暖かい日と寒い日が交錯し、散り際の潔い桜も何故か散るのを戸惑っている今年4月の初旬でありました。咲き掛けた途端に気温が下がり神戸では開花から満開まで15日掛かり史上記録を更新したそうです(^^)。沢山のメル友から各地のさくらの写真が送られてきました。どれを採用しても依怙贔屓になるので、うちに咲く桜と思しき花をご紹介することに致しました。

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ちょっと葉が多いけどピンクが掛かりまるで散り際の桜そっくりですね。この花は山桜桃と謂って桃と桜の開花時期の真ん中である3月半ばに咲きます。皆様は山桜桃を何て読むのかご存じですか?(解答は文末にあります)桜と違ってしっかり実(グミ位)が生りとても美味しいですよ(^^)。初夏には実が撓(たわ)わに実った山桜桃をご覧に入れましょう。
桜と謂えばソメイヨシノには実が生る、実が生らないとよく言われますが、正確には近親結婚では受粉しないだけで山里に咲くソメイヨシノは近くに山桜があれば受粉し実がなるそうであり、ソメイヨシノそのものがそれぞれ雑種の桜であって、純粋種はありません。夙川の桜も須磨浦公園の桜も何処か違うなんて面白いですね。一番美しいくソメイヨシノを見付けてクローン桜を増やすことなど今のバイオの技術では可能ではないでしょうか。
真逆(まさか)女流棋士潰しの隠謀とは思えませんが、将棋の清水市代女流王将が今秋情報処理学会の学者達で構成するコンピュータ将棋ソフトと正式に対戦することが決まったと日本将棋連盟が発表しました(^^)。2007年に将棋ソフト“ボナンザ”の挑戦を受け渡邉明竜王が苦戦の末辛くも勝利を収めたことを皆様もご承知だと思いますが、女流棋士は先月ご紹介した出雲の稲妻と謂われる女流名人里見香奈ですら偶々男子プロに勝ったことが話題になる程であり、将棋は男女の実力差は大きくて囲碁の比ではなく、おまけにソフトの方は3年間で少なくとも香車一枚分は強く成って居るでしょうから清水女流王将の勝利の可能性は確実に少なくなって居るものと思われます(;;)。
知的ゲームの王者チェスの世界では人間は既にコンピュータの敵でないと謂われていますが、敵軍の捕虜を味方として使える分だけ将棋が僅かにチェスを凌駕しているのが現状です。然しこの程度の難易度では何れソフトが追い付いてくることは想像に難くなく、若し清水女流王将が敗れた暁には将棋ソフトの存在感が増し、何れは世論の要求でソフト自身がリーグC級2組に参加することになり、更にじわじわと昇級しA級に到達した段階で一位になれば羽生名人と挑戦手合いの対戦をすることに成りますが、そうなれば将棋界のみならず将棋を知らぬ人達も此の七番勝負には日本中が熱狂的になるものと思えます。そこで羽生名人がソフトに快勝すれば万々歳ですが万一羽生さんが負けると一夜にして日本将棋連盟は解散の憂き目に追い込まれるのではないでしょうか(;;)日本将棋連盟の存亡のためにもコンピュータソフトとの対戦は清水女流王将の勝利で終りにしたいものですね。
最近何故か円安傾向となって株式市場にも随分活気が出て参りました。一つには今年より東証が採用した株式売買の新システム“アローヘッド”が目出度く稼働して3月が経過し売買の高速処理に抜群の威力を発揮しています。不肖私はリーマンショックの後昨年年初からボケ防止の一端として仕事の合間を見てネット証券で株式売買の真似事を始めましたが、本年に入ってネット画面上で買(又は売り)注文を指し値して、返す指で注文照会画面をクリックすると既に売買が成立していることが再三あり余りの高速化には唯々愕くばかりでありました。又此までなら売買単位100株の銘柄1000株を売りに出しても1000株の買い方が現れるまでなかなか成立しなかったのが、今では小口の買注文を併せて取引が成立できるようになり、先日もA製薬を1000株買注文を出したら売りが100株宛8人200株1人で即刻取引完了となりました(^^)。取引株数の単位が小口化したことは株式取引が一部の大金持ちだけでなく一般大衆やゲーム世代に育った少年達が成人してネット上の株式売買に参入し易くなったものかとも思え嬉しく思ったものです。手数料も歩合外務員が介在する株屋さん経由とネット取引では手数料が10倍以上も違いますから、僅かな差益でも利鞘が得られ、此までは株屋さん経由手数料の方が我々の儲けより多いことが儘ありましたが、最近では売り買い往復で手数料1000円以下のネット証券まで登場していますから皆様も一度経験されたら如何ですか?株式市場が円安傾向で輸出関連銘柄の買い物が広がったことで個人投資家の参加が高まったのか先週は一時9000円割れが懸念されて居た日経平均が11200円まで上昇しました(^^)。と謂っても日本経済の現状は未だ不透明であり、とても恢復基調にあるとは言えませんから何時下落が始まるか分かりません。そのためには株価が数年間低迷しても株価に惑わされることなく利回り中心で投資されて居れば市場には年3%台利回りの銘柄などワンサとあるので何れ株価は恢復するに違いありません。定期預金(現在の最高金利はスルガ銀行の0.432%)を預けるより10倍位得になります。例えば武田薬品を100株(先週の引け値4120円)買っておけば年18000円(税引き16200円)の配当予想であり手取りは3.9%にも達します。この10倍近い差は一重に1000万円預金が可能性の殆どないペイオフのリスクから逃れると謂う理由だけですから預金者の過剰反応を利用した銀行のまやかしと謂えるのではないでしょうか。預金利息は20%も税金を取られるため配当の方が10%得なことも大きな利鞘の原因となって居ます。
株式と謂えば今月より第一生命が株式会社に組織変更し、加入者の内738万人が株主となる資格を得ましたが端株を現金で貰う人432万人や株式で貰う人306万人内実員150万人が一株14万円で株主となることに決定しました(^^)。此の株式は自分の将来の保険金が減ったりするものではなく、謂わば第一生命の過去の蓄積した財産を貢献度に応じて株式として保険契約者に無償贈与されたものであって税法上一時所得として課税され申告が必要な方も出て参りますが、考えれば棚から牡丹餅とも言えるでしょう(^^)。
この株主の中には生まれて初めて株式に関わった方も多く居られるでしょうからこれを契機に株式市場の裾野は大きく広がればよいのにと思って居ます。現に数年前大同生命と太陽生命が合併し“T&Dホールディングス”として株式会社になり、当時は旧商法時代のため株券を貰った契約者の方が多く居られ、あれ以来株の売買を始められた方を幾人か存じ上げて居ます。現在生保トップのアフラックは外資であり当初から株式会社ですが、第一生命の組織替えで困ったのが日本生命や明治安田生命、更には住友生命であり、大口の契約者から“何時株式会社になるんや”と責められて追い詰められて居ますが、果たしてこの3社に組織変更をする気があるのやら無いのやらどうなんでしょうね。
兵庫県三木市の花屋敷GCで行われた女子プロゴルフスタジオアリスはさくら選手昨年優勝の条件として本年の出場が義務付けられており、アメリカ帰りで疲労困憊のため二日目を棄権し連続予選落通過記録は85試合で止まり歴代2位となりました(;;)。従って今週のさくら便りは冒頭の一文に替えさせて頂きますm(_ _)m。
山桜桃は“ゆすらうめ”と読みます。なーんだ、誰でも知っている花ですよね(^^)準一級の仮名付け問題によく出題されます。