花冷えの激しい先週でしたが、春爛漫を迎え夙川の桜も満開とか…(;;)、友人の便りに拠れば学園都市外大の桜も綻んできたそうで、草木萌える良い季節となりました。月日の経つのは早いもので阪神淡路大震災の前月に生まれた孫もこの間中学に入ったと思ったら、今年から早や高校生となります(^^)。
“Time and tide waite for Noman” (歳月人を待たず)の格言の如く、子ども達の成長は情け容赦なく我々自身の老いを知らされることとなり悲しい現実ですが、此が人生であり世の移り変わりです。素直に受け入れるべきなんでしょうね。
JR東日本、JR東海に追い付け追い越せと金儲け最優先路線でATSも設けず魔のカーブに高速運行ダイヤを敷いたJR西日本の元社長等3名が神戸検察審査会により強制起訴されることに決定し、5年前尼崎市で起きた乗客106名が死亡と謂うJR史上最大の大惨事は此で社長経験者4名が刑事責任を問われると謂う異例の事態となりました。
然し私なりに熟(つらつら)考えてみると真に起訴され糺弾さるべきは事件当時相談役であった井手政敬只一人であり、他の3名の元社長は何れも井手政敬の意の儘に操られた傀儡であり操り人形に過ぎなかったと思われます(;;)。
彼、井手政敬は東大の経済学部を出て公務員一種試験に合格し、所謂エリート社員として国鉄に入社し、旧国鉄時代1年だけ形式的な現場出向をしただけで現場のことは枕木一つ触ったこともない根っからの事務官僚であり、国鉄民営化と共に赴任させられたJR西日本は阪急近鉄等の強力私鉄との競争に加えて赤字ローカル線を抱えていたため最初から多大のハンディを背負って居ました。そのため社長就任後は肝腎の仕事は全てを部下に丸投げし、自らはJR東日本の社長になれなかった腹癒せに月次収支報告書の数字のみを睨んで部下の尻を叩き続けた男です。
エリートを自認していた井手がどうボタンを掛け違ったのか本命のJR東日本を北大出の松田昌士に攫われて失意の内にJR西日本の副社長となって配下の社員達を引き連れて大阪に乗り込んできたとき、既存社員の間から“ボートピープル”(難民と謂うより侮蔑を表した言葉)という陰口が聞こえてきたことは彼が直感的に会社内で好まれずに浮き上がった存在であったことを物語っていました。
井手政敬は会社分割当時の役職は副社長でしたが社長が運輸省の天下り役人であったため実権は全て彼が握り、彼の指示なしには何事も仕事が前に運ばない仕組みとされて居り、彼が出勤する毎朝9時過ぎには副社長室の前に20人もの幹部が“御前様にお伺いを立てる”ために列を作っていたそうです。江戸時代じゃあるまいし、今時御前様とは聞き慣れぬ言葉ですが、彼は相談役となって居た大惨事当時も絶対服従の院政を敷いて居り、まるで嘗て中国のトウ小平のような存在でありました。従って絶対君主であり天皇であったために社長以下幹部達は経営戦略処か我が保身に恐々とし、楯突く者とて居ないため彼は益々慢心し、外部からはJR西日本のことを“井手商会”と揶揄された企業風土が作られていったのでありました(;;)。
斯くして運転手達に日勤教育などの過酷なノルマを課し彼等の犠牲の下に絞り出した利益によりJR西日本は“民営化の成功モデル”として、マスコミにもて囃され、彼は凱旋将軍のように中央政財界に迎えられ小泉政権時代には“郵政民営化に関する有識者会議”のメンバーにも加えられ横綱審議委員の一人であったことも良く知られています。
そんなこんなで会社の幹部は此の御前様のご機嫌取りに追われて忙しく、上にはもの申さず、現場のことを知ろうとしない体質が自然に培われてきたと昨年末コンプライアンス特別委員会が指摘しました。“一将功成りて万骨枯る”将に此の格言は彼のために作られたようなものであり、一人の将軍の功名の陰には、被害者106名とその家族以外にも会社内に多くの犠牲者が居たのでしょう。事件後相談役を辞しましたが2ケ月後にJR西日本コミュニケーションズの相談役(何もしないで多額な報酬を得ていた)に就任して居たことが発覚し、激怒した事故の遺族達の追求を受けて顧問契約は解除されましたが遺族達の不信感を拭うことができず、少し宛窮地に追い込まれて行くことになったのは一重に遺族やメディアに対し、無言を貫いて居た井手当人の不徳の致す処であったでしょうか(;;)。
事件の後はマスコミの前には全く姿を現さず、謝罪の言葉さえ聞けませんでしたが、今回時効寸前になっての起訴を受けて被告席に座ることとなった今となっては女々しくも“事故は予見できるものでなかった”と身の保全を図るものと思われます。実際現場のことに全く不知であった彼に事故を予見することは全く不可能であるし、日航ジャンボ墜落事故や信楽高原鉄道事故など過去の大事故でも経営陣が起訴されることはなく業身上過失致死傷害罪は個人の責任しか問えず公判を維持する検察官役となる指定弁護士の責務は重く検察との密接な協力がないと彼を有罪にすることは容易ではないと思います。然し“井手商会”の利益を優先させてATSを導入しなかったことによる事故の罪は大きく、又経営者として多額の報酬や退職金を得て居たことは乗客の命と引替えたATS設置費用で自らの報酬や退職金を得ていたとも考えられ、如何なる事情があろうとも不知を理由に経営者としての責任を逃れることはできぬと考えます。でなければ106名の遺族が余りにも哀れではありませんか(;;)。事故の罪は井手政敬が歴代社長の4人分を全て被るのがスジと謂うものであり、後の3人の元社長は信念を持たぬ胡麻擂りの見本であってゴミのような幇間野郎ですから百叩きの上所払いが妥当な処分ではないでしょうか(^^)。
コンプライアンス委員会のメンバーが“誰か井出正敬に意見を言うものは居なかったのか”と幹部達に訊ねると、“恐怖感があり、陰では随分文句を言う者がいたが、直接具申する者は誰一人居なかった”と述べたそうです。此の会社は超一流企業でもあり優秀な人材は幾らでも居たでしょうが、井出正敬の不幸は余りにも力があり過ぎて佞臣を侍らせて傍に控える諫臣に恵まれなかった一言に尽きるでしょう(;;)。
彼は未だ遺族に謝罪は勿論面会さえ拒否して居ます。過去の栄光を投げ捨てて被害者やその家族の前にひれ伏すことが、彼の晩節を汚さないための唯一の道でありましょうが彼の矜恃が果たして其れを赦すとも到底思えません。高級官僚なんて連中は何時まで経っても鼻からぶら下げたプライドが邪魔をして人に頭が下げられないのは、その人にではなくその地位に対して下げられていたことに気付かなかったものであり、下げられても自らは下げないことが倣い性となって居たものでしょう(;;)。佞臣に囲まれて諫臣を寄せ付けず天上天下(“てんげ”と読みます)唯我独尊を主張する高級官僚なんて決して事業経営者としての器ではありません。役人は大嫌いや!
先週の答え
“時間擦れ擦れに試験場に到着したが、運良く摩れ摩れで合格した”でした。皆様は如何でしたか?漢字って難しいですね(^^)。
今週の女子プロゴルフヤマハレディースオープンは静岡の葛城GCで行われましたが橫峯さくら選手はアメリカのメジャーナビスコ選手権で遠征中(唯独り健闘しているとか…(^^))のためTVを見る気もせず今週はお休みさせて頂きますm(_ _)m