熊本大地震」タグアーカイブ

「だいじしん」と「おおじしん」

夕化粧赤 夕化粧白

今年も庭でアカバナ科の「夕化粧」が咲き始めた。この花は赤いのも白いのも何故か儚げで可憐な花だ。月見草の仲間なのに昼間も咲いて居る、道端でもよく見かけるが誰もこの花を雑草としか認識していないだろうな、わたし的には大好きな花だ^^。

エイジスとか謂う会社が法改正を受けてブラック企業の代表として厚生労働省から企業名が公表された。聞いたことがない会社名だが、此の会社は棚卸し代行会社とか私の知らない職種であり、ネットで調べるとどうやら依頼されたスーパーなどの商品在庫計算や陳列方法などハードとソフト両面をサポートする新手のコンサル会社のようだ。
しかもしっかりジャスダックに上場されて居る会社だった。きっと厚生労働省の調査ではなく内部告発だと思うが従業員の残業が月100時間を超えていたそうだ。
残業時間については種々問題があり、残業したくても(残業手当目的)させて貰えない会社や、課長に昇進させて残業手当を出さないひどい会社など様々だが、中には残業しないと住宅ローンが払えない社員だって居るに違いないから厚労省ももう少し肌理(きめ)細かいところまで調べる必要があったのではないかと思う。企業名が公表されれば企業ダメージは大きく今後エイジスには入社希望者が当然なくなるし「え?うちがブラックのトップ?」と辞める人材も少なくないに違いないし、本人がその気がなくても会社名が知人に言えないようなことでは気分悪いよね。
エイジスはIT関連企業だから当然に熟練技術者だろうから会社はパートを雇って凌いで行くなんてこともできないだろうし、株はストップ安だし、此の会社潰れるのではないだろうか、潰れたからって厚生労働省は何も責任を取ってくれないよな。

大地震

熊本大地震がひと月を超えて未だ終熄できないのは悲しい。NHKは昔から「大地震」を「だいじしん」とは何故か絶対に言わない、幾度聞いても頑なに「おおじしん」だ。聞けばNHKでは入社時に変なNHK語を沢山押しつけられるそうで地震の場合は「だいじしん」とは絶対に言わないように教育されて居るそうだ。「大津波」や「大雨」はそうだろうが、「大震災」は「だいしんさい」だから怪訝しいよね。「おおじしん」は湯桶読みだしね(;;)。
いろいろ調べてみると日本国語大辞典の編集者をされた言語学者の神永暁さんは「大地震」について室町時代末期にキリシタン資料である「天草本平家物語」ニイエズス会の活字本にて「daigixin」と書いてあると著書「悩ましい国語辞典」に書いてあった。昔は間違いなく「だいじしん」だったんだ。NHKさん「おおじしん」の説明をして見ろ!。

最近私は食事時NHKニュースのタイトルが見え難くなって来た。てっきり眼鏡の遠近の度数のせいだと思って先週眼鏡の三城ヘ行った。此処は「ジンズ」なんかと比べて10倍位値が高いけど、元の遠近両用が三城のだったから気弱な質(たち)で浮気もできず仕方なく行った。
事情を話して入念に目の検査をして貰った結果、三城の店員さんの結論は「眼鏡は変えなくても良い」と言う意外なものだ、どうして?と訝る小生の疑問には「この前眼鏡を作成した4年前の眼鏡を掛けた視力が0.9だったのが今回は0.6に落ちているためで見えないのは眼鏡のせいではありません裸眼視力の低下です」と切って捨てられた(;;)。
そうか!視力は眼鏡では救えないんだ、裸眼の視力が落ちれば眼鏡の視力も落ちるのは当然で、眼鏡はあくまで助っ人であって根っこは視力なんだ。盲目の人は眼鏡が不要である理屈を考えれば容易に理解できる、もうすぐ眼鏡も要らなくなるんだなんて悲しいよな(;;)。仕事が小さい数字を見ながら液晶画面でエクセルを操作する毎日だから同じ年配の人達より視力が低下するのは当然だが、だからと言って毎日東の空ばかり見ていても生活できないし困ったな。

三省堂国語辞典の「大地震(おおじしん)」
大きな地震、だいじしん
三省堂国語辞典の「大地震(だいじしん)」
おおじしん
新解さん第7版の「大地震(おおじしん)」
大きな地震
新解さん第7版の「大地震(だいじしん)」
「おおじしん」の新しい言い方
三国はNHK派だが新解さんは第7版から改めて「だいじしん」の方が今風だと言って居るようだ。でも双方室町時代のことまでは知らないようだな。

先週の読みたくても読めない字
区々(まちまち)な意見

今週の読みたくても読めない字
食べたものを(欧)く

此の一週間を振り返って…

本因坊 王座

先週囲碁の井山裕太が十段戦に勝ち初めて前人未踏の7冠を獲得して各新聞紙上を席捲した。翌日各新聞が井山七冠がタイトル名七つを書いた色紙を掲げた写真撮影に望んだのには理由がある。
うちの日経新聞では井山王座と書かれ毎日新聞には井山本因坊と書かれて居る。その理由はそれぞれの棋戦が主催紙(スポンサー)だからなんだ。
皆様のお宅の新聞が読売なら井山棋聖と書かれ、朝日なら井山名人、サンケイなら井山十段だ。
天元戦はかつての日本棋院選手権と関西棋院選手権が合併した棋戦だから変則的で、中日新聞、東京新聞と神戸新聞など6紙が井山天元と呼んでおり、碁聖戦は京都新聞など地方新聞13紙合同主催なので井山碁聖となる。
七つとタイトルを同じ色紙に書いたのにも訳があり、囲碁の七大タイトル戦のスポンサーは全部新聞社だから写真を一度に済ますために此の色紙にして一度で写真撮影を済ませることにしたのだ。右側の三つが三大タイトルで二日間対局となり、他の四つは規模が小さく一日対局だ。棋聖がトップに居て十段が最後なのは賞金の順位でこうなる。因みに棋聖の賞金は4500万円、十段は700万円と6倍近く離れている。全部取れば1億7千万円だが、アメリカのメジャーゴルフだと1試合でこれ位貰える、ファンの層が桁違いだもんな(;;)。因みにうちのお得意先には囲碁を嗜む方は一人も居られないから囲碁が如何にニッチな世界か分かるよね。

先週行われたボストンマラソンで君原健二75歳が4時間余で完走した^^。君原さんは50年前ボストンマラソンを優勝した経緯で特別招待されたんだ。聞いてる?50年前だよ!彼の走り方は一風変わっていて頭を横に向けながらリズムを取る変則的な走りだったから憶えて居る方も多いと思う。
それにしてもマラソン優勝11回を数えるアスリートが75歳にしてフルマラソンとは凄いね、若いとき躰を酷使した者の選手生命は短いとしたものだが、君原さんは毎年東京マラソンにも参加して居られ、その息の長さは驚異的だ。旭化成の双子宗兄弟や共に争ったヱスビー食品の瀬古さんなどは伴走車ばかりに乗ってないで東京マラソンでも走らないの?そうか、そうか瀬古は賞金の貰えるマラソンしか走らなかったんだ(;;)。セコいよな!

またまた三菱自動車がやってくれましたね。株価は三日続けて大暴落だ(;;)。2000年のリコ-ル隠しで死亡事故を、更に2004年の空飛ぶタイヤ事件で会社が潰れる寸前まで行った処をグループ三社(三菱重工、商事、銀行)に助けて貰いながら懲りない連中だ(>_<)、今期はグループ三社も業績不振だから自動車などを構っている余裕がないから大変だ。
彼等の偽装数値はエコカー減税対象車になるために謀られたものと推察されるから、数値が確定すれば減税対象外となり追加納税額は100億円に達するだろう、又、客は燃費を信じて車を買っているから走行キロ数に応じてガソリン代を返金することになるのだろうが一体から幾らになるのか見当も付かぬ。提携先の日産が偽装を見付けなければ三菱は素知らぬするつもりだったんだし、こんな会社は潰してしまった方が良いのではないか。04年支援を打ち切った筆頭株主の独ダイムラークライスラーは先見の明があったよな。
こんな風通しの悪い会社で働いて居ると誰もが正常感覚が麻痺して、アホになるのと違うだろうか?

熊本大地震の悲惨なニュースには21年前の神戸を思い出して思わず胸が痛む。支援物資が届いているのに被災者には殆ど届けられない。その理由はその避難所の被災者の数より送られてきた食品などの数が少ないだけの理由で誰にも配られずに放置されて居る。配れば不公平が発生するからだそうだがお役所意識丸出しだ(>_<)、高齢者から年齢順に配ったらどうなんだ!ミスマッチかどうかの交通整理を含めて役人を切ってボランティアにさせろ!

三省堂国語辞典の「たびたび」
・・・何度も繰り返す様子

新解さん第五版の「たびたび」
・・・一回や二回でなく繰り返し行われることを表す、用例、自治体のヤミ給与は此れまでもたびたび問題となった。
痛快だね、でもこの反骨精神溢れた用例が世間の評判を呼んだため、「一言多い」と文科省から注意されたのか第7版では用例から外されて居る(;;)。

先週の読みたくても読めない字
母の仕事を右(たす)ける

今週の読みたくても読めない字
窓の水滴が「凝」る