秋も愈々深まり一年で一番良い季節が訪れましたが、毎年夏が少し宛長っ尻となり秋の草花が戸惑っています❢。生憎端境期で適当な花がなく今日はプランター山百合の実を御覧頂きましょう。面白い形ですね^^。寒くなると上部が開いて沢山の種を風で飛ばして子孫を残します。道路上に飛んでも仕方ないので適当な時期を見計らって庭に蒔こうと思って居ります。

 

 

私は此の歳になっても毎晩読書に勤しみ一ヶ月には10冊から15冊程度読んで居ます。此のところ黄斑変性症で視力が低下しつつあって近い将来失明するものと考え、せめて目が見えるうちにとの思いです。流石に最近は小難しい本は肩が凝るので敬遠し、書店の店頭や新聞などの紹介記事等から選びますが、周期的な読み物では現代ものは松本清張、時代ものは山本周五郎と藤沢周平で決まりです。此の三人は15年に一回程度3年乃至5年年掛かって読みますから此れまでに3~4回は読んできた計算です。でも15年も経つと私の受け止め方も感動も大きく異なって来るのでとても不思議ですよ。耄碌した最近では結末を忘れていることだってあるのでとても新鮮です^^。三人共に夫々長編に名作が揃っていますが、短編にも珠玉作品が多いのをご存知ですか?清張さんなら「張込み」「二階」「鬼畜」など何度読んでも興味が尽きません。「張込み」などつい登場人物に感情移入してしまいます。
私は本を読む傍ら必ず国語辞典と漢字辞典を交互に捲ります。熟語の意味から難読字そしてよく使われる旧字体漢字を復習する習性ですが難読字は清張さんがダントツであり、漢字辞典に載ってなくて漢和中辞典のお世話になる字が数ページに一回は顔を出しますから驚異です。清張さんは尋常小学校卒なのにどんなジャンルにも博学であり、恐らく仕事をする以外ありったけの時間を注ぎ図書館で昔の書物を読んで勉強されたものと思いますが、その記憶力と識字率の高さには唯々魂消ます❢。私が漸く80%近く読める漢検1級まで6000字以外の字が一杯出てくるのにはビックリです。なんでこんなに記憶力が凄いんやろ😓。尋常小学校卒業の清張さんと比較して私の識字率の低さが恥ずかしくて死にたいくらいです(;_:)

 

我が国の政府や経済界が地球温暖化対策を先延ばしにしていた結果、未曾有の颱風19号が日本の各地に無残な傷跡を残しました。長野県から岩手県まで広範囲に襲ったために颱風の名前すら政府も気象庁も思いつかぬようです。此の颱風による経済損失は先ず1兆円には達すると思われますが、それにも関わらず今週は日経平均が無神経に上がり続けて居ますから何故か世の中嘘っぽいですね💢。此れから毎年こんな巨大颱風が襲って来ることでしょうが政府は治山治水対策を根本的に再構築しないことには最早日本の将来はありません。政府は化石燃料の大量消費によって排出される二酸化炭素の削減に向けて経済界に対し一体からどのように対峙するつもりでしょうか?

 

 

世間を席捲しているあの忌まわしい東須磨小学校教員いじめ事件は加害者である先生4名の非常識さに世間は耳目を欹(そばだ)て眉を顰(ひそ)めて居ますが、先週遂に週刊文春のトップ記事となりました(;;)。神戸の恥や💢。詳細は来週にて…。

 

先週の読めそうで読めない字   綿を紡(つむ)いで糸にする

今週の読めそうで読めない字   若々しい(項)