税理士岡本良英・税理士公認会計士岡本一:法人税・消費税・相続税・所得税の確定申告から経理、記帳代行、経営分析、WEB開設、議事録作成までフルサポートします。垂水・舞子・朝霧・明石・塩屋・須磨の税金ならお任せ下さい。

2004年の独り言


2004.12.26

お正月まで後1週間となり愈々本格的な冬将軍の到来です。これまで暖かかっただけに一昨日早朝、表に出て吐く息の白さに驚きました。庭のカサブランカも寒空の中を最後の力を振り絞って咲いているのを見ると健気でなりません。もう蕾も持っていないのでお正月までは無理のようです。(;;)

今年もNHK紅白歌合戦の歌手と曲目が決まりました。いつも床に入っている時間なので私には全く興味のない別世界のことではありますが、私たちの血税と受信料を費やしてのものですから無関心でも居られません。歌手の名を見ていると圧倒的にNHKへの貢献度に対する恩顧褒章であることが感じられ、まるでナツメロと新曲の無秩序オムニバスです。
然しお年寄りには横文字の新曲など喧しいだけでしょうし、若者には島倉千代子や北島三郎が受けるとも思えません。いっそ前半後半2部制として前半はお年寄り向き、後半は若者向きと時間帯を変えれば良いのではありませんか。
島倉千代子に”人生いろいろ”を歌わせるなど小泉総理への阿(おもね)りがあからさまで不愉快でなりませんが、彼女が唄う歌は”東京だよおっかさん”ではいけなかったのですか?二番もしっかり歌って頂いて中国のお偉方の顔を逆撫でしてやりたいですね。え?御事情のお分かりにならない方はWEB2000.10.26号をご覧になれば謎が解けることでしょう。然しそんなことよりいっそ紅白なんぞ取り止めて1年の締め括りに北朝鮮やイラク問題など本年度のできごとに対する総括でもされたら如何ですか。
どうして未だに和田アキ子なんか出ているのか!

19日夜2時間以上にわたって放映されたNHKの特別番組”NHKに言いたい”は海老沢会長の国会喚問時の集中審議をNHKが会長に義理立てして生中継しなかったことや職員の遣い込みなど多くの不祥事が相次いだことで受信料不払いが全国で10万件を超えるに至り、会長辞任への声が高まったことから進退窮まったNHKが由々しきその辺(あたり)に歯止めを掛けようとした企画であり各所から有識者の人材を選んでの討論会形式ではありましたが、会長が別名エビ.ジョンイルと呼ばれているように独裁者の権化のような怪物ですから、誰からも”言いたい”10分の1の声も聞かれず、海老沢会長の自己弁明に終始し、会長辞任の”辞”の字も聞けなかったことから放送終了後視聴者からの抗議が27000件もあったそうです。電話ならパンクしていたでしょうが最近はメールが多く職員は徹夜して読んだのではないでしょうか。呼んだ振りしてうたた寝していたりして…(^^)
然しよくよく考えてみれば番組というものは全てシナリオと謂うものが存在してのものですから、所詮はNHKの番組であり、例え被告であっても主演がエビ.ジョンイルとあっては、番組編集者も己が立場を弁(わきま)えねば将来自身の立身出世か窓際行きかの選択を自らが選ぶことになりますから番組構成に腰が引けるのは当然であり、シナリオは会長冤罪の展開になるは止むを得ぬところであり、一方のパネリスト達もNHKから出演料を貰い今後もお声が掛かることを期待していることでしょうから途中つい昂奮して脱線しかけても素早く司会者に軌道修正され思うことの半分も言えなかったのが本音でしょう。
海老沢会長がこの地位に恋々とするのは、一つには放送記者からこの地位まで上がり詰めると、もう天下る先とてなく、釣りバカ日誌のスーさんではありませんが、毎日黒塗りの高級車に運転手付きの送迎なんて一度経験するともう止められないのでしょう。近所の人達の目もあることだし、罷免されても徒歩でお出かけなど到底プライドが許さず、ハイヤーなど呼ぶことになるのでしょうが、ついこれまでの習慣で降りるときにお金を払うのを忘れて運ちゃんに”乗り逃げだ!”と叫ばれて追い駆けられたりして…(^^)。
今回NHK経営委員なんて人が出演していましたね。翌日の新聞で東京海上社長の石原氏が新経営委員長に就任したことが報道されたことから我々の知るところとなりましたが、何でも地域毎に選ばれており北海道地区の大学教授を除いて全て大企業のトップが占めており所謂名誉職の典型でありました。それ以外に地域枠外の4名をあわせ12名の構成ですが月2回1回2時間程度ケーキを食べての雑談で年収700万円とか、時間に換算して1時間15万円になりますが、勿論交通費は別途支給(北海道からだと幾らになるか)となることでしょう。これらのお金も我々の受信料から支払われていますが、経営委員会は事務局もなければ封筒すらないそうですから、経営会議が実態を全く伴わないセレモニーであって形骸化したお飾りであることが容易に判明しますが、何処かで聞いたような話だとつらつら考えてみると、昔国家公安委員について00年3月うちのWEBで触れたことを思い起しました。政府から任命された7名の社会的有識者である人達が週1回午前中2時間程のお出ましでケーキを食べて年収2600万円(時間当たり40万円)の報酬を取っていながら、あの当時警察庁長官の弁明に対し誰も一言も発せず、岡光厚生事務次官を懲戒免職できなかったことを覚えていられるでしょう。あの委員会も事務局もなければ封筒もなかったことから、委員会そのものが世間への風当たりに対する警察庁の目眩(くらま)しだったことが分かり、皆大いに怒りましたが人に噂も75日とか今ではすっかり忘れ去られました。
NHKの経営委員も公安委員会同様世間への目眩ましであり、世間には”こんなお偉方がNHKを監視していますよ”とのジェスチャーだけで実は何も機能せず(されたら困る)、受信料の無駄遣いだったことは上に述べた通りです。
話は余談に成りますが国家公安委員会の委員は昔男性ばかりだったのですが、ケーキを食べながらの話題がいつもY談ばかりだったので困った警察庁が仕方なく女性を一人任命したそうです。現在も川口和子上智大学教授が選ばれていますから他の6名もエロ話などできない状態ですが、年2600万円も取ってお酒も飲まないでケーキでY談三昧とはあきれ果てた話です。公安委員の品性や人格を疑われても仕方ないでしょうね(::)
そう謂えばNHKも女性委員を3名ばかし選んでいますから、その辺への配慮でしょうか。(^^)
先月日経の”私の履歴書”に1ケ月間武田薬品前社長武田國男氏が登場しました。彼もNHK経営委員の一人でありますが、30日間の”私の履歴書”の中でHHKのことなど1度も出てきませんでしたから本人は名前貸しの名誉職位にしか思って居られないことでしょう。
因みに武田國男氏の人生は武田家の御曹司でありながら破天荒なものであり”私の履歴書”本年12名の中でトップを占める秀作です。お正月にでも是非皆様にご紹介したいと思っています。12月の履歴書に登場したのはお坊ちゃん二世議員で我が子から肝臓を分けて貰ってまで延命した河野洋平氏ですが自画自賛に終始しているところは他の執筆者と変わることなく武田國男氏以外読むに耐えぬものでありました。

今日は年末恒例の高校駅伝でしたね。男子は昨年の優勝校仙台育英の優勝が走る前から決定しており勝負として少しも面白くない展開でしたが、女子の方は1区で山梨学院付属の超弩級フィレスが2位に30秒以上の差をつけると意気込んでのスタートでしたが、昨年4年ぶりにアフリカ勢二人を破っての区間賞を奪った無名の新人岡山興譲館新谷(“しんたに”でなく、”にいや”と読むそうです)仁美選手が最後のラストスパートでフィレスを突き放して昨年の返り討ちを果たし、自身も99年諫早藤永選手の持つ区間新を日本人の手で塗り替え、昨年の区間賞がフロックでなかったことを証明しました。彼女の激走のお陰で岡山興譲館が諫早に次ぐ堂々の2位入賞は立派でしたよ(^0^)/
期待の須磨学園は一区の脇田選手がブレーキとなり1分差と出遅れ二区1年生小林選手の力走も及ばず3位に終わったのは無念でした。矢張り駅伝は一区が全てですね。一区で出遅れると後の選手は焦って必ずオーバーペースとなり実力が発揮できなくなるようです。
須磨学園の脇田選手は昨年の初優勝時のアンカーを務め人生での晴れの栄光を経験した選手ですが、今年のマイナスで昨年のプラスとチャラになるのですから人生は上手くできていますよね。(^^)
それでは皆様どうぞ良いお年を…。


2004.12.19

お正月まであと2週間足らずとなりましたが、今年の師走は余り寒さが感じられず、今日電気屋さんで聞いたら暖房器具が全く売れないそうです。愈々地球温暖化が我々生活直接の恐怖となって襲い掛かってきたのでしょうか。今朝近くを散歩していたら川の傍のお家の前の道路にプランターが置かれ少し小さめですがハイビスカスが咲いているではありませんか。傍で落ち葉を掃いている小母さんに”これハイビスカスと違う?”と聞くと”今年は何でか知らんけど未だ咲いてまんねん”と沢山つけている蕾を指差し”これ正月まで咲くつもりでっしゃろなあ”と笑っていられました。うちでも初夏に花を付けた擬宝珠(ぎぼうし)が何故か開花寸前となっていますが天変地異の前兆でないことを祈るばかりです。

 

外資禿鷹ファンドの悪辣さに抗議し、昨年末痩せ犬の遠吠えとして私がWEBで取り上げたのが聞こえたのか、漸く財務省は海外の投資家が投資ファンドを通じて投資した収益金に源泉徴収を導入することについて検討を始めました。これまでは投資家の自主申告に任されていましたが、彼等は申告するどころかケイマン諸島などタックスヘイブン(税避難所)などに本拠地を置いたことにして一円も税金を払わずに何千億円とアメリカやEUに持って帰るのですから堪ったものではありません。目に余る租税回避行為に私だけでなく巷の批判が続出したためでしょうか漸く財務省が重い腰を上げたものですが、5年前から20%の源泉徴収さえ実施していれば、社会保険庁の事務費の10年分くらい楽々と稼げた筈です。財務省に予算がないからと断られたお陰で来年度も社会保険庁の虫ケラ共は又もや年金保険料から事務費等の名目で住宅や乗用車を含めた無駄遣いをしようとしているではありませんか。
我々税理士などからはしっかり源泉徴収しておいて禿鷹ファンドを見逃すとは無能な税調にも困ったものですね。税調さんしっかりせい!

30年前に日本に上陸し、国内の保険会社から嘲笑されながら最高25万円のガン保険を売り出して大儲けをしたアメリカンファミリー保険会社がその後入院や手術保険に絞った低価格の終身保険にまで手を伸ばし、本年9月末現在個人保険分野の保険契約件数で遂に業界最大手の日本生命を抜きトップの座を奪い去りました。まるでサラ金が三井住友の貸付高を超えた如くの感がありますが、25万円や50万円の保険が何だ!と何処の保険会社も小馬鹿にしていたのが実は相手は振り返っても見えない筈です。何時の間にか真後ろにぴったりとくっ付かれていたことです。国民も少しづつ保険の魔術に気付き始め、外資の保険会社のメニューから我が国の保険料が無茶苦茶に高かったことを知りましたから、国内保険会社は今後も益々苦戦が続くものと思えます。どうしてこんなことになったのかその理由は国内保険会社は役人の天下りなどの条件付で旧大蔵省の庇護の下にありましたから、謂わば露地栽培されない温室育ちであり銀行が不良債権でリストラ騒ぎのときでも保険会社は我れ関せずと募集は全て外務員に任せ切りで内勤組は全て有名大学でのエリートで占められ、現場のことは何も分からぬ儘優雅な本社内で保険外務員の生き血を吸った保険料を使って運用益などと小賢しいことを言うだけで何もせずに親方日の丸をひたすら信じ込んで只高給を貪っているだけでしたから外資との戦いなどまるで念頭になく、気付いたときは既に外資に外堀を埋められて居り本丸は落城寸前なのに誰も気付かぬ愚かさでしたから当然の報いであったと思います。
外資は禿げ鷹などと悪名高く決して評判は良くありませんが、彼らに乗ぜられた日本企業の方が愚かだったのでしょう。外資保険のお陰で車の任意保険が半分以下になったと喜ばれている方など少なくありません。外資が廉い訳ではなく国内保険会社が儲けすぎていたのです。
国内保険は外務員に保険金に比例した報酬(保険料にオンされている)を支払うシステムですから、勢い保険金は高額狙いとなりますが保険は高いほどほどリスクが高くなり、不正加入が後を絶たないために保険事故が起これば調査費用も高く付くし何時だったかのWEBで取り上げたように不正加入と分かっていても”6億円払え”と謂った裁判所での敗訴を喫することになるのでしょう。保険金が少額なため確率的に絶対に損をしない外資には到底太刀打ちできないのがよく分かりますよね。日本生命社長の宇野郁夫は”営業所を訪れる客には保険に入れるな!”と号令を掛けて不正加入を防止しようとしていますが、幾ら”販売は断られたときから始まる”とセールスマンの教科書に載っていても、”店に来た客は断れ”はないでしょう。明らかに高額保険販売が中心の現在の経営方針に死角と欠陥があることを社長自らが気付かずに語っているとしか思えません。TVコマーシャルを見て資料請求する客は営業所へ来た客と何処がどう違うのですか。国内大手も高額契約中心の経営方針を見直し、リストラに企業努力を尽くさないと近い将来外資に淘汰される日が紛いもなく到来することでしょう。昔から10円を笑う者は1円に泣くと謂われていますが、”落穂拾い”に徹した外資は賢明でしたね。最近では外資保険に見習って国内でもオリックス生命とかソニー生命など”落穂拾い”の追随組が出てきましたから益々大手保険会社は苦境に立たされることでしょう。
“驕る平家は久しからず” 蓋し名言でありましたね。

時間の問題でしたが、UFJ銀行が遂にリストラの一環として女子陸上競技部を廃部することに決めたそうです。10人の選手と5人のスタッフで1年間に最低2億円経費が掛かるそうであり可哀想なのは重鎮であるあの有名な双子の大南博美敬美姉妹です。東海銀行で10年間も走ってきて三和銀行に乗っ取られて赤字を押し付けられての結末ですから東海銀行が甘言に乗せられてこんな阿漕な銀行と合併したことが大南姉妹の不運を招きました。この双子姉妹一卵性で顔ばかりか肩を揺すっての独特の走法までそっくりです。もう5歳位若ければ良かったのですが彼女達も来年は何時の間にか30歳何処か拾って貰えるところがあれば良いのですが、一人なら兎も角二人一組となると経費も倍掛かるし、どこの会社も二の足を踏むのではないでしょうか。妹敬美のほうは元々トヨタへ入社してから東海銀行への移籍でしたからこれも何かの縁であり、トヨタ自動車も税金ばかり払ってないで女子マラソンにでも進出されたらどうですか。(^^)

今週からはゴルフの話題がありません。久し振りに相撲の話題に触れてみたいと思います。相撲と謂えば我が国の国技でありながら今やその頂点がモンゴルの朝青龍ですから我々日本人には複雑な心境ですが、今日は先週行われたアマ全日本相撲選手権決勝大会で感じたことについて聞いて頂きたいと思います。
先週の日曜日夕方HPの原稿も出来上がったことだし5時のニュースでもとNHKのチャンネルを選んだら偶々全日本大会決勝実況の始まりでありました。アマ相撲はプロとは違った趣(おもむき)があり、お酒を美味しく飲みながら楽しく拝見しましたが、社会人から只一人決勝大会の8強に勝ち残った日本通運の29歳栂井(とがのい)選手が学生強豪をなぎ倒し決勝大会出場9回目にして涙の初優勝を遂げました。本命と目され全日本学生選手権を制した近大の吐合(はきあい)選手と高校横綱でタイトル数11という超弩級埼玉栄高校の沢井豪太郎(名前だけで強そうですね)選手は準々決勝で顔を合わせ、高校横綱が大学横綱をやっつける快挙に場内がどよめきましたが、その沢井選手も準決勝で栂井選手の必殺の小手投げに敗れる波乱となり結局栂井選手が決勝で日本大学の森選手を破っての優勝でありましたが、私はこの社会人栂井選手に堪らぬ魅力を覚えたのは彼の持つ強烈な個性であり、彼は”自分は綺麗な相撲ではないと”謙遜しながらも決勝トーナメント五番全てを左小手投げ一本で相手を切って捨てたことはある意味で彼の”拘(こだわ)り芸”でなかったかと思いました。どうしてなら相手は戦う前から栂井選手の戦法が分かっていますから、誰も右差しを狙わずに徹底して下からのおっつけ攻めとなりますがこれは小手に振ろうとする栂井選手にとっては絶対的に不利であり、高校生の沢井選手も小手投げを嫌って得意の右指しを捨て下から攻めましたがそれでも強引に二の腕を引っ張りこまれ左腕で決めるように抱え込んで外掛けや切り替えしを全て右に回って凌ぎ最後は左腕一本の力で高校横綱を投げ飛ばしました。自分の手の内を全て相手に見せておいて勝つなんて拘(こだわ)り以外の何ものでもなかったでしょう。分かっていながら栂井選手の術中に嵌ることとなった5人の選手は悔しかったでしょうね。30数年前内掛け一本を武器に関脇まで昇った二所ケ関部屋の琴が浜や二枚蹴りで何回となく横綱千代の山を叩きつけた初代若の花など昔の芸達者な相撲巧者を思い起こしました。叩(はた)きこみや引き落としのなかった昔はよかったなあ。(^^)
それにしても栂井選手の必殺の小手投げへの拘(こだわ)りは見事と言う他ありませんでした。(^^)

高校横綱の沢井選手は既にプロ入りを決意しており、優勝していれば幕内15枚目付け出しでデビューのところを3位に終わったため前相撲からのスタートとなりましたが、境川部屋への入門が決定したそうです。正攻法の本格相撲で10年に一人の逸材と見ました。高校生で10年前全日本準優勝の田宮選手(現琴光喜)を上回ることでしょう。一年位幕内入りが遅くなるにしても、前相撲からの血の滲むような下積みの経験は彼が大関で終わるか綱が取れるかでの土根性作りに必ず役立つものと私は信じています。沢井豪太郎君早く幕内に上がって朝青龍をやっつけろ!
それにしても高校横綱に負けた近大の吐合選手が幕下付け出しの権利を持ち、勝った沢井選手が前相撲からとは相撲協会の規定も杜撰(ずさん)なものですね。あの勝負誰が見てもフロック勝ちでなく沢井選手の順当勝ちでしたよ。(^^)


2004.12.12

今日の午後は冷たい雨の日曜日となりましたが、街では思わぬ雨で歳末商戦に水を差された如くであり、人出もまばらジングルベルも物悲しく聞こえました。この雨で庭のカサブランカも花を落とすことになることでしょう。(;;)

先週火曜日仕事行きの途中垂水駅前の街頭で消費税増税反対の署名運動に遭遇しました。勿論何時もの共産党の何でも反対の演説付きのものでしたが、驚いたことには数人の党員の方が通る人々に署名を呼び掛けていられるのに私の見ている信号が青に変わる1分位の間、若者から老人まで誰一人として署名に応じようとされなかったことでした。政府以外誰も消費税を上げて欲しい人はありませんし、福祉予算とか言われ乍ら実は何に無駄遣いされるのか分かったものでない税金なのですが、もう幾ら抵抗しても無駄だとの負け犬意識が国民全員の脳裏に何時の間にか底深く刻み込まれてしまったものと思われます。何とも遣り切れなく切ない思いに駆られた一刻(とき)でした。”私が辞めるまで消費税は上げない”と断言した小泉総理は自分の総理延命を違った言葉で表現した悪賢い奴ですね。

横田めぐみさんの遺骨が別人のものだったなんて北朝鮮も非道いことをしますね。あの連中がそこまでやるとなると間違いなくめぐみさんは生存していることになりますが、馬脚を現したとはこのことであり、今になってお墓が山津波に遭って流されたとでも言っとけば良かったと我が国の法医学の進歩を知りほぞを噛んでいることでしょう。めぐみさんは美人だし賢い人だしきっと政府高官の妻となって居て極秘情報の宝庫のようなものでしょうから生きているとはどんなことがあっても言えなかったのではないでしょうか。(不運にも金正日のお妾さんの一人にされていたりして…(;;))
今朝の報道で北朝鮮は横田めぐみさんのDNAには全く触れずに戦時中の朝鮮民族の強制連行は拉致被害に及ばぬ行為だと居丈高に居直りました。盗人猛々しいとはこんなことを言うのでしょう。その内従軍慰安婦はどうなんだと言ってくるに違いありませんが、前者も後者も何れも金に目が呉れて先方から応募してきたものであり、従軍慰安婦の待遇など部隊の隊長より高給だったと言うではありませんか。北朝鮮は拉致被害者に”幾ら差し上げたら拉致されて頂けますか?”と一度でも言ったことがあるのか!
政府は経済制裁だ!と息巻いていますが、アホな総理は何も確かめもせずに藪中大洋州局長と共謀して既にこっそりと約束の半分の米12.5万トンを送ってしまって居るそうであり、拉致家族だけでなく与党の中にも強い不信感が芽生えましたから総理はどう収拾するつもりでしょうか。
総理は米の回収に手弁当で北朝鮮へ行くか、自分の歳費から弁償しろ!

農水省が対象外牛肉を買い上げる承認を与えた裁判で牛肉のハンナン浅田満被告が”お願いやから思い出して”と被告席から頭を下げて頼んでも農水省大野高志元食肉調整官は”橋龍さんを真似てか”記憶にない”の一点張りであり、浅田被告が唇を噛み締めるシーンが多く見られたそうです。大野調整官が普段から再々の料亭接待から更にぎっくり腰になったときの治療にわざわざ大阪から整体師まで上京させているなど無理難題を聞いて貰っている浅田被告に対象外牛肉に補助金を出して買い上げることを承知したことは誰の目にも明白なのですが役人という奴は往生際が悪いですね。
大野さんも良い加減に早く罪を認めないとえらいことになりますよ。接待やぎっくり腰治療は特に収賄になると思えませんから買い上げ承認の件は罪に問われてもせいぜい二年で娑婆の空気が吸えますが、此の儘浅田被告に頭を下げさせてまでの願いを聞いてやらず彼の罪が重くなることにでもなれば、きっと命知らずの浅田被告の子分達(解同の精鋭)が黙って居る筈がありません。大野さんこの人愚かにも刑務所の方がずっと良かったと思えるような人生経験が行く手に待ち構えていることに気付かないのでしょうか。(;;)
一度森鴎外の”高瀬舟”でも読ませてやりたいですね。大野さんこの世が地獄だってこともあるのですよ。きっと安楽死などと違った意味で遠島の罪を喜ぶ弟殺しの主人公喜助の真意が分かるのではないでしょうか。

イラク戦争の責任を取って辞任すると見られていたラムズフェルド国防長官がブッシュ大統領に慰留され留任が決定しました。これで又ブッシュのテロ戦争への歯止めが掛からなくなった感がありますが、これを受けて厚生長官のトミートンプソン氏まで辞任しました。これで辞任した閣僚は15人の閣僚の中で8番目と過半数に達しましたが、大統領の周囲は戦争賛成の揉み手をするイエスマンばかりで固められ独裁政治が行われようとしています。
厚生長官は辞任時の記者会見で『私と家族にとって人生の次の章に進む時だ』と述べましたがとても格好良いセリフですね。我が国に一人でもこんなセリフの吐ける大臣が居るでしょうか。誰も自分から辞める奴は居ないからムリか!

大菅小百合選手といえば2回程WEBで触れましたから皆様も覚えていられるでしょう。そう2年前に長野オリンピックスピードスケート女子500mで優勝した選手で、本職はスケートでありながら夏場の体力保持に自転車を漕いだらこれが日本記録で誰もが”ウソー”といっている間にアテネの自転車代表に選ばれ自転車専門の選手やコーチに恨み節を買い乍らも出場しアテネの本番で又もや日本記録を樹立しながら惜しくも入賞を逸した選手です。自転車の関係で調整が遅れ案じられ乍ら長野で行われた5日のW杯スケート女子500mで見事38秒13の国内記録で優勝しましたが、自転車とスケートの両方で日本記録保持者とはこの女の子物凄いですね。
昔から二足の草鞋と謂う言葉があり、本来なら双方中途半端になって上手く行かぬものですが、余程の天分の持ち主なのでしょう。ちゃんとしたコーチもなしに我流で日本新を叩き出したのですからマスメディアももう少し取り上げてやれば良いのに五輪記録がメダルに届かなかったからと誰もがよそよそしいのは納得できません。水泳女子800m柴田亜衣選手のように本人の長所と短所をうまく利用した走法を見付けてくれるコーチにでも巡り合えば、大菅選手夏冬の金メダルが夢でなくなるのですが、この世界も政界同様いろいろと縄張りがあるようでスケートの選手は自転車の世界では何時まで経っても余所者扱いで記録が良い分余計いじめられるようで可哀想です。
それでもアテネ以来お尻の形が”漸く自転車からスケートに戻れた”とは記者団の質問に対する当人の談ですが、殆ど浮かしているお尻がサドルがない分形まで変わるなんて物凄い練習量なのでしょう。アテネなんか蹴飛ばしてスケートの基礎訓練のつもりマイペースで自転車を漕いで居たら5日のW杯は38秒を切った素晴らしい記録が望めたことでしょうに…。
大菅選手矢張り二足の草鞋なんか辞めてスケートに全てを賭けましょうよ。でも自転車の日本記録保持者が実は自転車の選手でなかったなんて痛快ですよね。(^0^)/

今週からゴルフの話題がなくなったと意気消沈していたらそれがありました。(^^)
今年の新人王を目指す二日間の女子プロ新人戦であり、昨年末のアマチュア優勝でプロになった宮里藍選手も含めて今年プロになった21選手が千葉県のゴルフ場で04年度での本当の最終戦が9日10日と二日間行われました。
賞金総額は300万円優勝賞金54万円と普段のツアーの1桁にも満たぬ少額なものでしたが、新人王は一生涯一度しか得られないものですから、賞金を度外視した熱戦が期待され特に今年6勝の超大物新人宮里選手に対抗意識の闘志を燃やす18歳横峰さくらちゃんが4アンダーと執念の優勝をもぎ取りました。前日3打差の4位からのスタートでしたが18番1打差ビハインドでの瀬戸際に池に入れても悔いなしと果敢にもピンの手前1mに付けるスーパーショットでバーディーを奪っての逆転優勝となりましたが、宮里選手を相手の初勝利は感無量であったでしょう。超大物新人二人の激突に2日間延べ84人の報道陣は最多記録とか…。来年の女子プロツアーが薔薇色に包まれることを衆人に予感させるものでありました。
ひねくれ者の私がさくらちゃんのファンになったのは、宮里選手が全てに優等生なのに対し彼女が本音主義のお茶目な少女だからです。何時だったか大好きなキャディーのお父さんのことを報道陣の問いかけに対し”このキャディーは下手だからクビにしようと思っています”と真顔でジョークを飛ばして報道陣を絶句させたことは前にお伝えしたことがありましたね。その背景には前日の17番でバーディーパットを逃したときお父さんに顎をしゃくってプンと拗ねた顔の可愛かったことを思い出しました。きっとパットのラインについてキャディーのお父さんと意見が合わず仕方なくお父さんの読んだライン通り打ったら右に切れ自分のラインが正しかったことへの抗議のプンだったのでしょう。TV撮影被写体当事者となっての中での出来事ですから舞台度胸は満点と見ました。
そのときだったでしょうか、さくらちゃんが成績悪く早めに競技を終了したため、初めてTVの解説席に呼ばれ解説者の戸張捷さんから”ハイ良い勉強になります”との返事を期待してであったでしょう”この席の座り心地はどうですか?”と聞かれたとき、彼女はナント!”よくありません”と真顔できっぱり答え、戸張さんがしどろもどろになったシーンは今思い出しても笑ってしまいます。お陰でその後二度と解説席に呼ばれることなくさくらちゃんは試合後の練習に専念できることになりましたが、そこまで計算に入れての発言だったとしたら彼女は賢いですよね。(^^)
さくらちゃんは来年1年間コカコーラとスポンサー契約を結んだと発表されましたから彼女をご存じない方も来年はコーラのCMで可愛い笑顔にお目に掛かれることでしょう。(^^)
サントリーの宮里選手に対してコカコーラのさくらちゃん、今年の実績では大関VS十両位の落差がありますが、成績が自販機売上に連動する来年の激突が楽しみですね。
さくらちゃんの取り敢えずの目標は来年の開幕試合ダイキンオーキッドでの優勝であり、試合開始の20日前から現地入りして練習ラウンドをこなし、開幕戦V達成を目指すそうですが余り入れ込み過ぎても肩に力が入ってスコアに繋がらず、自然体で臨む方が地力は充分にあるし勝利の女神が味方してくれるのではないかと思います。
今夜は”さよならはダンスの後で”など聴きましょうか。
頑張れ!さくらちゃん!


2004.12.5

暖かい陽だまりを提供してくれていた穏やかな庭が久し振り昨日からの雨風で一転して不機嫌な師走の顔になりました。これも自然の理(ことわり)ですが六つも花を付けたカサブランカが風で30度も茎が曲がり早朝からクイックタイで修復作業に大変です。切花にするのだったかと思いましたが百合の香りは強烈ですから狭い事務所には不向きです。それにあの花粉は服に付いたら洗っても絶対に落ちませんから朝の水替え時に職員の恨みを買うは必定でしょう。
今日も一日中雨の予報でしたが午前中雲の間からが朝日が零れてきましたので昨日は室内で欲求不満の蟋蟀を外は風が強そうなので玄関で日向ぼっこさせました。写真はエンマ蟋蟀ですが随分大きくなりましたよ。キッチンペーパーの裏の干草の中に未だ2倍以上寛いで居ます。生まれて1ヵ月半大きい奴は時々羽を擦り合わせる仕草をしていますからもう間もなく至福の音色が聴かれることでしょう。(^^)よくゴキブリの子供と間違えられますがゴキブリは黒くなくて赤くて体高が低いので明らかに違います。

 

親が子供に殺されたり、子供が親に殺されたり見知らぬ男に児童が殺害されるなどと毎日殺伐とした事件ばかりで世の中何所か少し宛狂ってきているようです。何時だったか我が子に生命保険を掛けて殺した母親が捕まった記事が新聞に載っていましたね。調べたら前に死んだ子供も保険金目的で母親に殺されていたことまで発覚しました。生さぬ仲ならいざ知らず自分のお腹を痛めた子を殺害すなんて狂気の沙汰です。本人は遊ぶお金が欲しいばかりに吾が子を殺したものですが、犬畜生にも劣るこの母親は.一体親からどんな扱いを受けて生きてきたのでしょうか。泣き止まないからと幼児を蹴り殺すなど最近人の倫(みち)に外れた事件が多くなったことは真に嘆かわしい限りです。
親が子を殺めるケースは昔なら生活苦や家庭内暴力に絶えかねて親子心中を図ろうとする場合などに限られていましたが、元は他人だからと不仲になった連れ合いに保険を掛けて殺すことはよくあっても、我が子となると母親にとって己が分身ですから話は変わります。
一番強いと謂われる母性本能の世界には教育もへったくれもありません。どうしてこんなおかしな世の中になってしまったのでしょうか。(;;)
現在多くの家庭内での親子関係が正常に作動していない原因は、父親や母親が正しい父性、母性を身につける教育を両親や学校で与えられなかったためではないかと思われます。
95年に保険金欲しさに自宅風呂場横にある車庫内で車の下にガソリンを撒いて火をつけ自宅を全焼させ入浴中の小学6年生の長女を焼死させた40歳の母親に対し、長い審理の結果先月2日大阪高裁が無期懲役を言い渡した事件がありましたね。恥ずかしい年頃だから全裸では逃げられまいと考えての計画的な犯行でしょうが、これこそ”鬼畜”と言って良い行為ではありませんか。こんな惨い母親は無期懲役などでなく市中引き回しの上火あぶり獄門晒し首を申し渡さないと先で死んだときに閻魔様が怒って三途の川を通して呉れずこの母親は永遠に成仏できずに怨霊となって現世を彷徨うしかありませんからこれこそ死にたくても死ねない死刑に勝る刑罰となるでありましょう。
鬼畜といえばもう一人、遊ぶ金欲しさに中二の娘に売春をさせた34歳の母親が先月京都府警に逮捕されました。江戸時代には飢饉から一家の飢え死にを救うために娘を女衒(ぜげん)に売り渡し娘も全てを承知の上で苦界に身を沈めなければならなかった農民の話は良く話で聞かされましたが、パチンコか競艇だったか知りませんが娘の身体を汚させておいて遊ぶ金が目的であったなど言語道断です。何でもツーショットダイアルに電話をさせ釣り上げた男(39歳会社員)と市内のホテルで売春させたことから発覚したものだそうですが、府警はこの不届きな母親が常習的に娘に売春をさせていたものと追及中だそうです。
援助交際とかで買春行為をして小遣い稼ぎをしようとする娘を押し止める親は居ても、嫌がる娘を売春させてそのお金を遊興費に遣うなど明らかに狂っているとしか思えません。この母親はまるで昔の”遣り手婆”ではありませんか。恐らく娘に対する愛情の欠片も持って居なかったのでしょう。そして母親に対するこの少女の心境は如何ばかりだったでしょうか。この母親も.一体親からどんな扱いを受けて生きてきたのでしょう、この母親をも鬼畜と呼ぶべきではないでしょうか。そして恐ろしいことは親にこんな仕打ちを受けたわが子をも将来鬼畜の仲間入りをさせるのではないかと危惧されることです。
鬼畜だらけの世の中に”これではいかん”と遅蒔きながら漸く気付いたのでしょうか、やさしい判決で有名な我が国の法曹界も遂に被害者一人の強殺事件の犯人に対して死刑を言い渡しました。先月の最高裁での出来事ですが、これまでは二人以上の強盗殺人に限ってしか考慮されることのなかった死刑判決ですから画期的な判決と言って良いと思います。江戸時代なら10両盗んでクビが飛びました。今のお金にして200万円位でしょう。そして人殺しは理由を問わず死罪、夫のある女と通じては磔(はりつけ)獄門、女も死罪と決められて居ました。事件によっては一族郎党まで罪が及びましたから、我が身内の不始末は他人事(ひとごと)ではなかったのがお分かりでしょう。今の時代の懲罰が如何に軽いものかが窺い知れます。
この強盗殺人事件の犯人は90年に一流企業のOLを暴行した容疑で逮捕されて、7年の刑に服し97年出所しましたが、執念深くこのOLの自宅を突き止めエレベーター内で”警察に知らしたな”と言いながら殺害して1万円余り入ったハンドバッグを奪ったものです。逆恨みとは正にこんなことを言うのでしょうが、この男よくハンドバッグを盗んでくれましたね。お陰で最高裁も高裁の死刑判決を容認せざるを得なかったようです。只女性を殺しただけなら単純な怨恨殺人で無期懲役にもならず懲役10年がせいぜいだったでしょう。この女性前世からの因縁なのでしょう悲運な生涯を閉じることになりましたが、ハンドバッグを持っていたことがこの男を死刑にまで追い込むことになりましたから、少しは浮かばれたのではないでしょうか。この世と来世の二世をプラスマイナス一と考え現世のマイナスを、リセットした来世のプラスで取り返しきっと素晴らしい男性と巡り合えるローマの休日のオードリーヘップバーンのような美しい女性に生まれ変わって来れることを祈りたいと思います。(^^)

 

先月29日にM紙朝刊に一面広告が出されました。皆様はご覧になられたでしょうか。
“やずや”は15年前には売上高6000万円の零細企業だったのが今では年商200億円を超す優良企業に育ちました。健康食品ブームに上手く乗っかり広告に湯水のようにお金を注いで通販オンリーで大きくなりました。TVでも雑誌でもアリコなどの保険と共に”やずや”の名前を見ない日はありません。従業員は女子35人を入れて66人だそうですから、人件費も売上の1%程度でしょう。恐らく商品の売上原価は数%に過ぎないと思われますから売れさえすればボロ儲けなのですが、健康青汁など同業者の数は今や星の数程になり、大手サントリーなどの参入もあって売上の伸びも徐々に鈍化して頭打ちとなりましたから危機感を覚えて、我等が製品の独自性を誇示するためにこんなプロパガンダを考え付かれたのでしょう。商品がなくなった訳ではなく12月20日までに申し込んだ客しか買えなくなった錯覚を覚えますが、”にんにく卵黄”以外の商品を買っている既存の顧客(私は血圧が高いので”やずやの黒酢”を飲んでいます)には従来通り販売すると書かれていますから明らかに新規顧客獲得のキャッチコピーなのが分かりますね。それにしても全国紙の一面広告は1000万円と謂われますから大胆な広告ですよね。然し広告だらけの世の中ですからこれ位風変わりな広告でないと人の目を牽けなくなり見て貰えなくなったのでしょう。”もうすぐ売り切れますよ”と言われたら”買っておかなきゃ”との客の心理を突いたコピーであり、少し誇大広告の嫌いがありますから公正取引委員会の関心を惹くのではと気に掛かります。ずっと昔”40年間お待たせしました”と宣伝して公取に叱られた生理用品メーカーがありましたよね。(^^)

先日の台風で由良川が溢れ観光バスが水に浸かり37人がバスの屋根と立木で結び合って夜を明かした報道写真について私は二度に渉ってWEB上にて取り上げましたが、この写真が04年度の最も優れた報道写真に選ばれ写真記者協会からグランプリを受賞したと1日の夕刊に写真付で発表されました。カメラマンも鼻が高いでしょうね。ボーナスもきっと沢山貰えることでしょう。『乗客たちが暴風雨の中で励ましあい救助されるまで耐えた10時間の勇気と感動の姿』とM紙は自画自賛していますが、全員が戦中派であり不屈の底力で頑張られ助かったからいいようなものの、万一夜中(やちゅう)遭難されていたらどうだったのでしょうか。グランプリどころではなくカメラマンもヘリの操縦士も社会的な糾弾を受けていた筈です。グランプリは写されたこの戦中派の方々が受け取るべきものではなかったのですか。

04年度の女子プロゴルフツアーも先週を以って終了し、来春までオフシーズンとなり寂しくなりましたが、今年の女子プロは宮里藍選手の優勝に始まって8人もの若手の初優勝など数多くの新スターの誕生で盛り上がり、実力は勿論賞金をも勝る男子プロを人気で圧倒しました。
今夏以降TVの視聴率は11週連続女子ツアーが勝ち続け、ウッズ来日のダンロップフェニックスですら藍ちゃん優勝の大王製紙エリエールに勝てなかったことは関係者に大きな衝撃を与えました。視聴率が全ての世界ですから1年間のツアーの優勝者の半分以上が外人では視聴者が減るのは当たり前です。来年は多くのスポンサーが男子ツアーを見限ることになるでしょう。
昨日今日と女子は例年の日韓対抗戦が行われましたが、今年も日本の大敗でした。(;;)
賞金ランキング三位北田瑠衣選手の欠場で横峰さくらちゃんが補欠出場し、皮肉にも二日間を連勝したのはさくらちゃんと藤井かすみ選手の二人だけであり、僅かに溜飲が下がりました。さくらちゃんが二日目の今日2ストローク差でやっつけた相手は韓国の今年の賞金女王宋ボベでしたから立派でしたね。(^0^)/


2004.11.28

秋も愈々深まり、師走まで後二日を残すのみとなりました。公私に気忙しい年末の到来に憂鬱が隠せません。
先週お知らせしたカサブランカが元気に開花しました。雑草だらけのボロ庭に不似合いな花で可哀想ですが、こういうのを”掃溜めに鶴”とでも言うのでしょうか。(^^)

 

皆様は”認知症”という言葉をご存知ですか?厚生労働省は有識者の意見を聴したり一般市民にアンケートを取ったりした挙句が『痴呆』と謂う言葉に侮蔑的な意味があるとして来年から法律を改正し”認知症”という言葉に改めることにしたと先日の新聞に掲載されていました。お役所は余程仕事が暇なのか詰まらないことに沢山の予算を費やしてこんな変な名前に決めたそうですが全く理解に苦しみます。名前を変えれば病いが治るのか!
広辞苑に拠れば、認知とは”事象について知識を持つこと”、”嫡出でない子に対し自分の子であることを確認し法律上の親子関係を成立させる行為”と明快に解釈されていますから、言葉に造詣の深い人でなくても”認知症”が”痴呆”の代替語とはどう考えても辿り着けぬ処であり、他の人を抜きんでている様を表す”超脱”という言葉のように賢すぎて並みの人と話が合わぬ、例えば16世紀にコペルニクスの考えを支持し地動説を唱えて宗教裁判に掛けられるまでになったガリレオガリレイあたりを差し詰め”認知症”とでも言ったら良いのではないでしょうか。誇り高いお役人は自分たちが馬齢を重ねた後『痴呆』と呼ばれるのに耐え切れずに考え出した珍案であったのでしょうが、老人ボケが賢者と呼ばれるのであれば、真の賢者をボケと呼ばぬことには厚生労働省のお役人さん理屈に合いませんよ。(^^)
近年差別言葉に対する風当たりが異常な位強くなり、あたかも差別言葉狩りを実践することが自らの教養を表すが如き誤った風潮にありますが全く困ったものですね。言葉というものは昔から先祖代々伝わってきたものであり盲目(めくら)を視力障害者、聾(つんぼ)を聴力障害者などと言い換えて少しでも侮蔑的表現が和らげられたでしょうか。いいえ決してそうではありません。元来何等侮蔑的表現でなかったものを誰かが無理やりに侮蔑的表現だと決めつけたのです。
最近では更に飛躍して障害者の”害”が否定的なイメージを持っているからと平仮名に変えようとしているアホな役所が出てきましたが、”害”だけでなく”障”だって明らかにマイナスイメージの言葉ではありませんか。

 

我々昔世代の人間は盲目(めくら)や聾(つんぼ)を決して侮蔑的な言葉と考えていなかったのです。身体的な欠陥を捉えて”なんとか障害者”と呼ぶことの方が遥かに差別的表現だと思います。これを寝ている子を起こすと謂うのです。しからば”でべそ”は一体”なに障害者”と言ったら良いのか!こんな詰まらぬことを考え出したのは元はと言えばお役人に気に入られようと愚かなマスメディアの一部の人間からスタートし、お役人が尻馬に乗ったものでしょうが、誰もが深く考えずに同調した処に”竹田の子守唄”などの悲劇が生まれたことは年初のWEBで皆様にお知らせした通りですが覚えていられるでしょうか。時代と共に言葉はどんどん変わって行きますが、昔から変わらず存在する言葉は年輪を持って長く生き続けてきたものです。決して不条理なものではありません。不条理なものならとっくに淘汰されているでしょう。古い言葉はそれなりに矜持を持っているのです。差別言葉などと切り捨てないで大切に使おうではありませんか。
最近”一所懸命”の言葉が昔は存在しなかった”一生懸命”に何時やら取って代わられました。私のアホなワープロソフトのエイトクも一生懸命としか変換できません。”一所懸命”は”置かれた場所で咲きなさい”という意味であり、”与えられた仕事を天職と思え”と謂う教訓なのですが”一生懸命”ではまるで意味が異なります。今の若い方は少しも不思議に思わずこの言葉を使っているところにフリーターなどが続出する所以(ゆえん)ではないでしょうか。

大統領選挙で辛勝したブッシュ政権下で慰留されることなく退任することになったパウエル国務長官の後を受けてライス報道官が長官に就任し、ブッシュさんの懐(ふところ)刀になるという異例の展開となりました。ライス氏はイラク戦争に反対したパウエル派と見られていましたからその変わり身の速さは意外でしたね。
人種差別の激しい南部アラバマ州で育ったため苦労されたと思いますが、この人ライスさん(50歳独身)は裏方が桧舞台に躍り出たように一躍米国の顔となりました。人の3倍も勉強して15歳にして大学に飛び級入学し19歳で優等で卒業し、その侭教授になったという離れ業の持ち主ですから余程頭が良い方なのでしょう。然し”天は二物を与えず”でそんな風に少しも見えず何時も難しい顔をして怒った小母さん風なのが玉に瑕ですが世の中上手くできていますね。これでこの人が美人なら世の中不公平と謂うものです。大統領の家庭教師としてキャンプデイビットでブッシュ夫妻と週末を過ごせるのも、彼女なら奥さんも焼きもちを焼く気になれないでしょうしね(^^)。
近年のアメリカでの黒人女性で著名な人と謂えば歌手ホイットニーヒューストンを思い出しますが彼女もあれだけの美声を持ちながら矢張り決して美人とは言えなかったのも同じく神様の思し召しなのでしょうね。ホイットニーヒューストンと謂えばケビンコスナーとの競演”ボディーガード”が印象深い映画でありましたがあれだけ有名になってシングル版850万枚を売り上げプレスリーの記録を塗り替えた”ボディーガード”の主題歌の題名が”I will allways love you”であることをご存じの方が少ないのは不思議ですね、邦題が付けられなかったのはどうしてでしょうか。 ”何時も愛しているわ”では軽すぎてあの素晴らしい曲に相応しくなかったのでしょう。(;;)気の利いた邦題を考え付くロマンを持った方が居なかったのか付けなくても十分にヒットする歌だったかも知れませんね。思えば1974年制作された映画と主題歌の題名”The Way We Were”の邦題を共に”追憶”と名付けられたのは誰だったのでしょうか。競演のロバートレッドフォードは兎も角として主演のブスのバーブラストライザンドを斯くも有名にしたのは偏に邦題の題名のせいではなかったかと思います。(^^)原名と似ても似つかぬ邦題がまかり通る中を”追憶”は含蓄のある良い言葉でしたね。
似ても似つかぬと謂えば若い方はご存じないかも知れませんが、戦後間もなく”哀愁”という映画がハリウッドからやってきて満都の子女の紅涙をしぼったのを覚えていられるでしょうか。古典的なメロドラマの元祖というべき作品であり、ウオータールー橋の袂で主人公の男性が20年前を回想するところから始まるロバートテーラーとビビアンリーの悲しい悲しい恋の物語です。原名は”Waterloo Bridge”ですから邦題とは似ても似つかぬものですが、この映画の大ヒットは作品の内容だけではなく邦題のせいでもあったと思います。BGMのスコットランド民謡”別れのワルツ”は戦前からわが国で”蛍の光”として親しまれていたこともあり、その後百貨店やパチンコ屋さんの閉店ソングとして大流行しましたが、我がマスメディアも二番煎じを狙ってNHKが製作したラジオドラマ”君の名は”が空前のヒット作となり午後8時にはお風呂屋さんが空っぽになったとかで評判になりましたね。数寄屋橋はWaterloo Bridgeの替え玉であり岸恵子はビビアンリーだったのです。そうそう軍人であるロバートテーラーのトレンチコートも大流行しましたね。(その頃日本人はまだ皆背が低くて全然格好ワルツだったけど…)何と言ってもあの映画のビビアンリーは綺麗でしたね。彼女がアカデミー賞を貰えなかったのは誰かの陰謀に違いないと思ったものです。今ならDVDもあることだし一度ご覧になられたら如何ですか。又いつもの悪い癖で話がライス国務長官からビビアンリーに飛び火してしまいました。御免なさい。

旧橋本派への1億円裏献金事件の初公判が始まりました。被告にされているのは日歯連から貰った1億円の小切手を橋本元総理から『はい、これ日歯からです』と渡された元会計係ですから不可解な話ではありませんか。幹部会が”領収書は出さないことにしよう(お金は裏金として使おう)”と決めたのですから罪を受けるのは幹部達ではないのですか。それにしても”領収書は出さないことにしました”と言いに行ったのもおかしな話しですし、”分かりました”と領収書の不受領を了承した日歯連もおかしいですね。我々世間の一般常識では到底理解できないことです。勘ぐれば日歯連は献金を小切手で渡しているので金額が金額だし裏書など換金手段から日歯連の提供を裏付けるものがあるため貰っていないと言わせない証拠があり安心して橋本派に貸しが出来たくらいの気持ちだったのでしょう。
事実検察庁は既に1億円のお金の流れを掴んでいますから橋本元総理を始め野中元幹事長村岡元長官達幹部は窮地に立たされることになりましたが、果たして何時まで”記憶にない”で通るものか今後の展開が興味深いですね。
“1億円記憶にないなら怒る筈”
この投句は残念ながら採用されずボツ句でした(;;)

本日の女子ゴルフ”リコーカップ”は本年度最終の試合でありましたが、宮里藍選手の自滅により不動選手に優勝と賞金女王の両方を持って行かれることとなりました。宮里選手の後半のショットの乱れによる崩れは若さからの意識過剰によるものでしたが、19歳の新人に賞金女王を取られるようでは、女子プロ界のためにも本人のためにもならず私は良かったと思っています。
来年のことを言うと鬼が笑うと言いますが、来期以降も本命不動対抗宮里の対決が当分は続くものと思います。横峰さくらちゃんが▲で不気味な存在となるでしょう。何せ51キロの身体で250から280ヤードぶっ飛ばすドライバーショットは圧巻です。先日の試合同じ組で回った同じく18歳ベストアマ諸見里しのぶ選手が『さくらちゃんのドライバーをギャラリーとなって見ていました』と感心していた位ですからダンロップが破格の契約金でさくらちゃんを獲得したのもむべなるかなであり、無差別級の福島晃子選手が280ヤード飛ばすのとは訳が違います。さくらちゃんの使用クラブダンロップゼクシオの売上が宮里選手が使用しているブリジストンのツアステージの売上を抜き返す日が近いことでしょう。(^^)
男子ゴルフカシオワールドオープンについては男子プロの不甲斐なさに語るべき言葉がありません。(;;)


2004.11.21

11月も愈々終盤に入りました。お正月まで後40日を残すのみとなり気忙しい年の瀬を迎えようとしています。夕暮れが急に早くなり、昼間は暖かくても日没と同時に急速に気温が下がって行くのが分かります。先週は石蕗(つわぶき)が花を付けたのを見て、百日紅もどうやら自分が咲いていては冬が訪れないことに気付いた様子で漸く最後の花を落とし、そして今朝カサブランカの開花が始まりました。あと1週間で大輪?をお見せできることと思います。片やヒメジオンの花盛りです。雑草の見本のように言われていますが、私には鬼田平子(おにたびらこ)達と共に大好きな雑草ですから庭の真ん中で威張って咲かせています(^^)

パチンコ屋やパチンコ機械メーカーの脱税はいつものことで誰も驚きませんが、先日2億5千万円の脱税で大阪国税局から大阪地検に告発された情報提供会社プレンティーの経営者西岡正和33歳は20余りの屋号を使い分けてスポーツ紙や専門誌に広告を掲載してパチンコ攻略情報を販売し、02年までの3年間に約7億円も稼ぎながら確定申告もせず”マルサ”(大阪国税局査察部総員約300名)に踏み込まれ今回告発を受ける羽目となったものですが、無申告の脱税は40%の加算税付きとなりますから、住民税やら事業税に延滞金まで含めると5億円以上の追徴金となり、更に裁判所での所得税法違反の罰金が2億円位課せられるでしょうから儲けた額そっくりの吐き出しとなりますが、悪いことをした報いであり脱税は決して引き合わぬものであることを多くの納税者に周知させることとなりました。億単位に脱税したお金は銀行では足が付く恐れがあるので現金に換えて十数億円をトランクルームに隠していたそうですから当(まさ)に映画”マルサの女”さながらでしたね。”マルサ”も金融資産はどんなに名義に変えても銀行と証券会社からしっかり資料を収集しますからトランクルームの現金とはまさかの盲点だったことでしょう。トランクルームの発見にはマルサチームの半年以上の内偵と尾行を伴っての地道な捜索が実ったものであったと思われます。ATM強盗一人すら捕まえられぬ警察も少しは見習ったらどうだ!
摘発が03年度でしたからその年は神妙に申告をすることになり申告額は3億4千万円で今年発表の高額納税者近畿地方第8位だったそうですから凄いですよね。
この商売は西岡社長が従業員にパチンコを打たせては攻略法を考案し、広告により顧客を募ったものだそうですが、入会金は1万円から5万円で攻略法が郵送されてくる仕組みであり”情報代は成功後でOK”のコピーが効いて、入会者が鰻上りとなり15万円の情報代が多くの顧客から振り込まれていたと記事に書かれていましたから詐欺でも何でもなくちゃんとした事業でありパチンコ屋の天敵みたいな存在だったようです。珍しい商売もあったものですね。今は大抵の機械はコンピュータ制御の時代ですから、そうそう簡単にパチンコが攻略できるとは思えませんが、この人余程業界の内情に詳しい人だったのでしょう。
この脱税摘発事件は5段抜き太字白抜きで各紙三面記事の冒頭に発表されましたから、新聞を見られた方の殆どが目にされたと思います。確定申告時期を真近に控えて国税局が意図的にこれまでの脱税事件を小出しに発表してきていますからプロパガンダの意味も含んでいたのでしょうが”約15万円の情報代が多くの顧客から振り込まれていた”の箇所はこの記事を読んだ全てのパチンコファンに鮮明にして強烈なインパクトを与えたでしょうから”プレンティー”の名は最早パチンコ情報提供最高のブランド名になりました。これから我も我もと入会者が急増することでしょう。大阪国税局査察部様様(さまさま)です。7億円はちょっと高い広告代でしたが、1年で元が取れることでしょう。西岡さん今度から大阪国税局に足を向けては寝られませんね。今年はあと少しですが皆様05年度の長者番付で”西岡正和”の名を見るのをお忘れなく…(^^)
もし載っていなかったら私の推理が間違っていた訳ではなく税金対策で”プレンティー”が会社になっていたためだと思います。(^^)

各地で教育の荒廃が叫ばれている最中(さなか)ですが、わが国の小学校も中学校もゆとり教育で子供達をダメにし円周率の解は3だなどとほざいて怠惰な生活を満喫するダメ先生ばかりか、更に質の悪さでは未成年者への買春から電車内での痴漢、少女への猥褻行為と、これが教育者かと呆れるニュースが次々と報道され、警察官とお役人さんと数の上で悪質ナンバーワンを競って居りますが、片や学童を放置しての教育委員会と日教組の争いの中挟みになって校長が自栽するなど、これからの学童の教育についてとても学校に期待できるものではないと思っていたら、稀には児童を吾が子以上に想う立派な先生も居られるものだと感心させられる出来事に遭遇しました。先日のM新聞の片隅に小さく載せられていましたが、何でも長野県飯田市で鼎小学校2年生の少年白沢柊靖くんが10月2日土曜日お兄ちゃん達と天竜川で水遊び中に誤って流され行方不明になったそうです。この事故を知った学級担任の35歳の女性教諭は柊靖くんの捜索に加わり、県警ヘリを使っての大掛かりな捜索が無為に終わった後も土日の休みと平日の放課後を利用してずっと下流の川縁(べり)をこつこつと捜し歩き、42日目にあたる11月13日の土曜日午後3時過ぎに遭難場所から3キロ下流の中州で遺体となって流れ着いている柊靖くんを発見されました。わが国でも有数の川幅の大きな天竜川です。中州へは泳いで行かれた訳ではなく恐らく双眼鏡で小さな小さな何かを見付けられ遺体を確認されたものでしょうが、柊靖くんが御空の彼方から先生に必死で送った霊的な光の輪を先生はきっとしっかりと受け止められたのでしょう。6週間もの間女性独り(たまに同僚の教師も交代で参加していたようですが)での捜索が遂に叶えられたことは、この先生の学童を想う優しく温かい心を愛でて柊靖くんの願い(恐らく”お別れ時間”であったでしょう)をも聞き届けられ神が教え給うたものと思われます。母親が見付けられたのなら分からぬでもありませんが、担任の先生とあっては感動以外の何物でもありません。探すべきものを見付けるのに目で見ても心で見なかった県警ヘリの警官や同僚の教師はこの女性教師に恥ずべきでしょう。視力の問題ではなく心の信念のあり方の問題ではなかったかと思います。我々も日常心すべきことをこの先生から多く教えられました。日教組の威張っている教育現場にこんな立派な先生も居られるのを知り本当に感激しました。この小学校の教頭は”担任の執念です”と語っていられたようですが、執念などと謂う言葉は適切ではありません。この先生はクラス全員を吾が子だと信じていられたのでしょう。子を思う親の心だったのです。大教大付属池田小学校の教室内で児童達が暴漢宅間守に襲われた折、児童を放置して逃げた男子教諭が居ましたよね。誰も我が身が可愛いものですし、事実あの事件当時警官でもない教職員達を責めるのは酷だと謂う意見はありましたが、私は学舎内であどけない児童を守るのは先生の義務だと考えます。この先生ならきっと生徒の前に立ちはだかり暴漢の刃を我が身で受け止められたに相違ありません。この先生のクラスの児童は仕合せですね。先生の愛情溢れた眼差しに見つめられながら学べばきっと健やかで心豊かな思い遣りのある有為な人間に育って行くことでしょう。うちの孫も叶うことなら鼎小学校に転校させこの先生の下で薫陶を授かりたいと思います。
全国初めて小学校の学級を1クラス30人編成にされ教育県の名を高めたのは田中知事の力に拠るものですが、知事さんも実の親も及ばぬこの女性教諭の職務に対する真摯な姿勢を高く評価され、是非他の先生の範とさるべく檄を飛ばして頂きたいと思います。
真の熱血教師とは”俺について来い”と勇ましい森田健作のようなタイプではなく、担任児童一人一人を吾が子と思い自らの心を合わせ温かい血の通ったこんな先生を指して謂うのではありませんか。こちらの新聞の記事は余りにも短くて情報不足であり、岡谷に住む友人を煩わして地元の新聞から情報を入手しました。岡谷のFさん有難うございました。

横田めぐみさんの拉致事件が新しい展開を見せています。北朝鮮は経済援助を期待していつもの手で証拠を小出しにしていますが、今回提供された3枚の写真の内拉致直後と見られる写真をご覧になってご両親のお気持ちは如何ばかりだったでしょうか。
あの写真からは”私は今何処にいるの?お母さんは何処へ行ったの?私はどうなるの?とめぐみさんの円らな瞳からの訴えが鈍感な私にも明らかに読み取られ、私は溢れる涙が抑えることができませんでした。赤の他人の私ですらこうなのですから、ご両親のお気持ちは察して余りあるものがあります。”胸が張り裂ける”という言葉がありますが、めぐみさんご両親のお気持ちは正にこの言葉通りではなかったでしょうか。
なのに、愚かな小泉総理は約束通り北朝鮮に対し食糧援助は行うと明言しました。自分の金でないからと我々の税金を勝手に使うな!
“食糧援助は横田めぐみさん達を帰さんとしない”と言ってやれないのか!
あの時貰った松茸はどうしたのか!

今日の大王製紙エリエールレディースで宮里藍選手が14アンダーと今期5勝目を挙げ、来週の最終戦に勝てば賞金女王も夢ではなくなりました。賞金女王は兎も角として今春まで高校生だった19歳が半年余りで1億円を稼ぎ出したのですから凄いですよね。
横峰さくらちゃんも最終日柳生新陰流切り裂き打法が冴えて68と頑張り、来年に夢を繋ぎました。さくらちゃん人気の凄さはダンロップの用具メーカーが1億5千万円で3年契約したと発表しましたから、宮里選手のブリヂストンスポーツとの3年契約9千万円も影が薄くなりましたね。きっとダンロップのこの先物買いは大きな実を結ぶことになるでしょう。(^^)
何時もならスポーツ紙一紙面の殆どを占め、女子ゴルフなど探さないと見付からぬ筈の男子プロゴルフダンロップフェニックスはタイガーウッズの独り舞台で白け、紙面の扱いも女子プロ欄の僅か1/3に縮小されましたからその凋落振りは目を覆うばかりです。ツアー賞金は女子の倍もあるのに賞金王は女子の方が多いのには男子プロ達、恥ずかしくないのか!
今日の東京国際女子マラソンはイタリヤの伏兵ジェノベーゼ選手が後半5キロの30秒差を覆して逆転優勝し、本命の千葉真子選手は4位と破れ去りました。敗れて傷心の千葉選手をTVカメラとTVインタビュアーが執拗に追いかけたのは残酷ではなかったでしょうか。仕事とは言え彼らの思い遣りの無さには無性に腹立たしい思いでした。それでも笑顔を絶やさずにきちんと応対した千葉選手は大人でしたね。私はとても立派だと思いました。


2004.11.14

先週は暖かい日が続きましたね。事務所の中ばかりでは過保護になるので気候も良いし、アクリル水槽の蟋蟀達を午前中日当たりの良い戸外に出して日光浴をさせてやると水槽の中の枯れ草の上を覆っているキッチンペーパー(本来蟋蟀は夜行性なのでキッチンペーパーの裏や欠けた鉢の後ろが好きなのです)の上に出てきて気持ち良さそうに日向ぼっこをしながら競って脱皮をしています。抜け殻から出た蟋蟀は数分間だけですがまるで幼虫から孵った蝉のように青白くて綺麗です。暖かい分早く体が復元できて安全なことを本能で察しているようです。お天道様の下では脱皮の途中に共食いに来る不埒な奴が少ないことも計算に入っているのかも知れません。風邪引きで行き付けのクリニックに行ったとき点滴をして呉れる美人だけどちょっぴり色黒の看護婦さんに蟋蟀の話をしたら、看護婦さんは”私も脱皮したいわあ”と言うので、”来世は蟋蟀に生まれたら?”と言ったら”嫌やあ”と言うので”蟹も脱皮するよ”に”横に歩くのもっと嫌やあ”と大笑いでした。(^^)
抜け殻の大きさからして100日程の短い人生?の内5回乃至6回脱皮を繰り返すようですが、頭から爪先まで抜け変るには相当なエネルギーが必要でしょう。食事はレタスと茄子とペレット(金魚の餌のような魚粉)ですが、育ち盛りは食事の残量から見て一日に自分の身体の半分位の餌を食べているようです。午後からは電気座布団3枚に容器を載せて夜間は毛布を掛けてやっていますが、朝来たとき(6時半くらい)もチリリンリンと鳴いていますから、恐らく夜通し鳴いていることでしょう。
アクリル水槽が7個もあってどうして電気カーペットでないのか、その理由は何処の電気カーペットも蟋蟀には不親切で6時間経ったら勝手に電気が切れるサーモ付きなのです。(;;)
因みにジャスコで電気座布団の温度のことでメーカーに電話して貰ったらメーカーの人曰く”電気座布団は殆どペット用に使われていますからご安心下さい”と言われてしまいました。(^^)
職員のTさんの持ってきてくれたエンマ蟋蟀は既にその生を終えましたが、来てすぐに産卵をしたのかも知れません。親の死後間もなく数十匹の赤ちゃんが生まれ今では大きい奴は身長1cm位になっています。本来なら卵は初夏に誕生する予定ですから果たしてこれから訪れる寒さに耐え切れるか心配でなりません。上手く育って呉れればお正月には”コロコロコロ”とえも言われぬ音色が聴かれ幼い頃の郷愁に浸れる筈なのですが、二星蟋蟀のように何代も人工飼育されたものと違い、自然界に居たものを自然の摂理に反して冬に育てようとすることはかなり厳しいものと受け止めて居ります。果たして上手く育ってくれるでしょうか。

先週サラ金(消費者金融)の中間決算の数字が発表されましたが、大手4社の内ダントツでトップだった武富士が会長の盗聴事件から人気を落とし最下位に転落し、3位のアイフルが営業収益2500億円とトップに躍り出てアコムが2位となりました。3位プロミスは大手銀行の傘下に入りましたから、実質アイフル対アコムの一騎打ちと言ってよいのでしょうか。利息は何処も殆ど変わりませんから、私はアイフルやアコムの勝因は消費者のイメージ好感度によるものと考えます。
アイフルは何よりネーミングが優しいし、CMソングも耳あたりがいいですよね。チワワのタキシード姿のCMも好評でしたね。あのCMのお陰でペットショップのチワワの値段が急騰したそうです。”飼い犬に手を噛まれる”と謂う言葉がありますね。チワワは余り知られていませんが顔に似合わず飼い主を噛む代表のようなメチャ獰猛な奴で上手く躾けるのは至難の業なのを知らずに買った方も多かったことでしょうに…(^^)
庭の花に水を遣っていると事務所の前の道を “♪どうする、アイフル♪♪”と可愛い声で歌いながら幼稚園年少組らしい女の子がスキップしながら通り過ぎて行ったのを見て驚くと共に思わず微笑んでしまいました。TVで聞いてお家(うち)でお母さんがお掃除のときなど口ずさんでいたのを覚えていたのでしょう。(^^)
子供は純粋ですから親が歌えと言っても嫌いな歌は歌わぬものです。武富士の事件にもめげずにサラ金のマイナスイメージを脱却しようとしているアイフルの企業努力には頭が下がりました。消費者金融のCMソングにしては珍しく聞き易く上品ですよね。幼児が歌ってもちっとも違和感のないキャッチコピーでした。ネットでのCM好感度得票率を調べるとアイフルとアコムでは圧倒的にアイフルが圧勝していましたが、CMガールはどう贔屓目に見てもアイフルの水着女優安田美沙子はアコムのお姉さん小野真弓に敵わないですね。水着女優も消費者金融のCMガールになると不思議に清純派になるのは社員制服のせいでしょうか?制服と謂うと連想するのは知性ですよね。つまり見た目容貌の少し劣る?小野真弓の知性度と健康的な笑顔が安田美沙子を遥かに凌駕していたと謂うことです。但しこれは私の独断と偏見によるものですから皆さんとは意見が異なるかも知れませんね。
顔だけ別嬪で胸だけ大きいタレントは総じて”天は二物を与えず”で頭はカラッポとしたものです。これからの時代の女性はまず知性と教養を”売り”にせねばなりませんからCMガールのファッションに社員の制服を登用したアイフルやアコムなどの消費者金融は知性と教養に加えて清潔感をも売り物にして客を取り込まないとなりませんからタレント選びが今後の営業成績に益々大きな影響を与えることになるでしょう。
話は急に変わりますが、美人に生まれた女性は不幸だと思います。容貌とバストは齢と共に徐々に衰えて行きますから、どんなに隠れて努力をしてもその内”へえ、あれがあの人?”なんて言われるようになりますから可哀想ですよね。人間は何れ死ぬときまでに人生の浮き沈みがプラスマイナスゼロになると昔の偉いお坊さんが謂ったそうですから、若いときに美人でモテモテだった人はその分晩年にマイナスが訪れるのは仕方のないことです。その点知性と教養は努力さえ怠らなければ齢と共に益々磨きがかかり、どんなブスでも終いには良い顔になれるものです。プラスが晩年に来る人こそ本当の仕合せと謂うべきでしょう。(^^)
昔から”美人は三日で飽きる、ブスは三日で慣れる”と謂うではありませんか。これからの方は伴侶を選ぶのに容貌などで決めてはなりませんよ。外面菩薩は追々にして内面夜叉と化しますからに努々(ゆめゆめ)騙されてはなりません。うっかりすると”じゃかあしわい”などと喚かれる悲劇が待っていたりして…。(;;)
“嫁を貰うときは母親を見よ”とは先達の言葉です。心優しいお母さんなら美醜は問わずに○です。是非覚えていて下さい。又話が変な処に飛んでゆきました。御免なさい。
アイフルのCMのお陰でこれからの企業は製造業にしろサ-ビス業にしろ商品でなく会社のイメージを大切に消費者に売り込まぬとならぬ時代が到来したことを学びました。お金は借りたくないけど、頑張れアイフル!

由良川決壊に伴うバス水没事故の写真を10月24日号でお知らせしましたね、報道ヘリはどうして枯れ木にしがみついて助けを待つ老人二人を助けなかったのかと私はマスメディアを叱責しましたが、その後先週10日に日経新聞のコラムで作家の出久根達郎氏があの写真に興味を持ち調べられて真相に迫られ”命を賭けた尊い行為”と題されたのを読みアッと驚きました。ナント!枯れ木に掴まっていた老人二人は助けを待っていたのではなくバスの乗客全員の命を護っていたのでした。
濁流に押し流されようとしたバスを止めるべく偶々流れてきた竹竿の一端を掴んだ乗客の一人68歳の男性が立木まで泳ぎ着き、竹竿の一方を持ち片一方をバスの屋根の62歳の乗客がしっかりと掴んでいたのでした。安物のデジカメ写真なのでよく分かりませんが確かに新聞では立木とバスの間に何やら棒のようなものが写っていましたから何だろうと不思議に思っていたのでしたが氷解しました、それが竹竿だったのです。
寒さで手がかじかんでも必死で耐えましたが次第に握力がなくなるし、手を離せばバスが流れてしまう寸前、状況に気付いたもう一人67歳の男性が靴の紐を持って立木に泳ぎ着き竹竿を木に括りつけて夜明けまでの8時間余りをずぶ濡れの衣服の儘で、二人は木にしがみついて居られたのです。一体からヘリの記者やカメラマンは警察や自衛隊にこのバスの状況を伝えたのでしょうか。
特ダネ写真の入手で有頂天になり忘れていたのではありませんか。登山で行方不明になって日没で中止、翌朝捜索再開とは事情が違います。夜を徹してヘリとボートでサーチライトを照らして捜索すべきを怠っていたのは誰の責任だったでしょうか。
ヘリから吊り下げたバスケットで着替えの衣服やホカロン暖かい握り飯など容易に渡せたものと考えます。幸い負傷者もなく事なきを得ましたが、このお二人67歳と68歳戦中派の底力を見せ付けられた思いです。バスは観光バスでしたから秋の収穫期を終えたお百姓さん達農協の慰安旅行だったのでしょう。とんだ慰安旅行になりましたが、50年以上の田畑での足腰の鍛錬と寒さへの免疫力がものを言いましたね。同じ68歳でもペンしか持たない軟弱な私なら1時間もしがみついて居られず、”自分の人生はプラスマイナス=ゼロでなかったのか!”と身の不運を嘆きながら濁流に呑まれて逝ったものと思います。後で災害つきの多額な保険金を家族が受け取り、それがプラスになっていたりして…(;;)
出久根達郎氏は、偶々今回今年の叙勲者が発表されたが人を助けぬ政治家に遣るくらいなら中越地震で命を賭して優太ちゃんを助けたレスキュー隊の隊員や、バスの屋根の乗客37名の命を救った上記の人達に進呈すべきだしそうすれば世間の誰も納得する叙勲になるだろうと結んで居られましたがホンにそうですよね。(^^)

女子プロツアー伊藤園レディースで昨日17位無名の大塚有理子がこの日68のベストスコアで回って通算17勝の大ベテラン服部道子をプレーオフ4ホール目にバーディーで破りプロ入り6年目にしての初勝利は見事でした。これで今期の初優勝は8人目となり女子プロ界の快挙となりましたが彼女はふっくらポッチャリ美人とアスリートらしからぬ男好きのする体形であり、TV放映も1時間違いとあって、又も外人にボロ負けした男子ツアーのファンを沢山攫(さら)っていったものと思われます。
横峰さくらちゃんは調子を乱し惜しくも昨日予選落ちしましたが、私は良かったなあとホッとしています。どうしてなら彼女は17番でパーパットを外して頭に血が上り打ち急いだボギーパットで2度打ちしてしまったのを私の悪い目でもしっかりと見えたのです。早速視聴者からの抗議があって1打の過少申告による失格となりましたから、もし予選通過ならトップテンにあっても過少申告は失格が規則ですから、彼女”ワアー”と泣き崩れて立ち直るのにどれだけの日時を要したことでしょうか、失格も予選落ちも結果は同じですからさくらちゃん気を取り直してあと2週(と言っても最終週の出場は来週の成績によって決まりますが)頑張ってくださいね。


2004.11.7

秋も愈々深まりました。秋の夜は釣瓶落としと謂いますが、夕暮れがめっきりと早くなったのが分かります。先週早や郵便局から年賀状の売り込みが来ました。名刺を見たら保険課の簡保アドバイザーとありましたから、ひと昔前なら”他所の縄張りは知らんぞ”だったのでしょうが民営化を控え垣根を払っての総力戦と見ました。
昨年夏、園芸屋さんで可愛い花を咲かしている小さい百日紅(さるすべり)の鉢を求め花が終わった後、露地に下ろしたものですが、夏の間しょぼくれて葉っぱだけだったのが9月になって急に咲き始め台風でダメージを受けながら未だに咲いて居り、まだ蕾を沢山付けています。デジカメが古いので見難いのですが手前に小さく写っているのは”水引き草”です、これも寿命の長い花で葉は台風でだめになっても花だけは咲き続け寒くなってから紅白が消えて赤(それも真紅)になりました。春に鉢から樽プランターに下ろした千日香も半年以上咲き続けて居りまだまだ元気です。うちの庭の花は持ち主に似て皆どこかおかしいですね。(^^)

 

“じゃかあしわい。次で降りるわ、2-3分くらい辛抱(しんぼ)さらせ!”
終電一本前の車中の混雑の中での出来事だそうですが、”そこの三人静かにしなさい!”と男性の窘(たしな)めの声に対する、ドアの傍でペチャクチャと声高に話を弾ませていた女性三人組の中の一人の逆襲だそうですから驚きました。先週の月曜日M新聞夕刊のコラム”憂楽帳”で Y記者が帰宅途中での実体験を記事にされたものですが、冒頭の”切り返し”を読まれて誰もがてっきり酒に酔った中年男が喚いていると思いますよね。齢のほどは書かれていませんでしたが、どうやら30代のOL達の飲み会帰りだったのでしょうか。車内は一瞬シーンと凍り付いてしまい注意した男性も二の句が継げずに黙り込んでしまったそうですから、時折耳にする柄(がら)の悪い言葉でも女性の口から出たとなるとド迫力ですね、凄まじいの一言に尽きます。関東なら一体どう言うのでしょうか。どんなに下品に喚いても彼女の関西弁には到底勝てるとは思えません。(^^)
最近はありとあらゆる職場へ女性が進出し、法律上も女性の地位が保証されて女性の成れない仕事は大相撲とか歌舞伎など日本の伝統文化や伝統芸能だけとなり、お札の肖像にまで登場する時代となりましたから女性も強くなりましたよね。どの業界でも女性上位の下剋上が今風の流行りとなり、最近では執行役員からCEOまで女性の登用が目白押しの時代となって男性が少しずつ追い詰められています。最近の会社では逆セクハラが多くなったとか聞きますしね…(;;)
見知らぬ男にこんな啖呵の切れる女性をきっと会社でも幹部職なのでしょう。こんな女性を上司に持っては口で敵わぬ仕事で敵わずの部下達の職場環境は如何ばかりでしょうか。狭き難関を髪振り乱し突破し男共を蹴飛ばして役職に辿り着いた女性には思い遣りの欠片(かけら)すらあると思えませんから、部下の男性社員は上司からは無能呼ばわりされ、家に帰れば奥様が”お帰りなさい、寒かったんと違う?すぐご飯にするからね”などと優しく迎えて呉れる雰囲気など夢の中か戦前の映画でも見なければ出会えない光景であり、現実は強くなった靴下じゃなかった女房から押しなべて粗大ゴミ扱いされる昨今となりましたから誰しも気持ちの休まる場所がありません。仕事は上司より出来ない(できんから部下なんと違うんか!)から仕方がないにしても、家族を養うために一所懸命働いて、家に帰れば二言目には”甲斐性なし”の連発銃で濡れ落ち葉扱い、子供達の学校の成績が悪いのまで亭主のせい (半分は女房の責任だ!)にされ、年中それを聞かされている子供達は全員母親の味方をして父親が白い眼で見られている毎日では遣り切れませんよね。昔は”女三界に家なし”と謂われていましたが今では”男三界に家なし”となりました。サラリーマンの哀感を歌った植木等のスーダラ節♪ハイそれまーでよ♪が流行ったのは今から40数年前のことですが、あの頃以来、世の男性は悲哀を託(かこ)ち女性上位が確立して行ったのです。
満員電車で痴漢行為などをして鬱憤晴らしをしているのは甲斐性なしの粗大ゴミ亭主ではないでしょうか。掴まらなかったらストレス解消になるし、捕まったら自分は終わりだけどマスメディアの力で憎っくき女房も子供達も敢え無く道連れとなり世間の笑い者となり後ろ指を指されて誰も昼間表を歩けなくなりますから、自らが手を下さずともこんな痛烈な復讐の方法もあるのかも知れませんね。世の奥様方あんまりご亭主を追い詰めるとこんな恐ろしいことになり兼ねませんから程々にしましょうね。
話が変な方に飛び火しました、か弱い男の悲しい話は止して元に戻りましょう。
言葉遣いと謂うものは、日本ではこれまで男尊女卑の典型とされた武家社会以来男女それぞれが固有に違った表現を有してきたものが近年少しずつ融合されて、最近では文字にすれば男女何れが語っているのか分からぬものが多くなりました。英語が元凶ですよね。英語では敬語などなく俺も私も”I”であり、貴方もお前も”YOU”ですから目上の者へのタメ口など普通となり、段々悪い方へアメリカナイズされてきましたが、敬(うやま)い言葉や女性には女性特有の床しい言葉が昔から数限りなくありましたから男女差のない最近の言葉遣いの傾向がとても侘しく昔が懐かしく思われます。
言葉はその人の教養を表すと言いますから、幾らお酒が入っているからと云って”じゃかあしわい”はないでしょう。氏(うじ)より育ちと謂いますが”育ち”が分かると言うものです。この女性は満座の中で自分の恥を晒したことになりますが、そのことを自分ではちっとも気付いていないでしょうが、気付かないことがこの女性の無教養たる由縁です。
Y記者はこんな人達には女性専用者に移って頂くか、か弱い男性のための男性専用車を別に用意して頂きたいと結んで居られましたが、ホンにそうですよね。
男を引き立てるために涙を堪(こら)えて耐えて忍んできた女性達を描いてこられた山本周五郎も”じゃかあしわい”を聴かされては草葉の陰で”世も末じゃ”と慨嘆して居られることでしょう。
この女傑実は既婚者でうちでは”じゃかあしわい。飯が炊ける2-3分くらい、辛抱(しんぼ)さらせ!”などと、ご亭主に喚いている何時も癖がつい出てしまったのでしょうか。彼女のご亭主が可哀想ですね(;;)実際には炊事洗濯全部ご亭主の仕事だったりして…(^^)
“じゃかあしわい”は本文に忠実に記載しました。蛇足ですが他所の地方の方のために正しい日本語を記すと”喧(やかま)しいぞ”と言うことです。因みに”次で降りるわ”の”わ”は女性言葉”何々するわ”の語尾の”わ”ではなく”降りるわい”の略語です。(;;)
大和撫子は日本に居なくなったのか!(@@メ)

西武鉄道有価証券報告書の虚偽記載から端を発して本年日本一の西部ライオンズがライブドアに球団を買ってくれと頼みに行きました。ライブドアの堀江社長は人気取りで近鉄をオチョクッて怒らし名前だけ天下に轟かし全国版になりましたから、楽天に仙台を快く譲り、肩の荷を降ろした処ですから、マスコミの問い合わせに対し広報を通じて”打診はあったが検討はしていない”とつれない返事です。近鉄の社長にこの話を聞かせてやればどんな顔をするでしょうか。血圧が高騰し脳卒中でも起こされては敵わぬので側近が新聞やTVを見せないようにしていることでしょう。(^^)

本日の女子ゴルフミズノクラシックはアメリカツアーの公式戦でもあるため、4年連続賞金女王のアニカ ソレンスタム以下強豪が大挙して押し寄せ、日本人も宮里藍、大場美知恵が韓国のグレース朴と並んで2位タイに食い込む健闘を見せましたが、アニカには9ストロークの大差で敗れ去り、賞金総額100万ドルの大半を国外に持ち去られました。横峰さくらちゃんがもう少し強くなるまで、日本でアメリカのツアーなどするな!


2004.10.31

台風被害に中越地震加えてイラクでの日本人人質殺害事件など世間が騒がしくなっていますが、天災は神の怒りと思い受容するとしても、イラクでの事件は日本政府の反省すべき問題を幾多含んでいると思います。今頃になって外務省が狼狽えていますが、日頃彼等は一体何をしていたのですか。小泉総理は人道支援の一点張りですが、肝心のイラクの人達が日本軍はアメリカやイギリスと同じだと断言しているではありませんか。英米の言いなりになってイラク苛めにこき使われイラクの人達に嫌がられて何処が人道支援ですか。
先日の人質事件勃発時大阪北区の街頭で号外を受け取った30代の主婦が『自衛隊はイラクのためになっていないような気がするので撤退した方がよいのでは…』と控えめに話されていたのが印象的でした。莫大な費用だけでなく本質的な面で国民誰もがイラク派兵に懐疑的であり、その気になっているのは一人ブッシュさんの幇間である総理です。イラクから毅然と軍隊を撤退した比国のアヨロ大統領は、夫が1億円の賄賂疑惑の渦中であり、それ所ではない筈なのに立派でしたね。それに引き換えブッシュさんに”小泉は良くやっている”などの殺し文句にころりと落とされるあたり、うちの総理のオツムの程度は小学生並み(以下)と見ました。
この事件を契機にして国民の”自衛隊戻れ”コールが強くなり総理は窮地に追い詰められることになるでしょうが全ては自らが蒔いた種です。しっかりと刈り取る覚悟はできているのか。

中越地震で全員が長岡市に避難された山古志村の住民の方々は、もうここへは帰れないかも知れないとの思いから一家一人と限られる中を680名が一昨日昨日と一時帰村されましたが、廃墟と化した村の姿を見て誰もが言葉を失われたそうです。午後4時過ぎ全員後ろ髪を曳かれる想いでバスに乗られましたが、全員が手にして居られたのは先祖の過去帳や位牌でありました。都会では死語となりつつある”家”への拘(こだわ)りが過疎の村ではしっかりと生き残っていることを知り、私は心の内がほのぼのと暖かくなるのを感じました。

愈々読書の秋ですね。本日のテーマを久し振りに読書と致しましょう。皆様はどんな本を読んで居られますか。私はその日の新聞二紙を夜寝床に入って1時間半掛けて読む何時もの習慣に加えて睡むまで文庫本を読むのが慣わしとなっています。昨年まで読んでいた”橋のない川”(住井すゑ著)などの部落開放ものにも一区切り整理がついたので、今年は時代を遡り時代小説となっています。佐江衆一、北原亜以子、佐伯泰英に始まり、今は何れも鬼籍に入られた藤沢周平、池波正太郎の作品殆どを読み終え、この頃は山本周五郎の作品(現在約30冊目)に入っています。
前者3名の作品はそれぞれ作風が異なるため、そのときの体調や気分で後者3名の中に挟んで読んでいますが、北原亜以子なんていいですね。作品を食事に喩えるとすれば佐伯泰英がビフテキで腹に凭(もた)れますが、彼女の作品はお茶漬けでしょうか。それぞれの登場人物に女性作家特有の細やかさが滲み出て控えめな日本女性が描かれており、気分の優れない日や憂鬱な日には心暖まる思いにさせられ、心地よい睡眠を誘ってくれる精神安定剤の役割を果たしてくれて気分転換に持って来いの作品です。
藤沢周平の作品は”たそがれ清兵衛”など映画にまでなり小泉総理まで観賞されたとか、彼は平成9年に亡くなりましたが、昭和48年に直木賞を受賞されてから山本周五郎の再来とまで謂われました。然し私は少し違うな?と思います。彼の作品は市井の住民達のそこはかとない人情話が主流でありますが、侍(さむらい)ものにあっても読者の共感を喚起するところは主人公が容貌風采共に上がらぬ身分の低い者であり、仕事は例えば厩番で俸給は3両一人扶持などと、町方お店奉公の女中以下であり、殆どは妻を持つ資力もなく、妻が居ても朝な夕な内職に暮れている所謂”たそがれ族”ばかりであり、何れにも共通していることは出世を願わぬ(願えぬ?)ことと、彼が誰にも知られずにいる秀でた剣の腕前の持ち主だと謂うことです。
我々一般庶民の潜在意識にある”I wish I were a bird”(飛べたらなあ!)の叶わぬ願望を上手く掬い上げての手法はある種のスーパーマン(クラーク ケント)をイメージさせた見事な作品であり、ことを為し遂げたあとも英雄にならずに黒子(くろご)に徹して居るところも好感が持てます。然し彼の真髄は下級武士の仇討ちなどではなく、何と言っても長屋でその日暮らしを送る貧しい人達の日々の哀感を綴った人情物に尽きると思います。大好きな作家の一人です。
一方池波正太郎の作品は鬼平犯科帳全24巻 剣客往来全16巻 梅安シリーズ全7巻(何れも著者死亡のため未完)その他多数を全て読み終えましたが、鬼平にしろ梅安にしろどれも主人公がメチャ強く負ける気遣いが全くないため肩が凝らずとても面白くて読んでいて途中で止められなくつい夜更かしになり翌日に差し支えるくらいですが、面白いだけで読者に訴えかけるものがないため読後に何も残らないことが不満と謂えば不満ですが、ま、大衆娯楽小説はこんなもので良いのでしょうか。
その点藤沢周平やこの後に述べる山本周五郎は剣豪小説に混じって人情ものや滑稽小説も多いのですが、何所かに余韻があってもう一度読んでみたいと思う作品が沢山あります。藤沢周平の短編”踊る手”など何度読んでも楽しい作品であり、電車に乗っていても想い出して可笑しくてにやりと笑ったりしてしまいますから傍の人は気味が悪いでしょうね。
山本周五郎と謂えば次の言葉が思い出されます。
“夫婦(めおと)は二世と謂う、来世は夫婦(めおと)で仕合わせになろうぞ”
いい言葉ですね。男と生まれて来ては死ぬまでに一度は吐いてみたいセリフです。
この箇所に至る経緯(いきさつ)は省かせて頂きますが、この言葉は四国宇和島藩伊達宗利の家臣である池藤八郎兵衛が領内で勃発した百姓一揆を煽動する首謀の浪人達を討ち取り、主君に農民達の怨嗟の眼を向けさせないように自らは切腹する覚悟で出陣前に許婚(いいなずけ)”うめ”を招いて彼女の手を取り、わけを説いて聞かせハラリと流した涙とともに洩らした一言(ひとこと)です。”初めて触れる我が良人の手に”うめ”はこの瞬間を少しでも延ばすことが可能なら自分の七生を賭しても悔いはない、心の中でそう絶叫しながら突き上げてくる嗚咽を懸命に抑え続けていた…”と続きますが、流石に憎い筆遣いですね。許婚の手に初めて触れるのが永の別れの時であったとは…まるで富士月子か天中軒雲月の浪花節の世界ですが、これは雑誌現代の昭和15年10月号に掲載された山本周五郎の短編小説”松風の門”の一部です。”夫婦(めおと)は二世、主従は三世”とは昔からよく聞かされた言葉でありましたが、正にその言葉通りのストーリーの展開でありました。
思わず第二次世界大戦片道切符で敵艦に玉砕し花と散った知覧少年神風特攻隊を彷彿とさせるではありませんか。その後数年して多くの特攻隊の少年達がこの作品を読み己が初恋の相手を”うめ”に見立て、この言葉を胸に抱いて知覧を飛び立って行ったのではないでしょうか。
私の印象では山本周五郎の作品は戦前の作品に秀作が多く、日経新聞に昭和29年から4年を掛けて連載された晩年の長編伊達騒動の極悪家老原田甲斐を善玉に仕立てた大作”樅の木は残った”などは後世に残る傑作とされていますが、私の頭が悪いせいか自己の意思を頑なに押し隠し相手に伝えない原田甲斐の本性が読めず、6日掛かって読み終えましたが余り感動を覚えない冗長に感じる作品でありました。
然し彼の作品は大衆小説とは謂え、戦前のものには “親には孝””主には忠””嫁しては帰る実家(いえ)なし”など儒教を実践した若者の教訓となるべき題材を内容とし、襟を正して読むべき珠玉の作品が多く、特筆すべきは昭和48年に高校の現代国語1に全文が採用された『藪の蔭』など当時の文部省の役人にも少しはマシな人物が居たことを世間に知らしめました。
この作品は昭和18に当時女性雑誌”主婦の友”と共に人気を二分した”婦人倶楽部”に読切連載として掲載された”日本婦道記”の中の一篇でありますが、大衆小説が教科書に取り上げられることはまずなくこの作品が選ばれたことについて驚かれた有識者の方も多かったと思います。
周平、周五郎この大家二人の比較は難しいのですが、 藤沢周平の作品が”柔”に対して、周五郎の作品は”剛”であると言って良いのではないかと思います。私の心情として戦前の作品は山本周五郎に軍杯を上げ、戦後のものについては僅かに藤沢周平が勝ると考えます。戦後の周五郎は愛妻を病いで失ったせいか作風も変わり”滑稽本”など様変わりした作品も数多く、文壇では直木賞を始めあらゆる賞を拒絶した反逆児でありましたから毀誉褒貶も少なくなく、”樅の木は残った”で漸く認められた形となりましたが、本質的に短編小説が得意ジャンルであり、”烈女”とでも謂えば良いのでしょうか、女性の自我を押し殺した自己犠牲をテーマとした作品が多いのが山本周五郎の特徴です。男性が主人公でありながら読み終わってみると女性が主役だったことに気付かされるなど筆の巧みな捌きは彼ならではです。
現在新潮文庫などで発売されていますから、今は字も大きくなっていますし、皆様も一度お読みになって藤沢周平の作品と比較されたら如何ですか。まるで違うことに気付かれるでしょう。そして山本周五郎が女性、藤沢周平は男性が主役となっていることが圧倒的に多いことに驚かれることでしょう。

小泉第二次改造内閣の資産公開が発表されました。嘘かまことか財産は40坪の家と車一台だけで借金5000万円の創価学会の北側一雄国交相から、これ見よがしと数億円の財産を3人分のスペースまで占領して発表した親の七光り二世議員の島村農林水産相まで様々(さまざま)でありましたが、幾ら相場ものだと言っても所有株式が財産の計算に入ってなく、おまけに何故か普通預金や当座預金は財産に入れないように定められて居ますから何処まで信用してよいのか全く分かりませんね。何となく財産の多い閣僚の方を信用し勝ちですが、これとて賄賂で蓄えたかも知れず、借金だらけの閣僚は悪いことをして借金を返済するのかなどと思ってしまいますから、こんな詰まらぬ子供だましは今回限りで止めたほうが良いと思います。それより議員には毎年財産(普通預金も入れて)を報告させて閣僚就任時に直近5年前の財産と現在の財産の比較表を作り発表させるべきです。閣僚になった翌年閣僚の子供や孫達から贈与税が一杯納められたりして …(^^)

女子は先週宮里選手に逆転優勝を許した美形古閑美保選手が今季初優勝を遂げましたが、一時はトップを奪った横峰さくらちゃんの2位は残念でしたね。

実力は宮里選手には未だ僅かに及びませんが、追い付くのはまず時間の問題でしょう。何より宮里選手が全て優等生であるに対し、こちらはキャディーのお父さんとのずっこけコンビが楽しく、マイクのアナが”今日の好スコアはお父さんの御蔭でしょうね”に対し”このキャディーはダメだからクビにしようと思っています”などと真顔で冗談を言ってアナを絶句させるあたりはとても18歳とは思えず微笑ましく、8月のプロ入り後たった4試合で1500万円を稼ぎ出し来期のシード権を?ぎ取るあたり並の女の子ではありません。
美人ではない分可愛らしさでは他の選手を圧倒し、儚(はかな)く頼りなげな処がファンの心を捉え既にスポンサーは30社を超えたとか、宮里選手が山本周五郎の女主人公ならさくらちゃんは北原亜以子の作品に登場するお茶目な乙女でしょうか。
彼女は155cm50キロと体格には恵まれていませんが、その飛距離は宮里選手を凌ぐものがありその独特なフォームは他の追随を全く許さぬものです。
ボールを叩いた後のフォロースルーを普通はクラブを上にあげるものですが彼女の場合横に切り裂くような独特のスイングであり、インパクト時の球への衝撃を増すために彼女自身で編み出したものと思われますが、右手に添えた左手で胴を切り裂く柳生新陰流の極意を垣間見た如くです。
お父さんが葛飾柴又帝釈天の寅さんの大ファンであり、そのお陰で彼女は”さくら”と命名されたそうです。勝負服は桜色のウエアーで、帽子に付けた桜の花のマークも(^^)と微笑んでいます。
本人の目標は賞金ランキング20位以内に入って本年最終週のツアーチャンピオンシップに出場だそうですが夢もでかいですよね。
そのためには賞金にして残り500万円もしくは優勝となりますが”有言実行”が彼女の座右の銘だそうですから、残り3週皆で応援しましょうか。
男子プロツアーはマンディートーナメント(月曜日に行われる予選会)から出場した井上信選手の優勝となりました。プロ野球で言えば2軍の補欠が1軍の正選手で出場して完封したようなものですから本人もさぞや感無量でしょうね。何しろマンディから出場して優勝したのは19年振りだそうですよ。(^^)


2004.10.24

東京都心だ、否東海地方だと謂われていた大地震が意外にも昨夜新潟県中越地方を襲いました。それもM6以上の強震が数回にわたっての強烈なもので今日も未だM5程度の余震が断続的に続いているそうですから住民の方々には思いもせぬ恐怖の週末となりました。地震により尊い人命が多く失われ家屋の損壊も数え切れぬそうですが、余震が早く治まり災害の一日も早い復旧を祈るばかりです。
先週日本を縦断した台風23号は10回も襲ってきた今年の台風の中で一番大きい奴だったそうですが、この前の20号台風が風(かぜ)台風で雨が少なくそのため樹木や電線に塩害を撒き散らしたのと正反対に今度のは雨台風で河川を氾濫させ我が県でも多くの人命を奪って行きましたが、こんなに天災が連続して発生するにはそれなりの理由があり、イラク戦争参戦など神を恐れぬ行為に対する天の報復であり、自然界に於いて人類が自然破壊を止めようとしないことに対する神の警告が下されたのではないでしょうか。我々に末世が近いことへの予知ではないかと考えます。

 

M紙21日夕刊一面の五段抜き写真で由良川の決壊で冠水したバスの屋根で救助を待つ37人の乗客の写真がヘリで写されスクープされましたが、皆様もご覧になられたでしょう。バスと10m位離れた場所で二人の老人がか細い木に掴まって救助を待つ姿が写っていましたが、如何に報道が急がれると言っても人命に勝るものはない筈であり、カメラマン達は写真を撮って意気揚々と帰社したことでしょうが、枯木で助けを待つ二人にとってはヘリの到着で天の助けと喜んだのも糠喜びで写真だけ写されてさっさと帰られては”わしらは見世物か!”と憤りと落胆で遣り切れない思いだったことでしょう。どうしてこのヘリはこの人たちを助けようとしなかったのでしょうか。仕事の縄張りなど言っている場合ではありません。事情を分かった上での出動ですからヘリに縄梯子か浮き袋位持参させるのが常識ではなかったのですか。全員無事救助されたから良かったものの、万一木に掴まった老人が力尽きて溺れていたら世論が黙っていなかったことでしょう。全て報道を人命に優先させるマスメディアの姿勢について改めて考えさせられました。

丸2日降り続いた大雨で庭の蟋蟀達が寒さと両方できっと死んでしまったと諦めていましたら木曜日の夕方よりリリリリと元気に鳴き始めてくれました。(^O^)/
どこか石ころの隙間にでも必死に隠れて寒さに震えながら雨から身を護っていたことでしょう。本当に感動しました。住処を決めたのか何時も同じ所で鳴いていますから早速鳴き声の近くにレタスを一切れ置いてやりました。お腹を空かしているでしょうからきっと喜んで食べてくれたことと思います。レタスと謂えば露地栽培の収穫期であり、いつもなら大玉が100円もしないのに台風の影響で品薄となりいつもの3分の1程度のものが498円もしていて魂消ました。レジの小母さんもバーコードの間違いではないかと何度も操作していましたが、”おばちゃんそ%E

お気軽にお問い合わせください。 TEL (078) 704-5488 受付時間 9:30 - 17:00 (土日曜・祝日除く)

  • Facebook
  • Hatena
  • twitter
  • Google+
  • LINE

お気に入り登録

サーバを移転しましたので、アドレスも変わりました。ぜひお気に入りに再登録をお願いいたします。
  • facebook
  • twitter

岡本会計事務所

〒655-0025
神戸市垂水区瑞ヶ丘8番33号
岡本良英(税理士)
岡本 一(公認会計士・所属税理士)
TEL : (078) 704-5488
FAX : (078) 708-5488

カウンター

PAGETOP
Copyright © 岡本会計事務所 【神戸市垂水区】 All Rights Reserved.
Powered by WordPress & BizVektor Theme by Vektor,Inc. technology.