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お花の少ない時期です。一月間咲き続けた木瓜(ぼけ)の花も漸く色褪せてきたので初のお披露目をさせましょう。

何年振りの体調不良を凌いで漸く確定申告が完了した^^。先月末に風邪による高熱で1週間寝込んだのが祟って申告事務の流れが淀んでアップアップの終盤戦だったがスタッフ全員のバックアップで漸く乗り切ることができたことを神に心から感謝したい。そして私の風邪を肩代わりして呉れて未だ寒い毎日をゼイゼイヒーヒー言っている愚妻にも心からお詫びしたいm(_ _)m。

例年の確定申告で顕著な傾向は「ふるさと納税」が今年も増えて来たことだった。各地方自治体も寄附金に対する特典を競う傾向が強くなって、総務省がその過熱ぶりを見兼ねて抑制に乗り出す騒ぎとなって居る。この制度は元来国民が自分の出身地や応援したい自治体に寄附をするものだが、実際にはネット検索や雑誌に掲載された特典品によって寄附先を選定されることが多く、特産品がある地域は産地業者と連携して共存共栄できるが嗜好品が何もない自治体は困って居る(;;)。香川県東かがわ市など何もないから「一日市長」をさせて貰えるとか…^^、京都府宮津市で「市所有の土地」を貰えるなんてものまで登場しているよ。
標準家族(4名)で550万円年収のサラリーマンが3万円寄附すれば少なくとも2万8千円相当額の税額(所得税と住民税併せて)が免除されるから2千円の特産品を貰えばモトが取れるが、実際には5千円近い特産品が交付されることも多い、特典のお土産を貰った納税者と寄附を受けた自治体は大喜びだし特典を提供した産地業者も商品の知名度が上がりリピーターの注文やら口コミで売上が倍増するから笑いが止まらないそうだ^^。でも寄附をした者の居住する自治体と国は何の恩恵も受けずに税収が減少することになるから涙が止まらないだろうね。この「ふるさと納税」も来年からは法改正で寄附金の上限(その年の総所得金額等40%相当額)が倍増される予定だから、大口の寄付が見込まれそうだ。
私は何処かの一日市長にでもなって当日の写真を仏壇の遺影に使うなんてのも悪くないね…、なんて情けないことも考えて居る。
皆様も「ふるさと納税」を一度試されては如何ですか?わたし的には特典の条件を1万円から3万円くらい数カ所に選別される方法がいろいろ貰えて良いのではないかと考えて居ます。

多忙になる確定申告に集中するため雑念を去り年初に購入した株式の値動きに仕事の気を散らされないように申告事務開始の2月初旬に僅かな儲けで全ての株を売却処分して確定申告に臨んだが漸く申告期を終えて株式市況を見ると日経平均は19000円と400円も値上がりしていた。若し今まで一ヶ月半、株を保有して居て売ったら490万円くらい儲かっていた勘定だった(;;)、確定申告で苦労して稼ぐ収入の2倍以上だ!こう謂うのを「死んだ子の歳を数える」と言うんだろうね(;;)。「若し」とか「たら」は女々しいから言いたくないが、少し悔しいな。

昨日の14日東京までの230kmを僅か2時間28分で紡ぐ日本国民待望の北陸新幹線が開通し金沢駅では6時始発の「かがやき」に5000人が集ったそうだ。1日10往復が決まりだし1車輌の座席は1323席だから、凄い待ちだね^^、今回走る「かがやき」には専任の客室乗務員から軽食等のサービスの付くグランクラスと謂うのがあって料金も2万7000円だそうだが全部満席とか昔で謂う一等車だろう^^。でも、日本人って誰もが経済的にも精神的にもゆとりのあるお金持ちで平和なんだと実感するね。
でも此でいいんだろうか…、148名もタリバンに殺されたパキスタン人の子ども達のことなんか地球の反対側のことだから誰も気に掛けないんだろうね(>_<)。
然し私は他人事(ひとごと)と思ってはいけないと考えて居る。誰もマララさんの言葉を忘れてしまったのか。

NHKのEテレで囲碁NHK杯の決勝戦が本日正午過ぎに放映される。この大会はラジオ時代から62年も続いた由緒あるもので毎年年間対局による賞金ランキング上位50名が選抜され3月末より1年間掛かってトーナメント方式で勝ち上がって勝者が決まる。そして毎日曜日正午に一局宛放映される決まりだ。優勝賞金は僅か500万円で名人戦や棋聖戦の4000万円に比し桁外れに少ないがそこはNHKが日本薄謝協会と揶揄される所以であり、お金よりこの大会に出場することがプロ棋士の何よりの悲願なのだ、親兄弟妻子はもとより親戚から友人知人と囲碁の縁(ゆかり)のない方にまで全国津々浦々自分の姿を1時間20分も撮して貰える唯一の番組だ。棋士にとっては対局料なんかより出場することが自分が一流である証(あかし)を世間に知らしめるとても誇らしい番組だ。
この由緒あるNHK杯が何時もなら重厚なベテラン同士の対決となる筈なのが今年に限って若手の代表である伊田篤史八段20歳対一力遼七段17歳対決となった。数年前まで20歳までの棋士では経験と力不足から先ず予選リーグに届かず出場すらできなかったが最近のパソコンの普及により情報の伝達が早く、急激に若手が成長しつつある、将棋では殆ど人間が勝てないと謂われるコンピュータの成長は囲碁界をもじわじわと脅かして居り、それに対抗するためにもコンピュータの計算では測れない囲碁独特の感性を必要とする不思議な力を研ぎ澄ます必要があるからNHK杯での若手の台頭はとても好ましい傾向だ^^。
60年前のラジオ時代には「白16の14、一間飛び」などと女流のプロが1手毎に読み上げて私はラジオの前で正座して読み上げ通りに碁盤に石を置いて次の一手を考えて居た、1手聞き損なうと全てオジャンだしあの頃はトイレも行けず朝から斎戒沐浴お茶も断って臨んでたんだ、一寸大袈裟かな?でもアナログ時代って時間がゆっくり流れて人も落ち着いて居たが、現代は何もかもがデジタル化し、歩いて居る間もスマホから目が離せないなんて味気ない世の中になったね。

淡路の引き籠もりが何故か5人を殺害して弁護士を呼んで黙秘権だそうだ。殺した数が数だから死刑は間違いない処だがどうかすると精神鑑定で病院入りし10年もしたら帰ってくるのではなかろうか、裁判所の判事さん、精神鑑定だけはしないでね。

川崎の13歳の少年の酷い顔のアザを見て「親は何をしているんだ」と週刊文春で林真理子が怒った。私は林真理子が嫌いだがこの言葉にはしっかり同感できる。夫と離婚して都会に出なければこの少年は出雲の小さな島でノビノビと暮らせていたのに離婚が不幸にして少年の運命を変えた。「母親は子どもが中学を卒業するまで女を棄てなさい!」と書かれた林真理子の言葉は重い。
自分本位に生きる男女は結婚しても子どもを作るな!

先週の書けないけど読みたい漢字
彼は直ぐに辯疏(いいわけ)をする

今週の書けないけど読みたい漢字
暗がりを歩いて居たら遠くに(榾火)が見えた

「辯疏」は夏目漱石が愛用した言葉です。何となく分かるよね^^。