愈々一年で一番寒い時期が近づいて来ましたが、雪が降るでなしポカポカ陽気で気味悪く北極の氷が溶けないかと案じられてなりません。うちなど海抜3m位ですから50年もしたら海になっているのかも…{%gakkari%}
以前にも触れたことがありますが垂水や舞子では海辺の土地を所有されていても土地が海没して権利書があっても海水の下となり財産価値が全くなくなり困っている方が多く居られます。そんな土地でも相続登記すれば近隣地の価格で以て登録免許税が課せられますから稀に登記をしない儘の方も居られますが、何れ湾岸道路ができて道路公団から買い上げになる風説が以前から根強く絶えませんからその時のために皆さん要らぬ出費を強いられていますが、果たして風説の信憑性はあるのでしょうか?{%shiranai%}
先週須磨税務署の確定申告事前打合会があり、多忙を割いて参加しましたが、個人課税一統官の言われるには昨年の須磨署申告者5500人の58%が還付申告であったとか…{%tohoho_a%}、税務署も税金を取るための役所の筈ですが、税金の還付のための確定申告の受理では徴税費用ならぬ多額の還付費用を要することとなりますから恰もボランティアのようであり協力する我々税理士も如何とも複雑な心境です。
然し、還付を受けられた方も低所得者の方は6月になれば住民税の増額(5%から10%へと最低税率の引き上げ)がなされることにきっと驚かれることでしょう。そして住民税増額の副作用として国民健康保険が又々増額されますからご用心下さいね。
ナント!無党派支持の元タレント“そのまんま東”があれよあれよと圧勝し遂に県知事になりましたね。宮崎県での汚職による前知事逮捕を受けてのものでしたが、タレント知事の誕生は横山ノックや先日亡くなった青島幸男氏以来のことであり、県政改革を叫んで当選した前知事が矢張り官製談合で逮捕とあっては“ブルータスお前もか!”ですから県民もうんざりしますよね。
一方林野庁長官を辞してまで選挙に挑んだ川村秀三郎と自民公明推薦の元経済産業省課長持永哲志が大差を付けられての惨敗は、票を喰い合いしたとは謂え、県民の官僚による政治への不信の極たるを示したものでありました。
自民党の片山幹事長は“無党派はあるときは自民党支持層だから自民党支持を増やせば自動的に無党派が減る”と変な論理を展開しましたが、出口調査で自民党支持者ですら政党候補者を入れなかった有権者が多かったことを考えると、敗北後“官僚が起こした不祥事を受けた選挙に官僚を出せば負けるに決まってるじゃないか!”の内部批判が続出したことは遅きに失し、選挙民を甘く見た結果であることを暴露し、官僚OBを推した県執行部との罪の擦り合いは見苦しい限りとなりました。
あちこちの県で選挙に協力した後援者へのお返しが官製談合であることを誰もが知ってしまいましたから此からの自治体選挙は大きな転換期を迎えることになったと謂えるでしょう。
然し、“そのまんま東”も当選はしたものの県議会の全員を野党として敵に廻すわけですから、前途は多難であり憲政の運営に如何なる秘策があるのやら案じられますね。
一方、“そのまんま東”のハレンチ罪による逮捕のときも強い絆で別れなかった妻である女優“かとうかずこ”は昨年2月に彼の政治家転身宣言には遂に愛想を尽かし、永い結婚生活に終止符を打ちましたが、今となってはきっと後悔しているのではないでしょうか。50歳を控えてタレントとしては下り坂の真っ直中ですが、姥桜とは謂えファーストレディーともなればあの美貌と貫禄は出色でありますから、知事の人気を掻き立てる処であったでしょうが、よもや当選とは彼女の読みになかったことでしょう。彼女も今となってはきっと後悔していると思いますが、復縁を迫りたくとも離婚を迫ったのは格上の彼女の方であり “遅かりし由良の介”でしたよね。{%gakkari%}
極く極くお粗末な話でありましたが、本年の大学受験で市立神戸外大が教員免許取得に必要な教職課程の認可申請を文部科学省に出し忘れ07年度の新入生が1年間教職課程を受講できなくなっていることが発覚しました。文科省から再度認定申請するように求められながらそれすらも忘れていたと謂うお粗末さは市の役人が如何に仕事に熱が籠もって居ないかを如実に語っていますよね。この結果受験者が大幅に減少することが予想されますが、このうっかり職員を懲戒免職にでもすれば多の市職員も少しは仕事に身を入れることになるでしょうが、誰も罰せられないのでは何の効き目もありませんよね。{%gomenne%}
きっと認定申請のことは“係長に告げた”“いや聞いてない”など堂々巡りで犯人が特定できず有耶無耶に終わったものと思われます。民間会社なら両者ともクビにならないにしても左遷は必定であったでしょうから今からでも遅くありません。この事件に関わった者達全員を環境局の現業員にでも配置転換させゴミ収集をさせたらどうですか。3日で音を上げ退職願が出されたりして…{%gakkari%}
昨年来“性同一障害(GID)”の問題が脚光を浴びていますが、今春の生駒市議選に出馬する男性が昨年性別適合手術を受けてまで戸籍の変更を奈良家裁に申し立てて居ます。この人は何故か結婚歴があり子供まで儲けているためにGID特例法の適用が受けられなかったとか、結婚して子まで作りながら今更”私は女です“は単細胞の私には到底理解に苦しむところですが、人間の心と身体は別物であり人間の深層心理には不可解なものがあるのでしょう。市議選では女性として届け出るそうですから告示ともなればこの方が女性であることが周知されることになり、この方の子供さんや元の奥様は世間から好奇の目で見られることになりましょうが、当人にして見れば他人(ひと)?のことどころでなく自分のことで精一杯なのでしょう。
男か女か分からない軟弱な男が多い世の中にこんな硬派の女性?が出てきたのも時代の流れとは謂え受胎能力もないのに“私は女です”と言われても私には到底承服できぬ心境です。女性と認めて欲しいのならちゃんと子供を産んでからにして欲しいですね。{%ikari%}
先週日本の歌100選についてお話ししましたね。何故か選に漏れた“水色のワルツ”が無性に聞きたくなり、ネットで二葉あき子ヒット曲集のCDを購いました。彼女の生の声を聞きたさに大阪梅田の音楽喫茶“田園”に通ったのは今から50年位前だったでしょうか。彼女の音楽学校でしっかり鍛えた音程は昨今のインスタント歌手とは比較にならず、その美しいビロードの声と共に懐かしく、失恋したあの当時のことなどを想い出し切なくなりましたが、意外なことにこのCDが私を強烈に昔に誘(いざな)ってくれたのは、歌声ばかりではなくCD複製時に使用された使い古した78回転SP盤のシャーシャー音でしたよ。{%warai_a%}
先週の答えは“株”でした。
『株を守りて兎を待つ』
古い慣習に囚われて進歩にない譬え、又、一度成功した遣り方に拘って臨機応変に振る舞えない譬え。
昔畑仕事をしていた人が畑の中を走ってきた兎が切り株にぶつかって死んだのを見てから、その人は農具を捨て切り株をずっと見張り再び兎を獲ようとした寓話によります。“守株待兎”の四字熟語で憶えましょう。
今週の問題
舟に刻みて(けん)を求む
( )内に漢字を入れ、この格言の意味を答えて下さい。