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残して良いのは足跡だけ


新緑の5月酣(たけなわ)を迎えています。GWも無事終わり交通機関の熾烈な争いは1000円高速道路の勝利(数だけ…)に終わりましたが、高速道路の収入減は道路の補修費と併せて何れ我々の血税を貪ることとなることと思われます。漁父の利を得たのは高速道路のサービスエリアだけでありました(;;)無策な政府も国民の人気取りにこんな詰まらぬことばかり考えているようでは先が案じられますね(;;)
世はメキシコ発A型インフルエンザなどと厚労相を筆頭に騒いでいますが、インフルエンザは毎年流行し、我が国でも毎年100人乃至300人が命を奪われていますが、今回の奴は病原菌も弱くそんなに騒ぎ立てることもないと思われ、我が国政府の対応は余りにも異常です。病気が流行すれば死者も出ますが此は自然の摂理であって、今度のインフルエンザ事件は経済界にまで飛び火して世情不安を惹き起こして株安(製薬会社も下がった!)まで招きましたから、持ち株の評価額で自己資本を維持している銀行が潰れたら政府はどう責任を取るつもりなのか!又阿呆な医者達が我が身可愛さで診療を拒否された患者112名には呆れ果てますね。こんな不埒な医者は医師法違反で検挙して3年間無医村で無報酬で働かせて下さい。
先日の夜日経ビジネスを読んでいて目に止まったのですが巻頭の“有訓無訓”に於いて銀行マンからホテルマンに転じた異色の経営者であるロイヤルホテルの佃孝之会長が、好きな言葉として“You may leave your footprint, you may take your memory”を上げて居られたのを読みウイットに欠けた日本人の一人として目から鱗の思いに駆られ感心すると同時に己の貧弱な日本語の表現力をとても恥ずかしく思ったものでした。(;;)このフレーズを直訳すれば『残して良いのは足跡だけ、持ち帰って良いのは思い出のみ…』と言うことですが、アメリカの国立公園を訪れる方は公園でのこの注意書きを誰も見掛けられるそうです。此は単に“ゴミを捨てるな!”“公園の花や器物を持ち帰るな!”ということの諧謔的な表現なのですが、この珠玉のような言葉には含蓄があって此処まで婉曲にやんわりと書かれると思わず微笑んでしまいます。(^^)然し公園を訪れる日本人の内何%の方がこの言葉の意味を解されたでしょうか。そしてこの機知溢れたユーモアやジョークはアメリカ人やユーロの方々には日常茶飯事なのでしょうが、語彙と表現力に乏しい我々日本人には先ず考えも付かない発想なのに甚く感動させられますね。中国には古来此に似た先人の格言が多く存在しますが、我々も是非見習わねばなりません。佃孝之会長もその辺りから日本人と諸外国の人々との言葉に対する感性の落差の大きさに危惧を抱かれたものであったでしょう。
何時だったか或る病院を知人のお見舞いに訪れた折、病院内のあちこちにポスターが張られ『あなたには周りの人の健康を害する権利はない』と喫煙の絵と共に描かれて居ましたが、日本人はこと言葉に関しては、喜怒哀楽の表情同様こんな直截(ちょくせつ)的な表現しかできず、これでは喫煙者の反感を買うばかりで逆効果です。もう少しユーモアを含めて、例えば喫煙の写真の傍に小さく『あなたが僅かの時間、近くに居られる方に心遣いをされることで多くの方を病いから救えるかも知れません』(拙(つたな)い自作で申し訳ありません<(_ _)>)などと柔らかく表現されればきっと喫煙者の方にも分かって頂けるのではないでしょうか(^^)
対外的には国際社会に於いても日本人は自らの真意を相手に充分伝える知恵や説得力に欠ける嫌いがあり、外交面でODAなど結構損をしているように思いました(;;)
言葉など使い方一つで何の労力も要さぬものです。言葉と謂えば古来“咎めずに褒めよ”の諺がありますが、皆様も出勤される時奥さんにさりげなく“今朝の君の目は綺麗だね”などと然りげなく言葉を掛けてから玄関を出られたら、パジャマ姿で欠伸をしながらご亭主を送り出した奥様も翌朝からは早く起きて薄化粧を施して柔(にこ)やかに門の外で手を振って頂けることを知るでしょう。(^^)家庭ゴミを出すのは奥様の仕事となり、夜には晩酌まで付いて居たりして…(^^)え?全く効果がなかった?そんな無神経な女は即刻離婚しなさい!家を抛り出されるのは男の方だったりして…(;;)
其の昔麻酔の元祖であった華岡青洲のお母さんだった方は夫が起床するまでに化粧を済ませ、夫が就寝するまで決して乱れた姿を見せなかったと謂われますが、日本人も昔は誰もこのような風潮が自然でありましたが、何時の間にか上記の様に逆転したのは、女性が向上したわけでも堕落した訳でもなく偏に男が不甲斐なくなったからでしょうね(;;)
先日M新聞“みんなの広場”で興味深い投書にお目に掛かりました。それは先月の選抜高校野球に21世紀枠で出場し活躍した宮城県の利府高校のユニフォームには“RIFU”とあったそうです。RIFUは現在ローマ字表記で主流として用いられているヘボン式によるものでありますが、投書の主は外人がRIFUを発音したら全く違った発音になるから現在のローマ字表記を改めるべきではないかと主張され、日本語には舌を巻いて発音するRの発音はないからラリルレロにはLを用いるべきであり、下唇に前歯を当てるFの発音もないからハヒフヘホのフにもHを使うべきだと主張して居られます。学生時代英語は訳すことと書くことしか学ばず、RとL、更にはFとHの発音の違いなどまるで無縁の世界で過ごして来た我々英語の発音オンチには全く異次元の話ではありましたが、言われて見ればさもありなん成る程と納得したのでありました。(^^)
国が変われば発音も変わります。言葉の発音から謂えば日本人より韓国人の方が遙かに英語に近い発音を有しているため英語に馴染み易いようです。李(り)さんが韓国では李(い)さんと発音され韓国人はラ行の発音ができないと謂われて“ラクビー”が“オクビー”などと発音されますが、恐らく韓国人はラ行の発音を全て舌を巻いて発音するため日本人には“リ”が“イ”と聞こえるだけで本人は“リ”や“ラ”と発音しているつもりではないかと思います。
投書された方は49歳の女性で恐らく外国で生まれられたか、或いは外国での生活が長かった方と想像致しますが、現在英会話を習っている方や英語を喋っている日本人の何%の方がRとL、更にはFとHを正しく発音して居られるのか疑わしくてなりません。(;;)
私にはこの方の言われるRとFを発音しようと懸命に試みましたが如何様に努力しても声がくぐもったり、唇を噛むばかりでまるで発音できませんでした。(;;)若し日本人が発音できたとしたら幼児の頃より外人と一緒に生活をして育った環境の下でしか考えられません。話す言葉は幼児の頃初めて聞く言葉の模倣によって、記憶脳に留められますからその機会を逸すれば努力によってある程度近い音は出せても永遠に正しく発音することは不可能でしょう。
ローマ字の表記を変更することによって日本人の発音が変わることは先ず考えられませんが、当初ローマ字のヘボン式表記法がアメリカ人のジェームスヘボン氏によって作られたのは明治の初期である1867年でありましたが、150年も前のことだし、ヘボンさんの英語が如何に訛(なま)っていたか良く分かりますね。(^^)
話は変わりますが昭和30年位私が大学生の頃神戸の町並みを歩いていると、タクシーの運転手から乗客のアメリカ水兵達を指して“兄ちゃん、こいつら何処へ行きたいのか聞いてくれんか?”とよく聞かれました。現在と違って当時の大学生は詰め襟に学生帽を被る倣わしであり誰にも識別ができたからですが、私にはこの見知らぬ乗客の話す英語?がまるで理解できなかったのです。”Speak more slowly”と言うと分かるらしく、少しはゆっくりと喋るのですが、どうしてもさっぱり理解できず到底英語とは思われず未開のアフリカ辺りの言葉かと紛うばかりでありました。(;;)運転手には結局私がニセ学生とでも思われてか侮蔑の眼差しを受け走り去られた屈辱を今もよく憶えていますが、当時は英語と謂ってもスラングが多くキングイングリッシュなど話す人は一部の将校に限られていたことを後で知りました。(;;)
又、学生時代に東北地方を一人旅していたとき、秋田県の田沢湖付近で列車の乗客が話している言葉が如何に耳を傾けても一言も分からなかったことがありましたから、狭い日本であってこうなら広いアメリカなら当然のことであったでしょうね。(;;)
ローマ字表記の投書を読んで、50年昔を回顧することになりましたが、昔は時がゆっくりと過ぎて行く長閑で良き時代でありました。(^^)
“巨星墜つ!”タイトル獲得数23個、藤沢秀行名誉棋聖が一昨日8日83歳で帰天されました。此の先生は聖人君子の揃ったプロ棋士の中で“呑む、打つ、買う”の三拍子揃ったハチャメチャに変わった方で競輪に一回数百万円を投じたり、懐に金がある内は家に帰らないなど凡そダメ男の標本のような私生活を送られ、NHKでも数回ドラマ化された程の奇人でありましたが、囲碁の才能だけは他の追随を許さない独特の異常感覚の持主であって、死の直前まで多くのプロ棋士に慕われて秀行塾の門戸を開いて指導を続けられて居られました。然し此まで権威主義の権化のような日本棋院の顔を逆撫でするような言動が少なくなく、日本棋院の遺恨は深く、恐らく棋院葬はして貰えないと思われます。(;;)秀行先生安らかにお睡み下さい。合掌
女子プロメジャー本年度第一戦ワールドサロンパス杯は茨城で行われましたが我等がさくら選手は初日1オーバーと出遅れたのが祟り9アンダー6位に終わりメジャー2勝目はお預けとなりました(;;)

さくら咲く!


あちこちで桜の開花が終了し、それも予想より1週間も早い処が出てきました。各地でお花見の催しが企画されて居ましたが、香具師の出店が前年から予(あらかじ)め決められた日程であるために開花が早すぎて葉桜の下でのお花見となる処も少なくなかったようであり、地球温暖化も段々深刻な問題となって参りました。桜は10度以下の低温で2ケ月過ごさないと花芽が付かないそうですから、その内本州南部では桜も幻の花となるのではないかと思います。(;;)桜に限らず殆どの花は一定の低温期を過ごさなければ開花しない性質を持っていますからこれから一体どうなることでしょう。温室が冷室に替えられたりして…(;;)
2月初旬に咲き始めた我が家の空豆の花は、どうせ徒花かと諦めていた(;;)にも関わらずその後の寒さや霜害にも堪え忍んで今月初めに開花約50日で結実するに至り徐々に大きく育って居ますから愕いてしまいます。(^^)ハウスものならスーパーの店頭で見掛けますが露地栽培の空豆の収穫は5月下旬から6月と決まっていますから、一体うちのは何時一人前の大きさとなることでしょう(^^)
それにしても開花から結実まで50日も掛かるのなら一人前の空豆に成長するためには更に50日を要するのでしょうか。そうなれば収穫期は計算上5月下旬となり普通の露地物と変わらぬこととなりますが、どんなに大きい豆になることか毎日楽しみに見て行くことにしましょう。(^^)

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小さい乍ら一丁前に空を向いて居るとこが可愛いですね(^^)
誰が考えたのか原則1000円均一のETC搭載車高速道路料金の設定により不景気で閑古鳥の観光地は新緑の春を迎え笑いが止まりません。日本経済の低迷期に消費者を駆り出す一つの方法かも知れませんが、私は1000円均一は余りにもやりすぎであり、即刻廃止すべきものと考えます。デスカウントするにしても精々50%引きが限度であり1000円均一は非常識極まるものでありました。お陰でフェリー業界では客離れからパニックとなり、一昔前までは盆暮れの帰省時にフェリー待ちで大蔵谷まで並んでいたマイカーが殆ど明石海峡大橋に流れたため、明石の播但汽船など自転車と人間しか乗らなくなったため元々脆弱だった経営状態が今回の1000円騒ぎで急激に悪化し倒産寸前となって居ります。(;;)
先週の新聞記事にありましたが毎年売上を伸ばしてきたJR東日本までも今期の決算では減収となったそうです。日本経済の不況を受けてトヨタまでグリーン車禁止のお達しが出たそうですからさもあらんかと思いますが、この儘では価格的には到底太刀打ちできぬためにゴールデンウイークのドル箱客を原則1000円均一の高速道路に根刮ぎ盗られるは必定であり、JR東日本は東海、西日本と共に更に減益減収に悩むこととなりそうです。全ては我が国政府が浅知恵を絞って考えた朝令暮改一時凌ぎの愚案であり、赤字の道路公団達の赤字を更に増加させることになり、片やGWでの高速道路渋滞の倍増が懸念され、道路公団の調査では10km以上の渋滞は昨年より7割多い372回発生する見通しとか…(;;)渋滞は必然的に人身事故を伴う追突事故の多発を招きますから道路の補修費も併せ彼等は一体から何を考えているのか!60年昔笠置静子の歌った“買物ブギ”ではありませんが、“♪わてホンマによう言わんわ♪”であります。(;;)
高速道路料金を値下げするなら我々生活用品の価格に重く伸(の)し掛かっている物流費用を一義的に考えて、食料品等生活必需品関連の大型貨物自動車の料金を値下げすることからスタートすべきが本筋かと考えますが皆様は如何思われますか。
先月私宅へ神戸市より定額給付金のお知らせが参りましたが、記入方法が一読しただけでは分かり難く身分確認や振込指定通帳の表紙裏面のコピーなども難解であり、一人暮しのご老人などを配慮したものとは到底思えませんでした。(;;)おまけに返信封筒が入っているのですが給付金の申請書がA4サイズであるのに返信封筒がそれより短く三つ折りしても異様に少ない糊代を食み出してどうにもならず四つ折りでやっとであり、通常定形封筒はA4かB5とサイズが決まっていますから役所もどうしてこんな変な大きさの封筒を印刷したのか訝しく思ったものです。給付金の振り込みも個人単位でなく家族単位となっていますので離婚訴訟中の住民票を置いた儘別居中の奥さんなどの場合複雑でしょうね。
複雑と謂えばうちの事務所の職員Tさんのお父さんが先月亡くなられましたが子供さんが6名とか…(;;)給付金は2月1日付で確定しているので給付金の受給には一人前に相続の手続きが必要でしょうから、戸籍の所在地にも拠りますが、遺産分割協議書の作成やら除籍謄本や印鑑証明書などの入手費用も馬鹿にならず2万円貰うのに足代などを考えると足が出るかも…(;;)
定額給付金ではありませんが種々と公私混同があった漢字検定協会が受験料の取り過ぎの非を認め、大久保理事長が代表職を辞任(理事で残りますから今後も要注意です)し、更に6月のテストの料金を1級から2級までそれぞれ500円(準2級以下200円~100円)減額することに決定したとの昨日の新聞記事でした。(^^)未だ申し込んで居ない方については問題ありませんが、我々のように既に申込みも払込みも済ませている者にはどのようにして返却されるのでしょうか。現金封筒は高価だし、切手や図書券だと受験者に怒られるでしょうし、口座振り込みも個人情報の観点から問題が残りますから僅かな金額だけに返却方法に漢検も頭が痛いことでしょうね。試験当日本人に現金で返すことになったりして…(^^)
先々週北海道のゴルフ場でオープンして6日目に起こった傷ましい陥没事故は落差6mもの凄まじいものであり、知らぬ間に2階の屋根から落ちた程の衝撃であったものと思われます。亡くなられた女性はフェアウエイのど真ん中を歩いて居て突如起こった出来事であり、何が何だか分からぬ瞬時に冥府に辿り着かれたものと思われ、密室での恐怖を味わうことなく逝かれたのが未だしも救いであったとは謂え、余りにも理不尽なこのアクシデントではご自分が黄泉の国の住民になったことを気付かれる筈もないため到底成仏できるものではなく、未だ魂があの世と此の世の硲(はざま)を彷徨(さまよ)って居られることでしょう。(;;) “フェアウエイを歩いていた女性が急に居なくなった”とは同じホールでプレーしていた方の証言ですからこの方も我が目の異常を疑われたことでしょう。(;;)事件を知った誰もが到底信じられぬ思いでありました。
ゴルフ場の各ホールには必ず落とし穴があると謂われますが、この落とし穴とはバンカーや池や林などプレーヤーの技量を試すための技術上の設計を指しますが、今回の落とし穴は我々が子供の時そこらの空き地で友人達と遊びで作って居た正真正銘の落とし穴でありそれも我々が苦労して作った50cmなどではなくナント!6mもあって底に水が溜まっていたため転落した女性はショックで気を失い水が堪っていたためのために水死された傷ましいものでありました。
通常ゴルフ場の建設には予算などの関係で地価の廉い山林が用いられ、そのため山や谷を削ったり盛り土したりとアップダウンを少なくせねばなりませんが、造成業者が不幸にも水の通る道を見逃し安易に盛土を行った結果でありましょう。陥没事故と言えば数年前の明石大蔵海岸での女児の事件が思い出されますが、あれは海辺でのことでもあり、人工で砂浜を造った管理者の責任が強く問われる事件でありましたが、今回は造成時に水の道を見落とした業者の初歩的なミスだと思われます。以前我が家の崖工事で大林組の下請けでありうちのお得意先であったTさんが、“水に対しては絶対に逆らってはならぬ、水の流れるに任せなければ必ず災害が生ずる”と言われたことを思い出しました。
以為(おもえらく)今回の事故は神の摂理に反した造成工事であると共に自然破壊に対する神の警告と鉄槌が下されたものでありましょう。
女子プロゴルフスタジオアリスオープンは兵庫県三木市花屋敷GCで行われ、我等がさくら選手は渡米疲れの中を最終日68で廻りプレーオフの末昨日までトップだった韓国のデブッチョブスを下して大逆転での今期初優勝を飾りました。\(^0^)/
彼女は此で通算10勝目を挙げ今期の賞金女王目指して驀進することとなりました。
さくら選手と私の他に最も喜んだのはスポンサーであるスタジオアリスの社長さんだったでしょう。何しろ女子プロゴルフのスポンサーになって3年間何れも韓国勢にトロフィーと賞金を渡す役目が、今年初めて可愛い日本選手だったのですものね(^^)

潰れた会社から賞与を盗るな!


確定申告も受験シーズンも遠くへ去って、後は本物?の春の到来(とっくに来ているか?)を待つばかりとなりました。(^^)春は選抜からと謂いますが、新しく装った甲子園では昨日から熱戦が繰り広げられて居ますが、今日は折角の日曜日なのに雨で残念です(;;)再度の改装により両翼1mとバックスクリーン2mが短くなったとかホームランが出易くなったようですから、此って絶対に阪神タイガースに有利ですよね。(^^)
2月に庭で掴まえた“馬追い”も幾らか痩せて来ましたが、熱帯魚屋で買ってきた小さいヨーロッパ蟋蟀を食べてくれて何とか生き存えています。(^^)もう一ヶ月寿命があれば推定生誕満一年でしょうから人間にすれば150歳超となりそうです。天気の良い日は日光浴などさせて居ますが、果たして無事生き延びることができるでしょうか。(^^)
アメリカ政府に見捨てられ倒産したリーマンブラザースに比べ、1700億ドル(17兆円弱)もの気の遠くなりそうな公的資金を受けて経営再建を進めることとなった保険大手のAIGが08年分のボーナスの一部として幹部400人に160億円(内37名には一人当たり100万ドル以上)を支払ったと報じたのには魂消ました。このボーナスは幹部達に対し既に前年12月に5500万ドルが支払われて居り今回は追加支給となるそうですが、幾ら何でも公的資金が入ったからと幹部に賞与を支払うなど、世間一般の常識を覆す呆れ果てた出来事でありました。おまけにボーナスはリスクの高い金融商品に手を出して会社に巨額の損失を齎した資産運用部門の幹部向けが大半であったそうですから、盗人に追銭とはこのことであり、誰もが開いた口が塞がらぬ話です。ガイトナー財務長官が慌てて高額ボーナスの支給の3日前に会社側に再考を求めましたが、会社側は経営危機に至る以前の契約で決まったものであるため、支給しないと訴訟を起こされると説明されてそれ以上突っ込めなかったそうですが、此の頓馬な財務長官も或る意味で共犯者と言えるかも知れませんね。玄関先のプランターに蹴躓(けつまず)いただけで莫大な訴訟を起こされるなど訴訟王国のアメリカですから、訴訟を恐れていては生きていけません。こんな連中は普段からメチャ高い俸給を貪って居ることだし賞与の支給などもっての外であり、逆に先手を取って会社に損害を齎した廉(かど)により、遡って3年分の報酬の返還訴訟でも起こすべきではなかったでしょうか。オバマ大統領も公的資金の導入に際して資金の使途を厳しくチェックすべきであったのを怠った罪は少なくなく、今後の支持率にも大きく影響することでしょう。(;;)
幾ら契約社会のアメリカであっても裁判官や陪審員達は世論に背を向けることはできませんから、貰った賞与は返さぬとAIG幹部が訴訟で幾ら抗辯しても会社側の勝訴に終わるに決まっていますが、以為(おもえらく)訴訟を懼れた振りをしている会社側の連中も一つ穴の狢(むじな)であって4000人の幹部の中に入っているに違いありません。賞与の支給はAIG再建のための有能な人材を確保するためと会社は弁解したそうですが、有能と謂われた人材が如何して斯うまで巨額な損失を出すに至ったのか説明もなく、内11人は賞与を貰ってさっさと辞職したそうですから食い逃げも良いとこでありメチャ腹立たしいですよね。19日下院の公聴会に出席したAIGのリディーCEOは傍聴の多くの市民から“GIVE OUR $ BACK(私達の金を返せ!)”“AIG→JAIL(監獄へ行け!)”とプラカードを突き付けられてタジタジとなったその顔付きはどう見ても狢(むじな)顔でしたから、どうやらこの男もどうやら会社を食い物にした一人に違いありません。

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日本人の感覚からすれば公的資金の導入などとんでもないことであって企業の経営悪化は企業の経営者並びに幹部の責任であり国が介入すべきものではなく、経済界の法則により成績が恢復しなければ社会から淘汰さるべきが自明であるのに、それを血税で賄いおまけにその血税が赤字の張本人である企業幹部の懐を潤したなど神をも懼れぬ不届きな行為と言う他ありません。如何してアメリカ国民は写真の小母さんのようにもっともっと怒らないのか!
連邦議会では2500万円以上年収の社員に対してボーナスに90%の税金を課して回収する立法措置(年収2499万円の社員が全額貰えるのか!)が下院を通過し今後上院で審議されるそうですが、そんな生微温いことをしている内に彼等に他国へ逃げられて取り逸れてしまいます。斯くなれば個人情報など糞食らえであり、公的資金導入でAIGの筆頭株主となった連邦政府は職権で即刻賞与を返還しない奴の住所氏名と顔写真をメディアに公表すると言ってやれば夜道も昼間も歩けず最も効果的な回収方法になるのではないでしょうか。
彼等4000人は会社の大小の差のみの理由で倒産させられたリーマンブラザースの従業員の怨念を思うべきでありました。(;;)
あろうことか、今回の賞与課税を巡って米金融大手シティーグループのCEOは金融界では既に報酬は大幅にカットされているとして公的資金を受けた金融機関の賞与への高額課税に反対の意向を示しました。語るに落ちるとはこのことであり、それなら賞与を廃止して報酬の大幅なカットを解除すれば済むことですが、反対の根拠はどうやら賞与の額がカットされた大幅な額の比ではないことを暴露した如くでしたね。(;;)
不法滞在とは云え20年近く前に来日し、地域社会に融け込んで無事平穏に暮らしていたフィリッピン人親子に対する無情な強制国外退去命令により2万人の署名嘆願も空しく最高裁で国外退去が決定し、先週森法務大臣が在留特別許可を蹴飛ばし両親二人の国外退去処分を最終決断(実は法務官僚の判断)をして世界に悪名を轟かすことになりました。過去には中学生になった子供を持つ家族に在留を認めた例がありますが、判決当時長女がまだ6年生であったことがお役所の前例に固執した硬直的な扱いにより親子が国に帰国するか親子が別れて暮らすことの選択を迫られる暗い結末となったのですが、人を殺めても15年で時効になる我が国も不法滞在には事情の如何を問わずに時効が適用されないとは不可思議であり、家族三人市井の住民として平穏に暮らし子供は学校まで行けて居たのに法律と謂うものが如何に酷(むご)いものであるかを思い知らされました。(;;)森英介法務大臣は年一回両親との再会を約したり、子供の入学式まで両親の国外退去を日延べする配慮を示しましたがこれらは全て小手先のまやかしであって、其処まで譲歩できるのなら何故今の生活の儘ではいけないのかとの疑問が起こりますが、全ては我が身の疚(やま)しさを取り繕うための世間体とメディアに対する阿(おもね)りであったものでしょう。(;;)
不法入国しては如何わしい場所で如何わしい連中を相手に春を鬻ぐ連中を野放しにして置いて、平穏な生活を送っている善良な者を捕まえては規則々々と柔軟性を失った硬直な日本政府の遣り口は海外メディアも関心を示しているとか…(;;)人類は全て平等であるべきであり、日本国民だけが法の下に平等であると謳う日本国憲法は人道的な見地からあまりにも傲慢に過ぎると考えられ、是非国連の人権理事会辺りに動いて頂きたいと思います。
それにしても我が国はそんなに驕り高ぶれる程尊大で立派な国なのか!諸外国に対して少しでも恥ずかしく思わないのか!
世の中なんて皮肉なものであり、法務大臣は決して官僚の操(あやつり)人形であってはならず、常に自分の人気取りを優先して行動する前の法務大臣鳩山邦夫であったなら此の3人の家族の運命はひょっとしたら薔薇色に変わっていたのではないでしょうか。日本郵政も鳩山邦夫にかんぽの件で古傷を触れられることもなかったでしょうに…(;;)
3年前の2月に0.22mgの酒気帯び運転で捕まった60歳の男性が、拳(こぶし)大の奈良漬けを食べたと主張して無罪を主張しために譲らず裁判になった事件で、審議が紛糾したためか警察の署員が5名全員奈良漬けを食べて呼気検査を行い全員共にアルコールが検出されなかったとの実験結果を証拠として裁判所に提出し、先週目出度くこの男は裁判官から”被告の弁解は信用できない”と言い渡されて罰金25万円の有罪が確定したそうです。“悪名”の八尾の浅吉じゃあるまいし、今東光さんもあの世で笑って居られることでしょう。
道路交通法上酒気帯び運転の定義は定かでありませんが、危険運転の可能性さえあれば0.22mgの結果が全てであり、その原因が例え奈良漬けであっても酒饅頭であっても罪を遁れることはできないと考えますが、この署員達は捕まえた男性の嘘に我慢がならなかったものと思われます。それにしても5人揃って水も呑まずに拳より大きい奈良漬けを食したそうですから辛くて大変だったでしょうね。それともご飯も沢山召し上がったのでしょうか(^^)日本って平和な国ですね。(^^)
先週の漢字の問題の答
傅く=(かしづく)=世話をする
跼る=(せぐくまる)=屈(かが)む
找す=(さおさす)=棹さす
彳む=(たたずむ)=佇む
立ち徘徊る=(たちもとおる)=行ったり来たりする
皆様は幾問おできになりましたか?え?一問だけですって?一問でも解ければ立派なもので殆どの方がゼロ問解答であったと思いますよ(^^)日本語って難しいですね。(;;)
こんな難しい字でも漱石や鏡花辺りの文学者は、日常の言葉として頻繁に使っていますから、昔の人の漢字力は凄いなと思ったものです。
期待の女子プロゴルフツアー第二戦ヨコハマタイヤPRGRは南国土佐で行われましたが最終日の今日大雨で中止となり、二日目トップの上原彩子選手が2勝目を挙げ、横峯選手は初日調子が悪く無念にも6位タイに終わりました。優勝した上原選手は可愛い顔をしてるのにラウンド中は濃いサングラスを外さずヤクザの情婦志願者のようで不愉快です。女子プロの人気は実力より容姿に頼る処が大きいので協会もズボン非着用など規制強化に乗り出して下さい。大根足でもミニスカートなら結構男性ファンを呼ぶと思いますよ。(^^)

危ないは地球でなくて人類だ


確定申告事務も漸く終熄期を迎え今週一杯で完了予定であり一息吐いた処ですが、そろそろ桜戦線の北上も観測されるようになり愈々春本番を迎えようとしています。(^^)
巷では毎年恒例であるイカナゴの佃煮を炊く香りが一向に漂って来ないのも当然で、今年はイカナゴが極端な不漁で初日の28日にキロ1080円でスタートした価格が1500円1800円2300円と鰻登りに高騰し其の儘高値止まりしてしまいましたから買う人とて少なく、勢い込んで沢山の佃煮容器を積み上げて日曜日まで出店した郵便局もエクスパックが売れないでしょんぼりしています。(;;)不漁の原因は乱獲に加えて昨年3月明石海峡海難事故の影響ばかりでなく瀬戸内海に真冬の寒さが訪れなかったことにもあるのかも知れませんね。その内イカナゴも幻の魚となるのでしょうか。(;;)
裏の畑では先週より早くも苺が色づいて収穫期を迎えて居ますが、気温が高いために早くも蛞蝓(なめくじ)が暗躍し始め無傷の苺は僅かであり、殆どが苺の裏半分弱を食べられて上げ底にされてしまったのは不覚でした。(;;)毒がある筈もないのですが誰も気味悪がって食べないので、上げ底苺は私一人が食後のデザートに戴いて居ります。(;;)

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気温の上昇で空豆の花が満開となり、更にはレタスなどの野菜が一斉に薹(とう)立ちを始めました。小生は先月の終わり頃より毎年恒例の杉花粉に悩まされ目はチカチカ鼻はズルズルの状態が続いています。(;;)レタスが薹立ちする位ですから杉花粉が飛んできても当然でしょうが、一体から全て輸入材に頼り今時タンスや下駄に使いもしない杉を第二次世界大戦後大量に植えて其の儘放ったらかしは当時から何時も変わらぬ日本政府のお家芸でありました。(;;)林野庁の役人は一体から普段何をしているのか!自分達でやる気がないなら、派遣切れの若者達を大量に雇用して杉林間伐の仕事を与え里山を復活させる努力でも尽くしたらどうじゃ!
例年なら4月下旬まで収穫できる冬野菜がお彼岸を待たずに菜の花盛りになるなんて一昔前まで想像も出来ぬことでありました。(;;)幸いコオロギは歯が強くて薹立ちした葉っぱでも一向に苦にしないから良いのですが、固くて苦い葉っぱは孫のお弁当のサラダには気が引けます、でも味より健康が第一ですからその辺は無農薬を強調して押し付けることにしましょう。(^^)
先日から冬の存在が儚くなったようなニュースばかりお届けして居ますが、我々戦前派の人間には何故か暑い夏より寒い冬の方により感慨が深く郷愁を憶えます。夏はなくても水遊びの若者以外誰も困りませんが(稲作に困るかな?)、冬は来るべき薔薇色に萌えた春に備えて雌伏の一刻(とき)であってその存在はなくてはならぬものでありました。叙景歌にしても“早春賦” “冬景色” “冬の夜“など幼い頃から忘れられない珠玉の名曲が沢山ありますが、何れも凍て付く寒さがより春への期待を増幅させるものであって戦前派の日本人にとって幼い頃の冷たくて寒い冬の体験は胸の膨らむ春への期待以外何物でもなかったのです。妙高高原のスキー場で骨折し近くの病院へ入院した荒木とよひさが病床より冬の野山を眺めて作詞作曲された“四季の歌”など母を冬に擬し“♪根雪のような大地を融かす僕の母親♪”と芹洋子が歌い単調なメロディーと簡潔な歌詞が日本人の共感を呼び一世を風靡したのは40年近く前のことでしたね。
然し最近の暖冬の到来は温暖化の恐怖と共に日本人から四季を奪い、その内否応なく一年を通して暑い気候が到来することでしょう。(;;)先日の新聞で何処かの市町村が“温暖化”の表現は不適切であり”高温化“と変えるべきだとの提言がありましたが将にその通りです。
更に我々は失われつつある四季などと他人事(ひとごと)のように語ることなく、北極の氷が溶けての日本列島海没を視野に入れて真剣に子孫の行く末などを考えねばならぬ時期が到来していると思いました。(;;)
四季と謂えば以前何かで読んだのですが、サウジアラビアで日本人の技術者が現地で知り合ったサウジの紳士に耐えられぬ暑さに関して文句タラタラ言って“日本には四季があってその移り変わりが実に素晴らしい”と自慢したらその紳士が“サウジにも三つの季節があるよ”と言ったそうです。技術者は愕いてその季節について問うたら彼は徐(おもむろ)に次のように答えたそうです。(^^)
“hot season、 hotter season、the hottest season”ユーモアたっぷりな皮肉なジョークであり、日本人技術者は見事一本取られましたね。ジョークを解さずその座のムードを白けさす詰まらぬ駄洒落などしか言えない日本人は恥ずかしいですよね。(;;)
日本人が会話下手で世界中から除け者にされている原因は案外こんな処にあるのかも知れないと思いました。その内日本もサウジのように3シーズンとなって“hot season、 hotter season、the hottest season”がブラックユーモアでなく現実になったりして…(;;)
住民票も持たない底辺の哀れな人々には決して恩恵を与えることのない驕れる定額給付金支給が先週遂に可決されました。法案上程当時から辞退を表明していた麻生総理が豹変して、さもしい筈のお金の受取を表明せざるを得なくなった悲しき給付金でありましたが、閣僚懇談会で給付金の受領確認について全員の足並みを揃えさせるものものしさには唯々嗤ってしまう他ありません。閣僚の感想の中の二階経済産業相の『想い出に残るものを購入したい』には吹き出しましたね(;;)せめて『家族で食事でも…』くらい言えなかったのでしょうか。官僚事務方からの原稿丸読みだったりして…(^^)きっと西松建設の献金問題で小沢さんに続いて今週地検に呼ばれる日程調整で心其処に在らずの心境だったことでしょう(;;)
『危ないは地球でなくて人類だ』
毎日新聞08年度万能川柳大賞に先週瀧田真砂子さん64歳(財団法人昭和経済研究所勤務)投稿の句が選ばれました。選者仲畑さんの意図は地球環境などと誰もが大層聲高に叫んでいるが、本当のところは地球の問題ではなく住んでいる人間に関わることだったのではないか、人類は滅びるだろうけれど地球は残るから地球のことまで気に掛けようとするのは人間の傲慢ではないか?そんな思いが此の句を年間48万句の頂点として選ばれたようです。
この年間大賞受賞の方は04年から投句を始められ、毎月約100句投稿され毎年20句余りが入選(小生など08年度は1句だけ(;;))されているとか…、職場では毎日5種類の新聞に目を通してはTVを見て感じたことをその場でメモされるそうですが、地球環境は兎も角としてこの方の職場環境が定年後の家庭での寛ぎのようでメチャ良いですね。勤務先が財団法人だし年齢からしてきっと五時まで席に座ってさえいれば良い通産省辺りキャリア官僚の天下りと見ました。負け惜しみではありませんが小生など朝6時から仕事に追われ新聞に目を通すのは就寝時の一時間と決めていますから川柳のネタ探しなどとても余裕がなく、投稿もせいぜい3月に一句であり、入選が2年に一句程度ですからでは到底敵う相手でありませんが、小生の入選率はこの方の10倍ですから才能はこっちが上と威張りたい処ですが、この句からして当方の基礎体力不足は明らかであり、所詮田作(ごまめ)の歯ぎしりでしたね(;;)
この方投句も結構ですが、職場が経済研究所であれば机に座ってばかり居ないでCO2削減など具体的な地球環境の改善を目指して直接全国の工場などに出向いて実態を把握して頂きたいですね。机上の空論とか謂いますから、実地に体験されればもっともっと素晴らしい句ができると思いますよ。(^^)え?天下りは出張などしないんですって?恐れ入りました。(;;)
お待たせ本年の女子プロゴルフ開幕戦ダイキンオーキッドは沖縄で行われ我等が橫峯さくら選手は4アンダー首位タイと好調の発進でありましたが、二日目に75と崩れて4位タイは不本意でありました。今年は初の賞金女王を目指すことになりますが、何せ昨年から二十歳前後の大型新人がウヨウヨ群雄闊歩してきましたから、身体の小さいさくら選手も勝つのは容易ではないと思いますよ。でも韓国ブスに優勝されなくて良かったと思ったのは私だけでなくダイキンさんも同様だったでしょうね。(^^)
先週の漢字の問題の解答は女子ゴルフ開幕のため来週に順延させて下さい。<(_ _)>

蟻が巨象を斃(たお)す


新年開けましておめでとう御座います。元日の朝は幸い晴天に恵まれ、暗雲が垂れ込めた今年一年の日本経済も斯くありたいと願いました。
拙(つたな)いブログではありますが、本年も宜しくご愛読をお願い致します。
愈々明日から仕事始めとなり年末調整の後始末に当たる諸官庁への提出書類の作成に掛かることになります。本年よりこれら書類の提出が電子申告とされて送信が煩雑となり、我々戦前派のアナログ人間には少し宛住み難いデジタル環境が訪れようとしていますが此も時代の推移であり享受せねば生きて行けなくなりました(;;)
皆様のお正月は如何でしたか。極端な円高で何時もより超安上がりの外国旅行となりましたが、それでも不景気のせいで例年より出国者は数万人少なかったとか…(;;)昨年秋から我が国の経済情勢の極端な悪化による多くの失業者が続出し、職だけでなく寒空の中を宿舎まで追い出されホームレスにまでなった方が多い世相の中をまるで他人事(ひとごと)のように我関せずの海外旅行など私など到底信じられぬ思いです。零細中小企業は当然として大企業まで大赤字が予想され周章狼狽の越年となって居ますが、旅行者の彼等には明日への不安がないのでしょうか、日本人と言う人種はもっと他者(ひと)の痛みの分かる人種かと思っていましたがこんなに刹那主義の人達ばかりだとは情けないですね。それとも自分の勤めている会社だけは…などと楽観している手合いが多いのかも知れませんが、こんな人に限って近く明日は我が身であることを思い知り、海外旅行で虎の子の貯金を失ったことを後悔することになるでしょう。(;;)

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昨年暮れに事務所玄関前のレタス畑に水を遣っていると、何やら葉に止まっているのでよく見ると三角バッタではありませんか。懐かしやこの三角バッタは毎年夏になるとうちのレタス畑の招かれざる客人として私を始終悩ましましたが、自然の摂理でキリギリスの餌として貴重な蛋白源となって彼等を長寿へと導いて呉れることとなりました。11月半ば以降見掛けなくなり爾後玉葱だけではキリギリスも段々体力が落ちて先月17日最後の一匹が儚くなったことは前にお知らせしましたね。その三角バッタの雌が一匹レタスに止まっているのです。何処から来たのか彼女(雄は小さくて雌の1/5)に聞いても答えられる筈もなく、よくぞ寒空を年末まで生き存えてきたものだと感心し、此の儘では凍死するのも時間の問題であり、弱っているようなので早速蟋蟀のアクリル容器に移し蟋蟀に与えるレタスのお相伴をさせることとなりました。夜間暖房のお陰で今朝も元気に蟋蟀と仲良く?レタスを食べています。
然し考えてみれば師走にバッタが飛んでいるなど地球温暖化も此処まで来ると背筋が寒くなりますね。その内蛙もトカゲも冬眠しなくなったりして…(;;)
歳末恒例の有馬記念で1番人気牝馬ダイワスカーレットがスタートからゴールまで一度もトップを譲らずに逃げ切り勝ちで圧勝し、2位には最低14番人気のアドマイヤモナークが入ったため三連単は100万円近くとなり、ワイド、3連複を併せ有馬記念の記録となりました。牝馬の優勝も有馬記念では37年振りとか…、皮肉にも女性上位の時代到来を予感させるものでありましたが、ここ数年来競馬界の人気は衰頽の一歩を辿り、本年は5%も昨年の売上から減少し一般景気の低迷を象徴するものでありました。武豊老いて競馬界の前途も愈々危ぶまれて来ましたね。
先月16日逝去した友人のS君が自分達関西相互銀行の職場の同僚1350名を救うべく数少ない仲間と共に日本一阿漕な住友銀行を向こうに廻して身を挺しての乾坤一擲の勝負を挑み、見事日本の金融市場稀に見る“大叛乱”が成就して、世間から『蟻が巨象を斃した』、『鰯が鯨を呑んだ』と称讃されたのは今から30年も前のことでありました。今週は皆様にこの事件で住友銀行が如何に卑劣な行動を取ったかについて、その全貌並びにS君達の活躍振りの詳細をお知らせする予定でありましたが、S君の奥様から彼がこの事件に関して家では何も喋らなかったのでそっとして置いて欲しいと仰られた言葉を1週間考えて私は筆を折ることに致しました。きっと彼は此の事件について家族を気遣い心配を掛けたくなかったことと思います。そして私に対しても彼が生前此の事件について触れたがらなかったことにも気付きました。彼の苦闘の1年間は人には明かせぬ傷つきと苦悩と共に戦場での10年にも匹敵する過酷な時間ではなかったでしょうか。日露戦争で難攻不落の203高地を陥落させた乃木希典の心境ではなかったかと思いました。近い内にあの世で逢えるでしょうからそのときにじっくりと彼の話を聞いてみたいと思います。
皆様もご年配の方は30年前のこの画期的な事件についてご記憶をお持ちだと思いますが、興味のある方は当時実業の日本社から出版された『“大叛乱”ドキュメント住友銀行VS関西相互銀行』角間隆著(アマゾンで購入できます。又神戸市の図書館で1冊保存されています。)をお読みになれば、如何に当時の住友銀行(三井住友になった今でもそうですが)が悪辣な銀行であるか改めてお分かりになることでしょう。彼等は合併によって関西相互銀行が大阪の底辺地帯を歩き、文字通りドブ板を踏みながら集めた3000億円余の預金を奪い取って富士銀行を抜いて第一勧業銀行に次ぐ業界第2位に浮上する野望に燃えており、大蔵省の認可を要する支店数も労せずに46店増加する魅力は大きい反面、京大出で固めた住友とは学歴の劣る不用な1350名の従業員は切って捨てる予定でありましたから、関西相互銀行の従業員達の叛乱は当然ではありましたが、S君達にとってはそれこそ我が身を捨てて巨象に立ち向かう蟻達の心境であったことでしょう。
恒例の箱根駅伝は下馬評になかった東洋大が往路復路を共に制して完全優勝を果たし、優勝候補の筆頭駒大は13位と沈みシード権すら失いました。東洋大の優勝は偏(ひとえ)に5区天城越えならぬ箱根越えで9位から4分58秒の差を覆して8人を抜き区間新トップでゴールする奇跡を齎した無名の1年生柏原選手でした。(^^)
それにしても何時も思うのですが、多寡が地方大会である箱根駅伝がTV放映1日8時間ぶっ通しで二日間、新聞は5段抜きトップでの扱いは異様であり、さすれば試合結果が新聞の片隅に辛うじて登載される伊勢の全日本大学駅伝や出雲駅伝には有力選手を温存し若手の登竜門としか考えていない関東有名大学との差は一体何だろうかと考えました。全国には多くの大学がありそれぞれ多くの陸上選手を勧誘していますが、関東地方以外の大学には箱根駅伝への参加資格がないために高校駅伝の有名選手が関東に流れるのは自明の理であり、有名選手の偏在は他の一般学生にも影響を及ぼすこと必然であって、箱根駅伝を主催する関東学生陸上競技連盟も既得権に胡座をかくことなく、全日本学生陸上競技連盟にバトンを託す時代がとっくに到来していると思いますが、少子化の時代を受けて上武大学、城西大学など箱根駅伝でもないと誰にも憶えて貰えぬ学校のPRには千載一遇のチャンスであるために、こう謂う世界は放映権やゼッケン広告など役員達の利権に繋がった柵(しがらみ)に包まれた美味しい処であり、立命館や大体大が参加できる日は先ず近くないと思われます。
常勝駒沢大学のシード落ちは此の学校が本業を疎かにして証券運用に失敗し、学舎が金融機関の150億円の借金の担保とされたことが選手達の志気に大きく影響したに相違ありません。一方優勝した東洋大は昨年12月に長距離部員が電車内でハレンチ事件を起こし、練習自粛までして出場すら危ぶまれていましたが、今回の最優秀選手柏原選手を発掘した川島監督が切腹(引責辞任)することで出場が認められた経緯があり、此の事件が与えた選手達への緊迫度がよもやの優勝を齎したものでありましょう(^^)
先週の問題の解答
柿“かき”と柿“こけら”
“かき”と“こけら”(木の削り屑の意)は元々異なった字でありその証拠に字画が違っており、“かき”は9画で“こけら”は8画です。筆順を調べてみると柿(かき)は旁りの筆順が鍋蓋の次に巾を書きますが、柿(こけら)は鍋蓋が一でありチョンを併せて縦棒が一本になる処から8画となる所以です。因みに柿(こけら)は漢字検定1級の配当漢字にも入らない難しい字ですが筆順を除いて同じ字体なのでパソコン上は環境依存文字(JIS第3水準乃至第4水準の漢字を呼び、他の機械に送信した場合、文字化けする可能性が高い字)にもされず異端児となっています。
今週の問題
“黙す”
仮名付けの問題です。意味も同時に答えて下さい。漢検辞典では載っていませんからテストで出題されると狼狽えるでしょうね。(;;)

時給6900円は高すぎる!


あっという間に季節が流れ、あと半月で暦は丑年に代わります。思えば私自身よくぞこの歳まで大病もせずに無事働いて来られたものだと感慨無量の思いです。然しそんな感傷に浸っている間もなく現在も日夜恒例である年末調整の準備作業や10月決算事務に追われていますが、最近になって仕事が終って職員が帰った後、何故か無性に幼い頃を懐古することが多くなりました。想い出すのは決まって小学や中学で教わった唱歌であり、これも加齢による“子供返り”の傾向がでてきたのではないかと思います。タイムスリップして本当に子供に帰れるなら此程嬉しいことはないのですが…(;;)
“子供返り”した私でも通販のCDを買うほどの熱意もないので、先日ご紹介したネットの“YouTube”で子供の頃の唱歌を検索しては聴いていますが、時の流れは歌の題名にまで及び“旅愁”を聞いてみようと検索したら“更けゆく秋の夜…”ではなく、西崎みどり唱うところの“旅愁”(必殺仕掛人主題歌)が出てきて此は此で懐かしく久し振りで幼く可愛いみどりちゃんを拝見して愕きました。 “故郷”で検索すると“兎追いし…”ではなく、吉幾三の演歌が出てきたりしますから著作権は歌の題名にまで及ばないのかも知れませんね。
西崎みどりの“旅愁”は今から34年前に必殺仕掛人に出演して14歳で主題歌を歌った彼女唯一のヒット曲ですが、 “you tube”上ではその後此の歌を歌った石川さゆりからテレサ.テンに最近では田川寿美などなど登場しますから、とても良い曲だったことが分かります。彼女は3歳にして日舞で初舞台を踏み5歳で西崎流宗家の家元となった異色の人であって、現在も西崎流新宗家の家元として活躍中だそうです。きっと日舞の舞台では最後に“旅愁”が歌われるのではないでしょうか。日舞のファンより歌のファンの方が多かったりして…(^^)
【旅愁】
木枯らしの季節を迎えたことだし大好きな小学唱歌でも聴けたらいいなと先日土曜日の昼下がりに仕事の傍らNHKラジオを聞いて居ましたら、とても懐かしい曲が流れているのに巡り逢いましたが、良く聞いていると私が憶えていた曲とは歌詞が全く異なって居たのに愕いたのです。此の歌は小学校の終り頃か中学校の始めだったと思いますが『他郷の月』の題名で習った、音律が短調のとても悲しい曲であり、音痴の私でもその頃の己の身の上を憂いて此の曲に共感し、誰も聞いて居ないときに一人でよく歌った歌でありましたが、NHKの放送では題名も『冬の星座』と聞いたことがあっても歌詞が私の記憶とは全く異なっており、曲は同じでも歌詞の感触は前者が故郷への郷愁を唱った悲しい曲であるのに反し、後者は文字通り星を鏤(ちりば)めたような美しい旋律の叙情歌でありましたから不思議に思ってネットで調べてみたら、作曲者はアメリカ人のヘイズと云う人であり、作詞は『他郷の月』が国文学者の中村秋香で、『冬の星座』は、かの有名な堀内敬三さんでした。
【冬の星座】
大昔のことで恐縮ですが堀内敬三さんと謂えばNHKのラジオ番組“話の泉”で日本中に碩学で名を轟かせた方です。高橋圭三アナの司会で終戦後18年も続いたクイズバラエティーの趨(はし)りと謂うべき長寿番組であり徳川夢声、サトウハチロウ、渡邉紳一郎などのレギュラー陣の博学を超えた雑学知識の広さには私など唯唯驚嘆したものでありました。氏は本職は音楽評論家でありましたが、その実マサチュセッツ工科大学出の修士であって工学部の出身ですから音楽評論家とは華麗なる転身でありましたが、その辺りが該博の所以であったのでしょう。
話は違うところに飛んでしまったので元に戻しましょう。『他郷の月』が国文学者の作とあっては格調の高さも宜(むべ)なるかなでありましたが、中村秋香は天保の生まれで明治の終りに没して居られ、作曲者のヘイズも同じ頃に亡くなって居られますからこの曲が明治時代の作品であることが分かります。他郷と謂う聞き慣れない言葉は故郷の反語だと思いますが、それだけに遠く離れた故郷が夢にまで見る懐かしい処であることがしみじみと実感できますね。その頃の日本は日清戦争や日露戦争と国力を費やして疲弊し切った貧しい時代でありましたから子供達は女工哀史や丁稚奉公などマシなほうで親の薬代を支払うために女衒(ぜげん)に売られ苦界に身を沈めた幼(いとけな)い少女など数知れずありましたから、己が運命(さだめ)を皆家族の幸せに託して懸命に働き、住む場所は異なっても全員心を寄せ合って生きていた望郷の思いが此の歌に託されて居たのではないでしょうか。
今年アフガンで現地の難民達を助けるべく彼等の心に融け込んでいたボランティアの一青年浜田和也さんがその志し半ばにして殺害され無念の死を遂げられましたが、彼は日本とは遠く離れていても心は何時も家族と一つ“他郷の月”の心境であったろうかと思いました。
若い方は“冬の星座”のメロディーで “他郷の月”を口遊(ずさ)で見て下さい。きっと切々とした哀愁のメロディーから、生活は豊かでも共に暮らしていても、心が離れ離れになっている自分本位の現代の家族の有り姿を振り返らざるを得ないのに慄然とされる方が多く居られるのではないでしょうか。(;;)
昔は偉い学者でも威張らず踏ん反り返らずに童謡や小学唱歌などを多く作詞し良い歌詞が溢れていましたね。♪兎追いし かの山 小鮒釣りし かの川♪と小学唱歌“故郷”を作詞したのも著名な国文学者高野辰之でした。彼の代表作“春の小川”が戦後文部省の阿呆な役人の手によって♪春の小川はさらさら流る♪が“さらさら行くよ”と漫才師擬きに改竄(かいざん)されましたが、信州千曲川の辺(ほとり)の高野辰之記念館の碑には今もしっかりと“さらさら流る”と刻んであるそうですよ。(^^)
愛娘への父親の愛情を利用して誘拐された友梨ちゃんを助けてあげると近づきこの4年間に7千万円もの大金を幾度かに亘って騙し取っていた中年の男女2名が先日大阪府警に逮捕されました。騙された父親にも落ち度がなかったとは言えませんが、藁にも縋りたい親の傷心を利用して巨額な金銭を騙し取り、散財生活に明け暮れた悪辣な犯行は最近類を見ない非道なものであり、此の男女二人は此まで一体どんな屈折した人生を送って来たのでしょうか、良心と謂うものを全く持ち合わせない極悪人だと思いました。
この二人は現在友梨ちゃんの殺害を含めて警察から手厳しく糺弾されていることでしょうが自業自得であり、悪銭身につかず7千万円もみんな夢の中では警察だって怒りますよね。詐欺罪だけでなくもっと過酷な刑罰を科することができるように検察当局と掛け合って頂きたいと思います。
然し元はと謂えば数少ないNPOの方々の捜索だけではどうにもならず彼等のような便乗者を蔓延らすことになったのは、警察の捜索が事件直後全力投球であったものが月日の経過と共に解決の道が遠くなったため事件が風化して、他にも雑多な事件が多く警察が友梨ちゃん事件ばかりに深く関われなかったため捜査員も少し宛人員を減らされ何時とはなく来署される父親の嘆願に対して満足な対応ができなかった処に、“警察にはやる気がない”とお父さんが警察不信の念を抱かれたのが発端であり、その不満を嗅ぎつけ心の隙に悪人達が忍び込んだものに違いありません。以為警察も4年もの長期間、友梨ちゃんのお父さんの苦悩と行動に全くに気付かなかった失態は赦されるものではなく、どんなことがあっても友梨ちゃんの加害者を捉まえることしか吉川さん一家に償う術(すべ)がありませんが、果たして彼等警察にそれだけの執念が残されているでしょうか。
トヨタやホンダなど日本メーカーの50%も沢山給与を取っていながらGM達の労組は09年度からの給与のカットを拒否しました。時給換算6900円と書かれていましたから一日7時間、週五日として月額100万円にもなりますから、取りすぎが業績悪化に繋がったものでしょう。何れ年が代われば民主党労組派のオバマさんが助けて呉れると謂う“読み”かと思いますが、会社が潰れてはどうにもなりません。彼等は金(メッキ?)の卵を産む鶏の首を絞めていることに気付かないとは愚かですね。
本日岐阜で行われた全日本実業団女子駅伝は常勝三井住友海上を押さえて昨年は地区予選すら突破できなかった豊田自動織機が創部2年目にして初優勝を遂げました。(^^)
此の会社はトヨタグループの総帥でありトヨタ自動車の生みの親に当たります。昨今トヨタがビッグスリーの破綻を受けて苦境に立たされていますが、若しトヨタ自動車で創部されていたら恐らく世間を慮って廃部となり出場できなかったでしょうから良かったですね。トヨタも此の優勝を契機として明るい未来を開いて頂きたいと思っております。
漢検の募集した今年の漢字は“変”に決まりました。今の総理が“変”やからでしょうね(^^)
先週の漢字の問題の解答
“てにをは”は漢字で『弖爾乎波』又は『弖爾遠波』と書きます。“て”の字は弓の下に一が付いていますが珍しい字ですね。この字は訓読みが“て”で音読みがなく国字です。漢字の“手”に値打ちを持たしてお役人がこんな字を作ったものと思われます。一は弓を番(つが)えた手を意味するのでしょう。
語源を辿れば、平安朝初期に遡りますが、漢文の訓読みで補読する文字、助詞、助動詞、用言の活用語尾などの総称であり、特に明治時代は漢字の読みを示すために字の隅などに付けた点を“をこと点”(乎古止点)と呼んで漢字の四隅にある点を左下から時計回りに呼んで行くと“てにをは”となるところから用いられています。
今週の問題
胄(よつぎ)と冑(かぶと)
上の二つの漢字、跡継ぎを意味する胄(よつぎ)と謂う字と鎧兜の冑(かぶと)と謂う字は全く同じ筆順で書き字画も書体も同じなのですが、読み方だけではなく実は全く違った字なのです。
何処が違っているのかが今週の問題です。辞書を見ずにお分かりでしょうか?

“グー”の小母さん


明日から12月だと謂うに暖かい日射しの日曜日です。そろそろ畑の冬拵えのシーズンとなりました。ピーナツを収穫して土壌が豆科の根粒菌のために肥沃となったので、今年はイチゴの苗を植えて見ました。露地栽培のため収穫は5月頃となりますが、定植してからたったの1週間で可憐な花が一輪咲いて居ます。(^^)きっと先週暖かかったので春が来たと勘違いして咲いたものと思われますが、此の儘放っておいても寒くて不憫だし、苗にも負担が掛かるので花を千切ろうと思ったのですが、多感な年頃でもある4年生孫娘の頑強な抵抗に遭って、乙女心を傷つけるのも不本意だし其の儘咲き続けさせることとなりました。(;;)果たして春には大きいイチゴが生って呉れるでしょうか。(^^)写真は咲いているイチゴの苗です。土手の東斜面で日当たりだけは抜群ですが、その分水遣りが大変です。(;;)

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先週日経のコラムにて紹介されて居ましたが、この前破綻したアメリカ保険大手のAIG(American International group inc)の役員達が政府の救済を受け会社が助かることが決まった直後にカリフォルニアの高級リゾートで5泊6日もの豪遊をしていたことが明るみに出たそうですが、アメリカ政府は負債総額に拘らずこんな節操のない幹部が経営する会社など潰しておけば良かったですね。此の事件が日本なら首脳陣は国会喚問事件で吊るし挙げられたでしょうに、アメリカは不思議な国であり役員の給与は日本の役員の10倍以上も取った上にストックオプションまで半端な額ではなく、アメリカ国民が如何して貧富の格差に激怒しないのかその無関心さを訝しく思いますが、アメリカの確定申告が電子申告に限られていることから考えるに、アメリカ人の大半が中流家庭のない黒人を初めとする貧困層で占められ税金などとは無縁の存在であるため富裕層のしていることは他人事(ひとごと)と全く関心を持たないからではないでしょうか。(;;)
アメリカ自動車大手ビッグスリーGMを初めフォード、クライスラーの首脳達が政府の公的支援を求めてナント!ワシントンへ自家用(勿論会社所有)ジェットで来たそうですが見ている誰も何も咎めなかったそうです。毎日新聞は”タキシード姿で貧困者の給食施設に現れたもの“と、どぎつい風刺を籠めて揶揄しましたが、GMなどは破産法の申請を検討している程業績が悪化していますが、仮にそうなっても彼等経営陣は自分達の蓄財を債権者に差し出すことなどは決してしないでサブプライムのせいだと我関せずの態度を貫くことでしょう。
米紙ウオールストリートジャーナルによればフォードが支援条件の一つであるフォードCEO(社長兼最高経営責任者)であるムラーリー氏が報酬カットに抵抗しているため自動車大手の支援法案が暗礁に乗りあげているとしています。フォードは07年度に27億7千ドル(2600億円)の赤字を出しながらムラーリー氏は2167万ドル(20億7千万円)もの巨額の報酬を受取っていたと謂われていますから赤字も此処まで大きくなると社長の給与など1%以下で霞んでしまうのでしょうか?
又、大手銀行ワコビアが経営不振で同業のウエルズファーゴに吸収合併されるについて、同銀行の経営陣10名が報酬の2.99倍に当たる93億円を退職金として受け取ることが米証券取引委員会への提出資料で明らかになったそうですが、ま、赤字の数百億ドルからすればどうでも良い数字かも知れませんが、経営陣の年俸を退職金から逆算すれば一人3億円以上にもなり日本とは一桁違いますね。アメリカではサブプライムは天災のようなものであって会社や銀行に大きな赤字を背負わせても自身の責任ではないと多額な報酬と退職金を取っても良心が尤(とが)めることがないのでしょう。
我が国では何かあれば、例え原因が100%中国の責任に帰するものであっても会長社長以下記者団を前にペコペコと謝罪し、私財を全て差し出して償っているのとのギャップは一体何処にあるのでしょう。アメリカの経営者は会社を潰しても自分は最善を尽くしたので単に不運であっただけで自分は決して悪くないなどと牽強付会に終始し、少しも罪悪感など持たないのは偽善者の最たるものであり、日曜日に家族で正装して教会を訪れるキリスト教徒たる所以だと思います。これって終戦後アメリカに都合良くお膳立てされ、その通りに終結した極東国際軍事裁判の結果と少しも変わりませんね。富裕層がユダヤ人を中心とするアメリカ人って本当に狡い人種だと思いました。
然し、明治4年穢多非人廃止令後も根強く生き残り決してなくなることはなかった我が国の部落民以上に蔑視され、トイレまで差別されていた黒人が大統領になったりするなどアメリカも大きく変貌しましたね。よく”時代が動いた“と謂われますが、アメリカは想像もしなかったサブプライムの登場をエポックメーキングとして大きく時代が動こうとしているのではないかと思います。皮肉にもサブプライムはアメリカのメシア(救世主)となるのか、それとも住宅バブルを創設し世界恐慌を惹き起こしたユダヤ人の懐に巨万(兆)の財を膨らませただけなのか、結果が待たれる処です。
話題は急に変わりますが、グーのおばさんことエド.はるみと謂われる少し太めの女性が最近忽然と現れてアッと言う間にTV画面のCMにドラマにとお茶の間を賑わすようになりましたが皆様もよくご存じでしょうね。
芸能界の事情に極く々々疎い小生ではありましたが、先日フジテレビで“金曜プレステージ エド.はるみ物語”と銘打った自叙伝が放映され本人自身が主役出演すると謂う意外性もあって、それまで聴いたことも見たこともなかった小母さん(失礼<(_ _)>)が如何にして生存競争の激しい芸能界で突如として活躍できるようになったのか不思議に思って居りましたのでその経緯(いきさつ)を知りたくて、ドラマなど先ず見ない私ですが生憎時間帯が私の夜漢字勉強時間帯であったためビデオ録画しておいて、休日の食事時間に数週掛けて拝聴しました。
ネットでの情報によると彼女は約20年前に明治大学文学部を卒業後演芸研究所に入所し、卒業後舞台女優を目指し、一方ではマナー教室の講師そしてマイクロソフトのオフイシャルトレーナーの資格を取った異色の人でありましたが、才能が分化されたために女優として大成するに至らず、人生の半分を経た40歳を前にして初心に帰って御笑いの世界で生きて行く決心を固め、吉本の訓練学校NSC11期生の最年長者となって息子ほど年の違う連中から“クソ婆”などと嘲(あざけ)られ辛酸の日夜を過ごし乍ら遂に本年2月には56組が競う真芸人スペシャル番組で優勝しこの厳しい世界で栄光の座を獲得した苦労人タレントであったそうです。(^^)
然し、デビューして1年にもならぬ一介の御笑い芸人が、自叙伝をTV放映されるなど前例のないことであり、この大スター並みの扱いは全く異例のものでしたが、如何に彼女の御笑い芸がこれまでの先達のワザを超えていたかを物語るものではなかったかと思いました。
夢に向かっての苦難の道程を自身が演ずる“エド.はるみ物語”は、結構面白いドラマに仕上がっており、本人の頭の回転の良さに加えて礼儀正しさと、御笑いの世界での先輩に対する挨拶など人間の出会いでの基礎が嘗て“マナー教室の先生”であったことが格別に上下の “けじめ”の厳しい芸能の世界では直接的間接的に大きな助け船となり、回り道をした甲斐が報いられ鬼の吉本の上司にも可愛がられて遂に今日の栄光を得たものだと思いました。
体質かと思いますが、此の女優さんハードなグーグー体操の割には少しメタボ傾向にあり、体力勝負の芸能界で長く生き残って行くには、食事制限などしてもう少し痩せないことには息切れするのではないでしょうか。此の身体で今年夏の24時間TVチャリティーマラソンランナーに昨年の走者萩本欽一さんから選ばれ女性として過去最長の113kmを完走した人であるとは到底思えませんから人間なんて見掛けによらぬものですね。(^^)
これからも中年女性の星として活躍して頂きたいと思いますが、“グー”だけでは先が見えているし、新しいネタを目指して大ブレークして下さい。
先週21日の金曜日毎日新聞朝刊全国版“万能川柳”に久し振りで投稿した愚作が登載されました。(^^)ちっとも載らないので1年以上も投句を諦めていましたが、先々月何気なく閃いて2句送ったら片方が選者の目に止まったようです。紙面の都合でお知らせが1週遅れとなりました、ご免なさい。

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女子プロツアー本年最終のリコーカップが宮崎で行われましたが一昨年の覇者さくら選手は先週の優勝と1億円達成で気が緩んだのか、精彩を欠き11位タイと沈み賞金女王の夢は破れました。来年の更なる健闘を期待することに致しましょう。小さい細い身体で外国派遣を挿んで本年はご苦労様でした。
それにしても最終ホール不動選手バーディーチャンスから一転しての3パットは自分の優勝より何より日本人である妹弟子古閑美保に賞金女王の座を与えてやりたかったからだと思いました。そして誰よりも念願の初賞金女王間違いなしと信じて疑わなかった韓国の李知姫がガックリと肩を落として会場を去って行ったのが印象的でしたね。(^^)

轢き逃げ事件の続発


暖かい日が続いていましたが新嘗祭(現勤労感謝の日)を迎え早いもので後1週間で師走の到来となりそろそろ畑には霜が降り木枯らしが吹き荒ぶ季節を迎えました。12月は私共税理士には恒例である関与先の煩雑な年末調整事務に入ります。最近の神戸は不景気の影響で賞与のない零細企業が増加し、従って年末調整時に還付金がなくて逆にいつも通り税金が控除される方が多くなったのはお気の毒ですが、法の定めとあっては致し方がありませんね。(;;)
共に厚生省の元厚生事務次官夫妻の連続殺傷事件は甚だ傷ましい事件であり、被害者が年金不祥事の当の本人にしても何も元次官を奥様共々殺すことはなかったと世間の誰もが思いました。犯人が先週末に自首し原因はナント!ペットが保健所に連れ去られたせいだとか…保健所が厚生省とどう関わっているのか良く分かりませんが、関わっているとしても“風が吹いたら桶屋云々…”の類(たぐい)であり被害者の次官夫妻はあの世で閻魔様に狂犬に襲われたのだと真相を聞かされて身に覚えのある年金事件でなかったために余計無念の思いを露わにされていることでしょう。(;;)
然し今度の事件は“相手は誰でも良かった”に近いものでしたが、背景には保健所とは余り関係がなくても厚生省の不祥事がメディアを介して犯人の脳裏に深く刻み込まれて居たため標的に選ばれたものに違いありません。
今度の事件に関する詳細な報道により彼等次官が図らずも退官後煌(きら)びやかにして華やかな多くの天下り期間に於いて安佚を貪っていた実態が皮肉にも明るみに出され、喉元過ぎて熱さを忘れていた日本人の注目を改めて集めることになりましたが、彼等とて年金事件の華やかなりし渦中当時の領袖でもあり、当時巷で喧伝された“過去の社保庁長官や年金保険局長は退職金を返納せよ!”の怨嗟の声が湧き上がった折に、せめて退職金の半分でも返納していればひょっとして今回の事件の標的にだけは免れたのではないかと思いました。然し被害者の方々にはお気の毒でしたが、犯人が自首するまでは他の長官経験者達を震い上がらせる効果は絶大であり、世界経済破綻の昨今となって彼等の個人資産もガタ落ちし退職金を返還したくても返せない実状でありましょうから虎の子の財産は減るは、夜道は疎か昼間も指さされて人前を歩けない状態となっては彼等も四面楚歌に陥りましたね。これぞ年金問題の責任を放置し我関せずと頬被りした報いであり、薄情な表現ではありますが我々衆生から見れば謂わば自業自得と謂うものではなかったでしょうか。
第三の事件を起こさないために警察庁では歴代元社保庁長官の自宅前に終日パトカーが張り付けることになりましたが、元長官もその家族も怖くて外出も儘ならず朝から晩まで自宅軟禁ではストレスが溜まって堪らなかったでしょう。お陰で此まで知らなかった近所の方にまでに“フーンあれが昔の社保庁長官の一人だったのか”と合点されて、白い目で見られて近所付き合いして貰えなくなったりしては踏んだり蹴ったりですね。(;;)
もう斯様なテロ事件はこれ以上惹き起こされたくありませんが、今回の事件が厚生省歴代保険長官などの高級官僚達に与えた恐怖感の大きさは計り知れず、我々庶民の社会保険庁に対する怨念や傷みが少しは思い知って頂けたのではないかと不謹慎ではありますがちょっぴり快哉を叫びました。
然し、恐ろしいことには我が国には政府の施政や他人の幸せに不満を持つ多くの不平分子が居ますから、此の事件を契機として再び同様な事件が起こるのではなかろうかと心底から危惧して居ります。
今に限ったことではありませんが、昨今酒酔い運転に対する厳罰が殺人事件を誘発している嫌いがあり、スナックなどの売上低下からして飲酒運転は幾らか減少はしているようですが、事件を起こさせないために設けられた法律が、罰則の強化で事故が起こった場合反って事件を大きくなって居るように見受けられます。勿論法で禁止されたことを知っていながら酒を飲んで運転した者が悪いに違いありませんが、従来なら60日乃至は90日の免停で済んだものが、現在では一挙に免許取消の上懲役或いは禁固となって前科者となり職を失うことにもなりましたから、酒酔いの頭が余計パニックとなって前後の見境を失い単なる軽微な人身事故で終わる筈の事件が重大な殺人事件にまで発展しているものと思われます。
全てはその人のモラルの問題ではあるのですが、先日茨城県で物損事故を起こし交通安全対策課長を務めて飲酒運転撲滅を訴えるポスターの企画などを担当していた50歳警視庁警視による酒酔い運転は世にも情けない事件であり、俗に“5時から男”などとは謂いますが、勤務時間外だとは謂え、自らの職業を貶めることを何ら考慮しなかった短絡的にして典型的なサラリーマン根性には呆れてものが言えませんね。
新聞配達の少年をブレーキも掛けずに8キロに亘って引き摺って殺した41歳の男など、40歳50歳は我々の子供に当たる世代であり、高度成長期の真っ直中で育った年代ですが、恰も日教組の力の強かった時代でもあり、少年期に充分な道徳や倫理観に乏しい先生に教わった不幸が今日(こんにち)になって発現してきたものではないかと考えます。
全ては刑罰の大小など対処療法でしかなく、人それぞれが自己を律する倫理観を共有することでしか原因療法と成り得ませんから、それらの倫理教育を充分に行わずして罪ばかり重くしても効果はなく、今後親や教育者は原点に戻って遅蒔き乍ら児童の倫理教育に真摯に対峙すべきであろうと考えます。
“そんな子はわんさと居る。一人に構うな!”と恫喝したのは、名古屋地方の小学校から国民保険料滞納で無保険となり虫歯治療ができず歯が次々と蝕まれてゆく一人の児童について学校からの問い合わせに対しその市の教育委員の心ない言葉であったそうです。(;;)
謝礼を貰って教師の資格試験の点数を水増しして捕まった教育委員が居るかと思えば、上記のように、児童の健康など全く関心がなく端数切り捨て型の教育委員が何処にもわんさと居るようです。此方は法的な罪には問えなくても、凡そ教育委員としての児童に対する倫理的な資質を欠いていますから大分県の教育委員より遙かにワルではないでしょうか。こんな思い遣りのない奴に限って飲酒運転で轢き逃げ事故など起こすタイプでしょうね。
大体から教育委員など普段何の仕事をしているのでしょう。教師からの付け届けの多寡をグラフにして勤務評定をしているだけじゃないんですか?
何時だったか新聞コラムの“つむじ風”に出ていた記事で麻生総理が秋葉原で総理就任初の街頭演説の中で毎週愛読している週刊漫画雑誌が激務のため先週は4冊のうち2冊しか読めなかったと嘆いて見せたそうです、演説を聴いていた学生が“首相も漫画を見る暇があるのか!”と愕いていたそうですが、語るに落ちるとはこのことであり、漫画雑誌から政治家が得られるものなど皆無であり、そんな時間があれば佐藤一斎“言志四録”でも読む気がなかったのかと総理の無知蒙昧を知り、一国の宰相が此では我が国の将来も愈々終焉を迎えたのかと唖然としたものです。漫画は総理の顔だけにして欲しいですね。
諸説に拠れば総理のマンガ好きは漢字の苦手が原因であって、原稿の読み間違いが結構多く特に熟語の読みが踏襲を(ふしゅう)頻繁を(はんざつ)と読まれたそうな…(;;)これらの字は何れも当用漢字であり中学生までに習う漢字です。これって読書の時間が少ないとかの次元の話ではありませんから聞かされている我々国民が恥ずかしくてなりません。国会答弁の原稿には事務方がルビを振らぬとなりませんが、余り易しい字にまでカナを振ると総理の逆鱗に触れたりして事務方も中々大変でしょう。読めないなら書く方はもっと苦手の筈であり、総理が大財閥の御曹司でありながら早稲田や慶応に入れて貰えなかった原因が分かったような気がします。(;;)一度官邸内で秘密裏に漢検5級辺りのテストが必要なのではないでしょうか。
然し以為総理の街頭演説で漫画雑誌が話題となるなんて世も末じゃのう。(;;)

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お得意先のKさんとこで総理とマンガのことについて話をしていたら、 “こんなマンガがありますよ”と教えて頂きました。首相が外相当時のことでしょうが、一流?の政治家がこともあろうに国際マンガ賞創設とは情けなく、関係諸外国の領袖に絶対に知られたくありません。
アメリカではオバマ氏が圧勝し対中国や北朝鮮問題など日本には益々逆風となってきました。給付金の問題一つにしても総理の朝令暮改が再三再四繰り返され閣僚達に醜態を晒しましたから、このお坊ちゃんマンガなど読んで居て世界発の難局を乗り越えて行けるとは到底思えませんが…(;;)
先日総理はオバマ氏と電話会談した後の記者会見で“電話だったので良く分からなかったが、彼はインテリジェンスが偉く高そうな英語だった”とか…それは総理のインテリジェンスが低すぎたせいではないんですか?
こんなに教養に欠けた総理では我等が大日本民族の行く末は一体果たしてどうなるんじゃ!
来週最終戦を迎える女子プロツアー今週のエリエールカップは2日目トップで終えた横峯さくら選手“今週は優勝します”と宣言しての有言実行で宮里藍、上田桃子等の強敵を向こうに回して2位以下を4打差ぶっ千切って11アンダーで本年の初優勝を果たしました。賞金も1億円の大台を突破しランキング2位まで浮上し、賞金女王の可能性まで出て参りました。さくらちゃんおめでとう(^0^)/{%トロフィーwebry%}

貰って落ちる総理の人気


今日は小雨の一日となりましたが結構暖かく、昨日までも小春日和が続いて秋空が気持ちよく”秋桜(こすもす)“でも口遊(ずさ)みたくなるような毎日であり、紺碧の空が此の世に生きていることを実感させてくれた1週間でありましたが、綺麗な空とは裏腹に政治に経済にと色んな事件が多すぎてブログもついて行けない感じです。(;;)
6月21日に孵化した蟋蟀も何時もなら100日前後の寿命でありましたが今回は生まれた時期が良かったのでしょう4ケ月を超えて未だ数匹生存していますが、此処に来て老齢化が目立ち、キリギリス同様動きが鈍く余り鳴かなくなりました。(;;)達磨さんになったキリギリスは私の誕生日を待つことなく9日の夜天国へと誘(いざな)われました(;;)合掌
今日は何時ものEさんから頂戴した森林植物園のさくら(10月桜とか…)と芦屋のNさんから頂戴したお庭の紅葉をお届けしましょう。

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政府の心ない施策によって里山の自然が少し宛荒廃して行くと謂われる昨今ではありますが、こうした自然の力強い息吹(いぶき)に接すると厭な世相に蝕まれた己が汚い心が洗い流されるような清々しい思いが致しますね。
消費税率アップに向けて麻生内閣の選挙向け人気取り政策(実は命取り政策になったか!)である定額給付金の受領者について所得制限を主張する経済財政担当省と全員支給を目指す財務省と意見が分かれ混乱しておりましたが、支給日が年内とされているために与謝野経済財政担当相が已むなく譲歩することで先週漸く全員給付が決定しました。然し政府は野党からのばらまき批判を躱し、事務手続きを簡素化するため辞退基準なるものを設けて総所得1800万円以上(給与収入の場合確定申告の要がある階層)の方には給付金の受給をご遠慮願うと謂う前例にない所得制限論が二転三転と覆って結局原則全員給付となったことは総理が実務面を何ら考慮せずに思い付きの発言に終始したためであり、一国の総理としての資質を著しく欠いた行動であったと思います。与謝野経済財政担当大臣が最後まで強く主張した“辞退”と謂う言葉は制度ではあり得ないと語って強く反発した言葉が深く心に残りますね。
又1800万円を下限とする辞退金額とその要請方法については各市町村に委ねられることとなりましたが、任せられた方も所帯全員の所得を通算して1800万円をカウントするのかそれとも世帯主一人の所得にするのか迷うところですが他の市町村との差別があっても拙いし、都合の悪いときだけ地方分権だとか言って、一番肝腎な処を丸投げされては市町村も困惑の体でありますが、思うに政府は今回の給付金の措置について国民から種々批判の声が上がることが予想されるため市町村を加害者に仕立て挙げて自身は安全圏に隠れようとしたに相違ありません。
心ある人は貧困の中にあって国を憂い或いは総理の真意に気付いて辞退される方も出ると思いますが、人間の性(さが)である欲望には限りがありませんから、何億円稼いでいても我が身勝手な人はしっかり受領されることでありましょう。それはそれで仕方がないとしても問題は支給方法を如何にすべきかについて細部の詰めが全く不明であることです。政府は各市町村から所帯主に通知書を送付して来庁を求め本人確認の上、本人の希望した金融機関へ給付金を振込むように極く安易に考えて居ますが、問題となるのは外国人であっても日本で確定申告をして納税している法律上の居住者をどうするのか、住民票を持ってない外国人登録証の人達を差別するのか、又給付金の受領方法にしても、夫婦であっても家計は別であるとか目下別居中の夫婦だって結構居ますから、その辺が又家族間で揉めそうですよね。又預金口座のない方だって居られるでしょうし、更に受刑中とか寝た切り老人など病気で役所へ出頭できない方をどう救済するのか、認知症の方など本人確認をどうするのか、代理人次第ではヘルパーさんに詐取されることも考えられますから一人暮しの方など役所が巡回せねばことともなり、数多(あまた)クリアせねばならぬことが山程あって混乱を招き大事(おおごと)となりそうです。ホームレスの方の処理も未解決であり、未着で返送された通知書を市町村が如何に裁くのかなど給付金の交付を丸投げされた市町村の苦労は一方ならぬものがあると思いますが、一体総理はその辺を何と考えているのでしょうか。
政府は税金を公平に取り立てることも大変ですが、給付金を国民全員に公平に行渡らせることの方がもっと大変なことが分かってしているとは到底思えません、果たしてどんな結末となることでしょう(;;)
総理にしてみれば今回の給付金交付は来るべき3年後の消費税増税に対し、鯛を釣る予定での蝦(えび)であったでしょうが、全員交付は幾ら何でも困窮家庭への冒涜であり、総理は自らの墓穴を掘ることになりました。(;;)どうしてなら12000円貰った人も、1000万円もの高額所得者が同額貰っていることで喜びが憤りに変わって総理を怨むに違いありませんから、所得制限をするために仕分け作業の時間がないのであれば、せめて住民税が均等割以下の家庭だけなら容易にチェックができますから、今年は取り敢えずそちらの方々だけに交付して頂き、来年残る財源を所得に応じた給付金交付をじっくりと考慮して閣議決定して頂きたかったと思いました。
我々税理士としては此の給付金の課税関係がどうなることかとても気に掛かりますが、政府は前回同様所得税法上一時所得扱いにするから50万円控除があるため誰も掛からないと宣って居り乍ら、此処に来て他に保険の満期など合算される一時所得があれば課税されることを誰かから聞かされ慌てて一時所得から非課税所得へと法案を摩(す)り替えることになったとか…(;;)泥縄とはこんなことを言うのでしょうが、未だ未だ色んな問題が続出することと思われ各市町村も分別に要する手間や費用と返還を求めて憎まれ者になりたくないため所得制限に消極的であるため結局は全員に支給することになるのがオチでありましょうが、通知書が入手できない事情のある方々は一体どうなるのでしょう?
又基準日は取り敢えず本年度の12月末日とされたとか…そうなると08年内に給付金支給が行われることは不可能となりましたから、急いて詰まらぬトラブルで余計総理の人気を落とすよりじっくりと審議を重ねて何人(なにびと)にも納得の行く給付金支給を目指して頂きたいと思いました。さもなくば定額給付金2兆円は必ずや総理にとって溝(どぶ)に捨てた死に金となることでしょう(;;)
年内支給に決まりでドタバタしたことは一体何だったのか!
先週兵庫県の井戸敏三知事が首都圏での地震災害は関西にとってチャンスだと発言し物議を醸しましたね。大阪の橋下知事の言葉ならいざ知らず、自治省の役人上がりの井戸知事にしては無粋な発言であり、放言居士の橋下知事にまで窘(たしな)められる始末でありましたが、此の発言には伏線があり、自身が兵庫県の副知事に内定していた折に神戸が阪神淡路大震災に遭遇し、石原慎太郎東京都知事から早く伊丹の自衛隊に出動を依頼していれば、大惨事は防げた筈だと言われた当時の言葉への意趣返しかと思いました。言った方は忘れていても言われた方は何時までも忘れず憶えているものですよね。(;;)
年賀葉書が先月末の発売当日に1万枚以上が金券ショップに持ち込まれたそうであり、1店で10万枚にも達した場合まであるそうです。そのため当初は45円程度だった買い取り価格も40円前後と急落しています。持ち込んだ者は明らかに郵便事業会社から押し込まれた郵便局そのものに相違なく、景気減速の影響で販売ノルマ達成に厳しいと見た結果でありましょうが、昨年までは48円から49円で推移していた金券ショップの価格が本年は早くも47円になりネットでは45円前後にもなっているそうですよ。
郵便局も上からの監査や収支報告があるでしょうから50円の年賀葉書を40円と記帳する訳には行かず、局長さんが自腹を切って穴埋めされるのでしょうが、1万枚で10万円の損失補填の代償はノルマ達成に対する局長さんへのボーナスが支給されることでチャラになるのでしょうか(^^)
女子プロツアー伊藤園レディース横峯さくら選手は二日目4位タイと頑張りましたが最終日スコアを落としトップテンも維持できず賞金ランキングも4位と後退しました(;;)
世界の青木功が先週鬼の島シニアオープンで最終日66を出してエージシュート(自分の年齢と同じか或いは少ないスコアでラウンドすること)を達成し優勝をも勝ち取りましたよね。この人昨年も全日本シニア選手権でも最終日65で廻りエージシュートを達成し優勝しましたから2年続けてのエージシュートは素晴らしいですね。ジャンボも負けずに腰痛を克服して青木功に倣って下さい。

執行猶予付き死刑とは何だ!


10月もあれよあれよと言う間に今週でお仕舞いですね。昨日から風邪を引いて体調最悪ではありましたが半年に1回のことであり、本日午後村野工業高校での漢検テストに行って参りました。熱に浮かされて思考能力減退のハンディを背負っての挑戦でありましたが点数は兎も角として何とか無事終了しホッと安堵して居ります。今回も準1級では会場での最高齢者だったようです。(;;)斜め前に今回も又違う坊やが一人受験しているので試験終了後声を掛けると平成10年生まれの10歳とか(^^)、うちの孫娘と同じ歳なのに愕きました。4級のテストも同じ時間帯に行われましたが、此方は殆どが中学生でしたから4年生の坊やは異彩を放って特異な存在でしたね。
会場の村野工業高校は男子校のため学舎の中が前回までの会場であった山手短大と比べてメチャ汚く、おまけに女子受験者の多い漢検のために1階のトイレは臨時で全て女子専用とされましたが、小便器ばかり多いために、他の時間帯では行列ができて試験開始に支障を来したのではと思った位でありました。(;;)
次回は来年6月受験(2月のテストは確定申告のためパス)となりますので束の間の微睡(まどろ)みとなりますが、その微睡みが曲者で油断すると此までの記憶脳の中身が根刮(こそ)ぎ攫って行かれますから、明日から矢張り例え一日10分でも20分でも漢字を書く習慣を欠かすことができません。
例年減っては来ていることは実感して居ましたが、今年は際だってトンボの姿を見ることが少なくなり、いつもは夏から秋にかけて路上を乱舞する秋茜(アカトンボ)がこの辺では殆ど見られなくなりました。産卵に必要な池や川のワンドなどがどんどん失われていることが原因だと悲しく思いますが、先日の早朝事務所の庭で秋茜が一匹睡んでいるのを偶然見付けました。色褪せて居て老境に入ったことが窺えましたが、そっと手を差し伸べると、逃げないで私の手にすっと移ってきましたから或いは死期の訪れを悟って飛ぶ力が失われていたものかと思ったのですが、写真を写して元の場所に戻して振り向くと居なくなっていましたから朝の散策の途中、優しそうな?老人への労りのタッチであったかも知れませんね。(^^)

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トンボは昔から幸せを招く女神と謂われていますが、我が国がここ数年来世界経済の荒波の中に翻弄されて居るのは、トンボが少なくなったことにも由来するのではないでしょうか。(;;)
文化審議会によれば社会生活でよく使われている漢字の目安となる常用漢字の改訂作業を平成10年の答申に向けて進めているようですが(何時まで掛かっているのか!)今回新たに古刹の“刹”脊椎の“椎”賭博の“賭”遡上の“遡”なども加えることとした案を纏めたようです。どうして上記の字が選ばれたのか知る由もありませんが、考えてみれば脊椎の“脊”だけ置いてけぼりはおかしく、賭博の“賭”にしても、私のエイトクはアホで“者”の間にチョンが入っていませんが、辞書では猪のように“者”にチョンが入っております。此は常用漢字になった字は全て其れまで付いていたチョンが省かれるようになったためですが、当然に常用漢字以外の字はチョンが必要であり忘れると×になります。従って常用漢字昇格と同時にチョンをも消し去ることになりましょうが、常用漢字になったからと今更字体まで変えられるのはどうかと思いますね。常用漢字と謂えば皆様は“繭”(まゆ)と謂う字をご存じでしょうか、繭は虫が糸になるからつい左が虫だと思い勝ちですが、事実は紛らわしくも左が糸で右が虫であって、ややこしい漢字であり、漢字が昔は右上から左下へと書かれていた名残かと思われますが、書き順が左から右へが主流となりつつある昨今漢検の受験生を悩ます処です。この字がさらっと書ける方は幾歳の方でも漢検2級は楽勝でしょう。(^^)一般の方は養蚕業も廃れた昨今こんな字が常用漢字だとは愕かれるでしょうが、何れも髄や虜などと同じく大威張りで2級の書取りに出て参ります。(;;)文化審議会も詰まらぬ字を常用漢字に降格させることばかり考えないで使われる頻度の少ない漢字を棚上げして常用漢字から除外することも必要なのをサボっているように思えてなりません。現在1945字ある常用漢字が2131字に増えるなんて受験生いびりも良いとこですよね。(;;)
先週新聞の片隅に小さく元北京副市長に執行猶予つきの死刑判決が下されたとありました。
此の男は在任中に北京市内の土地開発を巡って業者から賄賂を円価にして約1億円受け取っていたことが発覚したそうですが、役人のすることは中国も日本も変わりませんね。変わっているのは此の汚職事件に対して被告は裁判所で一審判決を受け、執行猶予2年付きの死刑判決を言い渡されたそうです。執行猶予付きの死刑とはハテ?聞き慣れぬ言葉ですが、2年後に死刑になることなのか、2年間罪を犯さなければ死刑が消滅するのか定かでありません。日本の考え方なら後者になりますが、残虐な中国のことですから前者も当然に視野にいれねばならぬでしょう。そして若し前者であるなら通常の死刑より遙かに過酷な刑となりますよね。何時執行されるか分からぬから死刑囚も生きて行けるので、余命が後730日から1日宛減って行くのを毎朝どんな気持ちで迎えられるのでしょうか。(;;)
社会保険庁がオンライン化以前の1986年より前にも改竄が多くあったとの第三者からの証言が先日民主党の会合で行われました。此の男性Sさんは78年から82年に掛けて都内の毛皮製品卸売会社に勤めていましたが、月額給与が実際には月額25万円程度であったのに社保庁で本年4月に受給手続きをした際、標準報酬月額が9万8千円と溯って引き下げられて居り、Sさんの当時の同僚数人に確認したところ同じ頃同じように引き下げられていたことが判明したとか…(;;)この不幸な方は82年に退職されて半年間に受給された失業保険は離職時の1日当たりの賃金が約1万円と明記されて居り此の書類を証拠にこの6月、総務省年金記録確認東京地方第三者委員会(何でこんなに長いの?)に記録訂正の申し立てを行いましたが、ナント!第三者委員会の担当者は失業保険が正しい給与を基に支払われて居ても年金保険も相応に天引きされたとは言い切れないと言ったそうです。会社が標準報酬の申告を誤魔化したのか、社保庁主導による引き下げだったのかは異論のあるところですが、溯って標準報酬を引き下げるなど会社が自発的にできる訳がなく社保庁の何らかの勧奨があったことが充分に頷けます。
第三者委員会などと尤もらしい名前を付けながら、その実厚労省の諜(まわしもの)なのか、或いは厚労省に恩を売っておこうと総務省が考えたものか、厚労省ではグルと思われてはまずいので総務省の名を借りたのか知れませんが、少なくとも第三者と名付けた以上民間の有識者(役人の言いなり)を除いた公募方式無作為抽選で委員を選ぶべきでしょう。
公的な書類で年金受給者の給与額が確認された以上例え勤務した会社に作為があろうとも、それを見逃した社保庁の罪の方が遙かに重く、年金は無条件に訂正されるべきでありましょうが、役人の世界には全く以て白々しい話もあったものですよね。
民主党さん喧(かまびす)しいばかりで普段は少しも頼りにならないけど選挙も近いことだし、今度ばかりは頑張って下さいね。(^^)
大阪北区の聞くも無惨な低速ひき逃げ事件は、引き摺った被害者に対する仕打ちが余りにも残虐だったため殺人事件として大阪府警が総力を挙げて取り組んで居り全国版の事件となろうとして居ります。愈々車も特定されようとして、確実に犯人の在処に近づこうとしているようですが、このドライバーは不幸にして信号の停止線を超えて止まっていたために、夜でもあるし信号が変わった後、前を横切ろうとした人を見落とし発進したものと思われます。信号の停止線の位置の意味を教えられた事件でありましたが、衝撃音を耳にしたドライバーが最初に考えたことは何だったでしょうか。恐らく酒気帯び運転の発覚を恐れての逃走であってそれが殺人事件にまで発展したものでありましょうが、ドーンと大きな衝撃音がこの人の全ての判断力を失う切っ掛けとなり、酔いが覚めた今となってはあの時如何して止まらなかったのかと日夜悔恨の思いに苛まれ迫り来る捜査陣に恐れ戦いていることでしょう。(;;)何れにせよ後悔先に立たずであり、皮肉ではありますがきっとこの人は今一番恐れている逮捕されることで、一人の人間として真から心の安らぎを憶え拘置所では熟睡の夜を迎えられるものと思います。然しそうなると代償としてこれまで築いてきた家族や仕事や全ての物を失うことになりますから、そんな風に考えるとこの人が自殺する可能性が決して低くないことが見えてきましたね。私自身だったらどうするのかなど考えていると一寸先も見えぬ“無明の闇”である人の運命の儚さをつくづくと思い知らされました。
今週の女子プロツアーであるマスターズゴルフは3年前私がさくら選手のサインを貰った想い出深いゴルフ場でありましたが、初日2日共に3位と好位置をキープしましたが、最終日ショットパット共に不安定で4位タイと沈み今シーズンの初優勝は叶いませんでした。(;;)