投稿者「tigerace」のアーカイブ

tigerace について

税理士

正しい筆順は忘れられたか


何時終わるとも知れぬ梅雨の日が続き鬱陶しいですね。4月から空き室だった土手上ハイツの一室に今月から新しい入居者の方Iさん一家が住まれることになったのですが、入居二日目蒲団を捲ったら何故か百足(むかで)が居て“ぎゃあー”と絶叫されたとか(;;)隙間の多い昔の家ではなく一応密閉型のハイツなので何処から侵入したのか全く以て謎ですが、どうやら前日引っ越しのどさくさに荷物の出し入れに紛れて庭から入り込み暗い処に隠れていたものと思われました(;;)。
然し今時住宅街で百足など見掛けなくなって久しく、恐らく彼の棲息地はハイツ北側にあった鬱蒼とした原野であり春以降掘削されて現在宅地造成中のため百足は終(つい)の住処を逐われ隣地に彷徨(さまよ)ってきたものと思われます(;;)。
水の好きな百足にとって梅雨時は一年で一番の活動期です。きっと百足の親族達が周辺に居ると思いますが、もう一回でも蒲団に隠れていたらIさんはきっと“こんなとこに住めるか!”と他所に移られ再びハイツは空き家になりこの不景気な時代に新しい入居者は容易に見付かるとも思えず、どうか早く梅雨が明けて百足が何処かに移動してくれることを祈るばかりですm(_ _)m。
TV朝日夜のドラマ横山秀夫著の警察小説“臨場”第2弾が先月23日好評内に終了しましたね。異色の人気タレント内野聖陽演ずる検屍官倉石義男の推理が上司の見解と異なった真相に導かれる処が圧巻であり、多くのファンを魅了しましたが、柳の下の泥鰌を狙って何れ第3弾がスタートするのではないでしょうか。
小生ビデオ録画のため、囲碁対局番組などの視聴が優先して視るのが半月位遅れます。先週視たのは最終回の前々週だったと思いますが、人の罪を背負って獄死した男の級友であったエリート官僚である警視庁の益岡徹演ずる恐らく東大法学部出のキャリアである警視監警視庁刑事部長が、検屍官倉石義男の指摘により亡き友に対する自らの決断が過ちであったことを知って自戒し、同窓会の出欠の葉書に欠席に○を付けて“次回は必ず出席します”と自署する場面がアップで大写しされる場面があり、彼は必ずの“必”を書くのに“心”を書いた上で大きく“ノ”の字を払ったのでした(;;)。皆様ご存じのように“必”の正しい筆順はてっぺんのチョンの次に“ノ”を払い、更にノを逆に曲げて書いて刎ね左右のチョンチョンで終了することは小学校4年生で憶える処(小生の4-5年生時代は終戦時であり、字を書くにも紙がなくて勉強処ではなく5年前漢検テスト受験時に常用漢字辞典でやっと筆順を憶えました(;;))が、最近は受験勉強偏重で習字などが軽視され、漢字の筆順については文科省もそれ程喧しく言わなくなったようです。タレントへのクイズ“Qさま”などでも筆順は問われず誰も我流の無茶苦茶な順序で書いて正解を得て居ますが、此は憂うべきことであって、誤りはあくまで誤りであり正しい筆順は尊ばれねばならぬと思います。“臨場”のエリート官僚に扮した益岡徹が知らなかったとしても大写しされたことでもあり試写を見た者も含め大勢のスタッフの内誰か一人位“それ違っているよ”と気付かなかったのかと訝しく思いました。視聴者の内小学校高学年以上の多くの子供達はきっと“何でや?”と気付き“東大法学部もあの程度か”愕いたと思いますから、TV局もその辺り細心を配り子供達にバカにされない程度の常識を持って検証した上で放映して頂きたかったですね(;;)。
此また漢字の話で恐縮ですが、先週の囲碁本因坊戦第5戦で山下敬吾天元が羽根直樹本因坊を4勝1敗で破り、新本因坊を獲得しましたね(^^)。私は山下ファンでしたから快哉を叫びましたが、気になったのは主催紙の毎日新聞が新本因坊誕生の記事の中で“山下の独壇場(どくだんじょう)”と書いていたことです。此の字はよく或る間違いで正しくは“独擅場(どくせんじょう)”です。土偏と手偏の違いなのですが何故か日本人は土偏と勘違いしている方が多いようです。天下の毎日新聞がこんな初歩的なミスを犯すなんて珍しいですね。毎日新聞の文責記者は京都大学時代無敵を誇りその後世界アマ囲碁を制覇した実力者金沢盛栄でありましたから、囲碁の実力は兎も角漢字の方は超一流とは謂えなかったようです。新聞社では主幹が原稿の最終チェックをしますが、囲碁欄とあっては金沢任せでありうっかりとノーチェックだったのでしょう(;;)。早速毎日新聞社にメールで抗議しておきましたが、プライドを傷付けられた毎日新聞には当然に握り潰され梨の礫でありました(;;)。

画像

土偏の壇は花壇、教壇、文壇など一段高い処を意味し、独り高い処に居るようで一見それらしく思えます。処が手偏の独擅場の“擅”は“ほしいまま”と謂う訓読みの言葉であり、“独りほしいままにする場所”ですから独擅場がそのものズバリの正しい言葉であることに気付かれるでしょう。
明鏡国語辞典によると“独擅場”はその人だけが思いの儘に振る舞うことができる場所の意であったが何時か壇と誤って用いられて独壇場の語が生じた、とされて居ります。
皆様の中でも未だ“独壇場(どくだんじょう)”だと信じていられる方が居られたのではありませんか?
女子プロゴルフはさくら選手全英オープン出場のため欠場なのでお休みします。その代りに先日の漢字検定の問題で易しい奴を一つご紹介しますのでお考え頂きましょう。
誤字訂正問題です。次の文で間違った漢字があるので正して下さい。
『戦場となった島を訪れ、戦没者の冥福を祈り慰霊碑の前で黙悼を捧げた』
解答は来週発表させて頂きます。

高額報酬を巡る矛盾

梅雨もその最盛期を迎えましたが、庭のビオトープでは水藻の花が咲き誇っていますがよく見ていると藻の間を縫って生まれたばかりのメダカの赤ちゃんが疾駆している様が私の悪い目でもよく見えます。メダカの成魚は動きもゆっくりして居ますが、赤ちゃんの動きは愕くほど早くその敏捷さは私の目が追つきません(;;)でも考えてみればメダカの親は平気で自分達の子供でも食べてしまいますから、子供だって生き存えるためには成魚に追っ掛けられても捕まらぬ脚力?が必要なのでしょう(^^)。

画像

上に述べたキンポウゲ科である梅花藻の花をご覧頂きましょう。今年は先月半ばから咲き始め盛りを迎えて居ります。この花は水草でも梅花からまつ草の仲間のため、とても可憐で可愛いのですが私の安物のデジカメでははっきりとご覧に入れられないのが残念です。勿論疾駆するメダカの赤ちゃんなど影すら映りません(;;)。
今月中旬より3月決算上場各社の決算株主総会が粛々と行われていますが、明日明後日辺りが総会のピークとなるものと思われます。昨年までとは変わって本年度から有価証券報告書に1億円以上の役員報酬を貰っている役員氏名の開示が義務付けられましたから、議長である社長さん自ら総会で株主からの質問に対し回答を避けるわけにも行かず、1億円超の役員さんは総会で肩身の狭い思いをして居られること思います。此まで日本人社長では5億円に達する役員さんに誰一人お目に掛かりませんでしたが、ソニーの会長兼社長ハワードストリンガーが衝撃的な8億1650万円の登場に続いて、遂に23日の総会で日産自動車の大物カルロスゴーン社長8億9000万円の登場を迎えました。日産自動車では数年前から総額で16億円程度の役員報酬が支給されて居り他の役員との力関係からして半分程度をゴーン社長が取っていると想像はされて居ましたから愕くに当たらないのですが、現実にその数字を示されると日本人として大きなショックを受けますよね。然も日産自動車は営業損益が前期は2300億円の赤字であり、今期も続けて930億円の営業損失を計上し株主配当をゼロとしました。当人は総会後の記者会見で自らの報酬は正当だと力説しましたが、株主に1銭も報いないで社長一人8億9千万円の報酬は日本人の感覚としてどうにも馴染めず遣りきれない思いです(;;)。
社長就任当時売上は少しも伸びないのに多くの下請けや納入業者を叩いて乾いた雑巾を絞り上げるような阿漕な遣り口で少なからぬ業者を倒産に追い込み自らの原価を減らした結果、巨額の利益を出した日産のゴーン社長は下請けを泣かせて利益を捻出したと痛烈な世の批判を受けましたが、その当時も現在と同じ役員報酬を得ていたものと推定されますからお手盛り給与だと言われても弁解できないところでしょう(;;)。
処で民主党政府は税収不足を補うために現在消費税や相続税の引き上げなど懸命な画策を続けていますが、目の付け所が悪く斯くも高額な給与所得者が存在しているのであれば所得税法を即刻改正して現在1000万円以上の給与に対して(給与の5%+170万円)と規定されている給与所得控除額の上限を(2000万円×5%+170万円)で頭打ちさせれば、財務官僚達も自分達が損をしないため立法化に協力するのではないでしょうか。本来給与所得控除の趣旨は通勤や勤務先での必要経費として設けられたものであり、通勤の洋服代や靴代などが該当するものですが、8億9000万円の5%+170万円は4620万円月額にして385万円余になり、社用車運転手付きのゴーン社長が日産に出社するために月額385万円の経費を要するなど到底考えられず、住民税を併せて22100万円も税が軽減されており明らかに所得税法がザル法なのが良く分かります。
ザル法序でに申しますと、社会保険料についても同じことが言えます。社会保険料現在の上限は月額報酬121万円が最高でありそれ以上は幾ら給与が高くても社会保険料が増加することはありません。つまりゴーンさんも社会保険料は121万円の給与の人と同額しか負担していないこととなりますから税金なんかと比べてとても不公平ですよね。121万円の上限を撤廃し給与額に応じて10.86%(内自己負担1/2)の社会保険料を徴することにすれば社会保険庁の赤字も直ちに黒字化し、将来の少子化に向けての備蓄ができるのではないかと思われます。因みにゴーンさんの役員報酬を基に社会保険料を試算すると月額で約402万7000円となり、年換算して現在控除されている社会保険料との差額を求めれば約396万円に達しますから凄いですよね。全国の企業と官庁で121万円を超える給与の受給者を100万人と推定し一人平均保険料負担額年間10万円として試算すれば1千億円にもなり社会保険料会計の赤字は医者への椀飯振舞さえ中止すればたちどころに消え去るに違いありません(^^)。
一方厚生年金も現在最高が給与の月額が最高62万円上限として定められており年金支給額との絡みでこの上限は已むを得ぬものと思い勝ちですが、社会保険料、厚生年金共に本人受給の問題ではなく次代の世代の者への支給を考慮してのものでありますから、厚生年金支給額の上限は固定化しても給与受給者と企業への負担に上限を設けるべきでないと考えます。更に現行の規定である上限の給与62万円で厚生年金負担額(15.704%×1/2)は47000円であり、給与額10万円でも7860円と定率負担は低所得者に著しく不利ですから、段階料率を適用し高額な所得者には高率な負担を求めてその分低所得者の負担料率を引き下げるのが弱者救済を基本理念とした法の正しい考え方ではないでしょうか。
暴力団の野球賭博事件に関し日本相撲協会の周章狼狽振りには開いた口が塞がりませんね。賭博に参加した力士を全員解雇するのは容易(たやす)いことですが、それでは幕内の力士が少なすぎて場所が成立しないので琴光喜だけ馘首してあとは戒告程度でお茶を逃がすことになるのでしょうか(;;)“赤信号皆で渡れば怖くない”とはビートたけしの言葉ですが蓋し名言でしたね。
急遽行われた相撲協会の集まりは今回の賭博事件をテーマとしてメディアを意識した形式的な臨時の会合であったと思いますが、会場を後にする親方連中をTVで拝見して何方もその容貌と柄の悪さは暴力団の組長を遙かに凌ぐものと思いましたよ(^^)。きっと普段の行いのせいでしょうね。
今週の女子プロゴルフは橫峯さくら選手アメリカ遠征中のためお休みさせて頂きます。
尚国内戦は毎年行われていたプロミスレディースはスポンサーが経営不振でゴルフ処ではなく次のスポンサーも不景気で見付からず今週はお休みとなって居ます(;;)



図解でハッキリわかる給与計算事務
日本実業出版社
佐藤 広一

ユーザレビュー:

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ウェブリブログ商品ポータルで情報を見る


税法・会社法からみた役員給与
税務研究会出版局
戸島 利夫

ユーザレビュー:

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ウェブリブログ商品ポータルで情報を見る

優先座席の是非

先週は遂に梅雨入りし先々週とうって変わって雨の多い週でした。雨はそれ程気にならないのですが、隣地の造成工事により雨が降る度にうちの土地の土が工事現場に流され家が傾いて行くように感じられ不安でなりません。施工者の建売業者は箸にも棒にもかからぬ奴で、市は民間同士のことだからそちらで…とつれなく取り合って頂けないため、弁護士を介し行政に対し宅地造成工事申請書の開示申し立てを行い受理されましたが、今度は専門書類を読み解いて頂くプロを捜すことになり憂鬱極まりない心境です(;;)。
先日その嫌な仕事で神戸市役所へ行った帰り三宮からJRに乗ったら、座席がほぼ満杯で立っている乗客が疎らな状態でした。優先座席が一つだけ空いていたのでドッコイショと腰掛けて周囲を見廻したら8人分ある優先座席の内老人は小生を含めて3名で後の5名の内若い女性3名が明らかに狸寝入り?して居り、起きている二人は30代の女性と子供が並んで座っており顔立ちがそっくり明らかに親子であり子供はゲーム機で遊んでいました。次の元町駅で60代と思われる女性が乗ってこられ疲れた表情で優先座席の間の通路に立って居られたので、性格的に黙っていられないお節介な小生は起きている親子に対して“お年寄りが立って居られるのに掛けさせて上げなさい!”と大きく叱声を発すると二人の親子は飛び上がって席を立ち出口付近まで移動してフリーズしてしまいましたが、今度は60代と思われる女性が座らずに立ったままでモジモジして居られ、ひょっとして私が年寄り扱いしたのが悪かったか親子を追い出したのに気が咎められたのかと後悔しましたが、此の儘では今更引っ込みが付かず“どうぞお掛け下さい”と大声で促すと仕方なく窓際に座って俯いて居た堪らない様子でありました(;;)。挙げ句残る一座席には誰も近寄らず周囲の雰囲気悪く、此って本当に人助けだったのか、迷惑行為だったのか垂水までの15分間考えさせられたのでありましたが、この間狸寝入りと思しき3名の女性は微動だに寝姿を崩しませんでしたから、女って図々しきもんじゃなあと感じ入り、私が垂水で下車するとき背後からホッとした雰囲気が漂ってきたことが私を遣る瀬ない気持ちに誘(いざな)ったのでありました(;;)。優先座席なんてのがあるのは日本だけらしく、こんな光景は老人を敬う為来(しきた)りの韓国人達に笑われそうですね(;;)。
家の近所では周辺で遊ぶ子供達には小生は怖いお爺さんと懼れられて居りますが、親が子を怒らなくなった昨今非行に走る子供達が激増し、せめて私は親の代りに子供達の躾をしているつもりですが此も矢張りお節介なんでしょうかね?
本日の漢字検定は前回と同じ学園都市の神戸外大で行われましたが、検定受検者は少なく準一級は一教室100名程度であり矢張り今回も小生が最年長者でありました。先週種々事件があったのと体調不良でテストに集中できず成績は思ったより良くなく前回と変わらぬ得点かと感じました。ま、前より半年歳を取っていることだし合格点はあるようだし良しとしましょうか(^^)。漢検の試験問題については従来まで約1700頁ある漢検辞典を読み熟すことで大体間に合っていたのですが最近は例の事件以来大久保色を払拭するためか漢検辞典にない熟語が少し宛出題されるようになり受験者はより幅多い熟語を学ばねばならぬため、幾らか難易度が増したように感じました(;;)。
テスト中私の左の女性が左利きで答案用紙を斜めにして答を書いて居られるのにとても愕きました(◎.◎)が、何故か外大の机が縦40cm弱と以前の試験会場山手短大に比べてとても短く書くのにとても苦労されていたのがお気の毒でした(;;)。日本人には平仮名漢字共に書きは右利き用にできているようです。私は完全ギッチョですが、書くのと食べるのだけ右手なので幼い頃の母親の厳しい躾のお陰であったことを74歳にして実感して居ります(^^)。
話は変わりますが、漢字検定協会のHPによれば漢検一級の受験者は約千人で合格者は約10%と発表されていますが、協会の調べで実はその内70%はリピーター(再度合格者)であって実質的な合格者はたった3%(全国で約30人)だそうです(;;)。40回合格した強者も居るそうで年3回テストがありますから15年近くも毎回チャレンジして居られる方が居られることはとてつもなく素晴らしいことだと思いました(^^)。小生の準一級受験は確定申告時期を外して毎年2回今度で6回目となりますから未だ未だヒヨッコの分際ですが、準一級も一級程でなくても私のように結構リピーターが居ることでしょう。試験なんてものは一回合格しても続けて学ばなければ直ぐに忘れてしまいますから、“継続は力なり”、3年も試験場に通って居ると自然と漢字が身についてきますから不思議です。因みに二級は推薦入試や就活に使われますからリピーターは皆無に等しいと考えられ数年を経て突然テストをすれば半分もできれば上であり先ず合格点は無理ではないかと思います。勉強は不断の努力が必要であって、テスト前一月間の勉強で合格しても其の儘一月経てば、元の木阿弥に戻って居ることは自明の理でしょう。小中高大と基礎学力の欠落した小生の力では現状維持が精一杯であり、年齢的に一級挑戦は不可能ですが、挑戦の夢だけは忘れずに何時までも持ち続けて居たいと思って居ります(^^)。
先週の日経新聞夕刊の“人間発見は日本鉱業社長に就任された高萩氏でありましたが、朝刊の“私の履歴書”と違って、このシリーズは月曜から金曜までの短編のため本人の談話を記者が聞き取って本人が書いた如くに紙面を登載されていることは、「聞き手は日経新聞編集委員後藤康浩」と末記に書かれてあることでよく分かります。処が文中高萩社長が日本鉱業に入社の際誓約書に拇印を押す下りがありましたが、其処には拇印ではなく母印と書かれてあるため読んでいてどうにも字に違和感があり誤りに気付きました。天下の日経編集委員がこの程度の字を間違うなど訝しく、パソコンの変換ミスかと入力しましたが“母音”はあっても母印には変換されず、編集委員の思い違いかと思ったのですがパソコンで検索すると明鏡国語辞典だけ拇印を新聞用語では母印と代用すると書かれていました(;;)。
“拇”の訓読みは“おやゆび”であり、“訣別”が“決別”のように常用漢字の書換語にも指定されても居ず、今更新聞用語だと言われても困りますが、拇印と書いて横にルビを振れば済むものを如何して“母”などで代用するのか解せぬ思いです。
昨今高校生大学生の学力低下が叫ばれて久しいのですが、こんな字が罷り通るから余計彼等の国語力の低下を招いているのではないでしょうか。今は亡きなコラムニスト山本夏彦氏が書かれていましたが、昔は新聞の漢字全てがルビ付きだったので小学生の頃何時も新聞を読んで居て6000字以上の漢字が書けたそうです。今なら1級クラスとなりますから是非新聞協会はルビ付き漢字を復活して頂きたいですね。
本日の女子プロゴルフニチレイレディースは千葉県で行われ橫峯さくら選手は最終日ショットパット共にイマイチで7位タイに終り韓国ブタに優勝を攫われました(;;)。

石に咲くさつき

6月も半ばを迎え梅雨が近い筈なのですが雨の少ない本格的な夏が到来致しました。庭のビオトープでは蛙達が鳴き交わしていますが一向に卵を産む気配がなく全員鳴いている処からしてどうやら雄ばかりのようです(;;)。

画像
画像

今日は1m以上のある大きな丸い石から生えてきた世にも不思議なさつきの花をご紹介致しましょう。お得意先である芦屋のNさんから先週送って頂いたものですが、ナント!岩の間からさつきが生えてきて花まで咲かせています(^^)。深山幽谷の岩石の間から花を付ける高山植物ならいざ知らず、石は昔から庭に転がっていたものとか…Nさんご家族は多分花が咲くまで雑草が岩にくっついて居るのかなと思われていたことと推察しますが、花が咲いてはさぞ仰天されたことでしょう。
世に“点滴穿石”(一滴一滴の小さな水滴でも長い年月には堅い石に穴を開けることができる)なる言葉がありますが、何処かから飛んできたさつきの種が偶然にも石の隙間の土に落ちて芽を吹き、成長し、更には花まで付けるなんて偶然の積み重ねの連続は神業とでも謂うべきであり凡そ誰にも想像の付かぬことです。堅い石を貫いて根が地面に降りたとは考え難く、偶然できていた小さな窪みに亀裂があって発芽した根っこが石の下に潜り込み軈ては地中に到達したものではないかと思われますが、一般的に根の大きさは地上部の大きさと等しいとされており、此の石の中にそんなスペースがあるとは考えられませんが、花が咲いたと謂うことはさつきが無事成人に達したことを意味しますから、広がった根に水分が充分に補給されているものと考えられ益々以て謎が深まります。先日アスファルトを突き破って成長したアスパラガスが新聞で紹介されていましたがアスファルトと石では堅さに雲泥の差であり、明日香村の古墳のCTかMRIでも借りてきて根の状態を調べて見たいですね(^^)。
先日借家の修理の見積もりに来られたパナホームの営業の方が何故か憂鬱な顔をされて居るので訳(わけ)を聞いたら、仕事の出先で駐禁に引っ掛かったそうです。不運と謂えばそれまでですが、しょんぼりの理由は交通違反の内容に関わらず切符を切られた段階で翌週1週間車の運転を禁じられている社則だとか…(;;)。内勤の人ならそれ程影響はないでしょうが神戸の西部地区エリアの営業マンですから、已むなく電車とバスを乗り継いで仕事先を廻られるそうです。何時も電話すると今玉津を走っているとか西神ですとか言われて居ますから守備範囲は結構広く車不使用となると仕事の実働は3分の1以下になりそうです。交通違反への戒めは結構ですが、営利企業として此では効率が悪く会社が少しも得になると思えません。もう少しマシな懲罰方法を考えるべきだと思いました。そうそう、此の会社の懲罰には第2幕があって違反者は全員真夏に須磨海岸のゴミ拾いのボランティア活動がおまけとして付いているそうですからユニークな会社ですね。いっそ運転禁止を取り止めてお盆休みにでもボランティア活動の日数を増やした方が良いのではないかと思いましたよ(^^)。
紆余曲折を経て先日漸く新しい常用漢字が発表されましたね。ざっと見渡した処一級の配当漢字が準一級を飛び越えて20余りが越境して参りましたが、此って漢字検定を無視した遣り方でどうかと思います。漢検の不祥事で文科省推薦がなくなったを奇貨として強引に突破したようです。小難しい字の多い新しい常用漢字の選定には実用性に乏しい字(彙や楷など)が可成り多い処から、小生個人的には大いに異論があるところですがそれは扨措き、今回の改正で此まで長い間毎年表紙の年度だけ変えて同じものを出して居た漢字検定問題集発行の出版社(10社程)は、急遽二級、準二級の参考書の中身を作り替える羽目となりました(;;)。推薦入試や就活に欠かせない漢検の資格を求めて40万人とも謂われる二級、準二級受験者には青天の霹靂でありますが、196字もの新しい常用漢字を含めた熟語の読みと書きの入った問題作成には問題集出版社も多大の費用を要することとなりましたから、年度の表記を変えるだけで安佚と暴利を貪って居た此までの利益を吐き出すこととなり被害甚大でありましょう(;;)。でも今回のようなことは一回限りであり、来年から再び表紙の一部分を変えるだけで済みますから、ま、ええか(;;)。
先日の日経新聞“明日への話題”にてとても興味深い話を目にし、“ウーン成る程”と納得致しました。其れは某大学の著名な先生が英文学雑誌の編集をされているときすっかり目を悪くされ、どうやら原因は英文を読むとき目を横にずらすことにあるらしく、知らず知らずに視線が下に行くため定規で下の欄を押さえて防がれたとか…(;;)。私は其処まで深く考えて居ませんでしたが、言われてみると日本人の視線は上から下と縦に動くのが自然であって、左から右、或いは右から左へ動くのは習慣或いは意識的な努力が必要ではないかと思ったものです。戦後アメリカに媚びて日本語の公用文書は全て横書きと決められ、更にはパソコン普及の時代となり、優れ物であった日本人向きの和文ソフト一太郎がマイクロソフトの隠謀によりワードに取って代わられて姿を消し、日本語も横書きが主流となりました。このブログも横書きとなって居ますが、此は私の意思ではなくあくまでワードの使い勝手が一太郎と違って縦書きを面倒にしているためであり決して本意ではありません(;;)。
先生は今の若い人は横書きが当たり前となって居るが、新聞、雑誌、週刊誌の類は今でも縦書きを採っている処に注目したいと述べて居られます。少なくとも本屋さんで立ち読みするには横書きでは速読できずに戸惑いますから、矢張り日本人には縦書きの読み書きが自然であり我々のDNAの中に長く伝えられてきたものではないでしょうか。
“俳句や川柳、短歌の類を横書きにするとどうなるか興味深い”と筆者は結んで居られましたがホンにそうですよね(^^)。漢字検定が日本語の正道である縦書きを護って居ることに敬意を表したいと思います。
そうそう来週に迫った漢字検定試験に向けてすっかり空っぽになって居る脳味噌の漢字の部屋に文字を送り込むポンプ作業にそろそろ入らねばなりません(;;)。
今週の女子プロゴルフサントリーオープンは地元六甲国際で行われましたが橫峯さくら選手体調不良による欠場のためTV観戦時間を二日間漢字テストの勉強に当てることができ、さくら選手の好意?に感謝しております(^^)。来週には体調も良くなって下さいね。

資生堂副社長の年収

先週水曜日参議院選挙を前にして民主党は突然総理と幹事長両名が辞職し、烏合の衆であった民主党も遂に瓦解の危機に直面して居ります。母親から振る舞われた大金を群がる蟻の如き連中に集(たか)られて得た総理の座を、力が伴わないため針の筵となり頼みのアメリカからは見放され、将に四面楚歌に陥っての辞任ですが、彼がしたことはこども手当など詰まらぬ法律だけ残し、我が国の借金を900兆円に増やしたことと、政治家と謂う奴は約束を守らぬものだとの認識を国民に強く植え付けただけでしたから、全ては憂国の政治理念を持たない己が力不足を露呈してのものでありました。新総理には菅副総理が選ばれましたが、最早民主党は羅針盤を持たぬ船の如きであり今後の政局がどうなるのか誰にも予想できません。如何して斯くなる惨状を呈するに至ったのかは、政治家達が保身に汲々とし誰も国民底辺の目線で日本経済を直視できて居ないことに尽きます。これから我等が日本列島は少し宛蟻地獄に陥って行くのではないでしょうか(;;)。
暑い日が続きますが一年で一番昼間の多い月となり、目の悪い小生も一日が長く使えて重宝しています(^^)。漢字検定まで後2週間となり、何時もなら愈々追い込みのラストスパートに入らねばならぬ時期ではありますが、仕事も結構ハードであり、身体を労り疲れが溜まらないように特別の勉強時間を作らず焦らずにマイペースで合格だけを目指し行こうと思って居ます。得点は体調に任せることにしました(^^)。
先日、日経新聞“明日への話題”でお茶の水の名誉教授である外山先生が書かれて居ましたが、先生が病院で診察を受けられた際、アメリカ研修から帰国して間もない担当医から次の受診日についての会話で“リースト.ビジーな日は?”と問われて思わず医師を微笑ましく思われたそうです(^^)。
勿論医師は此の患者が有名大学の名誉教授であることを知っての会話であったと思いますが、何事にも無粋な日本語に対して、相手の気持ちを思い遣るこの優しい英語には私は感心したのでした。
ユーモアと言葉の綾を尚(たっと)ぶ英語に比し、日本人が損をしているのは日本語が単刀直入で直截的な表現力しか有しない処でありますが、“least busy”なる言葉は、直訳すれば“最も少なく、忙しい”と謂う日本語にはない言葉であり、適当な意訳が思い当たりません。“暇な日は?”との質問が少なくとも相手のプライドを害する可能性を慮ってのものに相違ありませんが、こんな謙虚な言葉を持たない日本語が語彙の貧弱さを如実に顕していると言えるのではないでしょうか。
因みに外山先生曰わく“忙しい”とは人に対して言う言葉であって、自分が忙しいと他人(ひと)に言ってはいけないそうです。そうですよね、“お忙しいですか?”は思い遣りのある言葉ですが、”忙しいです”は何かを拒否する言葉ですものね(;;)。
ユーモアと謂えば何時だったか日経新聞の“春秋”欄に載っていましたが、昔モスクワの赤の広場で“フルシチョフは馬鹿だ、フルシチョフは馬鹿だ”と叫んでいる男が居て直ぐに捉えられ懲役20年の刑に処せられたそうです。1年分は最高指揮者を侮辱した罪で19年分は国家の秘密を漏らした罪とか…(^^)KGBが君臨した旧ソ連時代の有名な政治風刺の最高傑作だそうですからご存じの方も多いと思います。KGBの影もない日本で斯様なウイットの効いたジョークがメディアで見られないことは発想の貧困も然ること乍ら、日本人にユーモア精神が欠如しているせいでしょうね(;;)。
先週月曜日毎日新聞“みんなの広場”への投書を読んで考えさせられました。投書の主は以前団地の集積所に紐で括られ堆く積み上げられている教科書を見られて“教科書を捨てないで…”と題して投稿された方に対する家庭の主婦からの反論であり、収納場所の限られている小さい家の何処に教科書を保存するスペースがあるのか?と疑問を投げ掛けられ、捨てたくて捨てて居る訳ではないと書かれ、投書には子供達の教科書より子供達の手による作文や習字、工作物などを残したいと綴られて居たのでした。私は主婦が最後に書かれた一言がとても気に入りました。“我が子達の小中学校時代の教科書はゆとり教育が盛んなときで薄っぺらく残しておく価値のある内容とはとても思えませんでした”
文科省の役人共に是非聞かせてやりたい言葉でしたね(;;)
先週に続いて常用漢字に関する小生の意見ですが、今回の改正では府県名も入れることになり埼玉の埼と岡山の岡などが選ばれています。岡は兎も角,埼玉の埼の訓読みが答申では“さい”とされて居ます。此の字の読みは“さき”であって決して“さい”ではありません。漢検辞典は勿論漢和大辞典に於いても“さき”しか記載されて居らず、発行された全ての辞典を書き直さねば学校では学生から先生が吊し上げられることになろうかと思いますが、埼玉の“さい”は“玉”とセットで“さいたま”と読む慣用読みですから、播磨の国の“播”(はり)同様強いて常用漢字の訓読みを大辞典の“さき”から“さい”に変える必要はなかったと思われ、国語学者達が辞典の改訂で原稿料が貰えることを期待しての訓読み改正だとすれば全く以て笑止です(;;)。
アップル社の多機能携帯電話機I PHONEが世界中を席巻して居ます。14年前MSウインドウズとアップルのマックOSのシェアは実に97対3であり、アップル社は永遠にMS社の2番煎じで終わるものと誰もが疑いませんでしたが、最近になってアップルが開発したデジタル音楽プレーヤーi PAD、多機能携帯電話機i PHONEが全世界で爆発的な売れ行きで急成長を遂げ、あれよあれよと言う間にアップル社の時価総額はマイクロソフト社を超えて情報通信関連事業では世界一に躍り出ることになったとか…(^^)売上高での逆転も時間の問題になって参りましたが、世の中の趨勢と謂うか変化の目まぐるしさは恐ろしいばかりであり、我々年寄りには宇宙の果ての出来事のように感じられます。i PADの開発は各方面に大きな衝撃を与えソフトバンクでは月額450円で30の雑誌屋や新聞と日本TV網の動画ニュースが見放題との配信サービスを発表しましたが、講談社や新潮社でも電子書籍購読システムをi PAD向けに無料で提供するそうです。電子書籍は制作原価や書店流通コストが掛からないため安上がりではありますが、その反面印刷業界や書店流通業界は致命的な痛手を受けることが考えられ、その影響により多くの企業が淘汰されて行くものと考えられますが、我々の世代が終わった後この先孫達の代になって情報産業がどのように人々の生活に関わることになるのか大変興味深いと思います。学校の授業もi PADで好きなときに受けられ、学校に行くのは体操の時間だけだったりして…(;;)。
資生堂の岩田副社長について先週このブログで触れさせて頂きました。偶然にしては出来過ぎですが6月3日資生堂は今期の決算発表を控え株主総会を待たずして社長以下主要役員の報酬を開示致しました。上場企業は此の3月決算より有価証券報告書に年1億円以上の報酬を受ける役員の情報を記載するように義務付けられましたが、総会前に個別開示するのは資生堂が始めてとなります。今回資生堂は1億円の下限にこだわらずに役員の年俸を発表しましたが、それによると開示された岩田副社長の報酬はナント!年6600万円でありました。凄いですね(^^)。彼女が若し厚労省の天下り慫慂を受け入れられていたら、多寡が局長クラスだったし先ず現在の報酬の3分の1以下であったと思われます(;;)。
此を機に世の力ある官僚達が天下りに拘泥せず、自ら民間企業をノックして此まで役人時代に培ったノーハウを大いに民間企業で生かして頂きたいと思いました。
今週の女子プロゴルフリゾートトラストは軽井沢で行われましたが、橫峯さくら選手初日の成績が43位と悪く追い上げも及ばず7位タイと沈みました(;;)。聞いたこともない甲田良美と言う新人が優勝しましたが韓国デブでなかったことが何より良かったですね(^^)。甲田選手明日の朝刊が休刊日であることを一番悔しがったのではないでしょうか(;;)

“平等院○○○”が書ける6年生

“風薫る五月”も愈々明日でお仕舞いです。先週など異常気象で寒暖の差が酷く扇風機の傍に仕舞ったストーブが舞い戻る始末には遣り切れません(;;)。最近は風薫る五月など嘘っぽくて来年からは手紙の書き出しを違ったものに変えねばなりませんが、ともあれ此から梅雨時期が到来すると思えば憂鬱です。
憂鬱と謂えば先日漸く新しい常用漢字が発表されましたが、何故か“鬱”の字が選ばれました(;;)どうしてこんな29画もある難解な文字が常用漢字に選ばれたのかそれこそ憂鬱でなりませんが、此は現在の鳩山首相の心中を憶測してのことだなんて考えてはなりませんよ。あくまで国語分科会の国語学者の暇人達の遊びと思うことにしましょう(^^)。“謎”も常用漢字入りしましたが、此のパソコンですら一点之繞(しんにょう)で表現されているのに今回選ばれた“謎”は何故か“邂逅”のように旧字体特有の二点之繞とされています。広辞苑に拠れば“二点之繞の字も常用漢字化すれば一点之繞とされる”と書かれており、準一級配当漢字に於いても二点之繞の字でも一点之繞書きを許容していますから、常用漢字に唯一字二点之繞が存在することは将に謎と謂うべきでしょう(◎.◎)。

画像

今年も事務所玄関脇の花畑で昼咲き桃色月見草が満開となりました。百花繚乱とはこのような様をいうのでしょうね(^^)この花は種がなく宿根草であり、肥料さえ絶やさず冬場に根を大切に保護してやれば毎年機嫌良く咲いてくれます(^^)。傍で紫陽花が綻び掛けて居ますね。
日経新聞に登載されている“人間発見”欄は毎回特殊な分野のスペシャリストが登場されますが、先週は“されど女性は強し”と銘打って資生堂の副社長岩田喜美枝さんの登場でありました。官僚の天下りとは良く謂われる言葉ですが、入社5年目にして資生堂副社長になられた岩田喜美枝さんは東大卒国家公務員一種試験を合格されたキャリアウーマンでありました。東大卒業当時の40年前には女性を採用する官庁が限られていたため、不本意ながら労働省に入省され労働省から統合後の厚生労働省とキャリア畑を歩んで来られ、雇用均等児童家庭局長であった03年57歳のとき”後輩に道を譲って下さい“と退職勧奨と天下り再就職の斡旋を受けられたそうですが、給与だけ貰って判子を付くだけの仕事には全く魅力を感じないときっぱりと断り、自力で資生堂をノックして面接を受けられて、自分の此までの担当した業務や職歴をアピールして採用され、常勤顧問からスタートされた異色の経歴の持主でありました。退職を勧奨されたとき担当職員から“一度断られると後がありません、この先就職先が見付からなくても手助けできません”と引導を渡されての退職でしたから余程の勇気が要ったことと思いますが、自分の能力に自信のない殆どのキャリア役人はこの言葉に恐れをなして天下りの道を選ばれるに相違ありません(;;)。
新しい職場では旧態然とした前時代的な役所時代とはまるで異なった環境対策からお客様対応など公務員では彼女が到底経験できなかった未知の世界の連続で、人には知られぬ苦労をされたことと思いますが、現在副社長にまで昇格されたことは還暦前になっても柔軟な前頭葉の持主であったことと役人に似ぬ頭脳の柔らかい聡明な方であったかがよく分かります。それまで女性役員の居なかった資生堂が此の女性を役員に採用した意図は不明でありましたが、私が思うに、この会社にとっては副社長にまで伸し上がった彼女の活躍は全く以て嬉しい誤算ではなかったでしょうか。何故ならこの女性のご主人が経済企画庁を経て日本銀行の副総裁までなられた経歴を持つ岩田一政氏と聞けば、厳しい経済情勢の中を何処の企業も銀行との駆け引きに明け暮れる昨今ですから、資生堂が期待した彼女を通してご主人への思惑(魂胆?)が朧気ながらも私に伝わって参ります。天下の資生堂ではありますが此の会社が彼女を採用した理由が彼女のご主人の存在を意識しなかったと言えば先ず嘘になりましょう。これって下司(げす)の勘繰りとでも謂うのでしょうか。岩田副社長ご免なさいm(_ _)m
年間売上高1兆円を超す宝くじのうち当選金に充てられる僅か45.7%を除く利益のうち125の公益法人に助成金等の名目で360億円もの巨額のお金が流れていたことが公益法人の仕分け作業で分かったと先日報道されましたが、此等公益法人天下り役員の平均年収は1600万円から2000万円とか(;;)役人共が甘い蜜に群がる蟻の如き現状が暴露されました。何処の誰が1兆円も宝くじを買うのか購入経験のない私には想像もつかぬことですが54.3%も粗利益が出るなんて想像もつかず、まるで嘗ての武田製薬(今はダメ)の営業利益率ではありませんか!今回仕分け作業の対象とされることになりましたが、仕分け作業も結構ですが当選金の割合を競馬と同じくせめて75%に上げて頂きたいですね。確率の低さから1億円や3億円の1等の多くが換金されずに時効を迎えることを考え合わせれば、実際の利益は60%以上あることでしょう。ギャンブルは所詮ギャンブルであり、公営だから赦されると謂うのは明らかに詭弁です。
参考までに刑法で籤(くじ)について定められた罪状を下記に記します。
刑法187条 富くじ発売罪、富くじ発売取次罪、富くじ授受罪
富くじを発売した者は、二年以下の懲役又は百五十万円以下の罰金に処するとされ、 富くじ発売の取次ぎをした者は、一年以下の懲役又は百万円以下の罰金に処するとされている。また、富くじを授受した者は、二十万円以下の罰金又は科料に処する。
以上の法規にも拘わらず特別法を設けたとは謂え役人の作ったことなら罪に問わないなんて以ての外だと思われるし、まして60%もテラ銭を巻き上げるなど言語道断、皆様の買った宝くじのお陰で天下り役人が運転手付き黒塗り高級車に踏ん反り返って2000万円の報酬などと聞かされたら貴方(女)も今度から宝くじなど買うのを止めようと思われませんか?宝くじに外れるのは仕方ないとしてもそのお金が天下り役人の懐を潤していることには到底我慢ができないですよね?せめて献血をされて不運にもC型肝炎になられた方々や石綿災害被害者の方々の補償金にでも使ったらどうじゃ!
日曜日のNHK囲碁の番組以外TVを殆ど見ない私ですが、先日夕食時久し振りに“平成教育学院”とかのクイズ番組を見ていると、東大VS京大と銘打って解答者は東大京大卒業のタレント達に混じって平成5年ミス東大で現在3年生と計算が合わぬ猛者(猛女か)や、京大医学部在学中の美人女性など12名と多士済々でありました。出題には今年の中学校入試問題である社会国語理科が出され、受験での正答率25%~45%の中を番組出演者全員できない問題まであり、最近の6年生の受験勉強の難易度には魂消たのでありました(;;)。勿論小生には解ける道理もなく、12文字の漢字から四字熟語を抽出する問題など“単純明解→単純明快”(後者が正答)など正解と思わせて於いて引っ掛ける紛らわしい漢字まで挿入されており、正答を得るには柔軟な脳が必要だとつくづく感じさせられ、此を6年生が解くの?と驚く問題ばかりであり、小生が解けたのは聖セシリア女子中学(神奈川県にある小さい学校で偏差値37と決して高くない)の入試問題である“平等院○○○”が書けた位でした(^^)。此の問題の入試の正答率は42%だったそうですが、出演者の正答者は1名だけでした(;;)。他の11人は正答に近くても鳳凰堂の“鳳凰”の字の何処か違っている処はご愛敬でしたが、偏差値37の6年生レベルでは“平等院鳳凰堂”は仮名付けが精一杯の問題かと思われ、それを仮名も伏せて漢字を書かすのですから恐れ入りましたm(_ _)m。漢検準一級+日本史の問題でしたね。小生の孫は来年中学受験を目指して居ますが、このTVの問題を見て私は孫の受験に全く希望を失ったのでありました(;;)。
ヨネックスオ-プンゴルフは新潟県長岡市で行われましたが、今週も橫峯選手ショットが安定せず8位タイに終わりました。あの細い小さい身体では此からの夏場を2週に1回位休んだ方が良い成績が出ると思いますが、石川遼君に次ぐ人気者が欠場とあればスポンサーや会場側が売上減を理由に難色を示すことでしょう(;;)

前の妻の連れ子と婚姻できるか

5月も終盤を迎えて気温も随分高くなり、初夏の日射しが強くなってきました。雑草だらけの庭ではアマリリスが今年も又株を増やして開花し道行く人々の目を楽しませていますが、最近は世の中が不景気続きで道行く人の心にも余り余裕が見られず、道すがら花を愛でる雅(みやび)な方がめっきり少なくなりました(;;)。

画像

このアマリリスは5年前タキイ種苗から取り寄せたもので毎年ご紹介していますが、黄緑の花弁は幻想的な雰囲気を醸しだし、普通のアマリリスと違い昼間より夕刻に似合う花で竹下夢二の世界に浸れ、私は毎年この時期この花を見て心を和ませて居ます(^^)。
先日の新聞記事で変わった事件が報道されていました。名前は伏せられて居ましたが私と同業者であった破廉恥な57歳の元税理士が離婚した元の奥さんの連れ子の高校生と結婚したと明石市役所に嘘の婚姻届を出し受理されたそうです(;;)。彼は子連れの奥さんと離婚した時点でその連れ子とは他人の関係に戻っていますから婚姻は一見可能なようですが、日本の民法はドイツの法律を基に作られたものであり血縁関係にのみ厳しく定められているばかりでなく、何故か儒教の精神まで導入されていて民法736条がその最たるものであり『養子、その配偶者、直系卑属又はその配偶者と養親又はその直系尊属との間では親族関係が終了した後でも、婚姻することができない』と定められています。分かり易く言えば “一度奥さんの連れ子であった者は奥さんが離婚しても永久に奥さんの亭主であった男とは結婚できない”と謂うことになります(;;)。母親の再婚そして離婚の結果、元々赤の他人であったその男と婚姻できないことは民法734条『直系血族又は三親等内の傍系血族の間では婚姻をすることはできない』ことと真っ向から矛盾することになりますが、下賤な言葉で言えば“親子丼”は公序良俗に反するから親の婚姻が解消されても絶対にダメだ!ということであり、人の倫(みち)を重んじた儒教の教えに影響された処が多かったのでしょう。私はこの特異な法令を50年前税理士試験の受験科目“相続税法”の学習時に学んだので憶えていましたが、届出を受けた明石の市役所では配偶者が未成年者であったこともあり、念のために過去の姻戚関係を法務局に問い合わせた処“受理することに問題ない”との回答を得て居たそうです。このことから婚姻届の受理に些か疑問を抱いた市の戸籍係が本職の法務局より少しだけ智慧が廻って居たことが分かりますが、法務局もお粗末というか法の番人たるものが民法すら知らないなんて情けないですね。結局は市から婚姻成立の知らせを受けた高校生がお母さんの前夫の配偶者とされていることに気付いて吃驚し“虚偽の届出だ!”と申し出たため、事件が元妻の連れ子に横恋慕した元税理士の策謀であることが発覚しましたが、市役所が連れ子に婚姻成立の連絡をしなければ分からず仕舞いであり、将来この高校生は重婚罪に問われる可能性もありましたから恐ろしいですよね。そして万一そのとき元税理士が死亡していたなら、裁判をする当事者不在(死亡)で此の高校生は初婚が再婚となり一生名誉を回復できないことになったに違いありません(;;)。
過去に幾多の偽装結婚事件が続発して居たため法務省では重い腰を上げて20年5月に法律を改正し、婚姻する両者が揃って届出に赴いた場合は免許証等本人確認をすることとし、本人以外の届出の場合婚姻の法的受理を済ませた後に本人宛婚姻確認通知が為されるようになったそうです。然し此の改正法は、印鑑証明書ですら本人確認不明の時は葉書を送付してその葉書持参が印鑑証明書交付要因となっているのに、それすら怠ったザル法であり、正しくは本人確認の手続き完了後に届出の日を以て戸籍を異動させるべきものを今回のようなこととなると何の罪もない高校生は未成年者のため親権者を通じて裁判所に戸籍の取消を訴え判決を得た後戸籍を抹消する煩わしい作業をせねばならず、戸籍上は厳然と虚偽の婚姻が記載され更に裁判による婚姻の抹消まで記載されますから、彼女が将来本当に結婚するときは彼にそれらの事情を告げないと誤解を招く恐れがあり、告げたら告げたで彼から不倫を疑われることも当然考えられます(;;)。今回の事件は偽装結婚ではありますが法律違反でもあることだし、受理したこと自体が誤りであったため今では戸籍もパソコン処理ですから届出を削除して届出前の綺麗な戸籍に戻ることが容易にできるものと思ったので民法を繰った処、740条で“婚姻の届出は法令に違反しないことを認めた後でなければ受理することができない”と定められて居り、“遡って不受理とできるのではないか”と明石の市役所の戸籍係に電話で聞くと例え法律上無効な婚姻でも戸籍に記載された限りは職権では抹消できず裁判を経ることになると言います(;;)。そこで更にもう一度民法を紐解いて見ると744条なるものがあり”736条の規定に違反した婚姻は各当事者、その親族又は検察官からその取消を裁判所に請求することができる“と謳ってあるではありませんか(;;)一方で受理できないと言いながら、片方で受理した場合は裁判所に請求せよとは自家撞着(辻褄が合わぬ)も甚だしく、法律が余りにも不条理なのに驚いてしまいますね。明石市役所の戸籍係は戸籍に関する用件より今度の事件の問い合わせ電話の応対で仕事にならないとか…(;;)、全ては市役所の役人と法務省と法務局の役人がアホだったことに基因する事件でありました(;;)。
39歳の男が三つしか違わない36歳の女性を養女にして(養子や養女は年上でさえなければできる定めです)保険金詐欺を目論み、挙げ句逃げ切れないと練炭自殺した事件が先週ありましたが、養子や結婚に年齢差を意識しない昨今ですから、世の中には元妻の連れ子と結婚している人は此までに幾らでも居り、子まで為しているケースが少なくないと思いますが、連れ子であった妻に異存がなければ誰からも法律違反を咎められることもなく、今回の事件を端緒に自分達が民法736条に違反していることを知ってどうされるのでしょうか?戸籍の受理に民法736条の検索ソフトを入れることなど先ず不可能でしょうし、又民事ですから744条の規定を受けて告発すべき検事さんも忙しいのでそんな些末な事件には興味を示すとは思えず、法律違反も自然消滅的に忘れられ役所のミスはお咎めなしとなることでしょう(^^)。昨今倫理観の喪失した世相に儒教など持ち出すこと自体が場違いなのでしょうか、それとも時代の変遷とは無関係に明治時代に作られた法律が100年余を経過した今でも脈々と息継ぎしていることの方が問題なのかも知れませんね。本当におかしな世の中になりました(;;)。
先日垂水駅前の郵便局で諸費用の振り込みに行き番号札を引いて待っていたとき、前の客の小母さんと郵便局員の会話が耳に入りました。何でも配当金の支払通知書を持参されていたようで、年配の女子局員が“此の配当金は銀行で貰って頂くもので、銀行に行って頂けませんか”と言ったので小母さんも仕方なく帰られました。次に私の番号が呼ばれたので振込を済ませたのですが、何時ものように一言多い私は、局員に“此処も銀行と違うんですか?”と言ったら、先ほどの問答を憶えていた局員は、はっとして固まり掛けましたが、必死に体勢を立て直し“うちの銀行では扱えない種類のものでした”と言うので“それではうちの銀行で取り扱えないものだと言うべきではなかったんですか?”と追い打ちを掛けると”済みません“と一言言ってプイと下を向いたのでした(;;)。折角郵政公社から銀行になったのに亀井静香の暴挙で再び官業に逆戻りした経緯を受けて局員さんも郵便局がゆうちょ銀行の仕事もしていることをうっかりされたものと見受けましたが、天辺(てっぺん)の社長が元大蔵事務次官斉藤次郎となれば末端の郵便局員も郵便局がゆうちょ銀行の下請けであることを錯覚されるのも無理ありませんよね(;;)。雨模様の昼下がりの一刻(ひととき)郵便局での出来事でありました。
女子プロゴルフ中京ブリジストンレディースは愛知県で行われ橫峯さくら選手は先週久し振りの優勝の疲れで11位タイに終わりましたが、ま、日本選手が優勝したからええか。

総務省からの電話

5月も半ばとなり日増しに日射しが強くなって参りました。日によって早朝の寒暖の差が激しく体調の維持に気を使います。庭のビオトープでは昼間メダカ達の動きが活発となり、食欲も朝昼晩5食と先月に比べ随分旺盛となりましたから間もなく卵を産んでくれるものと期待しております(^^)。昨秋生まれたメダカの赤ちゃんも成魚の3分の1程度にまで成長しました(^^)。

画像

このビオトープは事務所の南側の庭にあって愚娘と孫達が4年前に協力して作ったのですが、その後彼女達はビオトープを作ったことなどすっかり忘れたらしく私独りが池のお守りをして居り、餌遣りだけでなく循環ポンプの掃除も暖かくなってから週一回は欠かせず、藻が詰まっての修理やらアオコの退治など結構大変です。然しメダカ達が遊んでいる姿は見飽きぬものでじっと眺めていると彼等にも臆病な奴や人の気配を気にしない大胆な奴と性格が色々あるのに愕かされます。食事が済むと眠気がするのか図々しく藻に乗っかって昼寝する奴まで居ますから微笑ましいですよ(^^)。此のビオトープの住民はメダカ(緋メダカが約50匹と黒メダカが20匹程それにモツゴや川端モロコが少々)達で、金魚は直ぐに大きくなってメダカを食べるので隣にある自宅の池に鰻やザリガニ達と棲んで居ます。難を言えば冬眠から醒めた蛙がケロケロ鳴きながら結構メダカを食べて居るようなので補充が大変です(;;)。
先日昼食に町に出て何時もの松屋へ入ったら“トマトカレー”なる不思議なものが売り出され290円と廉価なので、好奇心と欲と二人連れで食して見ましたが、トマト味で酸っぱいカレーなど食べられものでなく、350円のカレーにして置けば良かったと後悔しましたが、後の祭りであり、これを“1円惜しみの銭失い“とでも謂うのでしょうか(;;)
松屋と謂えば吉野家にすき家ですが、牛丼大手の吉野家がライバル達の出現に苦戦しています。彼等から超安値値下げ攻勢を掛けられ1月に期間限定の値引きキャンペーンを実施しましたが顧客離れを食い止められずに2月決算では史上初90億円の赤字を計上することとなりました(;;)。1899年創業と珍しく古い歴史を持つ外食産業ですが、古いが故に駅前に店舗が集中し過ぎ郊外型のファミレス式でない処をすき家(1982年創業)に突かれ、08年遂に店舗数第一位の座を譲ることとなりました。吉野家の店舗はどう見ても柄が良いとは言えず丸椅子のカウンターでは家族団欒の雰囲気ではなく営業マンが仕事の寸暇を惜しんで牛丼を掻き込むイメージなど強くその辺がメニュー多彩のすき家に家族ぐるみ顧客を取り込まれ、先を越された原因と見ました。単品商品の商いは季節に左右されず売れ残りの心配がなく利益率が高いものですが、1900年以前の創業では外食産業と謂っても弁当屋の代りのようなものだったでしょうから休祭日に家族が食事に来店するなど想定しなかった処に吉野家の油断があったものと思われます。世の中は日日の進歩が絶えませんから、時代の流れに取り残された企業は吉野家に限らず淘汰される運命にあるのが最近の激動社会の風潮です。愕くべきは生き残りを賭けてライバル同士が合併したあのコニカミノルタが今回カメラやフイルムから全面撤退して有機EL証明など新しい事業で再出発しようとしていますが、それではあの合併は何だったのか!の思いがしますが、其処まで180度Uターンしないと生き残れないなんて世の中ナント!恐ろしい時代となりましたね。
誰もがポケットに忍ばせ、或いは片手で持ち歩いて居る携帯だって、アップル社iFhoneの上陸で何時淘汰されるやも知れません。NTTドコモのスマートフォン事業推進室長も鎖国を死守している我が国の携帯市場がiFhoneやiPadの登場で開国の刻を迎えるのではないかと憂いていられますが、ドコモなど基を糾せば電電公社であり官僚であったため封鎖的な風土に存在し、恰も鎖国により滅亡を早めた徳川幕府を彷彿させますよね。時の流れは急激であり、我々はゆっくりと大河の如く流れる古き時代から突如奔流に押し流される時代の到来を迎えようとして居ることを肝に銘ぜねばならないでしょう(;;)。
先日小生の事務所に総務省から電話がありました。聞き慣れぬ電話の殆どは商品の売り込みや商品取引の勧誘更には別荘の分譲など私如き貧乏人に無縁のものであり、職員に言って小職不在と謂うことでお断りさせているのですが、総務省直々とあっては居留守も使えず恐る恐る電話に出たのですが、用件は何の事はない得意先であるS社が昭和30年代に厚生年金に加入していたかどうかの確認でありました。当時S社に勤めていた女性が自身の年金加入期間についての申し立てを1年ほど前に社会保険事務所にされたのが原因らしく、当初はS社へ連絡が入ったのですが、S社は経営者が代替わり(昭和30年代なら2代前)していて事情に疎く、昔のことなら税理士が全て知っていると言ったために答弁者としてうちに白羽の矢が立ったものでありましたが、総務省では当時からS社が会社組織になっていたことまで調べていて、会社なら健康保険に入っていた筈だから当然に厚生年金も加入していたのではないかと疑いが持たれ、確認の申し出をした女性の裏付けを取りに動かれた様子でありました。此が厚労省からの電話なら不思議でも何でもないのですが何で総務省が…?と会話中疑念が過(よぎ)りましたが、厚労省では身内の恥と隠蔽される危惧が有るところから総務省に調査機関が移管されたものと瞬時に拝察したのでした(^^)。総務省の疑問に対する小生の回答は当時政府管掌保険(所謂社会保険)も零細中小企業には現在同様充分普及してなく、大会社は組合健保を創設できましたが、中小零細企業は病気に備えて自分達で同業者国民健康保険組合を作り、そこで国民健康保険を処理して居ました。当時国民年金制度は未だ創設(1961年創設)されて居らず、S社が国民健康保険組合を通じての情報から社会保険事務所の慫慂を受けて厚生年金に加入されたのは阪神大震災の直後であってそれまでは社長以下全員が各自国民年金を掛けて居られたことは当時の年末調整関係書類により明白です。社会保険事務所と国民健康保険組合とは無縁のため、厚生年金については宙ぶらりんとなっていたことが事件の発端であり、加入期間の問い合わせをされた女性は当時の給与から税金以外に国民健康保険が控除されていたことが厚生年金の控除も含まれていると思い違いをされて居たのでしょう。此等は全て加入義務者を探索する意思など全く持たずに加入手続きに来たら入れて遣っても良いと謂う、待ちの姿勢を崩さなかった社会保険事務所の職務怠慢が原因であり、病気の保険さえ担保されれば高い厚生年金など掛けたい人は今と違って誰も居ず、加入している人でも寿退社後さっさと厚生年金を解約してお小遣いにするのが通例でした。余談ではありますが、小生の愚妻も結婚時に勤務先での厚生年金を解約して洋服など買っていましたが、今になって私が解約を言い出さなかったら貰える年金がメチャ損したのではないかと詰(なじ)られて困っています(;;)が、50年も前である当時は厚生年金は税金と同じく盗られ損が常識だったのです。厚生年金が加入の勧誘に重い腰を上げたのは、高齢化社会の到来と共に年金受給者が増加すると思われた平成の初期であり、大きな団体では従業員を医師国保や歯科医師国保で対応していた日本医師会、日本歯科医師会辺りが、当時の厚生省としては管轄下であったために直撃砲を受け医師会等の指導の下にそれまで従業員は国民年金加入であったのが急遽厚生年金に切り替えられたのでした。話は横に逸れてしまいましたが、現在でも厚生年金未加入の企業は5万とあり、年金機構が国税庁と情報交換すれば容易に判明できるものができないでいるのは我が国独自の縦割り行政の弊害であり歪(ひづ)みでありましょう。このことも総務省に言ってやりましたが、彼等とて財務省ではないので手に下しようがないようです(;;)文中5万と書いたのは言葉の綾であり、実際には10万社はあるでしょう(;;)
社保事務所を訪れられた女性にはS社の厚生年金についてお気の毒ですが,貴女のような方は世の中にそれこそ5万と居られます。加入の義務を知らされなかった会社の落ち度を咎めないで折角できた制度の上に胡座(あぐら)を掻いて高給を貪り、厚生年金の普及に努力を怠った社会保険庁(現日本年金機構)の連中を怨んで下さい。
今週の女子プロゴルフは九州福岡県で行われ、橫峯さくら選手が韓国台湾3選手の追撃を躱し68の好スコアで今季初優勝致しました(^0^)/。匆々韓国ブタなど外人に賞金を稼がれて堪るか!

有馬稲子の“天城越え”

長かったGWも漸く終り、気が付くと何時の間にか春が後ろ姿も見せずに立ち去り、代りに遽しく訪れた夏が我が物顔でのさばって居るではありませんか(;;)、誰を怨んでも詮ないことではありますが、5月初旬に冷房の厄介になるなんて思っても見ませんでしたが此の儘一直線に盛夏を迎えるのかと思うと憂鬱であり生きて行く気力が萎えて参ります(;;)。
連休の間漢字の勉強をする予定だったのが頓挫しました。原因は突然建売住宅でも建てるらしき法面(のりめん)のある隣地に何の前触れもなく掘削工事が起こり、あろうことか隣にあるうちの土地の補強を全く怠った儘地下10mも掘り下げ土を取り去ったため、うちの土地が隣地へ傾く事態が生じその対応に3日の月曜日弁護士の先生立会の下に施工業者側を呼んで“何故事前に周辺住民に対し工事説明会を行わなかったか”などと舌鋒鋭く斬りかかりましたが、先方も近隣対策専門の海千山千百戦錬磨のド狸プロであり、連休だからとラフな格好で名刺も持たずに来た無礼な奴で“言った”言わない”と水掛け論から危うく言い負かされるところを弁護士の先生に助けられ、挙げ句現状恢復をし、更に将来起こりうべき損害に対する補償などを文書で頂戴することになりましたが、これとて先で会社が倒産か偽装解散すれば斬りつける相手が居なくなる理窟であり、頼りになる筈の建設土木事務所に警察の真似をして民事不介入とソッポを向かれたために我々市井人が無事平穏な生活を突然脅かされることになったのは誠に理不尽な出来事でありました(;;)

画像

この掘削地はビニールシートで被われた個所が問題の傾いた私の土地で正面の家は愚娘達が済む家です。先週ご紹介した亀裂は愚娘宅の駐車場の塀であって写真では正面鉄筋仮枠の向う側にあります。此だけ掘り下げる工事を始めながら事前に相談一つないことは常識では先ず考えられないことであり、此こそ役所が造成許可を与える前に“周辺住民の同意書を付けること”を条件にすれば容易に解決したであろうと思われますから、如何に役人が市井の民の公僕である自覚が欠如した愚かな連中揃いなのかよく分かりますよね(;;)。
掘削工事の騒音が耳障りだったのか、夜中中ボコボコと排水の音が気になったのか借家の一軒が出て行かれることになり(;;)一人で仕事をして居られる近所の畳屋さんに畳の入替をお願いしたら連休やからと断られました。昔から職人さんの休みは1日と16日と決まっており何時からか日曜日に代わったようですが、祝祭日も休みになって居たのには愕きました。1000円高速道路で何処かに遊びに行かれたものか、將亦遠方よりお孫さん達が帰省され好好爺を演じられていたのでしょうか(^^)。それとも休日の増加は時代の流れでフローリングなどが増えて畳の注文がめっきり減ったせいかも知れませんね(;;)。
毎朝6時独り事務所での朝食時に愛読している日本経済新聞朝刊連載“私の履歴書”先月の著者は珍しや宝塚出身往年の美人女優№1有馬稲子さんでありました(^^)。此までの誰もが己が過去の良き部分だけをなぞって書かれる“私の履歴書”でありましたが、彼女の場合如何なる心境か人に見られたくない自身の暗い過去を全て曝け出しての自伝でありましたから愕きました(◎.◎)。“『妻とはうまくいっていなくて別居している。きちんとしたら君と結婚したい、春までには…』それが夏になり、秋を迎え、又春になり7年の年月が経つことになってしまった…”と一昨年亡くなられた17歳年上である市川崑監督(紙面では流石に某監督と伏せてあったが関係者には容易に判明する仕組みであり、その後週刊誌で実名が報道されました)との7年間に亘る不倫そしてその間監督が約した妻と離婚しての結婚約束の不履行、ついには妊娠そして堕胎、更には監督の背信等を赤裸々に記された下りは圧巻であり、主役を貰うためには何でもする昨今の尻軽女優ならいざ知らず、50年も前当時映画界を睥睨する天下の大女優も矢張り恋する一人の女であったことを知り、紙面から嗅ぎ取った出来事の生々しさに私は思わず固唾を呑んだのでありました(◎.◎)。
此の慟哭が石原真理子辺りからであれば“私生活の切り売り”との魂胆が空々しく容易に読み取れますが、老人ホームで枯れ木のように独り静かな余生を過ごす78歳の女性の手記とあっては関係先にとって大激震であったでしょう。世間に発表したからとて誰にも明かさず50年間胸に抱き続けた市川崑監督への愛憎の想いと裏切りへの怨念が容易に晴れるものではありませんが、暴露誌などでなく天下の日本経済新聞に1ケ月間存分に思いの丈を書き連ねることで積もる鬱憤の極一部を晴らされたことと思います。恐らく市川監督の遺族から名誉毀損で告訴されることも覚悟の上と見ましたが、私はそれだけに不退転の彼女の覚悟と生き様を強く思い知ったのでした。石川さゆり“天城越え”を思わす女の情念は実に恐ろしいものですね。尚、ネットのフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』では現在この事件を重く受け止めて彼女の項目の一部又は全部の削除が進められていますから、ご覧になりたい方はお早めにどうぞ…
ある日の黄昏どきに庭で雑草たちに水を遣っていると、道端から“綺麗やったなあ、”と声が掛かりました。見ると買い物帰りらしい荷物満載見知らぬママチャリの小母さんが殆ど散った牡丹(2番目に咲いた)を指差して目が笑って居られます。“ほんまに綺麗やったなあ、うち、何時も此処通るとき眺めとってん”と屈託なく馴れ馴れしく笑顔で話し掛けられ、“短い命やったけど毎年よくプランターで咲いてくれるなと感心してたんです”と答え乍ら、ハテ?この人は見知らぬ私に話し掛けるのにタメ口に近い言葉を使って居るのに少しも気が付いていないな?と感じたのでした。“率爾ながら…”と言えとまでは言いませんが、見知らぬ人に敬語が使えない原因は、この人の教養のせいなのかとそのときは思いましたが、後でよく考えて見ると或いは私が作業着の老人なのがこの小母さんの目線を低くする原因だったのではなかったでしょうか。此の小母さん少しも悪気なく綺麗なものを綺麗だと誉めて下さっているのに、こちら側が自分の身形も考えず四角四面についネクタイとスーツ姿で、人から先生などと呼ばれている日常の自分をつい引き摺っていることに気付き、飾り気のない誉め言葉に対して、素直に喜べず詰まらぬプライドから心に蟠(わだかま)りを持った私自身をとても恥ずかしく思ったのでした(;;)。
だけど私には他所で見知らぬ人に対し相手が作業着の老人であってもとても“綺麗やったなあ”などとは言えず“とても綺麗な牡丹でしたね”としか言えないでしょうから、一体から此の違いは何処から来たのでしょうね?ママチャリの小母さんの態度は馴れ馴れしい言葉を除いてとても好感が持てて楽しい一瞬でしたから余計考えさせられてしまいました。敬語に拘るのは知らず知らずに相手との距離を置こうとする私の悪い性格の為せる業なのか、將亦貧弱な教養のひけらかしなのでしょうか?もう1週間もすれば自慢のアマリリスが更には芍薬が開花します(^^)。“綺麗やなあ”のママチャリの小母さんの声が聴かれるのを待ちたいと思いますが、果たして私が庭に居るときお目に掛かれるか知らん。“儂も奇麗や思うねん”なんて言葉が口から出るでしょうか、一寸ムリみたいです(;;)。“教養が邪魔をする”とよく言いますが私の場合分不相当に高いプライドが邪魔をしているのではないかと反省して居りますm(_ _)m。
TVを見て居なかったため先週お伝えできませんでしたが中日クラウンズ名古屋GC魔の和合コースで石川遼選手の58ストローク(6打差逆転優勝)には魂消ましたね。パーが70だから72なら60やないかと言わないで下さい。ロングホールはプロにとってバーディーは計算に織り込み済みですからロングが2ホールしかない和合はパーが72のコースより遙かに難易度が高いのです。
彼は此で若干18歳にして日本新記録、世界新記録の双方を樹立しましたが、此の儘順調に成長すれば陰湿な不倫でイメージを落としたウッズ選手より遙かに強い選手になれそうでうね(^^)。国民栄誉賞も射程圏内に入りました(^^)。
メジャー大会であるサロンパスワールドカップは世界の強豪を集めて本日まで茨城GCで行われ米メジャー制覇のモ-ガンプレッセルが優勝しました。我等がさくら選手は体調不良の中を四日間頑張り台湾韓国を押さえての2位フィシッシュは立派でしたよ(^^)。

業績が悪いのは従業員が働かないからだと言った社長

風薫る5月と言いたい処ですが、新緑の街並みは全く初夏の佇まいであり、今年も又行く処とてない小生にとって憂鬱なゴールデンウイークが到来しました。皆様は何処かへお出掛けのご予定でしょうか?小生は昨日早朝玉津へ仕事に行った帰り明石川支流の水路へメダカ掬いに立ち寄りましたが、今回も坊主であり掬えたのは小エビが数匹だけ(;;)聞けばプロの人が大勢で来てメダカをごっそり盗って行くとか(;;)最近ではメダカのことを黒メダカなどと呼んでホームセンターでは1匹50円もして居り、値段の安い養殖の緋メダカ(1匹10円)と区別されるようになり、そのせいでこんな連中が横行することになったようです(;;)。

画像

うちの隣の土地(土手)が売れて建売住宅が建てられることとなり造成工事が始まっていますが、山からの押水を甘く見たため掘った処が池のようになって排水に手間取り工事が滞って居ります。滞るのは業者の勝手ですが押水のお陰でうちの土地が堀った造成地に地滑りして傾き塀には無惨な亀裂が入って修復不能の状態です。業者に文句を言っても彼等は下請けなので“施工者に言って置きます、後で直します”の一点張りで埒が開かず、遂に事務所の顧問を30年間して頂いている弁護士の先生にお願いして明日建設会社と話し合いをすることになりました(;;)。此の件では一昨日先生と一緒に市の建設土木事務所に出向いて事情を訴えたのですが、彼等の態度は明らかに造成の認可を受けた業者サイドであり、事勿れ主義に徹底し許可を与えた限りはその後の問題についてそちらで話し合って解決してくれと工事の差し留めには全く応じて頂けませんでした(;;)お役人って市井の民のために居るのかと思ったらそうではなく、税金をムダ遣いするために居たんですね(◎◎)。
最近色んな事件で耳にしますが。我が国殆どの大企業には相談役と名付けられた役職があります。社長が会長を経て取締役を退任した後の処遇であるとか…、その後名誉職である相談役として無駄飯を装って貰うのが通例です。相談役退任後も更に顧問や特別顧問などのおまけがあって、昔々三宮旧神戸銀行の最上階には彼等が沢山棲みついて高給だけでなく秘書と黒塗りの運転手付き常用車が宛がわれて居たことは誰もが知る事実でしたね(;;)。
閑話休題、富士通と謂えば世界に罷り通る大会社ですが、此の天下の富士通には秋草直之と言う社長より偉い相談役が居る(まるでJR西日本の井手正敬だ!)そうです。未だ取締役を兼ねて居ますから余程の実力者と見受けました。今回暴力団と関係のあるコンサルタント会社と噂される会社との取引を巡って目下噂の人野副前社長の解任騒ぎの張本人となって居りますが、相談役はそのネーミングからして閑職であるべき処、取締役会を仕切るなど世間の常識を逸脱しており、秋草氏は平成12年社長在任当時、業績の下方修正に対する社長の責任を問われて、“業績が悪いのは従業員が働かないからだ”と謂う答弁を行い各方面に大きな反響を呼び、経営の責任放棄と批判されたことは余りにも有名であり、業績の悪化を社員に転嫁するなど経営者としての資格がまるでゼロですね。従業員は人様々であり有能無能を問わずどの社員にも仕事のできる環境を構築するのが経営者の為すべきことではなかったのですか!
彼は7年前、業績悪化の責任から社長を退任したものの、何故か代表取締役会長に昇進し富士通を迷走させることとなりましたが、2008年に代表取締役会長を退任した後も取締役相談役として役員に留任し取締役会を仕切って居ましたから、余程灰汁(あく)の強い人間であり、今回歯に衣を着せぬ野副前社長との軋轢は当然起こるべくして起こったものでありましょう。
何がどうしてどうなったのか我々には計り知れぬ処ではありますが、秋草相談役が野副社長を辞めさせるに際して相談役として10年間に2億7千万円の報酬を文書で約束し、野副前社長は此の事実を暴露しつつ折角の権利を放棄して秋草氏等役員に対し、50億円もの損害賠償請求を会社が起こすよう求める文書を送り、事件は株主も従業員も取引先も何も知らされずに不安が広がって愈々泥沼化しつつあり、興味津々の事件となりつつありますが、秋草野副両者とも会社を私物化したこのような争いは決して赦されるべきではなく東京証券取引所は彼等に対する公聴会や調査委員会を開いて事件の真相を明らかにし此を糺弾する責任があると思いますが、東証は“臭い物には蓋をせよ”とばかり口頭で社長に厳重注意を与えただけであって大衆株主に何も知らされぬのは心外でなりません。此の会社は外国人の持ち株比率が35%と異常に高く、会社の内紛を種に金を強請るのは外資ファンドの得意とする処であり、その内争っている相談役と前社長は会社もろとも外資ファンドより手痛い竹篦返しを受けるに違いありません。
それにしても相談役の年俸が10年間で2億7千万円とは篦棒ですが、役員の定年制を謳った規則など形骸化し、相談役の如き役職が社長顔して未だ生き存えているようでは日本の企業は世界で通用せず、“李下に冠を正さず”の格言の如く、官僚の天下りに対して此を咎めるには先ず己達が身を律して65歳を以て潔く会社を去るべきではないでしょうか。名誉欲に感けて企業を公器だと考える経営者は日本には少なくなったのは嘆かわしいことですね(;;)。
民主党の小沢幹事長を全員一致で“起訴相当”と断じた検察審査会は民間人11人からなるもので09年5月までは形骸的なものであり議決に拘束力がなく絵に描いた餅如き存在でありましたが意見だけでなく実行力の伴った09年の法改正に伴い、明石歩道橋事件の元明石署副署長や近くにはJR西日本のワル共が“起訴相当”とされましたね。通常起訴を行うのは検事の仕事ですが我が国の三権分立とは名ばかりであって、裏でどんな取引が行われているか国民は全く知らされて居ない処から検察審査会が設けられたものですが、全員籤によって無作為に選ばれる民間人なのが良いですね(^^)。小沢幹事長の場合4億円の土地を買うのに資金出所を晦ますために借金までして8億円のお金が動きましたが、幹事長の意の儘に動いた秘書だけが有罪となり主犯である幹事長が起訴を免れるなど、国民にはまやかしとしか考えられぬ事件でありましたから検察審査会全員一致での“起訴相当”は日本国民全員の意見でもありました。それが証拠に共同通信が実施した無作為抽出の電話調査で実に国民の83%が小沢幹事長“起訴相当”に賛意を表したことからでも分かります。
小沢幹事長は資金出所について此が“天の声”(ゼネコンには地獄の声と聞こえたことでしょう)とか謂われて鹿島や水谷建設絡み年間1社2000万円のノルマによる裏金であるため借入金処理の小細工までしましたが、事実が発覚すると今度は親から貰った財産だと弁明するなど、親から貰った金が人に言えない金である筈もなく小細工したことが疚しい金であったことを自らが証明した如くです。
小沢幹事長も借金などせずに直截的に土地を購入していれば斯くなる醜態を演ずることはなかったと思われます。世に“雉子(きじ)も鳴かずば撃たれまい”なる格言がありますが、彼の場合いみじくも安全を期すための借金が雉子の鳴き声だったのでしょうね(;;)。
今後“起訴相当”を受けて一度は起訴を見送った検察庁が再捜査にどのような動きを見せるのか興味深い処ですが、彼等にも不起訴にした面子があり、不起訴により得る筈であった自らの立身出世の処遇を棒に振るやも知れず、済んだ事件の再吟味にはまるで力が入らないのではないでしょうか(;;)。検察庁は従来の検事団を降ろし新たに権威に屈しないフレッシュな検事団を発足させて下さい。
今回の“起訴相当”は鳩山首相の“不起訴相当”と何処が異なるのか個別に検察審査会委員の意見を検証すれば自ずと答が得られると思います。両者ともに政治資金収支報告書の虚偽記載である点は一致していますが、前者が鹿島グループのゼネコンからのダム工事代金キックバックであり、後者が単に親子の情愛の問題であったことの差ではなかったかと思慮致しました。
今週の女子プロゴルフさくら選手2日目66とコース新を出しましたが最終日スコアが伸ばせず7位タイと沈みました。でも66は復調の兆しであり来週以降に期待しましょうか(^^)。