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国葬待ったなし!

7月以来の灼熱の太陽も漸くその勢いを和らげ朝夕の空気が随分涼しく感じられ秋の訪れを慫慂したのは颱風14号でした。静岡県に多大の被害を齎した巨大颱風でしたが幸運にも神戸に大きな被害を与えることなく去って行ったことは僥倖でした。颱風のお陰で気温が急激に下がって長袖着用となり、このまま秋になってくれたらいいなと思ったのですがどうでしょうか?東の庭では今年も律儀に彼岸花が咲きました。楓の日陰で肥料も与えられないのに…(::)。

 

先週、特別優秀作品のお習字をご覧頂きましたが、お習字は私の郷愁です。私は小学校6年生でお習字の稽古に週二回五色塚古墳の傍まで通って居ました。書道塾の先生は母方の叔父でしたが、ご子息が関学(当時旧制)の学生さんで、出かけるとき高下駄を履いて慶応によく似た菱形の帽子にマントを羽織り、恰も金色夜叉の間貫一そっくりで格好良くメチャ憧れたものでした^^。因みに尾崎紅葉の「金色夜叉」更には菊池寛の「受難華」など戦時中祖父宅の日本文学全集を国民学校三年生夏休みのとき全て默読済みでした。昔の本は難しい漢字が一杯使われていたけど新聞と同じように全てルビが用いられていました。我々の世代が漢字を書けなくても読めるのは戦中に多くの本に接し、「漢字の読み」を覚えた賜物だと思います。今からでも遅くありません!新聞社も出版社も国語委員会に毒されないで戦前に用いられた3万字の漢字をルビつきで使用して下さい。子ども達の漢字力がきっと現在の3倍以上になることでしょう。3万字なんて覚えられないよ…💢。いいえ、うちのお得意先のMさんのお母様は昨年末100歳で亡くなられましたが戦前に印刷業をされて居り、毎日3万字の活字を操って版を組んで居られたそうです。人間って環境さえ与えられれば何でもできるんや!

 

閣議決定だけで問答無用の国葬儀が強行されようとしています。岸田総理が独断で決めたことですが、式自体にかかる2億5000万円に、警備費約35億円、代理が殆どの外国から参列者の接遇費約50億円が加わる可能性があり、トータルは16億6000万円どころか、90億円にも膨れ上がり、国葬を決めた岸田総理自身が今になって一番後悔していると思いますが今更自分から止めや!なんて言い出せないし、エリザベス女王とは比較にならないし二番煎じの国葬の支持票は減少する一方です、だから今国民の中で一番国葬を止めたいと願っているのは岸田総理自身です(::)。「安倍さんを持ち上げたら、その支持層を掴める」と安直な判断が裏目に出ました。確かに安倍元首相が非業の死を遂げた直後は、単純で涙脆い日本人ですから瞬時に多くの同情が集まりましたが、それもいっときのことでした。テレビ朝日の9月の世論調査では、自民党が行った旧統一教会との関係調査について64.6%が「十分でない」と答え、自民党議員と旧統一教会との関係断絶については73.9%が「できない」との回答しましたからこの問題について、国民は自民党をまったく信用しなくなったのです。7月のNHKの世論調査でも、安倍国葬儀を「評価する」は49%に対して「評価しない」は38%で、国葬賛成は多数派でしたが今では国葬については各社の世論調査では否定派が肯定派を上回っています。共同通信の9月の調査では、「賛成」と「どちらかといえば賛成」を加えて38%に対して、「反対」と「どちらかといえば反対」が59%と過半数を占めました。フジテレビと産経新聞の共同調査では国葬についての岸田首相の説明を72.6%が「納得できない」と回答し、「納得できる」は僅かに18.9%に過ぎません。国葬は明後日で既に外国からの来賓は続々と来日中をいまさら逃げられない岸田総理だが、さあどうする!

 

女子プロゴルフミヤギテレビ杯は151cm50キロと短躯の山下美夢有選手が17アンダーと独走中です。本日最終日を迎えて居ますが、二日目昨日16番のショートホールには何故かグリーンと手前の池の間にあるべきラフが存在しない箇所があり、ピンの手前にナイスオンしたボールはバックスピンのため後ろに転がって池に落ちる仕組みなのです。多くの選手は危険を避けてバーディーの狙えないグリーンセンターに打って居ましたが、二位につけていた吉田優利選手は果敢にもピンをデッドに狙い思い通りに飛んだボールはバーディーの狙えるピン下絶好の位置に落ちましたがスピンの掛かったボールは傾斜を転がって池ポチャでした(;;)気丈な吉田選手は打ち直しも同じところを狙ってまたもやコロコロポチャン、三度目も同じ箇所を狙って執念でボールが止まりましたがOB2発はプラス4が課せられ彼女は一挙に二桁順位にまで転落しましたが、果敢なナイスショットが池転がりになるピン設定は、元女子プロ選手が引退して仕方なく競技委員として禄を食んでいますが、彼女たちの悪意ではなかったかと私は考えました。昔は試合を多くなく賞金も少なかったからこの時期に1億円の賞金獲得者が複数居る環境を妬んでのものかと考えたものです。きっと視聴者からも抗議が多く寄せられたに違いなく最終日の今日はピンの位置を変えられていると思います。

 

先週の読めそうで読めない字   椀飯振舞(おうばんぶるまい)

今週の読めそうで読めない字         権力に(抗う)

安産と洗濯板

先週シルバーセンターが漸く来てくれて雑草で溢れていた庭がきれいになりさっぱりしました^^。なにか他所の庭を見ているような感触に驚いています。


今日は久し振りに先日毎日新聞で特選に選ばれたお習字をご覧頂きましょう。素晴らしい筆捌きでとても少女の作品と思えぬものでした^^。勢い余って名前を書くスペースが減ったのもご愛嬌でしたね^^。私は此の作品を観てすっかり心が洗われた思いで仕合わせ感一杯になりました。「お習字」っていいなあ^^。

 

巷ではコロナ禍が一向に終熄の気配が見えず更に拡大の気配が大きくなって居ますが、政府は対策を取る気配もなく経済々々と叫ぶばかりで感染者は2000万人を超えて鰻上りです。「鰻上り」って良い言葉だと思っていたからこんなときに使って欲しくないよね。

 

コロナ患者たちの病棟が枯渇していることを政府はどう考えているのでしょうか?自宅療養者は150万人も増えたのはコロナ病棟が満床で入れない方が多いからでしょう。経済より大切なのは人の命だってこと、小学校3年生もなれば知っていることなのに総理が気づかない筈がありません。きっとコロナで死ぬのは若い人ではなく高齢者や基礎疾患のある方が圧倒的に多いことを総理は十分承知しての言動であろうかと私は考えて居ます。総理の頭の中は「生産性の乏しい病人や年寄りは社会のお荷物」と謂う観念が世の施政者として植え付けられているのではないでしょうか💢。総理も今では満65歳であり既に自分も高齢者の仲間入りしていることを忘れないで下さいね!
処でコロナ患者について東京都と大阪府で奇妙に数字が異なります。東京都の感染者はこれまで308万人と大阪府の204万人を五割増しと圧倒していますが、死者の数は東京が5700人に対し大阪は6300人と逆転しています。これって大阪の医療体制が東京に対し劣位にあって、東京都の医療体制が遥かに充実しており、医療機関だけでなく医師やナースも多くて医療の全てに於いて大阪を凌駕しているのだなと私は思いました。だったら大阪都構想なんて余りにも図々しいね。

 

今年も連日の猛暑の中を各地で台風の襲来や水害などが伝えられましたが、神戸は何故かまるで雨が降らない異常気象には正直へこたれました。明日にでも巨大な颱風14号が近づくと報道されていますが颱風は嫌だけど雨は降ってほしいなあ。此れまでは伊豆地方や北陸や東北での水害騒ぎが此のあたりではウソのよう…、日本って狭いようで広いんだなと実感して居ます。このまま雨が降らないと上水道が枯渇し取水制限など心配です(::)。

 

水道など全くなくて井戸や用水路の水に頼っていた私の幼い頃、「水」はとっても大切でした。昭和10年から殆ど家のなかった垂水に住んだのも此の街が水の街で何処からでも水が出るし、井戸は幾ら水を使っても暫くすれば地下水で満杯となるからでした。昔は洗濯機などない時代だったし、何処の家庭も貴重な風呂の水を捨てず翌朝の洗濯のために使っていましたが、人の躰が浸かったお湯はサラの水より汚れがよく落ちるとは母親からよく聞かされました^^。医学がまだ未熟で帝王切開などなくそれでも誰も安産でしたが、その原因は、早朝の数時間を決まって女性が盥(たらい)の前にしゃがみ込んでお尻を落とし洗濯板のギザギザで衣類の汚れを取る作業はとても重労働でありましたが、あの姿勢が股関節を鍛えて安産を招くと母に教えられました。今はそんな習慣もすっかり忘れられましたが、近年帝王切開が多いのは洗濯板を用いる風習が失われたことに起因するに違いないと私は考えています。昔の人って生活習慣から出産の知恵まで得て居たことには感服しました^^。

 

日本棋院は13日東京都の小学6年生柳原咲輝ちゃん(11)が女流特別採用推薦にて来年4月1日付で入段(プロ入り)すると発表しました。女流特別採用推薦は採用試験とは別にプロの卵である院生の師範が推薦する制度です。彼女は、入段時に12歳5か月となり、同13歳4か月の張心治初段を抜いて、国内の現役女性棋士で最年少となります。8月に行われた国際戦である「第37回ワールドユース囲碁選手権」の年少の部(12歳未満)で準優勝するなど、優秀な成績が評価されて推薦され、13日の日本棋院常務理事会で承認されました。入段に先駆け、来年1月から試採用棋士として公式戦に参加する予定だそうです。彼女は「すごくびっくりしたけど嬉かった。仲邑菫二段のライバルになれるように頑張りたい。」と話しました
思えば、彼女は4年前に明石市で行われた日本棋院アマチュア大会に出場した私が決勝戦で当たってボロ負けしてしまった小学2年生の少女でした。メチャメチャ強くかったので魂消たものです@@)。あの日以来、彼女の名前をずっと覚え、プロになる日を心待ちしていましたが、漸く叶いました。柳原咲輝初段は、仲邑菫ちゃんを目標に大いに頑張ってね!!(詳細は2018年9月30日にアップしたブログ「囲碁段級位認定大会に参加して」をご覧下さいね)。

 

今週の読めそうで読めない字         客人(まろうど)とは客のことです

今週の読めそうで読めない字        (椀飯振舞)