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寺小屋とは何のことだ!


其所此所に石楠花の咲き誇るGWの真っ直中です。多くの方が海外旅行やETC1000円旅行に出掛けられて、この時期うちのブログなど訪れる方は居られないと思いますが、毎日曜日の更新は私自身が生きている証だと思って居ますので、訪問者の有無に関わらず性懲りもなくリリースしています。(^^)
午前中昼食などを買いに街に出掛けましたが、商店街はガラガラの閑小鳥で何時もなら押して通る商店街がチャリンコのフルスピードで走れましたし、午後ネットの碁を1局打ってと思いアクセスしましたが、此方も閑古鳥で誰も相手が居ませんでした(;;)
大久保一族及びファミリー企業の払拭が結論された30日の報告書により7月の漢検テストが無事実施されることを文科省が決定しました。“漢検”の登録商標がファミリー企業所属であることが今になって判明しゴタゴタしていますが、買取などせずにロゴを変えれば済むことでしょう。愈々漢検の実質支配が文科省のものになったことで熱(ほとぼり)の冷めた頃、理事長が文科省OBとなり、爾後漢検は大久保&ファミリー企業であったのが、やがては文科省&ファミリー企業になることでしょう(;;)
受験者が300万人になるまで懸命に努力したのに一寸した手抜かりで金の卵を産む愛娘を悪代官に連れ去られた大久保親子の心境は如何ばかりでしょうね。全ては“欲ボケ”が齎した報いでありました。(;;)大久保一族が1年間に3億円も取り込むなんて恥ずかしくなかったのでしょうか、公益法人ではなく私益法人でしたね。(;;)
ともあれ7月のテストも実施が決定し、私も今日からGWを心置きなく漢字検定の学習に打ち込めることとなりホッと安堵して居ります。(^^)
漢字なんかちっとも面白くないと仰る方が多いと結構思いますが、何でもその世界に足を踏み入れると結構興味深くてなかなか抜けなくなるものですよ。例えば4年生で習う7級の配当漢字で“芽”と謂う字がありますが、此の漢字は草冠に牙と云う字の構成でできており、字画は草冠が3で牙が5であり合計字画は8が正解です。処が草冠を除いた“牙”と謂う準一級の漢字は辞書では4画となっており一画足りません。その理由は正しい“牙”の字の2画目と3画目が連続して居り、左に出ている線は明朝体の修飾であって、筆順は縦棒を降ろしたまま素直に右に線を引くのが正解です。同じ“牙”でありながら如何してこんな生徒泣かせなことになったのかその原因は戦後文部省が作った常用漢字のせいなのです。元々牙の字は4画だったのに常用漢字を作るときに修飾部分(旧字体にはなかった)を入れて1画増やしたことが原因なのです。従って芽も旧字体は牙が4画なのですが草冠が+が二つになって4画にされているため合計では8画と変わらぬややこしさです。(;;)
同じような漢字に“卑”と謂う字がありますがこの字も常用漢字で画数は9画ですね。処がこの字の旧字体は“脾臓”の“脾”の旁のように良くご覧になれば田の縦棒が左に寄って下の“ノ”とドッキングしているのがお分かりでしょう。従って正解は“月”を除けば8画なのです。この字も常用漢字によって1画増やされたもので、常用漢字なら“寿”と7画と少ないのに旧字体“壽”と14画にも字画が増えるのが常識ですが字を簡易にした常用漢字になって字画が増えるなんて生徒いびりとしか考えられずおかしいですね。
皆様も一度周囲の方に“牙”が何画か聞いて見られたら如何でしょう。4画と答える方が10人に一人居られるでしょうか?え?“牙”と謂う字を知らない人の方が多いですって?
異色のロック歌手の忌(いまわ)野清志郎が58歳の若さで癌のため亡くなりました。この歌手は栗原と謂う立派な苗字を持ちながら如何してこんな忌み嫌われる字を芸名にしたのでしょうか。おまけに“忌”の正しい訓読みは“忌まわしい”ですから、この歌手のお陰でロックファンの方の中では国語のテストに“忌しい”と送りがなを振って罰点だった方が多かったことでしょうね。(^^)謹んでご冥福をお祈り致します。合掌
阪神淡路大震災で親を亡くした子供の心のケア施設、あしなが育英会神戸レインボウハウスが遺児達の学習を支援する子供達を募集する記事が新聞に掲載されていました。親が震災で後遺症を負ったり亡くなったりした小学生が対象ですが、名付けられた“虹の寺小屋”の名称に奇異な感を憶え、“寺子とは寺子屋に通って学ぶ子供を謂いますから寺小屋は誤りではありませんか?”とレインボウハウスに電話をして確かめたのですが出られた方は“うーん、良く分かりません”とのお返事でした。何も重箱の隅を穿(ほじ)ったり、人の揚げ足を取るつもりはありませんが、“寺子屋”と”寺小屋”は漢検の3級位の誤字訂正に出題された記憶がありますから、小学生を指導する者が誤字の学習塾では洒落にもなりません。早速看板を書き換えて頂くようにお願い致しましたが、一度育英会の会議に諮られるとか…(;;)果たしてどうなることやら…(;;)
オバマ大統領が地球温暖化防止のための京都議定書に復帰しない方針を最終的に決定しました。京都議定書は地球環境の悪化に歯止めを掛けるべく温室排出ガスの削減目標を定め2012年までに日本は△6%アメリカは△7%の目標を掲げていましたが、ブッシュ前政権がエネルギー産業の傀儡であったために同調せず、今回オバマ氏に期待されたものでありましたが、彼の復帰に関わる判断は、議案を上程しても上院での支持が見込めないからとの理由でありましたが米政府当局者が復帰しないことを認めたのは心外であり、勝敗は兎も角一度は土俵に上げるべきではなかったでしょうか。
今回の復帰撤回によってオバマ氏も又エネルギー産業の幇間であることを暴露しましたね。
“ブルータスお前もか!”でありました。(;;)
孫の通っている学校で文化祭が行われると聞いて昨日の午前中遙々住吉まで行って来ました。目当てはこの学校の囲碁部が過去に団体個人共に幾度も全国制覇を成し遂げたのを知っていたので、現在の囲碁部がどの程度の力があるのか試して見たくて行って来たのですが、予め聞いていた旧校舎の穢い部室を探し当てて、四段だと謂う少年に対局を申し込み向こう先で対局した処、簡単に打っ潰されると覚悟をしていたのですが、意外にも彼の碁には若者らしい覇気や奔放さが全くなく長考する割には所謂根性の入った“読み”がなく、私自身50数年の経験から察する処、自分で考えた手が打てない教科書を丸暗記した借り物の碁であり、従って棋力は小生の期待を全く裏切るもので全国レベルは疎か到底県代表にも届かないものでありました(;;)更に気になったのは4倍以上も年上の棺桶に凭り掛かった小生に惨敗しても少しも悔しさが見られなかったことでありました。(;;)

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会場はご覧のように部員も来場者も少なく、昔の場末の碁会所宛らであり(;;)、漫画“ヒカルの碁”がブームとなって子供達を席捲して早や10年が経ましたが、嘗ての囲碁名門校のこの惨状は“栄枯盛衰世の倣い”とは謂え、とても悲しく思ったものでした。(;;)
女子プロゴルフクリスタルガイザーレディースは千葉県京葉CCで行われましたが、初日68と好スタートを切ったさくら選手でしたが、2日目18番の池ポチャが祟って6アンダーの2位とは不本意でありました(;;)

夜のプラットフォーム


漸く確定申告の提出期限を明日に迎え、うちでは先週半ばに電子申告の送信と税務署提出分全てを終了しました。電子申告に税務署持参書類とはハテ?面妖な話ですが、青色申告決算書などで添付書類が様式の行数に入り切れない場合は従来ならエクセルなどで作成した書類を青色決算書に挿んで提出していましたが、電子送信ではエクセル書面など当然受け付けられないため、わざわざ一枚か2枚の書類だけ申告書等送信票(兼送付書)に添付して所轄税務署へ持参又は郵送することになりますが、受け取った税務署も16桁の利用者識別番号と20桁の受付番号を入力して電子送信された申告書と識別番号などの突合する作業がさぞ大変だろうなあと同情してしまいます。何せ識別番号等のフォントが約7フォントと小さいために私などどんなに目を凝らしても読み取れませんから税務署員もさぞ大変でしょうね(;;)怨むなら持参した納税者や税理士ではなく電子申告制度を創設した国税庁をどうぞ…(^^)。
確定申告が済んだら済んだで1月決算が待ち構えて居ますが、酷使した老体も労って遣らねばならず、残業続きでトゲトゲした気持ちも休息させねばならず、この歳にもなると休息には頭脳を酷使するネットの囲碁対局より幼い頃から青年時代までに親しんだ懐かしい歌に接することが何よりも効果的でありこの週末は夕べの一刻に走馬燈のように巡る若き日の情熱を掻き立てて身心のリフレッシュを図って居ります。(^^)好きな作曲家はモーリス.ラベルの“ボレロ”から山田耕筰の“赤とんぼ”まで何でも御座れとまるで節操がありませんが、皆様は“夜のプラットフォーム”と謂う曲をご存じでしょうか。ご存じない方は是非一度聴いて下さい。この歌は戦後間もない混乱期に登場して瞬く間に日本中を席捲した恋の歌でありましたが、この歌は実の処、戦前に反骨の作曲家服部良一によって作られ淡谷のり子によって歌われ乍ら、兵士の士気を削ぐと軍部に糺弾されて直ちに発禁処分された悲しい過去を持って居ります。
【夜のプラットフォーム】
歌詞をよく聴かれたら頷けると思いますが、此の歌は恋人との再会を約束した別れの歌などではなく、御国のために死地に向かおうとする兵士の新妻がプラットフォームの陰で涙を抑えて“愛しの君いつ帰る”と奇跡を祈っている惜別の歌でありました。(;;)
幸いにも歌詞が軍部を意識して曖昧だったことが幸運であり、戦後アルトの名手二葉あき子によって恋の歌としてリバイバルを果たすことができましたが、私はこの曲に特別の思い入れがあり中学二年生の時、神戸にラジオ関西が発足した記念公演に新開地の松竹劇場(今はパチンコ屋(;;))で彼女が歌ったこの曲が何故か忘れられません。此の曲の前奏部分の心(うら)悲しい汽笛の音色が堪らなく好きでオンチの癖にわざわざアコーディオンを買ってきてまで一所懸命弾いたものですが、生まれ付きの左ギッチョが災いし、リードボタンは上手く?熟(こな)せるのに右手の鍵盤が覚束なくてとても人前で聴いて貰える代物ではなく、大学で囲碁部が忙しくなった頃この楽器とさよならしました。(;;)
二葉あき子と謂えば“水色のワルツ”なんて素晴らしかったですね。私が高校一年生の時ヒットした名曲でありましたが、格調が高くて伴奏がアコーディオンでは品位を損ねる位であり、学生時代大阪北のOS劇場の横にあった喫茶“田園”に彼女がよく来演されましたのでわざわざ神戸から聴きに行ったものです。舞台と違って喫茶店ですから歌われる姿は目前3mであり、彼女の巨体と声量には唯唯圧倒されたものでしたよ。(^^)
数年前に黄泉の国の住民となられましたが、50年前信州で小学校の音楽の先生をされて居た私にとって忘れられない女性が“水色のワルツ”の作曲をされた高木東六先生のお弟子さんであったために此の曲への私の感慨はとても深く、死んだら東京ソフィア合唱団の“水色のワルツ”のCDをかけて葬送して欲しいと愚娘達に申し伝えて居りますが果たして憶えていて呉れることやら…(;;)
二木紘三さんの“うた物語”によれば、高木東六先生は実はクラシック専門の作曲家で、47抜(よなぬ)き(音節のうちの4番目のファと7番目のシを入れない曲で日本的メロディーの特徴)が多い歌謡曲を“乞食節”と呼んで品がないことを嫌って居られ歌謡曲とは無縁の存在の方であったそうです。クラシックの作曲家が47抜(よなぬ)きを無視した歌謡曲を作られると斯くも美しい曲になるのかと驚嘆してしまいますね。
処で今の若い方には“♪君に逢う嬉しさよ…♪” “♪君いつ帰る♪”の“君”の意味が万葉の世界から現在まで慕わしい男性への憧憬の言葉だとしっかりと理解できているのでしょうか?
久し振りに年寄りの昔話を聞かせてしまいました。又此からも折に触れて出てくると思いますが、どうかご容赦下さい。<(_ _)>
大阪のおばちゃんは逞しいとは何処ででもよく謂われる言葉ですが、逞しいなどとっくに通り越して超人的なおばちゃんが先週現れました。大阪生野区で朝の8時頃自転車に乗っていた71歳!のパートのおばちゃん?が前籠のバッグを自転車で近づいた若い男に引っ手繰られ乍らも怯まずに350m追い掛けて、最後は自転車を捨てて走って逃げた男に追い付いて腕を掴んで男を取り押さえたそうです。(^^)おばちゃんに怪我はなく最近の若い男が如何に軟弱で且つ不甲斐ないかをいみじくも立証する事件でありましたが、このおばちゃん?は“腹が立ったので絶対掴まえてやろうと思った。若い子やったので気の毒やわ”と余裕で語ったとか…(^^)犯人は32歳の無職の男性で、近くで引ったくりが2件発生しており、警察ではその事件との関連を調べているそうですが、71歳と謂えば幾ら何でもおばちゃんよりおばあちゃんに分類される年齢であり、32歳の若者を掴まえた膂力は半端ではなく普段から足腰を鍛え力仕事のパートでもされている方と見ました。取られかけたバッグの中のお金は110円だったのも大阪人らしくて愉快でしたね(^^)泥棒さんも逃げ果せてバッグを開いたときのショックの方が大きかったでしょうから、おばちゃんに捕まって却って良かったのかも…(;;)
何時だったか戦前の小説を読んでいたら“52歳の老婆が…”なる記述がありましたが、今や52歳は女盛りの熟女であって子供だって生める方も少なくなく、戦後60数年を経過して71歳のおばさんが32歳の若者を超える体力の持主とはいやはや恐れ入りました。実(げ)に女は強しでありました。この方きっと警察署長より犯人逮捕の感謝状が手渡されることでしょう。一昔前なら免許証の裏に犯人逮捕など記載して頂いて、スピードや駐禁など人身事故以外の軽微な違反は全て大目に見て貰えたのですが、この頃はどうなんでしょうか。(^^)
先々週の漢字の答え
巨と謂う字は本来“工(たくみ)”の中棒の真中辺の右側に“⊃”のような“把手(とって)”が付いて居て矩形の定規を表す字でありました。その後段々と中棒が左に移動して現在の巨に至って居ますが、旧字体の巨の上下の横棒が僅かに左に突きだしていることから、この字の部首が”工”であることが理解できます。(白川静著”字統”より)
今週の問題
傅く 跼る 找す 彳む 立ち徘徊る
この五つの“読み”が全部できれば漢検1級楽勝です。(^^)
来週より愈々女子プロゴルフツアーが本格開幕のため漢字の出題は本日が最後となりますので少し骨のある問題と致しました。

“渡り”の旨みは税制だった


寒かった1月も終り今日から2月を迎え今週水曜日には暦も大寒から立春と変わりますがそのせいかとても暖かい週末になりましたね。(^^)
確定申告も納税者へ税務署より用紙の送付が終り、我々の事務所もお得意先からの書類(医療費の領収書がダントツ!)で足の踏み場もない状態になって居ります。(;;)又、今月6日の金曜日には税理士として恒例の確定申告無料相談所へ駆り出されることになって居りそのためとてもブルーな気分です。港に迫(せ)りだした垂水漁港水産会館はこの時期底冷えがして吹き曝しの浜風がとても寒く、年に一度の行事とは謂え税務署も選りに選ってこんな場所を選定しなくても良さそうなものだと毎年恨めしく思います。例年愚痴って居ますが、区役所のあるレバンテ大ホールなら広いし駅から近いし納税者も我々も助かるのですが何故か水産会館なのは如何した訳でしょうか、使用料なら少し位高くても神戸市の所有であるレバンテの方が地方交付税のようなものですから国も腹が立たぬと思いますが、此の寒い相談所は年金や医療費などの還付申告者が圧倒的に多いので来所されたくないための税務署の対抗策かと深読みしてしまいますが強(あなが)ち当たらずとも遠からずでありましょう。真相はレバンテホールの場合交通に便利な余り板宿辺りからも大勢が押し掛けては雑踏警備に自信がないことにあるようです。(;;)それが証拠に何処にも開示しないけど3月2日から5日まで区役所の3階会議室で税理士による申告相談所をこっそり開いていますから一度覗いて見られたら如何ですか。税理士が二人所在なげに座って欠伸でもして居ると思いますよ。(^^)
私など須磨支部の会員約150名の中で税理士登録は古い方から3番目であり、然も今年数え年では後期高齢者ですから老兵を優先的にレバンテでの相談当番にでも当てて呉れれば良さそうなものを、須磨支部に転入して10年ずっと水産会館であり一度もレバンテでの恩恵に浴したことがありません。(;;)ま、支部の会合や親睦会など嘗て一度も出席したことがない“はぐれ鳥”の一匹狼であり支部への完璧な被協力者ですから貧乏籤も当然ではありました。
大阪の東部に嘗て“お染久松”で有名であった“野崎参り”の野崎観音があり、その野崎(現大東市)周辺に位置する大阪産業大学と謂う学校があります。今から45年位前1965年に大阪交通大学として発足した学校で、決して有名でもなく又とても学力の高い学校とも謂えずこの辺でも近大や大経大にはとてもムリと謂った学生が通う学校のようです。昔はベビーブームであり同じ頃に森裁縫女学校から大学に昇格して今は神戸学院大学と名乗っている学校などもその部類でしたが、神戸学院は最近30年来頓(とみ)に学力が上がり薬学部など難関とされるようになりましたから、学校さえ努力すれば幾らでもグレードが上がってくるようです。此の学校は舞子と明石の中間の辺鄙な山間部にありますが、第二神明道路ができたとき道路が丁度此の学校の運動場の南端と接していたために学校名の大きな看板が道路から見えるように設置され誰からも周知されるようになったことが幸運の女神との邂逅に恵まれたものでしょう。30年前私が本職税理士の傍ら土日と平日の夜間ボランティアで朝霧の朝霧囲碁道場の道場主を務め、各地から訪(おとな)ってくる道場破りをバッタバッタと薙ぎ倒して居た(ホンマか?)頃、通って来られる客の一人に神戸市立夜間高校の先生が居られましたが、此の先生曰わく“昔はよく神戸学院の先生が生徒を廻して下さい、成績の如何を問わずに入学させますから…、と菓子折を持って来ていた時は、誰も見向きもしなかったが、最近では此方から菓子折を持って推薦枠のお願いに行っても、『本試験を受けて下さい』と突慳貪に言われるんや”と苦笑されていたことを思い出しました。(;;)
話は横道に逸れたので元に戻しましょう。大阪産業大学は傘下にある大阪桐蔭高校の方がラクビーや野球で有名であり、著名な選手は皆他所の大学に引き抜かれて学校に残ってくれませんから三流大学の悲哀をさぞ味合われたことと思います。
この大産大が先月週間東洋経済にて『杜撰な資産運用で今全てを解約すれば100億円近い損失が出る…』と特ダネ記事をすっぱ抜かれて大慌てで記者会見を行い、昨年末現在で60億円の含み損を蒙る可能性に言及しました。
つい昨年末に駒沢大学がデリバティブ取引で150億円の損失を出しキャンパスを抵当に銀行から110億円の借入れで凌いだことは箱根駅伝を取り上げたブログでお知らせしましたが少子化の影響で経営に困っている筈の大学が100億円単位の貯蓄(投機?)資金など保有していること自体ハテ面妖な?です。大産大の運用資産は300億円だそうですから三流大学にして此では一流の早稲田や慶応などきっと数千億円以上の金融資産を保有しているものと想像されます。私学は学生数に応じて多額の私学助成金が国庫(我々の血税)より支払われ、学生からは高額な授業料を徴し、更には運用資産の利息に課せられる源泉所得税20%が公益法人のため例え収益事業から為された預貯金であっても非課税とされており、勿論法人税や消費税は勿論、固定資産税までが非課税なので、お金が貯まるのも宜(むべ)なるかなでありますが、預金や債券の利息から天引きされる源泉税は国の財源として想定済みのものであり、私学は資産運用に関わる利息相当額の20%相当額を私学助成金支給の際に、その金額より控除されるがスジと謂うものだと考えます。それにしても経営不振を謳ってあの手この手と学生の獲得に狂奔している大学がこんなに沢山の運用資産を隠し持っているとは意外でしたね。我々も学校法人と同じように税金が何もかも無税なら50歳で3000万円位貯蓄が持てたかも知れないと思うと複雑な心境です(;;)
国は学校のあらゆる税金を免除している代りに私学助成金を廃止したらどうだ!
麻生内閣の支持率がじりじりと下がって居ますが、原因は総理の漢字の読み間違いなど些細なことではなく官僚に阿(おもね)って公務員改革の中心である天下り再就職斡旋禁止を事実上骨抜きにした政令を閣議決定したことにあります。
一度ならず二度三度の天下りを謂う“渡り”については野党は勿論自民党内部からも批判の声が高まっています。今日の日曜討論ではあの悪役顔のゴマスリ細田幹事長が野党全員から吊し上げられ返答に窮していましたが、何事にも官僚の配膳がないと国会答弁すら覚束ない総理ですから官僚にソッポを向かれるとどうにもならず、彼等を敵に廻せないため不本意ながら政令の改正に応ぜず自分が総理の間だけは渡りを承認しない言質に留まりましたから、泡沫内閣の消滅と同時に“渡り”が復活することが自明となり、此は麻生総理が器量不足を見抜かれて官僚の罠に嵌ったものであり、総理自らの首を絞めるプロローグとなってしまいました。(;;)
中央省庁の官僚が退職した官僚達の天下りの斡旋をするのは先輩への親切心と謂うより“明日は我が身”であって自らも二度三度の天下りをするためには、前例を作っておかねばならぬので何は扨(さて)措き華麗なる老後生活を賭けての総理への働きかけが効を奏したものでしたが、我々国民に対するイメージはメチャ悪く一般サラリーマンが60歳定年を迎えて再就職できても、或いは嘱託で首が繋がっても給与が60%程度に下がることは常識でありますが官僚の場合天下りする公益法人での待遇が、報酬は勿論公用車に秘書付き、その上接待費の枠無制限と省庁でのそれを遙かに上回るものである処にあり、更に2-3年後の退職金が数千万円ですから何とも堪(こた)えられません。官僚が定年を待たずの退職勧奨はこれ以上の出世がなくなったことを意味しますから勧奨を受けて58歳で嬉々として辞めて行く理由が我々にも良く分かりますね。初回の天下りについては定年前退職を理由に官僚が拘泥することについて認めるとしても、更に2度3度の勧奨は過度であり、そんな小細工を弄さなくても65歳までの7年間を同一法人で過ごさせれば、判子を付くことと元の古巣へ助成金獲得に赴くだけが仕事と謂っても幾らか仕事の効率が良くなると思いますが、“渡り”の旨みは2度3度の退職に際する高額な退職金にあると思われます。日本の税法は退職金について年40万円(20年超は70万円)の特別控除以外に1/2課税を採用していますから、天下り役人にとっては40万円控除など取るに足らぬものであっても1/2課税の魅力は大きく、給与で貰うより退職金で貰う方が遙かに税負担が少なく美味しいものです。
然も高額な報酬とは切り離された分離課税でもあることから数年分一度に貰うより年を替えて貰う方が累進税率の適用を免れて税負担の軽減が厚く、仮に退職金の税額計算をすると、7年間1箇所に居て7000万円貰った場合と“渡り”で3箇所年1000万円計7000万円貰った場合とでは1箇所の場合が1100万円弱(住民税を除く)3箇所では650万円と大差です。
若し1/2課税がなければ全者も後者も税額は約3000万円となりますから、その差は優に1年間の年収に匹敵しますよね。その辺(あた)りに“渡り”が慣習化した由来があるのかと思いますが、私見ながら勤続10年程度の退職金については特別控除だけにして1/2課税の恩典は廃止すべきではなかろうかと昔からずっと思って居ます。何故なら民間では10年未満働いて400万円もの退職金を貰える人はごく稀でしょうから1/2課税は天下り役人のために作られた法律だと言っても過言ではありません。
それにしても公用車付きの身分は運転手の給与や車のコストや維持費を数えると先ず1000万円は要するものと思いますが、これらが全て官費であって我々サラリーマンが通勤にマイカーを走らせても2km以上10km未満で月額通勤手当がたったの4100円支給ですから涙がちょちょ切れますね(;;)。
先週の漢字の答と今週の問題は紙面の都合上来週にさせて頂きます。<(_ _)>

手 紙

年の瀬を目の前にして年末調整事務に逐われてんてこ舞いの毎日です。こんな時に明後日は天皇誕生日の祝日休みとは殺生であり、もう少し先のことでしょうが次代の皇太子の誕生日も不運にして2月21日ですから此また確定申告の真っ直中です。どうせならお盆の15日にでも生まれて頂きたかったですね。(;;)
今日は何時ものEさんから頂戴した神戸三宮のルミナリエをご覧頂きましょう。景気の低迷で協賛企業も減少し神戸市も費用の捻出に四苦八苦の様子ですから今年位で打ち止めになるのかも知れません。百貨店を始め周辺の商店街は恩恵を被る処か、集団での万引き事件の続出からトイレを借りに押し掛ける見知らぬ人達で大迷惑だそうです。初めてルミナリエが開催された際近鄕から車で見物に訪れた方が、大丸の駐車場(確か7Fか8Fあります)から路上に出るのに5時間掛かったとか聞いて怖気を震ったことが原因になったのか、雑踏嫌いの小生は神戸に住みながら未だルミナリエに訪れたことがありません。

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皆様は日本製鋼所と謂う会社をご存じでしょうか。此の会社は戦前から鍛造を得意とした名前からしてとても歴史の古い会社であり、戦艦大和の建造で知られて居ますよね。現在では14000トンの世界最大級の熱間自由鍛造水圧プレスや超大型数値制御加工機械(旋盤・立旋盤等)を有し、更に又世界最大級のエレクトロスラグ再熔解装置迄保有しており、更に風力発電用風車のタワー(鉄塔)やブレードの生産を行っております。発電機を除く風車の大部分を一貫生産することができるのは日本では三菱重工と日本製鋼所のみです。先日の日経ビジネス誌によればこのような世界的技術を誇る会社が未だに拘(こだわ)っているのが所謂“刀鍛冶”であり、同社室蘭製作所ではちゃんと瑞泉鍛刀所なるものが存在して唯一刀鍛冶を行っており、日本では現在日本刀作りを行っている会社は日本製鋼所1社だけだそうです。(^^)
此の会社の刀作りは事業と謂うよりも近代兵器の台頭により衰頽して行く日本刀の製作技術を伝承して行こうと今から80年も前である1918年に日本刀の製作技術を護るために一念発起して刀匠を招いたのが始まりだそうであり、戦後60余年を経ても未だに延々と続いていますから偉いですよね。然も偶然か意図的であったか解りませんが真っ赤に熱した鋼(はがね)を叩いて延ばす鍛造工程は日本最古の製鉄法である刀作りと最新の原子力発電所で用いられる圧力容器であっても少しも変わらないことが驚異的です。きっと原子力発電所の圧力容器は刀作りが原点となったものであり、“温故知新”の格言を改めて噛みしめました。古くから伝わる“もの作り”の精神を護り伝えて行く此の会社の姿勢は他の会社も存分に学ぶべきであり世界中の企業が日本製鋼所の製品を奪い合う背景が我が国古来の刀作りに起因しているなんて誰が気付くでしょうか。(^^)
日本製鋼所の英語表記はThe Japan Steel Works, Ltd.であり、設立当初から用いられてきました。このため1970年富士鉄と八幡製鉄が合併して新日本製鐵設立の際新日鐵は上記の理由により英語名にJapan Steelを用いることができず、已むなくNippon Steel Corporationと和洋折衷にしたという経緯があります。鉄鋼日本一の新日鐵さんはさぞ屈辱だったことでしょう(;;)。会社の規模は小さくても、日本製鋼所の方が新日鐵より偉いんや!(^^)
先日の新聞記事で和歌山県の3市町村の公立中学校が受験志望高校に提出する3年生の書類に生徒が同和地区出身者かどうかの記入があったと暴露されました。一部の高校から県の教育委員会への報告文書に『地区出身』と記載されていたそうであり、県教育委員会は“事情を配慮するためであり合否判断への直接の影響はない”としていますが、此は明らかに教育委員会が中学校に指示し部落出身者の情報集めをしたに相違なく、絶対にあってはならない話であり、恐らく指示された3市町村には他の地区より比較的被差別部落が多かったものと思われました。
嘘か真か県は此の事実を知らなかったと言っているので、教育委員会の得意の勇み足かと考えられますが、明治4年に穢多非人身分廃止令が施行されて140年近いと謂うのに、未だに大企業では部落地区総鑑などの書物が重宝され、学校では生徒の内申書に賤民を特記されるなど高校に“合格させるな!”と言っているに等しく、此って明らかに人権侵害だと思います。今回は偶々和歌山県で表面化しましたが、恐らく大分県は勿論他の都道府県でも同じようなことが行われていることでしょう。
島崎藤村の“破戒”や住井すえの“橋のない川”を読まれた方は共感されると思いますが、被差別部落の人達がどんな思いで周囲の人達に気を遣い乍らそっと暮らして居られるのか、傲慢で賤民を蔑視することで自分達の矜恃とし、心に傷を持つ者への思い遣りなど持ち合わさない教育委員会の連中には“解ってやれ”と言ってもどだい無理なんでしょうね。(;;)
良く公共事業などで事件を起こしている連中はニセ同和が圧倒的に多く、被差別部落の殆どの方は静かにひっそりと暮らして居られることをこの際皆様に是非知って頂きたいと思います。
【手紙】

上に掲げた岡林信康作詞作曲の”手紙“を聴かれて皆様はどんな感慨を持たれましたか?此の歌が永く(現在も…)放送禁止歌になっていることは数年前私のブログで“放送禁止歌”なるタイトルでお知らせしましたからご記憶の方も多いと思います。私も当時メディアが同和関係者からの抗議を恐れて口を閉ざし一切何も触れなかった此の歌を聴く機会に触れて驚愕したものでした。”♪若しも差別がなかったら好きな人と一緒になれた。♪部落に生まれたそのことの何処が悪い、何が違う?♪“と被差別部落出身の若い女性からストレートな問いを投げかけられたこの歌を聴いて強烈な衝撃を受けたものであり、京都地方で古くから悲しい伝承を綴った”竹田の子守歌“を竹田地方が被差別部落であったがために部落で発祥した歌であることだけの偏見から永く“放送禁止歌”にされてメディアから閉ざされていたことも含めて深く考えさせられたものでありました。
私の心の中で被差別部落に対する問題意識が鎌首を擡(もた)げたのはミシンの外交販売で糊口を凌いでいた今を去る50年も前、北朝鮮出身の貧しい家族のお家を訪れて以来のことなのですが、現実の問題に直面したのは、お得意先であった昔先代が村長まで務められた財産家である名家のご長男が30年位前に所謂部落出身の女性と恋愛関係となり、一緒にさせないと言い張る両親や親族の反対を無理矢理押し切ったことが契機でありました。
此の事件はご両親や親族が縁を切るとまで言って長男の翻意を促しましたが、当人の意思が堅いために長男は勘当され家を出られました。然し祖母に当たる人がとても頭が良くて情けの深い方で孫の勘当を解くために中に入って尽力され、そのお陰でご両親も母親には楯突けず何とか無事元の鞘に収まり、長男はお祖母さんと同居することでやがては勘当が有名無実となり日日(ひにち)薬で溶けて行ったのです。これで終われば全てが“目出度し目出度し”であったのですが、実は此には後日談があり、私は被差別部落との女性の結婚について決して賛成するに嗇(やぶさ)かではありませんが、丁度良い機会だし此の事件を千載一遇のチャンスとして見詰め、金持ちのボンボンは10年位勘当されて浮世の辛酸を嘗め、働いて得たお金の有り難みや、使われている身の辛さなど解ってから勘当を解かれた方が将来名家を継いで人を使って行くための試練となって良かったのではないかと当時危惧したものでしたが、現実は私の危惧が将に当たることになり、この長男は現在60歳にもなって定職も持たずに取り巻きに囲まれて浪費に明け暮れ、亡くなった父親の財産を売り尽くして残っているのは自宅と延納した相続税の借金位となっています。次に老齢のお母さんが亡くなられては遺産相続の確執で兄弟姉妹が分散する羽目に陥るのは必定であり、こと孫に対するお祖母さんの温い思い遣りが名家を没落させる岐路になったのは皮肉なことでありました。賢いこの方が“可愛い子には旅をさせよ”の教訓をご存じなかったとは思えませんが、所詮女性は如何に賢こくても私情に溺れては深慮遠謀の男には敵わないことを思い知ったのでした。(;;)
先週16日に高校、大学と囲碁を通じて7年間を共に過ごしたS君が帰天しました。退院した彼を見舞ったのが4月前であり、痩せては居ても未だ元気そうだったのが、11月後半に再入院して一月も経たずに儚くなりました(;;)
生来頑冥固陋な私には近づく者が少なく従って友人も殆ど居なく、何事か相談をするのは彼位でしたが、2年前に高校の同窓会に招かれ税金の話をした折、年中体調不全を訴えている私に、毎週鷹取山に登って身体を鍛えている頑強な彼から“人間70歳迄生きられたら80迄大丈夫と謂うそうやで…”と慰められたものでしたが、慰めた方が先に旅立つとは世の中なんて皮肉なものですね。ブログ上ではありますが謹んでS君のご冥福をお祈り致します。<(_ _)>
思えば彼は、囲碁部の予算獲得や他の大学との交流戦の日程調整など人の嫌う裏方の仕事を厭な顔も見せずに面倒見良く真摯に勤めてくれましたから囲碁部の皆から慕われとても頼り甲斐のある男だったので無念でなりません。佳人薄命とは彼のことを謂うのでしょう(;;)
凸版フォームズ元社長のF君始め神戸商大囲碁部のOBの方々はこのブログを読むことがあれば是非一度お参りに行ってやって下さい。
彼は某地方銀行に勤務しておりましたが、30数年前に住友銀行からの強引な吸収合併の持ち掛けに対し三井物産に吸収され離散した木下産商従業員の轍を踏まずと叛旗を翻し、馘首を覚悟の上0.1%の確率に賭けて同志僅か3名で天下の大阪商人住友銀行に闘いを挑み、苦戦の挙げ句、遂に住友銀行に合併を断念させた強者(つわもの)の一人であり、その壮烈な闘いの詳細については紙面の都合上次週にお知らせしたいと思います。
年末恒例の高校駅伝は本日全国47都道府県代表が京都都大路を疾風の如く駆け抜け、昨年同タイム乍ら仙台育英に2位と敗れた長野県代表佐久長聖が昨年の憾みを晴らし大差で初優勝し昨年の雪辱を果たしました。近年卑怯にも何処の高校もアフリカ勢を加えて優勝してきた中を、佐久長聖が純血主義を貫き選手全員が日本人であったことは日本人の誰もが快哉を叫ぶものでありました(^^)
先週の漢字の問題の答についても紙面の都合上来週に発表させて頂きますので悪しからずご了承下さい…<(_ _)>

時給6900円は高すぎる!


あっという間に季節が流れ、あと半月で暦は丑年に代わります。思えば私自身よくぞこの歳まで大病もせずに無事働いて来られたものだと感慨無量の思いです。然しそんな感傷に浸っている間もなく現在も日夜恒例である年末調整の準備作業や10月決算事務に追われていますが、最近になって仕事が終って職員が帰った後、何故か無性に幼い頃を懐古することが多くなりました。想い出すのは決まって小学や中学で教わった唱歌であり、これも加齢による“子供返り”の傾向がでてきたのではないかと思います。タイムスリップして本当に子供に帰れるなら此程嬉しいことはないのですが…(;;)
“子供返り”した私でも通販のCDを買うほどの熱意もないので、先日ご紹介したネットの“YouTube”で子供の頃の唱歌を検索しては聴いていますが、時の流れは歌の題名にまで及び“旅愁”を聞いてみようと検索したら“更けゆく秋の夜…”ではなく、西崎みどり唱うところの“旅愁”(必殺仕掛人主題歌)が出てきて此は此で懐かしく久し振りで幼く可愛いみどりちゃんを拝見して愕きました。 “故郷”で検索すると“兎追いし…”ではなく、吉幾三の演歌が出てきたりしますから著作権は歌の題名にまで及ばないのかも知れませんね。
西崎みどりの“旅愁”は今から34年前に必殺仕掛人に出演して14歳で主題歌を歌った彼女唯一のヒット曲ですが、 “you tube”上ではその後此の歌を歌った石川さゆりからテレサ.テンに最近では田川寿美などなど登場しますから、とても良い曲だったことが分かります。彼女は3歳にして日舞で初舞台を踏み5歳で西崎流宗家の家元となった異色の人であって、現在も西崎流新宗家の家元として活躍中だそうです。きっと日舞の舞台では最後に“旅愁”が歌われるのではないでしょうか。日舞のファンより歌のファンの方が多かったりして…(^^)
【旅愁】
木枯らしの季節を迎えたことだし大好きな小学唱歌でも聴けたらいいなと先日土曜日の昼下がりに仕事の傍らNHKラジオを聞いて居ましたら、とても懐かしい曲が流れているのに巡り逢いましたが、良く聞いていると私が憶えていた曲とは歌詞が全く異なって居たのに愕いたのです。此の歌は小学校の終り頃か中学校の始めだったと思いますが『他郷の月』の題名で習った、音律が短調のとても悲しい曲であり、音痴の私でもその頃の己の身の上を憂いて此の曲に共感し、誰も聞いて居ないときに一人でよく歌った歌でありましたが、NHKの放送では題名も『冬の星座』と聞いたことがあっても歌詞が私の記憶とは全く異なっており、曲は同じでも歌詞の感触は前者が故郷への郷愁を唱った悲しい曲であるのに反し、後者は文字通り星を鏤(ちりば)めたような美しい旋律の叙情歌でありましたから不思議に思ってネットで調べてみたら、作曲者はアメリカ人のヘイズと云う人であり、作詞は『他郷の月』が国文学者の中村秋香で、『冬の星座』は、かの有名な堀内敬三さんでした。
【冬の星座】
大昔のことで恐縮ですが堀内敬三さんと謂えばNHKのラジオ番組“話の泉”で日本中に碩学で名を轟かせた方です。高橋圭三アナの司会で終戦後18年も続いたクイズバラエティーの趨(はし)りと謂うべき長寿番組であり徳川夢声、サトウハチロウ、渡邉紳一郎などのレギュラー陣の博学を超えた雑学知識の広さには私など唯唯驚嘆したものでありました。氏は本職は音楽評論家でありましたが、その実マサチュセッツ工科大学出の修士であって工学部の出身ですから音楽評論家とは華麗なる転身でありましたが、その辺りが該博の所以であったのでしょう。
話は違うところに飛んでしまったので元に戻しましょう。『他郷の月』が国文学者の作とあっては格調の高さも宜(むべ)なるかなでありましたが、中村秋香は天保の生まれで明治の終りに没して居られ、作曲者のヘイズも同じ頃に亡くなって居られますからこの曲が明治時代の作品であることが分かります。他郷と謂う聞き慣れない言葉は故郷の反語だと思いますが、それだけに遠く離れた故郷が夢にまで見る懐かしい処であることがしみじみと実感できますね。その頃の日本は日清戦争や日露戦争と国力を費やして疲弊し切った貧しい時代でありましたから子供達は女工哀史や丁稚奉公などマシなほうで親の薬代を支払うために女衒(ぜげん)に売られ苦界に身を沈めた幼(いとけな)い少女など数知れずありましたから、己が運命(さだめ)を皆家族の幸せに託して懸命に働き、住む場所は異なっても全員心を寄せ合って生きていた望郷の思いが此の歌に託されて居たのではないでしょうか。
今年アフガンで現地の難民達を助けるべく彼等の心に融け込んでいたボランティアの一青年浜田和也さんがその志し半ばにして殺害され無念の死を遂げられましたが、彼は日本とは遠く離れていても心は何時も家族と一つ“他郷の月”の心境であったろうかと思いました。
若い方は“冬の星座”のメロディーで “他郷の月”を口遊(ずさ)で見て下さい。きっと切々とした哀愁のメロディーから、生活は豊かでも共に暮らしていても、心が離れ離れになっている自分本位の現代の家族の有り姿を振り返らざるを得ないのに慄然とされる方が多く居られるのではないでしょうか。(;;)
昔は偉い学者でも威張らず踏ん反り返らずに童謡や小学唱歌などを多く作詞し良い歌詞が溢れていましたね。♪兎追いし かの山 小鮒釣りし かの川♪と小学唱歌“故郷”を作詞したのも著名な国文学者高野辰之でした。彼の代表作“春の小川”が戦後文部省の阿呆な役人の手によって♪春の小川はさらさら流る♪が“さらさら行くよ”と漫才師擬きに改竄(かいざん)されましたが、信州千曲川の辺(ほとり)の高野辰之記念館の碑には今もしっかりと“さらさら流る”と刻んであるそうですよ。(^^)
愛娘への父親の愛情を利用して誘拐された友梨ちゃんを助けてあげると近づきこの4年間に7千万円もの大金を幾度かに亘って騙し取っていた中年の男女2名が先日大阪府警に逮捕されました。騙された父親にも落ち度がなかったとは言えませんが、藁にも縋りたい親の傷心を利用して巨額な金銭を騙し取り、散財生活に明け暮れた悪辣な犯行は最近類を見ない非道なものであり、此の男女二人は此まで一体どんな屈折した人生を送って来たのでしょうか、良心と謂うものを全く持ち合わせない極悪人だと思いました。
この二人は現在友梨ちゃんの殺害を含めて警察から手厳しく糺弾されていることでしょうが自業自得であり、悪銭身につかず7千万円もみんな夢の中では警察だって怒りますよね。詐欺罪だけでなくもっと過酷な刑罰を科することができるように検察当局と掛け合って頂きたいと思います。
然し元はと謂えば数少ないNPOの方々の捜索だけではどうにもならず彼等のような便乗者を蔓延らすことになったのは、警察の捜索が事件直後全力投球であったものが月日の経過と共に解決の道が遠くなったため事件が風化して、他にも雑多な事件が多く警察が友梨ちゃん事件ばかりに深く関われなかったため捜査員も少し宛人員を減らされ何時とはなく来署される父親の嘆願に対して満足な対応ができなかった処に、“警察にはやる気がない”とお父さんが警察不信の念を抱かれたのが発端であり、その不満を嗅ぎつけ心の隙に悪人達が忍び込んだものに違いありません。以為警察も4年もの長期間、友梨ちゃんのお父さんの苦悩と行動に全くに気付かなかった失態は赦されるものではなく、どんなことがあっても友梨ちゃんの加害者を捉まえることしか吉川さん一家に償う術(すべ)がありませんが、果たして彼等警察にそれだけの執念が残されているでしょうか。
トヨタやホンダなど日本メーカーの50%も沢山給与を取っていながらGM達の労組は09年度からの給与のカットを拒否しました。時給換算6900円と書かれていましたから一日7時間、週五日として月額100万円にもなりますから、取りすぎが業績悪化に繋がったものでしょう。何れ年が代われば民主党労組派のオバマさんが助けて呉れると謂う“読み”かと思いますが、会社が潰れてはどうにもなりません。彼等は金(メッキ?)の卵を産む鶏の首を絞めていることに気付かないとは愚かですね。
本日岐阜で行われた全日本実業団女子駅伝は常勝三井住友海上を押さえて昨年は地区予選すら突破できなかった豊田自動織機が創部2年目にして初優勝を遂げました。(^^)
此の会社はトヨタグループの総帥でありトヨタ自動車の生みの親に当たります。昨今トヨタがビッグスリーの破綻を受けて苦境に立たされていますが、若しトヨタ自動車で創部されていたら恐らく世間を慮って廃部となり出場できなかったでしょうから良かったですね。トヨタも此の優勝を契機として明るい未来を開いて頂きたいと思っております。
漢検の募集した今年の漢字は“変”に決まりました。今の総理が“変”やからでしょうね(^^)
先週の漢字の問題の解答
“てにをは”は漢字で『弖爾乎波』又は『弖爾遠波』と書きます。“て”の字は弓の下に一が付いていますが珍しい字ですね。この字は訓読みが“て”で音読みがなく国字です。漢字の“手”に値打ちを持たしてお役人がこんな字を作ったものと思われます。一は弓を番(つが)えた手を意味するのでしょう。
語源を辿れば、平安朝初期に遡りますが、漢文の訓読みで補読する文字、助詞、助動詞、用言の活用語尾などの総称であり、特に明治時代は漢字の読みを示すために字の隅などに付けた点を“をこと点”(乎古止点)と呼んで漢字の四隅にある点を左下から時計回りに呼んで行くと“てにをは”となるところから用いられています。
今週の問題
胄(よつぎ)と冑(かぶと)
上の二つの漢字、跡継ぎを意味する胄(よつぎ)と謂う字と鎧兜の冑(かぶと)と謂う字は全く同じ筆順で書き字画も書体も同じなのですが、読み方だけではなく実は全く違った字なのです。
何処が違っているのかが今週の問題です。辞書を見ずにお分かりでしょうか?

元兇は農水省や!


9月も中旬を迎え明日は愈敬老の日です。孫達が私に何かプレゼントを持ってきてくれるでしょうか、とても楽しみにして居ます。(^^)
6月21日生まれた蟋蟀の赤ちゃんもすっかり逞しくなって個体差は随分ありますが大きい奴で2cmにもなり(小さいのは0.5cm)アクリル水槽4杯が過密状態となり共食いもし兼ねないので、先週小さい奴を100匹程庭に放してやりました。蟋蟀も暫くは戸惑うと思いますが、庭には薹の立ったレタスも残っているし餌には事欠きません。然し蟋蟀には可哀想ですが一番喜んでいるのが草叢でヤブ蚊を食べてひもじい思いをしている蜥蜴(とかげ)や蟷螂(かまきり)だと思います。(^^)蛙や蜥蜴、蟷螂などは動いているものしか食べませんから餌には常に苦労しますがこれで冬眠まで大丈夫でしょう。(^^)
今年も7月初旬に買ってきたキリギリス4匹がもう2月以上になるのに毎日元気で鳴いています。餌は毎日玉葱を朝夕2回と朝に人参を少し与えて居ます。野菜ばかりではあの大きな鳴き声が段々蚊細くなるので蛋白源としてレタスを食害する2cm位の三角バッタ(通称おんぶバッタ)を庭で捕まえては週に1匹程度与えると俄然元気になり、鳴き声が大きくなるから不思議です。毎日が精進料理であり、週一でビフテキでしょうか(^^)。
事務所の前の窓に虫籠を四つぶら下げて居ますが、道を行く母子達が決まって“あっ!虫が鳴いてる”と言い、“キリギリスが鳴いてる”と言う母子は一組も見掛け無いのが不思議です。(;;)名前を知っていれば言える筈ですが、きっと分からないのでしょう(;;)。キリギリスと轡(くつわ)虫の姿が見分けられなくてもあの特徴のあるキリギリスの鳴き声位幼稚園で教えられそうなものですが、最近の幼稚園ではカブト虫以外昆虫の生態などまるで興味が無いようなのはどうやら保母さん達世代が幼児時代にゲームなど室内で遊ぶものにこと欠かず、そのため昆虫嫌い(知らず)で育てられた影響が大きいと思いました。
この昆虫達も環境汚染で何れはレッドデータブックに記載され絶滅する運命でしょうから、今のうちに子供達に昆虫などの保護についてしっかりと教育せねばならぬ時期なのですが教えねばならぬ教師側がまるで無知で無関心ではどうしようもなく、昆虫の次は自分達だとの自覚が全く欠如しているからであって、愚かしく且つ嘆かわしい限りです。(;;)
先週の週末に1年振りで明石税務署前の休耕田に早朝エンマ蟋蟀を獲りに行って参りました。先々週が雨上がりだったことで昨年より1週間遅れたこととその雨で瞬く間に雑草が生い茂り蟋蟀の採取環境は最悪となって居り、悪戦苦闘1時間の結果収穫は僅か5匹に留まりましたが、鳴き声からして年々個体数の総数が減少しているように思え此も環境のせいかと心を痛めて居ります。(;;)
蟋蟀の捕獲が充分でなかった原因として、周辺を通行する人達や車族のマナーの悪さが眼に付きました。歩道側の田圃には無数にジュース缶が捨てられ缶の底に残ったジュースを求めて黒集(タカ)りなった蟻の軍勢が無数に行列を作って10cm以上の幅で長蛇の列となって居るのには唯唯仰天するばかりでありました。この蟻の軍勢では蟋蟀も辟易してとても近づけそうになく、何時も田圃の側壁の下の草を毟っては愕いた蟋蟀が慌てて側壁を攀じ上って逃走しようとするのを捉まえるのが私の何時もの作戦でありましたから、今回は幾ら毟っても蟻ばかりで蟋蟀は居らず不本意な一刻(ひととき)でありました。(;;)
でも、僅か5匹でも1年振りで聴く“コロコロコロ”の鳴き声は快くて、世相への不満からいつも苛立っている私には癒しのセプテンバーソングであり、暑さにも関わらず私の夏が終わり私の秋が到来したことを教えて呉れたのでした(^^)。
法人税を免除されたせいで、総資産530億円(19年度会計報告より)をも有する大企業並みの日本相撲協会ですが、稽古中に新弟子が殴り殺されたり、横綱が巡業をサボって母国でサッカーに興じたり、幕内ロシア人力士が大麻所持で捕まったりと不祥事が絶えないのに、でかいばかりで仏頂面するしか能の無い北の湖理事長の理事長辞任のみで理事解任の懲戒処分すらできぬのでは公益法人の看板が泣こうと謂うものであり、監督官庁である文部科学省は一体何処を見ているのでしょうか!此の儘では巷間の風当たりが強く、抜本的な大変革を試みないことには国民から見放され日本相撲協会は衰微の一歩を辿るは明らかです。両横綱、優勝者共にモンゴル人では最早や日本の国技とは言えず税金免除の特権は当然に剥奪されねば輿論に対抗できないものと考えます。財務大臣も貧乏人からばかり税金を毟り取ることを考える前に、目の前に美味しい獲物が居るのに気付かないとは愚かしいですよね。
文科省と財務省はこの際協力して日本相撲協会の非課税特権を廃止して下さい。法人税法上公益法人であっても相撲の興行はプロレス同様収益事業に該当しますから、何も法律を改正することはなく此まで国技だからとお目零しをしていたのを辞めれば済むことだけなのです。
それにしても大麻取締法とかは大麻などを持っているだけで罰せられるけど、吸っても罪にならぬなんて不思議な法律ですね。ザル法もいいとこですが、こんな詰まらぬ法律を一体から誰が作ったのでしょうか?厚生労働省は記者団の質問に対して言い訳に困り、他人の吸った煙かも知れぬので使用での摘発は冤罪を生み出し兼ねないと苦しい答弁をして居ますが、そんなバカな理窟はなく、大麻を吸っていた奴の傍にいて止めもしないのでは酒酔い運転の同乗者も同然であり、罰せられるべきが当然でありましょう。こいつらは全員一体から何を考えているのか!
養殖ウナギの事件が未だ解決に至らない間に、今度は汚染米のロンダリングされた流通経路の行き着く先が問題になりてんやわんやの大騒ぎとなって参りました。三笠フーズなど数社が国から仕入れた事故米や汚染米を一人前の米として販売し、巨額の利益を得ていたことが明るみに出たのでしたが、元はと謂えば農水省が中国から買い入れた手持ちの備蓄米の中で農薬などに汚染された米を倉庫料ばかり掛かるのが辛いので半ばお願いの形でタダ同然悪徳業者に売り渡していたのが原因であり、汚染米などの一番重要なその後の流通経路については何のチェックもして居なかった(しない約束だった?)ことが今回の事件の発端となりました。事故米を管理させられている北海道農政事務所は事故米の購入資格のある6社に電話して購入を依頼した処三笠フーズ以外は全社が断ったそうですから、正常な取引であれば到底収支が引き合わない筈の取引が“買って下さい”“買ってやろう”と業者主導で行われた処に既に業者と役所双方の作為が垣間見えます。お願いした手前農政事務所は強いことは何も言えずに流通経路の追跡が放置され、本来は工業用の糊などに使用される筈のものが悪用され普通米に化けて全国津々浦々まで販売されていたことが暴露され、アサヒビールの芋焼酎(芋だけでできるのかと思っていた)にまで使用され、株価は下がるは20億円も損をするはでスーパーなどからの撤去作業の様子は皆様ご存じの通りですが、農水省のあざとい処は、昨年末に数回に亘る匿名の投書に対して渋々と重い腰を上げて三笠フーズに調査に行きながら、事件になれば共犯者であることが発覚することを恐れて調査日時などを予め打ち合わせの上臨場していますから、実際には只行っただけで、農政事務所の指示通りに作文させた資料だけ貰って豪華な昼食に時間を費やし、お土産など貰って帰庁したものに違いありません。
金曜日の報道では三笠フーズの取り扱った殺虫剤メタミドホスに汚染されたと見られる餅精米がどう流れ付いたのか、追跡調査の結果近畿2府6県119箇所もの病院や高齢者施設に納入され施設内の食堂などで赤飯や餅として消費された可能性が高いことが判明しました。
以為(おもえらく)、高齢者に早く死んで貰おうと後期高齢者保険を創設し定額制などを導入して国民の反発を買い謀略が失敗した厚生労働省が、医療費の抑制を急ぐ余りに、農水省に頼み込んで兼ねてより悪評の高かった三笠フーズに“分かって居るやろな!”と高い利潤に目を潰る代りに汚染米を病人や高齢者の口に入れて、国民の平均寿命を減らそうとしたのではないかと考えましたが、このような暗黙の了解が農水省と業者間にあったと考えるのは下司の勘繰りと謂うものでしょうか。(;;)
然し学校給食にまで使われていたのは厚労省の大いなる誤算であったことでしょう。農水省は現在の処病院患者や高齢者施設入居者に異常値は出ていないなどと嘯(うそぶ)いていますが、病人や高齢者は元々何らかの異常値の持ち主の筈ですから、何を以って異常値以下だと言っているのか良く分からず、詭弁と思われても致し方がありません。基準値を2倍超えていて尚異常値がゼロでは基準値とは一体から何を元に計算されたものか怪しくサイコロでも振って適当に付けられたものではないかと思いますが、汚染米や事故米は基準値など設けないで即廃棄処分されるべきだと考えます。富山県神通川のイタイイタイ病だって拾数年経ってからの発病でしたから、メタミドホスの人体への影響が数値で計れるまでには尚相当な年数が掛かるのではありませんか。アメリカの牛肉問題に端を発し農水省と業者との癒着は留まるところを知らず今後どのように終熄して行くのでしょうか、メディアは三笠や浅井など政府から汚染米を購入した業者ばかり責め立てていますが、知らなかった!と白々しくも口々に被害者を装って憤った振りをしている卸業者にも購入価額が相場より可成り廉価であってために薄々処か、納得ずくの多くの確信犯が存在することを皆様忘れないで下さい。此奴等も間違いなく共犯者です。米相場など明治時代までの話であり現在の実情は一部ブランド米を除き政府がしっかりと米価を管理していますから、殆ど市場相場が決まっており、政府の汚染米払下げ価額がキロ11円で輸入米の相場がキロ90円である処からも蟻のように多くの流通業者が介在していたことが皆様お分かりでしょうし、そしてアリンコのほぼ全員が実情を知っての上での取引だと推察しました。(;;)何が“うちは被害者”じゃ!
日本女子プロG選手権は片山津で行われ、橫峯さくら選手1週お休みしての渾身の挑戦でありましたが韓国ブスに優勝を攫われ2位タイとは無念でした。(;;)

“ワン.チャンス”


残暑と謂う言葉は本来8月に使うものですが、今年は9月になっても残暑の言葉が烏滸(おこ)がましく酷暑と言っても不思議ではない物凄い暑さです。
何時もならそろそろ夏の疲れが少し宛出てくる頃なのですが、こんなに暑いと疲れを通り越してバテバテになりそうで栄養剤の補給や点滴など怠りなく、疲労を翌日に持ち越さないよう予防に努め夜の就寝時間を10時に早めています。(^^)
つい先日のことですが“眼科クリニック垂水区役所前に開業”のチラシ広告が近隣の各戸に入りました。医者のこの種の広告は珍しく、何時も混んでいて1時間待ちがざらである区役所横の眼科に10年来通院している小生にとっては、眼科とあっては少なからず興味があり何時もは見ずに屑籠行きのチラシも今度ばかりは読んでみて愕きました。
開業オープン前に見学会の開催まであると書かれて居り、まるでマンションの分譲かと見紛うばかりでありました。興味津々買物の帰りに覗いて見たら新築のテナントビルの3階全フロア借り切りの豪華版であり、診察室にはチラシに写真が載っていた医師の先生まで居られて開業資金の調達に四苦八苦で渋面かと思ったら、そんなムードは欠片もなく余裕綽々の様子でありニコニコして居られましたよ。(^^)
其れもその筈、そうそうチラシに記載された此の先生の経歴がメチャ素晴らしくて平成元年灘高校卒業、平成7年東京大学医学部卒業、更には京都大学大学院医学研究科修了などなど、チラシにはこれが書きたかったのかと思える程でありましたが、関西では学閥の縄張りの関係で関西出身でも東京大学出の先生は殆ど商売にならない(重篤でも搬送先の病院がない)ために、どうして?と良く読んでみると東大卒業後京都大学大学院に学ばれて当地方でのコネを得られた模様です。知らぬ方は誰も出身医局が出身校と勘違いされますが、そんなことはなく神戸大学の医局など半数以上が岐阜や鳥取辺りの地方大学出の方が居られ、私の掛かり付けのIクリニックの先生も神戸大の医局出ですが出身校は兵庫医大ですから人様々であり、東京大学の医局など昔あんな汚い病院で働けるか!と東大出の医者は待遇の良い他の大学病院からの引く手数多(あまた)でそちらへ行ってしまい、東大病院の先生は殆ど地方の大学出身者ばかりだと聞いて居ります。従って東大病院の医者は東京大学出身の医者だと信じて治療を受けられる患者さんが結構多いことでしょう(^^)信じることは良いことだ!
ま、国家試験の合格順位と考査を経て入局されたのですから地方大学の方もそれなりに優秀な人材ではあったと思いますが、京大の場合も東大と大同小異であり、国家試験の成績が良ければ地方の私学からでも入局は可能です。今度垂水で開業される先生の東大卒業後京大医学部大学院入学は、常套路線から外れたコースではありましたが、ご当地関西での開業予定が当初からの目標であっては此が最善の方法だったのでしょう。
何故か不思議に我が国では他校より東大だけは別とする神話が根強く、更に東大理科三類(所謂医学進学コース)は全学部年に3000人の入学者中90名しか合格できませんから、合格難易度の高さでは圧倒的に群を抜いています。その辺の空気を読んで、チラシのひと下り“東京大学医学部卒業”記載となったものでありましょう。(^^)
然し医者の仕事は頭の優秀なのは当然として内科外科共に医療機器を駆使した手術と謂う難関を突破せねばなりませんから、絶対条件として手先の器用さが要求され、こればかりは先天的なものであり医師の国家試験に倫理と共に唯一洩れた試験科目であろうかと思います。“天は人に二物を与えず”と謂う格言がありますが、学識優秀な此の先生が果たして網膜剥離の手術などなどミクロの世界を上手く熟せる先生なのか暫く街の話題など探って見たいと思って居ります。何せ私の毎週訪れる I クリニックでは私より遙かに年配のお年寄りが沢山集まってリハビリの間、街の隠された情報まで全てリアルタイムで聴かせて頂けますから点滴の30分が少しも退屈しないで過ごせて居ます。(^^)
先日日経のプロムナードを読んでいたらドイツ文学者の松永美穂氏が“ワン.チャンス”と謂う面白いドイツの話題を披露されており、とても興味深く読ませて頂きました。(^^)
松永氏がドイツで何気なくTVを見て居られた折、テレコムのCMで風采の上がらない中年の男が歌のコンテストに登場し、審査員達が退屈そうな表情を浮かべているなか、彼がプッチーニのオペラ“トウ―ランドット”の中のアリア『誰も寝てはならぬ』を歌い出すと審査員や聴衆の表情が、題名のせいではないでしょうが劇的に変貌し、更にCMはTV画面の向こうで彼の歌に聴き入り涙する視聴者の表情まで映し出したそうですが、このCMがCM用のフィクションだと思っていたら実はそうではなくて実際のコンテストの映像が使われていることを知ってえっ?と、とても愕かれたそうです。
歌っていたその彼ポールポッツは音楽大学などとは無縁の人生で聖歌隊や学校のコーラスで歌う位で何時だったか何処かのど自慢で優勝したことがある位とか…スーパーの店員や携帯のセールスなどをしていた貧しい生活の中を昨年奥さんの薦めで応募したイギリス叛“スター誕生”でたった1曲のアリアを唱って上記の如く多くの人達を感動の坩堝に投げ入れ、その後何週も勝ち進んで遂にはプロデビューすることとなり100万ポンド(邦貨にして1億7千万円)もの大金を手にする身分に変身し、今ではCMにまで起用されて改めて注目を集めているそうです。彼の名ポールポッツは無学の私など当然に知りませんでしたが、そのサクセスストーリーはTVでも紹介されたそうで今年の4月には我が国にも来日されたことがあるそうです。
私はこの話を読んで名門音楽学校も出ていない歌手が演歌ならいざ知らず、オペラでデビューできるなどどんなに声が良くても学閥縦割り社会の我が国では到底考えられないことであり、ましてや我が国より遙かに権威主義の権化であるドイツやイギリスで斯様な下剋上が行われるなど思いもよらぬことだと感じましたが、それは実は私の大きな勘違いであり、ドイツもイギリスも良いものは良いと素直に言え、その出自などに頓着しない素晴らしい国であって、唯一我が国のみがあらゆる分野で出身大学や指導教授によって学んだ人の進路まで決まるような愚かな価値観しか持たないことを思い知ったのでした(;;)。
彼方では『ワン.チャンス』と題されたCDが大好評だとか…調べてみたら日本でも発売されて居たので早速アマゾンで注文しました。オペラと謂えばヴェルディーやプッチーニを歌う佐藤しのぶ位しか知らぬ私のようなオペラ音痴にはどんな風に聴けるのか楽しみにして居ります。(^^)
はたまた政権交代とか世の中忙しなくなりましたが、福田総理が国民に固く約束した拉致被害やイラク派兵それに社保庁の年金問題に後期高齢者保険等々の山積した未解決事件が思い通り行かなくなったからと“ヤーメタ!”と全て放り投げての退陣は全く無責任極まる話であり、我等国民をコケにした話です。
昔から“綸言汗の如し”と謂って、君主の述べた言葉は体内から出た汗が二度と体内に戻れないように一度口から出たら二度と訂正できないと漢書に書かれた有名な言葉ですが、こう簡単に前言を翻せるなら国民は何を信じていたら良いのやら(;;)福田康夫は“虎(父)の威を借る狐”であり只の詐話師だったのでしょう(;;)。
それにしても厭になったら止めれば良いなど総理大臣は結構な商売ですね。昨日中曽根元首相が“首相がサラリーマン根性では困る”と苦言を呈して居られましたが、将にその通りであり、矢折れ力尽き命が絶えるまで戦う気構えが無いのでは到底一国の宰相の器とは思えません。巷では不景気故に借金が嵩んで経営が立ち行かなくなっても、長年苦労を共にして働いてくれた従業員やその家族を見捨てる訳には行かず、儲からぬ仕事の注文まで取って自転車操業を営んで借金を膨らせている我々多くの中小零細企業の店主達はどんな気持ちで福田総理の辞任表明を受け止めたでしょうか。彼を羨望と嫉妬の眼(まなこ)で見て居たと謂うより、きっと彼を満身創痍の仲間達を見捨てた敵前逃亡者に対する憎悪の眼(まなこ)で見て居られたと思います。(;;) 私のその一人です(;;)
『最後まで粘り強く頑張りましょう』何処の小学校の教室にも張られている標語ですが、今後は自民党に倣って『厭になったら直ぐに止めましょう』と書き直さないとなりませんね(;;)。
総理の後任者は麻生太郎現幹事長が有力視されています。彼は吉田茂元首相の孫に当たる姻族でありますが、出自の割にはガラが悪くて品が無く、遠山の金さんならぬ悪代官に成り兼ねずその辺が国民の懸念する処ではあります。すんなりと本命麻生対抗小池の線で落ち着くのかと思ったら、金魚のウンコのようにぞろぞろと石原都知事の息子を初め与謝野経済財政担当相更には右翼の鷹派を自称する石破防衛相まで立候補の予定です。過去の総裁候補の敗者は、通常の世界なら負け犬としてその社会から去って行き隠遁生活に入るのが通例でありますが、自民党に限って得票を巡って政治的な取引が成立しているのか不思議に政敵であるべき敗者はその得票数によって必ず厚遇されるという不文律がありますから、総裁そのものではなく、次の次或いは幹事長などの要職を狙って魑魅魍魎入り乱れての総裁選出馬と見ました。国会議員選挙で出馬するためには選挙区300万円比例区600万円の供託金が必要であり全得票数の10%を超えなければ没収される定めでありますから、総裁選も石破防衛相など泡沫候補の只の人気取りや要職狙いを防ぐために供託金を1億円位積ませて全得票数の20%以下は没収することなどにすれば少しは人気取り目当ての立候補に歯止めが掛かって良いのではないでしょうか。それにしても与謝野経財相など文豪与謝野晶子、与謝野鉄幹の孫だと謂うのに祖父母のイメージを壊してはいけません。消費税10%など本音を唱えているようでは権謀術数の政治家とは謂えず『君死に給ふことなかれ』が『君勝ち給ふことなかれ』であり、『人を恋うるの歌』は『地位を恋うるの歌』ではなかったのかな。(^^)
ともあれ、国民が無関心の中これから自民党総裁選はどのように展開して行くのでしょうか。
え?阪神優勝の危機の方がずっと気になるですって?いいえ、安全圏に入ったとは言えイチロー選手の200本安打達成の方がもっと気になりますよね(^^)
今週の女子プロゴルフは橫峯選手欠場のためゴルフコーナーはお休みさせて頂きます。

『このざまは何だ!』


8月も今日でお終いとなります。暦の上は兎も角暑さだけは当分続くものと思われますが、最近まで全く降らなかった雨が月末になってから急に降り出し各地に大きな被害を齎せて居ます。(;;)うちの庭も久し振りの長雨ですっかり変わりちょっぴりと秋の佇まいを見せて参りました。日の暮れも随分と早くなり、植物たちも気のせいか秋の粧いに余念がないように感じられます。然し暑さが此の儘去ってくれるとはとても思われず、今日など天気予報とまるで違って好天気となりましたから、せめて熱帯夜だけでもおさらばして頂きたいと願って居ります。
『稔るほど頭の垂れる稲穂かな』
この世に生を受けた者は常に斯くありたしと教わった格言でありますが、事務所の池の稲穂も漸く実が入った様子で頭(こうべ)が垂れ始めました(^^)“負うた子に浅瀬を教えられ…”で私も是非見習いたいと思いましたが、この歳ではもう遅いか…(;;)

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農家の田圃の稲に比べて随分稲穂の数が少ないのが気になりますが、根の環境が環境ですから穂が一本も出ないよりマシと思って慈しんで居ます。私は植物が人間の心の言葉を理解するものと信じて居り、栄養剤HB101など与えて毎日労いの声を掛けてやっています。植物はどれも放置されると悲観して枯れてしまいますが、構ってやると元気になりますから不思議ですね。“何時の間にか消えてしまった”など良く聞かれる言葉ですが、決して急に消える訳ではなく根の状態が水を求めているか、肥料を求めているのか、虫が葉を食べているのを放置していたかを忘れられたために枯れてしまうもので、予兆を見落としたのは偏に人間の怠慢です。次回は黄金色にたわわに稔った写真をお届けできればいいなと思っています(^^)
堺市の市立小中学校で生徒から集めた“学校徴収金”なるものを貸し切りタクシー代やコピー紙代に流用していたことが発覚しましたが、そもそも“学校徴収金”なるものの定義が怪しく生徒の進学のための入試問題集や高校一覧などを購入する名目で極論すれば生徒から騙し取ったようなものが段々エスカレートしたものらしく、会計報告もなければ領収書の保存もない杜撰極まりない状況だそうですから、本当は先生達が自分達の飲み会に使ったかも知れず、先生が児童達にどんな風に弁解するのか明日の2学期の始業式が楽しみですが、どう弁明のしようもないからきっと“ダンマリ”戦術で二学期の始業式を強行突破するものと見ました。(;;)
先生は子供達の進路を決めるべく私学の高校を巡って進路指導の交渉をするのに電車バスでは時間が足りぬので已むを得ず貸し切りタクシーにしたとか勝手な理窟をほざいていますが、或る中学校などタクシー3台一日貸し切り8万8000円を“進路関係費”の名目で賄ったとか、名目は何とでも付けられますが、高校の情報など電話かパンフの送付で充分ことが足りると思いますからどうも胡散臭いですね。ゴルフにでも行ったのかと疑われても仕方がないでしょう。
何故ならこの少子化の時代に生徒が欲しいのは私学の高校であり、中学の先生が本当に高校巡りをする必要があったかどうか疑わしく、県立高校なら先生の訪問の有無と受験生の合格に何の因果関係がある訳がなく、受験生を求めて各中学校へお土産戦術など用いて攻勢を掛けているのは私学の高校の方ではないでしょうか。中学校の方では先生は職員室で踏ん反り返って、お土産持参で揉手で児童の勧誘に来る私立高校の先生達に横柄に応対するだけ、お土産の中身によって推薦児童数が決められるのではないかと思われる位ですから、今回の進路対策費とかは強者弱者の本末転倒も甚だしく、所謂“学校徴収金”は究極不透明な悪の温床とも謂うべき裏金だと思われます。父兄も拒否すれば子供達の内申書に響くことを虞れ、お父さんのお小遣いを減らして迄工面されたと思いますが、生徒の中にはどうしても“学校徴収金”が払えない者だって居るでしょうし、その辺を学校はどのように対処したのでしょう。私の地域では総合選抜方式ではなく兵庫方式を採用し成績順で受験志望校が決まりますが、学校で成績が1番でも“学校徴収金”を払わんと内申書を落として長田高校へはやらんぞ!と先生に脅されたりするのでしょうか?(;;)大分県だけでなく先生の質の悪さは誰もが承知する処ですが、義務教育に授業料以外の金銭を取るなど以ての外であり、公金横領よりタチの悪いもので或る意味強者の立場を利用した強要ではなかったでしょうか。
堺市は最近政令指定都市となり、大阪府から分離独立しましたから橋下府知事の干渉から遁れホットしているでしょうが、政令指定都市でなければ大変なことになっていたに違いありません。橋下知事は教育委員会に命じて即刻“学校徴収金”を廃止し、過去に徴収した金は使用内容が何であれ、先生から全額返金させて児童に返却するよう通達されたに違いないからです。然し大阪市と堺市以外の地域の先生は同じ大阪府の職員であり、事件は堺市だけでなく府の他の市町村にもきっと同じことが行われているに違いありませんから橋下知事には是非他の市町村の“学校徴収金”の実態を究明し解明して頂きたいですね。
橋下府知事は先週今回初めて公開された教育委員との懇談会で4年の任期で任命された6人の教育委員が単なる名誉職であって高給を食むばかりであり、府知事の質問にも全く何も答えられず委員会が何の機能もしていないことが分かり唖然とされたようですが、こんな税金泥棒は任期途中であっても委員全員を即刻解任して頂きたいですね。法令により義務付けられた制度であっても全く形骸化した有り姿は教育長や教育監(最近知られてきましたね)の言うが儘であり、欠員であっても委員達は何もして居ないのだから誰も困らないと思いますよ。何時も懇談会の名目でケーキなど食べてお開きとなっていた懇談会が公開となっては委員達もきっと周章狼狽したことでしょうね。(^^)自分達から辞任を申し出たりして…(;;)
又、袖の下の札束を数えるのに忙しい教育長や教育監の許で同じく惰眠を貪っている教育委員会に対して、橋下府知事は29日文部科学省が公表した全国学力学習状況調査で大阪府の児童が全国でワースト10に入れられていることを知って激怒し『府の教育委員会は最悪だ!大阪の教育は違うと胸を張って居ながら、このざまは一体何だ!』と雷を落とし、9月から早速知事の提案する放課後学習を実施することになりましたが、産業もなく農業が多くて貧しい秋田県が全国で平均点トップとなったのですから児童の学力は偏に先生の指導力に依るものと思われ、大阪府のように降給と退職金のことばかりにかまけて児童の教育などまるで等閑(なおざり)では、児童にやる気のなさを見透かされて不登校児童が増えて当然でしょう。子供達は何でも感受性で判断しますから、“心其処にあらず”が先生の目を見てきっと読めることでしょう。学校の先生も4時に帰宅して勤務は6時までと特別扱いしないでちゃんと6時まで(自宅で2時間仕事をしていることになっているとか…)(;;)学校に拘束し、トイレの掃除などさせたらどうですか。
去る26日に王子動物園でジャイアントパンダ“タンタン”と“コウコウ”の間で人工受精の結果目出度く赤ちゃんパンダが出産したそうですが残念にも29日死んでしまったそうです。現在王子動物園のパンダのカップルに対し2010年を期限に日本は中国政府に対して年100万ドルの貸与料を支払う契約ですが、契約書ではレンタルパンダが外国で産んだ子供は中国に帰属すると定められているとか…(;;)自然分娩なら兎も角人工受精までして生ませた子供まで中国の所有物とは随分阿漕な話でが、おまけに赤ちゃん一頭につき毎年60万ドルの養育費を中国から貰うのではなく中国に支払う約束とか…(;;)養育させて頂いているお礼とでも言わせたいのかこれ又魂消た阿漕ヶ浦であり、死んでくれて良かったかも知れません。パンダのレンタル契約は全面的に中国に有利な契約内容になっていますが契約時に外務省の人間が誰一人一言も反論しなかったとは常識では考えられない無茶苦茶な話です(;;)我が国外務省の連中は中国語が読める話せると嘘を吐いて実は読めなかったのではないかと疑いたくなりますよね。(;;)
アメリカは現在中国とパンダのレンタル料の値下げ交渉に懸命ですが、中国もそれは次回の契約時に検討するとかノラリクラリと体を躱していますからブッシュさんも血圧が上がることでしょう。交渉ごとの下手な日本は値下げ交渉などできっこありませんから、こうなったらいっそパンダを全部中国に返すと言ってやればどうでしょうか?彼等はきっと契約違反だから違約金を100万ドル寄越せとでも言ってくることでしょう(;;)
こんなに大阪府の教育委員と変わらぬ無能無策な外務省の連中の中にも一人位“パンダのレンタル料と天洋食品毒入り餃子事件の慰謝料と相殺してチャラにせよ”などと中国に噛み付く正義感を持った武士(もののふ)が居ても良さそうなものですが、乳母日傘温室育ちのお坊ちゃん育ちの集まりでは到底ムリなんでしょうね(;;)
乳母日傘のお坊ちゃんと謂えば今夏甲子園で東京代表の慶応高校が健闘しましたね。文武両道で凄いなあと思っていたら先日散髪屋で時間待ちに週刊誌を読んでいると何のことはない18名の選手中14名が推薦入学組であり、慶応高校では何を思ったのか2003年より全国の中学からスポーツに優秀な人材を集めるようになったそうです。野球だけではなく他のスポーツも所謂一芸主義による筆記試験抜きに変貌したそうですからお受験なしで入学など児童にとっては魅力でしょうね。特にこの学校の場合余程のことがない限り慶応大学に上がれますから他の高校に比べて圧倒的に有利であり、横浜高校や仙台育英から声が掛かっても誰もが見向きもせずに慶応を選ぶでしょうから、僅か一クラス程度の推薦入学でもこんなに強いチームができたものでしょう。然し慶応高校に限って将来少子化の影響で生徒数の不足に悩むなど凡そ考えられませんから、少し欲深いですね。それとも東京六大学野球での覇権の復権を狙っての布石かと見ましたが考え過ぎでしょうか。
ヨネックスレディース橫峯さくら選手3位とは不本意であり再三の短いパットを外し、観客の溜息がTVから聞こえる程でありました。(;;)

何で私がメタボや?


昨日一昨日と久し振りの降雨で地温が下がり熱帯夜から解放されて冷房要らずでぐっすり睡れましたね。8月も愈後一週間となりました。4年生の孫は稲の自由研究ばかりでなく、溜まっている宿題の追い込みに懸命です。何処の家庭もそろそろ宿題コールが始まる頃でしょう。私共の少年時代は宿題もなければ試験もなかった(戦時中紙がなかったので先生もお手上げ(^^))ので、嬉しいような羨ましいような複雑な気分ですが、矢張り宿題や試験が人生の階(きざはし)として必要であったことをこの歳になってつくづくと思い知らされています。(;;)
勉強の基礎は国語に限らず“読書”からと謂われていますが、最近の子供達は読書(特に音読)をしなくなったと言われて久しく、TVの普及した昨今何時ものお気に入り番組に加えて高校野球や今年の夏休みはオリンピックと更に強敵が加わりましたから、子供達もこれらの誘惑に打ち勝つには余程の決心と根性が必要でしょう。昔我々の少年時代は読書も音読中心でありましたから道を歩いていると、子供の居る家庭からは可愛い読書の声が響いてきたものですが、最近ではまるで聞かれることがなくなったのは、エアコンの室外機の音に消されて聞こえないだけではないでしょう。(;;)
宿題と謂えばパソコンの普及した最近では宿題専用のサイトまであり“自由に使える読書感想文”まであるそうですから両親が共犯者となれば先生とて相当な眼力がないと真贋を見誤りかねません。でもサイトのコピペを悪用して良い点を取ったからとて借り物は所詮借り物ですから、後で家賃の高さに後悔するのは自分であり、身分不相応な学校を受験させられる羽目となり、人生の第一歩を挫折で踏み出すことになるでしょうから矢張り宿題は誰の力も借りずに独力で解くものだと思いました。
少し前にお馴染みのEさんから送って頂いた神戸港メリケンオリエンタルホテルと港内遊覧船“シーグレース号”(Eさんの勤務されていた会社の所有船です(^^))の勇姿をご覧頂きましょう。ハーバーランド側からの撮影で向こうに見えるのはポートアイランドです。シーグレース号がもう少し前に進んでいたらもっとコントラストの良い写真になっていたでしょうから残念ですが、白い雲が良い背景となって宛ら一幅の絵になっていますね。真夏の清涼剤にどうぞ。(^^)

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何処の国保組合も組合健保も組合員に病気になられると、医者が儲ける分組合が損をすることになるので、最近うちの税理士国保では返信用封筒付きの検便など至れり尽くせりの事前健康診断に懸命ですが、先日その国保から所謂メタボ検診の書類が届きました。読んでみると無料で何処の医療機関でも受けられるとのことでしたので行き付けのクリニックで検診を受けました。身体測定から心電図に血液検査に尿検査と通常の健康診断とほぼ変わらぬメニューであり、検査の結果もまずまずでありましたが、腹囲が89cm(正常値男性85cm女性90cmとか(;;))が異常値とされており、169cm61kg中肉中背のスタイリッシュ?な私がどうしてメタボと謂われねばならぬのか分からず不愉快でした。また女性なら正常値範囲であって、男であるばかりに異常値なのも頗る気に入りませんね。聞けば何処の国もメタボに腹囲など計って居らず日本だけとか(;;)毎日新聞の記事に依れば英国のグラスボー大学のある教授は“日本が腹囲をメタボ検診に使っていると聞いて愕いた。この基準で心血管疾患の危険度の高い人を見付けようとする方法は医学的に無意味であり、貧弱な治療としか言いようがない”と呆れていられるそうです。メディアも同調し“細いウエストを探し求め膨大な数の人を測る日本”とNYタイムズ紙には皮肉な見出しの記事が掲載されたそうであり“太りすぎが余り居ない日本で一般市民をスリム化するために始まった野心的なキャンペーン”だと更に皮肉を籠めて紹介されて居ます。そして最後に制度の目的が“医療費抑制と謂う政治的問題にある”と解説されていますから、将に正鵠を得た評論と謂えるでしょう。
これを受けてかどうか周章狼狽した日本内科学会など8学会では厚労省も交えて最適な腹位決定の再検討に入ったそうですが、素人考えでも身長も体重も考慮しない腹位など何の意味があるのかと不思議でなりませんね?
それにしても如何して女性が90cmでメタボなのでしょうか。これって女性を莫迦にしているのか、或いは女性に阿(おもね)っているのかどちらでしょうね。
富山県にある射水市民病院の伊藤雅之元外科部長が、先月末に殺人容疑で富山県警に書類送検されたと大きく新聞を賑合わせ居りました。容疑は延命治療の中止であり、此の先生は一貫して“延命治療の中止は犯罪ではない”と信念に基づいて述べて居られますが、80歳代以上の患者に呼吸器取り外しの同意が確認されず、そのために此の先生は罪に問われることになったものですが、病状その他から経験を踏んだ医者もプロなら患者が助からぬ病かどうかは容易に判断できるものであり、苦痛の多寡についても同様であったろうと思います。生命の尊厳は先ず生命の維持を最優先するとした現在の医学の硲(はざま)に対峙されて、先生も苦慮されたことと思いますが、病状恢復の可能性がゼロであって、意思表示すら体力的に困難な患者には家族の同意を得ることなく医師が延命治療の中止を決めることを認めるべきでしょう。此の先生は射水市民病院在職中は週末も出勤されて患者やその家族から慕われ、深夜でも常時病院に駆け付けられたそうですから今時珍しい患者思いの立派な先生であったと思います。そして患者の最期を必ず家族と共に看取られ、葬儀にも必ず列席されていたそうですから、患者を己と同じ目線で見て居られた倫理感溢れた高潔な人物であったに違いありません。その先生が延命装置の取り外しなど患者を苦しみから解放させるべく苦渋の決断だったことが分からないのでは、家族の身心並びに経済的負担を増やし保険点数の増加を図った劣悪な発想だと思われても仕方がありません。何が医師倫理委員会じゃ!
医者で想い出しましたが今から38年前の8月友人のG君が癌よりタチの悪いリンパ性肉腫に罹り、6年間の闘病生活の末、集中治療室で今際(いまわ)を迎えた折、そっと静かに息を引き取ろうとしている彼に対し、酷(むご)いことにK大付属病院の医者達はG君に馬乗りになって胸に強烈な電気ショックを2度3度と与えたのでした。G君の身体は電気ショックで幾度も跳ね上がった挙げ句に息を引き取りましたが、傍で手を握って居た私は此が人間のすることかと唖然としたものでありました。医者にすれば自分達の力で数分間延命させてやったとの自負心があったのでしょうが、死んで行く者にとってその数分間は一体何だったのかと思いました。後で聞けば此はその頃は大学病院ではどの医者もしていたことであり、家族に対する一種のサービスだったとか(;;)数分間でも地獄の苦しみを味合わされた上に電気ショック代も診療代に入って居るに違いなく、こんな延命(治療でない)は嘘だ!クソ食らえだ!と思いました。おまけに医者達はその後でG君のお母さんに解剖させろと執拗に迫り、私がお母さんに“G君は家に帰りたいだろうから早く家に連れて帰りましょう”と強く言ったのですが、先生には義理があるからと渋々解剖を承諾させられましたが、あれだけペコペコと解剖を頼んで身体中切り刻んでおきながら、後は掌を返したように告別式にも来なかったことはご焼香の上位に2人の担当医の名が呼ばれたことで分かりました。彼等は患者を人間と見ずに単なる実験材料(モルモット)としか見ていなかったのでしょう。(;;)
人間の尊厳を無視し延命してやったと嘯く彼等若造二人など親の教育が悪かったのか指導教官が人でなしだったのか医者としての倫理教育がまるで欠けており、資質としては医者より葬儀場の隠亡向きと思えるほど低俗であり、それに引き換え殺人容疑で送検された射水市民病院の伊藤先生の方が遙かに高潔であって、本来なら医者の鏡として厚労相から感謝状の1枚でも手渡して頂いて然るべき方ではなかったかと思いました。それなのに警察は実情も知らずにザル法を斜(はす)に読んで、殺人容疑とはどう謂うことじゃ!
色々な意味で騒々しかったオリンピックのお祭りも漸く今日でお仕舞いとなります。オリンピックでは予選で2回も完敗したアメリカを大一番でやっつけ金メダルに届いたソフトボール上野選手の熱投はまるで“巨人の星”の星飛雄馬でしたね。最高視聴率は47.7%とか…半ば金メダルが予想されていた北島選手のそれをぶっ千切っての高視聴率でしたから、国民が如何にソフトボールに対して最後まで儚い期待を抱いていたかが如実に分かります。それにしても上野選手二日間3試合28回413球の投球は人間の身体能力の限界を超え只精神力によるものと思い心から感動しました。上野選手初めはブスだと思っていましたが、優勝してから見ると普通の女の子に見えましたよ。此を痘痕も靨と謂うのでしょうか、(^^)
女子ゴルフツアーCATレディース前年優勝の横峯さくら選手今年はイマイチ調子が挙がらず9位タイは無念でしたが、あの小憎らしい上田桃子選手と同組同スコアでスタートして彼女を25位と蹴落としましたからまず良しとしましょうか。

居なくなった糟糠の妻


先週も暑い{%summer%}1週間でしたね。然し夜に雨が降ったりして朝晩の気温が下がり確実に秋の訪れが実感できます。昨日は久し振りで星陵高校同期の同窓会の集いが垂水駅前レバンテホールであり、丁度2年前に税金の話をした処、意外に好評で年明けに第二弾をと頼まれ乍ら忙しいからとかその儘延ばし延ばしにしていたのですが何時までも断れず、惚けない内に偶には人前で話位しておかないと結婚式でスピーチなど頼まれて狼狽えるのは嫌で、丁度閑な時期でもあるし引き受けたものでしたが、高額所得者優遇税制の矛盾について話してきました。税金の話は聴かれる方にとってきっと最も聴きたくない話の一つかと思いますが、矢張り知っておかれた方が良いでしょう。質疑も活発に出ましたが医療費と医療保険の関係について我々プロが考えもしない発想をお持ちの方も居られるので成る程そんな考え方もあるのかと驚かされました。誰でも思いこみと謂うものは恐ろしいもので、そう謂えば特定口座の分離課税だからと申告しないで損をした方が世の中一杯居られましたものね(今年からは定率減税廃止のため申告しても恩恵はなし {%gessori_a%} )。
自宅の裏を流れている溝は地下水で年中18度と快適ですがその水を引き込んだ自宅庭の池(蛙の居る事務所のビオトープとは一棟違い)には水槽で飼いきれなくなった金魚{%goldfish%}などが1尺位にもなって群泳していますが、何故か小さい金魚やメダカを入れると直ぐに居なくなるので不思議に思って注意して見ているとザリガニが数匹棲み着いていてこいつ等が悪さをして居るらしく、罠を仕掛けて此まで数匹捉まえましたが、一昨日ジャンボザリガニ1匹が捕まったので早速孫に見せてやりました。

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不器用な孫はこのあとこのザリガニに指を挟まれて傷がつき半泣きでした。 {%naku_a%}
先日遠藤農水相が無念やるかたなき思いで辞任しました。どうしてこう農水省ばかり辞任問題が連続するのか不思議に思ってよくよく考えてみたら3年前米国産牛肉事件発端にいろんな事件が勃発しましたよね。そのとき事件を裁いたのが時の農水相武部勤であり、輸入源を辿りもしないで申請だけで多額な買上補助金の椀飯振舞(パソコンエイトクは大盤振舞としか変換しませんがこれは当て字であり間違いです。ジャストシステム聞いているか!)でハンナンの浅田などの懐を潤わせたことを皆様よくご記憶ですよね。彼は大口だったから捕まっただけで他に便乗して税金泥棒した連中は数知れませんが、全ては武部勤の杜撰極まりない判断によるものであり、彼だって自腹を切るのなら少しは考えたでしょうが、自分の腹の痛まない国民の税金ですから何も考えずにできたものでしょう。そしてあれだけ世間を騒がせておき乍ら総理の寵愛が深かったばかりにクビになる処か幹事長にまで栄転しましたから誰もがアッと驚きましたよね。きっとそのことに対し神様がお怒りになられての祟りが今回農水省の前代未聞の自殺や辞任劇が惹き起こされたものでしょう。武部勤があの事件の責任をとって潔く辞任していれば今回の事件は起こらなかったのではないでしょうか。松岡さんの奥さん赤城遠藤両元大臣の皆さん怨むなら小泉さんと武部勤を怨んで下さいね。 {%akkanbe%}
此処近年の離婚ブームは日常茶飯事となり我々昔人間ももう慣れっこで驚かなくなりました。一昔前は離婚した女性は“出戻り”などと陰で指さされ外出すら思うに任せなかったものです。最近ではTVなどが姦しく囃(はや)すタレント達の放埒な生活の影響もあると思いますが、芸能人を真似て離婚は勲章とばかりに“バツイチ”や“バツ二”の女性が恥ずべき事実を隠そうともせずに巷間を跋扈(ばっこ)し、合コンとかに参加しても伴侶を見付けられない気弱な世の独身男性を萎縮させたり羨望させたりしておりますが、時代の移り変わりとは恐ろしいもので女性の強さと謂うか不貞不貞(ふてぶて)しさには魂消てしまいます。戦前の女性は自己の意思は無いも同然であり、あっても胸に隠して出さず親が命ずる儘に見合いをさせられ恥ずかしさに畳の毳(けば)など毟っていて相手の顔も分からぬ儘に結婚し、それでも何となく子が生まれお互い寄り添って上手く行っていたのですが、それを思うと案外昔の夫婦には何時までもお互いの間に横たわって絶対にそれ以上近づけない僅かな距離があってそれが良い意味で秘密の恥じらいの部分となっていたことが夫婦和合の秘訣だったのではないかと思いました。
俗に割れ鍋に綴じ蓋と謂いますが、現代の若い女性は自分のことは棚に上げこんな俗諺は見向きもせずにイケメンでお金のある次男坊などを理想の相手として捜そうとしますから、自己中で欲が深く動機が不純であり自分に釣り合った相手では全く不満足なのでは先ず良い相手に巡り会う道理がありませんよね。 {%akkanbe%}
私は理想の伴侶と謂うものは捜して見付かるものでなく、それと意図せずに合縁奇縁で偶然に知り合ったもの同士が躊躇(ためらい)を重ねながら近づきあった結果がやがては自然体で萌える焔となって得られるものだと思っていました。“バツイチ”や“バツ二”の女性達は女性上位の社会環境の申し子であるとでも勘違いしたものでしょうか、それとも単に親の躾が悪かったのか己の欲が深かったのか辛抱が足りなかった単細胞の欠陥女性であったことを暴露しただけのことでありましょう。きっと内心ではバツイチを後悔しているに違いありませんが、人生は薔薇色など己が弛まぬ努力で勝ち得るものであって、決して亭主を変えて得られるものではありません。TVのメロドラマのように白馬の騎士が何処かから現れるなどと思ったら大間違いです。 {%akkanbe%}{%akkanbe%}
聖書に曰く“置かれた場所で咲きなさい”は考えさせられる良い言葉ですね。
先日作家の何方かが日経のコラムに書いておられましたが、夫婦というものは付き合っているときは最高の伴侶であると思っていても、結婚した途端に軋轢(あつれき)が生じ、価値観の違いから金銭感覚に、起床時間まで異なり、更には服の脱ぎ振りからトイレの使い方や食事の作法まで異なるとあっては戸惑うこと夥(おびただ)しく、夫婦別れをする人達が多いが、よくよく考えてみれば20数年間お互い異なった生活習慣で育ってきたことを思えば当然なことであり、それをお互い堪え忍び譲り合い、“子は鎹(かすがい)”と謂うように子供の誕生と謂う新しい存在がお互いの協力関係を密にしますから子供達を媒介として二人が結婚前に暮らしていた期間と漸く同期間を経過した頃になって漸く生活が馴染み苦楽を分かち合った充実した日々が到来するものだと記して居られたことでした。私も同感でありホンにその通りだと思いましたよ。それにしても婚前に付き合っていた薔薇色の日々があったばかりに結婚生活が色褪せたものになりお互いが幻滅して別れて行くなんて悲しいことですよね。
夫婦と謂うものは子供達が巣立って行って初めて本当の夫婦に成れるのかも知れません。“糟糠の妻は堂より下さず”とは後漢書にあるように、古い言葉ではありますが“愛染かつら”ではありませんが“♪花も嵐も踏み越えて♪”夫婦がお互い真に分かり合えるにはそれなりの年輪が必要なのでしょう。昔の女性が生活して行く上で忍従に耐えねばならなかったのは経済的な問題が大きく、反ってそれが年の経過と共に結果オーライを招いた意味があるのですが、最近はそれもある程度解消されて自立できる女性が増えたことも“バツイチ”“バツ二”が増産されている原因でしょうか。最近の男女は簡単に結婚し簡単に離婚するのはお互いが堪(こら)え性のなさに由来し、子育ての苦労を覚悟し、終の栖(すみか)まで考えて結婚する夫婦などなくなったためでしょう。
又最近では悲しいことに年金の夫婦分割など戯(たわ)けた法律までできて、離婚熱が熟年層にまで拍車を掛けていますが、愚かにも“糟糠の妻は堂より下ろさず”(注1)どころでなく堂から逃げてゆく糟糠の妻が多くなりましたから、それまで老後二人の生活を思って懸命に働いてきた男達の無念は如何ばかりでありましょうか。“人”の字は夫婦が心身共に支え合って生きて行くためにあるものだと考えていましたが、本当は一人でポツネンと立っている寂しい姿なのでしょうか。 {%gakkari%}
(注1)後漢の光武帝が姉の湖陽幸主と家臣の宋弘を結婚させようとした際に宋弘に対し “諺に、高い位についたら友人を変え、裕福になったら妻を変えるとあるがどう思うか”と宋弘に問うた処、彼は“臣聞く、貧賤の知は忘れるべからず、糟糠の妻は堂より下さず(私に聞く処では身分が低く貧しかった時代の友人は忘れてはならない、と同時に苦楽を共にしてきた妻は離婚してはならないとあります)と光武帝の申し出を断った故事による。(後漢書)
以上私なりに現代の女性の生き様について考えてみました。
今のこの時代多くの女性が男性に劣らず学を修め乍ら、盲目的に且つ献身的に男に事(つか)えてきた戦前の無学な女性に悖(もと)る愚かさはどうしたことでしょうか。
次回は幕末の儒学者佐藤一齋師の“言志晩録”を紐解いて、あるべき女性について考えて見たいと思います。
広島で行われたメジャー第一戦コニカミノルタ杯は4日間トーナメントであり、我等がさくら選手は先週の敗北を糧として踏ん張りましたが、暑さに負けたのかポーカーフェースの飯島選手に敢えなく返り討ちに遭い優勝には届かず2位は無念でした。 {%orz_a%}
さくら選手この1ケ月4週続けて優勝争いの渦中にありましたから心身共に疲れが出てきたものと思います。さくらちゃん1週休んで休養したらどうですか?