冬眠から目覚めた雨蛙が庭でケロケロと鳴き始め、風薫る五月のゴールデンウイークを目前に控えて居ます。今年は不景気のためとは謂え4月25日から5月10日まで16連休の会社まで出現しましたが、給与面で正社員とアルバイト社員では天国と地獄程の違いとなり、こうまで較差が付くと“こんなことで良いのか!”との想いを強く抱いてしまいます(;;)。
然し、聞けば最近では世の中には一つ処に縛られるのが厭でアルバイトが気楽だから一生その儘で良いなどと考えている極楽蜻蛉の若者が男子にも少なくないそうですから呆れ果てますね。
現在毎日新聞に連載中の林真理子著『下流の宴(うたげ)』では、サラリーマン家庭に育ち、ぐれた訳でもないのに学校を中退した二十歳の息子がオンラインゲームで知り合ったバイトの女の子(高校に入って直ぐ初体験を済まし、彼が4人目とか…(;;))と2週間で同棲し、二人して結婚したいと両親に承諾を迫って来て親を愕かせ、更には職に就かなくても一生バイトで良いと主張するなど、赤ちゃんができて成長して行く過程での経済的なことなど先のことを何も考えない短絡的な価値観の違いと、連れてきた女の子が敬語も使えずお世辞にも美人とは言えない顔や、言葉の端々から窺える教養のなさに両親が仰天して言葉も出ずに混乱し絶望に取り乱す修羅場が林真理子さん特有の冴えた筆とユーモラスなタッチで描かれ進行中ですが、平成も20年を経てこんな若者達が何時の間にか少し宛蔓延(はびこ)って来ていたとは全く情けない世の中となりました。(;;)
親が悪かったのか世間が悪かったのか或いは両方共悪かったのか、変てこりんな世の中に我々世代人間は到底付いて行けない思いです。(;;)
何時もの悪い癖で話は飛び火したので戻しましょう。GWはうちの事務所は何時もの様にカレンダー通りの勤務となりますが、私は例年なら漢字の勉強に集中する絶好の機会なのに今年はテストの実施すら定かではなく、イマイチ勉強に力が入りそうもなく如何したものかと思案投げ首です。(;;)それにしても漢検とファミリー会社の資産が併せて100億円とは魂消ましたね(;;)
清水寺の貫主さんが漢検の理事を辞任されましたので“今年の漢字”の揮毫が危ぶまれていますが、私は漢検今年の漢字に“慾”を採用したいと思います(^^)

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庭の牡丹が満開となりました。小さい樽プランターに昨年に続いて植え放しですが、肥料も遣らないのに健気に大輪の花を三つも付けてくれました。(^^)流石は花の王者と謂われるだけの貫禄があり、道行く人に“アラ大きいわねえ…(^^)”と声を掛けられ自然に目尻が下がります(^^)。花が終わったらタップリとお礼肥を差し上げましょう。
大阪市西淀川区の小学校4年生松本聖香ちゃん失踪事件は、意外にも肉親達による倫理的には完璧な殺人事件と謂える死体遺棄事件に展開し、世の親達や子供達を震撼させることとなりましたが、事件の経緯を検証すると児童に対する学校の態度が3年前岸和田で起こった中学生虐待事件と良く類似しており、あの事件の発生が今回何の教訓にもならなかったことが判明しました。(;;)然も3年前の事件は学校側が何度も児童相談所に実情を訴えていたにも関わらず相談所側は、“相談を受けただけや”と動こうとせず、相談所の対応や在り方に世間の非難が集中しましたが、今回は学校も担任も聖香ちゃんの顔に痣があることに気付き、本人から“お父さんに叩かれた”と聞きながら、母親の“あの子はあちこちぶつける癖があるからや”との馬鹿馬鹿しい返答を鵜呑みにして無理矢理一件落着させ、更には3月から学校へ不登校になった時も、“田舎のお祖母さん宅に居る”と言われて追求もせずに其の儘放置するなど学校は家庭訪問は疎か、一度も児童相談所を訪れることなく(児童相談所はさぞホットしていることでしょう(;;))、聖香ちゃん失踪事件の発表されるまで学校側が何の手も打たずに傍観していた事実が明るみに出ました。此は偏(ひとえ)に学校と謂うものが児童を主人公として存在して居る筈であるにも関わらず、実情は児童達は脇役であって主役であるのは校長副校長らの先生であり、児童のことより優先する自らの勤務評定に影響することを懼れて市教育委員会や児童相談所への報告を怠ったに違いありません。
これは由々しき問題であって本末転倒も甚だしく、現在の教育制度の縦割りを根幹から見直さないと第二第三の聖香ちゃんが現れるものと考えられます。
児童と毎日接する先生は子供の目を見れば真実が読める道理ですが、それが読めないと謂うことは先生が子供達を見乍ら、自らの心の目で児童達を見て居ないのではないでしょうか。聖香ちゃんは学校の先生に対して小さい身体から必死に救いを求めるシグナルを出していたに違いありません。如何して誰もそのサインに気付かなかったのか!学校の在り方と自己中先生の事勿れ主義が産んだ悲しい事件でありました。学校も共犯者ではないのか!
世間では最近“地デジ(地上デジタル)”なる言葉が良く出てくるようになり、何でも2年後には全てのテレビがデジタル化して今のテレビでは見られなくなるそうです(;;)現在TVの右肩に小さく出ているアナログの文字の上からデジタルと紙に書いて貼ればよいなどと、馬鹿馬鹿しい冗談を言う手合いまで居て我々アナログ人間を悩まして居りますが、少しばかり映像がシャープになるからと如何してちゃんと写っているテレビを有料粗大ゴミにまでして地球環境を乱し、新しいテレビを買わねばならぬのか我々年寄りには到底理解仕兼ねるところでありますが、聴けば総務省に吸収され存在感のなくなった旧郵政官僚達が電波を独占する公益法人を設立して彼等の天下り先を確保したいための復権を目指す隠謀であるそうです。
霞ヶ関の中でどんな勢力争いをしようと我々の関知する処ではありませんが、そのための迸(とばっち)りで国民に大きな犠牲を強いることは論外であり、我国でデジタル化したテレビは現在50%にも達せず、更なる上に100年に一度の不況の到来とテレビ処ではない世相であるのに一体からお役人は何を考えているのでしょうか。
ま、世界の流れからして何れはテレビのデジタル化は避けられないでしょうが、アメリカだってオバマ大統領の一声でアナログ放送停止とデジタル放送への完全移行が延期されましたから、我が国もアナログ放送の停止を暫時見送り国民所得や経済情勢の安定そして高齢者の理解が十二分に得られるまで“痩せ馬の先走り”は避けて頂きたいと考えます。
我が家も先日地デジ対応のアンテナ設置で10万円近く電器屋さんに支払いましたが何故にこんな費用を負担せねばならぬのか腹立たしい思いです。“地デジ”は誰のためでもない旧郵政官僚のためにだけあることを是非国民全員に知って頂きたいと思います。
時は奇しくも地デジのCM出演を12万8000回も熟し、更には地上デジタル放送普及推進キャスターを務めていたSMAPの草彅剛が先日都心の公園で深夜全裸の儘奇声を発して走っている処を住民の通報により警察官に公然猥褻罪の容疑で逮捕される不祥事が起こり、慌てたNHKではCMの取り止めを決めたそうですが、同じ決めるなら験(げん)の悪い地デジの方も取り止めて頂きたかったですね。日本国民は全員地デジ化に反対せよ!旧郵政官僚共全員くたばれ!
それにしてもタレントの中では好感度も高く草食系男子の見本と思われ、日常生活に於いて先ず食み出し運転の危険度の少ない良識ある若者と思われてCMに起用されて居ただけに関係方面のショックは大きく現在NHKを初め6社以上のスポンサーが右往左往して居ります。中止されてもスポンサー料の支払い義務が残りますが契約したジャニーズ事務所に損害賠償の請求が行くことになり、最後は草彅剛が負担することになるでしょう。(;;)
惟うに、彼が何時も何処に居ても常に草食系男性であって良い子を演じていなければならないことは彼自身にとって大変な心の負担となりストレスとなったでしょうから偶には羽目を外して爆発したくなる心境は分からなくはないですよね。事件は此等諸般の事情を考慮して起訴猶予となり一件落着することと思いますが、彼には女性ファンが多く、事件が事件だけにそちらの後遺症が大変でしょう。(;;)
それはそうと削られたCMタイムは空白にもできず何処かがディスカウント料金で買い取るのでしょうか?
女子プロゴルフツアー富士サンケイレディースは恒例の静岡県で行われましたが、我等が橫峯さくら選手は、2日目の豪雨3日目の風にスコアを乱し2アンダー3位タイに留まりました。小さくて細い選手は風の日は損ですね。(;;)