今日は小雨の一日となりましたが結構暖かく、昨日までも小春日和が続いて秋空が気持ちよく”秋桜(こすもす)“でも口遊(ずさ)みたくなるような毎日であり、紺碧の空が此の世に生きていることを実感させてくれた1週間でありましたが、綺麗な空とは裏腹に政治に経済にと色んな事件が多すぎてブログもついて行けない感じです。(;;)
6月21日に孵化した蟋蟀も何時もなら100日前後の寿命でありましたが今回は生まれた時期が良かったのでしょう4ケ月を超えて未だ数匹生存していますが、此処に来て老齢化が目立ち、キリギリス同様動きが鈍く余り鳴かなくなりました。(;;)達磨さんになったキリギリスは私の誕生日を待つことなく9日の夜天国へと誘(いざな)われました(;;)合掌
今日は何時ものEさんから頂戴した森林植物園のさくら(10月桜とか…)と芦屋のNさんから頂戴したお庭の紅葉をお届けしましょう。

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政府の心ない施策によって里山の自然が少し宛荒廃して行くと謂われる昨今ではありますが、こうした自然の力強い息吹(いぶき)に接すると厭な世相に蝕まれた己が汚い心が洗い流されるような清々しい思いが致しますね。
消費税率アップに向けて麻生内閣の選挙向け人気取り政策(実は命取り政策になったか!)である定額給付金の受領者について所得制限を主張する経済財政担当省と全員支給を目指す財務省と意見が分かれ混乱しておりましたが、支給日が年内とされているために与謝野経済財政担当相が已むなく譲歩することで先週漸く全員給付が決定しました。然し政府は野党からのばらまき批判を躱し、事務手続きを簡素化するため辞退基準なるものを設けて総所得1800万円以上(給与収入の場合確定申告の要がある階層)の方には給付金の受給をご遠慮願うと謂う前例にない所得制限論が二転三転と覆って結局原則全員給付となったことは総理が実務面を何ら考慮せずに思い付きの発言に終始したためであり、一国の総理としての資質を著しく欠いた行動であったと思います。与謝野経済財政担当大臣が最後まで強く主張した“辞退”と謂う言葉は制度ではあり得ないと語って強く反発した言葉が深く心に残りますね。
又1800万円を下限とする辞退金額とその要請方法については各市町村に委ねられることとなりましたが、任せられた方も所帯全員の所得を通算して1800万円をカウントするのかそれとも世帯主一人の所得にするのか迷うところですが他の市町村との差別があっても拙いし、都合の悪いときだけ地方分権だとか言って、一番肝腎な処を丸投げされては市町村も困惑の体でありますが、思うに政府は今回の給付金の措置について国民から種々批判の声が上がることが予想されるため市町村を加害者に仕立て挙げて自身は安全圏に隠れようとしたに相違ありません。
心ある人は貧困の中にあって国を憂い或いは総理の真意に気付いて辞退される方も出ると思いますが、人間の性(さが)である欲望には限りがありませんから、何億円稼いでいても我が身勝手な人はしっかり受領されることでありましょう。それはそれで仕方がないとしても問題は支給方法を如何にすべきかについて細部の詰めが全く不明であることです。政府は各市町村から所帯主に通知書を送付して来庁を求め本人確認の上、本人の希望した金融機関へ給付金を振込むように極く安易に考えて居ますが、問題となるのは外国人であっても日本で確定申告をして納税している法律上の居住者をどうするのか、住民票を持ってない外国人登録証の人達を差別するのか、又給付金の受領方法にしても、夫婦であっても家計は別であるとか目下別居中の夫婦だって結構居ますから、その辺が又家族間で揉めそうですよね。又預金口座のない方だって居られるでしょうし、更に受刑中とか寝た切り老人など病気で役所へ出頭できない方をどう救済するのか、認知症の方など本人確認をどうするのか、代理人次第ではヘルパーさんに詐取されることも考えられますから一人暮しの方など役所が巡回せねばことともなり、数多(あまた)クリアせねばならぬことが山程あって混乱を招き大事(おおごと)となりそうです。ホームレスの方の処理も未解決であり、未着で返送された通知書を市町村が如何に裁くのかなど給付金の交付を丸投げされた市町村の苦労は一方ならぬものがあると思いますが、一体総理はその辺を何と考えているのでしょうか。
政府は税金を公平に取り立てることも大変ですが、給付金を国民全員に公平に行渡らせることの方がもっと大変なことが分かってしているとは到底思えません、果たしてどんな結末となることでしょう(;;)
総理にしてみれば今回の給付金交付は来るべき3年後の消費税増税に対し、鯛を釣る予定での蝦(えび)であったでしょうが、全員交付は幾ら何でも困窮家庭への冒涜であり、総理は自らの墓穴を掘ることになりました。(;;)どうしてなら12000円貰った人も、1000万円もの高額所得者が同額貰っていることで喜びが憤りに変わって総理を怨むに違いありませんから、所得制限をするために仕分け作業の時間がないのであれば、せめて住民税が均等割以下の家庭だけなら容易にチェックができますから、今年は取り敢えずそちらの方々だけに交付して頂き、来年残る財源を所得に応じた給付金交付をじっくりと考慮して閣議決定して頂きたかったと思いました。
我々税理士としては此の給付金の課税関係がどうなることかとても気に掛かりますが、政府は前回同様所得税法上一時所得扱いにするから50万円控除があるため誰も掛からないと宣って居り乍ら、此処に来て他に保険の満期など合算される一時所得があれば課税されることを誰かから聞かされ慌てて一時所得から非課税所得へと法案を摩(す)り替えることになったとか…(;;)泥縄とはこんなことを言うのでしょうが、未だ未だ色んな問題が続出することと思われ各市町村も分別に要する手間や費用と返還を求めて憎まれ者になりたくないため所得制限に消極的であるため結局は全員に支給することになるのがオチでありましょうが、通知書が入手できない事情のある方々は一体どうなるのでしょう?
又基準日は取り敢えず本年度の12月末日とされたとか…そうなると08年内に給付金支給が行われることは不可能となりましたから、急いて詰まらぬトラブルで余計総理の人気を落とすよりじっくりと審議を重ねて何人(なにびと)にも納得の行く給付金支給を目指して頂きたいと思いました。さもなくば定額給付金2兆円は必ずや総理にとって溝(どぶ)に捨てた死に金となることでしょう(;;)
年内支給に決まりでドタバタしたことは一体何だったのか!
先週兵庫県の井戸敏三知事が首都圏での地震災害は関西にとってチャンスだと発言し物議を醸しましたね。大阪の橋下知事の言葉ならいざ知らず、自治省の役人上がりの井戸知事にしては無粋な発言であり、放言居士の橋下知事にまで窘(たしな)められる始末でありましたが、此の発言には伏線があり、自身が兵庫県の副知事に内定していた折に神戸が阪神淡路大震災に遭遇し、石原慎太郎東京都知事から早く伊丹の自衛隊に出動を依頼していれば、大惨事は防げた筈だと言われた当時の言葉への意趣返しかと思いました。言った方は忘れていても言われた方は何時までも忘れず憶えているものですよね。(;;)
年賀葉書が先月末の発売当日に1万枚以上が金券ショップに持ち込まれたそうであり、1店で10万枚にも達した場合まであるそうです。そのため当初は45円程度だった買い取り価格も40円前後と急落しています。持ち込んだ者は明らかに郵便事業会社から押し込まれた郵便局そのものに相違なく、景気減速の影響で販売ノルマ達成に厳しいと見た結果でありましょうが、昨年までは48円から49円で推移していた金券ショップの価格が本年は早くも47円になりネットでは45円前後にもなっているそうですよ。
郵便局も上からの監査や収支報告があるでしょうから50円の年賀葉書を40円と記帳する訳には行かず、局長さんが自腹を切って穴埋めされるのでしょうが、1万枚で10万円の損失補填の代償はノルマ達成に対する局長さんへのボーナスが支給されることでチャラになるのでしょうか(^^)
女子プロツアー伊藤園レディース横峯さくら選手は二日目4位タイと頑張りましたが最終日スコアを落としトップテンも維持できず賞金ランキングも4位と後退しました(;;)
世界の青木功が先週鬼の島シニアオープンで最終日66を出してエージシュート(自分の年齢と同じか或いは少ないスコアでラウンドすること)を達成し優勝をも勝ち取りましたよね。この人昨年も全日本シニア選手権でも最終日65で廻りエージシュートを達成し優勝しましたから2年続けてのエージシュートは素晴らしいですね。ジャンボも負けずに腰痛を克服して青木功に倣って下さい。