新しい7月に入ったが相変わらず肌寒く雨の日が多い、然し間もなく灼熱の猛暑が訪れてこの肌寒い雨の日が懐かしくなるに違いない、人間なんて勝手なもんだね。
今日は暑さをぶっ飛ばす豪華客船ダイアモンド・プリンセス号の偉容をご覧下さい。長さ290m船体11.5万トンには魂消るね、数年前三菱重工長崎造船所で完成間際に大火災を起こした曰く付きのもので船名を改めデビューしたものだ。スイートルーム一泊80万円だし、独りで一日だけ乗る訳にも行かぬから余程のお金持ちでないと不可能だが、乗組員が1100人も居るからきっと至れり尽くせりだろうね。入場料だけ払って船内の豪華施設だけでも観覧させて頂けるなら両親に冥土の土産になりそうだ。
この写真は先月24日第四突堤に停泊中の処をお馴染みのEさんが撮影されました^^。序でに送って頂いた豪華船接岸時に不可欠なタグボートもご覧下さい。Eさんが定年まで勤務されたH社の早見丸と早雄丸です。タグボートの内部は竣工時のレセプションなどで良く見せて頂きまししたが、船体に似合わぬ物凄いエンジンルームの中に小さくてもキッチンからトイレバスとマンションのモデルルームのような綺麗な一室があったのを良く憶えています^^。
日経夕刊のプロムナードは半年で執筆者が総替えとなる。毎週読むのが楽しみだったジャズピアニスト山中千尋さんのエッセイも6月30日は遂に最終稿だった、名残り惜しかった。山中さんは写真を見るととても小柄でグラマラスな美人であり自らのCDの表紙には必ず出て居られるから容貌には自信満々なのだろう。
4月12日のブログでこの方のエピソードである自虐エッセイをお届けしたが、普通の人なら隠そうとする自分の失敗談を山中さんは隠さず筆にされるから面白い、今回も前回と変わらず失敗による噴飯モノだ^^。
バークリー音楽大学を首席で卒業された山中さんは本拠をニューヨークに置く一流のミュージシャンで世界的なピアニストであり、WIKIPEDIAには年齢を伏せられているが他をググると年齢は40歳だと書いてあったが写真では20代後半で十分通用するし小柄だからアメリカならティンエイジャーと見られるかもね^^。
扨て最終稿のエッセイだが、この方は絶えず世界中を飛び歩いて演奏されビッグバンドで演奏旅行される。ピアニストだけは大き過ぎて楽器を持たなくて良いが、他の楽器奏者は大層な荷物になるのでついお手伝いにクラリネットなど小物を持たされるハメになるそうだ。そして搭乗時には必ず手荷物検査がありフロリダのジャズフェスティバルに行った際、あのテロ事件の直後であり特別に検査が厳しくて世界的に著名なサックス奏者のデビッド・サンボーンに対し係員がケースを開けて「念のため吹いてみて下さい」と言ったんだ。係員は楽器の中に何か隠して居ないか確かめたかったんだろうね、サンボーンが楽器を組み立てて徐(やお)ら吹きだしたその音色を聴いて思わず周囲からどよめきと大きな拍手が起こったとか…^^。悲劇は次にクラリネットを吹くハメとなった山中さんに到来した。彼女がケースからクラリネットを取り出してリードに向かって思い切り息を吹き込んだらキーンと甲高い金属音が鳴り響いて周囲の大顰蹙(ひんしゅく)を買い係員が目をぱちくりさせて愕いているのに「此が私のスタイルなの」と堂々と開き直って楽器をケースに仕舞ったそうだ。ピアニストがクラリネットを持たされているとは係員も思わなかったろうし、本人も生まれて初めてクラリネットを吹いたんだろうね。リード楽器は同じ木管楽器でもフルートなどと違って音を出すのにコツも肺活量も要るが、初めて吹いて良く音が出たね^^、流石はミュージシャンだ、今回もつい笑ってしまった。この方の自虐ネタはとても面白く、エッセイ集を是非読んでみたいと思いアマゾンを検索するがCDばかりで音楽関係の本が1冊だけだった。買って読んだけど私はジャズの街神戸に住み乍ら、ジャズの接した期間は学生の一時期ジャズのスタンダードナンバーであった「サマータイム」をサラボ-ンなどで聴いていた位で何時しか映画音楽に変わって居たからジャズの深みには門外漢だし専門的なウイットが良く理解できなかった。序でにいろいろググッて見たら山中さんはコンサートの最後を必ず何故か桐生名物八木節で締められるそうだ、ジャズ演奏の締め括りが八木節だなんて面白い人だ、アメリカ人も八木節ファンが増えるかも知れないね^^。
手荷物検査と謂えば、先日新幹線で焼身自殺があり、煙を吸った乗客一人が巻き添えで死亡する傷ましい事件があったから今後は航空機だけでなく新幹線でも手荷物チェックが行われるようになるのではないかと思うが、検査待ちは敵わないから、宅配便の会社には朗報だろうな、中でも東証上場予定の日本郵政など図に乗って売出し公募価額を嵩上げするのではなかろうか。
先週の木曜日の夜1時頃(正確には金曜日だ)トイレに行こうと部屋を出てトイレの戸を開けようとし寝惚けてふらつき2階の踊り場から足を踏み外して一気に1階まで落ちた(;;)。右足が階段側に踏み外したようで仰向けの儘足から落ちていった、尾骶骨を13段ある階段の角にドンドンと13回打ち付けて落ちて行ったが、13回が20回にも思えたほど長かった。尾骶骨以外は頭も何処も打たずに擦過傷が2個所だけだったのはどう考えても天佑であり、不思議でならない。物凄い音は隣に住む愚娘宅まで聞こえて愕かしたらしいし、1階で寝ている愚息はてっきり私が死んだと思ってやってきたら立って居るのでひどく愕いたようだ。尾骶骨の打撲以外だけだったのは落ちる寸前「溺れる者は藁をも摑む」を実践して無意識に左手で、傍らにあった窓のカーテンを摑んだのが良かったらしくカーテンがカーテンレール毎(ごと)外れて階下まで落ち無惨な姿を晒したが、カーテンレールの釘の粘りで滑るスピードが落ち上手く仰向けに滑落出来たことが幸運だったようだ。翌朝何時ものように5時に起きて散策に出掛けることができたから自分でもとても信じられない。但し尾骶骨の痛みは座るときと咳や嚔(くしゃみ)に出るので敵わないが、幼い頃、蓆(むしろ)に乗って日中(ひなか)遊んだ土手滑りも結構アップダウンがあり始終転倒していたから今回もその感触によく似ていたしトシも考えずに日にち薬で治るものと楽観している。私の強運は持って生まれたもので一昨年ポリープ手術で入院して居て夜中にトイレに行こうとし、リノリュームの床で滑って転けたときもカーテンを摑んでカーテンレールを壊したから腰骨に罅(ひび)が入っただけで助かった、きっと私にはカーテンの神様が付いて呉れて居るんだ^^。トイレの神様も助っ人かもね。然し人生ってそんなに甘いもんじゃないよね、幸運には不運、ラッキーにはアンラッキーが付きものだ、私に其奴が訪れるのもそんなに遠くないと思って居る。
ふらついたのはきっと睡眠薬のせいだろうと思い翌日薬を半分にしたら3時に目が覚めてその儘睡れずこっちの方がもっと辛かった(;;)。
先月26日武田薬品の株主総会が大阪で開かれたが翌日株主総会決議通知とは別に総会決議一部訂正のお知らせの手紙が舞い込んだ。どうやら総会決議を予め印刷して居たのに直前になって取締役候補である外人より就任を辞退したいの申し出があってのものらしいが、外人には直前のドタキャンや印刷費のムダなど分からぬらしく身勝手なのが腹立たしい、武田薬品はアメリカで糖尿病の薬を訴えられ3200億円も和解金を払うハメとなり前期1460億円の巨額赤字を出し株主の端くれである私は多額の株式評価損に喘いでいる(><)。でも総会決議を見たら、ナント!第5号議案でしぶとく役員賞与を3億7千万円もせしめているから役員も全員鉄面皮だ(><)、こんな節操のない役員を抱えた会社は見込みがないから時期を見て株を売却しよう。
先週の書けないけど読みたい漢字
木々の色づく比(ころ)
今週の書けないけど読みたい漢字
(倹)しい生活をする
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