秋も深まり明後日は師走を迎える慌ただしいこの頃です。自宅前のプランターでは今年も野菊が咲き溢れる季節を迎えました。肥料を与えたこともないのに白色黄色鴇(とき)色とどれも清楚であり花期が決して短くないことも此の花の大きな魅力の一つです^^。

 

先週お約束の半村良語る「戦後の秘すべきできごと」とは終戦直後占領軍の上陸に対し、馬鹿な内務省(今の総務省)の警備局長から全国の警察に通報を出した一つに世間には隠された日本の若い女性を護る「性の防波堤」としての施設が作られたことでした。当時の警視総監が中心となり貸座敷組合、芸者置屋組合、料飲組合など各種の団体を通じてRAA「特殊慰安施設協会」を設立し活動資金3000万円の銀行融資を集めたのは当時の大蔵省主税局長で後の総理大臣池田隼人でした。趣旨は銃後の日本女性の貞操を守り混血児を生ませないようにと謂う綺麗ごとばかり言う日本の未来を憂いたまやかしの人たちばかりの集まりであリ、皇居前広場で設立式が挙行されました。表向きは「18歳から25歳までダンサー及び事務員募集、被服支給、宿舎給食完備」とポスターにあり、事実を全く秘匿したものであったため当時仕事もお金もない若い女達には当時想像を絶する好条件で、軍需工場が閉鎖されて就職難食糧難のため生活に困窮していた多くの子女が応募しそのうち目鼻立ち秀でたもの1360名が採用されましたが、此の理不尽な組織は決してGHQの要求によるものでなく我が国が勝手に占領軍を慮ったものであリ、占領軍に提供されて僅か7ヶ月後にRAAは我々日本人からでなく米本土から凄まじい世論の抗議を受け、GHQがRAAへの兵士の出入りを禁止したためRAAは急遽撤廃されることとなり施設の女性達は無法にも全員解雇され衣職住とも同時に失い、もう決して元に帰らない汚された躰となっては極一部の強かな女性を除いて幼子から抱いてきた乙女の夢を全て失って誰もが街なかで躰を売るしか生きる術がなく所謂パンパンガールと呼ばれる街娼となって生きるしかない悲しくも哀れな人生の再スタートとなったのでした。全ては愚かな政府役人たちが企てたものであり、事件の張本人の一人であった池田隼人がその後東大出でもないのに総理になったのは笑止と言うべきです。応募した女性は全員被害者だったのですが、役人の誰もRAAの責任を取らず事件は秘匿されて有耶無耶になったことは戦後の日本を象徴する悲しい出来事でありました。採用された女性の中には仕事の正体を知って気が狂ったり自殺した女性も少なくなかったようです。私は大人たちの話を見聞きし生活環境の中で実感したことなので深く記憶に残って居ますが、我々が死に絶えれば当時の哀れな乙女達の悲劇は誰にも伝誦されなくなりこの世から消え失せるのが遣り切れない思いです。もう当時のことを知らなくなった数少ない生き証人として来週も続編を是非聞いて頂きたいと思います。

 

全国的にコロナが爆発的に巨大化したのは、愚かな政府の発したGOTOトラベルGOTOイート奨励を発端とするものであったことは、火を見るより明らかです。老人が死んで若者は助かるとの政府の深い慮りは実はコロナ病床が不足すれば犠牲者は鰻登りで若者だって死んでゆくことに気付かぬ総理の浅慮です(;;)。朝令暮改は総理のお家芸ですが、信念を持たず、朝に夕に側用人の浅知恵に乗ってGOTO…をコロコロと翻らせて各都道府県や国民を右往左往させるのは国家の長(おさ)として情けないと思います。従う閣僚も閣僚で一人位総理に諫言するものが居ないのは情けないですね💢。我が身可愛いのは俗人の常ですが一人位人民の傷みに寄り添う大臣は居ないのか!喝!

 

先週の読めそうで読めない字      紛れ(まぐれ)で合格した

今週の読めそうで読めない字      (黃粉)を(塗)す