愈々GWに突入しました。何時もと違って若干円安のため海外旅行が割高となっていますがそんなことは何のその、昨日海外に飛び立った日本人は至上初めて36万人に達したそうであり、貴重なドルの大量消費をすることになり円安に拍車を掛けることになるのでしょうか。幸い好天気に恵まれそうなGWですが皆様のご予定は如何でしょうか。

画像

この処お得意様借り物の写真ばかりで気が引けていました。今週は久し振りに庭のケマン草をご紹介しましょう。園芸屋さんで花が釣り糸のエビに見える処から俗名鯛釣り草などの名前で売られていますが本当の名前はケマン草と謂います。宿根草で事務所開設時に鉢から露地に下ろしたのがその儘毎年咲いて呉れます。もう一つ白花があったのですが、いつか雑草と一緒に刈られて消滅してしまいました(;;)
今日はお休みだし久し振りに税の申告現場が直面する税金の矛盾について触れてみたいと思います。ややこしい税金に興味のない方は次の章までパスして下さい。
先月初旬に確定申告時の税務署など申告会場での混乱振りをご紹介しましたよね、先週届いた我々の業界紙で紹介がありましたが、全国税労組の機関誌“全国税”4月10日号によれば、確定申告の繁忙期に税務署員の中で過労からの脳梗塞やクモ膜下出血など多数の犠牲者が出たと報じています。
普段は机上での執務が殆どですが、確定申告会場では立ちっ放しの荒業となり、それが連日の激務であり、更に今年は小泉増税のお陰で申告人口が何時もより300万人も多くなりましたから、我々税理士だけでなく税務署員の方々も増税の被害者であったものと思われます。それでも本家である財務省は仕事の楽チンな省内の人員はしっかりと確保しておいて税務署員の数だけを減らそうとしていますからその内百姓一揆ならぬ税務署員一揆が起こるのではないでしょうか。
同じ国家公務員でも暇で困っている処が幾らでもあるのに、既得権だからと人員数の削減を放置して歳入の第一線部隊である税務署員を申告人口の増加に反比例して減らすなんて一体財務省は何を考えているのでしょうか。昔植民地時代に奴隷に一日中扱(こ)き使って飯は半分しか与えなかった荘園の主のようですね。(>_<)
財務省は税務署員の人員を減らすより署の無駄な仕事を減らしてやるように配慮してやれば、随分と事務量だけでなく経費も効率化出来ると思うのですが、財務省は税務署の仕事のことなんかまるで分かってなくて法律だけ作って置いて執行面については素知らぬ顔であり、全ては税務署任せにしていますから実務を指導する国税庁も大変だと思います。
我々税理士が常々ムダの標本ではないかと痛感するのは赤字法人(全法人の40%)が申告に際して還付請求する預金利息の源泉所得税です。昨今ではこの不景気で多額な定期預金を有する赤字会社など殆どなく、普通預金の利率は10万分の1であり、10万円以上ないと1円の利息も付きませんから源泉所得税は7円で初めて1円発生する仕組みです。普通預金が常時100万円あると仮定すれば、半期の利息10円に対する源泉所得税(15%)は1円であり、私が声を大にして言いたいことは、この1円は法人が黒字の場合支払う法人税から控除されますが、赤字であれば請求に応じて還付される仕組みとされていることです。
ところが源泉所得税たった1円の還付であっても、税務署は台帳記入等はせねばならず、納税者?への還付通知書の印刷代や郵送代金に加えて納税者?から指定した銀行への振込手数料まで税務署の負担となりますから一体1円を納税者?に返すのにどれだけ経費が掛かっていることやら計り知りませんが、こんなことは財務省の御役人の全く与り知らぬ処であり、納付すべき法人税は100円未満を切り捨てられる(所得税も同様です)ことになっていますが、還付金についての端数処理の規定がないばかりにこんなにムダな血税の無駄遣いがされています。還付に関わる事務費や諸費用の総額は100円未満の還付金だけでも数億円を遙かに超えていると思われます。
所得税なら医療費控除しても還付金が百円しか期待できないのなら貴重な時間と煩わしい申告手続きなどを勘案して誰も申告に行きませんよね。法人の場合は赤字であっても申告が要件となっているためにこんな問題が起こります。
支払う方が100円未満切り捨てなら、返す方も同じく100円未満切り捨てても何処からも文句は出ないと思うのですが、偉いお役人は円単位であっても万単位であっても事務量や経費のことまで少しも気が回らないのでしょうか、一度エリート役人に税務署の管理部門の煩雑さを経験させたら、この低金利時代に無茶苦茶なムダに気付くと思うのですが、不幸にして財務省のエリート役人は入省6-7年目で“民(たみ)の暮らしを見てこい”と一度税務署勤務をしますが、たった1年間だけであり、それも署長室で判子を付くだけの仕事ですから民(たみ)の暮らしどころか税務署内部のことにも何も気付く道理がないのが実情です。
新米署長のお守り役を仰せつかる総務課長も厭言の一つでも言って署長の気を悪くさせ、自分の出世に影響してはならじ!と絶対に余分なことは口にしませんから、エリート署長は結局何も知ることも得ることなく貴重な1年をムダに過ごして本庁にご帰還されるのでした。(^^)
閑話休題(それはさておき)
愈々来月申告の3月決算で源泉所得税が1円しかない欠損会社が一件私共に登場します。税務署程ではありませんが、我々税理士も還付のための手続きで余分な用紙や印字が必要となりますからお得意先にお願いして還付請求を止めようと考えております。全く1円損する訳でもなく赤字が1円増えることで救済されますから、将来的には1000円の所得が999円(所得は1000円単位です)になって法人税が220円助かることだってそれこそ千に一つの可能性があることなのです。
私のような怠け者の税理士が沢山出てくれば税務署も1円還付をしなくても良くなり、そうなればムダな事務や経費が節約できますから少しでも血税のムダ遣いが抑えられその内塵も積もればで我が国の抱える860兆円の赤字が消える…そんなことはあり得ませんよね(;;)
昨日の万能川柳で”通帳に恥ずかしそうな利子2円“が入選していました(^^)
2円の利息はこの方の預金残高が常時20万円位あることを意味しますから立派なものですよね。私など利息が付いていない通帳があったので窓口で文句を垂れたら、“お客様の預金利息は1円未満なので切り捨てになっております、申し訳御座いません”と慇懃無礼にシラッと言われて通帳を突き返されました。(;;)
警視庁も罪ですね、もっと早くに逮捕していればよかったのに、姉歯さんを今頃逮捕だなんて奥さんは自殺するし自宅は売り払ったし逮捕を待ち焦がれていたでしょうにホテル暮らしで所持金も使い果たし保釈金の捻出にも苦慮するのではないでしょうか。(;;)
木村建設の社長や支店長そしてイーホームズの藤田社長まで同時に逮捕されましたが、それにしても諸悪の根源である総研の内河所長など未だ素知らぬ顔でHP上で営業案内などしておりますからド厚かましいにも程があり、この所長を捕まえる手段がないのでは日本の検察も舐められたものですね。こいつが欠陥ビルの発案者ですから謂わば主犯格ではありませんか、内河を逮捕せぬことには事の真相が明るみに出ずトカゲのしっぽ切りに終わるは必定ですが、世の中はどんなに悪いことをしても法の目を潜れば罰せられぬなど到底赦せることではありませんが、法と謂うものは網の目が大きく直接手を下した者と命じた者位しか罪に問えず、示唆した人間にまで罪が及ばぬ如くであり暴力団がいつもこの手で幹部等首脳部の安泰を謀っていますが真に悪い奴は最初に計画なり案を立てた奴に決まっています。耐震度の少ない欠陥マンションの住民達は法律になど頼らずにこんな時にこそ皆が結束してお金を出し合い、藤田まこと必殺仕事人かゴルゴ13でも是非招聘させて頂きたいですね。世に“お白州で裁てぬ悪を断つ”というではありませんか。
私のGWは仕事と野草ウオッチングに漢字検定の勉強の予定です。漢検の勉強は毎夜就寝前に1時間程度日課としていますが、昨日正解だった問題を今日解いたら×だったりで記憶力の儚さに加齢への嘆きは尽きません。然し漢字を勉強することは小中高と9年間を無為に過ごし、砂上の楼閣である大学受験以外まるで勉強と無縁であった無学な私がこれまで私だけ知らなかった新しい知識を身に付けることができるので斬新でとても楽しいものです。譬えば皆様は“画竜点睛”(がりょうてんせい)という言葉をご存知でしょうね、新聞などでは常用漢字外のため“画竜点晴”と書かれているのでうっかり誤って覚えていましたが、正しくは晴れではなく睛(ひとみ)なのですね。中国の偉い画家がお寺の壁に4頭の竜を描いてその内の2頭に睛(ひとみ)を入れたら本物の竜になって大空高く天に昇っていったと謂う故事ですが、殆どの方が旁(つくり)を正しく書けても偏が日になります。昨日6年生の孫と食事に行ってこの四字熟語を書かせてみたら旁(つくり)は合っていましたが偏は矢張り日偏になっていたので、故事の由来を説明してやり目偏でなければならないことを納得させましたから、もう彼は一生この四字熟語を間違えることはないと思います。そして幾ら忘れっぽい私でも自分のブログに記載しましたから先ず忘れることはないでしょう(^^)
女子プロツアー第7戦カトキチクイーンはさくらちゃんショットパットに苦しみ10位タイと不本意な成績でした。何せラウンド中は大半のギャラリーと多くのメディアのカメラが執拗に付きまとい、トイレに行くにも気を遣うでしょうから、そろそろ疲れが蓄積される頃です。1週位お休みしてリフレッシュの時間が必要ではないでしょうか。と言ってもさくらちゃんで持っているようなツアーですから、お休みとなると来場客やTV観戦者がガタッと減るので中々スポンサーがウンと言わないことでしょう。人気者は辛いですね。(;;)仮病という手がありますよ、さくらちゃん
ディープインパクトが飛びました。第三コーナー手前まで集団後尾に付け、そこから一気に大外を駆け抜けて、あの早かったリンカーンを寄せ付けずに圧勝しました。ディープ自身の記録を塗り替える3分13秒4は正にディープならではでありましたね。いつもの出遅れも出口を塞がれたくない武豊の作戦だったかも知れません。オッズ110円は当然でありましたが限りなく100円に近い110円だったと思います。愚息に10万円購入を頼みましたが、10円では恐いからあかんと断られて買って貰えず1万円儲け損ないました。
因みに私は“馬は単勝”との信念を40年来未だ捨てきれずにいる古い男です。(;;)