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どじょうが出てきてコンニチワ


風薫る五月も終わり、漸く花粉症からは遁れたようですが梅雨の趨りで蒸し暑い六月がやって来たので憂鬱な気分です。昔から気力は目に出る、生活は膚に出る、教養は声に出ると云うそうですから6月は萎える気持ちを引き締めて生活は規則正しく仕事と勉学に勤しんで緊張感を以て迎えたいと願っておりますが、世間では成人の百日咳が大流行の兆しとか…うちの事務所の職員が先週からお多福風邪になったりしてそのせいか私も微熱が引かず体調がイマイチなのでどうなることやら…(;;)。
今日ご紹介するのは余り人の出入りのない開かずの玄関の隅で恵まれない不幸な1年半を過ごした哀れなシンビジュームです。確か一昨年の暮れに何方かに頂戴した鉢花でしたが、花が終わってから玄関脇のシンビの棚に置く筈が満杯で置けないために其の儘棚の下の隅に放置され忘れ去れていたものです(;;)。先日見付けたのですが葉の陰に隠れ、いじけて壁を向き俯いて分からぬように咲いていたので蕾が出ても花が咲いても永く気付かなかったのは不覚でした。花を愛でる者の風上にも置けぬ自分に無性に腹が立ちましたが、せめてもの罪滅ぼしにと切り花にして事務所の玄関を飾ることになりました。可愛い卵色の花は春蘭のようでとてもシンビとは思えず、来年も再度咲いて頂こうと鉢を私の目の届く事務所の玄関に移動させ早速HB101とお礼肥のハイポネックスを与えてやりました。(^^)

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茎は俯きながら花だけ懸命にお日様の方を向いているのがいじらしいですね(;;)
和歌山県湯浅町と云う処で水道から泥鰌(どじょう)が出てきて住民をビックリさせたとか…(^^)毎日新聞昨日の朝刊の記事でしたが、何でも同町の新しい造成地の新築住宅に水道を供給するために町が水道管を接続したところ、誤って防火用の配水管に接続されたらしく水道管から生きた泥鰌(どじょう)がニュルニュルと出てきたり、夏も近くなった27日には色や匂いがおかしいなどの苦情を受けて町が調べた処不思議なことに入れた筈の塩素が全く検出されず(::)調査の結果水道の水は実は水源地の水ではなくて近くの溜池の水だった事実が発覚したそうです。可哀想に住宅住民の幼児一人が腸炎に罹って通院中だとか(;;)お気の毒で不謹慎ではありましたが久し振りに長閑で微笑ましい田園風景を見るが如き楽しい話題に触れた思いでありました。此の事件で一番愕いたのは泥鰌さんだったのではなかったでしょうか。(^^)
先週紙数の関係で触れることができませんでしたが、日本の大相撲は最早国技と言えなくなったのではないかと最近私は疑わしく思うようになりました。先場所は琴欧州が優勝してモンゴル勢から優勝旗を奪い取りましたが、考えて見れば最近14場所連続して外人が優勝しており、06年初場所で栃東が優勝して以来朝青龍と白鵬が交互に優勝し今回の5月場所でも琴欧州初優勝と2年半も日本人が優勝できずに居り、今後も当分は日本人に優勝の可能性が乏しいと思われる処から何が日本の国技かいなと呆れます。政府も税収不足を貧乏人から乾いた手拭いを絞るが如く税金を取り立てる前に早急に財団法人日本相撲協会から国技だからと例外的に認めていた非課税の特権を取り上げて所得に対する法人税や事業税住民税の申告納税義務を課して頂きたいと思います。税法上での解釈ではプロレスやボクシング同様興行業として課税されるべきものであり明らかに収益事業なのですが、相撲協会のみ監督官庁の文科省が国技だからと特別扱いしての非課税の特例は何処の法律に出ているものでもありませんから、現状では一般大衆への説得力がなく最早世間に通用しなくなったと考えます。最近のように外人にばかり優勝され多額の賞金を攫われて少なくない外人力士に貴重なドルをどんどん自国に持ち帰られるのでは堪ったものではありません。今年発表された日本相撲協会の19年末現在の財務諸表によれば事業収入が年間1100億円と大企業並みであり、流動負債に載せられている未払法人税等7万円(赤字でも払わねばならぬ公益法人の均等割です)を見て思わず嗤ってしまいました。(;;)
損益計算書を見ても役員退職引当金など多額に繰り込んで損益を赤字にしていますが、法人税法に則った税務会計に従えば大幅な黒字になるは必定であり、多額な税負担となるでしょうから北の湖理事長も思惑の退職金が泡沫(うたかた)の陽炎となり、退職金規程改定の已むなきに至ることになるでしょう。(^^)
税務署は中小零細企業を甚(いた)振っては少なくない酷税を取り立てていますが、貧乏人の後期老齢者泣かせの新設保険料にしても、550万円以上の所得者は並(な)べて保険料が6万円下がったとホクホクされていますから、保険料収入増加を目指した手前、その分貧乏人に過重請求されているものと思われ可笑しいと思います。物事と謂うものはもっと大所高所から見て判断すべきものではないでしょうか。税金にしても保険料にしても総じて上に薄く下に厚くが既成路線となっていますが此は本末転倒であり、これらの租税公課は必ず上に厚く下に薄くするのが施政者の為すべきことではありませんか。福田総理、聞いているのか!
大阪府の橋下知事が府立体育館売却の方針に相撲協会北の湖理事長が慌てて28日春場所のための存続要望書を知事宛に持参しました。知事とてあの大きい身体には圧倒されて“重く受け止める”と要望書を受け取ったそうですが、逆に賃料を10倍位値上げする要望書を渡してやればよかったですね。そして”日本人が優勝するまで事業税も払って下さいね“と言ってやったらどうだったでしょうか(^^)
中国は世界各国にパンダを貸し出して相手国から喜ばれるため、友好の象徴とかでパンダ外交なんて言われているけれど実態はパンダの貸与料が篦棒に高く中国の外貨獲得に大きく貢献しているとか…(;;)先日新聞記事で見ました。
世界各国の動物園に居る中国のパンダは昨年末現在世界中に242頭だそうです。貸与料は各国によって違うでしょうが、神戸の王子動物園では2頭で年間100万ドル(;;)だそうですから、中国は世界中から年間1億ドル(円に換算すれば100億円)以上ものレンタル料をせしめていることになります。王子動物園の年間収入は現在約6億円だそうですが、支出がパンダのレンタル料を含めて約7億8千万円もあり毎年2億円近い赤字(市の負担)は00年パンダ登場前と少しも変わらぬそうです。お役所は予算制であって諸経費は収入を度外視したものですから1億円支払って赤字が変わらぬのも訝しく、パンダの来た00年もパンダ人気の薄らいだ現在も同じ赤字なのはもっと可笑しいですよね。役所は損益の増減で翌年度の支出予算を加減されますから、恐らく収入の増減に見合う経費を市の一般職員の入替や増員などで粉飾していることでしょう。私の以前の知り合いにも一人居ましたが3年間王子動物園でした仕事は判子捺す仕事だけだったとか…(;;)
愈々後2年に到来するパンダの貸与期限をどうするのか、上野動物園ジャイアントパンダ“リンリン”の死を受けて胡錦涛中国国家主席から次のパンダ貸与の打診を受けて石原東京都知事の“レンタル料は法外な値段だから、居なくてもいいのじゃないの?”の発言に見る如く、神戸市もパンダに固執することを再考する時期が来たのかも知れませんね。大阪の橋下知事なら“今すぐ返せ”と言うことでしょう。(^^)
王子動物園もパンダを返したからとて黒字になる訳もなく矢張り2億円近い赤字が続くと思いますが、中国に渡すことを思えば判子を付く職員が増えても良いんじゃないですか?他の部門の人件費が減ることは間違いありませんしね。
それにしても中国の商売上手には魂消ますね。今度大震災のあった四川省はパンダの棲息地だそうですが、自然蕃殖かと思ったら四川パンダ蕃殖センターまで設けて居るそうで幸い職員共々殆ど無事だったとか(^^)中国政府にしてみればチベット族の安否などどうでも良くて、ドル箱であるパンダの方がずっと気掛かりだったのではないでしょうか。温家宝首相がいち早く被災地に駆け付けたのはパンダ達の安否を確かめたかったのでしょうね。
王子動物園も10年3月のパンダ貸与期限までに動物園を訪れる方々に毎年貴重な外貨を100万ドルも払ってパンダを見たいのかどうか一度アンケートを採られたら如何でしょうか。そんなに高いのなら直ちに中国へパンダを返してその分市民税や国民保険料を安くしてくれと言う回答ばかりでアンケートの結果発表ができなかったりして…(;;)
豪州から来ているコアラも幾らか貸与料を取られているのか少し気になりますね。(;;)
日本政府は中国政府から自衛隊機による四川被災地への救援物資の搬入を断られて面子を潰され民間機による屈辱の輸送となりました。アメリカはとっくに軍用機で支援物資を四川に空輸し中国軍関係者からの出迎えまで受けているのに我が国の好意だけ蚊帳の外は甚だ心外です。中国側の意向は日本政府が中国侵略を本当に謝罪するまでは自衛隊機を受け入れるべきでないとの民間サイトの意見を取り入れてのものだそうですが、決着の付いた大昔のことを穿(ほじく)っての中国政府のこの態度は何様かと実に腹だたしいですね。いっそ“うちは自衛隊機しか災害救助物資を運ぶ手段がないので、今回はパスさせて頂きます”と公然と言ってやれば中国は慌てて自衛隊機でどうぞ…と言うに決まって居ますから、今度は“中国侵略の謝罪をせよと謂う中国人の態度に我が国の国民の同意が得られないからダメだ!”と言ってやれば良いのですが、政府の外交下手と謂うか駆け引きの拙さには唯々呆れ果てるばかりであり、外務大臣並びに外務官僚の弱腰にも困ったもんじゃのう。(;;)
今週の女子プロゴルフはさくら選手休養のためお休みします。あの細い身体で痛々しくて早く休んで欲しいと願っていましたが実際にお休みされると、とても寂しい週末となりました。(;;)

女性は主婦ではない


五月は後半になる程雨が多くて気温が下がり気味でありGWの期間が一番暑かったような気がします。先週の月曜日などは雨で台風が近づくなどと言われて肌寒く、何時もは開けている事務所の窓を閉めないと冷たい風が身体に沁みる位でしたが、灘区青谷の松陰女学院では他所より早く第三の月曜より制服が夏服に変わることが近年恒例となったそうで、19日の夕刊に通学路で半袖となった学生さんの姿が写真まで載っていましたが、夕方から驟雨となり気温も随分と下がりましたから、松陰の女学生さん達きっと粟肌(とりはだ)を立てて風邪を引いた学生も居られたのではないでしょうか。(;;)校則も少しは柔軟に取り扱わないと風邪から肺炎にでもなられ父兄が強い昨今学校が訴えられでもすれば窮地に追い込まれますよ(;;)先生だけセーターなど着込んで居たことが裁判の焦点になったりして…(;;)
大阪の “ユービー” とかの不動産会社が数十件に亘って賃貸マンションの階層の水増しをしていたことが発覚し大阪市の杜撰な審査が明るみに出て参りました。分譲マンションでなかったことが不幸中の幸いでありましたが、この事件は“ユービー”の建築したマンションの一住民が天井の低いことや壁の薄いことに気付いて市役所を訪れて役所の図面が9階建てであるのに実際は11階まであると証言し、担当者と実地検分まで行い2階を勝手に追加した違法建物であることを市は確認しながら、市はその後何の対応策も講ぜずに放置し、メディアの出馬に慌てた市は“報道機関の指摘で初めて知った”と虚偽の説明をしていたそうですから全く怪しからん話であり、一体監督官庁と謂うものは何のためにあるのか訝しく思いました(;;)が、大阪市も違法な階層の確認はしながら何らの是正命令も出さずに荏苒と放置していたことは業者と市の住宅局の役人が癒着していたとしか思えず、癒着の事実がないのなら事態はもっと深刻であって住宅局は月給泥棒であり、何も仕事をしないのならこんな局はない方がマシで閉鎖すべきでしょう。斯くなれば市の財政難と闘っている平松市長の英断を待たねばならぬのでしょうが、こう云う事件は兎角“忙しかった”とか“今度調査する予定だった”とか言い逃れて誰も罪人にならぬのが常としたものですから、一度前例を作って彼等を処罰してやれば何処の自治体も慌てて真面目に仕事をするようになるのではないでしょうか。{%怒りwebry%}
今回は幸いにもメディアの知る処となったために市も仕方なく重い腰をあげることになりましたが、此は何も大阪市に限ったことでなく、何処の市町村でも当たり前のように行われていることです。うちでも近くで阪神淡路大震災のために家屋が全壊した三角の跡地30坪に立てられた建て売り住宅(ナント!2軒も)が建築申請時に市に出された図面の写しを知り合いの不動産業者から偶然見せて頂き、完工した建物が図面とまるで違って広くなっているのに気付いて、明らかに建蔽率に違反した家屋であることから、神戸市の住宅局に電話して文句を云った処、住宅局の係員がどう言ったと思われますか?“できてしまったものは仕方がないんじゃないですか?できる前に言って貰わないと…”この回答にはアホらしくて二の句が継げませんでしたが、できる前に分かったら神様じゃ!建築基準法を護らねばならぬ役所がこんな杜撰なことでは欠陥住宅が続出して当たり前ですよね。阪神淡路大震災の地震災害が起こった背景には自治体が黙認したこんな欠陥住宅も原因の一つとして数えねばならぬのではないかと思ったものでした。(;;)
大正6年に創刊され90年以上の歴史を持つ女性向け月刊誌“主婦の友”が遂に今年の6月号を以て苦渋の休刊(実際は廃刊だけど格好が悪いので…)をすることとなったと毎日新聞が報じました。女性が主婦ではないことを宣言したものであり、大きな一つの時代の終焉を迎えたのでした。此の大手の出版社は20冊もの女性向け月刊誌を発行していますが “主婦の友”が社名でしたから横綱だけ転けたのでは皮肉な話ではありましたが、当初はインテリのイメージの強い“婦人”に対して中産階級である奥さんの雰囲気を“主婦”と位置づけての登場は時代の流れにも上手く乗って好調だったようでしたが、戦後復刊してからウーマンリブが叫ばれるようになって事情が変わり、何時とはなく“主婦”や“婦人”の言葉が働く女性のイメージと齟齬をきたし、更には婦人の婦や主婦の婦は“帚(ほうき)を持つ女”であって女性蔑視だとの牽強付会を唱える似非学者まで出現してきては徐々に衰頽する他なく、電化製品や既製服の誕生によってお掃除や裁縫に明け暮れて居た主婦の日常生活を大きく変貌させたこともあって余暇を働くことで生活の質を向上させたいと考えるようになった女性が少し宛増加し、昨今30歳代の3分の1が未婚女性となった時代の到来と共に“主婦”の言葉が読者に共感しなくなったことが原因ではなかったかと思います。
それが証拠に主婦の友を筆頭に婦人や主婦のネーミングを持つ4大誌の内86年から93年にかけて休刊した婦人倶楽部、主婦と生活、婦人生活は、内容より雑誌の題名によって淘汰されたとしか思えず、今や生き残っている雑誌は女性の言葉すら使われずレタスクラブやアンアン、オレンジページなど女性誌のタイトルとは異質なものに変貌していることに気付かされます。昨年だったかベストセラーにまでなった“さおだけ屋は何故潰れないのか”は公認会計士の書いた会計学の教科書のようなもので中身に忠実な題名では100部も売れれば良いとこでありましたが、出だしの一寸した小話をネーミングに使うことでベストセラーにまで変身できることを立証しましたから各出版社も中身は扨(さて)置き、書籍や雑誌の題名に神経を使う時代となりました。(;;)
“主婦の友”は創刊が大正の初期であり、当時は“女に学問は不要であり害あって益なし、女は男の従属物だ”とする男の都合の良い理窟が罷り通って居ましたから、都会の中流階級以上の方を除いては女性は未だ文盲の方が多く、女性をターゲットにした月刊誌の誕生は将に愕き以外何物でもありませんが、それでも大正6年の創刊号には新渡戸稲造の『夫の意気地なしを嘆く妻へ』と題した評論が掲載されていますから、平成の此の時代に発表されても充分に通用したのではなかったかと考えたものでありました。(^^)
私が生まれる1年前である1934年新年号は発行部数がナント!108万部に達したそうですが、この辺りの時代は憲政党初代総裁で内閣総理大臣であったライオン宰相こと浜口雄幸が31年に暗殺され人民不在、軍部中心の政治に変革されようとしていた経済不況の真っ直中でありましたし、明治から大正初期に生まれた進歩的な女性達が萎える男達に失望して女性蔑視の世界から脱却を志してのことではなかったでしようか。当時の主婦達が表面的には夫への絶対服従を粧いながらその実、夫が妻の掌(たなごころ)の内で自由に操られていたのは“主婦の友”の巡らした謀(はかりごと)であったのかも知れません(^^)。そして昨今主婦の絶対服従など笑い話となり、天下晴れて夫を自在に操れる世の到来となっては“主婦の友”の存在理由がなくなったのも皮肉なことでしたね(;;)
懐かしい昔を振り返るべく最終号となった“主婦の友”6月号を買い求め(恥ずかしいので女子職員に買って貰った)90年余の歴史を振り返って見ましたが、創刊以来の代表的な表紙が多く載せられており、表紙を飾った麗人が又懐かしくその時代を代表する美人女優総捲りであって“主婦の友”の表紙に登場することがその当時の一流女優の条件の感がありましたから表紙掲載の依頼を断った女優さんは誰一人居なかったのではないかと思い、淡島千景、八千草薫などの昔懐かしい笑顔に接し走馬燈のように巡る若かりし日の想い出に浸った一刻でありました。(^^)

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女子プロツアーブリジストンレディースは我等が橫峯さくら選手今週もスコアが伸びず先週同様7位タイ(;;)に終りましたが、考えてみれば此の大会はさくら選手昨年の優勝者であり出場が義務付けられて(不出場は罰金とか(;;))いるため已むなくであったでしょう、来週はお休みしましょうね。男子プロは谷原選手の余裕の勝利でありましたが、石川遼くんよもやの3週連続の予選落ちでありギャラリー視聴者共にがた減りでしたからスポンサー泣かせでしたね。(;;)
一方大相撲では貧困の国ブルガリアの琴欧州が来日以来6年掛かって初優勝しました。来たときは何も話せずに身振り手振りの会話からのスタートだったそうですから日本流に謂えば丁稚奉公宛(さなが)らであったでしょうが、どんなに辛くても唯々両親への生活費を送るために兄弟子達の鉄拳にも堪えての懸命の土俵生活だったと思います、よく我慢できましたね。我が国でも戦前はどの子供も親兄弟の喜ぶ顔を瞼に浮かべて懸命に丁稚奉公に励んだものでしたよね。琴欧州関本当におめでとう(^0^)/

蛙の引っ越し


5月も半ばを迎え寒かったり暑かったりと気紛れお天気の1週間でした。
庭のピッピ豆(鴉豌豆)も寒さで生育が遅れ実が熟すのが連休前後と読んでいたのが大幅に遅れ漸く先週辺りから実が丸みを帯びてきたので毎日10ケ程孫娘に学校に持たせてやって居ますが、彼女も漸く鳴らすのが上手になり友達と競い合って鳴らしながら登校しています。でもお母さんに笛を作って貰っているため、未だ先生の前ではピッピ笛の製作ができないとか…(;;)
3年前に孫達がキャンプに行ったときに捉まえ持ち帰った小さい雨蛙を庭へ放してやったことがありましたが、数回垣根などに上ってキョトンとして日向ぼっこをしていたのを見掛けたきり、誰からも忘れ去られて(;;)居たのでしたが、先日突然庭の紫陽花の葉っぱに乗っかって居るのを見付けました。(^^)3年前とは随分身体が大きくなり逞しくなって居ましたが、住宅街のド真ん中に雨蛙がそうそう居る筈もなく間違いなく3年前の雨蛙だと思いました。風雪を凌ぎ環境や食べ物で苦労を重ねたことでしょう(;;)緑色の膚も色褪せていましたからもう老境に入ったのかも知れません。雨蛙に口がきけるなら何処でどのような歳月を過ごしていたのか聞いてみたいと思ったものです。紫陽花の葉の上では餌にありつけそうもなくメチャ痩せこけて居ましたのでヤブ蚊の多そうな蛇イチゴの葉っぱに乗せてやりました。(^^)

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確認の術(すべ)もないようですが、死者5万人とか10万人以上とか…(;;)中国奥地の大地震は未曾有のものであり、阪神淡路大震災の32倍の規模だそうですから我々の想像を絶するものであり不運にして被害に遭われた方々には申し上げるお見舞いの言葉も見付かりません(;;)が、耐震構造に乏しい建造物の多い地域ですからその被害はミャンマーのサイクロンと変わらぬ凄まじいものであったでしょう、大地震の渦中となった地域は、中国政府軍に迫害され世界の心ある人達から憐憫の念で救済を待たれている少数民族であるチベット人の居住区周辺だそうです(;;)から中国政府はこれ幸いと放って置きたい処でしょうが、世界中が注目していることだし渋々救助部隊などを送るなどしているようですが、取り敢えず助かった住民達が直ちに必要としている水や食糧は二の次となって居り、救助活動は表面的なもので終わるのではないでしょうか(;;)温家宝首相が現地入りして被害対策本部とやら設けた様に報道されて居ますが、余震が断続する中をヘルメットも防御服や防塵マスクの着用もしないで人民服のスーツ姿での被害者慰問の映像は如何様にも訝しく、被害地域外でのTV撮影をさも被災地の現地で撮影した如く世界中に流している映像であり、彼等のやりそうな騙しのプロパガンダでなかろうかと考えて居ます。(;;)
北京オリンピックのための聖火リレーも中断しないそうで、中国政府の人命軽視の態度には中国人の中からも非難の声が溢れて居り呆れ果てるばかりですが、元々中国や北朝鮮の指導者になるには赤い血が流れていては成れないのでしょうね(;;)
明日は我が身と謂いますから同じユーラシアプレート上にある我が国も何時大地震に見舞われても不思議はありません。大阪直下型地震の到来で被害総額は74兆円とか、何処からこんな金額が出たのか分かりませんが、大切なのは被害金額より人命ではありませんか。一番恐ろしいのは火事ですから、此に備えて何は扨措き我々も中国の大地震を他山の石として真剣に地震対策に望む必要があると思われ例え亡羊補牢と云われようとも公園などの植林に励まねばなりませんが、聞けば中国では大地震の二日前に数万匹の蛙が大移動を始めたそうですから、地震研究者達も此からは鯰でなく蛙の動向に注意を向けて頂きたいと思いますね。及ばずながら私も庭に棲息する数匹の田蛙が引っ越しをしないか毎日見守ろうと思って居りますが草叢の何処にいるやも分からず、鳴き声だけが頼りですから骨が折れそうです(;;)
然し熟(つらつら)考えてみるに今回起こったミャンマーのサイクロンにしろ中国の大地震にしろ、その遠因は世の人々が地球温暖化への対策を口先ばかりで蔑ろにし、更には地球の各所を環境破壊のゴミ捨て場にして上辺だけ繕ってきたことに対する神の怒りではなかったでしょうか。{%怒りwebry%}
毎週毎週暗いニュースばかりで此の儘ではサブプラ問題で混乱して居るアメリカに引き摺られ、金融界の不安とガソリンや小麦粉を初めとする諸物価の高騰のために、漸く安定期に入ったと思われた日本経済が再び混乱の坩堝に転落する日が近いのではないかと気掛かりでなりません。
そんなとき先日ふと目に留まった日経新聞のコラム“明日への話題”でアメリカ人が“終戦後日本が必ず復興し立ち上がると信じていた”とのエピソードが紹介され久し振りに心暖まる思いがして昔を想い出し涙が滲む思いでありました。それは国際交流基金が日米各界の代表を集めての評議会の席上で隣り合わせたジョージ元ハワイ州知事が本稿コラムニストに選ばれた五十旗頭真防衛大学学長に語られたものでありましたが、終戦の昭和20年暮れ占領軍の将校であったジョージ氏が有楽町の街角で靴磨きをして貰った際、寒風の中を小柄な少年が一所懸命心を籠めて磨いてくれたのでお礼に進駐軍の食堂で白いパンを二つに割って中にバターとジャムをたっぷりと塗り込んで少年にプレゼントした処、少年はとても喜んでその儘ポケットにパンを大切にしまったそうです。“どうして食べないの?”氏の質問に少年は“家には妹が居るんです”年齢を聞くと“三歳です、まり子といいます”少年は七歳だったそうです。ジョージ氏は甚く感銘を憶えて吹き荒ぶ寒風の中を着のみ着の儘空腹の少年が、手にしたご馳走を自分で食べずに妹に与えようとする。靴磨きをして妹を育てようとするこれが七歳の少年のすることだろうか、世界の何処の少年がこんな風にできるだろうかと甚(いた)く感銘を憶えられて、富士山のよく見える焼け野原の東京はモノとしての日本は消滅したが日本人の精神は滅んで居ないのではないか、底辺の一隅の少年があんなに立派に振る舞えるのだ。日本はこれで終わらない必ずや甦るとジョージ氏は確信されたそうです。(^^)七歳といえば小学校一年生ですから、ものの理窟も充分に理解できない年齢ではありますが、家族を思う心だけは戦火で亡くなったであろう両親から立派に受け継いでいたものと思われ健気に妹を育てながら懸命に生きて行こうとしていたのでしょう。
ジョージ元ハワイ州知事が終戦当時に日本語を話せたとは到底思えず此の少年との会話は少し出来過ぎの感がありますが、そんな些細なことは別にしても感動に値する寓話でありました。(^^)
明治、大正、昭和初期と我が国は随分と貧しかった分、家族が寄り添って助け合いお互いが力を併せて生きてきましたから、親は子に飢もじい思いをさせぬために朝星夜星の下に懸命に働き、子供は製糸工場へ女工に行かされても、お店(たな)に丁稚奉公に行かされても給金で少しでも親や弟妹に楽をさせられたらと五年の年期が明けるまで歯を食いしばって努力したのが我々の少年期でありましたから、この靴磨き少年の心情もその当時の我々にとっては当たり前のことでありましたが、個人主義に徹した異国の方には奇異な感に打たれたのではなかったでしょうか。毎回言っていることですが、戦後朝鮮事変が勃発しての特需景気以来、何時とはなく私達も心より物中心の生活に変貌し、その後も家族を中心とする考えが少し宛失われ、今では日常茶飯事の如く子が親を殺し、親が子を殺す情けない国に成り果てましたから、ジョージ氏も若しご存命ならきっと呆れ果てて居られることでしょう。(;;)
昔から“衣食足りて礼節を知る”或いは”貧すれば鈍す”とも謂われてきましたから、物が豊富になることと心が豊かになることとは本来並立すべきが理(ことわり)であった考えますが、昨今の日本人はものが豊富(本当に豊富なの?)になるにつれて心が貧しくなり家族の絆が解(ほど)けてきたように思えてなりませんが、実の処はどうなんでしょうか?
昭和の陽明学者安岡正篤先生の戒めの言葉『名を成すは毎(つね)に窮苦の日にあり、云々』では人間は畢竟弱い存在であり、自ら逆境に住みたくないからこそ、外部から否応なく厳しい環境が与えられることが必要ではないかと謂われるものでありましたが、日本が戦後高度成長を成し遂げることができたのが、我々の世代及びそれ以前の日本人が幼年期から青年期に掛けて窮苦の日々を送ったことが“艱難汝を珠にす”の格言通り我が国の高度成長期を支えてきた原動力ではなかったでしょうか。悲しいことに逆境に育った経験を持たない次世代の日本人が窮苦の日々を知らぬばかりに安寧を貪り身心の陶冶を忘れ我が子にまで裏切られるようになったのは自然の理(ことわり)であったものでしょう。現在我が国の少年少女の中であの靴磨きの少年の志の万分の一でも有した者が果たして幾人居るでしょうか、居なくて当然でしょうね。彼等は悲しいことに貴重な逆境を体験することなくぬくぬくと育った人達であり、皮肉な表現ではありますが“不運な環境を共有した境遇”の持ち主でありました。『名を成すは毎(つね)に窮苦の日にあり』将に名言であります。
13日に北海道で有名な夕張(破産して財政再建団体入りで一躍有名になった)メロンの初競りが札幌の中央卸売市場で行われ、ナント!二玉(3.9kg)が2500円ならぬ250万円で札幌市の卸売業に競り落とされ近くの直営店の店頭で一玉125万円で並んだそうです。昨年は200万円一昨年は80万円と高値が続いているそうですが、こんな高いメロンを誰が口にするのでしょうか。恐らく直ちに東京へ空輸され築地の高級料亭でデザートとして政治家や官僚の皆様がスポンサーの各企業からのお呼ばれで話題作りに貢献することでしょうが、125万円のメロンへの招待のお声掛かりはメロンの価額の問題ではなく、自らが1流人であることの証拠付けでありますから、誰もが万難を排して駆け付けて、爾後あちこちでメロンの話をしては自らのステータスを誇示されることでしょう。(^^)福田総理だけ呼ばれなかったりして…(;;)
先週の答え
『(巳)ミ、シは上、(已)ヤム、イはスデに半ばなり、(己)オノレ、ツチノト、コキ下に付く』
左の縦棒の位置を言ったものですが、普段は誰も適当に書いていますよね。
巳(準1級)已(1級)己(5級)の配当漢字でした。少し難しかったでしょうか。オノレ、ツチノトがヒントであり此で分からなければ先ず迷宮入りでしょうね。(;;)
実(げ)に旧制中学生の国語力に感心すべきですが、逆に現代の我々の無知を嘆くべきかも知れませんね。(;;)
今週の女子プロゴルフ福岡で行われたヴァーナルレディースは、我等がさくら選手今週位休むと思ったのに疲労も顧みず出場し、7位タイは残念でした。(;;)少し休養して身体を解(ほぐ)さないと、若いからと無理を重ねていると今年は1勝すら覚束ない気が致します。(;;)

母親の顔が見たいよ


小さいGWの喧噪も終わって4日が過ぎれば漸く普通の生活に戻りましたがGWと打って変わった寒い週末でしたね、もういいか…と春物をクリーニングに出した矢先だったので着る物に困り冬物など引っ張り出して逆に汗を掻き風邪を引く始末でした(;;)。皆様はGWを如何してお過ごしだったでしょうか。私は先週のブログでお伝えした通り漢字の勉強と気晴らしの庭の雑草の手入れに明け暮れて居りましたが、職員の居ない事務所では緊張感が保てず反って勉強に集中できないのも困ったものでありました。(;;)矢張り勉強には習慣で執務時間を離れた早朝と夕刻が適しているように思いますが、夕食後はネットの囲碁を1局打ってからと決めていますので相手の長考でどうかすると終局が7時半にもなり、入浴時刻が迫りますのでそのときは潔く机上での勉強を諦めますが、未練がましく蒲団に入ってからの勉強となり就寝時間が11時にもなって身体に良くないので何とか生活のパターンを変えたいと考えて居ります。(;;)

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事務所の玄関先に植えていた昼咲き桃色月見草が先日開花しました。(^^)皆様からは雑草としか見えないでしょうが、この花は昔から私の好きな花の一つです。秋に根を起こして鉢植えにして室内の窓際で暖かい冬越しをさせたため早期の開花となりました。(^^)この月見草は花の種類で謂えばゴデチャや夕化粧など“あかばな科”に属します。そしてその“あかばな科”の植物の葉っぱが大好きな黄金虫の小さいのが庭に沢山棲息して居て葉っぱが大きくなる頃に土の中から孵化して食害するのが頭の痛い処です。葉に止まっているのを捉まえようとすると瞬時に遁走するし、葉と同時になら捉まりますが葉まで潰すことになるので今年は知恵を絞ってメダカ用の大きめの網を買ってきて、片方で網を受けながら片手で葉全体を網の方に揺すってやると面白いように虫が網に入るので、現在の処被害は最小限で終わっていますが、少し油断していると葉っぱを網の目に食い荒らされるので一日数回巡回することにして居ます。(;;)
漢字の問題集を解いていると、『どこにでも(こうざ)している女学生が多い』の( )内を漢字で埋める書取の問題など最近では今風の面白い出題が出現して愕きます(^^)。漢字は兎も角文章で皆様は答がお分かりになったことでしょう、そうです。正解は(尻坐)でしたが、一体から尻坐の定義は横座りなのか、両足を前に延ばしているのか膝を立てているのか詳細が知りたくて辞典を紐解きましたが、漢検辞典にも広辞苑にも最近購入した新潮国語辞典にも(尻座)が登載されていないのには愕きました。胡坐(あぐら)は正座の一種ですから辞典にちゃんとあるのに尻坐がないのは訝しく、熟(つらつら)考えるにどうやら女学生達が電車の中などで床に座り込んでお化粧をしたり、菓子パンなど食べて居る風体(ふうてい)から最近作られた言葉らしく、お尻が床に付いていれば足の位置は何処でも良くて胡座(あぐら)以外の状態を謂うのではないかと考えました。(;;)一昔前なら凡そ誰にも想像が付かず、気が狂(ふ)れているのかと思える程、恥ずかしく不作法な様(さま)でありますが、昨今そこらここらで当たり前の光景となりましたから情けなくて涙が出ます。問題が女学生と限定されているのも何やら可笑しく世の中礼儀作法に無頓着でド厚かましい女性上位時代の萌芽期が到来したように見受けられて、末(うら)悲しい心境になりますが、こんな子供を持つ母親の顔が見たいものです。
昔から子は親を見て育つと謂いますが、優先座席を荷物置きに二人分占領して私の乗車を知って慌てて狸寝入りをする小母さんや、人前で口に手も当てないで欠伸などしている小母さんに遭遇すると、尻坐している女学生との母子関係が連想できますから何やら納得できそうですよね。(^^)
先月千葉県の公立高校で入学金を持参しなかった生徒二人を入学式に参加させず二人の生徒はそれぞれ会議室と教室で式の40分間待機させられ一人の生徒は式終了後に母親が入学金を持参し、もう一人は午後5時に母親が一部を持参して何れも校長から入学を許可されたとか…抗議を受けた何時も乍ら事なかれ主義で愚かな教育委員会は“已むを得ない判断だった”と歯切れの悪い回答に終始して居ますが、親が後で払うと言っているのですから担任の教師が二人の入学金を立て替えるか学校に証文を一札入れることでこの二人を入学式に出席させることは容易だったでしょうに、それすらできなかったと謂うことは入学式のセレモニーも学業の一環でしょうから、セレモニー出席に相当するお金を幾許か生徒達に返却すべきがスジと謂うものではなかったでしょうか。義務教育ではないことを強調したつもりであったかも知れませんが、私学でもない公立高校の入学まで“先ずお金ありき”では教育委員会のお里が知れますね。さすれば授業料の未納者には持ってくるまで授業に出るな!とでも言ったらどんな大事(おおごと)になるでしょうか。入学式も授業も同じ教育の一環ではありませんか。今回の事件は生徒達の不信感を増幅させるばかりであったことでしょう。沢山の先生の中で一人でも“私が立て替えるから入学式には出席させてやって欲しい”の言葉が出なかったのは生徒を思い遣らない教育現場の荒廃を垣間見た思いでありました。全国各地で給食費が払えない児童に恥ずかしい思いをさせないようにと安月給から身銭を切っている若い先生が多い中を子供の気持ちに鈍感で薄情な此等の先生達には呆れ果てますね。千葉県も大阪府を倣って教師の給与を10%カットしてやったら?
船場吉兆の食べ残し料理の使い回し問題の調べが進むにつれて、お刺身の使い回しから、一度箸を付けられた山葵(わさび)まで別の料理の調味料として再使用されて居たいじましい事実などが次々に発覚し、徐々に事件の根深さが浮き彫りにされ誰もが遣り切れない思いに駆られています。特に消費期限が来れば廃棄処分の上売ったこととして本部に代金まで支払わさせられているコンビニの経営者などどんな思いで此の事件を眺めていられることでしょうか。(;;)
8日の記者会見の段階で当日の予約は夜がゼロで9日以降は予約のキャンセルが続いているそうです。(;;)ひとの噂も75日と謂いますが、果たしてそれまで船場吉兆は持ち堪えられとは到底思えません。背面には銀行と謂う強敵も居ることだし従業員の造反も必至でしょうから、船場吉兆の前途は最早命運が尽きたと謂っても過言ではないでしょう。ま、460円のカレーライスが高いと言っている貧乏人の乞食腹(安物でも何でも美味しい)である私には数万円の使い回し料理など所詮別世界のできごとでありました。(^^)
サイクロンとはインド洋付近に発生するハリケーンの1種であり、我々が経験する台風とは比較にならぬ風速が120kmもある想像を絶する奴だそうです。(;;)今月初にミャンマー南西部が襲われて200万人以上が被災し、更には死者も10万人を超えると謂われますから、阿鼻叫喚とは将にこんな状態を謂うのではないでしょうか。死者達が群れを為して川を流れて行く様は地獄絵宛(さなが)らであったことでしょう。(;;)
ミャンマー建国の父と讃えられたアウン・サン将軍の娘であり、民主派の旗頭として90年の総選挙で82%もの得票を獲得しながらも軍事政権の横暴により現在未だ軟禁下に於かれ46歳にしてノーベル平和賞に輝いたアウン・サン・スーチーさんの住まいする地域でなかったのが不幸中の幸いでありましたが、サイクロンも同じ襲うなら北朝鮮や中国と交尾(つる)んだ悪玉であるミャンマー軍事政権の首脳部の居る地域を襲って頂きたかったですね。こいつ等は緊急事態にも関わらず被災住民の救助活動も行わずに、10日憲法改悪の国民投票を強行し、賛成票を入れさせるために複数で投票所を訪れさせて相互に監視させるなど姑息な手段を弄して改正法の成立を目論んでいる陰険な連中であり、言葉だけで決して民主国家には成り得ない北朝鮮そっくりです。(;;)サイクロン発生後国連を初め我が国や各国から送られてくる援助物資を難民達に渡すことなく自分達が取り込んで私腹を肥やすことに懸命だそうですから全く遣り切れませんよね。政治の難しいことは分かりませんがブッシュ大統領もミャンマー軍事政権如きには、惰性で続けているイラク派遣の兵力を其の儘注ぎ込めばでも簡単に制圧できるのではないのですか?それとも背後に居る中国と北が怖いのか?
先日ある本を読んでいたら、昔の旧制中学の学生が憶えた漢字の記憶法にお目に掛かりました。『ミ、シは上、ヤム、イはスデに半ばなり、オノレ、ツチノト、コキ下に付く』
数学なら我々も嘗て“ひとよひとよにひとみごろ”など憶えた記憶がありますが、こんなのは記憶にありません。
そこで万葉集の犬飼先生の愛弟子で今年奈良の女子大の大学院に入学した私の姪っこを初め、碩学と思える幾人かの方にメールでお訊ねしたのですが、誰も正解に至った方は居ませんでした。(;;)
皆様は如何でしょうか。来週までの宿題と致しましょう。(^^)
東京読売CCで行われた本年メジャー第一戦ワールドサロンンカップは橫峯さくら選手二日目69で3位に浮上しましたがショットが不安定でその後スコアが一進一退し、結局イーブンパー3位タイに終り今週も私の期待を裏切りました。(;;)
然し、ゲームはベテラン34歳福島晃子が踏ん張りプレーオフの末韓国のデブッチョのブスをやっつけて、先々月さくらちゃんプレーオフ敗退の仇(かたき)を取ってくれましたから先ずは良しとすべきでしょうね。(^^)

食事代は自前で!


GWの真っ直中ですね。何処へ行っても超満員でホテル代は篦棒に高く、何も好き好んでわざわざそんなときに行くことはないと思いますが、それでもビジネスマン、オフイスレディーの見栄でしょうか、今年も沢山の方が海外へ旅立たれました。昨年より円高で少しは財布が重くなったかも知れませんね。(^^)
国内旅行や故郷に帰省される方にはガソリンの値下げで優しい往路となりますが、“行きは良い良い、帰りは恐い”となり復路は新法の適用となり1000円以上の負担となることでしょう(;;)車はその予想燃費によりタンクの容量が定められていますから、大体400km乃至は500kmでガス欠となる計算であり、関東関西の往復なら先ず已むを得ないでしょうね。
処でガソリン税の新たな復活に伴いガソリン代の単価が3月の140円台後半から一挙に158円辺りまで高騰しましたから此は完全な便乗値上げとしか思えません。スタンドも弱小スタンドが淘汰されて大きい店だけ残りましたから此からは客がスタンドを選べなくなったことを彼等も気付いたことでしょう。
私事で恐縮ですが、私の愛車は80リットルの大きなタンクを積載しています。購入してから15年を経過した現在リッター3km(新車当時6km)しか走ってくれませんから、神戸税務署まで往復すると10リットルの大食いとなり電車賃の比ではなく、そのために余程の辺鄙な処でないと車は使わないため年間走行距離は500kmにも満たずバッテリー上がりがしょっちゅうで緊急時に困ります(;;)走行キロ数による任意保険料も業務用のために適用されずに馬鹿馬鹿しく、周辺駅から辺鄙だった須磨税務署も須磨海浜公園駅の誕生で楽になったし、次回の車検で廃車しようかなと考えたりしています。(;;)
お得意先の車屋のKさんに“軽自動車はどうやろ?”と相談したら、“止めとき止めとき、3000ccや4000ccの車にしか乗ったことがない者が軽なんかに乗ったら3日で厭になるわ”と笑われてしまいました(:;)
そうですよね。この前の車は矢張り3リットルのテラノV6であり、その5年前が4000CCのクラウンマジェスタでその5年前が3リットルのセドリックで、軽は大昔少しの間中古のマツダK360に乗った記憶がありますが、ミッションがマニュアルで半クラッチにコツが要り、アクセルは一杯まで踏み込まないと走ってくれない曲者でしたから、幾ら軽の性能が最近進歩したとは言え、この歳で軽に乗ると、直ぐに疲れて厭になるでしょうね(^^)
話は他所に飛びましたが、そんなこんなでGWの旅行に縁のない小生は毎日漢字の勉強と雑草の手入れに余念がありません。憶えては忘れ、憶えては忘れで漢字の勉強は遅々として進まず、恰も親不孝の報いにより“賽の河原”で小石を積んで塔を完成させようとしては完成直前に鬼に壊される所謂“報われない努力”を続けて居りますが、酬われない努力も最後には地蔵菩薩により救われるものと信じて頑張って居ります。(^^)
庭の雑草の中で毅然として花の王者“牡丹”が“雲中白鶴”の心境で咲き誇っております。今年は花芽が4つ付いて3つ咲きあと一つは未だ蕾で花の向こうに隠れていますから一番大きい右側の花が落ちる頃に咲くことでしょう。(^^)

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連休前から蜥蜴(とかげ)達が冬眠から醒めて池の傍をチョロチョロし始めました。今日は好天気で気温も上がりやっと蛙が鳴き始めましたが、まだ声がいつもの声になれずにキロキロと変な声です(^^)家内にナイショで其所此所に水を貯めてボーフラ製造に着手していますので間もなく好物のヤブ蚊に満腹することでしょう。(^^)
先月末東京高裁は仕手集団“光進”の理不尽な恐喝に屈して蛇の目ミシン工業に巨額の損失を与えたとして同社株主が旧経営陣に損害賠償を求めた株主代表訴訟の差し戻し審判決で同社森田元社長等5人の経営陣に対し583億円者損害賠償を命じました。
旧経営陣は暴力団関係者の存在に脅えて300億円の迂回融資や1600億円もの債務肩代わりに応じた結果、会社に大きな損害を与えた罪に問われたものでありますが、上場会社では最近は株式を持たない(持っていても僅か)傭われ社長が殆どであり、当然のことではありますが何れも我が身安泰を願うだけで命を張って会社を護ろうとする経営者が少なくなりました。同族会社は税金が高く取られるなど法的に冷遇されていますが、経営と資本が一本化されて居るためにこの種の事件が起こることはなく、傭われ社長なら損をしても自分が直接負担する訳ではないためにできることでしょう。然し、上場会社の経営陣ともなれば多くの株主の財産を預かっている訳ですから、自分一人損をすれば良い同族会社のオーナーとでは社会的責任の大きさは天と地ほども異なることを思い知るべきですが、よく考えて見ると株主は会社がダメになっても有限責任のために最大限自分の買った株券を紙屑になることで悪夢が終了しますが、蛇の目ミシン工業の元経営陣は恐らく自分自身の財産の百倍以上の損害賠償の責任を負うことになります。それまでに会社から貰っていた給与や退職金を全額返金しても損害賠償金の1/100にも満たないのでは余りにも異常です。それでは根性と勇気が欠けていただけで悪意があった訳でもない経営陣はまるで割が合いませんよね。何故なら彼等度胸と土性骨のない無能な経営者を選んだのは株主達ではありませんか、株主達は経営陣を咎める前に自分自身胸に手を当てて自らの非を認め大いに反省すべきでしょう。そして裁判官は株主達にも無能な連中を経営者に選んだ責任を認めて過失相殺し損害賠償額をそれまでに会社から受領した報酬や退職金限度に減額すべきではないでしょうか。それでも経営者の方には貰った給与などは費消されてしまっているでしょうから罰金の支払いができずに塀の中で過ごして頂く期間が少なくないと思いますよ。(;;)
世の中の上場会社は大なり小なり談合や企業カルテルやら、何れも人に言えない柵(しがらみ)を抱えていますし、村上世彰率いる村上ファンド以来物言う株主が多くなりましたから、此からは役員就任を固辞する有能社員が多くなることでしょうね(^^)次の社長の成り手がなかったりして…(;;)
またまた、内部告発で始まったものでしょうが、あの悪名高い船場吉兆で昨年末まで客の食べ残した料理を使い回していたことが発覚しました。{%怒りwebry%}
“勿体ない”からとの元社長の指示であったそうですが、料理長も記者会見で元社長の命令である利益第一顧客は二の次には絶対に逆らえなかったとを恥じ入っていましたが、客の食べ残しを他の客に使い回すなど食に携わる者として言語道断であり、“勿体ない”とは次元が異なる話です。調査に入った保健所の話では下げられた料理の使い回しには何の罰則規定もないそうで(;;)一人数万円も払って他の客の食べ残しを食べさせられては堪ったものではありませんよね。如何してこのようなことが頻発したのか熟(つらつら)考えるに、船場吉兆の客の多くが食事が目的ではなくて商売のための接待客であり、会席場所に意味があり、料理の中身より商談が忙しく酒やビールのつまみに数万円の料理の一部を摘み食いした程度ではなかったでしょうか。出されたお料理が綺麗に食べられたほど嬉しいことはないと知り合いの板前さんが言って居ましたが、精魂込めて作ったお料理が殆ど手を付けられずに下げられてくれば料理長とて嬉しい訳はなく、元社長の“勿体ない”も実感され料理の使い回しにも背徳感が薄れていたのではないでしょうか。三度も使い回されたお料理に巡り会った不幸なお客さんまで居たりして…(;;)
次回から使い回しを透明化して2回目は30%引き、3回目は50%引きなんてメニューに表示したらどうでしょうか。此は冗談ですが、吉兆辺りへの客ならプライドがありますから、賞味期限直前でコープの20円引きのような訳には行きませんよね(^^)
然し仏の顔も三度迄と言いますから、今度ばかりは法令に違反していなくても世間は船場吉兆を赦さないと思います。勿体ないと謂うのなら従業員の夜食にするか、お運びさんの家族にでも無償で持ち帰らせたらどうだったでしようか。吉兆の会食は一人数万円と言います。どう考えても付加価値は一般の飲食店の10倍を優に超すでしょうから、材料高の薄口銭で苦しんで居ながらお客様には安くて美味しいものをと懸命な大衆食堂が犯せぬタブーを平気で破る此処の経営者一族の金銭欲への執心とモラルの劣悪さは到底正常な神経の事業者とは思えません。大阪の食文化は何処へ行ったのでしょうか。泣けるぜ!
吉兆の事件の背景には高額な料金が客の自己負担ではなくて、自分の会社か或いは接待してくれた相手の会社の負担であったことが原因ではなかったでしょうか。私など昨日昼食は駅前の食堂でカレーライスを頂戴しましたが、大きいスプーンで食べ難い御飯粒まで一粒残さず頂きましたよ。だって此の一粒も料金の内ですものね。そうそう此のお店“宮本むなし”も今月からカレーライスが460円(先月まで390円)に値上げされていました。(;;)便乗値上げは赦さんぞ!
千葉県の京葉CCで行われた女子プロツアーは橫峯さくら選手今週も調子イマイチで7アンダーと5位タイに終わりました。他の選手なら5位は充分に満足する処でしょうが、さくらファンにとっては優勝の一(ひと)文字以外は考えられませんから真(まこと)に憂鬱な昼下がりでありました。(;;)
先週の答え
会議に(諮)る 暗殺を(謀)る 便宜を(図)る (計)り知れぬ幸福 容積を(量)る 距離を(測)る 
初めの5問より少し易しかったですね。皆様全問正解は如何でしたか?(^^)

無期が如何して死刑になった?


五月の連休を間近に控え皆様は何処かへご旅行の計画でしょうか。
うちの事務所では長期間の確定申告で扱(こ)き使った職員達への罪滅ぼしに1日2日の両日をお休みとして労(ねぎら)おうと思っています。さすれば6連休となりますが私はその6日間に来月に迫った漢検テストの猛特訓の予定です。こんな風に書くとどんなにか良い点が取れそうですが事実はそうではなくて、この歳では憶える端(はな)から忘れて行くのが情けなく、漢字の記憶を如何に最大に留めるかに掛かっており、そのためには熟語の書取りを1日1000字書いて10日後には50字程度記憶に留まればベストでありますから、何とも難行苦行でありますが、一番の難関は“薔薇”や“憂鬱”など字画の多い字が書けることより、脳細胞が堅くなったせいか中学生の孫が容易に書ける字に躓くことが多いのに閉口します。
“怒髪天を(つ)く” “狐が(つ)く” “灯りが(つ)いた” “帰途に(つ)く” “杖を(つ)く”
この5問など如何でしょうか。同じ(つく)でもその目的語によって随分違って参りますが、柔軟性を欠き老化した固い頭ではそれはそれは大変なのです。こんな易しい問題で貴重な配点を失うのは耐えられませんが、ついうっかり間違いそうですね。皆様も頭の体操になると思いますから、一度考えて見られたら如何ですか?(正解はブログ末尾に入れてあります(^^))

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私の方は鉢が多すぎて何処に置いたかすっかりと忘れていたのに八重咲きの梅花からまつ草が今年も健気に咲いてくれました。(^^)通常なら鉢の主が忘れて居たら花はその辺に敏感で悲観して消えてしまうものですが、カタバミ達が蔓延った雑草の間を掻き分けて必死で茎を伸ばし花芽を付け遂に咲いてくれましたから感動してしまいました。カタバミを抜き去って環境を良くしてやりましたから、この細い身体で此から約一ケ月間咲き続けて呉れますから愕きます。お詫びを兼ねて毎日栄養剤HB101を与え来春のために球根が太るようにお祈りをすることにしましょう。(^^)
事件の開幕から早や9年を経過した山口県光市での母子凌辱殺人事件に最後の審判が下り、延命にあらゆる策を弄した犯人と弁護団21名も被害者のご主人本村洋さんの堅い意思と怒濤のような民意には逆らえず22日正午広島高裁で遂に死刑判決が下され、犯人の悪足掻きに終止符が打たれました。死刑廃止論者である犯人側の弁護団は上告して最後の黒白を争うこととなりましたが、前回無期懲役の高裁判決を差し戻した最高裁の判事達が今更ドラエモンがどうとか荒唐無稽の作り話を信じる道理がなく、上告棄却となるは必定であり、本村さんはやっと妻子の墓前に額ずいて此までの永かった道程を報告できることとなり、奥さんも赤ちゃん共々漸く成仏することができます。弥生さん、夕夏ちゃん良かったね!(^0^)/
此の事件は普通の弁護士が普通の弁護をして居ればこれまでの判例からして量刑は間違いなく無期懲役でとっくに終わっている事件でありました。それが今回の死刑判決となったのは、被害者の夫である本村洋さんの熱意の賜ではありますが、此を陰で助けたのは偏に死刑廃止論者の大弁護団の努力であったと心から感謝して居ります。(^^)売名目的なのか功名心に駆られたのか彼等の勝つためには手段を選ばぬ手法は余りにも異常過ぎました。正義漢の橋下大阪府知事が弁護士時代に憤ってメディアを通じて彼等の懲戒を迫ったのも頷けるところです。江戸時代なら十両盗んで死罪、他の男と密通した人妻ですらも獄門でしたから、此の少年の場合10回位死刑にしても足りぬ位悪逆非道で残虐な犯罪でありましたが、現行の刑事訴訟法は殺人の量的な部分を重視し犯人が未成年の場合は4名で死刑と謂う不文律がありました。死刑廃止論者の弁護団は過去の判例を知っていますから此の事件の結果について高を括り、どうせ無期になるなら我々の手柄に…と犯した罪を正当化するなど詭弁と謂うには余りにも愚かしく、真に無期懲役を願うなら犯人の改悛を錦の御旗の下に闘い犯人自身に早く死刑にして欲しいと願う魂の叫びを抱くように導くのが弁護の王道ではなかったでしょうか。異常とも思える姑息な策を弄した弁護団のお陰で世間の関心も未成年で死刑になった永山則夫の時とは比較にならぬほど高く、傍聴券はたった26枚に対し3886名と150倍の高率であり、殆どの方が犯人の元少年の死刑を望むものでありましたから、皮肉なことではありますが、弁護団の形振り構わぬ遣り口が却って犯人に対する世間の憎悪を掻き立てて増幅させ、そればかりか高裁判事達に死刑への予断を持たすことになりましたからその功績は高く評価せねばなりません。
昔からよく謂われる“雉子も鳴かずば撃たれまい”の格言通りでありましたね。将に本村洋さんを救い、犯人の極悪元少年を蜘蛛の糸から地獄に蹴落としたのは彼等死刑廃止論者の大弁護団であったと謂うべきであったでしょう。(^^)
神戸市も漸く重い腰を上げて今月より煙草のポイ捨て条例が施行されましたが、悲しいことに全市ポイ捨て禁止を謳いながら単なる努力義務に留め、禁止指定区域が火傷などの危険があるとかの理由で中央区のセンター街など極く一部繁華街の路上に限られましたから、住宅地は従来どおりポイ捨てが続くものと思われます。一体から神戸市はポイ捨ての弊害をどう考えているのでしょうか。人出が多くて、手に持った煙草で周囲の方に火傷の危険を与えたのであれば明らかに業務上過失傷害罪であり、市の条例が裁くべき筋合いのものではありません。うちの自宅前を通って通勤する方には喫煙中が決まりの方が多く居られますから、垂水駅までの数分の間にその辺の溝に吸い殻が捨てられて何れは河川を通じて海洋汚染に繋がっていることを私は憂いていますが、市の為すべくことは斯くの如き公害に直結することを予め防止するための条例であって火傷云々とは笑止千万です。7月から指導員を巡回させて違反者から1000円を徴収するそうですが、禁止区域を1mでも離れればポイ捨てまで看過せねばならぬなどザル法も良いとこではありませんか。公共用の地域では例え過疎地域であっても全面喫煙ポイ捨て禁止条例を適用すべきであり、少し行き過ぎではないかと思われるかも知れませんが、後期高齢者保険料のお陰で生活に困って居られる年金生活者の方などに指導員になって頂いて固定給でなく罰金に対し30%の歩合給などは如何でしょうか、さすれば市の負担処か歳入増加となり劇的に歩行喫煙者が激減すると思います(^^)。長谷川町子さんの意地悪婆さん的な発想ですが、指導員が電信柱の陰などに隠れて居て通行人が煙草に火を付けた途端 “ハイ、罰金1000円をどうぞ”などと柔(にこ)やかに目の前に現れるなどメチャ効果的だと思いますよ…(^^)
市はポイ捨ての抜本塞源を目指し、小中学校では生徒に対し道路など公共施設での喫煙の弊害を徹底教育し、子供達からお父さんお母さん(最近は多い)の喫煙環境に付いて啓蒙させる教育に力を入れるべきでありましょう。
先日私共の業界紙『税理士界』を読んでいると80才の同業者の方が“八十路”(やそじと謂っても七十路とは読めぬのは何故だ?)と題して随筆をものにして居られましたが、その若さ溢れるエネルギーと該博な知識には唯々圧倒され、昔の旧制中学生の語学力は現在の駅弁大学生の知識では遠く及ばないことを実感致しました。耄碌した同級生ばかりの集いの話でありましたが、耄碌とは“老いぼれた”と言う言葉ではあるが老が70歳、耄は80歳、90歳の老人であり、耄は老を毛が支えているもので“毛の末”極めて僅かな老の中に居ると書かれて居ました。広辞苑を見ても漢検辞典を見ても“耄”は“ほうける”や“老いぼれる”くらいの訳しか記載されず、上記の如き解釈は旧制中学ならではであり、第一現在の大学生には意味処か“耄碌”の漢字が書けるなんてことが想像もできませんよね。(;;)
静岡県川奈で行われたフジサンケイレディースは橫峯さくら選手初日3アンダーと先ず先ずの2位スタートでありましたが、2日目以降崩れ本年初優勝は来週以降にお預けとなりました(;;)。先月50cmのパットを外して韓国のブスに優勝を攫われたのがトラウマとなったのか渡米後もずっと精彩がありません。早く初心に帰れ!さくらちゃん!
漢字の答  “天を衝く 狐が憑く 灯りが点く 帰途に就く 杖を突く”でした。
皆様の正解は幾つでしたか? “私は全問できたぞ”と仰る方のために次の問題を用意しましたのでどうぞ…(^^)
会議に(はか)る 暗殺を(はか)る 便宜を(はか)る (はか)り知れぬ幸福 容積を(はか)る距離を(はか)る
正解は来週の日曜日に発表します。10問全部正解の方は準一級楽勝でしょうね(^^)
半分以上常用漢字がですが、使い方が肝要ですから常用漢字だからと馬鹿にすると痛い目に遭うことになりますよ。(;;)

年金から天引きは憲法違反では?


15日早くも南支那海で台風第一号が発生したとか…桜に負けてなるものかと頑張ったのでしょう、北西方向に向かったそうですから丁度北朝鮮が目的地のようです。きっと自然を代表して核兵器への抗議かも知れませんね(^^)
4月も後半に入り放置していた庭は“ピッピ豆”などに占拠されて足の踏み場もなく納屋への通路が閉ざされて仕舞いました。(;;)納屋には畑仕事に必要な物が沢山置いてありますが、ピッピ豆を踏みつぶすのも忍びないし豆が笛になるまで名句“朝顔に釣瓶取られて貰い水”(加賀の千代女作)の心境で居ましょうか。(^^)

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雑草の傍らには毅然として今年も姫林檎が可愛い蕾を付けています。彼女も毎年なら5月の花なのですが今年は鴉豌豆に触発されて早起きになったようです。(^^)
加賀の千代女と謂えば“起きてみつ 寝てみつ 蚊帳の広さかな”なんて名句もありましたね。嫁いで間もなくご主人を亡くされての寂寥を句にされたものだと思いますが、最近の方は蚊帳なんてご覧になったこともないでしょうね。昔は蚊取線香などもなく一家に一つ夏の生活必需品でトイレに行くときなど姿勢を低くして這って出たものですが、それでも蚊が1匹入ったと言っては見付けるまで誰も寝られず大騒ぎでしたから懐かしい戦前戦後の想い出です。(^^)
俳句の話題ともなれば誰が何と言っても私はご存じ種田山頭火の自由律俳句『分け入っても分け入っても青い山』にトドメを刺さねばなりません。解けることのない大きな迷いを背負いながら流離(さすら)いの旅に出た山頭火の世界とは、閉ざされた時の流れの中で、風の音を聴き、微かな星の光を感じる、魂の自己自身との葛藤の旅路でありました。この句は行けども行けども己の手の届かぬ境地(青い山)に向かって、懸命に手探る山頭火の思いを綴る代表作の一句であり、少年の頃より“人間は何処から来て何処へ行くのか”と思い悩んでいた私の心を甚(いた)く揺さ振り続けたものでした。皆様も若く多感な年頃にこんな経験をお持ちのことでしょう。(^^)
後期高齢者の保険証が6万3千通未着とか、厚労省の各都道府県への周知不足が原因だそうですが各県によって取り扱いが異なっていたことは厚労省の指導能力の欠如によるものであり、省の指示が配達記録か普通便の区別も定かにされていなかったそうですが保険証は大切なものですから配達記録が常識でありますが、普通便で出した都道府県には事故がなく、配達記録に念を入れて『転送不要』の文字を記入したところが、本人不在を理由に舞い戻ってきたのは皮肉な話です。新しい制度の移行するときは、TVのCMなど周知の方法を模索し福祉施設や町内会などのお知らせにも登載してお年寄りに知らす努力を尽くすべくをそれが何も為されぬ儘に1月末に市町村より後期高齢者制度への移行を知らす手紙が来たきりでその後忘れた頃を見計らって2ヶ月して保険証の郵送ですからお墓などのDMと間違えられてゴミにされた方も少なくないようですが、全ては心が籠もらずに詰めの甘い何時ものお役所仕事が原因でしたね。再度の郵送料や印刷費など3000万円以上の出費となりますが、此は税金でなく後期高齢者の保険料からの負担となることでしょう。(;;)
おまけに保険料の取り逸れをなくし、徴収に要する費用を最低限にすべく、法律を作って年金から勝手に天引きするなどえぐい話です。これって憲法違反ではないのですか。介護保険料と後期高齢者保険の総額が受け取っている年金(年間18万円以上の方に限り)の50%以下であれば天引きされることに決まったそうですが、憲法25条には『すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。』と謳っておきながら、又民法では国民の最低生活を保障するために給与や年金の25%を超えて借金の取り立てをしてはならない定めがありますが、50%とは無茶苦茶であり、年金の年間給付額が18万円の人が50%徴収されれば月額7500円での生活を強いられることになり、どんなに節倹に励んでも限度と謂うものがあり、7500円ではパートの二日分給与にも満たぬではありませんか!先週の火曜日に税理士会の電子認証の更新に印鑑証明書などを取りに区役所へ出掛けたら、偶数月の15日とあっては丁度年金振込の日でもあって後期高齢者の窓口は押すな押すなの大盛況であり、何れも年金より保険料を天引きされ怨嗟の恨み辛(つら)みの方々ばかりとお見受けしましたが、厚労省は80%の高齢者が保険料が安くなるなどと言って居ますすが、医者は高齢者については出来高制から定額制に切り替えることができるので、此は高齢者の医療給付が検査などすれば医者が損をする仕組みですから、医者は高齢者に対しては毎月6000円の定額料金にして看護婦に血圧測定などさせて検査や治療など一切しなくなることでしょう。必要な治療が受けられなければ老齢患者は病状が悪くなって死ぬしかありませんからその辺りも厚労省の狙い目なのかも知れませんね。
“年寄りは死んで下さい国のため”
先週のことですが京都の伏見税務署で滞納していた所得税の一部を持参した自営業者に対して国税徴収官が高圧的な口調で滞納を詰(なじ)ったとか、納税者は憤慨して税金を払わずに持ち帰り改めて電話すると“あんたが開き直っているからや”と公僕とは思われぬ徴収官の発言に再びトラブルとなり事件がマスコミに洩れたことから急遽税務署では謝罪を検討しているそうですが、自営業者は“滞納を申し訳なく思うからこそ持参したのに…”と話しているそうです。時期が4月であることからして税金は19年度(4月22日引落)のものではなく18年度或いはそれ以前のもののようであり、それなら既に消費者金融と変わらぬ年利14.6%の延滞加算税(納期から60日を経過した税金に対し追徴されるもの)が付されていますから税務署にしてみれば良いお得意先の筈ですが、延滞加算税を罰金として扱っているために税金滞納者は悪徳納税者として扱われ、最近は兎も角昔は非人間的な扱いを受けたものです。私も昔は資金繰りの悪いお得意先のために延納の嘆願書を作ってよく税務署の管理部門に足を運んだものですが、税務署からは差し押さえが厭なら先ず滞納税金の約束手形を切ってくれと言われます。手形を切ったからと謂って民間の商取引ではありませんから手形は滞納税金の担保のようなもので手形期日まで14.6%の金利は取られますから手形の印紙代だけ損をするのですが、それが規則だと言われ、不承不承お得意先の説得に戻ったものです。もっとえぐいことには滞納税金の内各月に納付できそうな額をこちらが提示して手形の金額を決めるのですが、税務署では1年以上の手形は受け取らない定めがあるらしく、どんなに多額の税金でも12ヶ月目には残額が約束手形の券面金額となります。例えば滞納税金が200万円あって毎月10万円払えそうならば12月目の手形は90万円となる計算ですが、納税者が90万円の手形はどうやっても落とす目途が立たず不渡りとなれば会社は潰れてしまうと泣きつかれたときが間に入った私の出番となります。私は税務署が13ヶ月後の手形を取らないのは税務署の約束事であって、決して不渡りを発生させて会社を潰すつもりがないことを知っていますが、納税者には切った手形は落とす義務があると思い込んでおり上記のような次第となるので、管理係長に交渉して12ケ月目の手形は銀行に回さないでその後の期間に分割して再び昨年と同様の手形と差し換える所謂ジャンプ手形なる一筆を書いて判まで押して貰い納税者に納得して貰います。そして1年後に再び税務署へ行って次年度の手形金額の分割交渉に入る訳ですが、管理係長が異動していることがよくあるので前任者に書いて貰った一札がものを言うことになります。税理士は税金の申告さえ書いていればそれだけでお金が貰えるように思っている方が多く居られますが、世の中そんな甘いものではなく、実際には滞納税金の交渉やら、銀行での融資の交渉、更には夫婦別れの仲裁から、借金を苦にして自殺した社長の会社整理のお手伝い(弁護士には財務諸表が読めない)など多種多様であり、人生の機微を始終底辺から垣間見ている悲しくて辛い職業なのです。(;;)
税金と謂えば先日相続税法違反の罪で大阪国税局から告発された母子に対し、大津地裁ではそれぞれ懲役3年と1年6ケ月の実刑と、罰金は各3億円と1億5千万円との厳しい判決が出されました。事件は琵琶湖での鮎の漁業権をネタに鮎養殖業の男が数十年に亘って琵琶湖に排水する周辺企業を順に強請(ゆす)って35億円も取り込んでいたことがこの男の死亡後大阪国税局の調査で発覚し、所得税の方は時効成立で免れましたが、相続税の方はそうは行かず仮名預金の全てが暴露され相続税15億円の脱税に問われ罰金延滞税併せて凡そ20億円以上が此の男の妻と娘に課せられましたが、人を傷つけたものでもない経済犯は殆どの場合執行猶予が付くとしたものですが、相続税法違反で相続人が実刑を受けるなど珍しいことであり、事件の背景が所得税も住民税も払って居ない悪質な裏金であったばかりに時効成立の竹篦(しっぺ)返しが実刑となって表現されたものだと思いました。
此の事件から連想されるのは大阪生野区でガレージのダンボール箱に無造作に入れられた史上初の60億円相続税脱税事件ですが、SANSPO.COM > 社会 こちらは金額は2倍でも手口が幼稚なため罰金は少し多くなるでしょうが、量刑の方は執行猶予が付くものと思われます。何故ってこの被相続人の60億円は所得税や住民税を支払った後の表金であり、鮎養殖業母子の脱税した計画的な裏金とは本質的に異なるからで、脱税した金額も査察官が10日間掛かって数えるまでその額が分からなかったとか…金額の多寡は兎も角単細胞な発想による無防備な八方破れの脱税であるためにきっと斟酌されることでしょう。(^^)
熊本県で行われたライフカードレディースは横峯さくら選手の調子がイマイチであり、TVの聴衆も人気絶好調男子プロ初出場16歳石川遼選手に奪われて至極低調でありました。そりゃそうですよね、先週の女子プロはさくら選手欠場とは謂え優勝者だけでなくトップテンの6人までが韓国人のブス共では幾ら女子プロファンでも此では見る気がしなくなりますから何とかせねばなりません(;;)樋口会長聞いているのか!

母はこの詩を読んだのか


四月も半ばにして我が家の庭は早くも雑草が生い茂り早くも初夏の佇まいを見せています。何時もなら漸く芽を出したばかりの筈の鴉豌豆が今年は早くも花を咲かせ、豌豆の葉のてっぺんには此の草の特徴である蜜を求めてアブラムシが群がり、冬越しの七星紅娘(てんとうむし)が何処かから現れて大好物のアブラムシを食欲旺盛に平らげて居り、もう半月もしたら太った豌豆ができるので孫娘に沢山学校へ持たせて皆で笛吹きごっこをさせようと思っています。孫娘曰わく“ピッピ豆”の誕生と5月の連休とどちらが早いでしょうか? 昨年は前の日に収穫した“ピッピ豆”だったので学校では上手く吹けずきっと豆が乾燥して堅くなっていたせいでしょうから今年は早朝採ったものを持参させることにしましょう。(^^)

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然し、孫ももう4年生にもなったので“ピッピ豆”などには興味をなくしたかも知れませんね。(;;)いやいや、私はどの子供にも自然が与えて呉れる材料で自ら遊具を作ろうとする好奇心を何時までも持ち続けて欲しくと願って居ます。(^^)私の子供時代は肥後守を使って誰も竹とんぼなど作って飛ばしっこして競い合い、高く飛ぶ秘訣を考えたりしたものですがこの頃の子供はおもちゃは玩具屋さんで買うものと決めていて、自分の創意工夫が見られない時代となったのは偏に我が国が上辺だけ豊かになったせいであり理系人間が少なくなる原因を齎していますから悲しいことだと思います。最早日本は発明立国になれなくなったのか!
暖かくなったせいもあるでしょうが今月に入ってから灯油販売の“雪やこんこ、霰(あられ)やこんこ”の小学唱歌が聴かれなくなって少し寂しくなりましたね。私が子供の頃は冬には雪がしょっちゅう降っていましたから霜焼けの手も厭わずにそこらじゅうを走り回って雪合戦などに余念がありませんでしたが、何故か唱歌の歌詞で深く記憶に残っているのは“雪やコンコン、霰(あられ)やコンコン”であり決して“こんこ”ではなかったように思います。成る程小学唱歌では“雪やこんこ、霰(あられ)やこんこ”と歌われて居たのでしょうが、子供達には“狐がコンコン”の類(たぐい)であってコンコンの方が語呂が良く歌い易かったのではないでしょうか。地方でも秋田県では“霰やコンコン豆コンコン”宮城では“雪コンコン雨コンコン”福島では此が逆になって“雨コンコン雪コンコン”更に京都では“雪やコーンコン霰やコーンコン”と唱っていたと作家の林望先生が日経プロムナードで含蓄を披露して居られましたから、成る程と膝を叩いたものでありました。更に林先生はコンコンは“来う来う”と雪が降ることへの願望の囃し言葉であり、単なる児戯ではなく稲作農民の冬に雪が降れば秋には豊に稲が実ることの予兆への祈願が籠められていたと述べて居られます。雪は山野に芳醇な地下水を齎し、枯れ木ですら花を咲かせる力があったのでしょう。唱歌の最後に“枯れ木残らず花が咲く”とあるは奇蹟でも何でもなく農民の願望が籠められ謳われていたのではないでしょうか。
『おかあさんはどこもふわふわ ほっぺはぷにょぷにょ ふくらはぎはぽよぽよ うではもちもち…(中略)おかあさんはとってもやわらかい ぼくがさわったらあったかい気もちいい ベッドになってくれる』
『おかあさん』と云う題名のこんな可愛く素敵な詩を書いた小学4年生の少年西山拓海ちゃんがお母さんに絞殺されると謂う衝撃的な事件が今月初めに青森県八戸市の過疎地で起こりました。平仮名が多いのは此の少年が2年生の初めに綴った詩だからなのですが、他にも畑に蒔いた作物が大きくなった喜びを書いて文部科学大臣賞を受賞したり、土井晩翠を記念して小中学生から募集した詩で“晩翠わかば賞”を受賞するなど珠玉のような詩を作り、平成の三好達治、室尾犀星に大成するかと思える天才的な文学少年でしたが此の感性豊かな少年に如何様にしてこんなに悲しい事件が起こったのでしょうか、警察は母親が無理心中を図ったものと見ているようですが、食糧難で誰もが困っていた戦後まもなくお祖父さんお祖母さんが此の地に入植し荒れ地を切り開いて開墾してきた地域であり、農業の停滞に伴って離農者が相次ぎ少年の通っていた小学校は在校生僅か4名で、何れは廃校になる運命(さだめ)であったことでしょう。少年の不幸は岩手県へ出て結婚した母が夫の借金癖から5年前に離婚して少年を連れて実家に帰ってきた時から始まっており、衰頽する地域の一軒家で家族関係や親族間の借金問題に巻き込まれてお母さんが、生活苦から発作的に母子心中を図ろうとしたものと思われますが、どんな事情があるにせよ最近のお母さんって誰も我が身勝手ですね。毎日新聞の6段抜きの大きなタイトルは黒いバックに白抜きで『母はこの詩を読んだのか』でありましたが、この世知(せち)辛い世の中なのにこんなに子供に愛されて居てどうして殺さないとならなかったのか。自ら腹を痛めた子を子供に慕われながら縊り殺すなんて人間ではありません。此こそ夜叉と謂うのでしょう。{%怒りwebry%}
拓海ちゃん(開拓者のお祖父さんが名付けたのでしょう)は人懐っこくて元気で明るい子供だったと少年を知る人達は誰も愕いたそうですが、この詩は恐らく少年が2才か3才の幼年期の体験を綴ったものであり、私が思うに少年が此の詩を綴った2年生の時には生活苦などから既に母子の関係に深い亀裂のようなものができて居り、少年は幼い頃の母子関係を復元したい一心で幼年期一時期の体験を懐かしんで母の心を呼び戻すべく一所懸命この詩を詠ったものではないかと考えました。(;;)“親の心子知らず”とは昔からよく謂われた言葉ですが、どんな事情があったにせよ”子の心母知らず“では酷(むご)過ぎますよね。そして此からの一生を十字架を背負って生きていかねばならぬお母さんは自業自得とは謂え、そのときは塀の中でしょうがどんな思いで拓海ちゃんの祥月命日を迎えられることでしょうか(;;) 合掌
3月一杯与党が必死に頑張った甲斐もなく、野党の抵抗にあって40数年振りに揮発油税暫定税率の期限切れとなり、目出度く四月よりリットル当たり25円ガソリンが安くなり、スタンドでは高い値段の儘の在庫処分を巡って悲喜交々の様相を呈していましたが、先週始めから廉いガソリンがスタンドに入荷するようになり、何処も120円台の価格となって週末の行楽ドライブ客を喜ばせています。(^^)
一方社会保険庁の杜撰さが浮き彫りとなって“3月までには解決する!”と啖呵を切った舛添大臣の公約も敢えなく潰え、再度年金の確認作業が始まることとなりましたが、分からぬものを何年調べても分からぬものであり、作業に膨大な税金の無駄遣いに過ぎないことが分からぬ連中にも困ったものですが、ガソリンや年金問題のどさくさに隠れて本来昨年の国会で審議され立法化される予定であった厚生年金と公務員共済年金との一元化法案が3度の国会を跨いで一度も審議されることもなく店(たな)晒しとされ忘れられようとしています。(;;)
公務員の共済年金は公務員の給与が廉い(大昔のこと)ことを理由に国庫負担額が大きくされて居り、厚生年金と比較して割高な受給額となり国家財政を圧迫する原因を作って居ますが、厚生年金と同様にされれば国庫負担額が減少してこの4月より公務員OBの年金は大幅に削減される予定であった処が、それも叶わず従来どおりの支給額となり全国の公務員OB達をホッとさせていますが、此も基はと謂えば自民党に劣らずアホな民主党が年金一元化は国民年金が外されていると無理難題を吹っ掛けて法案に反対したためであり、枝葉に拘って本末を忘れた民主党の失態は赦すことができません。取り敢えず厚生年金と共済年金を一元化しておいて国庫負担を減らしておき然るべき時期を待って国民年金を合体する法案を考慮すべきであったでしょうに一体から民主党ノバカ共は何を考えて居ることやら…{%怒りwebry%}
実は自民党の此の法案は公務員を敵に回してまで昨年の参議院選挙の目玉として使う予定だったのが、社会保険庁の年金記録漏れの噴出事件で惨敗したために頓挫したものです。民主党がこの法案に国民年金まで参加させようとしたのは虫が良過ぎましたね。
新年度の国会でも先ず審議は望めそうもありませんから、今一番喜んでいるのは公務員と公務員OB達でしょう。民主党も政策理念なにもなく反対のための反対ばかりで偉そうなことばかり言っていないで偶には国民のことを考えたらどうじゃ!{%怒りwebry%}
今週の女子ゴルフスタジオアリスは兵庫県三木市花屋敷GCで行われましたが、先週の渡米疲れでさくらっちゃん欠場のためお休みとさせて頂きます。(;;)
ゴルフTV観戦の時間を漢字の勉強の時間に充てることができたので2日で3時間余分に勉強が捗りましたよ。処で、漢字の勉強をしていて少し引っ掛かる箇所に出会(くわ)しました。“可哀想な”と謂う意味で“不愍”とか“不憫”と謂う言葉がありますが、“愍”も“憫”も“不愍”も“不憫”も何れも憐れむという意味であることは何方もご存じですが、如何して此の二つの熟語だけ“不”と謂う打ち消しの助詞が付きながら“憐れでない”と打ち消して居ないことでした。(;;)種々辞書を紐解きましたが定かでなく完全主義の私には何処か吹っ切れません。御存知の方は是非お教え下さい。

憂国の漢字離れ


春の高校野球も終わり春爛漫を迎えて愈々来週から新学年の始まりです。上の孫は男で中学2年生、下の方は女の子で小学4年生となりました。もう此の年頃になると子供達も自我に目覚めてきているようで、下の子には早やタメ口など聞かされることになりましたからお祖父ちゃんの威厳も貫禄も少し宛薄らいできたようです(;;)。日曜日などお昼の食事に誘っても良い顔をされず、以前なら食事の後本屋さんで好きな本など買って貰えるのが楽しみで喜んでよく付いて来ていたものですが最近ではそんな機会にも恵まれず、一人寂しくコープのお寿司など買ってきて食べていますが、これって矢張り爺離れした孫達の成長を喜ぶべきなのでしょうね(;;)

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お得意先の芦屋のNさんから花の写真を届けて頂きました。まるで桃と桜の合の子のような美しい花ですね。皆様はこの花の名がお分かりでしょうか?私も花の名が分からずメールを拝読しこの花が名前だけは子供でも知っているアーモンドの花であることを知りましたが愚かにも私はアーモンドがピーナッツのように畑でお芋のようにできるものと信じ込んで居ましたので愕いてしまいました。此の花からあんなに大きい木の実が地中に潜るなど到底考えられませんからきっと此の位置で実になることでしょう。調べてみるとアーモンドはサクラ属バラ科の植物で和名では扁桃と謂うらしく実が喉の扁桃腺に良く似ているからでしょうか?よく聞いてみるとこの花は市販のアーモンドとは少し種類が異なっていて実は大きくても食べられる処は10%位で僅かだったそうです(;;)
ピーナッツと謂えば連想されるのがキャンディーズです。早や引退後30年を迎えて東京文京区のJCBホールで記念イベントが当人達不在で先週4日行われ約2000人のファンが詰めかけたとか…石破防衛大臣も彼女達の大ファンだったそうで4日の閣議後”あの頃の自分と比べて今の自分はどうか…寂しさもあれば後悔もある“と語ったそうですが、結成後僅か4年人気絶頂時に潔く解散した彼女達に比べて、自らの地位に恋々としている己を恥じ入っての言葉ではないかと考えました。
話はがらりと変わりますが先月行われた岐阜県公立高校の入試での国語の問題に“欠席”と謂う書取の問題が出たそうです。然し、偶々黒板に当日受験者の欠席の有無を確認するために欠席数とか遅刻数とかの文字が漢字で書かれており、生徒が試験官に“此の問題は答が黒板に書いてありますが…”と指摘して分かったそうです。私など子供の時書取の試験時には窓の外に見える店の名前や看板広告などを懸命に探し、偶には正解を見付けてラッキーなどと喜んだものですが、窓の外は兎も角黒板に正解が書かれて居たなどその辺りを配慮しなかった先生も何を考えているのか、心其処に在らずであり、弛みきっているのが丸分かりですね。周章狼狽した教育委員会では急遽鳩首凝議の結果全員を正解扱いにしたそうですが、字を知らない者には黒板を見ても分かった者は少なくない筈であり、何も全員正解扱いしなくても良かったのではないかと思いました。
それにしても“欠席”の二文字は何れも小学4年生7級の配当漢字であり、中学入試でも易しすぎて首を傾げる問題ですから最近の高校入試レベルも随分落ちたものですね。(;;)最近の生徒の学力が落ちたのは、きっと先生のレベルが落ちたせいにも因るのでしょうか。(;;)
因みに今度4年生になる孫娘に“欠席”の書取をさせると間違えずにちゃんと書けましたよ(^^)その孫が “木材”の書取で×を貰いました。本人はこの字を本に書かれた通り正しく書いたそうですから×とは解せぬと思っていたら、先生の真意は”材“とは木偏に才と書くので”材“は誤りだとか…(;;)孫は理由も分からずに居ましたが、私など”材”が木偏に才と書く位のことは知っていますが漢和字典を見ても広辞苑の“材料”を読んでも勿論漢検辞典を見ても旁(つくり)の払い棒が縦棒からスタートしています。僅かに右側に瘤が出ていることは気持ち分からぬでもありませんが、僅か0.2mm程右へはみ出してるからと×にするのは元の字が才でありそのために材と呼ぶことは知っていても文字によって変形することは良くあることですから現在の辞書に登載してある字を書いて×とは不可解ですね。パソコンのフォントを調べたら僅かに行書体で“”が見付かった位で後は全て払い棒が中心から出発していましたよ。此って可笑しいですよね。次の漢検テストでこの字が出たら一度“材”と書いてみましょうか、恐らく採点器械は○にすると思いますよ(^^)
漢字と謂えば、先日の新聞を見て此又驚愕しました。漢字のテストは日本漢字検定協会による所謂漢検が本命で、10級から1級までに分かれていて小学1年生の10級配当漢字80字を皮切りに1学年で1級格上げされますから中学3年生で2級までの配当漢字を学習することとなります。漢字検定協会のこの試験は本試験が6月10月2月と年3回行われる以外に各学校単位でも受験できることになっていますが、漢検によると中学校3年生までに履修する常用漢字1945字の読みと書きが試される2級の学校単位での受験合格者が高校3年生で過去10年間一度も20%に達しないことが発表されました。(;;)私が一昨年春に漢検2級を受験したとき、殆どの受験者が高校三年生であり、漢検2級の資格取得が大學の推薦入学や就職試験の条件の一つになっているためだと聞かされて、フーン大学も中学三年生までで憶える漢字が書ければ入れる時代となったのかと高校生の学力低下に些かならず愕いたものでありましたが、その2級ですら本試験の合格率が20%強でありますから、厭々受けさせられる生徒も交えた学校受験での合格率が20%に遠く及ばぬのは当然でありましたが、此の数値を見て我が国の国語教育の劣化に疑問を抱かざるを得ぬ処でありました。人によっては受験科目に勉強が偏重しているのではとの意見もありますが、国語は明らかにあらゆる学問の基礎であり、考えるに最近の学生は教室を離れれば字を書く機会が少なく手紙など書かずにメールに頼りきりで機器が勝手に漢字変換をしてくれるために段々と漢字離れが進んだ結果常用漢字すら書けぬ高校生が氾濫することになったものと見受けました。(;;)現在漢検2級本試験の受験生は約25万人ですが、その上の準1級となると受験生がガタッと落ちて9千人(合格率約9%)となりますから、この大きな落差が大学入学や就職のためなどとは考えたくありませんが、これが当世学生気質と謂うものでしょうか(;;)
準1級の受験生も私のような年寄りの変わり者を除けば殆どが高校の国語教師を望む先生志望者の大学生ですから、これも功利的な当世学生気質の一つというべきでしょうね(;;)
それにしても高校入試の書取の問題が小学校4年生で教えられる漢字とは悲しく他の問題も押して知るべしでありました(;;)
先週仕事上のトラブルで近畿税理士会に呼ばれ大阪天満橋まで行って参りました。久し振りでの大阪行きでしたがJRから眺めた武庫川河畔の桜並木は雪柳共々丁度見頃でお天気も良くとっても綺麗でしたよ。(^^)
事件は元関与先が身勝手で非常識な訴えを税理士会に対して行ったために私が被申立人(分かりやすく謂えば被告)とされて呼び出されたものでありましたが、全面的に当方の言い分が正しいために事件の結末は先方が少なくないお金を私に支払う仕儀となって、何のための紛議の申し立てか分からぬ結末となったものであり、“雉子も鳴かずば撃たれまい”を地で行った如くでありましたが(^^)、今日の話題はそんな詰まらぬことでなく、近畿税理士会が大同生命等の入っている巨大なビル(地下鉄谷町線天満橋駅の4番ゲート内)の2階から5階までを全て借り上げて内70%以上が殆ど未使用状態であることを知ったためです。ビルの立地条件や賃貸スペースから家賃は年間軽く数億円はすると思われ、如何してこんなに椀飯振舞ができるのか不思議に思ったものですが、近畿税理士会は管内に14000人を超す会員を擁していますから一人当たり年間82800円もの会費を徴し、(別に支部会費24000円あり)年に数回新聞を送ってくることと年一回会員名簿が来る位で、税金は公益法人のために非課税ですから年間10億円を遙かに超す会費の使い道がまるでなくこんな冗費に現(うつつ)を抜かしているものと考えました。単純に年会費を1/4程度に下げればよいものをそれもしない処はまるでお役所ですね。母体である日本税理士会連合会へ多額の賛助金を上納し、アホな連合会の役員達は此又上納金の使い道がないために我が身の勲章ほしさに我々会員に無断で自民党へ毎年政治献金を10億円(税理士総数は全国で6万人であるため近畿会は2億円位?)もしながら政府からは税理士への何の見返りもなく中小企業への酷税の立法阻止すらできない有様であり我々会員がコケにされていることを税理士会の賃貸スペースのムダからこの目でしっかりと確かめたのでした。(;;)内緒の話ですが被申立人の意見の陳述する部屋や申立人が抗辯する際私が待機させられる部屋が何れも50坪もある大きな部屋で在室人員が私一人では冬なら暖房費、夏なら冷房費が如何程ムダだったかと思ったものでありました。(;;)私は2月に第一回の呼び出し受けましたが確定申告で忙しいからと一回すっぽかしましたから税理士会の経費節減にさぞ寄与貢献したことでしょうね(^^)
おまけに此のビルのオーナーは大阪税理士会館と謂って一部の税理士が40年前に建設し税理士会が入居していたのを偶々隣に居て保険で親しくなった大同生命にお金を出して貰って10数年前に共同ビルを建設(6階から上は大同生命が占有している)したものでありました。40年前は半強制的に株主にさせられ1株1万円を負担されましたが30年間無配でその後額面価額で株を買い取りたいと通知が来たので無視していると翌年から年480円配当金が当たるようになりましたから当時の1万円と現在価値との乖離に30年間の利子を併せると私は幾ら損をしたことでしょうか。ま、税理士会の会費が当時1万円高かったと思うことにしましょうか(;;)それにしても此の会館には税理士会のお偉い方々が役員となられて沢山給与や退職金を貰って居られますから結果的に未使用の家賃相当額は廻り廻って我々の会費が税理士会館の役員となっている税理士会のお偉方の懐を潤しているようです。税理士会の役員は国税局にゴマは摺っても絶対に官には刃向かいませんが、自らが疚(やま)しくては余りお役人の天下りのことなど口幅ったくて言えないですよね。{%怒りwebry%}
女子プロゴルフツアーは橫峯さくら選手カリフォニアナビスコ選手権に出場しましたが64位で予選カットスレスレは情けなく、いっそ予選落ちして早く帰国し来週花屋敷の試合に頑張って頂きたかったですね。此の儘では疲労困憊で来週はお休みとなりそうです(;;)

相手は誰でもよかった!


桜前線も随分北上したようです。植物は正直ですから庭の雑草の息吹も愈々本格的となり夜の寒さが却って雑草の逞しさを増幅させているようで蛇苺などもう真っ赤な実を付けて毒々しげに咲いています。遅咲きの盆栽の木瓜(ぼけ)が今年も漸く花を付けました。花も年々少なくなり肥料も遣らずに鉢の僅かな空間で根が回っているに違いありませんから花が終わったら一度根を整理して新しい土に入れ替えて来年は花の数を増やすように努力して見ようと思っています。(^^)

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新緑の4月を目の前にして甲子園では球児達の熱戦が続いています。甲子園球場は昨秋より3年計画で少し宛リニューアルされ、内野席のシートが幅広になりましたが、その分総席数が減りましたから、年間を通しての入場料が1席最高60万円(ネット裏)最低で3塁側上段21万円と約4割方大幅値上げをされました。(;;)年間予約されるタイガースファンの懐具合も大変ですが此で優勝できなかったら皆怒るでしょうね。(;;)阪急のものになったからとてそんなに金儲けばかりに走るな!儲けは阪神電車の切符代で充分であり、作るならファンのために試合日のみの年間予約の駐車場でも作ったらどうでしょうか?春夏の高校野球では法外な料金で貸せると思いますよ。(^^)
自分が刑務所に行きたいばかりに18歳の少年が『むしゃくしゃして居て相手は誰でも良かった』と見知らぬ人を線路に突き落とす事件が先週JR岡山駅で起こり、この種の事件の連続は世間を震撼させて居ます。後先を考えずに自分勝手な輩(やから)が最近頓に増えてきましたが、刑務所へ行きたいなどと本気に考えて人を殺したとしたら此の少年は幼稚園児にでも分かる倫理の基本概念が欠如していたに違いありません。
昔から“天上天下(てんげ)唯我独尊”と謂う言葉があります。此は釈尊が誕生されたとき謂われた言葉ですが、釈尊であって言えた言葉であり、自分以外の人の存在を認めない我が身勝手な閉じ籠もり人間の続出など親の過保護のせいなのか、学校の教師が悪いのかそれとも道路特定財源を不正使用した国交省役人達が数多(あまた)存在する社会環境のせいにでもすれば良いのでしょうか。
人間が他者との関わりに於いて自己を認識すると謂う下(くだ)りが、19世紀デンマークの哲学者キエルケゴールの“死に至る病”の冒頭に記されていますが、『人間とは精神である、精神とは自己である、自己とは自己自身に関わる処の関係である』つまり他者なくして自己はあり得ず、他者あってこその自己であればその関係を断ち切ろうとする行為は自己を否定することであり、将にキエルケゴールの謂う“死に至る病”であります。これを彼は“絶望”と呼んで居ますが、このキエルケゴール擬(もど)きの絶望人間が昨今世に蔓延(はびこ)って参りました。
隣人が越してきても挨拶もなければ会っても知らぬ顔が当たり前の世の中の到来では漱石の“草枕”の書きだしではありませんが“智に働けば角が立つ、情に棹させば流される、意地を通せば窮屈だ、兎角此の世は住み難い”時代になりましたね。(;;)
話は元に戻しますが、此の少年の意気地のないところは無差別に相手を選んで卑怯にも後ろから襲ったことであり、同じ鬱憤を晴らすなら如何して中学校時代に苛められた連中を捜し出して標的にしなかったのでしょうか。それなら罪も半減されるでしょうに…(;;)。経済的な理由で進学できなかったのも原因の一つだとか、それらは所詮後付けの理由であり、自らの置かれた環境はそれがどんなに貧しく悲惨なものであっても自(おの)ずから甘受し受容しなければならないのにそれができなかったのは、此の少年の精神年齢が18歳にもなって未成熟なものであったと謂わねばなりません。私も此の年頃では、いっぱしの哲学少年でカントやショウペンハウエルなどに傾倒していましたが、その目的たる命題は“自己とは何か?”でありましたから、自分が“何処から来て何処へ行くのか?”と自己自身の心を追い詰めるために他者を意識していたものです。他者を認識するには先ず自己自身を定義せねばならぬ多感な年頃ではありましたが、他者を否定することは自己をも否定することであり、他者を否定するならば自死して自己を否定すべきが道理と謂うべきでありましょう。こういった事件を起こす少年達が決まって甘ったれた一見普通の子供であり、普段粗暴な問題児でない処に事件の恐ろしさが隠されていると考えます。上手く表現できませんが、今の世の中子供達が言いたいことを言って、したいだけのことをする環境の下で生活すれば、多少人に迷惑を掛ける程度でどんな鬱憤も発散できる筈なのですが、現在の家庭環境や学校教育に於いてそう謂うことができない土壌が何処かに潜んでいるのではないでしょうか。良い子振っている子供ほど恐ろしいのではないかと感じさせられた今回の幾つかの事件でありました。
石原都政の目玉であった“新銀行東京”資本金1000億円が破綻しかけて更なる公的資金400億円の導入が採決されその余りの杜撰さに都民の怒りを買っていますが、如何して斯様な杜撰経営がなされたのか検証してみました。各都道府県には信用保証協会なるものがあって、零細中小企業が金融機関から融資を受ける際に、保証人になって呉れますが、此はあくまで金融機関の審査フイルターを通して篩(ふる)った上で残った企業に金融機関を通じて貸出がなされるものであり、誰もが保証協会の保証を受けられた訳ではありません。処が“新銀行東京”は信用保証協会が金融機関に何となく格上げ変身したようなものであって実態は金利が一般銀行より5-6%と高いだけで実態は信用保証協会と余り変わらないようなものであったため、審査が財務データを基にスコアリングモデルと名付けられたコンピュータの自動審査で行われたために、金融機関の審査フイルターなら篩(ふる)われた微塵のような企業にも無担保無保証で貸金が行われた処に不良債権続出の原因がありました。信用保証協会は銀行のお墨付きを得た企業に年間1%程度の保証料を取る約定であり、貸付金利が年8%の時代は兎も角年1%台の低金利時代になっても同じように1%を取っていましたから、一般市中金利と連動しないお役所式の保証料体系には我々もずっと疑念を抱いていたものです。処が“新銀行東京”にしてみれば銀行に昇格すれば1%から急に6%の利息収入が得られる青写真に有頂天になり、無担保無保証でも上限1000万円では先ず取り逸(はぐ)れることはあるまいと浅はかにも思ったのでしょうが、返すつもりで借りて居ても無担保無保証となれば返したくない手合いが出てきて当然でしょう。おまけに彼等は通常金融機関が行う税務署へ出された法人税申告書控えのチェックなども行わずに所定の用紙に売上高などを記入させて、それをスコアリングモデルで審査して居り、当然に誰でも借りたいばかりに数字を水増しし更に赤字も黒字に変えて書くでしょうからアホな機械が嘘の数字を見抜ける道理がありませんよね、実の処彼等には融資に対する審査能力の持ち合わせがなかったのでしょう。(;;)同じ頃設立された日本振興銀行は事業を開始して直ぐにスコアリングモデルが使い物にならぬことに気付きビジネスモデルに切り替え事なきを得て08年3月期は黒字化するそうですから “新銀行東京”には融資審査に適した人材が殆ど居なかったと思われます。当初金融マンの共感を呼び100人の採用枠に5000人殺到したそうですが、人事担当者は一体から応募者の何処を評価して採用したのでしょうか。融資部門経験年数の書き込み欄が洩れていたりして…(;;)
新年度から急遽融資の審査を外部委託するそうですが、企業秘密の最たる融資審査のノウハウが外部委託とは不思議な話であり聞いたこともありません。外部委託先は大手の金融機関に決まったそうですが、此では“新銀行東京”は只の信用保証協会に過ぎません。その内情報の漏洩で美味しそうなお得意先は少し宛大手に奪い取られて“新銀行東京”の融資先はカスばかり残されるのではないでしょうか(^^)
銀行に籍を置かれた方ならお分かりでしょうが、どの銀行でも本店の融資1課に配属されることがエリートコースに乗って輝かしい未来が約束されたことを意味していました。(^^)
その銀行の真髄とも謂うべき融資の審査部門を市販に近いソフトに頼ったり、外部の金融機関に委ねるなど常識外れも甚だしく“新銀行東京”はまるで銀行と呼ぶには烏滸がましく消費者金融より遙かに劣ったレベルではないかと思えるのでありました。(;;)
鳴り物入りで“新銀行東京”の代表執行役に就任したトヨタグループの再建マン仁司泰正は理想論から“中小企業には“新銀行東京”のような会社が必要だ”と性善説に立って良い子となって融資の審査をビジネスモデルに軌道修正しなかった責任を取らされて07年6月に退任しましたが、先月その後の経営陣は余りの赤字の酷さに自らの責任を遁れるために仁司氏を刑事告訴する検討に入ったそうですから、仁司氏にとっては青天の霹靂であり“如何して僕が?”と愕かれ、ショックが大きかったせいかその後全く連絡が取れぬ状態になったと先週の日経ビジネスに記されて居ましたが、昔から餅は餅屋と謂いますから車を造ることとお金を貸すこととはまるで異次元な事業であることに思い至らなかった石原慎太郎都知事にも大きな読み違いがあったに違いありません。BMWでトップセールスマンとなられた林文子氏もダイエー入りされてからイマイチぱっとせず、同じ物を売る商売でも品物が変われば、人を売る車では力が発揮できても文字通り商品を売る事業ではその才能も発揮しようがなかったものでしょう。さすれば車屋さんと貸金業界では余りにも畑違いでありましたね。(;;)
昨日近くのクリーニング屋さんへ洗濯物を取りに行ったら“来月から1点30円値上げします”と張り紙があり、“小母ちゃん30円値上げはきついなあ”とぼやいたら“油の値上げでやって行けんのです”との返事でした。“小母ちゃん4月から油も25円安くなるそうやで”と言うと黙り込んでしまいましたが、私の次なる質問客にはどんな答を用意したのでしょうね(^^)
今週の女子プロゴルフはお休みです。先週手中にした優勝を逃したさくらちゃんにはよい休養となったことでしょう。(^^)