アカンそこは先生の座るとこや”と咎められ“僕が税理士です”と言ったので皆“すんまへん”と大笑い、私も歳格好とラフな服装(寒さ凌ぎ)のため年金申告者と間違われたものでした。(;;)

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私の場所から写した会場で青いジャンバー姿の人達は納税協会や商工会議所の相談職員で黄色いジャンパーが税務署員です。厳密に言えば青いジャンバー達のしていることは税理士法違反なのですが、申告時期だけ税務署も黙認しています。然しプロではありませんから“源泉分離の株式譲渡は申告せんでもええんや!”といい加減なことを言っていましたが咎め立てるのも大人気なく申告されていた年金のお爺さんをお気の毒に思いましたが、相談員も申告のお手伝いをするならもう少し勉強をしてから来たらどうだ!
右に見えるのは医療費など簡易な申告に使われるタッチパネルと呼ばれる申告書のOCR用紙を入出力するものであり、下手な字で書かれると機械が読み取れなくて、後で税務署員の負担が重くなるために設けられた申告書作成ソフト(但し2枚目は手書き)ですが、若い人は脳味噌が柔軟ですから相談員の指導の下に結構使っていましたが、年金申告の方などには当然に敬遠されていました。(^^)
ライブドアの堀江前社長は側近が全員偽計(証取法違反)の容疑を認めたに対し只一人保釈の権利まで放棄し罪状を徹底して否認しつつ検察と戦っています。巨額の脱税疑惑まで飛び出す中を本人には確固たる信念に基づく抗戦でありましょうが、私は彼の姿から嘗ての26歳で自裁した光クラブの社長山崎晃嗣を思い起こしました。
彼山崎晃嗣は終戦後の荒廃時、東京大学法学部の在学中に銀座のヤミ金融会社光クラブを経営し、最後は社長室で青酸カリを呷り自殺しましたが、出資者から月13%の金利で金を集めその金をトイチ(10日で1割の利息)の高利で客に貸し付け僅か1年余で月商5000万円(現在の30億円位か)資本金600万円株主400人もの会社に急成長したものの出資法違反で当局の手入れを受けて破綻し、金融に対する法律が未だ未整備であったために処分保留の儘釈放されましたが、押し寄せた出資者に金が返せず自死したものです。遺書には“貸借法、全て清算カリ自殺”と洒落紛いに書いてあったそうで“人生は劇場だ”と自分の死までドラマティックに演出した死は、巷に大きな波紋と衝撃を投げ掛け、高木彬光の小説の主人公や映画にもなりましたから戦中派の方なら未だご記憶の方も居られることでしょう。時は昭和24年11月、彼が死で償ったものは多数の出資者に対し多額の損害を掛けたことに対する贖罪でありましたが、今回のライブドア事件が真実堀江前社長の作為によるものであるとすれば堀江前社長とて多数の大衆投資家のなけなしの資金をふいにさせた罪は浅くありません。うちのお得意先でもライブドアの株を買って500万円以上損をした方など多数居られますが、スイスに隠されたと謂われる数十億円の裏金も株主9千億円もの損を埋めることなど叶わず、証取法違反如きでホリエモンに充分な罪を与えるとは思えませんから、彼はどう贖罪するつもりでしょうか。奇しくもホリエモンは本年正月TVで占い師の女王細木数子さんと対談し、“あなた此の儘だと3年以内に自殺するわよ!”と告げられました。彼女は株式の分割など専門的なことは知る由もありませんから霊的な啓示に基づく発言であったとしたら恐ろしいですよね。彼と山崎晃嗣を重ねることは亡くなった山崎氏を冒涜することになり兼ねず逡巡しますが、私はホリエモンに山崎晃嗣の気骨と気概を持って頂きたいと願って居ります。然し果たして彼にそれだけの根性と度量の持ち合わせがあるでしょうか。山崎晃嗣は学徒動員で幾度も死地を彷徨った古強者ですから死ぬことなんか何とも思わなかったでしょうが、ホリエモンさんは若者が軟弱化した最たる世代の中での誕生ですから先ずムリでしょうね。(;;)
“苦労してお金を儲けるのは頭が悪い”中国では最近こう言う考え方になってきたと日経ビジネス Expressに書かれていますが皆さんはどう思われますか。ホリエモンが苦労せずに金儲けをしたというつもりはありませんが、少なくとも額に汗して得たお金とも思えませんね。日本ではお金儲けは苦労するのが当たり前で、昔から地道に働いて一家を成したような人が尊敬に値する人間として評価されますが、中国社会では楽にパッとお金を儲けた人が、最も優秀で社会的にも憧れの対象となり、苦労をしてお金を得ているような人はあまり高く評価されない傾向にあるそうです、どう考えても少しおかしいですね。こつこつと努力する人を評価する社会にならないと、中国はホリエモンのような連中だけがのさばって何れ中国経済は崩壊するのではないでしょうか。
ホリエモンの逮捕拘留に伴ってライブドアの新しい代表取締役の一人となったのは熊谷史人ですが、彼は同社によるニッポン放送買収騒動の少し前であった昨年初め“株式と謂うものは最後は株価が1円になるまで分割してもいいんです。それで1兆株発行すれば時価総額は1兆円になるじゃないですか” と発言した当の本人だと日経ビジネスExpressは書いています。ホリエモンに洗脳されての発言と思いますが、こんな人が代表取締役では先が思いやられますね。1株券を1兆枚も印刷していたら株券印刷代が10兆円以上も要する勘定ですから机上の空論であることは明らかであり、こんな話を真に受けた投資家がアホだったのでしょう。こんなに怪しげな奴が後の社長ではライブドアの前途に光はないと見ました。
言志晩録 第1条
『一燈を提げて闇夜を行く、暗夜を憂うこと勿(なか)れ、只だ一燈を頼め』
西郷南州翁座右の箴(しん)に含まれた言葉ですが、人と謂う者は誰も光(人が辿る正しい道)を恃(たの)まずして生きてゆくことはできぬことを忘れないで下さい。
相生市の“ど根性大根”がアホな園芸屋の助言で遂に帰らぬ人(大根)となりました。今後宝塚市の研究会社に委託して茎を切り取りクローン人間ならぬクローン大根に挑戦されるそうですが、3億5千万円に賭けた市長さんの執念の悪足掻きかと思われます。然し水耕栽培を試み再生の親となった吏員さんには我が子を切り刻まれるような思いであり複雑な心境だったのではないでしょうか。(;;)
先週の報道で大阪南港の住宅街で蚊が発生したと報じています。欧米で広がる西ナイル熱は鳥から蚊を介し人に感染するそうであり、発生源は側溝の集水部と判明しその数凡そ750万匹にも達するとか…南港の住民は近くに野鳥園があるため戦々恐々の状態ですが、市では春からの発生に備え薬剤散布や網掛けなどの対策を練っているそうです。
市は害虫の駆除には薬剤散布しか念頭にないようですが、この方法は2次公害を惹き起こす恐れがありますから、天敵を利用する方法をどうして考慮しないのでしょうか。うちの庭には数千匹の蚊が雑草の陰に隠れ住んで私が土いじりをしていると、ワッと押し寄せてシャツの上からでもお構いなく刺して行くので、蚊取り線香を焚きながらの作業となりますが、一方事務所の玄関にある水槽の金魚達が年中餌をねだっているところから、妙案を思いつき春先から庭のところどころにバケツを置いて水を入れておくと数日でボーフラがうじゃうじゃ孵って水中を跳ね回っていますので金魚用の目の細かい網で掬っては水槽の金魚達の食事に供することにしましたが、ペレットなど市販の餌と違って動く餌は本能的に大好物ですからあっという間に食べ尽しおねだりまでしています。
市が薬剤など用いないで発生源である側溝や側溝の集水部に金魚やめだかなど鯉科の魚を放流してやれば大好物のボーフラなど1匹も居なくなる筈であり、ボーフラの駆除と水質浄化と一石二鳥ではありませんか。え?薬剤のほうが金魚より安く付くですって?そんなことはありません。金魚は1回放流すればよく薬剤は毎週撒かねばなりませんから人件費を考えると問題なく後者が高く付きます。大阪市も天下りの居る下請け衛生会社に気を遣ってお金まで使わねばならずご苦労様なことですね。(^^)
東京での女子プロテニスでロシアのシャラポアを圧倒して女王の復活なるかと期待されたスイスのヒンギスでしたが、伏兵デメンチュア(ロシア)に翻弄され完膚なきまでに打ちのめされ優勝を逸しました。前日デメンチュアが“明日は良い勉強をしたい”と謙虚な言葉がヒンギスを守りのテニスへと後退させたことが敗因だったでしょう。前々日準決勝シャラポアに対し同じ言葉で臨んだヒンギスでしたから守りに入ったシャラポアに攻め勝ったことを忘れていたことが致命傷でした。(;;)勝負と謂うものは受けて勝つには相当な力量差が必要であることを思い知らされましたね。

税務署がパニックだ!


年末調整が終わってヤレヤレと凝った首を回していたら、もう確定申告の秒読みに入りました。昨年からの税制改悪でそれまで所得税がゼロであったのに、今年の申告で納税義務者となる方がやたらと多くなりました。うちの事務所でも昨年まで扶養家族として控除されていた方が年金控除の減額に伴い扶養家族から外され、更には老年者控除の廃止に伴い年金から税金まで控除され申告する羽目になりダプルパンチを受けた方が多数出て参りました。天国から地獄へ真っ逆さまとはこのことであり息子からは扶養家族が減って税額が増えたために厭な顔をされるは、税金は取られるでは、それでなくても家の中で肩身の狭いお年寄りが可哀想でなりません。
小泉総理にこうした弱者の痛みが分かるのか!いいえ、生来のお坊ちゃんに痛みなど分かる道理がありません。こうして捻出された税金はブッシュさんのご機嫌取りでイラク派兵の諸経費として浪費にされるのでしょうから我々国民は全く遣り切れませんよね。(;;)
今日は今回の税制改悪に伴って税務署や我々税理士更には申告者に降り懸かった種々の災難についてお聞かせしたいと思います。
先週月曜日に須磨の寿楼で須磨税務署と近畿税理士会の須磨支部両者で毎年恒例の確定申告税務署支援日の打ち合わせ会がありました。確定申告の応援は40年以上も年中行事で狩り出されていますが、その昔は昼食位出ていたのですが最近の10年位は手弁当となっています。(;;)
国税庁では確定申告時期になると毎年商工会議所や納税協会の名を借りて我々税理士を半強制的に狩り出し各所の会場で申告指導をさせることが何時の間にか不文律となり当たり前となってしまいましたが、その原因は他の役所と違って日頃の仕事の消化だけで目一杯忙しい税務署では到底3月15日までの1ケ月半にどっと押し寄せる申告者(事業所得者ばかりでなくサラリーマンのサイドビジネスの申告から医療費控除や住宅取得控除に加えて中途退職者まで)の殺到に到底対応仕切れないのです。受付事務などはバイトの女子を雇ってでも凌げますが、何せ申告の中身は難解な所得税法が理解できていないとどうにもならないため税務署員でも法人税や酒税部門の人はイマイチ役に立たず、税法のオールラウンドプレーヤーである税理士が重宝される所以です。何やら弁護士に判事さんの仕事を手伝わせているようで法曹界なら到底赦されぬことですが、税務署の場合増加する納税者に対し職員の絶対数が少なく、ここ数十年来高度成長による納税者の増加にも関わらず税務署の人員は55000人と定められており削減予定はあっても増員は全く望めなのが現状です。已む無く酒税や徴収部門を縮小して課税調査部門に人員を回していますがそれにも限界があり現在では全国で税務署員とほぼ同数の税理士の協力が欠かせぬのが現状です。我々とて1年中で蟋蟀の手を借りたい程一番忙しい時期ですからお国のご奉公は切ないものですが、税理士会のお偉方達が国税局の幇間のような連中ばかりですから反対して彼等に睨まれるとロクなことがないのでじっと我慢の子で協力しています。
我々が狩り出される日数は税理士数の多い税務署と少ない税務署では大きく異なっており、法人の多い神戸税務署や東税務署は税理士数が多くて1日程度ですが、郊外の住宅地を管轄する税務署は申告者が多いため税理士も日数が3日-5日と多くなります。
私の地元須磨税務署は後者に属するため3日程度ご奉公することになっていますが、寒い部屋での昼食も出ない一日仕事は結構ハードであり、寄る年波には勝てず、確か以前高齢者は確定申告の支援が免除されると聞いていましたので、70歳になり医療費の自己負担分も昨年末から2割になったことだし税理士会にその旨をメールで申し出たら“高齢者の免除対象者は75歳からに決められて居る”とポンと蹴られてしまいました。(;;)
つい十数年前まで定年は55歳だったのが何時の間にか60歳になり今や65歳の声が聞かれる昨今ですが健康保険も医療費も70歳から高齢者とされるのに、税理士会独り75歳からを高齢者と決め付けるのはどういう訳じゃ!
30代40代の働き盛りの税理士と70代の税理士を同じ条件での土俵ではちょっと酷いですよね。ま、日本税理士連合会の偉い人たちが国税局へのお為ごかしで決めたことだし昔から“泣く子と地頭には勝てぬ”と謂いますから我々雑魚は“ごまめの歯軋り”で泣き寝入りするしかありませんが、何処の世界でもトップの連中は最も大切にしなければならぬ下っ端への思い遣りに欠けているように思いますが、よくよく考えて見れば我が国では弱者は踏みつけるものであって、下っ端のことなんか考えている人達は何百年経ってもトップに上がれない仕組みになっているようですね(;;)税理士会もその例外ではないようです。我々から年間8万円余総額50億円もの会費を取っては自民党に巨額の献金をしてながら財務省の税制大綱から中小企業の留保金課税の廃止すら阻止できないのでは何のための献金やら我々は踏んだり蹴ったりですが、こんなことは毎度のことであり、“艱難辛苦汝を珠にす”とか謂いますよね。お陰様で私達木っ葉税理士も雑草並みに少々のことでへこたれぬ人間に鍛えて頂きましたから上部の連中に心から大いに感謝すべきでしょうか。(^^)
何時ものことで話は他所に飛びましたが今年から大変だと私が言ったことは高齢者のことばかりではなく、この3月には消費税法の改悪により05年に課税事業者となった事業者(03年度の課税売上高が1000万円超である事業者)の申告と、更に冒頭に述べた年金の新規申告者がどっと出て参ります。聞けば須磨税務署だけで消費税の新規課税事業者が2500人、年金の新規申告者が3000人都合5500人増える算用だそうで、全国の税務署の数が524署あり須磨は丁度中規模税務署ですから全国の新規申告義務者は消費税年金を併せ少なくとも300万人近くになるのと思われ、現在の申告者はせいぜい1000万人強ですから、この30%増しの300万人の方々の新規申告に対応する能力は現在の税務署には到底なくこの状態は尋常ではありません。
その理由は愚かな政府が第一線の申告事務処理能力については何も考えずに所得税法や消費税法の改悪を閣議決定したものであり、現場軽視の誹(そし)りを免れず誠に遺憾千万でありますが、法律と謂うものは変えればよいと云うものではなく執行面の事務能力の限度まで配慮したものでなければなりません。自主申告が建前でも納税者に申告書を書く能力がなければ税務署が構って遣らざるを得ませんよね、税務署職員の方も大変ですが詰まるところ、我々税理士に究極の皺寄せが来ております。須磨税務署の支部に対する提案は昨年まで対面1対1の指導であったのが、今年からは税理士が一人カウンター2脚の内側に居て申告来場者を8人同時にこなして呉れとの要望ですが、聖徳太子であるまいし同時に8人も対応できる道理がありませんし、この年寄りに朝から晩までカウンターの端から端まで独楽鼠のように動かされるなんて体力の限界を遥かに超える苦役です。余りの役所の身勝手さに義憤を覚え個人課税一統括官にその旨詰め寄ったら“未だ案の段階なので…”と逃げを打たれました。恐らく税務署内部でも花火大会での朝霧歩道橋のような事態を避けようと焦燥感から出た発想であり苦肉の策ではなかったかと思いますが、税務署とて被害者なのです。聖徳太子でも居ないと捌けない多くの申告義務者を作ったのは一体誰だ!
かくなる事態に至った税務署では年金申告消費税申告について最早3月末までに申告が完了できるなど努々(ゆめゆめ)考えても居ず夏場を越えて気長に申告の慫慂をして行くつもりではないでしょうか。私は本年還付会場での従事となったので未だ良かったのですが消費税相談に当たった税理士は大変です。困ったことには消費税は所得税と申告書の難易度も一味もふた味も違い一口に5%と謂いますが書類の上では国の消費税4%と地方消費税1%を別計算で算出する仕組みであり、その算式と記入方法がメチャ煩雑であり、その中でも簡易課税と呼ぶ奴は複数業種を営んでいる人達には簡易どころか難易度の高さでは他の税法の比ではなく、難解課税と呼ぶべきものであり、恥ずかしながら我々税理士も実計算に自信が持てず消費税ソフトに頼るところが多いものです。市町村も1%の消費税を貰っているのですから、申告期間中だけでも地方自治体からそれに見合う人員を供出して貰えば頭数だけは揃って申告処理が可能な筈なのですが、地方自治体の連中は不勉強で消費税を1%貰いながら全ては国におんぶに抱っこであり、消費税法など何も知らぬ無駄飯喰らいの奴ばかりですから来て貰っても邪魔になるだけであり、マイナス効果ではどうしようもありません。(;;)
国税庁も少しは頭を働かせて消費税の申告書は5%で記載させれば申告書の煩雑さが50%以上簡素化されます。そうしておいて入った税収の20%を地方交付税と併せて地方自治体に支払えば何の問題も生じないと思うのですが、何故かそれが出来ないで申告書を4%と1%に分けることで納税者、税理士、税務署員の三者を計算地獄に蹴落としております。実は二つに分けねばならぬにはそれなりの詰まらぬ理由があり、平成9年10月に消費税が3%から5%にアップされた際、それまで全部お国が取り上げていた消費税をアップ分2%を国と地方で折半するお約束となったものですが、3%当時に契約したリース料のなかで未だに僅かに生き残って息をしている奴がいるのです。リースは大体5年から7年程度ですから大半は現在終了しておりますが、電話など極く一部で10年リース消費税3%が僅かに生き残って居ます。その極く僅かな奴のせいで申告書がメチャ書き難くなっているのです。3%消費税の申告件数は納税者全体の1%にも満たぬ数ですから、その人達だけ別申告用紙を選択させればよく、極く極く僅かな納税者のお陰で99%強の者が難解な申告書を強制させられるのはどう考えても不可解であり、国税庁が自分とこのソフトを改造したくないばかりに多くの納税者や税理士だけでなく己が身内である税務署員にまで迷惑を及ぼしていることに気付かぬ能天気さにはほとほと愛想が尽きます。(;;)
売上が1000万円程度なら儲けも知れていますから税理士にお金を払ってまで申告書を書いて貰う事業者は半数もありません、1日仕事でも無料の申告会場や税務署へ来る方が多いものと思われます。消費税法の改悪の筆下ろしをした財務省のエリート役人共は一体から第一線の税務職員の怨嗟の声をどう聞いているのでしょうか。(;;)得意先は少しも増えないで無料相談日ばかり増える我々税理士の恨み節もついでに聞いて頂きたいものですね。
今度の申告にはそんな消費税など払えるか!と申告にすら来ない事業者が相当数出ると思いますから、無申告者への訪問と申告の慫慂は、限りなく根気を必要としますが今年の夏は各税務署個人課税部門の方々には正に受難の年となりそうです。
江戸時代から幕府は片道平均3000両を要すると謂われる大名の参勤交代や江戸城の城壁改修などを命じて各藩の財政を追い詰めて謀反などを起こさせる芽を摘んできましたから、各大名は年貢を操作して窮乏する懐(ふところ)を補っていましたよね。そのために藩士の俸給を下げることは勿論、代官を増やして反当りの年貢を増やしたり百姓の隠し田などを摘発し、更には新田の開墾とあらゆる方策を講じて藩の財政を維持してきましたが、今回の改正は藩士の俸給には手を付けず、代官も増やすことなく郡役所に年貢増額のお触れを回しただけの如き状態ですから、此の儘ではお役人の思惑通りの税収が得られる道理がありません。
税務署の消費税担当の方々は納税者に八つ当たりなどしないで消化もできない法律を闇雲に改悪し、更に申告書の簡素化も考えないで己の昇進や天下り先のことばかり考え、下々のことは考えようとはしない財務省のエリート役人達に対し一致団結して百姓一揆ならぬ税務署員一揆を全国一斉に起こされたら如何ですか。きっと税理士も味方するでしょうし、何より申告などくそ食らえと税務署員が叫んでいるのですから一般庶民が大喜びしますよね。政府も税金が入ってこないのでは忽ち干上がってしまいますから増税案を作った財務官僚を税務署の第一線に更迭して国民や税務職員を宥(なだ)め、更には内閣総辞職をして事態の収拾を図ることになるは必定ですが、第一線に更迭された元エリート官僚達は自らが蒔いた種とは謂え惨めでしょうね。彼等には法律案を作ることはできても、”評論家に小説書けぬ“であり、申告書を書く力など全くありませんから、確定申告書を見ても何が何やら分からず、税務署に入ったばかりの高校出の若造に”東大出とって、そんなことも分からんのか!“とバカにされる羽目となるでしょうから小気味がいいですよね。(^0^)/
じいちゃんの独り言ならぬ先週月曜日の夜に見た “じいちゃんの遅い初夢”でした。(^^)
皆様確定申告をされる方今年は特に早く行かれたほうがいいですよ。建前は2月16日からですが、還付申告は1月20日に申告用紙が到着した方の中でその日の内に早や数十名が来署され申告されたそうです。税務署では何時も9時からではなく8時半に開署していますから8時過ぎに並ばれたら早く済みますよ。
水耕栽培ですくすく育っていた相生市の”ど根性大根“が危篤だそうです。何でも種を取るために元気付けようと園芸屋に相談したら”土に戻せ“と言われて土に植えた途端に様態が急変し茎が曲がってしまい危篤状態になったそうです。未だ根も出ていないものを土に戻すとは我々素人が考えても非常識極まるものであり、園芸屋も何を考えているのでしょうか。役所では慌てて水耕栽培に戻し識者の意見を参考に集中治療室に入れて回復に努めているそうですが果たして病状は回復するでしょうか。相生市では毎週月曜日に”ど根性大根“の成長記録を更新していますから、皆様明日30日をご期待下さい。(^^) 閉鎖されていたりして…(;;)
今日は税金の話が長すぎて、お伝えしたいことは山ほどありましたが紙面が尽きました。今日は税金に興味のない方御免なさい

2005.11.6

11月の声を聴くと心なし蟋蟀の鳴き声も物悲しく聞こえます。先月漢字検定試験に行った折に会場近くの休耕畑で鳴いていたエンマ蟋蟀を発見し、早速翌夕方昆虫箱持参で十数匹捕まえて帰り、1槽増やして二星蟋蟀の隣組となりました。野生なので環境の変化に耐えられるかと心配でしたがどうやら落ち着き1週間前からコロコロと癒しの鳴き声を響かせてくれるようになり私を幼い頃の陶酔と至福の世界へと誘(いざな)ってくれて居ます。

このエンマ蟋蟀の変わったところは大人しく眠っているかのときにブレンダ・リーやコニー・フランシスなど女性ボーカルを聴かせると決まって鳴き始めます。(^^)蟋蟀が鳴くのは異性を呼ぶときだけでなく、ライバルを追い払うときにもより激しく羽を震わして威嚇しますから或いは女性の歌声を恋敵の到来とでも思っているのかも…(^^)

昨年は二星蟋蟀と同居させてハーフを誕生させましたが身体ばかりでかくて鳴き声はチリチリンと二星蟋蟀であり今年は純粋種の誕生を願っていますがどうなることでしょうか。上手く行けば来年の8月初旬漢検の合格発表の頃に赤ちゃん誕生となり二重の喜びとなればいいのですが…(^^)どっちもダメだったりして…(;;)

ずっと以前にお知らせしましたが学校から夏休みの宿題に1年生の孫が持ち帰った朝顔の苗の残りを樽プランターに植えたのが6月26日でした。もうお仕舞いかと来年の種を採っていたら今朝10日振りに葉も殆どないのに最後の花が咲きました。咲かなくなっても何時もの習慣で毎日牡丹や芍薬などに与えていたHB101〔土の栄養剤です〕の残りを掛けていたのが良かったのでしょう、然し最後の余力を搾って咲かせたものか花もこれまでの半分の大きさしかなく、折角咲いたのに生憎の雨に打たれてとても可哀想でした。(;;)

20051106

"雨に咲く花"と謂えば30年位前に井上ひろしが歌ってヒットしたことを思い出しました。きっと覚えていられる方も居られるでしょう。♪儘になるなら今一度、一目だけでも…♪と唄った寂しく物悲しい歌でした。彼は若くてハンサムボーイでしたが何故かこの曲のヒット後間もなく病没しましたから人の運命(さだめ)は分からぬものですね。(;;)皆様も常々不時のことを覚悟して生きて居られるでしょうね。



アマの瀬川昌司さんがプロを目指して対プロ2勝目を挙げたことを先週ご紹介しましたね。愈々本日が第5戦の対局日ですが、どんな結果になったでしょうか、明日の朝刊が楽しみですね。奨励会からの年齢制限つきプロ入りしか認めてこなかった日本将棋連盟もアマプロオープン戦で瀬川さんがプロ相手に70%もの勝率を挙げた上での嘆願書の提出により不本意ながら条件付きでプロ入り対局が実現したものですが、今度は又もや日本将棋連盟が頭を抱える大きな問題が惹き起こりました。それは最近の将棋対局ソフトが改良に改良を重ねてメチャクチャ強くなりプロをも脅かす存在となってきたことが原因です。ことの発端は全国アマチュア大会でベスト16まで勝ち上がった将棋対局ソフトが先月公開対局でプロの某五段に善戦し、プロが苦戦を強いられ"あわや"という場面まであったからです。日本将棋連盟は事態を重く見てプロたるものが将棋ソフト如きに敗れるようでは連盟の面子が立たぬと今後ソフトとの公開対局を原則として禁止しました。瀬川さんに負けたことでも我慢ならないのに、CD・ROM1枚にプロが翻弄されるようでは連盟も血圧が上がりますよね。羽生、森内、谷川など極く少数のトーナメントプロを除いて殆どのプロがアマチュアへのお稽古を飯の種としていますから、お歳暮もお車代も要らない将棋ソフトにお稽古先を奪われることになっては何百人のプロが生活できなくなり、当然に日本将棋連盟もその存在理由を失うことになりますから大変です。然し時代も大きく変りました。江戸時代の大橋将棋は最早現在の将棋界ではアマにも通用しなくなり、その将棋界が今やコンピュータに席捲されようとしています。

時の流れと言ってしまえばそれまでですが、人間の頭脳に勝るコンピュータはなくても、計算だけさせるなら人間はコンピュータに勝てません。メモリーさえ大きくしてやればコンピュータは最短距離で王様を召し取るために数億通りの"読み"を数分間で済ますでしょうから人間が勝つ方が至難の技となるのも最早時間の問題となりました。瀬川さんも後1勝してプロになれてもその儘会社勤めは辞めない方が良いですよ。(;;)

囲碁界でも必ずや近い将来将棋と同じ現象が起こることが予想されます。今は王様を召し取るだけが目標の将棋と、碁盤の升目が将棋の4倍以上もあることや、自軍の陣地を広げながら、侵入してくる相手の石を召し取って己が財産にし、更には囮(おとり)作戦でわざと自分の石を相手に捕まえさせ、それを利用して数倍の利を得ると言った捨石作戦が人間の感性の力に負うところが多いので、先に損をすることを嫌う囲碁ソフトが人を制覇するには今暫し時間が掛かると思いますが、何れその内コンピュータが勝つ時代が到来することでしょうが、そのときにはきっと何もかもがコンピュータ主導の味気ない世の中になっていることでしょうね。人間がコンピュータに使われていたりして…(;;)



先日の夕刊に掲載された記事ですが、川崎市のマンション建設現場の地中から半年前ポリ袋に詰められた現金2500万円が見付かり大騒ぎになりましたが結局持ち主が現れず、建築業の男性と地主が折半して貰うことになったそうです。何でも以前の土地所有者が引越しの際忘れたものではないかと届けたそうですが、どうやら相続税などの税金逃れのお金だったらしく出所が説明できずに特定できず、この二人には棚からぼた餅でありました。

ところでどうして二人で折半になるのか不思議に思って遺失物法を調べましたが半年経てば時効で拾った人のものになるとしか記載がなく、よくよく調べて見たら民法にちゃんと書いてありましたよ。(^^)

民法241条

『埋蔵物は……その所有者の知れざるときは発見者その所有権を取得する。但し他人の物の中において発見したる埋蔵物は発見者及び其の物の所有者が折半してその所有権を取得する。』

法律とは明快なものですね。これではこの二人喧嘩の余地もありませんよね。埋蔵物なんて古めかしい表現は花咲爺さんの大判小判を思い出してしまいますが文字通り大判小判でしたね。(^^)

一体この二人の税金はどうなるのでしょうか。競馬の三連単の大穴なら兎も角、この事件は大きな話題になりましたから税務署では半年前から新聞の切り抜きをスクラップブックに貼付したに違いありません最早逃げられませんよね。地主さんや建築業の人が法人組織なら雑収入で通常の法人税等が約500万円課せられますが、個人なら一時所得となりそれぞれ600万円が所得金額となりますから税金も他の所得との合算になりますが60万円から最高でも300万円ですから圧倒的に個人が有利です。建築業さんが"仕事は会社にしていても見つけたんはわし個人や"と強弁しても税務署は"道で拾ったんなら個人やけど仕事中に掘っていて出てきたもんやから会社のもんや"とまず許して貰えないでしょう。(;;)

もともと税金対策で会社組織にしたのでしょうがこうなれば会社にするのも良し悪しでしたね。(^^)



先週の秋の天皇賞は菊花賞と様変わりも甚だしく、14番人気と無印ののヘブンリーロマンスが最終600mを32秒7の驚異的な末脚で駆け抜け本命のゼンノロブロイを頭一つ躱して大穴となりました。単勝で7580円、三連単は122万円も付きましたから、JRAにテラ銭を25%取られてもこれではファンが馬を辞められぬ気持ちが私にもよく分かります。

牝馬の優勝は13年振りとか20年目のベテラン松永騎手は牡牝混合GIレースの初制覇であり、正面スタンド前天皇皇后両陛下の前でヘルメットを脱いでの深々の一礼は松永騎手感極まってのことでありましょう。両陛下立ち上がっての拍手は彼にとっては生涯忘れられぬ想い出となったことと思います。役者冥利に尽きると謂う言葉がありますが、松永幹夫正に騎手冥利に尽きましたね。(^^)



垂水の商店街のど真ん中に位置していたダイエー垂水店が先月一杯で30数年の幕を降ろし町が一段と寂しくなりました。喜んでいるのは左右に店を開いているジャスコとコープ神戸だけであり、店員さんは親切だしレジが混まなくて重宝していた気短かな私など途方に呉れています。

ダイエーの閉店で気付いたのですが私が通ったダイエーのフロアは1階が殆どであり地階も2階3階も殆ど記憶がありません。どうしてかとよく考えてみるとあのお店には上りのエスカレーターがあっても下りは全て階段(他店のダイエーにも結構多い)となっています。歩くのを惜しむつもりはなく出来るだけ歩くことを心掛けていますが、歳を取ると階段は上りより下りのほうが遥かに恐ろしいのです。店舗経費節減が発想の原点でありましょうが所詮考え付いたのは働き盛りの年代の人達でしょうから老人が階段の下りのほうが怖いなど露(つゆ)考えず上りはしんどいが下りは楽やと自分達壮年層の体感をその儘浅墓にも店舗設計に組み入れたものと思われます。今や日本人の半分近くが老人ですから老人の行き易い店作りは常識であり来て貰えない限り買って貰えないのは自明の理ですが、悲しいことにダイエーは店舗設計に老人の意見を参考にする機会が作られなかったことや、或いは時折支店を訪問される中内社長が不運にしてあのお年まで足腰が強健であり、ご自身階段のことまで気付かれなかったことがダイエーに不幸を齎し社の運命を左右することになったのかも知れません。いくら2階や3階フロアをバリアフリーにしても"行きはよいよい帰りは怖い"では年寄りは敬遠しますよね。



今週の女子ゴルフミズノ・クラシックはアメリカ女子プロツアーの中に組み込まれており、アニカ・ソレンスタム以下強豪が大挙して押し寄せました。我等がさくらちゃんは終盤崩れて20位タイと沈みましたが、それにしてトップテンに日本選手が3名とは寂しいですね。まだまだ世界の壁は厚いようです。

さくらちゃんも持ち球をフェードからストレートに変えつつありますが、時折以前の癖が出てロングのセカンドで力が入りボールが左右に振れます。3つのときから覚えたものは中々急に変えられませんから気長に見守ってあげましょうか。

昨日のホールアウト後にアテストに向かう途中幼い女の子から声を掛けられて振り向いたさくらちゃんは3-4歩引き返し、手に持ったボールをポンと投げてあげましたから優しいですね。プロが引き返して来てくれたことはギャラリーにとっては凄いインパクトです。貰った少女とその両親は生涯変わらぬさくらファンになることでしょう。(^^)

観客あってのプロなのですから、ファンを大切にしようとするさくらちゃんのプロ根性は19歳乍ら流石だと感じ入りました。(^0^)/