ホラ、見て遣って下さい^^。豪雨のあと先週今年も家の前の小さなプランターからそれこそ溢れるようにハブランサスが一度に30輪も咲きました。その一週間ほど前1輪だけ咲いて狂喜したのですが夕方水を遣る際に見ると誰かに花先だけ指で千切られて茎だけになっていました(;;)、心無いことをする人が居るのには涙が出ます。プランターが道路際なのでジュース缶や吸い殻の捨て場所にされるのは覚悟して居ますが花だけ千切るなんて非道い人が居るものです。暑さのせいかイライラした人が増え他人の仕合わせが妬ましい人の仕業でしょうか。そんな鬱屈を吹っ飛ばすような爆発的な開花でした^^。2日半咲いて萎れましたが、球根も体力を使い切ったのか次の蕾の出る目途が全くありません。堆肥にHB101を更に追加して沢山与えたので月末位にもう一度咲くのではないかと淡い期待を抱きアスファルトの照り返しで40度のなかを毎夕水やりに精を出しています^^。

先週毎日曜日連載の毎日新聞二面評論「時代の風」に小説家中島京子の意見が掲載されました。この作家は寡作なので知らない方も多いと思いますが、「小さいおうち」なんてとても良い小説でしたよ。表題は「豪雨当日の宴会や死刑の実況」でした。5日気象庁は東京と大阪で記者会見を行って「記録的な大雨」を国民に必死に訴えましたが、気象庁が記者会見なんて異例であり飛んでもないことが起こることを必死に国民に伝えたかったのですが、政府やマスメデイアは此れを軽視し、死人が出始めた五日夜は自民党幹部による「赤坂自民亭」なる巫山戯た会合が持たれ、翌日にはマスメディアは西日本を豪雨が襲っている中をオウム真理教の死刑の話題に終始して居ましたが、その頃既に広島や岡山で車や家が流されて居たのでした。どう考えても可怪しいのではないかと筆者は断じて居られます。麻原たちの死刑などを国民に伝えるよりもっと大切な情報が山積していたのではないかと記され、マスメディアが被災地にヘリを飛ばしても写真を本社に送るだけで救助は自分の役目でないとの態度も許せないものと書かれた中島さんの意見は正論です。最後に災害時に被災者が不快なく過ごせる避難環境を常備するのはオスプレーを一機買うよりずっと廉いと思うし、今審議中のIRカジノ法案など皆どうかしている、まるでデキの悪い世の中に成ったと結んで居られますが仰る通りです。この作家を見直しましたね。彼女の本をもっと読んでみよう^^。

今年の芥川賞に高橋弘稀さんの「送り火」が選ばれました。彼は受賞の気持ちを聞かれて「別に…、」との一言、感動を失って無気力な現代青年の標本だよね。思えばあれ程芥川賞に執着し、佐藤春夫に再三懇願してまで受賞を願って居た「斜陽」太宰治が哀れになってきましたね(;;)。彼は芥川賞が貰えて居たら絶望して僅か38歳で愛人と入水自殺なんかしなかったに違いないし、それならもっともっと沢山の名作を書かれて居たことだろうな。高橋弘稀、不遜だぞ!

IRカジノ法案が可決されました💢。週に6日も行けて賭け金まで貸してくれるとか…。政府の税収のためならなりふり構わぬ此の態度は見苦しい。せめて日本人を入場禁止にすれば国民も納得するのではないだろうか?

画数の少ない漢字

匕 訓読みは「さじ」 音読みは「ひ」です熟語としたら匕首(あいくち)に用いられる位で余り使われませんが、「匙を投げる」の「匙」と同じ意です。此の字は妙な字で、辞書には漢字辞典も国語辞典も「ヒ」であり横棒が決して突き抜けて居ないのにワードのフォントにするとどんな書体でも必ず左に突き抜けます。元来漢語が突き抜けていたのを踏襲したのかなと考えますがよく分かりません。皆様も一度変換されたら如何ですか?漢検の試験で突き抜けて書いたらしたらになるのかなあ?

先週の読めそうで読めない字   先人の教えを導(しるべ)にする

今週の読めそうで読めない字    牛が草を(食)む