桜花爛漫の春を迎えて居ます。土手の上では水仙も梅桃(ゆすらうめ)も花期を終えました。今ではヒヤシンスが木の陰で一輪ひっそりと咲いています。私に植えた記憶がなく、此の冬梅桃に与えた堆肥の残りを撒いて居たためハイツの住民の誰かが球根を植えてくれたのだと思います。幻想的に木陰から太陽を求めて首を擡げている姿は愛らしく、此れも春を代表する花の一つなんだと感慨に浸って居ます。

先月我が国の中期高齢者後期高齢者の比率が逆転したとマスメディアが報じました。詰まる処65歳から74歳までの数1764万人が75歳以上の数1770万人を下回ったと謂うことですが、平均死亡年齢男81歳女86歳でありながら前期高齢者が平均年齢より早く死ぬことを示したこの数値は異常でも何でもなく決して信じられぬことではないと思います。中期高齢者である人達は所謂団塊とその次の世代であって、私は常々戦後世代の人達は成長期である時期の生活が朝鮮事変による我が国の特需景気によりゆとりある生活になったため、美食生活に依って早逝する人が多いのではないかと思って居ました。戦後生まれの方の多くは我々戦中派のように麦飯やスルメなど成長期の体力増進に必要な唾液を大量に分泌するものを食することがなく、ために基礎体力が低下し、足ばかり伸びて見栄えは良くなりましたが顎が張らずに安定感のない人間になったことではないかと思います。我々戦中組は米が食べられずに麦飯を食べ、空腹の足しにはスルメや炒りじゃこ(煮付けで使用した炒りじゃこを干したもの)を齧り、戦後生まれの人からは想像もつかぬ極端な粗食を強いられて幼年期を過ごして来ましたから背は低くても足は短かくても生命力は雑草そのものであり戦後世代人と基礎体力に雲泥の差があるのではないかと思っています。麦飯は一口を100回位噛まねば咀嚼できないことが顎の発達だけではなく体幹の発育に大いに資したと思います。それに引き換え戦後はハンバーグなど柔らかいものばかり食べて風船のように中身のない体力不足の人間ばかりとなり、この傾向は我々戦中派がほぼ死に絶える後10年は続いて行くと思われますが、医学の発展にも限界があり此の儘では何れ我が国も少子化と相まって平均寿命もどんどん下がって行くのではないでしょうか。我々には信じられぬことですが今では何処も小学校の朝礼で立って居られない子が多くて全員体育座りになったとか…(;;)、森友問題の追求など些末なことであり、子ども達の基礎体力の低下こそ我が国の将来を大いに憂うべき問題だと考えます。それにしても後期高齢者の割合が全人口の15%も居るなんて、なんか凄いなあ(;;)。

くも膜下出血で倒れた市長さんに観客の女性看護師が救命措置を試み行司から土俵から退去を命じられた事件は物議を醸しましたね、私見ですが脈も見ずに心臓マッサージなど試みても良いのかなあ? 昔脳卒中で倒れた時は動かすなって先生に教えられたけどな(;;)。

知っておきたい生活の知恵

ガン検診は受けるな!自然治癒力に勝るものはありません。健康な人でも1日に数千個もがん細胞ができているのをご存知ですか?

先週の読めそうで読めない字  欄(てすり)に凭(もた))れる

今週の読めそうで読めない字   由良の(門)をわたる舟人