漢字・漢検」カテゴリーアーカイブ

予後半年は医学用語


秋も愈々深まり紅葉の季節を迎えましたが、今年は異常気象のため何処も紅葉が見られぬ儘に冬を迎えることになりそうだとか…(;;)地球温暖化も風物や景色への影響程度だけで済めば良いのですが、季節の移り変わりや気温の高低によって生育されている生鮮食糧品や、水産物等我々の日常生活に少し宛歪(ひず)みが生ずるのではなかろうかと懸念される処です。(;;)
今日は事務所の扶養家族の一人?である可愛い雨蛙君をご紹介しましょう。

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何時の間にか這い上がってきて事務所一階窓の面格子の桟に乗っかって私の執務状況をサボっていないか具(つぶさ)に見学している様子(^^)です。何かを瞑想しているようにも思えてとても微笑ましいですね。
雨蛙は吸盤があるため壁など自在に上れるようで門柱などにもよく止まって近所を眺めています。雨蛙は青いとしたものですが、実は現在は庭に緑が多いので青い色をしていますが、鳥達の天敵から身を守る保護色が習性ですから軈(やが)ては枯れ葉のように茶褐色に変身して行きますから、そうなるとイボ蛙との区別がイボの有無だけとなりますから目の悪い小生には判別が難しくなりそうです。(;;)
先週漢字検定のテストが行われたことは前号でお伝えしましたが、正解答案が試験終了と同時に交付されていたのが前回から数日後送付に変更されたために、自己採点が難しくなり当落線上の解答者には気が揉める数日間となりそうですが、小生四字熟語ならいざ知らず“誤字訂正”の出題でどうしても誤字が分からぬ文章に出会(くわ)しました。『遁走して卑怯者になるか踏み止まって大義に殉ずるかの崖っ淵に立った。』此の文の中から誤字を見付けねばならぬのですが、試験終了最後の10秒まで考えてもどうにも分からず匙を投げましたが翌日愚息や愚娘に訊ねてパソコンの漢字辞書広辞苑を検索して調べ漸く正解が判明しました。実は正解は淵(ふち)が縁(ふち)であって、崖に惑わされて淵(水を湛えているところ)の意味を充分に考えなかったものであり、水の中に立つことは如何様にもおかしく、崖の端っぽであれば当然に“縁”ですから、人の思いこみを利用した意地が悪い上に非常に優秀な問題であることに感服致しました。(^^)
もう1問題難しい四字熟語とその意味を組み合わせる問題がありましたが、“甑塵釜魚”(そうじんふぎょ)が“非常に貧しいこと”にセットかと思ったのですが魚は高級で貧しい者には相応しくないと思い、候補から外した処、翌日四字熟語辞典で調べたら実は古代中国では孑孑(ぼうふら)のことも魚と言っていたらしく、甑(穀物を蒸す蒸籠)が塵だらけで、釜には孑孑が涌いていたとの意であって非常に貧しいことを意味していたことを知りガックリし、日本人には日本語で理解できる問題を出して欲しいと思ったものでした。(;;)
漢字と謂えば、何時まで経っても埒が開かない常用漢字の改訂とその大要の拙劣さについて先週触れさせて頂きましたが、先日又又新聞記事の隅っこに文部科学省文化審議会国語分科会(どうしてこんなに長いの?)の漢字小委員会が常用漢字の音訓について35件の見直しを行うことで大筋合意したとの記事がありました。
記事を読むとどうやら常用漢字であっても読み方が常用漢字表に記載されない所謂常用漢字の表外読みと謂われる高校生にならないと教わらない“漢字の読み”についての改正でありましたが、“全(すべ)て”とか“私(わたし)”とか、誰にでも読める常用漢字の“読み”がその実、表外読みであって次回の改訂時に常用漢字表に取り入れられることになったそうです。私は表外読みとは前回の漢検テストで出題された“太だ(はなはだ)”や前々回の“尚ぶ(たっとぶ)”など学ばなければ書けない“読み”だと思っていましたから、“全て”や“私”には打っ魂消てしまいました。(;;)
漢検準1級には必ず表外読みの問題が10問出題されますが、若し上記の二つが出題されたら誰もが常用漢字の読みに入っていると思って疑わないでしょうから、私は困惑してきっと正答できなかったことでしょう。(;;)
新聞や雑誌でも此の二つの字にカナが付いていたのを見たこともなく、ひょっとしたら漢字小委員会の連中も外部から指摘されて漸く気付き、周章狼狽したのではないでしょうか。此の類(たぐい)の漢字は他にも沢山ありますが、難しい漢字にばかり目を向けて易しい漢字の“読み”を顧みようとしない漢字小委員会の連中の不勉強さが目立ちます。いっそ漢字小委員会に現役の高校生など参加させたら刺戟になって彼等も少しは真面目に勉強する気になるかも知れませんね。(^^)
独立行政法人に『国立国語研究所』なるものがあるとか…どうせ税金の無駄遣いで作られた天下り法人かと思われますが、余程することがないのか医者が患者達に説明する医療用語が矢鱈難しいからと、言い換え語を作って手引き書を作成し、学会や全国の大学病院などの医療機関を通じて医療従事者に周知させることになったそうです。(;;)
然し熟(つらつら)考えるに専門用語は何処の社会でも必ず存在するものであり、同研究所が高い矜恃と権威主義のために医者の世界だけが平易な表現では患者に対等に見られては困るからムリに難解な用語を使用していると考えてのものかと私は思いました。
然し難解な医学用語も考えように依れば医者の言葉にナーバスになっている患者や家族に対しては却ってクッションの役目を果たし、医者同士やナース相手での会話では却って聴いている患者への隠語となって効果があるのではないかと思いました。
例えば余命6ケ月などとストレートに言われると誰もドキッとしますが、“予後半年”と医学用語で言われると幾らか柔らかく聞こえ、人と謂うものは半年で退院なのか?と良い方に解釈してしまうものです。実は裏口退院なのに…(;;)
同研究所では言い換える必要がある熟語として寛解(症状が落ち着いて安定した状態)重篤(症状が非情に重いこと)など13語を挙げていますが、確かに“寛解”は医学用語であって一般には使われない言葉ですが、“重篤”は医学用語でも何でもなく日常良く使われる言葉ですから、強いて言い換え語などで説明すると患者から“儂はそんなにバカではない”と医者が叱られるのではないでしょうか。
何れの社会でも専門用語がありますが、それは専門家同士で話したり書いたりする場合に用いるものであり、相手が素人だと専門用語を理解させるために噛み砕いて説明するに違いありません。それを医者に限って患者に“寛解”などと難解な医学用語を用いて話すとすれば、自らの意思を相手に伝えられないものであってそれを殊更言い換え語など作るとはおかしな話であり、どの医者でも“症状が安定してきましたね”と分かり易く説明していると思います。病気の問屋のような小生ではありますが未だ嘗て医者から“寛解”などと謂う言葉を聞いたことがなく、国立国語研究所もすることがないからと云って手引き書の作成とは余りにも考え過ぎではないでしょうか。
文科省さん、こんな行政法人は税金の無駄遣いだから早く解散させて下さい。
10年近く前大阪に“大和都市管財”なる胡乱な抵当証券会社があってイカサマな抵当証券を販売し、被害者の数が17000人被害総額1100億円とメチャ巨額で“第二の豊田商事”と謂われた事件を皆様はご記憶でしょう。此の事件は先月結審しましたが、最高裁は国に15億円の支払いを命じ、元社長には懲役12年の実刑が確定しました。
此の会社は元々詐欺を目的とした会社でしたから、如何して国が15億円も賠償せねばならなかったのかその理由は97年には実質破綻していた“大和都市管財”に対し大蔵省の近畿財務局がろくすっぽ調べもせずに抵当証券業務の更新を認めたために、4年越し詐欺容疑で探索していた大阪府警が立件を断念せざるを得なかったことが被害者を広げる結果となり、挙げ句その後3年で1100億円もの巨額詐欺事件に発展したものです。最高裁の判決の中では更新登録を認めた近畿財務局の無責任振りが厳しく指弾されましたが、当時業務の更新を認可した近畿財務局長以下関係者全員が何の処分も受けないのは訝しく、国が負担することとなった15億円は当時の近畿財務局の幹部役人が応分に負担すべきものであったでしょうが連中は多額な退職金と共にとっくに定年退職し優雅な年金生活者として天下り先などでのうのうと暮らしているに違いなく、その辺りは我が国の法がザル法である所以だと思います。毎日新聞の坂口記者は夕刊のコラムにて当時の財務局長の罪の重さは、大和管財の社長の罪にも匹敵すると書かれて居ましたが、私はこの社長より局長達の罪の方が遙かに重いと考えます。何故なら社長は少し欲のある人間を騙すのが仕事でありましたが、財務局長の仕事は騙す人間をなくすことが本分ではなかったのですか!それをメクラ判で抵当証券業務の更新を認可するなど財務局の組織ぐるみでワル社長に協力して被害者を無尽蔵に増やしたのですから、その罪は償いようのない程大きく日本の法律で裁けないのなら、せめて当時の役人達の住所氏名職名でも大和管財被害者の会に公表したらどうですか。男子門出すれば7人の敵が居ると謂われますが、17000人の敵では外出も儘ならぬでしょうが、豊田商事の社長のように窓を破って殺しに来る連中だって居ることをお忘れなく…(;;)
女子プロツアーも本年後5試合となりましたが、期待の橫峯選手初日ダブルパーの8を叩いたのが響き最終日必死に頑張りましたが及ばず5位タイと沈みました。
残るは4試合橫峯さくら選手は今期果たして優勝できるのでしょうか、愈々赤ランプが止まったようです。(;;)

執行猶予付き死刑とは何だ!


10月もあれよあれよと言う間に今週でお仕舞いですね。昨日から風邪を引いて体調最悪ではありましたが半年に1回のことであり、本日午後村野工業高校での漢検テストに行って参りました。熱に浮かされて思考能力減退のハンディを背負っての挑戦でありましたが点数は兎も角として何とか無事終了しホッと安堵して居ります。今回も準1級では会場での最高齢者だったようです。(;;)斜め前に今回も又違う坊やが一人受験しているので試験終了後声を掛けると平成10年生まれの10歳とか(^^)、うちの孫娘と同じ歳なのに愕きました。4級のテストも同じ時間帯に行われましたが、此方は殆どが中学生でしたから4年生の坊やは異彩を放って特異な存在でしたね。
会場の村野工業高校は男子校のため学舎の中が前回までの会場であった山手短大と比べてメチャ汚く、おまけに女子受験者の多い漢検のために1階のトイレは臨時で全て女子専用とされましたが、小便器ばかり多いために、他の時間帯では行列ができて試験開始に支障を来したのではと思った位でありました。(;;)
次回は来年6月受験(2月のテストは確定申告のためパス)となりますので束の間の微睡(まどろ)みとなりますが、その微睡みが曲者で油断すると此までの記憶脳の中身が根刮(こそ)ぎ攫って行かれますから、明日から矢張り例え一日10分でも20分でも漢字を書く習慣を欠かすことができません。
例年減っては来ていることは実感して居ましたが、今年は際だってトンボの姿を見ることが少なくなり、いつもは夏から秋にかけて路上を乱舞する秋茜(アカトンボ)がこの辺では殆ど見られなくなりました。産卵に必要な池や川のワンドなどがどんどん失われていることが原因だと悲しく思いますが、先日の早朝事務所の庭で秋茜が一匹睡んでいるのを偶然見付けました。色褪せて居て老境に入ったことが窺えましたが、そっと手を差し伸べると、逃げないで私の手にすっと移ってきましたから或いは死期の訪れを悟って飛ぶ力が失われていたものかと思ったのですが、写真を写して元の場所に戻して振り向くと居なくなっていましたから朝の散策の途中、優しそうな?老人への労りのタッチであったかも知れませんね。(^^)

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トンボは昔から幸せを招く女神と謂われていますが、我が国がここ数年来世界経済の荒波の中に翻弄されて居るのは、トンボが少なくなったことにも由来するのではないでしょうか。(;;)
文化審議会によれば社会生活でよく使われている漢字の目安となる常用漢字の改訂作業を平成10年の答申に向けて進めているようですが(何時まで掛かっているのか!)今回新たに古刹の“刹”脊椎の“椎”賭博の“賭”遡上の“遡”なども加えることとした案を纏めたようです。どうして上記の字が選ばれたのか知る由もありませんが、考えてみれば脊椎の“脊”だけ置いてけぼりはおかしく、賭博の“賭”にしても、私のエイトクはアホで“者”の間にチョンが入っていませんが、辞書では猪のように“者”にチョンが入っております。此は常用漢字になった字は全て其れまで付いていたチョンが省かれるようになったためですが、当然に常用漢字以外の字はチョンが必要であり忘れると×になります。従って常用漢字昇格と同時にチョンをも消し去ることになりましょうが、常用漢字になったからと今更字体まで変えられるのはどうかと思いますね。常用漢字と謂えば皆様は“繭”(まゆ)と謂う字をご存じでしょうか、繭は虫が糸になるからつい左が虫だと思い勝ちですが、事実は紛らわしくも左が糸で右が虫であって、ややこしい漢字であり、漢字が昔は右上から左下へと書かれていた名残かと思われますが、書き順が左から右へが主流となりつつある昨今漢検の受験生を悩ます処です。この字がさらっと書ける方は幾歳の方でも漢検2級は楽勝でしょう。(^^)一般の方は養蚕業も廃れた昨今こんな字が常用漢字だとは愕かれるでしょうが、何れも髄や虜などと同じく大威張りで2級の書取りに出て参ります。(;;)文化審議会も詰まらぬ字を常用漢字に降格させることばかり考えないで使われる頻度の少ない漢字を棚上げして常用漢字から除外することも必要なのをサボっているように思えてなりません。現在1945字ある常用漢字が2131字に増えるなんて受験生いびりも良いとこですよね。(;;)
先週新聞の片隅に小さく元北京副市長に執行猶予つきの死刑判決が下されたとありました。
此の男は在任中に北京市内の土地開発を巡って業者から賄賂を円価にして約1億円受け取っていたことが発覚したそうですが、役人のすることは中国も日本も変わりませんね。変わっているのは此の汚職事件に対して被告は裁判所で一審判決を受け、執行猶予2年付きの死刑判決を言い渡されたそうです。執行猶予付きの死刑とはハテ?聞き慣れぬ言葉ですが、2年後に死刑になることなのか、2年間罪を犯さなければ死刑が消滅するのか定かでありません。日本の考え方なら後者になりますが、残虐な中国のことですから前者も当然に視野にいれねばならぬでしょう。そして若し前者であるなら通常の死刑より遙かに過酷な刑となりますよね。何時執行されるか分からぬから死刑囚も生きて行けるので、余命が後730日から1日宛減って行くのを毎朝どんな気持ちで迎えられるのでしょうか。(;;)
社会保険庁がオンライン化以前の1986年より前にも改竄が多くあったとの第三者からの証言が先日民主党の会合で行われました。此の男性Sさんは78年から82年に掛けて都内の毛皮製品卸売会社に勤めていましたが、月額給与が実際には月額25万円程度であったのに社保庁で本年4月に受給手続きをした際、標準報酬月額が9万8千円と溯って引き下げられて居り、Sさんの当時の同僚数人に確認したところ同じ頃同じように引き下げられていたことが判明したとか…(;;)この不幸な方は82年に退職されて半年間に受給された失業保険は離職時の1日当たりの賃金が約1万円と明記されて居り此の書類を証拠にこの6月、総務省年金記録確認東京地方第三者委員会(何でこんなに長いの?)に記録訂正の申し立てを行いましたが、ナント!第三者委員会の担当者は失業保険が正しい給与を基に支払われて居ても年金保険も相応に天引きされたとは言い切れないと言ったそうです。会社が標準報酬の申告を誤魔化したのか、社保庁主導による引き下げだったのかは異論のあるところですが、溯って標準報酬を引き下げるなど会社が自発的にできる訳がなく社保庁の何らかの勧奨があったことが充分に頷けます。
第三者委員会などと尤もらしい名前を付けながら、その実厚労省の諜(まわしもの)なのか、或いは厚労省に恩を売っておこうと総務省が考えたものか、厚労省ではグルと思われてはまずいので総務省の名を借りたのか知れませんが、少なくとも第三者と名付けた以上民間の有識者(役人の言いなり)を除いた公募方式無作為抽選で委員を選ぶべきでしょう。
公的な書類で年金受給者の給与額が確認された以上例え勤務した会社に作為があろうとも、それを見逃した社保庁の罪の方が遙かに重く、年金は無条件に訂正されるべきでありましょうが、役人の世界には全く以て白々しい話もあったものですよね。
民主党さん喧(かまびす)しいばかりで普段は少しも頼りにならないけど選挙も近いことだし、今度ばかりは頑張って下さいね。(^^)
大阪北区の聞くも無惨な低速ひき逃げ事件は、引き摺った被害者に対する仕打ちが余りにも残虐だったため殺人事件として大阪府警が総力を挙げて取り組んで居り全国版の事件となろうとして居ります。愈々車も特定されようとして、確実に犯人の在処に近づこうとしているようですが、このドライバーは不幸にして信号の停止線を超えて止まっていたために、夜でもあるし信号が変わった後、前を横切ろうとした人を見落とし発進したものと思われます。信号の停止線の位置の意味を教えられた事件でありましたが、衝撃音を耳にしたドライバーが最初に考えたことは何だったでしょうか。恐らく酒気帯び運転の発覚を恐れての逃走であってそれが殺人事件にまで発展したものでありましょうが、ドーンと大きな衝撃音がこの人の全ての判断力を失う切っ掛けとなり、酔いが覚めた今となってはあの時如何して止まらなかったのかと日夜悔恨の思いに苛まれ迫り来る捜査陣に恐れ戦いていることでしょう。(;;)何れにせよ後悔先に立たずであり、皮肉ではありますがきっとこの人は今一番恐れている逮捕されることで、一人の人間として真から心の安らぎを憶え拘置所では熟睡の夜を迎えられるものと思います。然しそうなると代償としてこれまで築いてきた家族や仕事や全ての物を失うことになりますから、そんな風に考えるとこの人が自殺する可能性が決して低くないことが見えてきましたね。私自身だったらどうするのかなど考えていると一寸先も見えぬ“無明の闇”である人の運命の儚さをつくづくと思い知らされました。
今週の女子プロツアーであるマスターズゴルフは3年前私がさくら選手のサインを貰った想い出深いゴルフ場でありましたが、初日2日共に3位と好位置をキープしましたが、最終日ショットパット共に不安定で4位タイと沈み今シーズンの初優勝は叶いませんでした。(;;)

栄枯盛衰世の倣い


秋も段々深まって参りましたが、朝夕の冷え込みは風邪を誘発し兼ねず、おまけに今年は予防注射の効かない新型インフルエンザの登場とか、(;;)自然破壊による地球環境の悪化に伴って自然現象ばかりでなくあらゆる物が石油製品の残滓に冒されて行くように思えて成りません。世界経済の破綻も元はと謂えば、原油価格の人為的な操作により脆弱となった企業が企業基盤を再構築すべく債券市場へ虎の子の財産を注ぎ込んだ処でアメリカのバブルが弾けてサブプライム事件の登場となりましたから、どんなに大きな企業も一溜まりもありませんね。いいえ大きな企業ほど余裕資金を持っていましたから影響が大きいと思います。
日経平均は1万円台を割って8000円台と低迷し、1ドルも100円前後でうろうろ、其れも強い円なら兎も角弱いドルのせいとあれば日本も周章狼狽の体でありますが、選挙も近いとあって政府は消費者の保護とか小手先の小細工でお茶を濁し、実体経済の根源から目を背けて何もできずに立ち竦むばかりとは情けなくてなりません。自民党も党の行く末などより国の存亡が遙かに大切なことが分からんのか!
禿鷹軍団の一つであったモルガンスタンレーに9000億円出して救済すると侠気を見せた三菱UFJFGでしたが、此処に来て25ドルで取得予定のモルガンの株価が10ドルを割ってきたため慌てて普通株の取得予定を変更し、全額優先株に切り替え先週9000億円を振り込みましたが、幾ら優先株が配当金優先とは謂え、10ドルを割った会社に配当する元気があるとは思えませんし、第一優先株になると議決権が行使できないため役員一人送り込めず経営方針に介入できないため到底傘下に治めるどころではなく、或る意味社債権者のようなものであって社債権者なら決まった利息が得られますから未だマシであり、優先株取得は日本政府が金融機関救済のため大手銀行に対して自己資本比率を高めるために採った手法と少しも変わらず、それならアメリカ政府が採らねばならぬことを三菱UFJが代行したことになり、人助け(国助け?)も良いとこです。若し株価が回復しないと三菱UFJは致命的な含み損失を受けることになるでしょうから株主から高値掴みの責を問われて株主代表訴訟を起こされることになるでしょう。それはそれで三菱UFJ経営陣の自業自得ですが、此まで我が国がモルガンスタンレーから毟り取られた多額な不動産や株式の差益に加えて今回の救援策ですから、三菱UFJは世間から“盗人に追銭”と謂われても致し方がないでしょうが、三菱UFJはきっと経営権を握って彼等から法に触れないボロ儲けの方法を教わりたかったのでしょうね。若しそうだとしたら泉下の岩崎弥太郎氏が嘆いていられると思いますが、彼とて維新政府が通貨発行に際してインサイダー取引の魁(さきがけ)として巨利を得て日本郵船を創設した人物ですから因果は巡るであったと言えるのでしょうか。
神戸市も遂に来月から分別ゴミ有料化となるを受けて、先日事務所のあちこちを整理していたら、噴霧口が壊れたダニ退治の畳フマキラーが出てきました。何時購入したものか記憶になく容器の中は未だ液体が沢山詰まっているようで金属製のゴミにすると爆発の危険があるとか…(;;)処置に困って容器に記載されたお客様相談室に電話してみました。すると先方の係の方はとても丁寧な応対で“その商品は10年前に製造中止となっておりますので代りの商品をお送りさせて頂きます。当方からお送りする封筒で畳フマキラーをご返送下されば結構です。送料は此方で負担します”と言われ、恐縮してしまいましたが、電話を終わってたったの15時間の翌朝商品が届けられお詫びの手紙まで入っていました。ゴミに出せない代物なので畳フマキラーさえ受け取って頂けるなら送料此方負担のつもりで電話したのに、代りの商品の蟻フマキラーとオマケとして下駄箱の脱臭剤まで頂戴してしまったので、幾らお客様は神様ですと謂っても、其れは表向きの飾り言葉に過ぎず実際には消費者の権利の乱用である横暴を苦々しく思っているメーカーが多い中を10年も前の商品を引き取ってくれておまけに代りの商品まで頂戴できるとは日本には立派な会社もあるものだと感激と同時に愕いてしまいました。
此の会社は電池式の蚊取器の売れ行きが好調で殺虫剤業界では第三位に君臨していますが、最近では最大のライバルである業界トップのアース製薬が毒牙を伸ばし、持ち株を買い増し今ではフマキラーの筆頭株主となって自社の傘下に入れようと画策していますが、フマキラーは徹底抗戦の構えです。フマキラーさんどうか負けないで頑張って下さい。私も微力ながら少しですが株を買って応援するつもりです。“TOBが掛かっても売りませんから安心して下さい”と言いたい処ですが僅か1000株買った処で援軍にも何にもなりませんね。こう言うのを称して“田作(ごまめ)の歯軋り”というのでしょう(;;)フマキラーさんご免なさい<(_ _)>

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フマキラーの商品に同封されていた手紙の封書も便箋もB5判でしたから、役所の書類を初め殆どの書類が欧米に倣ってA4サイズにされている今懐かしい郷愁に浸りました。何せ10年前に購入したうちのFAXは既にB5サイズの設定が失われていますから、此の会社余程物持ちの良い会社か或いは“故きを温ねて新しきを知る”今時珍しい反骨の精神の持ち主である会社なんだと納得しました。(^^)
小さい街で起こった大きな出来事をお知らせしましょう。神戸市の端にある垂水の駅前に40年以上も古くからあるパチンコ屋さんがゲーセンなどを経て、今夏店を潰して雑居ビルにでもなるらしき大きな建物の建設着工となり工事は順調に進んで居りました。廃業の原因は其れまで立地条件の悪かった後発のパチンコ屋がどんな伝(つて)を辿ったのか、或いは市の条例で定められた垂水小学校からの距離が幸いしたのか、阪神大震災前の駅前再開発に乗じて上手く一等地であるレバンテ1階の表正面を獲得したせいで立場が逆転し客が取られたためだと思われます。先発の廃業で現在では駅の北側は後発の店1軒だけとなりましたから日曜日など10時開店の一時間前から客の行列ができる盛況振りでパチンコ業界衰頽の噂など何処吹く風の有様です。廃業したパチンコ屋さんの先代A社長(華僑の方)とは大昔2-3度お得意先の方の紹介でゴルフに行ったことがあり、10数年前に亡くなられました、自宅は店から徒歩数分の八幡神社の西隣の豪邸に住まっていられましたが、最近売却され今年分譲マンションとなってしまいました。二代目のAさんは顔も存じ上げませんが、私の家の坂の上に100坪の邸宅を構えられたのは30年ほど前のことですが、入口の大きなガレージには豪奢にもベンツにBMWと当時は高値の花(今でも?)高級車が2台並んで居て、パチンコ屋さんは良く儲かるんだなと感心すると共に、何時もジャンバー姿に自転車で店に来られていた質素なお父さんのAさんと対照し“親辛抱、子楽、孫貧乏”の俗諺を思ったことを今も良く憶えて居ります。
二代目のAさんが此の世界から撤退されたのは競争相手のためばかりではなく、パチンコ業界の趨勢を先読みされての転身であったのでしょうが、不幸の赤い糸(黒い糸か?)など何時何処から飛んでくるか分からず、大事を取って設計施工を依頼した中堅ゼネコン新井組(東証1部上場)がこともあろうに施主の一人である創建ホームズのマンションを建築中に同社が8月倒産し、代金5億5千万円が焦げ付いたために資金繰りに行く詰まり、新井組まで共倒れ倒産となって民事再生法申請となったものですが、全幅の信頼を置いた東証1部上場のゼネコンに建築半ばで工事がストップされ放置されては二代目とすれば将に青天の霹靂であったでしょう。(;;)

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建築中途の建物は新井組のものだし、着工時に支払った数千万円?の建築代金は一般債権となってAさんには先ず1%も返って来ずこの先一体どうなることでしょうか。素人考えでは建築中途の建物をAさんが管財人から買取り、他の工務店に工事費を払って続きの工事をして貰うことにでもせぬことにはどうにもならぬと思いますが、他人の工事の続きなんて5割増し位貰わないと誰だって厭がることでしょう(;;)
それにしても年商700億円の大会社が僅か5億5千万円のお金をメインバンクである三井住友銀行から調達できないなど、きっと新井組は創建ホームズの倒産を理由に虎視眈々と頃合いも見計らっていた三井住友に見捨てられての倒産であったに違いありません。
新井組はバブル最盛期に銀行に上手く乗せられて北摂道場付近でゴルフ場を建設しようとして600億円の赤字を出して当時の株価が16円まで下落したことがありましたが、未だその古傷が癒えて居なかったものと思われます。現在新井組は監理ポストで株価は一株僅か2円となりましたから再建は絶望であり倒産は事実上確定的ですが、一番悪い奴はきっと薄情な銀行でしょうね。
Aさんも二代目ですから苦労が足りなかったのか、その辺りの事情に疎いお坊ちゃんだったのでしょう。(;;)栄枯盛衰世の倣いとは謂えお父さんは泉下でどんな思いをされて居るでしょうか。(;;)
愈来週26日は漢字検定のテスト日となります。何時もの山手短大から会場が長田の村野工業高校に移されたので往復の時間が半分になりました(^^)。今度は果たして何点頂けるでしょうか?前回の点数さえ下回らなければ老人ボケが進行していない証明となりますので、合格不合格など度外視しての必死の挑戦ですが、何せ昨日憶えたことを今日忘れているので少しの進歩も見られません。憶えるには簡単な熟語も等閑(なおざり)にせず只管(ひたすら)漢字を書き続けるしか方法がありませんから、朝夕熟語を500字位書いてやっと20字位が記憶脳に留まって呉れるようです。(;;)“等閑”や“只管”なんて書取には覚え難い熟語ですが、ブログに使用することで記憶脳に留めようなんてさもしい魂胆をお察し下さい。(;;)
富士通レディースは橫峯さくら選手、初日5アンダー4位と好調な出足も2日目で躓き結局18位タイと沈んで優勝とは程遠い結果となり、私の期待を大きく裏切りました。(;;)
今シーズンも終盤を迎え平均ストロークトップで優勝なしとは橫峯選手も不運ですが、春先韓国ブスを相手に18番よもやの50cmを外して優勝を逸したのがトラウマとなったのでしょうか(;;)

名前の変遷、博から翔太へ


早いものであっと言う間に6月が過ぎ去ろうとして居ます。梅雨は未だ頑張っているようですが、湿度の高い日が続くので気分が優れず体調不良に拍車が掛かります。(;;)
待ちに待った漢字検定試験も漸く終わり次回のテストは10月26日となります。190点を目指して暫くは体力充電期間にしようと思って居ましたが、先日の新聞で来月の文部科学省文化審議会国語分科会漢字小委員会(長いなあ!)で常用漢字が188字も追加されるとか…(;;)殆どが準一級配当漢字なので安心していましたがよく見ると1級の配当漢字も22字が準一級を飛び越えて常用漢字に格下げになるそうであり、そうとなれば他人事(ひとごと)ではありません、早速22字とその字に関する熟語を憶えねばなりませんが、忌憚の“憚”や語彙の“彙”など結構難解な字であり余り使われないのにどうして常用漢字に選ばれたのか訝しく思いましたが、此の二つの字は他の昇格した漢字と異なり、これまで常用漢字の約束ごとであった字画構成が少し異なって居りそれをどう解決するのか問題として残されています。恐らく常用漢字の例に倣って憚の“ロ”二つが“戦”のようにチョンが三つに、彙の上部“タ”のような箇所が“剥”の左上部”ヨ“のように変えられると思いますが、これらは全て日本語の旧字体にチョンチョンチョンやヨが存在しなかったことを露呈しており、その昔当用漢字を制定する際に漢字を弄った文科省も今になってツケを払わねばならぬとはお恥ずかしい限りです。(;;)比喩の“喩”なども常用漢字になりますが治癒の“癒” (旧字体は兪“であり月の中の横棒がチョンチョンになっている”だった)も微妙に変えられるでしょうから、学生は別にして我々旧字体世代には再び受難の時が訪れる模様です。(;;)
常用漢字を増やすのなら此まで形式的に憲法などの条文に使われているからとの理由だけ使われもしないのに学生達を悩ませていた“爵” “璽” “虞” “繭” “隷”などの難解常用漢字を準一級か一級に格上げしたらどうなんでしょうか(;;)
今回の常用漢字の異動について一番喜んでいるのは今や最大の資格試験受験者数250万人を誇る漢字能力検定協会ではないでしょうか。発行している常用漢字辞典や級別各種問題集を改訂して売上が倍増することでしょう。常用漢字増加の見返りに漢字小委員会の各委員に漢検から多額の付け届けがされていたりして…(;;)
先日新聞で夏の高校野球兵庫県下のチーム紹介があり西兵庫地区33校の選手名(1校18名)が登載されて居ました。知っている者とて居ないのですが最近は個人情報秘匿で中々個人名などにはお目に掛かれない時代であり、はて?此の年頃の子供にはどんな名前が多いのかな?とざっと紙面に目を通して数えて見たのですが不思議なことに昔は多かった○夫とか○雄や実(みのる)や博(ひろし)が皆無であり、一番多かったのは“○太”で42名と全体の7%と他を凌駕して居り、2番目は”○平“で36名、北島康介選手のような”○介“或いは”○佑“は3番目で31名でした。此の子供達が誕生したのはバブルが弾けた平成3年乃至は5年ですから、その頃の大河ドラマの主人公にでも肖(あやか)ったものでしょうか、”翔太“や”健太“が多かったのも特徴的でしたよ。(^^)
名前ブームと謂えば50年前私が父親に勘当されて河内の八尾でミシンのセールスをして糊口を凌いでいたとき、その頃は個人情報など大らかな時代であり、悪智慧だけ働く私は、会社の方針である効率の悪い無差別戸別訪問を止めて、近くの碁会所(娯楽の少ない時代であり、その辺碁会所だらけだった)の主であった私は弟子達に頼んで近くの女子高の前年の名簿を手に入れ、卒業生(名簿上は在校生)の住所氏名を写して顧客名簿に利用し、同級生の方に紹介して頂いたとか適当に繕って家庭訪問をしたら、当時女性は20歳位で殆どがお嫁に行っていましたからミシンは花嫁道具として必需品であり、とても効率の良い方法だったようで多くの方から契約を頂戴し大阪支社で成績優秀者として表彰されたものです(^^)。その名簿に記された名前で一番多かったのがダントツに紀子であり、10%を優に超えていましたから、その当時“はて?”と考えて見たのでしたが、此の名簿に登載の女学生は昭和15年生まれの方が殆どでありましたから、容易に紀子の語源に辿り着くことができたのでした。若い方には到底解けぬ語源であったと思いますが、昭和15年は我が国の神武天皇即位紀元2600年に当たり、来るべき戦争に向けての国威高揚のために国を挙げて大きなイベントが行われましたから当時の国民の脳裏には誰も紀元の言葉が強く張り付いており、その辺から全国で紀子さんが大勢誕生したものと思われました。(^^)皆様の周囲に紀子さんのお名前の年配の方が居られたら15年生まれの確率は相当高いと思われますから“辰年?”などと婉曲に聞かれたら“如何してご存じ?”と愕かれるのではないでしょうか?(^^)
又、その名簿では殆どの方が“○子”さんだったこともよく憶えています。中に“ツ子”と云う変な名前があり、どう読むのか分からず、碁会所で棋力は弱いけど物知りの碩学泰斗の弟子に聞いたら“ツネ”と読むと教えられ、目から鱗でしたよ。(^^)
子(ね)は12支の一番目であり、時刻で謂えば午後11字時から午前1時を差しますから、此の女性はきっとその時刻に出生されたのでしょうね。(^^)
紀元2600年と謂えば、今でもそらで歌えますが、幼稚園の校庭で“♪金鵄輝く日本の榮(は)えある光、身にうけて、いまこそ祝へ この朝(あした) 紀元は二千六百年、嗚呼一億の胸はなる…♪”と奉祝国民歌“紀元二千六百年”を毎日唱わされたのは今から67年前のことでした。(^^)
【紀元2600年】
奉祝楽曲の作曲を依頼したアメリカからは断られ、イギリスは陰湿にもレクイエム(鎮魂歌)を送ってきたそうですから、昭和15年にして既に太平洋戦争は水面下で勃発していたのでしょうね。(;;)
北海道の滝川市で札幌までの通院目的でのタクシー代だと偽って1年間に2億円もの大金を介護タクシー会社とグルになって生活保護費として受け取っていた暴力団の組員とその妻に対し札幌地裁は25日詐欺罪などとして懲役13年(妻10年)とハンパじゃない厳しい判決を言い渡しましたが、肝腎の2億円に付いて市は返還の民事訴訟を起こした様子もなく、この暴力団夫婦は2億円取り得(どく)となったように思えますが、その辺が不可思議であり解せぬ処です。
生活保護の適用要件なるものは、かなり条件が厳しく神戸市なら月額53000円以上の家賃の住宅への入居が認められず、生活保護の金額も家賃相当額だけと極く少額であり、生活費の補助など全くなく、それ以外に手枷足枷の縛りがきついために容易に生活保護が受けられぬ仕組みになっていますが、滝川市の場合どうしてこんな法外な生活保護費が認められたのか想像を絶するところですが、思うに生活保護の担当者も直属の上司も相手が暴力団関係者だと気付き、断ってしまうと、夜道が歩けなくなることを恐れて、自分の金でないために脅されもしないのに言われるが儘に書類に判を付いていたものと思われます。然し役所と謂う処は決済印が少なくとも5つや6つ必要な筈ですから、更に上部の役人達が通常よりゼロが三つも四つも多い数字の書かれた書類に対して全くの盲判であったことが丸分かりですよね。今回の事件の被告は暴力団の夫婦二人とされて居ますが、此奴等よりもっと悪い奴等は公金を不正に支出されるのを黙認していた市の上部の役人達であり、夫婦から返還されないのなら市長以下関係者全員連帯して血税である2億円の生活保護費を市に弁償する義務があると考えますが、一体から滝川市にはオンブスマンは居ないのか!
予てから悪名高い阪神高速が05年の民営化に備えて企業会計原則に基づく会計システムを導入する際に、完全オーダーメードのスクラッチ開発を選択し、44億円(維持管理費として別に9億円)もの大金をNTTデータに支払っていたことが今回暴露され新聞紙上を賑合わせています。
システム開発費は首都高速が16億円、本四高速は2億円ですから阪神高速が如何に高すぎるかお分かりだと思いますが、我々会計人から見れば本四高速の2億円だって篦棒に高く、官庁会計ではなくなり一般の企業になった訳ですから会計ソフトについては、オービックの勘定奉行その他既存の市販ソフトは数多あり、此等パッケージソフトの内何れかを購入すれば高々数十万円の支出であり、既存ソフトが不満ならそのソフトを自社用に加工すれば1000万円以下で充分にシステム構築は可能であったと思います。それが如何してこんなに巨額なシステム費用になったのか、その隠された背後には国交省の伏魔殿のような天下り利権の存在があったに相違ありません。阪神高速は現在総額4兆2千400億円もの借金を抱えて50年までに完済の義務がありますから無駄遣いなどできる余裕がある訳なく、何れにせよ借金の返済処か利息の支払いすらでき兼ねるは必定です。従って今回のシナリオは全て国交省主導で描かれたものであり、返せぬ借金が40億円や50億円増えてもどうってことなく32年後には“どないでもしてくれ、嫁入りの晩や!”と開き直るつもりなのでしょう。それに事件の当事者とされる阪神高速幹部の人達には32年後は疎か数年後に多額の退職金を掠め取って退職し、天下り先の顧問として年金と共に優雅な暮らしの毎日でしょうから結局バカを見たのは巨額の血税を吸い上げられた我々国民だけだったことがよく分かりました。(;;)
日本の行政も役人も皆心底から腐り切っていて本当にダメですね!{%怒りwebry%}{%怒りwebry%}
全米女子オープン橫峯さくら選手は急遽の訪米であり、地元アメリカで暮らす宮里、上田選手とは大きなハンディを背負ってのゲームでありましたから予選突破は立派だと思います。
今日のプロミスレディースは弱冠20歳の有村智恵選手が14アンダーと2位に5打差を付けて初優勝し、今年に入ってから不動、大山と言った過去の賞金女王が一度も勝てずに17戦全て違った選手が優勝すると謂う椿事が起こっています。若手が台頭し愈々女子プロゴルフ界も戦国時代の様相を呈してきました。さくらちゃんも早く帰国して優勝選手の仲間入りをして下さいね。(^^)

続柄は“ぞくがら”と読むの?


昨日夏至を迎えました。今日から冬至に向かって少し宛昼間が少なくなるのかと思うと目の悪い私にとってはちょっぴり悲しい気持ちです。(;;)
今日は8ケ月振りの漢字検定の試験日であり午後試験場である山手短大に行って参りました。風邪が治らずに微熱続きで体調もイマイチであり、熱冷ましに額に“冷えピタ”を張っての形振り構わぬ挑戦でありました。知っている字が書けなかったりともどかしく、まるで知らない四字熟語の出題など悪戦苦闘でありましたが、今回から模範解答が後日送付となりましたから定かではありませんが自己採点では180点を僅かに超えたかな?の感触であり少し不満に思っています。(;;)
今週は裏庭のレタス畑に咲いた狂い咲きの秋桜(コスモス)をご紹介しましょう。文字通り秋の花が今月初旬に咲きました。秋植え春用のレタスが食べ頃になった頃にスギナのような雑草が一本が生えているので気にも留めて居なかったのですが、レタスの収穫が終わると同時に風通しがよくなったせいか、ぐんぐん成長し今では沢山花を付けています。(^^)

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傍らのレタスは秋用であり5月に種蒔きし先日移植しました。秋桜とレタスなんて風変わりな取り合わせですね。(^^)
梅雨も今週位でそろそろ上がってくれたら良いのですが、そうなると愈々真夏の到来となりますが、孟夏(夏の初め)となると何時も想い出されるのが1900年生まれの異端の俳人西東三鬼の名句『恐るべき 君等の乳房 夏来たる』です。衝撃的な俳句ですよね。戦争前それまでは同性に対しても異性に対しても乳房の大小を意識させることの少ない作りであった洋服や着物姿から、終戦後一転して女性達が姿態を露わにしノースリーブ姿での肉体を誇示する様に驚愕して詠ったものであったでしょうが、女性が長い忍従の世界から男女同権に漸く目覚め、やがては女性主導の時代の萌芽期が到来したことを意味した句であり、俳句の世界では何故か川柳との対比に於いて性のテーマはタブー視されていましたから、とても斬新な句に感じられたことを今もよく憶えております。
西東三鬼は昭和15年に新興俳句が治安維持法に触れているとかで特高に検挙され70日余の獄中生活を余儀なくされていますから、『おい、地獄へ行(え)ぐんだな…』の書き出しで始まる“蟹工船”の小林多喜二と変わらぬ経験の持ち主でありましたが、多喜二が拷問の末獄死したのに対し、生きて監獄を出られた西東三鬼が終戦後上記の句を発表の後、人が変わったように徐々に虚しさと寂しさに代表された句に変わっていったのは、戦前での獄中の体験が大いに影響していたのではないかと考えています。
北島選手の世界新記録を初め多くの水泳選手が英スピード社のレーザーレーサーなる水着を着用して日本新を叩きだしましたね。元々スピード社は我が国のミズノと提携して共同開発した“鮫肌水着”で00年シドニー五輪を席捲したことは我々の記憶に新しい処です。それがどうして今回ミズノが蚊帳の外に置かれたのか、陸上のシューズだけでなく水着でも日本の技術力は世界で図抜けていますから、何故だ!と不思議でならぬ処でありましたが、先日嘗てミズノで素材開発を担当された方が毎日新聞で述べて居られた処によれば、このLRなる水着は浮力が高くてまるでビート板の上で泳ぐようなものであり、“国際連盟のルールで水着に”浮力を付けてはいけない“と定められているためにミズノには違反水着だとの認識があって手が出せずに、英スピード社に名を為さしめたものであったらしく、連盟に浮力についての数値設定が明記されて居ない不透明な処を英スピード社に上手く突かれた如くでありましたが、兎角何処でも連盟とかの世界は伏魔殿のような処でありますから、英スピード社はその辺をしっかりと四方八方足固めと根回しをした上で生産工程に乗せたに違いありません。日本は技術力は格段に優れていても交渉事と外国語は大の苦手であり詰まらぬことで訴えられても勝った試しがありませんからもう少し政治家の権謀術数を見習うべきだったでしょうね。高い金を払って契約傘下にした北島選手にLRを着用して五輪に出ると公言されて世間の批判が怖くて反論もできぬのでは天下のミズノも嘗められたものです。(;;)と謂って日本がLRを開発し北島選手などが着用すれば直ちに浮力が付いていると国際連盟からイチャモンが突いて着用不可になったことは想像に難くありません。全ては正直者が馬鹿を見る裏社会のテクニックの巧拙が明暗を分かったものでしょう。
このLRなる代物は日本製の水着が着心地の良い編み物式であるに対して、縦糸緯糸(ぬきいと)を使った伸縮性の乏しい織物式である点が大きく異なっており、着心地の良いものは泳ぎ易いものだとの先入観が日本のメーカーを織物素材への参入を逡巡させたことも疑いのない事実です。実際このLRなる水着は締め付けがきつくて窮屈であり、着用に20分以上を要し、着ているだけで苦しくなるそうで弾力性がないため時折締め付けすぎて脇の下がベリッと破れてしまうことがあるようです。女子選手だと破れた拍子に何かがポロリ(水泳選手だからチロリ位?)と零れて写真週刊誌を賑合わせたりして…(^^)
先日住民票謄本を入手の必要があって垂水区役所の戸籍係に参りましたら、係員の女性から戸籍の記載の有無以外にも“ぞくがら”は要りますか?と聞かれ、“ぞくがら?はて?”と考えて続柄(つづきがら)だと察し、“つづきがら”もお願いします、と言ったら、再び “ぞくがらを入れますね”と念を押されてしまいました。我々の世代は60年も前に学校で“つづきがら”と教えられ漢検の試験でも“ぞくがら”は×の筈ですが、狭き門高学歴の地方公務員がこの程度の言葉を間違える筈もないでしょうから、今では“つづきがら”は読み辛いので重箱読みの“ぞくがら”でも良いことになったのではないかと思い、帰宅後広辞苑を紐解くと案の定続柄(ぞくがら)は”→続柄“つづきがら”へと書かれており、このパソコンのエイトクでも“ぞくがら”を続柄と変換できますから漢字の読みも柔軟になり時代も変わったもんやなあと愕いたものです。ついでに辞典を調べてみると昔は重複(じゅうふく)と読んで先生に怒られた重複(ちょうふく)も、今では重複(じゅうふく)が一人前になって居り魂消ました。(;;)重複は重複(ちょうふく)が呉音読みで重複(じゅうふく)が漢音読みとなります。明らかに漢音読みは誤りなのですが、そこまで生徒を追い詰めると誰も国語を勉強しなくなるのを恐れて文科省が少し宛手を緩めて慣用読みの世界を広げて居るのかも知れませんが、パソコンの変換ソフトも悪く、どんな読みでも変換できれば良いと言うものではなく、これ以上日本語を乱れさせないためにも文科省も日本語ソフトも誤読には毅然とした態度を貫いて頂きたいと思いました。
何時だったかNHKの土曜ホットリクエストで中学しか出ていない元漫才師の海原さおりさんが“風情”を“ふうじょう”と読んで佐藤誠アナに”ふぜい”だと訂正されて恥を掻いて居たことがあり、中学出の方には原稿にカナ位振って遣れないのかいな可哀想に…と本欄で取り上げたことがありましたが、念のために新潮国語辞典を見るとナント!はっきりと”風情“(ふうじょう)と書かれ(ふぜい)と同じ意味だと注釈まで付いており、広辞苑でも風情“(ふうじょう)は”景色、おもむき、ふぜい、と書かれておりぶっ魂消ました。佐藤アナは私同様“ふうじょう”は誤読だと信じていたからこそ、本人のためそして番組終了後殺到するであろう視聴者からの抗議に備えて敢えて生放送上で窘(たしな)められたものでしょうが、実は“ふうじょう“も慣用読みでどっちでも正解だなんて洒落にもならず漢検協会もこんなことでは採点に収拾が付かず困ってしまうでしょうね。
我々の小学生時代3.1416だった円周率を3(最近やっと3.14に戻った)にしたのは阿呆な文科省の方針でしたが、誤読を慣用読みとかこじつけて正解に取る込む現在の教育手法は少し行き過ぎの感があり正しい日本語は一体何処へ行ったのかと訝しく思います。大臣や国家議員が国会答弁で必ず間違える早急(さっきゅう)を(そうきゅう)くらいは世間の風潮だから仕方がないとしても、その内悪役(あくやく)まで“ワル役”で正解となる日が近いのではないでしょうか。”漢字もそこまで落ちぶれたか“と泉下の白川静先生の歎きのお声が聞こえてきそうです。(;;)
処が熟語についてその昔に定められた正式読みについては我々も知らずに居たものが圧倒的に多く正式読みだと信じて疑わなかった熟語の読みが実は慣用読みだったことを下記のネットをご覧になってきっと“目から鱗”の思いをされた方が多いのではないでしょうか(^^)
【慣用読み一覧】
大昔の正式読みと謂っても戦前辺りではなく、明治は基より平安室町江戸時代の大古のことでしょうから、時の移り変わりで我々の知らぬ内に今では漢検テストで×にされる正式読みが少なくないように思います。どうしてって漢字検定協会発行の漢検辞典に慣用読みしか記載されていない熟語が殆どですから、慣用読みを正解にしないとおかしいですものね。いやはや漢字は難しい!!
今日の女子プロゴルフは横峯さくら選手来週開催の全米オープンのためにお休みでした。(;;)さくらちゃんの出ない試合なんて見る気もしないのでこちらもお休み致します。それより復調の兆しの見える宮里藍選手は上位に食い込めたでしょうか?

女性は主婦ではない


五月は後半になる程雨が多くて気温が下がり気味でありGWの期間が一番暑かったような気がします。先週の月曜日などは雨で台風が近づくなどと言われて肌寒く、何時もは開けている事務所の窓を閉めないと冷たい風が身体に沁みる位でしたが、灘区青谷の松陰女学院では他所より早く第三の月曜より制服が夏服に変わることが近年恒例となったそうで、19日の夕刊に通学路で半袖となった学生さんの姿が写真まで載っていましたが、夕方から驟雨となり気温も随分と下がりましたから、松陰の女学生さん達きっと粟肌(とりはだ)を立てて風邪を引いた学生も居られたのではないでしょうか。(;;)校則も少しは柔軟に取り扱わないと風邪から肺炎にでもなられ父兄が強い昨今学校が訴えられでもすれば窮地に追い込まれますよ(;;)先生だけセーターなど着込んで居たことが裁判の焦点になったりして…(;;)
大阪の “ユービー” とかの不動産会社が数十件に亘って賃貸マンションの階層の水増しをしていたことが発覚し大阪市の杜撰な審査が明るみに出て参りました。分譲マンションでなかったことが不幸中の幸いでありましたが、この事件は“ユービー”の建築したマンションの一住民が天井の低いことや壁の薄いことに気付いて市役所を訪れて役所の図面が9階建てであるのに実際は11階まであると証言し、担当者と実地検分まで行い2階を勝手に追加した違法建物であることを市は確認しながら、市はその後何の対応策も講ぜずに放置し、メディアの出馬に慌てた市は“報道機関の指摘で初めて知った”と虚偽の説明をしていたそうですから全く怪しからん話であり、一体監督官庁と謂うものは何のためにあるのか訝しく思いました(;;)が、大阪市も違法な階層の確認はしながら何らの是正命令も出さずに荏苒と放置していたことは業者と市の住宅局の役人が癒着していたとしか思えず、癒着の事実がないのなら事態はもっと深刻であって住宅局は月給泥棒であり、何も仕事をしないのならこんな局はない方がマシで閉鎖すべきでしょう。斯くなれば市の財政難と闘っている平松市長の英断を待たねばならぬのでしょうが、こう云う事件は兎角“忙しかった”とか“今度調査する予定だった”とか言い逃れて誰も罪人にならぬのが常としたものですから、一度前例を作って彼等を処罰してやれば何処の自治体も慌てて真面目に仕事をするようになるのではないでしょうか。{%怒りwebry%}
今回は幸いにもメディアの知る処となったために市も仕方なく重い腰をあげることになりましたが、此は何も大阪市に限ったことでなく、何処の市町村でも当たり前のように行われていることです。うちでも近くで阪神淡路大震災のために家屋が全壊した三角の跡地30坪に立てられた建て売り住宅(ナント!2軒も)が建築申請時に市に出された図面の写しを知り合いの不動産業者から偶然見せて頂き、完工した建物が図面とまるで違って広くなっているのに気付いて、明らかに建蔽率に違反した家屋であることから、神戸市の住宅局に電話して文句を云った処、住宅局の係員がどう言ったと思われますか?“できてしまったものは仕方がないんじゃないですか?できる前に言って貰わないと…”この回答にはアホらしくて二の句が継げませんでしたが、できる前に分かったら神様じゃ!建築基準法を護らねばならぬ役所がこんな杜撰なことでは欠陥住宅が続出して当たり前ですよね。阪神淡路大震災の地震災害が起こった背景には自治体が黙認したこんな欠陥住宅も原因の一つとして数えねばならぬのではないかと思ったものでした。(;;)
大正6年に創刊され90年以上の歴史を持つ女性向け月刊誌“主婦の友”が遂に今年の6月号を以て苦渋の休刊(実際は廃刊だけど格好が悪いので…)をすることとなったと毎日新聞が報じました。女性が主婦ではないことを宣言したものであり、大きな一つの時代の終焉を迎えたのでした。此の大手の出版社は20冊もの女性向け月刊誌を発行していますが “主婦の友”が社名でしたから横綱だけ転けたのでは皮肉な話ではありましたが、当初はインテリのイメージの強い“婦人”に対して中産階級である奥さんの雰囲気を“主婦”と位置づけての登場は時代の流れにも上手く乗って好調だったようでしたが、戦後復刊してからウーマンリブが叫ばれるようになって事情が変わり、何時とはなく“主婦”や“婦人”の言葉が働く女性のイメージと齟齬をきたし、更には婦人の婦や主婦の婦は“帚(ほうき)を持つ女”であって女性蔑視だとの牽強付会を唱える似非学者まで出現してきては徐々に衰頽する他なく、電化製品や既製服の誕生によってお掃除や裁縫に明け暮れて居た主婦の日常生活を大きく変貌させたこともあって余暇を働くことで生活の質を向上させたいと考えるようになった女性が少し宛増加し、昨今30歳代の3分の1が未婚女性となった時代の到来と共に“主婦”の言葉が読者に共感しなくなったことが原因ではなかったかと思います。
それが証拠に主婦の友を筆頭に婦人や主婦のネーミングを持つ4大誌の内86年から93年にかけて休刊した婦人倶楽部、主婦と生活、婦人生活は、内容より雑誌の題名によって淘汰されたとしか思えず、今や生き残っている雑誌は女性の言葉すら使われずレタスクラブやアンアン、オレンジページなど女性誌のタイトルとは異質なものに変貌していることに気付かされます。昨年だったかベストセラーにまでなった“さおだけ屋は何故潰れないのか”は公認会計士の書いた会計学の教科書のようなもので中身に忠実な題名では100部も売れれば良いとこでありましたが、出だしの一寸した小話をネーミングに使うことでベストセラーにまで変身できることを立証しましたから各出版社も中身は扨(さて)置き、書籍や雑誌の題名に神経を使う時代となりました。(;;)
“主婦の友”は創刊が大正の初期であり、当時は“女に学問は不要であり害あって益なし、女は男の従属物だ”とする男の都合の良い理窟が罷り通って居ましたから、都会の中流階級以上の方を除いては女性は未だ文盲の方が多く、女性をターゲットにした月刊誌の誕生は将に愕き以外何物でもありませんが、それでも大正6年の創刊号には新渡戸稲造の『夫の意気地なしを嘆く妻へ』と題した評論が掲載されていますから、平成の此の時代に発表されても充分に通用したのではなかったかと考えたものでありました。(^^)
私が生まれる1年前である1934年新年号は発行部数がナント!108万部に達したそうですが、この辺りの時代は憲政党初代総裁で内閣総理大臣であったライオン宰相こと浜口雄幸が31年に暗殺され人民不在、軍部中心の政治に変革されようとしていた経済不況の真っ直中でありましたし、明治から大正初期に生まれた進歩的な女性達が萎える男達に失望して女性蔑視の世界から脱却を志してのことではなかったでしようか。当時の主婦達が表面的には夫への絶対服従を粧いながらその実、夫が妻の掌(たなごころ)の内で自由に操られていたのは“主婦の友”の巡らした謀(はかりごと)であったのかも知れません(^^)。そして昨今主婦の絶対服従など笑い話となり、天下晴れて夫を自在に操れる世の到来となっては“主婦の友”の存在理由がなくなったのも皮肉なことでしたね(;;)
懐かしい昔を振り返るべく最終号となった“主婦の友”6月号を買い求め(恥ずかしいので女子職員に買って貰った)90年余の歴史を振り返って見ましたが、創刊以来の代表的な表紙が多く載せられており、表紙を飾った麗人が又懐かしくその時代を代表する美人女優総捲りであって“主婦の友”の表紙に登場することがその当時の一流女優の条件の感がありましたから表紙掲載の依頼を断った女優さんは誰一人居なかったのではないかと思い、淡島千景、八千草薫などの昔懐かしい笑顔に接し走馬燈のように巡る若かりし日の想い出に浸った一刻でありました。(^^)

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女子プロツアーブリジストンレディースは我等が橫峯さくら選手今週もスコアが伸びず先週同様7位タイ(;;)に終りましたが、考えてみれば此の大会はさくら選手昨年の優勝者であり出場が義務付けられて(不出場は罰金とか(;;))いるため已むなくであったでしょう、来週はお休みしましょうね。男子プロは谷原選手の余裕の勝利でありましたが、石川遼くんよもやの3週連続の予選落ちでありギャラリー視聴者共にがた減りでしたからスポンサー泣かせでしたね。(;;)
一方大相撲では貧困の国ブルガリアの琴欧州が来日以来6年掛かって初優勝しました。来たときは何も話せずに身振り手振りの会話からのスタートだったそうですから日本流に謂えば丁稚奉公宛(さなが)らであったでしょうが、どんなに辛くても唯々両親への生活費を送るために兄弟子達の鉄拳にも堪えての懸命の土俵生活だったと思います、よく我慢できましたね。我が国でも戦前はどの子供も親兄弟の喜ぶ顔を瞼に浮かべて懸命に丁稚奉公に励んだものでしたよね。琴欧州関本当におめでとう(^0^)/

蛙の引っ越し


5月も半ばを迎え寒かったり暑かったりと気紛れお天気の1週間でした。
庭のピッピ豆(鴉豌豆)も寒さで生育が遅れ実が熟すのが連休前後と読んでいたのが大幅に遅れ漸く先週辺りから実が丸みを帯びてきたので毎日10ケ程孫娘に学校に持たせてやって居ますが、彼女も漸く鳴らすのが上手になり友達と競い合って鳴らしながら登校しています。でもお母さんに笛を作って貰っているため、未だ先生の前ではピッピ笛の製作ができないとか…(;;)
3年前に孫達がキャンプに行ったときに捉まえ持ち帰った小さい雨蛙を庭へ放してやったことがありましたが、数回垣根などに上ってキョトンとして日向ぼっこをしていたのを見掛けたきり、誰からも忘れ去られて(;;)居たのでしたが、先日突然庭の紫陽花の葉っぱに乗っかって居るのを見付けました。(^^)3年前とは随分身体が大きくなり逞しくなって居ましたが、住宅街のド真ん中に雨蛙がそうそう居る筈もなく間違いなく3年前の雨蛙だと思いました。風雪を凌ぎ環境や食べ物で苦労を重ねたことでしょう(;;)緑色の膚も色褪せていましたからもう老境に入ったのかも知れません。雨蛙に口がきけるなら何処でどのような歳月を過ごしていたのか聞いてみたいと思ったものです。紫陽花の葉の上では餌にありつけそうもなくメチャ痩せこけて居ましたのでヤブ蚊の多そうな蛇イチゴの葉っぱに乗せてやりました。(^^)

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確認の術(すべ)もないようですが、死者5万人とか10万人以上とか…(;;)中国奥地の大地震は未曾有のものであり、阪神淡路大震災の32倍の規模だそうですから我々の想像を絶するものであり不運にして被害に遭われた方々には申し上げるお見舞いの言葉も見付かりません(;;)が、耐震構造に乏しい建造物の多い地域ですからその被害はミャンマーのサイクロンと変わらぬ凄まじいものであったでしょう、大地震の渦中となった地域は、中国政府軍に迫害され世界の心ある人達から憐憫の念で救済を待たれている少数民族であるチベット人の居住区周辺だそうです(;;)から中国政府はこれ幸いと放って置きたい処でしょうが、世界中が注目していることだし渋々救助部隊などを送るなどしているようですが、取り敢えず助かった住民達が直ちに必要としている水や食糧は二の次となって居り、救助活動は表面的なもので終わるのではないでしょうか(;;)温家宝首相が現地入りして被害対策本部とやら設けた様に報道されて居ますが、余震が断続する中をヘルメットも防御服や防塵マスクの着用もしないで人民服のスーツ姿での被害者慰問の映像は如何様にも訝しく、被害地域外でのTV撮影をさも被災地の現地で撮影した如く世界中に流している映像であり、彼等のやりそうな騙しのプロパガンダでなかろうかと考えて居ます。(;;)
北京オリンピックのための聖火リレーも中断しないそうで、中国政府の人命軽視の態度には中国人の中からも非難の声が溢れて居り呆れ果てるばかりですが、元々中国や北朝鮮の指導者になるには赤い血が流れていては成れないのでしょうね(;;)
明日は我が身と謂いますから同じユーラシアプレート上にある我が国も何時大地震に見舞われても不思議はありません。大阪直下型地震の到来で被害総額は74兆円とか、何処からこんな金額が出たのか分かりませんが、大切なのは被害金額より人命ではありませんか。一番恐ろしいのは火事ですから、此に備えて何は扨措き我々も中国の大地震を他山の石として真剣に地震対策に望む必要があると思われ例え亡羊補牢と云われようとも公園などの植林に励まねばなりませんが、聞けば中国では大地震の二日前に数万匹の蛙が大移動を始めたそうですから、地震研究者達も此からは鯰でなく蛙の動向に注意を向けて頂きたいと思いますね。及ばずながら私も庭に棲息する数匹の田蛙が引っ越しをしないか毎日見守ろうと思って居りますが草叢の何処にいるやも分からず、鳴き声だけが頼りですから骨が折れそうです(;;)
然し熟(つらつら)考えてみるに今回起こったミャンマーのサイクロンにしろ中国の大地震にしろ、その遠因は世の人々が地球温暖化への対策を口先ばかりで蔑ろにし、更には地球の各所を環境破壊のゴミ捨て場にして上辺だけ繕ってきたことに対する神の怒りではなかったでしょうか。{%怒りwebry%}
毎週毎週暗いニュースばかりで此の儘ではサブプラ問題で混乱して居るアメリカに引き摺られ、金融界の不安とガソリンや小麦粉を初めとする諸物価の高騰のために、漸く安定期に入ったと思われた日本経済が再び混乱の坩堝に転落する日が近いのではないかと気掛かりでなりません。
そんなとき先日ふと目に留まった日経新聞のコラム“明日への話題”でアメリカ人が“終戦後日本が必ず復興し立ち上がると信じていた”とのエピソードが紹介され久し振りに心暖まる思いがして昔を想い出し涙が滲む思いでありました。それは国際交流基金が日米各界の代表を集めての評議会の席上で隣り合わせたジョージ元ハワイ州知事が本稿コラムニストに選ばれた五十旗頭真防衛大学学長に語られたものでありましたが、終戦の昭和20年暮れ占領軍の将校であったジョージ氏が有楽町の街角で靴磨きをして貰った際、寒風の中を小柄な少年が一所懸命心を籠めて磨いてくれたのでお礼に進駐軍の食堂で白いパンを二つに割って中にバターとジャムをたっぷりと塗り込んで少年にプレゼントした処、少年はとても喜んでその儘ポケットにパンを大切にしまったそうです。“どうして食べないの?”氏の質問に少年は“家には妹が居るんです”年齢を聞くと“三歳です、まり子といいます”少年は七歳だったそうです。ジョージ氏は甚く感銘を憶えて吹き荒ぶ寒風の中を着のみ着の儘空腹の少年が、手にしたご馳走を自分で食べずに妹に与えようとする。靴磨きをして妹を育てようとするこれが七歳の少年のすることだろうか、世界の何処の少年がこんな風にできるだろうかと甚(いた)く感銘を憶えられて、富士山のよく見える焼け野原の東京はモノとしての日本は消滅したが日本人の精神は滅んで居ないのではないか、底辺の一隅の少年があんなに立派に振る舞えるのだ。日本はこれで終わらない必ずや甦るとジョージ氏は確信されたそうです。(^^)七歳といえば小学校一年生ですから、ものの理窟も充分に理解できない年齢ではありますが、家族を思う心だけは戦火で亡くなったであろう両親から立派に受け継いでいたものと思われ健気に妹を育てながら懸命に生きて行こうとしていたのでしょう。
ジョージ元ハワイ州知事が終戦当時に日本語を話せたとは到底思えず此の少年との会話は少し出来過ぎの感がありますが、そんな些細なことは別にしても感動に値する寓話でありました。(^^)
明治、大正、昭和初期と我が国は随分と貧しかった分、家族が寄り添って助け合いお互いが力を併せて生きてきましたから、親は子に飢もじい思いをさせぬために朝星夜星の下に懸命に働き、子供は製糸工場へ女工に行かされても、お店(たな)に丁稚奉公に行かされても給金で少しでも親や弟妹に楽をさせられたらと五年の年期が明けるまで歯を食いしばって努力したのが我々の少年期でありましたから、この靴磨き少年の心情もその当時の我々にとっては当たり前のことでありましたが、個人主義に徹した異国の方には奇異な感に打たれたのではなかったでしょうか。毎回言っていることですが、戦後朝鮮事変が勃発しての特需景気以来、何時とはなく私達も心より物中心の生活に変貌し、その後も家族を中心とする考えが少し宛失われ、今では日常茶飯事の如く子が親を殺し、親が子を殺す情けない国に成り果てましたから、ジョージ氏も若しご存命ならきっと呆れ果てて居られることでしょう。(;;)
昔から“衣食足りて礼節を知る”或いは”貧すれば鈍す”とも謂われてきましたから、物が豊富になることと心が豊かになることとは本来並立すべきが理(ことわり)であった考えますが、昨今の日本人はものが豊富(本当に豊富なの?)になるにつれて心が貧しくなり家族の絆が解(ほど)けてきたように思えてなりませんが、実の処はどうなんでしょうか?
昭和の陽明学者安岡正篤先生の戒めの言葉『名を成すは毎(つね)に窮苦の日にあり、云々』では人間は畢竟弱い存在であり、自ら逆境に住みたくないからこそ、外部から否応なく厳しい環境が与えられることが必要ではないかと謂われるものでありましたが、日本が戦後高度成長を成し遂げることができたのが、我々の世代及びそれ以前の日本人が幼年期から青年期に掛けて窮苦の日々を送ったことが“艱難汝を珠にす”の格言通り我が国の高度成長期を支えてきた原動力ではなかったでしょうか。悲しいことに逆境に育った経験を持たない次世代の日本人が窮苦の日々を知らぬばかりに安寧を貪り身心の陶冶を忘れ我が子にまで裏切られるようになったのは自然の理(ことわり)であったものでしょう。現在我が国の少年少女の中であの靴磨きの少年の志の万分の一でも有した者が果たして幾人居るでしょうか、居なくて当然でしょうね。彼等は悲しいことに貴重な逆境を体験することなくぬくぬくと育った人達であり、皮肉な表現ではありますが“不運な環境を共有した境遇”の持ち主でありました。『名を成すは毎(つね)に窮苦の日にあり』将に名言であります。
13日に北海道で有名な夕張(破産して財政再建団体入りで一躍有名になった)メロンの初競りが札幌の中央卸売市場で行われ、ナント!二玉(3.9kg)が2500円ならぬ250万円で札幌市の卸売業に競り落とされ近くの直営店の店頭で一玉125万円で並んだそうです。昨年は200万円一昨年は80万円と高値が続いているそうですが、こんな高いメロンを誰が口にするのでしょうか。恐らく直ちに東京へ空輸され築地の高級料亭でデザートとして政治家や官僚の皆様がスポンサーの各企業からのお呼ばれで話題作りに貢献することでしょうが、125万円のメロンへの招待のお声掛かりはメロンの価額の問題ではなく、自らが1流人であることの証拠付けでありますから、誰もが万難を排して駆け付けて、爾後あちこちでメロンの話をしては自らのステータスを誇示されることでしょう。(^^)福田総理だけ呼ばれなかったりして…(;;)
先週の答え
『(巳)ミ、シは上、(已)ヤム、イはスデに半ばなり、(己)オノレ、ツチノト、コキ下に付く』
左の縦棒の位置を言ったものですが、普段は誰も適当に書いていますよね。
巳(準1級)已(1級)己(5級)の配当漢字でした。少し難しかったでしょうか。オノレ、ツチノトがヒントであり此で分からなければ先ず迷宮入りでしょうね。(;;)
実(げ)に旧制中学生の国語力に感心すべきですが、逆に現代の我々の無知を嘆くべきかも知れませんね。(;;)
今週の女子プロゴルフ福岡で行われたヴァーナルレディースは、我等がさくら選手今週位休むと思ったのに疲労も顧みず出場し、7位タイは残念でした。(;;)少し休養して身体を解(ほぐ)さないと、若いからと無理を重ねていると今年は1勝すら覚束ない気が致します。(;;)

母親の顔が見たいよ


小さいGWの喧噪も終わって4日が過ぎれば漸く普通の生活に戻りましたがGWと打って変わった寒い週末でしたね、もういいか…と春物をクリーニングに出した矢先だったので着る物に困り冬物など引っ張り出して逆に汗を掻き風邪を引く始末でした(;;)。皆様はGWを如何してお過ごしだったでしょうか。私は先週のブログでお伝えした通り漢字の勉強と気晴らしの庭の雑草の手入れに明け暮れて居りましたが、職員の居ない事務所では緊張感が保てず反って勉強に集中できないのも困ったものでありました。(;;)矢張り勉強には習慣で執務時間を離れた早朝と夕刻が適しているように思いますが、夕食後はネットの囲碁を1局打ってからと決めていますので相手の長考でどうかすると終局が7時半にもなり、入浴時刻が迫りますのでそのときは潔く机上での勉強を諦めますが、未練がましく蒲団に入ってからの勉強となり就寝時間が11時にもなって身体に良くないので何とか生活のパターンを変えたいと考えて居ります。(;;)

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事務所の玄関先に植えていた昼咲き桃色月見草が先日開花しました。(^^)皆様からは雑草としか見えないでしょうが、この花は昔から私の好きな花の一つです。秋に根を起こして鉢植えにして室内の窓際で暖かい冬越しをさせたため早期の開花となりました。(^^)この月見草は花の種類で謂えばゴデチャや夕化粧など“あかばな科”に属します。そしてその“あかばな科”の植物の葉っぱが大好きな黄金虫の小さいのが庭に沢山棲息して居て葉っぱが大きくなる頃に土の中から孵化して食害するのが頭の痛い処です。葉に止まっているのを捉まえようとすると瞬時に遁走するし、葉と同時になら捉まりますが葉まで潰すことになるので今年は知恵を絞ってメダカ用の大きめの網を買ってきて、片方で網を受けながら片手で葉全体を網の方に揺すってやると面白いように虫が網に入るので、現在の処被害は最小限で終わっていますが、少し油断していると葉っぱを網の目に食い荒らされるので一日数回巡回することにして居ます。(;;)
漢字の問題集を解いていると、『どこにでも(こうざ)している女学生が多い』の( )内を漢字で埋める書取の問題など最近では今風の面白い出題が出現して愕きます(^^)。漢字は兎も角文章で皆様は答がお分かりになったことでしょう、そうです。正解は(尻坐)でしたが、一体から尻坐の定義は横座りなのか、両足を前に延ばしているのか膝を立てているのか詳細が知りたくて辞典を紐解きましたが、漢検辞典にも広辞苑にも最近購入した新潮国語辞典にも(尻座)が登載されていないのには愕きました。胡坐(あぐら)は正座の一種ですから辞典にちゃんとあるのに尻坐がないのは訝しく、熟(つらつら)考えるにどうやら女学生達が電車の中などで床に座り込んでお化粧をしたり、菓子パンなど食べて居る風体(ふうてい)から最近作られた言葉らしく、お尻が床に付いていれば足の位置は何処でも良くて胡座(あぐら)以外の状態を謂うのではないかと考えました。(;;)一昔前なら凡そ誰にも想像が付かず、気が狂(ふ)れているのかと思える程、恥ずかしく不作法な様(さま)でありますが、昨今そこらここらで当たり前の光景となりましたから情けなくて涙が出ます。問題が女学生と限定されているのも何やら可笑しく世の中礼儀作法に無頓着でド厚かましい女性上位時代の萌芽期が到来したように見受けられて、末(うら)悲しい心境になりますが、こんな子供を持つ母親の顔が見たいものです。
昔から子は親を見て育つと謂いますが、優先座席を荷物置きに二人分占領して私の乗車を知って慌てて狸寝入りをする小母さんや、人前で口に手も当てないで欠伸などしている小母さんに遭遇すると、尻坐している女学生との母子関係が連想できますから何やら納得できそうですよね。(^^)
先月千葉県の公立高校で入学金を持参しなかった生徒二人を入学式に参加させず二人の生徒はそれぞれ会議室と教室で式の40分間待機させられ一人の生徒は式終了後に母親が入学金を持参し、もう一人は午後5時に母親が一部を持参して何れも校長から入学を許可されたとか…抗議を受けた何時も乍ら事なかれ主義で愚かな教育委員会は“已むを得ない判断だった”と歯切れの悪い回答に終始して居ますが、親が後で払うと言っているのですから担任の教師が二人の入学金を立て替えるか学校に証文を一札入れることでこの二人を入学式に出席させることは容易だったでしょうに、それすらできなかったと謂うことは入学式のセレモニーも学業の一環でしょうから、セレモニー出席に相当するお金を幾許か生徒達に返却すべきがスジと謂うものではなかったでしょうか。義務教育ではないことを強調したつもりであったかも知れませんが、私学でもない公立高校の入学まで“先ずお金ありき”では教育委員会のお里が知れますね。さすれば授業料の未納者には持ってくるまで授業に出るな!とでも言ったらどんな大事(おおごと)になるでしょうか。入学式も授業も同じ教育の一環ではありませんか。今回の事件は生徒達の不信感を増幅させるばかりであったことでしょう。沢山の先生の中で一人でも“私が立て替えるから入学式には出席させてやって欲しい”の言葉が出なかったのは生徒を思い遣らない教育現場の荒廃を垣間見た思いでありました。全国各地で給食費が払えない児童に恥ずかしい思いをさせないようにと安月給から身銭を切っている若い先生が多い中を子供の気持ちに鈍感で薄情な此等の先生達には呆れ果てますね。千葉県も大阪府を倣って教師の給与を10%カットしてやったら?
船場吉兆の食べ残し料理の使い回し問題の調べが進むにつれて、お刺身の使い回しから、一度箸を付けられた山葵(わさび)まで別の料理の調味料として再使用されて居たいじましい事実などが次々に発覚し、徐々に事件の根深さが浮き彫りにされ誰もが遣り切れない思いに駆られています。特に消費期限が来れば廃棄処分の上売ったこととして本部に代金まで支払わさせられているコンビニの経営者などどんな思いで此の事件を眺めていられることでしょうか。(;;)
8日の記者会見の段階で当日の予約は夜がゼロで9日以降は予約のキャンセルが続いているそうです。(;;)ひとの噂も75日と謂いますが、果たしてそれまで船場吉兆は持ち堪えられとは到底思えません。背面には銀行と謂う強敵も居ることだし従業員の造反も必至でしょうから、船場吉兆の前途は最早命運が尽きたと謂っても過言ではないでしょう。ま、460円のカレーライスが高いと言っている貧乏人の乞食腹(安物でも何でも美味しい)である私には数万円の使い回し料理など所詮別世界のできごとでありました。(^^)
サイクロンとはインド洋付近に発生するハリケーンの1種であり、我々が経験する台風とは比較にならぬ風速が120kmもある想像を絶する奴だそうです。(;;)今月初にミャンマー南西部が襲われて200万人以上が被災し、更には死者も10万人を超えると謂われますから、阿鼻叫喚とは将にこんな状態を謂うのではないでしょうか。死者達が群れを為して川を流れて行く様は地獄絵宛(さなが)らであったことでしょう。(;;)
ミャンマー建国の父と讃えられたアウン・サン将軍の娘であり、民主派の旗頭として90年の総選挙で82%もの得票を獲得しながらも軍事政権の横暴により現在未だ軟禁下に於かれ46歳にしてノーベル平和賞に輝いたアウン・サン・スーチーさんの住まいする地域でなかったのが不幸中の幸いでありましたが、サイクロンも同じ襲うなら北朝鮮や中国と交尾(つる)んだ悪玉であるミャンマー軍事政権の首脳部の居る地域を襲って頂きたかったですね。こいつ等は緊急事態にも関わらず被災住民の救助活動も行わずに、10日憲法改悪の国民投票を強行し、賛成票を入れさせるために複数で投票所を訪れさせて相互に監視させるなど姑息な手段を弄して改正法の成立を目論んでいる陰険な連中であり、言葉だけで決して民主国家には成り得ない北朝鮮そっくりです。(;;)サイクロン発生後国連を初め我が国や各国から送られてくる援助物資を難民達に渡すことなく自分達が取り込んで私腹を肥やすことに懸命だそうですから全く遣り切れませんよね。政治の難しいことは分かりませんがブッシュ大統領もミャンマー軍事政権如きには、惰性で続けているイラク派遣の兵力を其の儘注ぎ込めばでも簡単に制圧できるのではないのですか?それとも背後に居る中国と北が怖いのか?
先日ある本を読んでいたら、昔の旧制中学の学生が憶えた漢字の記憶法にお目に掛かりました。『ミ、シは上、ヤム、イはスデに半ばなり、オノレ、ツチノト、コキ下に付く』
数学なら我々も嘗て“ひとよひとよにひとみごろ”など憶えた記憶がありますが、こんなのは記憶にありません。
そこで万葉集の犬飼先生の愛弟子で今年奈良の女子大の大学院に入学した私の姪っこを初め、碩学と思える幾人かの方にメールでお訊ねしたのですが、誰も正解に至った方は居ませんでした。(;;)
皆様は如何でしょうか。来週までの宿題と致しましょう。(^^)
東京読売CCで行われた本年メジャー第一戦ワールドサロンンカップは橫峯さくら選手二日目69で3位に浮上しましたがショットが不安定でその後スコアが一進一退し、結局イーブンパー3位タイに終り今週も私の期待を裏切りました。(;;)
然し、ゲームはベテラン34歳福島晃子が踏ん張りプレーオフの末韓国のデブッチョのブスをやっつけて、先々月さくらちゃんプレーオフ敗退の仇(かたき)を取ってくれましたから先ずは良しとすべきでしょうね。(^^)

食事代は自前で!


GWの真っ直中ですね。何処へ行っても超満員でホテル代は篦棒に高く、何も好き好んでわざわざそんなときに行くことはないと思いますが、それでもビジネスマン、オフイスレディーの見栄でしょうか、今年も沢山の方が海外へ旅立たれました。昨年より円高で少しは財布が重くなったかも知れませんね。(^^)
国内旅行や故郷に帰省される方にはガソリンの値下げで優しい往路となりますが、“行きは良い良い、帰りは恐い”となり復路は新法の適用となり1000円以上の負担となることでしょう(;;)車はその予想燃費によりタンクの容量が定められていますから、大体400km乃至は500kmでガス欠となる計算であり、関東関西の往復なら先ず已むを得ないでしょうね。
処でガソリン税の新たな復活に伴いガソリン代の単価が3月の140円台後半から一挙に158円辺りまで高騰しましたから此は完全な便乗値上げとしか思えません。スタンドも弱小スタンドが淘汰されて大きい店だけ残りましたから此からは客がスタンドを選べなくなったことを彼等も気付いたことでしょう。
私事で恐縮ですが、私の愛車は80リットルの大きなタンクを積載しています。購入してから15年を経過した現在リッター3km(新車当時6km)しか走ってくれませんから、神戸税務署まで往復すると10リットルの大食いとなり電車賃の比ではなく、そのために余程の辺鄙な処でないと車は使わないため年間走行距離は500kmにも満たずバッテリー上がりがしょっちゅうで緊急時に困ります(;;)走行キロ数による任意保険料も業務用のために適用されずに馬鹿馬鹿しく、周辺駅から辺鄙だった須磨税務署も須磨海浜公園駅の誕生で楽になったし、次回の車検で廃車しようかなと考えたりしています。(;;)
お得意先の車屋のKさんに“軽自動車はどうやろ?”と相談したら、“止めとき止めとき、3000ccや4000ccの車にしか乗ったことがない者が軽なんかに乗ったら3日で厭になるわ”と笑われてしまいました(:;)
そうですよね。この前の車は矢張り3リットルのテラノV6であり、その5年前が4000CCのクラウンマジェスタでその5年前が3リットルのセドリックで、軽は大昔少しの間中古のマツダK360に乗った記憶がありますが、ミッションがマニュアルで半クラッチにコツが要り、アクセルは一杯まで踏み込まないと走ってくれない曲者でしたから、幾ら軽の性能が最近進歩したとは言え、この歳で軽に乗ると、直ぐに疲れて厭になるでしょうね(^^)
話は他所に飛びましたが、そんなこんなでGWの旅行に縁のない小生は毎日漢字の勉強と雑草の手入れに余念がありません。憶えては忘れ、憶えては忘れで漢字の勉強は遅々として進まず、恰も親不孝の報いにより“賽の河原”で小石を積んで塔を完成させようとしては完成直前に鬼に壊される所謂“報われない努力”を続けて居りますが、酬われない努力も最後には地蔵菩薩により救われるものと信じて頑張って居ります。(^^)
庭の雑草の中で毅然として花の王者“牡丹”が“雲中白鶴”の心境で咲き誇っております。今年は花芽が4つ付いて3つ咲きあと一つは未だ蕾で花の向こうに隠れていますから一番大きい右側の花が落ちる頃に咲くことでしょう。(^^)

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連休前から蜥蜴(とかげ)達が冬眠から醒めて池の傍をチョロチョロし始めました。今日は好天気で気温も上がりやっと蛙が鳴き始めましたが、まだ声がいつもの声になれずにキロキロと変な声です(^^)家内にナイショで其所此所に水を貯めてボーフラ製造に着手していますので間もなく好物のヤブ蚊に満腹することでしょう。(^^)
先月末東京高裁は仕手集団“光進”の理不尽な恐喝に屈して蛇の目ミシン工業に巨額の損失を与えたとして同社株主が旧経営陣に損害賠償を求めた株主代表訴訟の差し戻し審判決で同社森田元社長等5人の経営陣に対し583億円者損害賠償を命じました。
旧経営陣は暴力団関係者の存在に脅えて300億円の迂回融資や1600億円もの債務肩代わりに応じた結果、会社に大きな損害を与えた罪に問われたものでありますが、上場会社では最近は株式を持たない(持っていても僅か)傭われ社長が殆どであり、当然のことではありますが何れも我が身安泰を願うだけで命を張って会社を護ろうとする経営者が少なくなりました。同族会社は税金が高く取られるなど法的に冷遇されていますが、経営と資本が一本化されて居るためにこの種の事件が起こることはなく、傭われ社長なら損をしても自分が直接負担する訳ではないためにできることでしょう。然し、上場会社の経営陣ともなれば多くの株主の財産を預かっている訳ですから、自分一人損をすれば良い同族会社のオーナーとでは社会的責任の大きさは天と地ほども異なることを思い知るべきですが、よく考えて見ると株主は会社がダメになっても有限責任のために最大限自分の買った株券を紙屑になることで悪夢が終了しますが、蛇の目ミシン工業の元経営陣は恐らく自分自身の財産の百倍以上の損害賠償の責任を負うことになります。それまでに会社から貰っていた給与や退職金を全額返金しても損害賠償金の1/100にも満たないのでは余りにも異常です。それでは根性と勇気が欠けていただけで悪意があった訳でもない経営陣はまるで割が合いませんよね。何故なら彼等度胸と土性骨のない無能な経営者を選んだのは株主達ではありませんか、株主達は経営陣を咎める前に自分自身胸に手を当てて自らの非を認め大いに反省すべきでしょう。そして裁判官は株主達にも無能な連中を経営者に選んだ責任を認めて過失相殺し損害賠償額をそれまでに会社から受領した報酬や退職金限度に減額すべきではないでしょうか。それでも経営者の方には貰った給与などは費消されてしまっているでしょうから罰金の支払いができずに塀の中で過ごして頂く期間が少なくないと思いますよ。(;;)
世の中の上場会社は大なり小なり談合や企業カルテルやら、何れも人に言えない柵(しがらみ)を抱えていますし、村上世彰率いる村上ファンド以来物言う株主が多くなりましたから、此からは役員就任を固辞する有能社員が多くなることでしょうね(^^)次の社長の成り手がなかったりして…(;;)
またまた、内部告発で始まったものでしょうが、あの悪名高い船場吉兆で昨年末まで客の食べ残した料理を使い回していたことが発覚しました。{%怒りwebry%}
“勿体ない”からとの元社長の指示であったそうですが、料理長も記者会見で元社長の命令である利益第一顧客は二の次には絶対に逆らえなかったとを恥じ入っていましたが、客の食べ残しを他の客に使い回すなど食に携わる者として言語道断であり、“勿体ない”とは次元が異なる話です。調査に入った保健所の話では下げられた料理の使い回しには何の罰則規定もないそうで(;;)一人数万円も払って他の客の食べ残しを食べさせられては堪ったものではありませんよね。如何してこのようなことが頻発したのか熟(つらつら)考えるに、船場吉兆の客の多くが食事が目的ではなくて商売のための接待客であり、会席場所に意味があり、料理の中身より商談が忙しく酒やビールのつまみに数万円の料理の一部を摘み食いした程度ではなかったでしょうか。出されたお料理が綺麗に食べられたほど嬉しいことはないと知り合いの板前さんが言って居ましたが、精魂込めて作ったお料理が殆ど手を付けられずに下げられてくれば料理長とて嬉しい訳はなく、元社長の“勿体ない”も実感され料理の使い回しにも背徳感が薄れていたのではないでしょうか。三度も使い回されたお料理に巡り会った不幸なお客さんまで居たりして…(;;)
次回から使い回しを透明化して2回目は30%引き、3回目は50%引きなんてメニューに表示したらどうでしょうか。此は冗談ですが、吉兆辺りへの客ならプライドがありますから、賞味期限直前でコープの20円引きのような訳には行きませんよね(^^)
然し仏の顔も三度迄と言いますから、今度ばかりは法令に違反していなくても世間は船場吉兆を赦さないと思います。勿体ないと謂うのなら従業員の夜食にするか、お運びさんの家族にでも無償で持ち帰らせたらどうだったでしようか。吉兆の会食は一人数万円と言います。どう考えても付加価値は一般の飲食店の10倍を優に超すでしょうから、材料高の薄口銭で苦しんで居ながらお客様には安くて美味しいものをと懸命な大衆食堂が犯せぬタブーを平気で破る此処の経営者一族の金銭欲への執心とモラルの劣悪さは到底正常な神経の事業者とは思えません。大阪の食文化は何処へ行ったのでしょうか。泣けるぜ!
吉兆の事件の背景には高額な料金が客の自己負担ではなくて、自分の会社か或いは接待してくれた相手の会社の負担であったことが原因ではなかったでしょうか。私など昨日昼食は駅前の食堂でカレーライスを頂戴しましたが、大きいスプーンで食べ難い御飯粒まで一粒残さず頂きましたよ。だって此の一粒も料金の内ですものね。そうそう此のお店“宮本むなし”も今月からカレーライスが460円(先月まで390円)に値上げされていました。(;;)便乗値上げは赦さんぞ!
千葉県の京葉CCで行われた女子プロツアーは橫峯さくら選手今週も調子イマイチで7アンダーと5位タイに終わりました。他の選手なら5位は充分に満足する処でしょうが、さくらファンにとっては優勝の一(ひと)文字以外は考えられませんから真(まこと)に憂鬱な昼下がりでありました。(;;)
先週の答え
会議に(諮)る 暗殺を(謀)る 便宜を(図)る (計)り知れぬ幸福 容積を(量)る 距離を(測)る 
初めの5問より少し易しかったですね。皆様全問正解は如何でしたか?(^^)

無期が如何して死刑になった?


五月の連休を間近に控え皆様は何処かへご旅行の計画でしょうか。
うちの事務所では長期間の確定申告で扱(こ)き使った職員達への罪滅ぼしに1日2日の両日をお休みとして労(ねぎら)おうと思っています。さすれば6連休となりますが私はその6日間に来月に迫った漢検テストの猛特訓の予定です。こんな風に書くとどんなにか良い点が取れそうですが事実はそうではなくて、この歳では憶える端(はな)から忘れて行くのが情けなく、漢字の記憶を如何に最大に留めるかに掛かっており、そのためには熟語の書取りを1日1000字書いて10日後には50字程度記憶に留まればベストでありますから、何とも難行苦行でありますが、一番の難関は“薔薇”や“憂鬱”など字画の多い字が書けることより、脳細胞が堅くなったせいか中学生の孫が容易に書ける字に躓くことが多いのに閉口します。
“怒髪天を(つ)く” “狐が(つ)く” “灯りが(つ)いた” “帰途に(つ)く” “杖を(つ)く”
この5問など如何でしょうか。同じ(つく)でもその目的語によって随分違って参りますが、柔軟性を欠き老化した固い頭ではそれはそれは大変なのです。こんな易しい問題で貴重な配点を失うのは耐えられませんが、ついうっかり間違いそうですね。皆様も頭の体操になると思いますから、一度考えて見られたら如何ですか?(正解はブログ末尾に入れてあります(^^))

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私の方は鉢が多すぎて何処に置いたかすっかりと忘れていたのに八重咲きの梅花からまつ草が今年も健気に咲いてくれました。(^^)通常なら鉢の主が忘れて居たら花はその辺に敏感で悲観して消えてしまうものですが、カタバミ達が蔓延った雑草の間を掻き分けて必死で茎を伸ばし花芽を付け遂に咲いてくれましたから感動してしまいました。カタバミを抜き去って環境を良くしてやりましたから、この細い身体で此から約一ケ月間咲き続けて呉れますから愕きます。お詫びを兼ねて毎日栄養剤HB101を与え来春のために球根が太るようにお祈りをすることにしましょう。(^^)
事件の開幕から早や9年を経過した山口県光市での母子凌辱殺人事件に最後の審判が下り、延命にあらゆる策を弄した犯人と弁護団21名も被害者のご主人本村洋さんの堅い意思と怒濤のような民意には逆らえず22日正午広島高裁で遂に死刑判決が下され、犯人の悪足掻きに終止符が打たれました。死刑廃止論者である犯人側の弁護団は上告して最後の黒白を争うこととなりましたが、前回無期懲役の高裁判決を差し戻した最高裁の判事達が今更ドラエモンがどうとか荒唐無稽の作り話を信じる道理がなく、上告棄却となるは必定であり、本村さんはやっと妻子の墓前に額ずいて此までの永かった道程を報告できることとなり、奥さんも赤ちゃん共々漸く成仏することができます。弥生さん、夕夏ちゃん良かったね!(^0^)/
此の事件は普通の弁護士が普通の弁護をして居ればこれまでの判例からして量刑は間違いなく無期懲役でとっくに終わっている事件でありました。それが今回の死刑判決となったのは、被害者の夫である本村洋さんの熱意の賜ではありますが、此を陰で助けたのは偏に死刑廃止論者の大弁護団の努力であったと心から感謝して居ります。(^^)売名目的なのか功名心に駆られたのか彼等の勝つためには手段を選ばぬ手法は余りにも異常過ぎました。正義漢の橋下大阪府知事が弁護士時代に憤ってメディアを通じて彼等の懲戒を迫ったのも頷けるところです。江戸時代なら十両盗んで死罪、他の男と密通した人妻ですらも獄門でしたから、此の少年の場合10回位死刑にしても足りぬ位悪逆非道で残虐な犯罪でありましたが、現行の刑事訴訟法は殺人の量的な部分を重視し犯人が未成年の場合は4名で死刑と謂う不文律がありました。死刑廃止論者の弁護団は過去の判例を知っていますから此の事件の結果について高を括り、どうせ無期になるなら我々の手柄に…と犯した罪を正当化するなど詭弁と謂うには余りにも愚かしく、真に無期懲役を願うなら犯人の改悛を錦の御旗の下に闘い犯人自身に早く死刑にして欲しいと願う魂の叫びを抱くように導くのが弁護の王道ではなかったでしょうか。異常とも思える姑息な策を弄した弁護団のお陰で世間の関心も未成年で死刑になった永山則夫の時とは比較にならぬほど高く、傍聴券はたった26枚に対し3886名と150倍の高率であり、殆どの方が犯人の元少年の死刑を望むものでありましたから、皮肉なことではありますが、弁護団の形振り構わぬ遣り口が却って犯人に対する世間の憎悪を掻き立てて増幅させ、そればかりか高裁判事達に死刑への予断を持たすことになりましたからその功績は高く評価せねばなりません。
昔からよく謂われる“雉子も鳴かずば撃たれまい”の格言通りでありましたね。将に本村洋さんを救い、犯人の極悪元少年を蜘蛛の糸から地獄に蹴落としたのは彼等死刑廃止論者の大弁護団であったと謂うべきであったでしょう。(^^)
神戸市も漸く重い腰を上げて今月より煙草のポイ捨て条例が施行されましたが、悲しいことに全市ポイ捨て禁止を謳いながら単なる努力義務に留め、禁止指定区域が火傷などの危険があるとかの理由で中央区のセンター街など極く一部繁華街の路上に限られましたから、住宅地は従来どおりポイ捨てが続くものと思われます。一体から神戸市はポイ捨ての弊害をどう考えているのでしょうか。人出が多くて、手に持った煙草で周囲の方に火傷の危険を与えたのであれば明らかに業務上過失傷害罪であり、市の条例が裁くべき筋合いのものではありません。うちの自宅前を通って通勤する方には喫煙中が決まりの方が多く居られますから、垂水駅までの数分の間にその辺の溝に吸い殻が捨てられて何れは河川を通じて海洋汚染に繋がっていることを私は憂いていますが、市の為すべくことは斯くの如き公害に直結することを予め防止するための条例であって火傷云々とは笑止千万です。7月から指導員を巡回させて違反者から1000円を徴収するそうですが、禁止区域を1mでも離れればポイ捨てまで看過せねばならぬなどザル法も良いとこではありませんか。公共用の地域では例え過疎地域であっても全面喫煙ポイ捨て禁止条例を適用すべきであり、少し行き過ぎではないかと思われるかも知れませんが、後期高齢者保険料のお陰で生活に困って居られる年金生活者の方などに指導員になって頂いて固定給でなく罰金に対し30%の歩合給などは如何でしょうか、さすれば市の負担処か歳入増加となり劇的に歩行喫煙者が激減すると思います(^^)。長谷川町子さんの意地悪婆さん的な発想ですが、指導員が電信柱の陰などに隠れて居て通行人が煙草に火を付けた途端 “ハイ、罰金1000円をどうぞ”などと柔(にこ)やかに目の前に現れるなどメチャ効果的だと思いますよ…(^^)
市はポイ捨ての抜本塞源を目指し、小中学校では生徒に対し道路など公共施設での喫煙の弊害を徹底教育し、子供達からお父さんお母さん(最近は多い)の喫煙環境に付いて啓蒙させる教育に力を入れるべきでありましょう。
先日私共の業界紙『税理士界』を読んでいると80才の同業者の方が“八十路”(やそじと謂っても七十路とは読めぬのは何故だ?)と題して随筆をものにして居られましたが、その若さ溢れるエネルギーと該博な知識には唯々圧倒され、昔の旧制中学生の語学力は現在の駅弁大学生の知識では遠く及ばないことを実感致しました。耄碌した同級生ばかりの集いの話でありましたが、耄碌とは“老いぼれた”と言う言葉ではあるが老が70歳、耄は80歳、90歳の老人であり、耄は老を毛が支えているもので“毛の末”極めて僅かな老の中に居ると書かれて居ました。広辞苑を見ても漢検辞典を見ても“耄”は“ほうける”や“老いぼれる”くらいの訳しか記載されず、上記の如き解釈は旧制中学ならではであり、第一現在の大学生には意味処か“耄碌”の漢字が書けるなんてことが想像もできませんよね。(;;)
静岡県川奈で行われたフジサンケイレディースは橫峯さくら選手初日3アンダーと先ず先ずの2位スタートでありましたが、2日目以降崩れ本年初優勝は来週以降にお預けとなりました(;;)。先月50cmのパットを外して韓国のブスに優勝を攫われたのがトラウマとなったのか渡米後もずっと精彩がありません。早く初心に帰れ!さくらちゃん!
漢字の答  “天を衝く 狐が憑く 灯りが点く 帰途に就く 杖を突く”でした。
皆様の正解は幾つでしたか? “私は全問できたぞ”と仰る方のために次の問題を用意しましたのでどうぞ…(^^)
会議に(はか)る 暗殺を(はか)る 便宜を(はか)る (はか)り知れぬ幸福 容積を(はか)る距離を(はか)る
正解は来週の日曜日に発表します。10問全部正解の方は準一級楽勝でしょうね(^^)
半分以上常用漢字がですが、使い方が肝要ですから常用漢字だからと馬鹿にすると痛い目に遭うことになりますよ。(;;)