10月も半ばを迎えて昼間は汗ばむ陽気ですが、夜はうちの庭の秋も深まって参りました。毎夜鳴いている“コオロギ”と“鉦たたき”の音色も少し宛小さくなり日毎物悲しさを漂わせて居ますが、今月一杯鳴いてくれるでしょうか(;;)。
先週ロンドンで行われた体操の世界選手権で我が国17歳の少女鶴見選手が43年振りに個人総合で銅メダルを段違い平行棒で銀メダルを獲得する快挙でした(^^)。名前が虹子と書いて(こうこ)とは沢庵のようで音読みとは謂え先ず誰にも読めませんよね。本人はきっと親を怨んでいることでしょう(;;;)。そのせいか彼女は140cm32kgとメチャ小柄であり、小学生5年生の平均でしかなく、審査員にはプラスだったかマイナスだったか果たしてどう映ったのでしょうか?審査員に望遠鏡が必要だったりして…(^^)
先週でしたか競馬必勝法のプログラムを作り実行した会社が160億円儲けて国税局の強制捜査を受けましたが直後にイギリス人の社長が国外逃亡し、稼いだお金も外国に送金済みであり国税局は何も取るものがなかったと謂う無様な事件が報道されましたね。此まで競馬の儲けに課税された前例はなく、恐らく事件の端緒は外国への多額送金であったと思いますが、噂によると儲けの手口は三着に絶対入らない馬を外して三連単の総買いであったそうです。18頭立てで4800通りもある三連単馬券を買うには半端な金ではなく恐らく一日当たり十億円単位の金が動いたと思いますが、若し馬が八百長に応じてくれたとしても日本競馬会を通じて我が国の歳入とされる25%のテラ銭をクリアしてまで利益が出ることはどう考えても訝しく、何処かにカラクリが潜んでいたに違いありません。私は必勝プログラムによる競馬の儲けはあくまで上辺(うわべ)の口実であって実際は香港マフィア辺りが不透明な資金のマネーロンダリングに札束しか通用しない我が国の競馬(ネット取引は1日100万円限度であり問題外です)を利用したものであったのではなかったかと考えて居ります。
実際には彼等の元金は2000億円以上あって25%を遙かに超える資金浄化費用が費(つい)えることを予め計算して居たのではないでしょうか。
先日第20期女流王位戦5番勝負の第2局目で石橋女流王位が反則を犯し挑戦者の勝ちとなりました。将棋の反則は二歩と昔から先ず決まって居ますが、石橋女流王位はナント!角を動かす際に歩を飛び越して敵陣に成ったためとか…(;;)タイトル戦での反則は前代未聞だそうです。駒を通り越すなど初心者の縁台将棋でも考えられない出来事ですが、熟(つらつら)考えるに女流王位は、先の先まで何百手も深く読み過ぎて、秒に読まれてうっかりと次の着手とそれに対する応手が既に為されたものと錯覚し3手目の着手が最初の着手に置き換えられたものと考えました(;;)。反則は反則でも我々ヘボ将棋やザル碁の連中には考えられない程高度な内容を秘めた反則であったことでしょうね(^^)。
景気が段々悪くなって09年度の税収が40兆円を割り込む可能性が高くなり、赤字国債の発行がどうかすると50兆円を突破する可能性が大きくなって居ます(;;)。
鳩山総理は先日首相官邸で学者やエコノミストとの緊急懇談会を開き“無利子国債を発行したいがどう思うか”と質問したそうです。無利子の国債など誰が買うものかと笑わないで下さい。総理の腹案は国債には利子を付けないが相続税が免除される特権が付与される仕組みであり、こんなものが発売されたら迫り来る相続税対策に悩んでいる巷のお年寄り金満家がワッと押し寄せて申し込み日の数分後に10兆円は楽に捌けることでしょう。然しこれこそ金持減税の最たるものであり、流石に懇談会のメンバーの同意が得られなかったようです。総理ご本人には私利私欲なく赤字国債の発行を可能にして難局を乗り切りたいとの純粋な思いからの発想であったと思いますが、世間はどう考えるでしょうか?鳩山財閥の御曹司である総理が一番にお買いになると思われてしまうに違いありません。麻生前総理もそうでしたが、富裕な人達には相続税とは無縁の衆生がどんな思いで金持ち減税を見ているのか全く念頭にないものと思われ悲しいですね(;;)。
赤字国債など対処療法に過ぎず、我々国民の借金を増やすばかりであり、どうして埋蔵金と謂われて特殊法人が隠し持っている100兆円余の金を取り上げて使うと言えないのでしょうか?彼等の砦が60年間に亘って築き上げられ余りにも堅牢であり鳩山内閣には彼等天下り族の城塞に攻め込むだけの情報と戦力が不足しているのではないかと見ました(;;)。
ミスター年金を自認する長妻厚生労働大臣が先日の閣議後の記者会見で公的年金保険料の事務費への使用禁止を2010年度は見送る方針(2011年度は復活すると謂うことか!)を決めたそうです。何故なら事務費は毎年2000億円を要するそうですが、財源の目途が立たないため10年度の概算要求には入れられませんでした(;;)。然らば何処から事務費を捻出するのか注目される処ですが、年金に限らず鳩山政権の船出はヨロヨロと危なっかしくマニフェストに拘る余り少し宛硬直化した政策に変化しつつあるように思えてなりません(;;)。因みに社会保険庁は07年度までの60年間に年金福祉施設費とかの名目でムダ金を6兆7千億円も遣い込んできたワル共ですからこの際全員クビにして国税庁に保険事務を依嘱できないものでしょうかねえ。でも年金が厚労省を離れて財務省管轄の国税庁に移管されれば長妻厚生労働大臣の仕事がなくなるし困りましたね(;;)。
皆様は“ヒカルの碁”世代をご存じでしょうか。10年と少し前に“少年ジャンプ”に登場し5年間位連載されたアニメ漫画でありましたが、作者が意外にも囲碁の初心者の女性であったことが取つき難い囲碁に対するイメチェン効果があって反って良く、以後日本棋院などの後押しでそれまで囲碁は難しいものだとの先入観を覆して低学年の子供達の間にブームを巻き起こし単行本も23巻が売り出されベストセラーとなりTVアニメのヒット番組の仲間入りまでして、当時は彼処にも此処にもと子供囲碁教室が誕生し、少年少女大会は何処も盛況で“ヒカルの碁”ブームが巻き起こったのでした(^^)。そして熱しやすく冷め易い日本人の通例として“ヒカルの碁”ブームが去って数年が経ましたが、全国小学生囲碁大会で優勝してプロになったそのときの少年の一人である今は弱冠20歳の井山裕太君(8段)が先週囲碁34期名人戦で予選を勝ち上がって29歳の張名人に7番勝負を挑み見事4勝1敗で名人位を獲得致しました(^0^)/。彼は昨年も挑戦者になったのですが、惜しくも3勝4敗で敗れ名人を10代で飾ることを叶わなかったのでしたが、先週15日3勝1敗で迎えた第五局を緊張することなく、読みでは誰にも負けない張名人を上回る正確無比な着手で追い詰めて圧勝し昨年の雪辱を果たしたのでした。どんなことでも幼いときから身に付けていれば上達が早いとしたものですが、脳の柔らかい内に憶えたものは思考が柔軟に成り上達が目覚ましいことを井山裕太君は実証してくれましたね。相手の張前名人は現在5冠王であり囲碁界の頂点に君臨して居るだけに価値ある名人位獲得でありました。囲碁名人戦は朝日新聞の主催であり,例外なく商売敵の他紙主催の記事は何時も片隅に小さく2行程載せられるのですが、今回ばかりは井山裕太君の名人就任が各社の共同会見となりましたから読売も毎日も各社大々的に写真入りで一面報道と成りました。大きい声では言えませんがゴルフでも囲碁でも相撲でもチャンピオンは矢張り日本人じゃないとつまりませんものね(^^)。
女子プロゴルフツアー富士通レディースは千葉県で行われましたが、横峯さくら選手はサッパリ振るわず35位タイは惨めでした(;;)日本女子オープンのプレーオフでの敗北が尾を引き摺っているのでしょう。死んだ子の歳を数えても詮ないことです。早く以前の明るいさくらちゃんに戻って本年度後6試合を全部勝つ気で頑張って下さい。
それにしても日本オープンでの18歳石川遼選手プレーオフでの敗北は残念でしたね(;;)