今日は文化の日だが我々が子どもの頃「明治節」と言って明治天皇の誕生日であり生誕を祝って学校の校庭で明治節の歌を唱って居た。祝日は旗日と言って門柱に何処の家も斑の旗棒に括り付けた日の丸の旗を掲げて居たが、明治大正生まれの年寄りが居なくなっては何処の家庭も日の丸に関心を失ったようで、今ではオリンピックなどの競技でしかお目に掛かれなくなった:-)。国旗のある家も随分減ったね、又この頃の子どもは日の丸弁当(おかずは梅干し一つ)なんて知らないだろう:-)。何故か老人の回想は段々悲しい方に移って行くのが嫌だね。

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久し振りにEさんからご夫妻能登一周ツアーの便りと沢山の写真を頂戴したのでその中から「白米(しらよね)の千枚田」をご紹介しましょう。
この無数の小さい棚田は石川県輪島市にあり数が多いので千枚田と呼ばれるが、本当は「狭い田」だからだそうだ^^。最も小さい田の面積は僅かに0.2㎡とか…(゚ロ゚)ティッシュの箱二つ分だから稲が一束しか植えられんと思うがきっと水路の方が広くて畦道は10倍もあるんだろうな^^。毎年2万円払って会員になればマイ田圃ができてその田圃に名札が立ち、コシヒカリを送って貰えるそうですよ、夢があっていいな^^、皆様もどうですか。

「私の青空(マイブルーヘブン)」はエノケンさんが唱って居り私の幼い頃良く聞いた懐かしい曲だ。1927年(昭和2年)にレコードが発売されると忽ちベストセラーになり、その後グレン・ミラー楽団、フランク・シナトラなどが演奏したり、歌ったりしてスタンダードナンバーとしての地位を確立し我が国に上陸したのでご年配の方はご存じの方も多いと思う。
先日「BSニッポンこころの歌」(毎週月曜日夜9時から)で著名な合唱グループ「フォレスタ」が此の曲を唱って居るのを懐かしく聞いたが、歌詞の「灯影(ほかげ)」を「ひかげ」と唱って居り愕いた。「ひかげ」だったら「日影」だよね、武蔵野音楽大学大学院出の穎才達がどうして日本語の熟語を正しく読めないのか呆れたな:-)。他に伊東ゆかりもこの歌を唱っており矢張り「ひかげ」と唱って居るが、ま、この辺の国語力では仕方ないとしても「フォレスタ」の間違いには唖然とするな…、「青空」だからって日影になったのかなあ、音楽大学は大学院になっても国語は教えないのかな?振り仮名が振ってないからって、此の熟語の読みって高校レベルの話でないの?
「二木紘三のうた物語」にある「私の青空」の書き込みに「フォレスタ」のことをぼやいたら、早速反応があり、「ひかげ」と唱っているのは二村定一、天野喜久代、松島詩子、高田渡、石川さゆりであり、「ほかげ」と唱っているのはエノケンと藤山一郎だとコメントが入って居た:-)、そうか正しく唱う方が小数派だったんだ(;;)、「灯」の訓読みは「ひ」だと学校で習うが「灯影」の熟語読みに限って「ほかげ」だ、此の熟語は本来なら「火影(ほかげ)」なのだがこの歌の訳者堀内敬三が原曲の「a little white light」のフレーズを叙情的に「灯影」と意識的に造語されたのだと思った。幼い頃座敷での団欒時に点いていた5燭(しょく)の裸電球を彷彿したよ、あれは仄かな灯だったから「灯影」だよね、歌う者は誰も訳者や作詞家の心の裡をしっかりと酌み取って歌わなきゃだめだね…:-)。
『堀内敬三が「ほかげ」に「火」ではなく「灯」の字を当てたのは、あくまでも推測だがもう当時「電気、電灯」の普及が進んでいたことも多分あったからでは…、我が家の「あかり」という意味では、「灯」のほうが相応しいような気がする。作詞家吉川静夫は「灯影(ほかげ)もさみし 蛍光灯の…」(落ち葉しぐれ)、「暗い暗い暗い灯影(ほかげ)の…」(女のためいき)と作詞している。」堀内敬三は「ほかげ」と唄って欲しかったんじゃないかなぁ…』なんてコメントがその後Kさんから「二木紘三のうた物語」に入れられてましたよ^^。
http://duarbo.air-nifty.com/songs/2008/06/post_9f18.html

レストランなどを星の数で評価する「ミシュランガイド」の旅館として3年連続で掲載された「奈良万葉若草の宿三笠」が阪神阪急ホテル食品偽装のとばっちりを受けて他の多くのホテル同様に糾弾されている。原価キロ8200円の和牛をケチって3200円の豪州成形肉だったとか…ケチり方が凄まじいな:-)、ま、食品偽装など何処もして居ることで少しも愕かないが、此の「三笠」が此まで数多くの中学生修学旅行生を受け入れていることには愕いた。此って観光旅行じゃないの?積立をする親も大変だな。何が修学や!私が中学生の修学旅行は琴平の金比羅さんで行きは船内泊と二日目は襖をぶち抜いた大部屋に歩くスペースのない雑魚寝であり食事など普段食べて居るものと変わらぬ粗末なもので苦行以外何の記憶も残って居ない:-)。何しろ夜に中突堤を出発し朝4時半に船室から叩き起こされて社会勉強だと仄暗い小豆島の港を歩かされたもんな:-)。世の中変わったな!

先週の誤字訂正の答え
僻遠の湯治場に暫く到留することとなった。(逗留)でした

今週の誤字訂正の問題
百姓達が鋤鍬をとって代官達に鋒起した、

御教訓カレンダー 
「父の敵」  「父の肩叩き」 偶には親孝行を…