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戦争を知らない大人たち

暑い昼下がりにコロナのせいもあって殆ど誰も通らない垂水駅近くの区役所にマイナンバー電子証明書の5年更新に行ったら大通りの街路樹として植えられた百日紅(さるすべり)が今年は寂しく咲いていました。夏の花なら木槿(むくげ)か百日紅と言われますね、何時もはもっと沢山花を付ける筈なのに今年に限って花が少ないのは雨が少なくて暑いため体力不足が原因のようです(;;)。区役所ではポイント5000円目当てにしたマイナンバー新規登録の人がもの凄い混みようで溢れて居り、マイナンバー未取得の人がこんなに居たことにはとても驚きでした(@@)。義務化されても何のメリットもないと動こうとしないのが日本人の悪癖です!

昨夜何げにラジオを聴いて居ると、「♬戦争を知らない子供達♪」が流れてきました。杉田二郎と北山修の名コンビ作品で年配者なら誰もが聞いたことのあるフォークソングですが、70年安保あたりからギターを抱えた多くのフォークシンガーが雨後の筍のように跋扈し、男女ともに破れジーンズが若者のファッションになり年寄りを驚かせましたが、あれから50年「戦争を知らない子供達」は「戦争を知らない大人達(年寄達?)」に成長?しました(;;)。50年代までトップの座を譲らなかったブルースやタンゴなど甘い歌謡曲に対抗しフォーク・クルセダーズやバンバンなどのベトナム戦争を非難した反戦歌や戦争なんてダサいと言うユーミンに多くの若者が共感しジーンズ世代を席捲しましたが、年月を経て何時とはなく現在の若者は破れジーンズ以外あの強烈なエネルギーを持ち合わせない軟弱者ばかりになりましたね(;;)、今のような平和ボケではこれからの若者が今後増幅する米中摩擦の渦中に加えて地球温暖化による颱風の巨大化など災害の到来にどう対処して行くのかを思えば何故か私には今後の未来が案じられます。

猛暑のため熱中症が跋扈し、秋なんてとても思えぬこの頃ですが最近小学児童の登下校に日傘論議が話題となって居ます。文科省は知らぬ顔をしているせいで日傘は熱中症予防に不可欠だと義務化して居る学校や、先っちょが隣の友達に当たって危ないからと禁止の学校や、雨傘使用や子供達の自由に任せている学校など様々だそうです。でも傘は嵩高いし重いし、いっそ昔流行った鍔広の麦藁帽子など良いかと思いましたが、自身の昔を振り返ると私の幼い頃は小さいときから制帽を被らされて居たことを思い出しましたよ。国民学校、中学校、高校も大学も制帽でした。暑いときは確か帽子に白いカバーを被して居ましたね。でもあの習慣は何時とはなく無くなりましたがどうしてだろう?そうか!制帽がなくなったからや!放課後に水銀で帽子の徽章を磨いていたことが懐かしいなあ^^。

先週テニス全米オープンでランキング1位のジョコビッチ(セルビア)選手が4回戦で第一ゲームを5-6で落とした後ベンチに帰る際に何げに?打ったボールが線審に当たり規則違反で失格とされました(;;)。思うに、きっと試合中の打球の落とし際の判定を巡ってジョコビッチに不満があってのことだと思いました。何故なら打球がコート内か逸れたかどうかは斜めに見ている線審よりボールをより縦に見ている選手の方が遥かに正確だと思うし一流選手は線の真ん中より外の部分を目指して打つから線審がミスジャッジしたことへの遺恨だろうね。横向いて何げに打ったボールでも正確に線審に当たるのは流石に一流プロや^^。

菅長官はアホや、消費増税するとか言って記者団に突っ込まれたら、翌日10年はしないとか言い逃れ…、自らの(どうせ短い)総理任期中に消費増税をしないと言えば良いのに…、此の人此れからが案じられるなあ(^^)

先週の読めそうで読めない字      雪洞(ぼんぼり)は足のついた六角形の行灯(あんどん) 
今週の読めそうで読めない字      若々しい(項)にときめく

配偶者控除の功罪

 

温かいお正月でしたね、松の内も今日までです。此れから来月に掛けて少し宛寒風が吹き付ける真冬が到来すると思われますが、温暖化の昨今だから何れは体感できなくなるであろう凍える冬を過ごすのも悪くないでしょう。昨夜本年の初雪で今朝玄関先の酢漿草(かたばみ)が薄化粧しているのには感動しました。

愈々28年度確定申告の準備態勢に入ります。此の度から本人と扶養親族等のマイナンバーが申告に記入が必要で例年より大変です、おまけに扶養親族の名前のカナ付けまで要るので今風の名前では当てる字が分からずわざわざ電話をして確かめるのが煩わしくて困ります。昔の名前は一郎、正男などカナに悩むことは先ずなかったのに…、絶対に教えないと言う頑な人も中に居て困って居ます。それにマイナンバーは12桁もあるから誤って伝えられることがあり、その場合入力するとエラーがでてしまう、数字については総務省もランダムでなくいろいろ苦心して考えて居るみたいです。

配偶者の所得制限が平成30年から103万円を150万円に拡大すると29年度与党税制改正大綱にて報じられた。何で…何で…?昨年夏まで配偶者控除を全廃する方向で議論が進んでいた筈だったのに…、何処でどうなったのか我々庶民には全く合点が行かぬが野党は烏合の衆で約に立たぬし、どうやら此の儘すんなりと可決されそうだ。少子高齢化が進む我が国では労働力として女性の働き手は急務だから女性の就業意欲をより掻き立てる環境は何にも増して望まれる処です。だから政府は本当に女性に男並みに働いて欲しいなら配偶者控除の全廃が究極のあるべき姿だったからその辺に与党の右顧左眄の及び腰がなんとも訝しい。然もこの改正大綱は気付かれないとても大きな矛盾を孕んでいます。

配偶者控除の対象者として夫の給与収入が多い配偶者には多少制限があるが、そんなに高給取りの亭主なら奥様もパートに憂き身を窶すこともあるまいから良いとして、この法案は財務省が他の省庁への摺り合わせをすることなく独自で決めたことであり、何時ものことだが日本のお役所には横の繋がりが全くないので厚労省は知らぬ顔の権兵衛さんだ。従って税制大綱が法制化した処で年金加入者の限度額130万円の壁は厳然として聳え立っている。だから150万円貰っても、アレヨアレヨと言う間にご亭主の第三号扶養者(掛け金なしで国民年金の加入者)を自動解除され、自らの国民年金と国民健康保険に強制加入させられて、増えた給与の殆どを年金や保険料に巻き上げられ愕然とするのは翌年の6月だから「知らなかった」と嘆いてももう遅い。大企業の場合年収106万円超で社会保険加入の壁ってものまであるから怖いよね。皆様知って居ますか?

若し財務省が厚労省に130万円の壁の引き上げを掛け合っても将来の年金支給額が減るからダメだとけんもほろろに言われれるに違いないだろう。我が国の省庁間の垣根は皇居の堀より大きく険しく、役所の縦割りは彼等の定年後の命綱として絶対に必要だからどんなことがあっても協調しないんだね。全く国民不在の税制改革と言われても仕方が無い(T_T)。

処で世の奥様方が103万円に拘る全ての元凶は法律ではなく、零細企業を除く各企業が設けて居る手当だと言ったら驚かれるかも知れないね、実は所得税法上配偶者や扶養者対象とされた家族について各企業が支給する一人6千円乃至2万円程度の扶養手当なんだ、給与が103万円を千円でも超すとこの扶養手当が吹っ飛ぶ仕組みだから誰も其れを警戒して超さないように12月の繁忙期にパートを休み、働き先の会社を困らせているが、うちの事務所では予めお得意先に11月末時点でパートさんの103万円までの余裕額をお知らせして注意を喚起することにしている。言わないと後で超えたから減らして欲しいと言ってくる横着者が必ず居て、うちが帳面の遣り繰りに右往左往しないための予防策なのだ。

配偶者控除が撤廃されたら専業主婦もキャリアウーマンも夫の扶養手当が受け取れる処に今回の税制改正大綱の盲点が隠されているが、扶養家族が多いと生活費が嵩むのは当然だとしても其れはあくまで個人的な問題であって企業が支払う労働の対価は従業員のスキルが全てであり、扶養家族の数で給与が増加することは人間味に溢れて居るが決して企業のプラスとは言えない。アメリカや諸外国って扶養手当なんかないよね?

三省堂国語辞典 仕付け

縫い目を正しくするため仕付け糸で縫ってかりに押さえておくこと。

三省堂国語辞典 躾(しつけ)

しつけること、用例→親のしつけが悪い

新明解国語辞典の仕付け 躾

礼儀作法を仕込むこと縫い目を正しくするために仮に糸で縫い押さえしておくこと。

三国は仕付けと躾をちゃんと区別しているが新解さんはどちらも同じ意味にしている。

因みに新潮国語辞典も新解さんと同意見だ。本来はきちんとすることを仕付けるというのだろうが国字に「躾(しつけ)」と言う字があるため、「躾ける」と送って使われるようになったが、「躾」が1級の配当漢字で新聞等に使用し難くいため「仕付ける」に吸収されたようだ。三国さんの見解は編者見坊豪紀の言葉への拘りだろうね^^

先週の読めそうで読めない漢字

キョロキョロすることを左見右見(とみこうみ)と言う

今週の読めそうで読めない漢字

ブスからコクられて(後込み)する

自動運転車(ロボットカー)は合流できるか

月見草

師走が駆け足でやって来た、先月末まで我が世の春を咲き誇った石蕗も漸く枯れ、残るはランタナと此の月見草だけとなって、間もなく庭はピンクと白のカタバミ一色の世界がやってくるだろう。彼女達は寒さを待っているのだ。そうなればもうお正月だね、私のような年寄りは早い月日の経過に唯途惑うばかりだ。

先週仕事の目的地がそごうの傍で阪神三宮駅が近いから山陽電車で行って見た。相互乗り入れのため特急は阪神と山陽が交互に来るがそ運悪く山陽だった、山陽はシートが沈んで腰に悪いのを知って居たが寒空に15分もホームで待つのも辛いのでその儘乗車したが、運悪くこの電車は何故か発車時と停車時に必ずガックンと衝撃が来て腰に響き思わず前のシートに縋ってしまう、シートが横6人掛けでなく前向き二人掛けだったので転けずに済んだ。此の電車は須磨から阪神三宮まで各駅停車だったのでガックンは数え切れないくらいだ(>_<)。腹が立ったので最後尾だったし下りるとき車掌に「何や!、へたくそやな、ゴツンゴツンと腰が痛いやんか」と文句を垂れると、車掌に「すんません、新人が研修中なもんで…」と頭を下げられた。電車は車と違ってアクセルとブレーキだけやから運転など簡単やと思って居たが、そうでなくレールにも車輪にもゴムが使われて居ない関係か車体にショックを与えず発着進するのは可成り熟練が必要のようだ、停車位置の関係や乗車人員の重量でついガックン停車になるかと思ったが、発進時にもスムースに出られずにガックン発車するのは力の入れ加減に可成り難易度があるのではないかと思った。車が自動化の時代を迎えているのにずっと前に自動化できてなければならぬ筈の電車がこんなことでは困ったもんだ(;;)。どうしてコンピュータに運転させないのかな、念のため運転席に見張りでも座らせて置けばそれで良いと思うがきっと頭の固い国交省が認めないんだろうね。腰が痛くなった分、運転手の運転研修中は少しは料金を割引しろ!

電車に先掛けて車の世界も愈々自動化に入り真の意味での「自動車」となり、早くも高速道路を無人でテスト走行されていると新聞に書かれていた。実現すれば2020年頃から世界中の自動車会社(トヨタは販売しない予定)で発売が開始され、運転席は不要になり乗っているのは乗客乃至は荷物だけとなる、然しドライブが趣味でハンドルを握って居ないと楽しめない人だって少なくないし、運転の上手な人には自動運転はきっとまどろっこしいに違いない、それに信号が黄色になった瞬間、自動運転車(ロボットカー)がそれを感知して横断歩道直前で止まれば現在我が国の交通事情では先ず後ろの車に追突されるだろう、と言って黄色で交差点に入れるようなソフトも国交省の認可の手前組めないよね、どうすんだろう?自動運転に切り替える前に車の前後に周囲からよく確認できる自動運転を示す旗の掲示でも義務づけるべきだろう。新聞社の車と間違えられたりして…^^。
自動走行にしても神様ではないからどんなことで事故が起こるかわからない、子供が走り込んできたり、赤信号で車が突っ込んできたりすれば矢張り事故の回避は難しいだろうと思う。そのとき「私は運転を自動にして居た」とドライバーが証言すれば事故の責任はだれが負うのだろう。
それより私はロボットカー・メーカーが自動運転車にドライバー同志のマナーである「サンキューハザード(どうぞお先に…)のパッシング」と「そこ退けのパッシング」などの区別を認識させる能力を授けて居るなんて思えない、そして此の自動運転車に高速道路の合流が上手くできるなんて到底思えないね、本線を走りながら合流車に合流させてやろうと優しい心遣いの「サンキューハザード」の好意が自動運転車に気付かれなかったりして…(;;)。

「化血研」(正式名称:一般財団法人化学及血清療法研究所)と公立研究組織のような紛らわしい名前を付けた熊本の民間製薬所は悪い奴だ(>_<)。20年前薬害エイズ訴訟で訴えられ損害賠償させられたのに又懲りずにこっそりと悪事を働くとは不届きである。厚労省は業務改善命令など生温いことは省いて殺人罪で直ちに刑事告発して悪事に荷担していた全員を検挙して拘置所に入れたら良いのだ。我が国は出生児が少し宛減少して行く中を彼等のせいでエイズに冒され更に減ってゆく危機的状態を迎えているのに何が業務改善命令や!

昨日の朝刊で報じられたが東京都の葛飾区で5000世帯分のマイナンバーが印刷漏れであることが発覚した。配達区域の葛飾郵便局が不審に思って区役所に問い合わせて判明したそうだ。総務省は全月末までに全部の印刷を終えたと説明していたため窮地に立たされることとなった。まるで泥縄だ、きっと他にも印刷未済があるに違いないだろうね。

今朝の朝刊の毎日新聞にて保険各社が高齢になった保険契約者と連絡が取れなくなったり受取人が亡くなったり(追跡調査せず?)で20億円の保険金が未払いになって居ると報じられた。
保険業界は10年前に病気の告知義務違反などを理由に保険金支払いを拒んだ保険金不払い問題で国会において追及され已む無く1100億円もの保険金を支払った前科があるが、その後は悔い改めたらしくその種のセコいものではなく今回発表されたものは本人或いは相続人から保険請求がなされない儘になっているケースが続発していることを踏まえたものだ。核家族の悲劇の一つだろうと思う。
死亡保険も各種あってややこしく、今年1月にお亡くなりになった94歳のお得意先の遺族には3500万円の保険金が支払われたが私は過去10年以上確定申告にて生命保険金控除をした記憶がなく、疑問に思って私が保険会社に問い合わせたらこの保険は70歳で掛け止めになり以後何時亡くなっても3500万円が支払われる契約だったと聞かされた、保険会社は保険金に対する24年間の利子配当をネコババしていたものだろうが保険金が貰えたのは遺族が保険証書を探し出せた功績の賜物だ。証書が見付からなければ保険料引き落としがないのだから保険金の事実が分からず其れまでだったろう。
保険会社ばかりが俎上に上がっているが、実は銀行預金は保険の比ではない。本年の三井住友銀行のバランスシートだけを見ても睡眠預金払戻損失引当金が200億円もある、これは出し入れが行われなくなって10年を超えた預金を銀行が雑収入で利益に計上し取り込んだ金額だ、「通帳や判子と本人或いは相続人の身分確認ができたら返してあげますよ」という意味での損失引当金だが千に一つも返還依頼の可能性はない。通帳は本人の意思で誰にも見付からない処に隠したまま永眠されたものだろう。親の面倒も見ぬ子どもに遣るくらいならゴミになって捨てられることを希望されたのだろうが昨今悲しい親子の断絶だね。他の銀行や郵便局を加えるとこの手の睡眠預金は数千億円にも達することだろうな(;;)。皆様もお年寄りには孝を尽くして銀行や保険屋を喜ばせないようにしましょうね。

先週の書けないけど読みたい漢字
危急存亡の秋(とき)

今週の書けないけど読みたい漢字
襖が(弊)れる

はないちもんめ

水仙

近所の土手に咲く水仙です、寒さに凍える頃に咲くこの花は清純そのものだが、意外に花言葉は「清楚」でも「純情」でもなく「うぬぼれ」「自己愛」「エゴイズム」だからどうも花言葉の意味と花とは似つかわしくないもんだな。でも花言葉は兎も角として斯うして優しい土を見ると心が和むね^^。

子どもの頃こんな土手は沢山あって格好の遊び場所であり、暗くなって母親が呼びに来るまで友達と滑りっこして居たものだ、玩具が何もなかったから自然はなんでも遊び道具だった。冬になると野原に転がって居る大きな石を皆で「よいこらしょ」とひっくり返す五つに一つ位の割合で縞蛇が冬眠していたので尻尾を掴んで傍らで「はないちもんめ」などして遊んでいる女の子に投げ付けてキャッと言わせたりして居たが、あの頃の女の子は逞しくて投げられた蛇を摑んで投げ返したりして決して負けていなかった。30cmから50cm位の縞蛇はマムシと違って温和しく人には害をしないことを誰もが知って居たんだ。皆仲が良かったし女の子も自然に怖いものへの免疫ができて居たから今の子どもには想像も付かぬことだろう。今だったら訴訟もんだろうね。昔は良かったなあ^^。処で「はないちもんめ」って知ってる人も今では居なくなったのかな?

確定申告も酣(たけなわ)だが、国税庁の更なるPRにも関わらず電子申告率が毎年50%と横這いが続き少ししか伸びないで居る。庁では今回遅蒔きながらマイナンバー制移行を受けて税務行政のコスト削減を目指して2017年より携帯で本人確認をとりネットによる申告納税が可能となるそうだ^^。
此れまでは電子申告に必要な住民基本台帳データを読み込むICカードリーダーの取得が必要で申告納税者は数千円を要するのが現状だっだから、電子申告者が伸びないのも当然で過去に電子申告控除(5000円~3000円)が受けられたときは、それなりにカードリーダー取得費用が償われていたがその後は費用の吐き出しだけとなって電子申告者の増加にストップが掛かるのが当たり前だが、民の暮らしに疎い国税庁も漸くそれに気付いたようだ。

岡山県倉敷でのトラック事故は運転手が即刻逮捕されたが翌朝釈放されたことで車輌故障が浮き彫りになり岡山県警による関係先への家宅捜索が行われた、日経夕刊は「運送会社など家宅捜索」と三段抜き見出しだったが、此では運送会社が悪いような印象を受けるが記事を読まないと三菱自動車のトラックに対するリコールが出されたことは出てこない、逮捕された運転手が翌日釈放されて居るから車の欠陥は特定されたのも同然だが、この庇いようは尋常でない処から日経の広告主への慮(おもんぱか)りがありありで感じ悪いよな。
運送会社は加害者ではなく被害者なんだ(>_<)。その点毎日の夕刊は忠実に「三菱ふそう販売店捜索」と事実関係を冷静に見極めた見出しでこのトラックが2年間に変速機など計6回13565台がリコール対象になったことを明かしている。何れ三菱販売店では埒があかずに本社工場に手が延びることになろうが、三菱は「空飛ぶタイヤ」事件のときのように必死で隠蔽工作に乗り出すことだろう、そしてもう既にそのシナリオが完成し、警察庁にも国交省を通じて手が回っているんだろうね。でも弱肉強食の世界だし運送会社(船穂運送)は結局潰され三菱は証拠不十分のお咎めなしとなるんだろうな、不条理だね。どうして誰も文句を言わないのか!

先週毎日夕刊の「近時片々」に「昨今牛乳なし給食の是非が論ぜられて居るが、我々脱脂粉乳世代には何やら羨ましい悩みに聞こえる」と記されて居た。さすれば我々戦前派の多くは給食などなくて甘藷一個か、麦飯に梅干しの入ったアルマイトの弁当持参だったし、それすら持って行けなくて昼時をブランコで過ごす友人を多く知って居る。脱脂粉乳世代の者は我々戦中派の生活環境など考えて見たこともなかったろうな(>_<)。戦争中の苦しみなど全然知らずに分かったようなことを書くな。

競馬のソフトを加工してJRAの全レースに投資し、3年間に28億7千万円の馬券を買い30億1千万円の払い戻しを受けて税務署から一時所得だと5億円の追徴金を課せられた会社員が3月10日の最高裁で目出度く2審の判決通り一時所得ではなく買った馬券を全額控除される雑所得だと5000万円の税額が確定することに決定した^^。
当たり前だよな、「山より大きい獣(しし)出ない」のことわざ通り、1億4千万円の儲けしかないのに5億7千万円払えなんて無茶苦茶だね。法律が時代の流れについて行けない欠陥を暴露したものだが、戦後間なしにできた法律を見直しもせず、時代錯誤の法律をぬけぬけと主張した国税局の常識が疑われる。
仕事柄私は脱税やその後始末である納付税金の資金繰りに長く関わってきたが、税務署も国税局も脱税額の確定には「ナンボなら払えるんや」の結論での図式が必ず存在したのだ。ないもんは取れんし、払えずに自殺でもされたら後味が悪いからだろう。あらゆるものが合理化されたと謂うこの時代にこんな時代錯誤な裁判が3年も続いたなんて信じられないが、課税庁はきっと意地になって居たんだろうね。この判決が確定したら全国から追徴された競馬ファンからの更正の請求(一時所得として取られた税金を返せ)が殺到するはずだ、」国税局では一審判決を根拠にネットでの競馬損益を全てチェックして多くの競馬愛好家から一時所得として多額の税金を取り立て済みだもんな^^。

弁護士は口先三寸と言うが、部下の教育委員を恫喝した大阪府の中原徹教育長って惨(むご)い男やね、元弁護士って皆こんなのかな?選んだ奴の顔が見たいね(>_<)。

先週の書けないけど読みたい漢字
彼は裃(かみしも)を着て峠(とうげ)道を登っていった。

今週の書けないけど読みたい漢字
忙しくて食事をする(遑)もない 

裃も峠も漢字ではなく国字です。先週出題の鞐(こはぜ)も国字でした。日本人が作ったことが丸わかりだね^^。