多肉植物」タグアーカイブ

出雲の稲妻

岸田総理の愚挙でロシヤからの液化天然ガス禁輸措置による国内の電気供給が危うく、東京電力のバカ共のせいもあって間もなく我々国民は冷房を使うことができなくなる恐怖に慄く日を迎えようとして居ります。家の前のプランターでは以前一度紹介しました道端から拾ってきた多肉植物が水もやらぬのに体内に蓄えた水分で生き存え更に繁殖を続けてナント!プランターを壊してまで外に膨らんできました(@@)。信じられないエネルギーでした。うちに来られる方に水やらなくても育ちますよ…と、勧めては少し宛貰って頂くのですが繁殖力の方が遥かに大きくてプランターの綻びが益々大きくなり困り果てて居ます。

 

復旧に多大の時間を要した携帯電話大手AU(親会社はKDDI)の通話不能トラブルは、電話ばかりでなく銀行のATMにまで影響を及ぼし社会的な問題となって政府まで介入する未曾有の事件になりましたが、今の若い人に公衆電話を利用する発想がないことには驚きました(随分減ったけど、うちの近くでは待ち椅子もあって健在です)
新聞TVでもこの事件が大々的に取り上げられ「事件?が輻輳(ふくそう)して…」など書かれて居り、浅学な私には輻輳の「読み」も意味も全く分かりませんでした(::)。常用漢字以外は仮名を用いることに決めている新聞社が此の字を用いたことは平仮名では到底読者の理解に及ばないことを悟っての記載であったと思いましたが、国語辞典で調べると「輻輳」 とは、ものが一か所に集中して混雑している状態を言い、「 ITの分野では通信回線やネットワークに想定を超える接続要求や伝送要求が行われ通信・通話できなくなる状態を指し、 俗に回線がパンクする」と表現される状態を謂うIT用語だったようです。然し二字ともに車ヘンなのか、漢字辞典を調べたら「輻」は車輪の矢のことで中心から外に向かっての放射を意味し、「輳」はその矢が集まる中心のことで要するに自転車のスポークの集合地点であって混み合うことを意味する熟語から出た言葉のようでしたが、新聞がこんなに耳慣れない字を使うことはあまりなく、IT業界での慣用語だったからでしたが、この業界言葉には新聞社も用いるべきかどうかきっと悩んだことと思いました^^。そしてIT業界以外で此の熟語が理解できた方は偉いな!と私は思いましたが、知らなかったのは私だけだったのかも知れぬと思うと恥ずかしい(´;ω;`)。

 

藤井聡太君が活躍してファンの増加が顕著な将棋ですが、王将を取られたらお終いという将棋は、囲碁と違って厳し過ぎる勝負のため、自分の大切な財産を相手に与えておいてそれを餌に勝とうとする私流の囲碁では全く肌の合わない厳しい競技で、私には先ず入れない世界です。マラソンのような長丁場の囲碁ですから13歳の中邑菫二段でも8段9段の強者をやっつけることができますが、短距離100m競争のような厳しい将棋の世界では女性がどうしても息切れして勝てず、女流2級とか名乗ってプロ棋士とは別の女流棋士を別枠に設けていましたが、今回里見香奈女流(30歳)が遂に本物のプロ棋士編入試験を受験されることを決意されました^^。
里見香奈さんは島根県出雲市出身で2004年10月に女流棋士2級で将棋界に入り、鋭い攻めが持ち味で「出雲の稲妻」の異名を持ち、現在は女流4冠のタイトル保有者です。彼女は5月下旬に男性プロ棋士を相手にした直近の公式戦成績を10勝4敗(勝率7割1分4厘)としてプロ編入試験受験の条件である「10勝以上かつ勝率6割5分以上」を女性として初めて満たしたため、6月末に受験を日本将棋連盟に申請しました^^。将棋はプロ四段に昇段して初めて正式なプロ棋士と認められますが、奨励会三段リーグを勝ち抜かなければ四段にはなれません。奨励会員は26歳以上で三段リーグに負け越した場合、強制退会となりアマチュアに逆戻りします。戦争中は花村元司(のちにプロ九段)が編入試験でプロ入りを認められ活躍しましたが、戦後はプロ棋士制度が確立し日本将棋連盟が奨励会以外からのプロ入りを頑なに拒んで来ました。しかし、2005年にプロに連勝したアマ瀬川晶司(現プロ六段)が現れ、アマチュア将棋ファンを中心に再チャレンジの世論が高まってきたため、詮方無く戦後初のプロ編入試験制度の導入に至りました。その後、今泉健司アマ、折田翔吾アマがプロ編入試験に合格してプロになっています。

8月に始まる編入試験では錚々たる若手男性棋士5人と1局ずつ指し、3勝すれば我が国初の女性のプロ四段合格となります。日本中、判官贔屓で里見女流の勝ち越しを願うファンが圧倒的に多いと思います。
若し里見香菜さんが3勝を上げれば、女性初の編入プロ誕生となります。これは将棋ファンならずとも国民の注視するところとなり、TVや新聞のトップニュースとなるでしょう。選ばれた試験対局相手である若手プロ棋士5名も負ければ男の恥となりますから決死の覚悟でありましょう。里見女流のプロ入りを希っているのは将棋会館の頭の堅い連中を除く日本人全員だと思います。頑張れ里見香奈さん!

 

参議院選挙の兵庫県地方区は13人も立候補していますが、告示以来私達片田舎に来た候補者或いは街頭宣伝車は全くありませんでした。一昨日早朝からアイセンターから帰った直後に安倍さん狙撃のニュースが入り、テンヤワンヤの大騒ぎ!安倍さんの逝去は、日本人の判官贔屓により選挙は今日を待たず自民党の圧勝に決まったでしょうね^^。それにしても緊張感を欠いた警備陣は一体どうした!背後を注意するのは基本中の基本じゃないのか!

先週の読めそうで読めない字      優勝を逃す(のがす)
注.(にがす)ではありません!

今週の読めそうで読めない字      彼はとても(初な)男だ

 

誰も教えない子供の性の悩み

此の変な草はベンケイソウ科のセダムという多肉植物です。是非一度皆様にご紹介したいと思って居ました^^。自宅前の大きなプランター(2年前月見草が咲いていた跡になります)に植えたらあっという間に増えてぎっしり一杯となり間引いて植え替えても植え替えた方は少しも増えないのに此のプランターだけ繁殖力がハンパでなく瞬く間にプランターが満員になります^^。古い土との相性が良かったのでしょうか。幾種類か植えましたが一番多い黃色のセダムは春に散歩途中人家の玄関先の公道に食み出してショボショボと生えて居るのを見つけ、人や車に踏まれては不憫だと道路部分から掬って失敬して持ち帰ったのがこんなに大きくなりました^^。舗装路面でも枯れずに生きている不思議な力が私の興味を惹きました。他の色の奴は園芸店で買ったものですが其奴等は少しも増えず黃色のセダムに圧倒されて全く劣勢です。夜の間に盗られても困らないように幾つか他処に移植して居ます。肉厚で保水性が高く水遣りが手抜きできる真夏のスグレ物なのが無精者の私にとても合っています^^。ナント言っても舗装路面に生えて居た奴やもんね^^。

 

先々週NHKラジオは午後7時30分から10時まで所謂ゴールデンタイムの2時間半を毎夏恒例の「ラジオ保健室」にて大胆にも「10代の性」と名付けて月曜から金曜まで五日間ぶっ通しで学校では秘匿して決して教えない子供達の「性の悩み」について全国放送され子供達ばかりか親世代の人たちを加えてそれはもの凄い反響でした。司会者は心と躰の異なるLGBT(エル・ジー・ビー・ティー)の男女?二人を中心に有識者が複数参加されて数知れぬ多くの子や親達の質問に明快な解答が与えられましたが普段我々が知らない社会の裏面を深く掘り下げ、先生が教えない「性の悩み」について月曜日は少女、火曜日は少年、水曜日は性器の説明や病気等避妊具の正しい用い方「コンドームはより安全を願って2枚用いるとゴムの摩擦で破れやすく1枚より危険だとか…」、木曜日はLGBT「女性同性愛者(レズビアン、Lesbian)、男性同性愛者(ゲイ、Gay)、両性愛者(バイセクシュアル、Bisexual)、トランスジェンダー(Transgender)の人に言えない悩み問題を、金曜日は横行している援助交際パパカツ等に隠された恐ろしい闇を無知な少女たちへの助言などの個別質問と至れり尽くせりであって、NHKに届いたメールの多くの質問は親から寄せられるものがメチャ多く我が国の性教育の未熟さと親子の意思の疎通の乖離等を心底から暴露するものであって、我が国では親にも先生にも聞けない性の悩みを多く抱えた子供達に福音を与える本当に好番組でありました^^。
イランでは13歳で女性の結婚が法的に認められるし、スウェーデンでは15歳で正しい「性的同意」に基づいて性交が認められるが反面正しい避妊の方法も又厳しく求められ、全ての情報がオープンにされるため性に対するジメジメした感触がないのは、我が国と他国の国民性の違いとは謂え、儒教を根幹とした我々日本人の倫理観を超えて想像もできない目から鱗の世界を垣間見た思いでありました。

 

コロナの渦中にあって安倍総理が病を理由に後継者も決めずに突然の辞職表明は政界に衝撃を与えました。三権分立に反し中央官庁の人事を内閣人事局が掌握していることにより役人の忖度を招いたことが、多くの事件を惹き起し安倍政権の諸悪の根源になりましたね。「立法・行政・司法」は教科書だけの話だったことを知らされましたが、今後、学校の先生は生徒にどう教えたら良いのでしょうか。

 

 

先週の万能川柳ですが世間の人はよく見ています。此れではとても官房長官は総理にはなれそうにありませんね。此の川柳欄は私が毎朝一番に見る処です。官房長官以外にも「ウンウン」と頷ける句が少なくないのに驚かれたでしょうか。私は毎月数句応募して居るのですが、昔は3年間に5回掲載されたことがありましたが、最近10年は感性が鈍ったせいで全滅です。先週の応募作は「中東のバッタ、子等の夢奪う」絶対にボツ句になりそうや(;;)。

 

先週の読めそうで読めない字     虫が集(すだ)く

今週の読めそうで読めない字     (末成り)南瓜