大型の颱風18号が通り過ぎて愈々本格的な秋が到来しました。各地では大きな被害がでてお気の毒でしたが兵庫県は怪我が数人と被害が少なく幸運でした。10月の声を聴くと早いもので来月8日は漢検のテストが到来します。そろそろラストスパートに入らねばなりませんが、普段サボっているため此からが助走となります(;;)ので、少々気合いを入れて当分は夜のネット碁を休んで漢字の書き取りに専念したいと思います。
今朝は垂水の秋祭りの日で早朝からだんじりが垂水港から八幡神社を巡って太鼓の音を轟かせて居ます。昔は日中に行われて居ましたが、此処のだんじりは2号線を拠点としているため、日中は日常である交通渋滞が更に増幅しますので此処数年警察の指導で2号線経由は朝6時スタートとなりますから、沿道の観客も疎らで通行する車が警察官の誘導で止められて渋滞するため御神輿担ぎの漁師さん達も勢いが削がれて居ます(;;)。
今週も体育の日がずれ込んで連休となって居り、振替休日のようなものですが、月曜がそうそう休みになれば月曜休日が決まりの散髪屋さんや美容院は子供と遊びにも行けず客は行楽行きで開店休業の状態でしょうからお気の毒ですね。
散髪屋さんと謂えば先日散髪に行ったとき、私を含めて数人客が待っていましたが次に来た客が、私達先客を一瞥して“30分位用を足したら来るよ”と出て行き掛けたので、店員さんがすかさず“此からどんどん混みますよ”と一声、渋々その客は席に腰を下ろしましたがイライラして不機嫌な様子が散髪台の鏡を通して私の目に映って居ました。それから30分が経過して私の散髪が終りかけたときやっと先刻の客の番が到来しましたが、その客の後は遂に誰も客が来ず可笑しいやら気の毒やら店員さんもバツが悪そうでしたよ(;;)。
先々週昔のアメリカ映画の話題をお送りしましたね、今日も昔々の映画のお話を聞いて頂きましょう。私が紅顔の美少年だった?高校生の頃ですが、明石の駅前(三井住友の辺り)に映画館が沢山並んで居て映画全盛押すな押すなの大盛況だったとき、其の内の一館でロナルド コールマンとグリア ガースンの“心の旅路”を観て、とても感動したことを想い出しました。何せ60年近く前のことであり、第一次世界大戦で負傷し過去の記憶を失った青年がある女性と結婚しましたが、出張中に交通事故による頭部打撲で再び記憶を失うと共に戦争時の記憶が復活し自分の家庭を忘れて大富豪である生れ故郷の自宅に帰還したと謂う数奇なストーリーでありました。そしてその大富豪が帰らない自分の夫であったことを新聞で知った妻は秘書となって元の夫に近づき、彼は彼女が自分の結婚した女性であることに気付かずに再度求婚して結婚し、最後に彼女が自分の初めての妻であったことに気付いてハッピーエンドを迎えるドラマチックなラブストーリーでありましたが、細部の記憶が定かでなくもう一度観てみたい衝動に駆られレンタルショップなどで探しましたが見付からず結局アマゾンで検索して出品されているコレクターに巡り逢い漸くDVDを手に入れることができました(^^)。
60年の歳月の経過は私のハートを鈍感にし、あの当時の新鮮な感動を思い起こさせることは不可能でしたが、只、あの頃は私も未だ幼くそれ程印象に残らなかったのですが今回DVDを観てグリアガースンの美貌と気品溢れた姿には圧倒されました(^^)。
有名な実話ですが嘗ての名総理田中角栄は毎年正月になると決まって此の映画を自宅で上映して観賞されたそうです。グリアガースンは小学生から主席でロンドン大学まで特待生だったそうですから気高く聡明な雰囲気は役柄ではなく“地”であったのでしょう。此のお二人は何れも別作ですがアカデミー賞主演男優賞女優賞を獲得していますから演技力も抜群でした。そうそう今は余り聞きませんが当時はコールマン髭と謂って鼻の下のちょぼ髭が流行りでしたよ。そう謂えば田中角栄も確かコールマン髭でしたから、きっと此の映画の影響でしょうかねえ(^^)。
先週本年度のノーベル賞が発表されましたが、今年は我が国から誰も選ばれないようであり残念でありましたが、それにしても核保有国の領袖であるオバマ大統領が核不拡散、核軍縮の提案だけで実行も見届けずに平和賞だなんてノーベル賞も随分安っぽくなりましたね。世界中から審査員達の良識が疑われるのではないでしょうか。
ノーベル賞と謂えば先日の新聞記事にありましたが、今月1日にユーモア溢れた科学研究に送られる“イグノーブル(不名誉な)”を捩(もじ)った“イグ.ノーベル賞”の授賞式がケンブリッジのハーバード大学で開かれ、日本からパンダの糞から分解した菌で家庭用の生ゴミの95%以上を水と二酸化炭素に分解することに成功した北里大学の田口名誉教授が生物学賞に選ばれました。田口教授はパンダが笹を常食としている処からパンダの腸に特別な菌が居るのではと考え上野動物園から糞を分けて貰って研究されたとか…(^^)目下実用化に向けて研究中だそうですが、色んな研究があって愕かされますね。然し此の発明は実用化できたとしても馬や牛と違ってパンダの数は限られていますから糞より菌を培養させることに全力を注がれることになるのでしょうか(^^)。
同じく“イグ.ノーベル賞”に選ばれた面白い研究では獣医学賞に選ばれた英国の大学の科学者二人でしたが、此の二人の発見は余りにも奇妙なものであり、名前を付けた牛の方が、名無しの牛より沢山搾乳できると謂うユニークなものでありました(^^)。牛の知能指数は馬より少し劣ると思いますが、馬が人間の三歳程度と謂いますから牛は2歳位でしょうか、牛も其の他大勢より特定の名前を呼ばれることできっと自己の存在を認識し、飼い主に愛される幸せ感に充たされ、心身共に元気になって沢山お乳が出るのではないかと想像しました(^^)。
イギリスの放牧地帯は広大ですから、牛の数も無数であろうと思われ、名前を付けるために個々に牛の顔を憶えることは至難の業と思えますが、その業を成し遂げるには牛に対する並々ならぬ愛情がなくてはできませんから、モー君は名前を呼ばれることで飼い主の愛情を感じ取るのに違いありません。
間違った名前を呼ばれた牛は、飼主から愛されていないことを知ってお乳が出なくなったりして…(;;)。
先週90年に4歳の女の子が殺害された足利事件で晴れて冤罪とされた菅家さんに今年宇都宮地検に就任した宇都宮地検の検事正が正式な場を設け謝罪しました。当時菅家さんには他にも幾つか容疑があったのですが警察がこの一件に搾って起訴したため、今となってDNAの不備が暴露され警察関係者は臍(ほぞ)を噛んでいますが、後の祭でありました(;;)。あのとき菅家さんのものとされたDNAは実は捜査員のものだったのではないかと思われますよね。今回の謝罪劇も何やらおかしく、本来なら謝罪する方が菅家さんを訪れるのが建前であるのに詫びられる菅家さんを地検に呼び付け、謝罪かマスメディアを遮断した密室で行われましたから何やらおどろおどろした地検の雰囲気が感じられます。恐らく“謝罪すべきだ”“謝罪すべきでない”との両論が地検内を錯綜した結果、本庁の決定に従ったものでしょう、マスメディアの手前不本意ながら謝罪することになりましたが地検にも矜恃があり、菅家さんを呼びつけたのはその辺りの意地ではなかったでしょうか。本来謝罪せねばならぬのは事件当時の担当検事とその上司ですが既に退官されているでしょうから、代りに謝罪することになった新任の検事正には当(まさ)に運の悪い貧乏籤でしたよね(;;)。
赤城山の麓で行われたサンキョーレディースは橫峯さくら選手イマイチ調子がでず6位タイに終り、優勝はアメリカから帰国参戦した宮里藍選手3年振りの国内優勝となりました(^^)。