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冗句とJOKE

颱風の傷跡が生々しい東日本各地に先週からずっと無情の雨の追い打ちが掛けられ河川決壊など自然の摂理に背いた我々に天罰が下されて居ます。何故か神戸は阪神大震災以降大災害が途絶えて居ますが、福島地方は8年前の地震に津波に放射能汚染に加えて今回のダブル被害ですから津波で流された家を建て替えたら再び水浸しで損壊だなんて可哀想過ぎますよね?神様は何処かで帳尻を合わせて下さって居ると思っていましたが最近は我々の身勝手さに見捨てられたのではないでしょうか💢。

 

 

もう枯れそうになって葉がヨレヨレのハブランサスが先週少しだけど唐突にワッと咲きました^^。今年3回目か4回目の登場です^^。気紛れな2日間の開花でしたが、花が終わった後は葉が生気を失っていましたよ。でも球根が繋がっている訳でもないのに同じ日に開花するなんて不思議でなりません。寒くなったら自家製のお礼肥えなど沢山与えてやって来春を待ちましょうね^^。

 

今週も清張さんの漢字にお付き合い下さいね。彼の作品の中に「冗句」と書いた言葉があり、他の難読字のルビは全て平仮名なのに此の字にはルビが片仮名でした^^。常用漢字にはルビを付さないのが決まりですがきっと此れは清張さんのジョークに違いないと思いましたが念のため国語辞典を繙(ひもと)いたらちゃんと「冗句」がありました^^。慌ててコンサイス英和辞典を見たらJOKE(ジョーク)もありました。どっちも同じ意味ですから、この言葉だけ日本語=英語だったみたいで驚きです。不思議な偶然ってあるものですね(@@)。カタカナのルビに清張さんの細かい配慮が窺えます。でもカタカナのルビが余りに気になったのでもう少し深く調べてみたら、「冗句」は「JOKE(ジョーク)」の当て字として戦前日本で作られたそうです(;;)。なんや?私は清張さんの片仮名ルビのジョークの謎に騙されて居たんや💢。それにしても此の当て字を考えついた人は偉いなあ^^。あの当時は英語を使ったら軍部に怒られ野球の「アウト」を「ダメ」なんて言わされてたもんな💢。

 

 

東須磨小学校の事件について週刊文春の見出しは非道いものでしたね。教育者の資質がまるで疑われますが、話半分に聞いても刑事罰に十分問える酷(むご)いイジメだと思われます。東須磨小学校でネット検索すれば4人の先生の名前や住所に顔写真が出てきます。新聞の投書欄には早く逮捕しろ!休んでいる間の給与を払うな!とイジメ先生を糾弾するものが多く、世間の批判の物凄さを実感します。YOUTUBEでも見られますから、顔写真から自宅まで突き止められた加害者達とその家族は最早昼間道路を歩けない身となり自宅にパトカーが止まる日を恟々(きょうきょう)として待つ毎日でしょうが全ては身から出た錆であり、苛められた教諭の苦しみの何分の一かは味わって下さいね。

 

 

神戸市長は緊急記者会見を開き、此の問題と、三年前垂水区桃山台の女子生徒がイジメを苦に塩屋川に身を投げて自殺し校長と教育委員会がイジメの証拠を隠蔽したことに触れ、一体から教育委員会は何のためにあるのか?と疑問を呈しましたが、教育委員会は本質的には先生達の古手が定年後の天下り機関として存在し、実質的な職務など殆どなく判子を付いては高給を貪っている税金泥棒であり、強いて挙げるなら偶に記者団の前で「申し訳ありませんでした」と10秒間頭を下げるのが仕事と言えるでしょうか💢。政府は早急に教育委員会を解体するように法改正をして下さい!何とか委員会って…なんか都合の良さそうな名前やね💢。仕事しなくても「イイン」や?

 

毎夜のように繰り返し臨時ニュースで放送されましたが千葉県や茨城県、福島県の方々のの不幸な水難に対して、私達の心に宿るどうにもできぬ抵牾(もど)かしさはどうしたら良いんでしょうか?我が国政府首脳は16歳の環境活動家の少女グレタ・トゥンベリさん紐育国連本部での涙の訴えを聴く耳を持たないのか💢。

 

先週の読めそうで読めない字   若々しい項(うなじ)

今週の読めそうで読めない字   秋祭りは(若衆)姿の若者の世界

清張さんの識字率

 

秋も愈々深まり一年で一番良い季節が訪れましたが、毎年夏が少し宛長っ尻となり秋の草花が戸惑っています❢。生憎端境期で適当な花がなく今日はプランター山百合の実を御覧頂きましょう。面白い形ですね^^。寒くなると上部が開いて沢山の種を風で飛ばして子孫を残します。道路上に飛んでも仕方ないので適当な時期を見計らって庭に蒔こうと思って居ります。

 

 

私は此の歳になっても毎晩読書に勤しみ一ヶ月には10冊から15冊程度読んで居ます。此のところ黄斑変性症で視力が低下しつつあって近い将来失明するものと考え、せめて目が見えるうちにとの思いです。流石に最近は小難しい本は肩が凝るので敬遠し、書店の店頭や新聞などの紹介記事等から選びますが、周期的な読み物では現代ものは松本清張、時代ものは山本周五郎と藤沢周平で決まりです。此の三人は15年に一回程度3年乃至5年年掛かって読みますから此れまでに3~4回は読んできた計算です。でも15年も経つと私の受け止め方も感動も大きく異なって来るのでとても不思議ですよ。耄碌した最近では結末を忘れていることだってあるのでとても新鮮です^^。三人共に夫々長編に名作が揃っていますが、短編にも珠玉作品が多いのをご存知ですか?清張さんなら「張込み」「二階」「鬼畜」など何度読んでも興味が尽きません。「張込み」などつい登場人物に感情移入してしまいます。
私は本を読む傍ら必ず国語辞典と漢字辞典を交互に捲ります。熟語の意味から難読字そしてよく使われる旧字体漢字を復習する習性ですが難読字は清張さんがダントツであり、漢字辞典に載ってなくて漢和中辞典のお世話になる字が数ページに一回は顔を出しますから驚異です。清張さんは尋常小学校卒なのにどんなジャンルにも博学であり、恐らく仕事をする以外ありったけの時間を注ぎ図書館で昔の書物を読んで勉強されたものと思いますが、その記憶力と識字率の高さには唯々魂消ます❢。私が漸く80%近く読める漢検1級まで6000字以外の字が一杯出てくるのにはビックリです。なんでこんなに記憶力が凄いんやろ😓。尋常小学校卒業の清張さんと比較して私の識字率の低さが恥ずかしくて死にたいくらいです(;_:)

 

我が国の政府や経済界が地球温暖化対策を先延ばしにしていた結果、未曾有の颱風19号が日本の各地に無残な傷跡を残しました。長野県から岩手県まで広範囲に襲ったために颱風の名前すら政府も気象庁も思いつかぬようです。此の颱風による経済損失は先ず1兆円には達すると思われますが、それにも関わらず今週は日経平均が無神経に上がり続けて居ますから何故か世の中嘘っぽいですね💢。此れから毎年こんな巨大颱風が襲って来ることでしょうが政府は治山治水対策を根本的に再構築しないことには最早日本の将来はありません。政府は化石燃料の大量消費によって排出される二酸化炭素の削減に向けて経済界に対し一体からどのように対峙するつもりでしょうか?

 

 

世間を席捲しているあの忌まわしい東須磨小学校教員いじめ事件は加害者である先生4名の非常識さに世間は耳目を欹(そばだ)て眉を顰(ひそ)めて居ますが、先週遂に週刊文春のトップ記事となりました(;;)。神戸の恥や💢。詳細は来週にて…。

 

先週の読めそうで読めない字   綿を紡(つむ)いで糸にする

今週の読めそうで読めない字   若々しい(項)