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百歳で五段

あっという間にすっかり秋らしくなって先日までの猛暑との様変わりに戸惑いが隠せない毎日です。先週のある昼下がり近くのコンビニへ郵便物を投函に行って帰路、自宅近くの昔米屋だった食料品店の前を通ると秋祭りのポスターの傍らにこんな貼り書きが2枚も?なんやろ?
幾つになっても好奇心旺盛な私は自宅までの間考えて結論を得ました。バス通りに面しているため歩道を多くの人が通るから、コンビニと同じと考えてついトイレを借りに来る人が居るのではないかしら?お店の人が居るのだからトイレがない筈もなく、トイレ貸してあげて顔見知りになってついでに何か買って頂いたらどうなの?と思いましたが、お店にご亭主は余り居なくて奥さん一人のことが多いので不用心と考えての張り紙だと考えました。でも女独りだったら防犯ブザーの方が効果的ではないのかな?と思ったものです。季節も秋だしお店の前を全開にしたほうが却って安全で客も入り易いと思いますが、中の見えない入り口の閉まったお店って勇気が要って入り難いですものですよ、特に女性には…。まして「トイレありません」とまで書かれては…(::)。

 

旧統一教会の元2世信者である20代女性が今月日本外国特派員協会(東京)で自らの体験を語り、「被害者や子どもの権利が守られる国であってほしい」と訴えました。会見中教団側が女性の会見をやめるよう求める要請文を特派員協会に送っていたことまで明かされました。女性の父は地元の教会長で母も地方選挙で教団出身の候補者の運動を手伝うなど、両親とも「熱心な信者であって彼女によると、両親はこれまでの40年間で1千万円以上を献金し、彼女が高校卒業後の2年間で稼いだアルバイト代200万円のほぼ全額を両親に取られたそうです💢。それでも「両親と両親の信じた教会を信じたかった」という女性は合同結婚式に参加するために韓国であった催しにも出ましたが、そこで教団の役職者からセクハラを受けました(::)その理由について「悪霊がついているからだ」と説明されたそうです。何が悪霊や!、悪霊はその役職者やないか!親は自業自得だけど子供まで巻き込むのは許せなく、総理は本国会で信者二世を護る法律を成立させて下さいm(_ _)m。そして後生だから信者は一代で終わらせて下さい。

大正に生まれ、あと三月で百才になる女性棋士炭野佐千代が五段に昇段したと「週刊碁」に掲載されました^^。彼女は日本棋院所属の準棋士ですが、今から80年前当時は太平洋戦争真っ只中戦時中である「昭和17年に入段し、27年前の平成7年に四段に昇段」と書かれています。写真はどう観ても20歳までの幼な顔であり入段時の写真でしょう。
準棋士ってなんだろう?」と調べてみると嘗てプロ棋士を志したが実力不足で入段できずに志(こころざし)破れて郷里に帰る者に対し「棋院に所属して囲碁を普及する仕事につきたい」人に対して棋院は「日本棋院の普及と指導事業にのみ参画する専門棋士としての準棋士」という救済手段を用意しました。他にも院生にならずに入団試験に直接挑んで敗れた人でも囲碁の普及することを仕事としたい人には、「地方棋士」と言う称号が与えらました。

彼らは地方に多く居られました。明石にも70年昔、丹田という高齢の準棋士四段が桜町路地奥の仕舞屋で道場を構えられ威張って居ましたよ。何時も和服に扇子を携行し、玄関正面に明石近辺の強豪橋本紋次郎氏他アマチュアベスト5が墨で大書され張り出されていたのが印象的でした。このように光の当たらない処で囲碁の生業として生活して居られる方への勲章として実力に関わりなく、5年に一回程度年齢の節目を以て理事会で昇段が決議されるようです。百歳に手が届く方に囲碁の指導はムリだと考えますが、実力に対する昇段ではなく恩倖報奨的なものでしょうね。五段は高段者(四段までは低段者)になりますから100歳まで生きられた炭野さんはひょっとして準棋士として五段第一号ではなかったでしょうか?

同じく囲碁の話ですが、先週中村菫ちゃん(13歳)が1年と少しで40勝を上げ目出度く三段に昇段したと各新聞が一斉に報じました^^。13歳の三段は女性では新記録で此れまでは16歳でした。物には表と裏がありますが、囲碁界の表を飾る中村菫さんに対し炭野さんは裏方にひっそりした動と静の対象的な存在ですね。

 

今年の夏は大変な猛暑でしたが夕刻庭に出ても何時もならブーンと耳元へ押し寄せるの大群が不思議に居なくて助かりました。極端に雨が少なかったせいと庭に孑孑(ボウフラ)を湧かす水溜まりを作らないよう極力注意したせいではないかと思っています。
然し10月は期せずして雨が降り、蚊の発生を促したように思われましたから注意しなければなりません。本格的な秋を迎え涼しくなると蚊が増える恐れがあると聞きます。蚊も暑いのが嫌いなんや!秋の蚊は彼らが新たに産んだ卵から孵化した幼虫が成長して成虫となって活発に飛び回り、人を刺す機会も増える可能性が指摘されています。8年前の2014年には東京都内で蚊が媒介する熱帯性の感染症「デング熱」が突如流行して大きなニュースになりました。多寡が蚊くらい…、なんて思わずに虫よけスプレーや防虫マットなどを適宜利用して蚊に刺されないように対策することが大切です。 グローバル化が進行した現代では身近な蚊ですらどんな病気を保有しているか分からないから恐いそうですよ。

 

新型コロナウィルス対策の尾身さんの声が最近聞こえなくなったと思ったら、菅首相時代には尾身さん頼みだった政府が経済に拘るようになって今は岸田首相に敬遠されている、と今朝の朝刊で尾身さんが激白されました。政府はGOTO政策を専門家の意見だとか勝手に言い出し今回入国を解禁しましたね。二年前都合のいいときだけ専門家が言ったと持ち上げてGo To トラベルを勝手に解禁してコロナ患者を増産しても知らぬ顔だったことには腹が立つが又もや今回都合の良い人の名を使って身の安全を図ろうとする政府にはウンザリだ!💢

 

先週の読めそうで読めない字 庭訓(ていきん)とは家庭での教育のこと

今週の読めそうで読めない字   (忍辱)とは辱めを耐えること  ・・・仏教語です。

 

 

安産と洗濯板

先週シルバーセンターが漸く来てくれて雑草で溢れていた庭がきれいになりさっぱりしました^^。なにか他所の庭を見ているような感触に驚いています。


今日は久し振りに先日毎日新聞で特選に選ばれたお習字をご覧頂きましょう。素晴らしい筆捌きでとても少女の作品と思えぬものでした^^。勢い余って名前を書くスペースが減ったのもご愛嬌でしたね^^。私は此の作品を観てすっかり心が洗われた思いで仕合わせ感一杯になりました。「お習字」っていいなあ^^。

 

巷ではコロナ禍が一向に終熄の気配が見えず更に拡大の気配が大きくなって居ますが、政府は対策を取る気配もなく経済々々と叫ぶばかりで感染者は2000万人を超えて鰻上りです。「鰻上り」って良い言葉だと思っていたからこんなときに使って欲しくないよね。

 

コロナ患者たちの病棟が枯渇していることを政府はどう考えているのでしょうか?自宅療養者は150万人も増えたのはコロナ病棟が満床で入れない方が多いからでしょう。経済より大切なのは人の命だってこと、小学校3年生もなれば知っていることなのに総理が気づかない筈がありません。きっとコロナで死ぬのは若い人ではなく高齢者や基礎疾患のある方が圧倒的に多いことを総理は十分承知しての言動であろうかと私は考えて居ます。総理の頭の中は「生産性の乏しい病人や年寄りは社会のお荷物」と謂う観念が世の施政者として植え付けられているのではないでしょうか💢。総理も今では満65歳であり既に自分も高齢者の仲間入りしていることを忘れないで下さいね!
処でコロナ患者について東京都と大阪府で奇妙に数字が異なります。東京都の感染者はこれまで308万人と大阪府の204万人を五割増しと圧倒していますが、死者の数は東京が5700人に対し大阪は6300人と逆転しています。これって大阪の医療体制が東京に対し劣位にあって、東京都の医療体制が遥かに充実しており、医療機関だけでなく医師やナースも多くて医療の全てに於いて大阪を凌駕しているのだなと私は思いました。だったら大阪都構想なんて余りにも図々しいね。

 

今年も連日の猛暑の中を各地で台風の襲来や水害などが伝えられましたが、神戸は何故かまるで雨が降らない異常気象には正直へこたれました。明日にでも巨大な颱風14号が近づくと報道されていますが颱風は嫌だけど雨は降ってほしいなあ。此れまでは伊豆地方や北陸や東北での水害騒ぎが此のあたりではウソのよう…、日本って狭いようで広いんだなと実感して居ます。このまま雨が降らないと上水道が枯渇し取水制限など心配です(::)。

 

水道など全くなくて井戸や用水路の水に頼っていた私の幼い頃、「水」はとっても大切でした。昭和10年から殆ど家のなかった垂水に住んだのも此の街が水の街で何処からでも水が出るし、井戸は幾ら水を使っても暫くすれば地下水で満杯となるからでした。昔は洗濯機などない時代だったし、何処の家庭も貴重な風呂の水を捨てず翌朝の洗濯のために使っていましたが、人の躰が浸かったお湯はサラの水より汚れがよく落ちるとは母親からよく聞かされました^^。医学がまだ未熟で帝王切開などなくそれでも誰も安産でしたが、その原因は、早朝の数時間を決まって女性が盥(たらい)の前にしゃがみ込んでお尻を落とし洗濯板のギザギザで衣類の汚れを取る作業はとても重労働でありましたが、あの姿勢が股関節を鍛えて安産を招くと母に教えられました。今はそんな習慣もすっかり忘れられましたが、近年帝王切開が多いのは洗濯板を用いる風習が失われたことに起因するに違いないと私は考えています。昔の人って生活習慣から出産の知恵まで得て居たことには感服しました^^。

 

日本棋院は13日東京都の小学6年生柳原咲輝ちゃん(11)が女流特別採用推薦にて来年4月1日付で入段(プロ入り)すると発表しました。女流特別採用推薦は採用試験とは別にプロの卵である院生の師範が推薦する制度です。彼女は、入段時に12歳5か月となり、同13歳4か月の張心治初段を抜いて、国内の現役女性棋士で最年少となります。8月に行われた国際戦である「第37回ワールドユース囲碁選手権」の年少の部(12歳未満)で準優勝するなど、優秀な成績が評価されて推薦され、13日の日本棋院常務理事会で承認されました。入段に先駆け、来年1月から試採用棋士として公式戦に参加する予定だそうです。彼女は「すごくびっくりしたけど嬉かった。仲邑菫二段のライバルになれるように頑張りたい。」と話しました
思えば、彼女は4年前に明石市で行われた日本棋院アマチュア大会に出場した私が決勝戦で当たってボロ負けしてしまった小学2年生の少女でした。メチャメチャ強くかったので魂消たものです@@)。あの日以来、彼女の名前をずっと覚え、プロになる日を心待ちしていましたが、漸く叶いました。柳原咲輝初段は、仲邑菫ちゃんを目標に大いに頑張ってね!!(詳細は2018年9月30日にアップしたブログ「囲碁段級位認定大会に参加して」をご覧下さいね)。

 

今週の読めそうで読めない字         客人(まろうど)とは客のことです

今週の読めそうで読めない字        (椀飯振舞)