宮城まり子」タグアーカイブ

宮城まり子さんの偉業

やっと春が来たと謂うのに朝から晩までTVもラジオも新型コロナのことばかりでうんざりです💢、朗報は全く聞かれず悪いニュースに終始するので気が滅入ります(;;)。そんな中を今年も庭のユキヤナギが何時もより半月早く全開を迎えました^^。昔は5月の花だったのですが少し宛開花が早くなっていますが、此れも地球温暖化の影響だと想うと喜んでばかりも居られず少し憂鬱です。

 

戦後の混乱期に「♪ガード下の靴磨き♫」を唄って一世を風靡し、私財を擲って当時は社会の除け者扱いだった身障者の子ども達を救った宮城まり子さんが93歳で逝去されました。この方は稀有な位純粋無垢にして心の美しい方で静岡県浜岡町(現御前崎市)に、ねむの木学園を創設されたのが40歳になった1968年、土地取得や職員集めなど、さまざまな苦労を乗り越え子ども達の「園長」として「母」として多忙を極める毎日を経済的にも常に厳しい運営を強いられましたが、宮城さんの気力を支えたのは子ども達の“輝き”だったそうです。生徒が描く絵が放つ豊かな感性に驚かされた宮城さんは決して描き方を教えることはなく線が歪んでいてもそれがその子の持ち味という独特の考えでした。彼女は家庭の貧困から学歴が皆無の上17歳にして吉本に入り、戦時中から戦後にかけて女座長として一座を率いて全国を巡業する辛酸を嘗め、歌手として成功後40歳にして念願の肢体不自由児社会福祉施設を設立して以後50年間子ども達のために全てを捧げて来られたある意味でヘレンケラーのような方でした。安倍総理は彼女に国民栄誉賞を呈すべきだと思いますが、お坊ちゃんの彼には辛酸極まる波乱万丈の人生を笑顔で終えた彼女を理解することは全くできないだろうな。

 

先日東京大学合格発表が行われた結果、昨年度は66人合格して上位7番目だった女子校である桜蔭学院が85名となって大躍進し遂に我等が地元の灘高校の79名を一気に抜き去りました(;;)。つい最近まで灘は開成と2強を争っていたので女子校が灘を抜くなんて想像もできぬことが現実となりましたが、他にも女子学院33名豊島岡女子学園29名など女子校が東大合格校上位に名を連ね年々女子の合格が増加する傾向が顕著です。きっと良いことなんだと思いますが、女子上位時代の到来を知り戦前男社会に育った我々には複雑な心境です。66年も昔のことですが私が大学に入学した折、神戸商大1000名の学生の中、女子は3回生に神戸女学院から入った人と同期で岡山朝日高校からの二人だけでしたから誰も意識して敬遠したため全くモテず何時も一人で行動されて居たことを覚えて居ります。その後年月を経て何時とはなく女子のほうが多い学校になったと聞いて驚愕したものです。時代も変わりましたね。

 

オリンピックの延期を受けてその日に備えたアスリート達だけではなく日本経済も打撃は大きく新型コロナの終熄を待つばかりですが、先週政府は月例経済報告に於いて6年9ケ月振りに「回復」の文字消しました。実際には昨年秋から消費増税により我が国経済は低迷の一途を辿っていたのですが、日銀総裁と安倍総理は自分の地位を保つために半年間も「緩やかな快復基調」と国民を欺いた共犯者であり新型コロナを奇貨として態度を反転させたものです。国民に真実を伝えない政府や日銀は第二次世界大戦に於いて我が国の国民を欺いた軍部そっくりです💢。安倍内閣は国難である非常事態に対し企業倒産を救うべく即刻消費税を凍結せよ!企業倒産は多くの失業者を生み社会不安の激増を生むばかりだ。

 

先週の読めそうで読めない字    積年の汚名を濯(すすぐ)

今週の読めそうで読めない字  (間髪)を容れず

両陛下とねむの木学園

11月も終わっても少し宛暮れようとして居ます。そして慌ただしい師走が到来しました。日の暮れが随分早くなりましたね。目の悪い私には此れから春の到来まで不自由な夜となりますのでとても憂鬱です(;;)。

疾風の如く大学選手権関西大会を駆け抜けた孫の所属する関西学院大学女子ラクロス部は先週日曜駒沢オリンピック公園競技場で行われた大学選手権決勝戦にて見事慶応大学を撃破し日本一に輝きました^^。それなのに、それなのに、翌日一般紙は勿論スポーツ紙にも全くシカトされて居ました(;;)。「ラクロス」ってそんなに馴染みがないスポーツなのかなあ(;;)。愚娘も上の兄貴も応援に勇んで上京したんやけどなあ(;;)。せめてもに…とうちの事務所に優勝報告のポスターを掲げさせて頂きました。一日10人は見てくれるやろか^^。

NHKニュースで流されましたが、先月末静岡県の養護施設ねむの木学園に天皇皇后両陛下私的に御来駕されました^^。両陛下はずっと昔から先駆的な障害児教育施設の創始者宮城まり子さんと交流を持たれ、その後平成6年にも学園をご訪問され今年は学園50周年に当たり再訪問を強く希望されていたそうです^^。ご多忙な上ご高齢や病いを顧みず私的訪問とは両陛下の生活弱者に対する労りと優しさが偲ばれ涙が零れました。私の学生時代宮城まり子が♬赤い夕日がガードを染めて♫とを歌って大ヒットした「ガード下の靴磨き」はご年配の方はきっとご記憶だと思います。両陛下はまり子さんと何度も握手を交わされ帰られたそうですが、まり子さん既に齢(よわい)91歳、お互い今回が今生の別れと思われたことでしょうm(_ _)m。

宮城まり子さんは数奇な運命の持ち主で父親が事業に失敗したため小学校を卒業後吉本興業に入社し、戦争中15歳で一座を率いて全国を巡業された苦労人の見本のような方です。稼いだお金など私財を全て投じて肢体不自由児の社会福祉施設「ねむの木学園」を設立されました。文壇の寵児であった芥川賞受賞の吉行淳之介の蔭の妻として25年前彼が亡くなるまで共に寄り添われ暮らされたことは余りにも有名です。天皇皇后様はこの純粋無垢な心を幾歳になっても持ち続けるまり子さんを真に愛おしく思われたに違いありません。勲三等など勲章を幾つか授与されましたがこんな方こそ国民栄誉賞に値する方ではないでしょうか。改憲に忙しい安倍総理には底辺の福祉などまるで関心のない世界なんでしょう(;;)。まり子さんは現在91歳ですが100歳まで生きてくださいね。

我等が兵庫県出身の貴景勝が九州場所を優勝しましたね^^、優勝インタービューで「箍を締めて…」なんて難しい言葉が出ましたが、「箍(たが)」とは桶や樽を締める竹の輪のことですが、今の若い人が知らない字だと思い、きっと前親方貴乃花から教わった言葉だと思います。貴景勝の語った言葉の数々は相撲の勝ち負けに囚われない彼自身の真っ直ぐな心に満ち満ちて居り感動しました。前途有為の若者よ、その言葉ぞよし!

読めそうで読めない字  故郷に帰る途次(みちすがら)昔日の思い出に浸った。

今週の読めそうで読めない字 この味が(堪)らない

消費税問答

先週の答 水道水は風呂にも洗い物にも使われるので食品扱いされません、10%です。

今週の問 アルコール1℃未満の甘酒は8%でしょうか。