愈々クリスマスが近づきました、神戸の街は先週16日までルミナリエのイルミネーションで飾られ阪神大震災の追悼が行われましたが、貧乏性の私はあの電気代を誰が負担するのかあの関西電力に儲けさせるのか腹立たしい思いで此れまで一度も行ったことがありません(;;)。先週お約束した野菊三人娘の最後に登場するのはピンク系の野菊です。はっきりしないピンクですが正しい色の名はマゼンダではないかと思って居ます。三人娘は同じ場所に並んで可愛く咲いています^^。
電通のエリート女子社員高橋まつりさんが入社後僅か半年余りのクリスマス、社員寮から身を投じて亡くなり、世の移ろいは早くてもう4年が近づきました。世間に大きな衝撃を与えた事件でしたね。毎年クリスマスになると思い出されます(;;)。その後電通がどのように変革したのか分かりませんが確実に分かったことは、電通があの事件で起訴され有罪となって以来、政府関係の広報を天敵である博報堂に奪われて広告業界のガリバーの座を危うくし、今では彼方遠くに居た博報堂にすぐ近くまで肉薄されて居ます^^。その理由はそれまで大臣官房や内閣府や国交省等にあった電通からの出向社員の定位置が、あの事件で全員が霞が関を追い出され電通は政府の広報である公告を扱える特権を失ったからです。彼女の自死で電通が失ったものは大き過ぎましたが当然でしょう。余り知られていませんが彼女は沼津の貧しい母子家庭の娘として塾にも行けず家で1日12時間勉強し、年収400万円内の枠で高校の授業料免除で東大文科三類に合格した苦学生ですから、お母さんを楽にさせてやりたくて給与が高い広告業界を選んだと思いますが、この会社がブラック企業だったことまで知らなかったことは無念でした💢。彼女の自殺の真の原因は月130時間の残業などではなく、社訓であった「鬼十則」に基づく上司のパワハラにあったと私は確信しますが、彼女が生前発した50通ものSOSを読むと電通は本当に酷い会社であることがよく分かります。死ぬくらいならどうして辞めなかったの?と思う方が随分多いとお思いでしょうが、世の中では東大出の女子なんか嵩高くて新卒以外何処も採ってはくれません。社員寮から出れば行き場なく、故郷に帰りたくても無職ではお母さんに合わす顔がなくての哀しい決断だったのでしょう。電通は彼女の人格を全否定する酷い扱いを止めなかったことで社長が罰金刑(たったの50万円!)を受けました。然し社長の罰金などどうでもよく、出来ることなら社長以下幹部全員が愛娘を殺された故郷のお母さんの前で土下座してのお詫びを判決とすべきでしたね💢。
中村哲さんのご遺体が成田に到着した折、此の偉大な日本人を安倍総理以下閣僚は誰も出迎えませんでした(;;)。砂漠化したアフガニスタンを緑豊かな大地を目指して一人奮闘する彼を全く援助することなく見殺しにしたのは安倍総理でした。その理由は中村さんが自衛隊の中東派遣に対し憲法違反を理由に反対したことに対し彼は深い不快感を有し、それは6年前土浦の集会で中村さんが聴衆に向かって「日本はインド洋やイラクへの自衛隊派遣など憲法を常に蔑ろにしてきた。政治家は憲法を実行せよ」と力強く言い放った言葉だったのです。身勝手に憲法9条を廃止したい総理が、アフガンでの中村さんの用水路作りなどを無視しての中東へ護衛艦や哨戒機派遣の閣議決定には全く大義がありません。総理たちは憲法保持を掲げた中村さんの正論の前には顔を伏せるばかりでその腹いせが中村哲さんの用水路作り手助け無用であり、且つ無言の帰国への無視でありました💢。自衛隊をアフガンへ…と思う硬骨な政治家が居ないのは現内閣が全員総理の幇間であり、自らの主義主張を持たない地位に恋々とした連中ばかりだからでしょう。情けないよな(;;)。
今日は恒例都大路花の高校駅伝です。西脇工業頑張れ!僕も後一週間年末調整頑張るぞ!
今週の読めそうで読めない字 (途次)に彼の家に立ち寄った
先週の読めそうで読めない字 女犯(にょぼん)の罪
女犯とは坊主が姦淫することを謂いますが、江戸時代まで僧侶は「肉食妻帯」が禁じられ独身が決まりでありました。でも浄土真宗だけは妻帯ができ子供を僧侶として寺を継がすことができたのです。此れは親鸞聖人の作戦で浄土真宗僧侶が世に増えました。親鸞上人はかつて被差別部落にもお寺を建てたことでも有名です。「門徒安上がり」と言われましたが、かつては浄土真宗は質素で葬儀も天台宗や禅宗に比し、安価なお布施が特徴で多くの信者や檀家を得ました。