6月も最終週を迎え愈々憂鬱な夏本番を迎えることとなりました。先週は各地で豪雨に見舞われ、不幸にして水害に逢われた方々が数多居られた反面、香川県など県民の水甕がピンチで取水制限だとか…(;;)何故か今年の雨は局地的で男性的(今では女性的と謂うべきか…)な豪快なものに限られ、しとしと降る梅雨独特の雨は何処に行ったのでしょうか。此だってきっと地球温暖化のせいかも知れませんね。
先週『漢検』から検定料の取過ぎ分として500円が現金書留で返金されました(^^)。私は受験会場で問題と解答用紙(氏名印字済み)と引き換えに返して頂けるとでも思っていたのですが、実際には現金書留に500円玉一箇とお詫びの文書が入って送られて来たので、因みに郵便局で聞いて見たら返金額が、500円(1級~2級)が100円(8級~10級)であっても郵送料は書留料金の420円プラス封書代80円プラス現金封筒代20円であり、何十万通と大量に送る場合のバーコード割引などを最大限駆使しても半額までにはどうしてもならぬとのご見解でありました(;;)から硬貨の封入などの人件費を加算すると一体から検定料返却費用は幾らについたのでしょうか。500円なら兎も角100円返金するのに最低260円プラス人件費を要するとはこれ如何に?でありますが、この『漢検』の無駄遣いから判断して、『漢検』はもうすっかり親方日の丸となって官(文科省)の縄張りに入れられた如くであり、拘置所の大久保前理事長がこの事実を知らされたら恐らく血圧が急上昇し、脳卒中で倒れられることでありましょう(;;)
先々週の新聞に旧『漢検』とは別に新『漢検』が秋に発足するとありましたが、此方は完全な“民”であって教育者の方や漢字の有識者である専門家が発起人になられるとか…(^^)。受験の難易度は初級、中級、上級に別格と4種類に分類されるそうです。新旧漢検が並立して上手く競い合って呉れれば良いのですが、新『漢検』は官となった旧『漢検』に意地悪されてきっと押し潰されるのではないかと思われます(;;)が、潰されない内に一度検定を受けようと思って居ます(^^)。
先週コンビニ大手セブンイレブンが公正取引委員会から見切り販売(値引き販売)の不当制限について独禁法違反による排除命令を受けました。此は売れ残った食品を全て廃棄するよう本部から指示が出され、此に違反する店にはフランチャイズ契約の更新を認めないことを本部の指導員から仄(ほの)めかされていたものでありますが、公取委の調べによると無作為に抽出した加盟店1100店舗で1店辺りの年間廃棄量は仕入価額にして約530万円にも上ったそうです(;;)。
過去に資生堂が廉価販売をした廉(かど)で商品を卸して貰えなくなった小売店から提訴を受ける事件がありましたが、何れも大企業が自分達の業界を寡占し且つ自己の存在を誇示するために正価販売を強制するものであって、決して加盟店を助けようとしているものでなく、弱者(本部に貢献度の少ない加盟店)を淘汰しようとしているものであることは上記の廃棄損が物語って居ます。然も廃棄損については本部の負担は全くなく全額加盟店の負担とされる処から、今回の事件の提訴の発端となったものでありますが、私は廃棄損の加盟店負担の云々より資源不足が叫ばれて久しく、アフリカ等後進国に於いて1日数万人の餓死者が出る昨今、同じ地球の一部で斯くも異常な出来事は何としたことか…と全く以て地球環境に思いを馳せず私利私欲に走る彼等が心外でなりません。
セブンイレブンの加盟店は直営店を含めて全国12000店ありますから年間廃棄による損失は単純計算でナント!640億円(仕入価格)にも達する計算となり、大企業の経営者たる者は須(すべから)く自社の利益よりも地球規模で生きとし生ける者の利益を一義的に考えて行動すべきをセブンイレブンの態度は明らかに此に反するものであり、自分だけ損をしなければ廃棄物のことは関わりないとの態度は決して赦されるものではなく、我々は加盟店と違った立場から此を糺弾せねばならぬと考えました。公正取引委員会も単に加盟店の不利益を糾すだけでなく貴重な食糧の不法投棄に対し環境省と連携してセブンイレブンに峻厳たる態度で処分に臨まれることを切に願って止みません。
昨日の朝刊の記事ですが、昨年12月に富田林市で起こった轢き逃げ死亡が飲酒運転であることが明確でありながら、裁判官は飲酒運転が起訴理由に含まれて居ないからと加害者の建設作業員に執行猶予付きの寛刑を言い渡し、遺族の憤激を買っています。現在上告中の北九州市の三児死亡事故でも轢き逃げが飲酒運転の発覚を恐れてのものでありましたが今回も同様のケースであり、飲酒運転の有無は時間の経過と共に消滅して行きますから、捕まったときには酒気は消えており、轢き逃げは罪に問われても飲酒運転の方は霧の中となるためこんな馬鹿馬鹿しい判決になった模様です。
此では遺族が怒るのも無理はなく明らかに刑事訴訟法の欠陥であり、酒気帯び及び酒酔い運転の罰則を強化したことにより、結果的に轢き逃げの方が罪が軽くなった現行法に重大なミスがあると思われます。“逃げ得”などと俗に謂いますが、運悪く捕まってもそのときに素面(しらふ)に戻っていれば、飲酒運転で人身事故を起こしても直ちに警察や救急に通報するより取り敢えず逃げて酒気を去ってから捕まった方が罪が軽くなる現行法では誰だって逃げますよね。その結果直ぐに手当てすれば被害者が助かったケースだって出てくるでしょうからことは重大です。政府は臓器移植法などでもたもたする暇があれば、早速刑事訴訟法を改正して飲酒運転より轢き逃げの方の罪状を重くして下さい。
酒を飲んで車で他人(ひと)を轢き殺して逃げた結果が執行猶予だなんて何とも遣りきれぬ思いです。裁判官も飲酒運転が起訴内容に含まれて居なかったからと弁解などしないで職権で飲酒運転による極刑に処して欲しかったですね。判事は検事とグルか!
先週の6月24日は美空ひばりの祥月命日でした。彼女が亡くなってから早いものでもう20年が経ったそうです。“それがどうした”と言われると困るのですが、京都嵐山では当日没後20年の献花式が行われ平日なのに全国から2000人もの方が偲んで訪(おとな)わられたそうであり新聞の片隅に載っていました(^^)。
彼女の歌の上手さは天性のものでありそれは誰もが認める処であって国民栄誉賞受賞も当然ではなかったかと思いますが、私生活ではゴッドマザーの存在やら良き伴侶に巡り会えなかったことなど決して幸せな人生を送られたとは思えず、晩年は病魔に冒されて不遇な一生ではなかったでしょうか。世界的な指揮者であるあの岩城宏之さんによると“彼女が幼い頃にクラシック教育を受けていたらあのマリアカラスを凌ぐ世界の大歌手になって居ただろう”と語られて居たそうです。
私は美空ひばりが好きではありませんでしたが、私の思春期だった中学生当時、映画“悲しき口笛”でシルクハットを被りステッキを小脇に抱え燕尾服を着て妖精のようにスクリーンに登場したおませな美空ひばりが私達に与えた衝撃は大きく、美空ひばりは嫌いだが幼い頃の”ひばり“は好きだと思って居られる方は我々世代の方の中にはきっと多いと思います。私もその一人なのですが、正直言ってあの頃は戦後の荒廃期でもあり、食べるのが精一杯で娯楽など数える程しかなくその一つが活動写真でしたが、彼女の歌と燕尾服が食べることだけでなくあらゆることに空腹を味わっていた私達に藤浦洸の美しい作詞と共に、多くの夢と希望を与えて呉れました。あの時競演した津島恵子は綺麗でしたね、今でも此の曲を聴くと何故か甘酸っぱい郷愁に駆られます。然し、何もなかった貧しいあの当時の方が今よりずっと何もかも燦(きら)めいていたような気がするのはどうしてでしょうか?きっと今のほうが夢も希望もない穢い厭な世の中になったからでしょうね(;;)
マダムJGCで行われたプロミスレディースは兵庫県加東市(何時の間に市になったの?)で行われ我等が横峯さくら選手は初日二日目とイマイチ調子に乗れなかったのですが最終日67とスコアを延ばし12アンダー3位に終りました(;;)