五月の連休を間近に控え皆様は何処かへご旅行の計画でしょうか。
うちの事務所では長期間の確定申告で扱(こ)き使った職員達への罪滅ぼしに1日2日の両日をお休みとして労(ねぎら)おうと思っています。さすれば6連休となりますが私はその6日間に来月に迫った漢検テストの猛特訓の予定です。こんな風に書くとどんなにか良い点が取れそうですが事実はそうではなくて、この歳では憶える端(はな)から忘れて行くのが情けなく、漢字の記憶を如何に最大に留めるかに掛かっており、そのためには熟語の書取りを1日1000字書いて10日後には50字程度記憶に留まればベストでありますから、何とも難行苦行でありますが、一番の難関は“薔薇”や“憂鬱”など字画の多い字が書けることより、脳細胞が堅くなったせいか中学生の孫が容易に書ける字に躓くことが多いのに閉口します。
“怒髪天を(つ)く” “狐が(つ)く” “灯りが(つ)いた” “帰途に(つ)く” “杖を(つ)く”
この5問など如何でしょうか。同じ(つく)でもその目的語によって随分違って参りますが、柔軟性を欠き老化した固い頭ではそれはそれは大変なのです。こんな易しい問題で貴重な配点を失うのは耐えられませんが、ついうっかり間違いそうですね。皆様も頭の体操になると思いますから、一度考えて見られたら如何ですか?(正解はブログ末尾に入れてあります(^^))

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私の方は鉢が多すぎて何処に置いたかすっかりと忘れていたのに八重咲きの梅花からまつ草が今年も健気に咲いてくれました。(^^)通常なら鉢の主が忘れて居たら花はその辺に敏感で悲観して消えてしまうものですが、カタバミ達が蔓延った雑草の間を掻き分けて必死で茎を伸ばし花芽を付け遂に咲いてくれましたから感動してしまいました。カタバミを抜き去って環境を良くしてやりましたから、この細い身体で此から約一ケ月間咲き続けて呉れますから愕きます。お詫びを兼ねて毎日栄養剤HB101を与え来春のために球根が太るようにお祈りをすることにしましょう。(^^)
事件の開幕から早や9年を経過した山口県光市での母子凌辱殺人事件に最後の審判が下り、延命にあらゆる策を弄した犯人と弁護団21名も被害者のご主人本村洋さんの堅い意思と怒濤のような民意には逆らえず22日正午広島高裁で遂に死刑判決が下され、犯人の悪足掻きに終止符が打たれました。死刑廃止論者である犯人側の弁護団は上告して最後の黒白を争うこととなりましたが、前回無期懲役の高裁判決を差し戻した最高裁の判事達が今更ドラエモンがどうとか荒唐無稽の作り話を信じる道理がなく、上告棄却となるは必定であり、本村さんはやっと妻子の墓前に額ずいて此までの永かった道程を報告できることとなり、奥さんも赤ちゃん共々漸く成仏することができます。弥生さん、夕夏ちゃん良かったね!(^0^)/
此の事件は普通の弁護士が普通の弁護をして居ればこれまでの判例からして量刑は間違いなく無期懲役でとっくに終わっている事件でありました。それが今回の死刑判決となったのは、被害者の夫である本村洋さんの熱意の賜ではありますが、此を陰で助けたのは偏に死刑廃止論者の大弁護団の努力であったと心から感謝して居ります。(^^)売名目的なのか功名心に駆られたのか彼等の勝つためには手段を選ばぬ手法は余りにも異常過ぎました。正義漢の橋下大阪府知事が弁護士時代に憤ってメディアを通じて彼等の懲戒を迫ったのも頷けるところです。江戸時代なら十両盗んで死罪、他の男と密通した人妻ですらも獄門でしたから、此の少年の場合10回位死刑にしても足りぬ位悪逆非道で残虐な犯罪でありましたが、現行の刑事訴訟法は殺人の量的な部分を重視し犯人が未成年の場合は4名で死刑と謂う不文律がありました。死刑廃止論者の弁護団は過去の判例を知っていますから此の事件の結果について高を括り、どうせ無期になるなら我々の手柄に…と犯した罪を正当化するなど詭弁と謂うには余りにも愚かしく、真に無期懲役を願うなら犯人の改悛を錦の御旗の下に闘い犯人自身に早く死刑にして欲しいと願う魂の叫びを抱くように導くのが弁護の王道ではなかったでしょうか。異常とも思える姑息な策を弄した弁護団のお陰で世間の関心も未成年で死刑になった永山則夫の時とは比較にならぬほど高く、傍聴券はたった26枚に対し3886名と150倍の高率であり、殆どの方が犯人の元少年の死刑を望むものでありましたから、皮肉なことではありますが、弁護団の形振り構わぬ遣り口が却って犯人に対する世間の憎悪を掻き立てて増幅させ、そればかりか高裁判事達に死刑への予断を持たすことになりましたからその功績は高く評価せねばなりません。
昔からよく謂われる“雉子も鳴かずば撃たれまい”の格言通りでありましたね。将に本村洋さんを救い、犯人の極悪元少年を蜘蛛の糸から地獄に蹴落としたのは彼等死刑廃止論者の大弁護団であったと謂うべきであったでしょう。(^^)
神戸市も漸く重い腰を上げて今月より煙草のポイ捨て条例が施行されましたが、悲しいことに全市ポイ捨て禁止を謳いながら単なる努力義務に留め、禁止指定区域が火傷などの危険があるとかの理由で中央区のセンター街など極く一部繁華街の路上に限られましたから、住宅地は従来どおりポイ捨てが続くものと思われます。一体から神戸市はポイ捨ての弊害をどう考えているのでしょうか。人出が多くて、手に持った煙草で周囲の方に火傷の危険を与えたのであれば明らかに業務上過失傷害罪であり、市の条例が裁くべき筋合いのものではありません。うちの自宅前を通って通勤する方には喫煙中が決まりの方が多く居られますから、垂水駅までの数分の間にその辺の溝に吸い殻が捨てられて何れは河川を通じて海洋汚染に繋がっていることを私は憂いていますが、市の為すべくことは斯くの如き公害に直結することを予め防止するための条例であって火傷云々とは笑止千万です。7月から指導員を巡回させて違反者から1000円を徴収するそうですが、禁止区域を1mでも離れればポイ捨てまで看過せねばならぬなどザル法も良いとこではありませんか。公共用の地域では例え過疎地域であっても全面喫煙ポイ捨て禁止条例を適用すべきであり、少し行き過ぎではないかと思われるかも知れませんが、後期高齢者保険料のお陰で生活に困って居られる年金生活者の方などに指導員になって頂いて固定給でなく罰金に対し30%の歩合給などは如何でしょうか、さすれば市の負担処か歳入増加となり劇的に歩行喫煙者が激減すると思います(^^)。長谷川町子さんの意地悪婆さん的な発想ですが、指導員が電信柱の陰などに隠れて居て通行人が煙草に火を付けた途端 “ハイ、罰金1000円をどうぞ”などと柔(にこ)やかに目の前に現れるなどメチャ効果的だと思いますよ…(^^)
市はポイ捨ての抜本塞源を目指し、小中学校では生徒に対し道路など公共施設での喫煙の弊害を徹底教育し、子供達からお父さんお母さん(最近は多い)の喫煙環境に付いて啓蒙させる教育に力を入れるべきでありましょう。
先日私共の業界紙『税理士界』を読んでいると80才の同業者の方が“八十路”(やそじと謂っても七十路とは読めぬのは何故だ?)と題して随筆をものにして居られましたが、その若さ溢れるエネルギーと該博な知識には唯々圧倒され、昔の旧制中学生の語学力は現在の駅弁大学生の知識では遠く及ばないことを実感致しました。耄碌した同級生ばかりの集いの話でありましたが、耄碌とは“老いぼれた”と言う言葉ではあるが老が70歳、耄は80歳、90歳の老人であり、耄は老を毛が支えているもので“毛の末”極めて僅かな老の中に居ると書かれて居ました。広辞苑を見ても漢検辞典を見ても“耄”は“ほうける”や“老いぼれる”くらいの訳しか記載されず、上記の如き解釈は旧制中学ならではであり、第一現在の大学生には意味処か“耄碌”の漢字が書けるなんてことが想像もできませんよね。(;;)
静岡県川奈で行われたフジサンケイレディースは橫峯さくら選手初日3アンダーと先ず先ずの2位スタートでありましたが、2日目以降崩れ本年初優勝は来週以降にお預けとなりました(;;)。先月50cmのパットを外して韓国のブスに優勝を攫われたのがトラウマとなったのか渡米後もずっと精彩がありません。早く初心に帰れ!さくらちゃん!
漢字の答  “天を衝く 狐が憑く 灯りが点く 帰途に就く 杖を突く”でした。
皆様の正解は幾つでしたか? “私は全問できたぞ”と仰る方のために次の問題を用意しましたのでどうぞ…(^^)
会議に(はか)る 暗殺を(はか)る 便宜を(はか)る (はか)り知れぬ幸福 容積を(はか)る距離を(はか)る
正解は来週の日曜日に発表します。10問全部正解の方は準一級楽勝でしょうね(^^)
半分以上常用漢字がですが、使い方が肝要ですから常用漢字だからと馬鹿にすると痛い目に遭うことになりますよ。(;;)